読売社説 日中ガス田合意 「戦略的互恵」へ具体的一歩だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 ガス田開発は、2004年に問題化した。外務、防衛、経済産業の各省は、ずっと以前に、中国がこの海域で開発を進めていたのを知りながら放置していた。事なかれ主義、縦割り行政に対して、改めて反省を求めたい。
 東シナ海のガス田は、中国にとってはエネルギー資源の確保だけでなく、「外洋型海軍」をめざす軍事戦略に深くかかわっているという。海洋国家・日本として、主権と権益を守る体制を、一層強化していかなければならない。

 ただし日本単独できることではない。また、無意味に中国を刺激してもろくなことはない。