朝日社説 中国と台湾―ミサイル減でも歩み寄れ : asahi.com(朝日新聞社)

 米国防総省によれば、台湾に向けられた中国のミサイルは1050〜1150基と減っていない。台湾住民の不安の種だ。中国がミサイルを減らし、経済だけでなく軍事でも柔軟さを示すという、もう一段の緊張緩和に踏み出すことを期待したい

 ちょっと読むと、朝日も変わったように読めるところがこ憎いところか。台湾問題を少し知っている人間ならこんなお話には騙されない。敢えて言えば、あんなミサイル台湾にとってなんの驚異でもない。台湾海峡では台湾の軍事優位が確立している。国民党ロビーと米国のつながりはまだある。ただ、そこが弱くなりつつあるし、案外オバマ政権が大トチリをやりかねない危険性はある。というか、中国に期待するという意味を取り違えるとろくなことはない。北京政府と解放軍は一枚板ではない。それどこかということでもある。