ブログサバト
いろいろあったり、騒がしい一週間だった。
日経社説 小沢氏に甘い有識者報告書 : NIKKEI NET(日経ネット)
見逃せないのは事件の摘発について「高度の政治的配慮」によって法相の指揮権発動もあり得たとの見方を示している点だ。こうした認識は政治家が絡む事件に関して、時の政権与党の不当な政治介入を許す危うさをはらんでいる。
私はこの件については報告書が正しいと考えている。この感覚はおそらく欧米的な民主主義国なら普通に持ちうると思う。
毎日社説 社説:「西松」民主報告 これで終わりにするな - 毎日jp(毎日新聞)
大手紙のポジションには記者クラブの問題もあるだろう。
報道についてはNHKや産経新聞の事例を個別に批判し、全般的に検察情報依存を指摘した。メディアが慎重に裏付けを進め報じるべきことは当然だ。だが、一連の事件報道について「記者クラブに象徴される当局と報道機関の不透明な関係」を背景とするのは明らかに行き過ぎだ。
あまり指摘されたのを見たことはないし、また十分に適切だったとも言えないが、今回の件で、小沢はよく自身を公的に語っていた。つまり、記者クラブ的なものをスルーさせていた。そして今回の報告書も私が知らないだけかもしれないが類例はないように思う。こうした点では、小沢も民主党も、大手紙の社説より見事だと思う。
朝日社説 民主党―自浄力が問われ続ける : asahi.com(朝日新聞社)
朝日は民主党支持だが小沢は好きではない。そうして読めばただのポジションというだけの社説ではある。
小沢氏や党の執行部に最も欠けているのは、なぜ特定のゼネコンから巨額のカネをもらい続けたのか、仮に違法でないとしても民主党代表にふさわしいことだったのかという疑問への素直な答えである。
長い自民党支配の下で、土建業界の談合体質と政治家とのかかわりをめぐっては、多くの腐敗事件が摘発されてきた。その業界からの献金なのだから、合法性はむろんのこと、その政治的な妥当性について小沢氏は語らねばならない。
党のトップに対して、内部からは指摘しにくいことだろう。そこに切り込んでこその第三者委ではなかったか。
それは別問題であり、むしろ民主党を支える労組の問題も視座に入る問題。ゼネコンのカネについては、実はすでに終わっていて今回の検察暴走はその時効がらみだった。それがわからない朝日新聞でもあるまいにこの勧進帳をやってのけるあたりが大人というものだ。献金の合法性については元検察の郷原が議論しており、異論もあるかもしれないがこれはこれで見識というものだ。
朝日社説 対北制裁決議―危機への結束を崩すな : asahi.com(朝日新聞社)
中国は自国の主張を決議案に反映させた以上、先頭に立って実行しなければならない。北朝鮮にとって最大の貿易相手国である中国が真剣に対応しなければ、どんな制裁決議も絵に描いたモチになる。
中国は一枚板ではなく、東北第四省利権や解放軍老人などもあり、そうした向きへの北京側の7割かたの意見といったところだろうと思う。中国人は、これは理念型的に言うのだが、日本人のように物事を白黒つけない。正男も小沢も切らない。もちろん、切らないにあたっては彼らが中国人をよく知っているという交流面もある。
曇り
外は冷やりとしている。予報では暑くなるらしい。夢は、高校時代を改変したようなものがこってりあった。青春仕立てというより、高校の教育はどうあるべきかというテクニカルなうんざりしたタイプのもの。
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