朝日社説 リーマンの破綻?危機の連鎖をまず止めよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 タメで言うわけではないけど社説だとこうなってしまうのだろうな。内容はほぼないに等しい。

 その点で、財務長官がリーマンの公的救済を「一度も考えなかった」と説明したのは気がかりだ。政府系の住宅金融機関2社を最大20兆円もの公的資金で救済すると直前に決めただけに、証券会社の救済へも税金を使うのは許されないと判断したのかもしれない。折悪く大統領選挙の真っ最中で、末期のブッシュ政権は大胆な対策をとりにくい環境にある。

 FTあたりを読んでるのでしょう。ただ、米国議会の様子は執筆子がよくわかってなさげ。

 しかし、危機が大手の銀行へも及び、金融システムがマヒしかねない状況に直面した場合には、公的資金を大規模に投入して最悪の状態を防がねばならない。米国には、いまから準備を進めておく責任がある。

 それはわかっているでしょう。穿ったみかただけど、そのためにリーマンを捨てた面もある。というか、リーマンを救ったらそれはそれそれでタックスペイヤーの意識の強い米国では大変。

 世界にとって最大の心配は、金融危機がドル不安へ発展することだ。いまのところそこまでの兆候は見られないが、各国当局は警戒を強め、万が一の場合に備えてほしい。

 率直に言えば、中国が暴発するなよということなんだけど。日本と産油国はこういうときは固いな。