finalventの日記

2008-09-10

日経社説 「事故米」、食の安全意識が低すぎる

 これだけど、基本的に日本は今後こうした「事故米」みたいなものを食っていくことになるというか国際社会は食っているわけで、そのために毒性の除去が行われている。今回の事例の詳細がわからないが、まったく処理されていないものが流通したということでもないなら、厚労省側からもっときちんと、ルール違反だけでどとりあえず安全ですよと言えないものだろうか。というか、そのあたりの科学的な安全性の意識が、マスメディアのほうが低いように思えるのだが。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):事故米1年保管後に出荷 毒性薄める目的、計画的な転用 - 関西住まいニュース

 本山直樹・東京農業大客員教授(農薬毒性学)は、「メタミドホスは時間がたてば分解され、毒素が弱まる性質をもつ。ルール違反で売ったのは問題だが、1年も置けば人体への影響はまったくないだろう」と話している。

 ⇒【事故米不正転売】当初から食用に転売目的か 三笠フーズ、採算割れ価格で汚染米を集中購入 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 農水省によると、同社は18年11月〜19年5月ごろ、6回に分けて政府からメタミドホスの汚染米800トンを購入。この時期は、18年5月に食品の残留農薬などの規制が強化された「ポジティブリスト制度」が導入され、農水省の在庫約3500トンから基準値を超えるメタミドホスが検出された。このため、用途を「工業用」に限定された事故米が大量に売却されていた。

 2年前からやっていたということか。

 仔細がわからないのだが、2年前ならこの手の米は流通していたということかな。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):事故米をグループ会社に転売、三笠フーズ - 関西ニュース一般

 大阪市北区の米販売会社「三笠フーズ」が工業用に限定される事故米を「食用」と偽って販売していた問題で、同社が05年3月、ベトナム産の事故米約2600キロをグループ会社の同「辰之巳(たつのみ)米穀」(東京都、今年5月閉鎖)に売っていたことがわかった。

 ベトナム米は農林水産省の調査で、発がん性が指摘されているカビ毒のアフラトキシンB1が検出されていたことがわかっている。同社が3.3トンを購入したうちの一部とみられ、うるち米の「長粒米」と呼ばれる種類だった。焼酎をつくる際、こうじの発酵状態がよいことでも知られているという。

 これまでの農水省の調査に対し、同社はうるち米の事故米について「カビなどを除去して正規米に約2割ほど混ぜて出荷した」と説明。同じ産地の事故米を精米機にかける前に混ぜることで、取引先に気づかれないよう細工しており、今回のケースも同様の手口で混入させ、大半が市場に出回ったとみられる。

 なぜ国内にはないアフラトキシンが話題になるのかちょっと変な感じがしていたが、ベトナム米か。ということは、カビ=アフラトキシンということではないな。

 関連。

 ⇒汚染米、全国から高値で買いあさり…三笠フーズ : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「事故米がある所なら全国どこにでも顔を出す」「なぜ普通の米卸業者がわざわざ買い占めるのか」。業界では突出ぶりを不審がる声が以前から上がっていたという。

 他の16業者は、自社で工業用のりや飼料などを製造する業者がほとんどで、食用米を扱う三笠フーズは異色の存在。このため、「何年も前から食用転売がうわさされていた」と、中部地方のある業者は証言する。

 事故米は販売時期や量が予想できないため、各業者は「まとまった量が売り出されれば、たまに買う程度。運送費がかかるので遠方であれば買いにくい」と口をそろえる。

 少量の時は、買い手がつかず、各農政事務所の職員が「買ってほしい」と業者に電話をかけることも。そんな時、三笠フーズは「関東でも九州でも取りに来てくれる、ありがたい存在。各事務所とも事故米が出ると必ず声をかけていたようだ」と、農水省担当者は明かす。

 事故米を扱うある業者は「うわさになっているのに、農水省が不正に気付かなかったというのは不自然」と首をかしげ、こう推測する。「三笠フーズと持ちつ持たれつの関係だったのでは」

 わかっていたわけね。

 余談。

 ⇒タイのビーフンに高濃度のアンモニウムミョウバン|タイ発ニュース速報|newsclip.be

 同大学が過去2年にわたり乾燥麺製造主要10社の加工プロセスを調べたところ、1キロ当たり620ミリグラム(620ppm)の硫酸アンモニウムアルミニウムが使用されていたという。タイの食品医薬品委員会(FDA)は、飲料水に含まれる硫酸アンモニウムアルミニウムの量は規定しているが、乾燥ビーフンについては特に規定量を定めていない。

 硫酸アンモニウムアルミニウムは大量に摂取すると、おう吐、下痢などの症状を引き起こすほか、長期の摂取により腎疾患などを引き起こす恐れがある。

 タイの乾燥麺にはこのほか、カビ毒の一種であるアフラトキシンが多量に含まれていたケースもあったという。

 タイには乾燥ビーフンの製造業者が約400社あり、1日に約70トンが製造されている。

 私はタイのビーフンとか食べるほうだから、これはちょっとかな。

yutakarlson104yutakarlson104 2008/09/10 09:17 ■三笠フーズ立ち入り、5年で96回=それでも見抜けず―国民を愚弄する農水省腐れ木っ端役人、ここまで杜撰な管理体制!!

http://yutakarlson.blogspot.com/2008/09/596.html
こんにちは。この偽装事件に関しては、もちろん三笠フーズは悪いですが、それ以上に農水省の対応が悪すぎるどころか事件を誘発しています。他にも日本国内で偽装が多いのは、偽装を仕組む民間企業も悪いのですが、そういった環境を作っている農水省にも問題があると思います。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。

finalventfinalvent 2008/09/10 09:39 yutakarlson104さん、ども。批判と同時に、農水省はある意味でもプロなので、彼らのもつ知見を活かせるように市民は支援していきたいかなとか思っています。

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