これはけっこう難しい問題なんじゃないかな

 ぶこめで反感多し⇒はてなブックマーク - 金融日記:途上国が貧しいのは先進国が搾取しているからではないし、貧乏人が貧しいのも金持ちが搾取しているわけではない
 元エントリに同意するわけではないし、アフリカの貧困と、国内の貧困者の問題は同じように扱えるわけもないし、なにより、こういう論法で展開できる話でもないのだが。
 が、というのは、ぶこめの反感もあまりうまくこの難問の急所を当てているとも思えないし、説得力のある関連エントリもあまりない。
 というか、義憤が先行しているわりにそこで終わっている感はあるな。
 この問題は誰かきちんと整理して答えるべきなのかな。
 まず、国際間の貧困の問題と、国内の貧困者の問題の切り分け。
 「搾取」の意味の暫定定義。(この手の話の多くは「裁定」の勘違いのようにも思えるが。)
 貿易の問題。
 農産物の国際間の現状。
 そして、それとは別に見たサハラ以南の問題。
 このあたりも参考になるとは思うが⇒「食糧危機」をあおってはいけない (川島博之)
 というわけで、簡素にすっきり「貧困」というお題でまとまるテーマなのかよくわからんな。
 アフリカと限らず、農産物を輸出したい国家と、農業国内保護の国家の関係はどうあるべきかというのは、とりあえず議論になるだろうと思うし。
 この問題、日本の農業保護は対外的にはかなりguiltyだと思うのだけど、ということで、はてなーずが義憤をもっても、けっこう日本人は対外的にはどう見られているかは微妙。