曇り

 いろいろ行く末を思う。ラジオで孤独死の老人の話を聞く。自分はそうならないだろうとなんとなく思いつつ、理性的に考えればそういう末路もあるだろうなと思う。
 少しずつ人生の決算を出しつつある。社会的には何も成果とならなくても、それなりに自分の人生を形作ったものは多い。
 最近、自分が苦手な人、いやな人への耐久力が弱くなっているなと思う。不必要に忍耐してたかなというか、あまり気が付かない心の奥のダメージがけっこうある。人はあまり成長しない。それをいうなら自分もそうだろうとも思うのだが、そういう相殺の風景でもないように思えてきた。
 夢はよく覚えていない。東南アジアの風景の印象だけがなんとなく残っている。