毎日社説 社説:自動車家電支援 省エネ推進の機会に - 毎日jp(毎日新聞)

 本音が見えて面白いといった趣向。

 一方、省エネ家電の購入時にもらえるエコポイントについては、交換対象となる商品券・プリペイドカード、地域産品、環境配慮製品が発表された。
 減税や補助金、さらにエコポイントは、自動車や家電製品の購入促進策だ。自動車や電機は産業のすそ野が広く、雇用などに与える影響も大きい。とはいえ、特定の産業の製品だけを特別扱いするには、それだけの理由が必要だ。
 そこで、省エネ社会の実現を図ることが、こうした施策の目標として掲げられた。地球温暖化対策で必要な二酸化炭素の排出を削減するため、省エネの自動車や家電製品の普及を進めようということだ。

 省エネ推進とはいえ、急速な需要の落ち込みに対処するための需要喚起策の意味合いが大きいため、いろいろな問題が出てくるのはやむを得ない面があるかもしれない。
 そうであっても、正面に掲げる省エネ社会の実現は、日本にとって避けて通れない課題だ。自動車や家電への支援策を機に、消費者、産業界がともに省エネ社会に向かって大きくかじを切る機会としたい。

 作文としては初歩的に失敗しているのだけど、失敗の味わいというのがある達文。