2009-03-09
■ええ、怖いと思いますね
⇒asahi.com(朝日新聞社):村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白 - 出版ニュース - BOOK
他方、「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」とも語っている。
対立するどちらの側の正論であっても。
■追記した
⇒切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog: ああ、爺がそっち側の解釈に堕ちて逝かれた…
追記した⇒極東ブログ: 春なのでちょっとルールを変えてみたくなりました的な話なのかも
まあ、小沢頑張れとは思いませんよ。
■50年生きてみると
- 生きているもんだという驚愕感がある。
- 私は20歳まで生きられないなと思っていた。ティーンエージで自殺してもなんら不思議でもなかった。ただ、50歳まで生きて見ると、そうでもない、いわく言い難いものが自分を守っていたとしか思えないものがあると思うようになった。スピリチュアルになってしまうのもどうかと思うけど、今どれほど生きづらい人でも今気がつかない大きな力のようなものをいつか感じる可能性はあると思う。
- 邱永漢も言っていたが、青春で無謀な人生を選んでも、身体は50歳までは生きられるがそのあたりで死ぬ。むちゃくちゃやっても50歳まで生きられるという人生もあるのだろう。下天とはそういうものなのでしょうね。信長も謙信も50歳で終わりと思って生きていたいようだし。
- 無謀な人生というのは、意外とテンプレで、飲む・打つ・買う、つまり酒、賭け事、女。それと加えるなら自意識過剰。
- 自意識過大というか自分の才能に賭けられる人は本当にそれが才能なら、50歳くらいで自滅するか、あるいは自分というのを実は失う。「はてしない物語」(参照)にその秘密が書いてある。
- 酒というのはどうしようもない。どうしていいかわからない。しいていうと、旨い酒と旨い飲み方を覚えなさいとしかいえない。まずい酒だとわかって飲んで苦しんで死ぬ人は少なくない。
- 賭け事も酒と同じ。免れた人生はそれだけでラッキー。
- 女。女性にとっては男と言えるかどうかはわからない。男女というのは30代に入って、生物的なら子どもをなしてみたいな時期になってから、魔の時期がある。まあ、これは簡単に言えるものではない。非モテとかいう人は実はけっこう守られているというか進化論的な有利があるのだなと個人的には思う。
- 50歳まで生きられなかった人に、奇妙な罪責感と優越感ではないが、偶然に私は生きているな、恵まれているなとは思うようになるし、うまく言えないのだが、優越感とは逆に、彼らのほうが人生の完結度を示していて、呆然とするものがある。中島敦全集を読むとよいよ。
- 20年くらいの時間は大した時間ではないなと思うようになる。これは愕然とそう思う。志のある人は40歳までは迷っていてもいいのだろうと思う。
- 正直者がバカを見ないかもしれないなと思えるのは、50歳くらいからではないか。ひと昔前みたいに子どもが40代で成人しているとやや前倒しというか。ようするに正直者というのは人の生き方であって、人が人に連なる生き方の問題。つまり、バカを見ない人は自分自身だけがバカをみないと思っているだけのことであって、人なんてものは、人の交わり、連なりのなかに消えていくものなので、その消え方の最適戦略として、弱者でもそれなりに取れるのが正直者ということ。
- 正直者というのは、続けていくと、自分への確信が年率0.01%くらいつく。もうちょっというとたとえば、いかなるときでも私はその点では卑怯なことはしないよというのがあれば、その点から卑怯な攻撃を受けたときに自分を越えた強さが現れる。これは自分としては聖書というかパウロから学んだ。自分が弱いとき聖霊が代わりにそこに立つのだから安心しなさいと。また弱さであってあなたへの恵みはもう十分なのですよ、と。
- たいていの人の人生は失敗ばかりの人生になると思う。残念ながら40歳越えると失敗は見え始め、50歳では失敗が完成する(例外もあるかもだけどね)。しかし、その失敗を心理的に合理化するのとは違って、50年も生きてみると、その失敗によって刻まれた人生の不思議さを思うようになる。へぇ、私ってこういう人生を歩んだのか、みたいな。へぇ、こういうストーリーでしたか、ほぉ、みたいな。
なんか説教みたくなったし、だらだら書きそうなのでおしまい。
■日経春秋 春秋(3/9)
ある問題について書いた記事に対し、たくさんの抗議の手紙を受け取ったことがある。言論に批判は当然だが、全く同じ文面のはがきや封書が毎日、数十通も届く。2週間でぴたりとやんだが、気味が悪かった。それが狙いなのだろう。
その感覚はブログをやっていて感じた。郵政選挙のとき、ダルフール危機の問題を提起しはじめたとき、切隊さんがスクラムにあったときのなぜかとばっちりとかだった。私をネット右翼と見なそうとする印象操作と匿名の場からの誹謗や罵倒がすごかった。私にネット右翼や歴史修正主義者のレッテルを貼れば先行隊のターゲティングは完了するらしくそこで別の部隊の攻撃が自動的に起きるようだった。言葉の踏み絵も投げつけられた。
また、なぜか私をアルファブロガーとかだと見なして腐敗した言論の権威者と見なすものもいた。私は自身をアルファブロガーとは思わない。アルファブロガー(笑)とすら思わない。ただのブロガーである。
まあ、それらの批判には正しいものがあったのかもしれないが、私に向き合う言論者としての個というものはついぞ見えなかったように思う。鵺と不定形な悪意に向き合うような孤立した疲労感はあったが、それこそがあまり人に伝わるものではなく、私を被害妄想に思っている人もいるようだった。類似のものに襲われた人たちから吐息のような共感をもらったことはあるにはある。
こうした現象に慣れはしたし、なんというのかある種、組織的に攻撃する人たちの利害のシマのようなもののがあることはわかったし、別段私は利害には関心がないのでなるべくそこには触れないようにしようとは思った。
私の小沢支持はその理念的なものであって、これから小沢政権が樹立するのが好ましいとは思ってもいない。だいたいがあの健康状態で首相が務まるわけもない。しかし、そうした理念性はうまく伝わらず、自動運動的な攻撃のシステムは作動するのだなとは思った。
■日経社説 安保理はスーダンで動け : NIKKEI NET(日経ネット)
現状の日本でしかも通常コマ割りの社説で書くとするとこうなるかという簡素なまとめになっていると思う。という意味で悪くない社説なので、それ以上を求めるというのもあまり意味はないのだろうなと思う。
戦争犯罪と人権というのは、歴史にも問われる問題ではあるが、今というこの現在に問われている問題だし、今そうして歴史を刻みつつ、人権という理念へのチャレンジを人類が受けているのだ、が、なかなかそう思う日本人は少ないように見える。
率直にいえば国家という幻想が、人権つまり国家幻想をはずした人間という概念を見せづらく保護しているのだ。
近代的な意味での「人間」は終わったし、その意味で、「ポストヒューマン」が問わうることも原理的に可能だが、私はそれは、端的にいえば、欺瞞だと思う。
私たちは人を愛する。理念ではなく、性欲も含めどうしようもない生の根源力として人を愛せずにはいられないものとして存在し、それは人権を求め、国家の幻想を打ちやぶろうとする。そうした情熱のなかで、私たちは生を確信する。生にどのような意味があるのかといえば、その生の根源力とそれを覆う欺瞞の狭間で、自分が今歴史にどう問われているかに、生身の人間として向き合うことだし、それはまさに、私たちは人を愛するという根源的な力のなかにいるという自覚を伴う。
■産経社説 【主張】東京大空襲 「勝者の罪」も検証しよう - MSN産経ニュース
歴史学的な研究は必要だが、罪の検証は止めるべきだと、私は考えを変えた。我々はそれをもう許す時期にあると思う。
■毎日社説 社説:視点=世襲議員制限 政党の公開度が試される - 毎日jp(毎日新聞)
この話はよくわからない。政治家の世界と限ってないように思えるからだ。天地人で兼続の弟役が小泉元総理の息子だよと聞かされて、知らなかった。まあ、いい職の部類か。関口宏の息子がまあそれなりの持ち味と体力はあるけど関口宏みたいになっていくのはなんだろ。
■毎日社説 社説:海兵隊グアム移転 日本の負担に明確な根拠示せ - 毎日jp(毎日新聞)
誰に向けて示せと言っているのかと読むに、国にか。
ところでこの問題、毎日新聞さんはどうしたらいいと思いますか?
この問題にもっとも根源的に答えうる政治家は遠からず消えるだろう。
■朝日社説 麻生首相―「沖縄」が見えているか : asahi.com(朝日新聞社):社説
朝日新聞という内地人の視点からの紋切り型なのでスルーしてもいいだけの社説なのだが、つまりそういう高処の見物的な内地人と、それと複雑な沖縄内部の利害対立の問題がある。そしてそれらの問題は、実際には米軍統治下から復帰後に構造化された問題もある。沖縄の歴史で実際的に重要なのはいわゆる戦後史なのだと思う。あと、沖縄の地域社会の伝統的な政治権力の問題があるにはある。
![]() 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史: 佐野 眞一 |
■曇り
冷える感じはするがもう冬は終わったかと思う。寝付きは悪くなく睡眠時間も十分だが私事いろいろあってか眠りが浅く感じられる。周りに風邪の人も増えているようで、そろそろマイ・ターンになるのだろうか。夢は長々と見ているという疲労感のようなものはあるがディテールは覚えていない。太った白人の裸が出てきたようには思う。
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