年は取りたくないもんだ的

 ネットって変なものだけがごろごろしているから今でもどっかにあるかもしれないけど、森下愛子の下半身パンツ一つっていう写真があった。たぶん、オパーイ出の写真もあるのかもしれないけど、そっちの記憶はない。私は下着趣味っていうのはないのだけど、そのジーンズを脱いだばかりの女というのが妙になまなましく思ったことがある。
 あのころ彼女は何歳だろう。まだ十代だったと思う。二十代としてもまだ少しというくらいではないかな。
 彼女は58年生まれで4月8日誕生日なので、私より一学年下だが、まあ、同級生に近い感じで、つまり、彼女のそういう女の姿というのは、自分の同級生的な性妄想に燃料投下していたと思う。まあ、でも率直にいうとそれほど好みの女性ではないんだけど。
 で、当然、彼女も、彼女たちもというか、年を取る。というか、すでにあのころの若い娘さんだったくらいの年の娘を持つ、お母さんだったりする。
 萎える。
 いや、そう言っちゃいけないのだけど、この、どうにも萎える感が微妙。ババアになったなというのは違う。いやここは断じて違う。
 自分もすでに少年でもなく青年でもなく、爺だよオレみたいのはある。
 が、そういうのと少し違う。
 若いあのきらきらした少女っていうか、性妄想に燃料投下していた娘さんは何処っていうか、いや何処も糞もなく、そこにいて、老いている。
 話は全然違うが、朝ドラのつばさがよい。
 結婚なんて気力で押さないとやってけないとかいう人もいるが、恋愛がどっか一線を越えるような瞬間を微分したような心情がところどころに見えるし、あのドラマ、どうもポスト団塊世代っていうか、私らの世代でないとわからん心情がところどころ露出していて、ツボだな。