今日の大手紙社説

 西松前社長初公判が話題。なんだかんだ言っても、先日の第三者報告の威力はあったな印象があった。
 郷原先生⇒郷原 信郎 : 「法務大臣の指揮権」を巡る思考停止からの脱却を:日経ビジネスオンライン
 いろいろ読み所はあるが、歴史の話題として。

 そして、2006年6月14日付朝日新聞夕刊の「(ニッポン人脈記)秋霜烈日のバッジ」(村山治編集委員)では、上記の井本氏の証言に加えて、当時東京地検特捜副部長だった神谷尚男氏の「あのままでは佐藤を起訴するだけの証拠がなかった」との証言、当時、一線の検事として捜査に加わっていた栗本六郎氏の「捜査は行き詰まっていた。拘置所で指揮権発動を聞き、事件がストップして正直ほっとした」という証言のほか、「日本の検察には『正義の特捜』対『巨悪の政界』という単純化された構図による呪縛と幻想がある」との渡邉氏の指摘も紹介されている。
 造船疑獄における指揮権発動が検察側の策略によるものだったことは、ほとんど疑う余地のないものと言ってもよいであろう。

 そう。歴史から学ばないとね。
 もっとも、これが今後の動向をどうこうという話ではないが(JT之介風味)。