晴れ

 酷暑という言葉が合いそうな日になるだろう。昨日の水泳はほどほどだったせいか、それほど筋肉痛にならず。監視員を驚かせてはいけないがプールの底に沈んで上向きに見る外界がきれいだった。夢は断片的にしか覚えていない。どういう展開だったか、アンパンマンの映画を見ている。ああ、またグロかよ。こんなもの子どもに見せるなよと思っているうちに、魔女だかにアンパンマンが捕まって、寝台に寝せられ、彼女はアンパンマンの心臓に細い針を打とうとする。すぐに死なない、じっくりと苦しみながら死ぬのよと彼女は言う。アンパンマンは凍り付いたようにいる。映画を見ている私は、なんなのこのホラーな展開と思い、新しい顔が早くこないかと思っている。アンパンマンはさされ、まだ小さい苦痛を感じているだけだが、その苦痛が自分にも移ってくるようだ。その後は覚えていない。こうして書き出してみて、どことなく1Q84っぽい感じもするというか逆というか。青豆はたぶんこうして殺されるストーリーでなければならないかなと今ふと思う。昨晩、寝付かれず、そういえばとつばさを見た。あやうく見落とすところだった(あ、今日は日曜日か)。青春の旅だち、別れといったありがちなシーンだが、ああいう日が人生にはある。ああいう日のない人生を羨ましくも思ったものだったが、あれがない人生というのは、どんなに幸せでも自分の人生を生きるという意味を喪失したものなのだろう。