PLAYBOY日本版、終了のお知らせ

 

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PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2009年 01月号 [雑誌]: Amazon.co.jp

おしゃれな大人の雑誌 さようなら, 2008/11/28
By ショーシャ - レビューをすべて見る
33年続いた日本版PLAYBOYの終刊号。これまだかかわって来た人たちが「PLAYBOYと私」という文を寄せていますが、これがいいね。
写真家の藤原新也がまだそれほど有名じゃないころ、PLAYBOYの編集者に呼ばれて、銀座のパブに午後行くと、白い上下を着た男3人が酒を飲んでいて、ヤクザ関係の者かと思ったら、それが編集者たち。そしてずばり「プレイメイトの写真を撮る連載をやっていただきたい」と言われたという。この構想は日の目を見なかったが、一年以上かけて「全東洋街道」の連載に結びつく。この費用・取材費は1000万円を超えたのではという。
こんなエピソードが、安倍譲二や荒俣宏といったそうそうたる人たちから話される。紙媒体である雑誌に、お金と人と、志をたっぷりと注ぎ込んで作ることができた幸せな時代であった。
石田えりが撮影について語っているのもいい。保存版として買う価値あり。

 私は、GOROの創刊も、日本版PLAYBOYの創刊も買った。失ってしまった。今思うと残念。自由国民社(すごい名前)のGUTS(でよかったかな版元)、新譜ジャーナルだったか、あとヤングセンスとかもけっこう持っていた。処分しちゃった。ちょっとこれも残念。
 英語版のPlayboyを買っていたのもティーンエージのころだったか。ハスラーとかいうのもあったような、そっちは見てない。
 日本版PLAYBOYといえば。

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沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史: 佐野 眞一
 これが、面白いには面白かった。
 ただ、うちなーんちゅはこの話ほとんど知っている。そしてこの佐野の本は、ナイチャー的な意気込みの部分だけたぶん読まれない。
 沖縄のベトナム戦争史というものがある。うまく語られたことはないように思う。というか、ないちゃーからは見えない歴史なんだろうと思う。
 この断絶感はなんだろうと思う。が、そういうものだとしか言えない、自分には。