曇り

 昨日はマシンの整備などして寝る。寝付かれないこともないがぼんやり物思いに浸っている内に眠った。夢は忘れた。過ぎ去ったことを悔恨として思った。済んでしまったことは済んでしまったことだし、現実的には他の選択などなかったのに、心というか無意識というのは、自我とは異なる人格のようなものを分離している。というか、人のなかの個であれというと、個であるなという相反したものが社会の普通の、あるいは成功への憧れのようなものをもたらす。
 昨日だったが、朝のラジオで被害者の家族が裁判に参加してといった話があり、そのことで心のつかえを取る人がいる反面、心の傷を深くすることもあるとしていた。後者では、犯人からまったく反省が聞かれないというのがあった。被害者の家族は一生その犯人から謝り続けてほしいのだろうと思った。心情としてはわかるといえばわかるし、実際にその立場になってみないとわからないとも言えるが、いろいろ思った。