finalventの日記

2009-09-30

NHK 番組たまご 「カンテツな女」、見たよ。

 面白かった。

 ⇒NHK 番組たまご 「カンテツな女」

 深夜0時。多くの人が眠りに落ち、あるいはテレビの前でくつろいでいる時にも、懸命に働く女たちがいる。夜を徹して働き、朝を迎える女、名づけて“カンテツな女”。そんな働く女性の心のうちに迫るべく、時々刻々、ふと見せる表情や仕草、言葉をヒントに、次々と疑問をぶつけ“カンテツな女”の心を裸にするのが、この番組『カンテツな女』だ。

 今回紹介するのは、テレビ通販会社のコールセンター長・水野緑さん(37歳)。24時間お客からの注文を受けるオペレーター400人の頂点に立つ。限られた時間の中で、できるだけ多くの注文をこなせるようオペレーターたちを指揮するのが彼女に与えられた使命だ。

 ものすごく優秀な人を見たって感じ。ちょっと感動した。

 ディレクター?のツッコミもとてもよかった。

エコナ問題は瑞穂丹のタッチストーンになりそう

 ⇒花王:「エコナ」販売停止 消費者相「1週間で対応」 − 毎日jp(毎日新聞)

 花王が出荷・販売を一時停止した特定保健用食品「エコナ」シリーズについて、福島瑞穂消費者担当相は29日の閣議後の会見で、泉健太政務官をリーダーとした食品SOS対応プロジェクトで対応することを明らかにした。1週間をめどに特保認定の取り消しも含めた行政対応をまとめる。来月1日に関係省庁の担当課長会議を開く

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):消費者庁に「食品SOS」チーム エコナ自粛問題で - 政治

 エコナを巡っては、発がん性物質に変わる可能性がある成分が含まれていることがわかり、食品安全委員会が安全性を審議している。販売元の花王から新たな調査結果が報告されるのは11月の見通しだ。福島氏は「結果を待っていては従来の厚生労働省と同じ。科学的な知見を踏み越えるわけにはいかないが、エコナを例に、消費者庁として何ができるかを検討したい」と述べた。

 消費者庁によると、トクホの許可を受けた製品数は制度ができた91年以来、892に上る。

 この問題だけど、当面は、主婦連などが騒いでいるDAGはプロモーションだし(野生ラットでの発癌はない)、トランスファットもスコープにない。

 あるのは、グリシドールエステルから生成する可能性のあるグリシドールだけど。

 ⇒DAG 評価書の修正に関する意見(PDF)

「ワーストケースシナリオ」に従うと、K 社報告の370ppm のグリシドールエステルから生成するグリシドールは分子量から約80ppm と概算される。この値を現有のグリシドールの発がん試験からの情報に照らすと、BfR の仮想的BMDL10 に基づくMoE は一日摂取量が10g のヒトの場合で、約250 程度となる*4。これまで、JECFA や欧州食品安全機関(EFSA)において汚染物質としての発がん性混入物の安全性評価における、健康上の危惧が無いと考えられるMoE 値は10,000であるが、この値から約40 倍の隔たりがあることから、数倍の誤差の可能性を見込んでも、食品安全委員会としてはDAG 油を主たる油脂として日々摂取する国民においては、健康上の危惧が存在しないとはいえない、との結論に達した*5。

 現状ではワーストケース・シナリオの科学的な根拠がない。

 すると、グリシドールエステルの発癌性だけど、IARCのGroup3なので、これを論拠に規制はできない。FDAも今回の状況をヲチしているけど、GRASの変更はなさそう。

 花王側では精製を変更し、グリシドールエステルを抑えれば、現下の問題は解決するのだけど、おそらく問題は、コストだろうと思う。せっかくの利益が飛ぶのではないか。

 そのあたりで、落とし所があるのだけど。

 まあ、瑞穂丹のタッチストーン・ケースとしては最適。

 BfRの文脈では、粉ミルクが問題なんだが。

弾さんの優れたところは、異なる意見にフラットな精神だと思う

 ⇒404 Blog Not Found:公言が特権でなくなった時代に - 書評 - 目立つ力

 弾さんの優れたところは、異なる意見にフラットな精神だと思う。「ああ、弾さんとは考えが違うよね」というか、「そうだよね、みんな考えって違うもんだよね」というのが、よくわかる。

 その意味では、アルファブロガーの特権性というのを、上手に解体しているのかもしれないなとも思う。

 おっさん度はオレより上なんじゃないかと思うこともあるけど(誤差の範囲かも)。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 弾さんの優れたところは、異なる意見にフラットな精神だと思う - finalventの日記

dalmacija 「おっさん度はオレより上なんじゃないかと思うこともあるけど」で示された誤謬(どれだろうw→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%A4%E8%AC%AC)が若さの表出でないのだけはガチ :-) 2009/10/01

 dalmacijaさんによると、「おっさん度はオレより上なんじゃないかと思うこともあるけど」はガチな誤謬なんだそうだが、そのdalmacijaさんの言明に含まれている誤謬はどれだろう?

今日の大手紙社説

 特になし。

日経春秋 春秋(9/30)

▼1紙を除き、すべての全国紙が「知る権利」を侵すと批判する社説を掲げた。社説で扱わなかった新聞は、自民党政権時代には政府に最も厳しい論調で知られていた。結局、会見は廃止された。政権側は次官匿名で語る「懇談」の方は禁じないらしい。顔をさらして語る会見に比べ、次官に対する監視は弱まる。▼密室の懇談では民主党が恐れた官僚による世論誘導が逆に容易になる。それでも政府は会見廃止という「形式」をとり、メディア側は取材機会という「実質」をとる。

 不覚にも朝日だったか毎日だったか私は覚えていない。朝日は記事では批判していた。

日経社説 混合診療の解禁へ政治主導で法改正を : NIKKEI NET(日経ネット)

 高裁判決混合診療の利点や問題点に言及せず、厚労省が明文規定のないまま法解釈で原則禁止している現状を容認した。いわば裁量行政の追認である。

 訴訟は最高裁に持ち込まれるとみられるが、同省の裁量行政を断ち切るためにも、裁判とは別に、混合診療の解禁へ向けて国会で健保法を改正すべきである。

 メモ。

毎日社説 社説:ミスター年金 迫る難題、手腕発揮を - 毎日jp(毎日新聞)

 まず、発足まで3カ月に迫った日本年金機構をどうするか。不祥事が相次いだ社会保険庁を解体し、来年1月に非公務員組織として年金機構は発足することになっているが、民主党はこれに反対し、社保庁と国税庁を統合して「歳入庁」を創設することを公約に掲げた。ただ、職員採用は進んでおり、すでに管理職300人を含む1078人に内定通知を出した。公約通り機構設立をやめた場合、内定者はどうなるのか。

 長妻厚労相は「内定者には配慮する」と言明するが、もし機構設立を中止するのであれば、1078人は国家公務員として採用するということなのか。一方、年金記録ののぞき見などで懲戒処分を受けたことのある職員約850人は機構に移さず、他省庁などが受け入れなければ分限処分(事実上の首切り)にされる。首切りをしなければ、内定者と合わせて人件費は膨れあがる。

 いったんは年金機構を設立するしかないように思えるが、看板政策の公約を就任早々に変更できるか。また、非公務員組織にしたものを再び歳入庁という官庁に統合させられるのか。「まだ決めていない」と言う長妻厚労相だが、どのような裁決を下すのか注目される。

 これだけでも容易には進みそうにないが、本丸は制度改革である。民主党案は、年金制度を一元化し、すべての人が「所得が同じなら同じ保険料を負担」し、納めた保険料を基に受給額を計算する「所得比例年金」、消費税を財源とする月額7万円の「最低保障年金」の創設が柱だ。スウェーデンの年金改革をモデルにしたといわれるが、国民負担率が高い上に、個人所得の把握が厳格で、女性の8割が家庭外の仕事で収入を得ているスウェーデンとは土台が大きく違う。改革案を実現するためには、今すぐ膨大な作業と議論に取りかからなければならないだろう。

 ⇒民主党政権で社会保険庁は存続だが日本年金機構は廃止の件: 極東ブログ

 ⇒民主党政権で国民年金の支払いは月額5万円か: 極東ブログ

小雨

 生活サイクルが変わりつつあり、朝の日記という時代は終わるかもしれないなと思った。昼食のとき、サモア地震津波があるという話を聞き、へぇーとか答えている自分がいる。被害はどの程度だろうか。政状も気になる。

2009-09-29

今日の大手紙社説

 古賀派で出直します以上はない。

 民主党政権が社会に及ぼす影響はだいたい想定通りなのだがピッチが速いなとは思う。速い分だけ国民の立ち直りも結果的に速くなるとよいのだが、そうもいかないだろう。

 ⇒8月の全国消費者物価、過去最大の2.4%下落 : NIKKEI NET(日経ネット)

 民主党支持が多い団塊オヤジ世代より上は、物価が下がると嬉しい。

 ⇒YouTube - 高田渡 値上げ 

 デフレだとキャッシュを持っている高齢者世代がグッド。

 It's the economy, stupid総合/「成長効果 吹き飛ばす」 エコノミスト、民主姿勢に否定的 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

日経社説 鳩山政権は市場の懸念に耳を澄ませ : NIKKEI NET(日経ネット)

 問題はあらかじめ市場に手の内をさらす発言を重ねることにある。

 ただの素人集団だと思うが。

日銀出身で金融問題が専門のはずの大塚耕平金融担当副大臣も、亀井氏にきちんと物申してもらいたい。

 そのあたりはヲチ。だめだろうと思う。こういう局面で最後に物を言うのはでかいキンタマ

産経社説 【主張】ドイツ総選挙 注視したい保守への流れ - MSN産経ニュース

 ちょっと苦笑。メルケルさんは、日本の文脈だと民主党に近いと思うが。

毎日社説 社説:日航再建 しがらみを断つ時だ - 毎日jp(毎日新聞)

 あれ? これが毎日新聞JALデビュー社説か?

 前原国交相は日航の自主再建をめざすという。しかし、複雑な労務問題や、退職者年金に対する過重な負担といった問題を解決するには、民事再生法など法的な枠組みの活用も視野に入れるべきだろう。

 なかなか言いづらかったポジションってありますよね。

朝日社説 返済猶予―亀井大臣に再考を求める

 実施すれば弊害や副作用は大きい。関連融資の総額は280兆円。利ざやが1%なら、銀行界全体から3兆円近い利益が消える計算だ。銀行経営を圧迫し、むしろ貸し渋りを助長する恐れすらある。

 その分、信用緩和をするということでもよいのではないかとも思う。

 亀井さんはたぶん、強引に進めて、事後承諾的にそこをなし崩しにするつもりではないか。だとすれば、見上げたキンタマ八畳敷きである。

 ⇒中小企業元本返済猶予法:民主党 - COMEDICAL 薬剤師・介護支援専門員(ケアマネジャー)・健康管理士一般指導員 「はたともこ」ブログ

 ⇒はてなブックマーク - 中小企業元本返済猶予法案は民主党の準マニフェストだったらしい - satolog

biconcave 金融, 景気対策, 鳩山政権 「中小企業元本返済猶予法」と、現在の亀井モラトリアムとの関係が気になる。日銀の元本分の債権引き受けが問題になることは間違いないが、このことを報道しているマスコミがあまりにも少ない。 2009/09/29

 そこはどうなんでしょうね、という話。

曇り

 夕方には雨になるらしい。ネットの閲覧がパソコンから離れると、この日記やブログの使い方、さらにはネット特有の喧噪の感受性も変わる。SNSTwitter的な、池信先生のおっしゃるところのS/N比の低いほうに移る傾向はある。また、情報に対してより被受的になる。これがもうすこし定着すると、発信への別の意欲になるのだろうか。考えてみると、この数日はブログを書いていない。年寄り向けのデカiPhoneがあってもよいのかもしれない、とか、書くと、爺、老眼とか身体差別を受けるかな。老眼はないのだけど。▼夢は覚えていない。

2009-09-28

面白い話題だけど

 ⇒404 Blog Not Found:公言は傲慢にするべき3つの理由

公言が特権であった時代であれば、そこにおいてへりくだる贅沢も許されよう。しかしこれだけ公言が溢れ、そして公言が求められている時代、それは不要どころか、受け手の時間を奪う表現メタボとでもいうべきものなのだ。

 間違いとも言えないけど、弾・ザ・アルファブロガーさんも一種の特権なんですよね。

 それと、問題というのは、簡素にしてはいけないことがある。

 例えば⇒過ぎ去った後期高齢者医療制度についての麻生失言を振り返る: 極東ブログ

 理想をいえば、公言が多元的であるために、権力的な傾きにある(弾・ザ・アルファブロガーさんとか)を弱めるナッジが必要かもしれない。

 というとき、重要なのは、「正しい知識」なのだけど。

 この「正しい知識」自体がメタ的に倫理の地平に還元されると、同じ騒ぎが起きる。

 まあ、現状まとめると。

  • 知識の欠落の公言には知識のナッジを送ること
  • 特権性がありそうならその自覚に自己抑制的なナッジを含めること

かな。

今日の大手紙社説

 ごちょごちょ書いたけど、特に話題はないもよう。

日経社説 離陸できるか次世代PHS : NIKKEI NET(日経ネット)

 単純にダメなんじゃね。

 ドロイドとフォーンがどうなるかだけど、今のcell方式でなくていいんじゃないのとか思うが。

 課題は「XGP」と名付けた次世代PHSを無事軌道に乗せられるかどうかだ。送受信ともに毎秒20メガ(メガは100万)ビットという高速通信が売りものだが、設備投資に5年間で約1400億円かかる。競合企業も異なる高速無線サービスを投入しており、財務の戦略性が問われる。

 まあ、どうなんでしょ。

日経社説 民の力を生かす「歳入庁」の設計を急げ:NIKKEI NET(日経ネット)

 テーマとして取り上げたのはよいのだけど。

 民主党は政権公約に「社保庁は国税庁と統合して『歳入庁』とし、税と保険料を一体徴収する」とうたった。職員は公務員のまま、公租公課の徴収一元化によって効率化を図るという。米国内国歳入庁がモデルとみられる。厚労相は早速、目の前に迫った機構への移行を凍結するか否か、決断しなければならない。

 たるみきった社保庁の組織や職員の体質にメスを入れ、規律を取り戻すには民間の力を最大限、活用すべきだ。その観点から、私たちは年金機構への移行を支持してきた。歳入庁を創設し、国の役所という組織形態を維持する場合も、民の力をいかんなく発揮できる工夫が必要だ。

 半面で、職員が公務員の特権的地位に安住してサービスを怠ったり、記録問題を引き起こした公務員労組のでたらめな体質を引きずったりするのではないかという心配がある。民主党が支持母体の労組団体に配慮しているとすれば論外である。そうした疑念に応えるべく、長妻厚労相は組織の設計を急いでほしい。

 民主党の構想がめちゃくちゃなので批判もめちゃくになるという構図。

 実際のところ自治労が地方公務員組織から国家公務員組織になり、実態は変わらないというか、それが国家機能になるのではないかな。国民がそれを是としたのだから、よいんじゃないの。

 歳入庁構想にも利点はある。支払先が1つなら企業や個人は納付コストや手間を軽くできる。また所得状況を正確に把握するための納税者番号(社会保障番号)の制度化に弾みがつく。国税庁が財務省から独立するのも、行政改革の観点から評価できる。制度面では「給付金つきの税額控除」の導入など、税制と社会保障の一体改革に対応しやすい。

 国税庁が財務省から独立するというのは、しかし、実態は財務省の焼け太りなんじゃないか。いずれにせよ、厚労省のポジションがわからない。たぶん、長妻大臣もわかってないんじゃないかな、ホントの抗争の意味が。

読売社説 暫定税率廃止 財政にも環境にもよくない : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 民主党内には暫定税率をいったん廃止した後、その一部を取り込む形で地球温暖化対策税を創設する構想もある。工場などの温室効果ガス排出を抑えるため、あわせて産業分野への新たな環境関連課税も検討されるとみられる。

 だが、新たな企業課税は経済界の活力をそぎかねない。拙速な導入は禁物だ。

 25%削減を考えると総計では今より重税になるのでしょうね。まあ、それが悪いわけでもないが。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月28日(月)水俣病検診―新政権は被害実態に迫れ

 環境省は今回の検診について「水俣病と同じ症状があったとしても、メチル水銀汚染だとは証明できない」と主張して調査の必要性を否定した。地元の医師らは「これほど健康被害が集中する原因はチッソの汚染以外に考えられない」と反論している。

 被害者の高齢化を考えれば、救済は急がねばならない。だがその前に鳩山政権は、水俣病の実相を究明しないまま問題を終わらせようとしてきた従来の姿勢と決別する必要がある。被害の全体像に真摯(しんし)に迫ってほしい。

 政府はまず腰をすえた健康調査に着手すべきだ。そのうえで、患者の年齢などによる機械的な線引きや、被害地域の指定についても、それが妥当なのか検証することが不可欠だ。

 お手並み拝見。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月28日(月)先端研究支援―視野を広げて見直しを

 総額2700億円という巨額の研究費の行方が注目されている。

 補正予算に盛り込まれた「最先端研究開発支援プログラム」だ。研究者30人に平均90億円ずつ配り、「3〜5年で世界のトップをめざす」という。かつてない大胆な研究支援である。

 鳩山政権の発足を前にした今月初め、麻生前政権がまさに駆け込みで、対象の研究者30人を決めた。

 ただ穴を掘って埋めるだけのことだったのですけどね。というか、そこが重要だったのがわからないほど経済音痴の朝日新聞でもなかろうに。

 独創的な研究は一朝一夕には生まれない。どう育てていくのか。今回の支援事業の進め方は、鳩山政権の科学技術政策の試金石にもなるはずだ。

 ⇒民主党の租税特別措置見直しはビミョー: 極東ブログ

企業の研究開発を後押しする試験研究費の特別控除(6510億円)

 これも民主党では廃止になるのな。まあ、実態を知らないわけでもないので、単純に愚策とも言えないが。

薄曇り

 新しいものへの抵抗感というのが強くなった。年を取ったということもあるが、どうも自分が経験のデータベースになっていてそこからそれなりの生存の世間知の最適化が自然に実施されてしまうのだろう。そういえば以前、秋葉でパーツやガジェット、ソフトを買うと電車のなかでうきうきしていたものだったが。▼青空文庫が存外に充実してきた。というか、死後50年の作家が増えてきているわけだが、ようするに私の産まれた時代に突入してきたわけで、安吾(1906-1955)とか青空で読めるわけだよな。そして安吾とか読むと文章が若いなと思う。48歳で死んでいるわけだからな。安吾の教祖の文学(1947)が面白い。これ書いていたころ安吾は40歳くらいだろう。安吾は壮年で死んでしまって老人の相貌がないが、小林秀雄の場合は80歳過ぎの顔も浮かぶし、あのしわびたお魚みたいな顔にその思想が収斂したふうでもあるし、まあ、最後はまさに御教祖様になったと言ってもいいくだいだが。小林の生まれは1902年。安吾とは4歳違い。30代くらいなら同年だし、その交流というのはいまのはてなダイアリーみたいなものだし、教祖の文学ですらまさにはてなを読んでいるような若さがある。と、眺めている俺は確実に50代ということなんだよな。がっちょん(ワザトのボケです為念)。漱石も若いなぁ。若いって、人生の前半ってこういうものなのかという眺望のような感覚がある。つまり、それが老いなのか、老いへの道なのか。自分の文学的な嗜好もまた、それを越えたあたりにもシフトしてきている。春樹の文学も、若そうに書いているし、実際に若々しいとはいってもいいのだが、実はこっそり老いの眺望が含まれているなとは感じる。▼夢は覚えていない。朝ドラの初回は見た。早くも挫折か。

2009-09-27

ちきりんさんに釣られてみるかな

 ⇒エコナ問題からの学び - Chikirinの日記

良くないのは“砂糖”ではなく、“食べ過ぎること”

です。油も同じ。紅花やコーンやゴマなど自然物から絞られる油は多い。不健康なのは“油”ではなく“食べ過ぎる”という行為の方です。

 食べ過ぎは確かによくないのですが、それだけではないのですよ。

 ご関心があり、時間があったら読んでおくとよいですよ⇒厚生労働省:「日本人の食事摂取基準」(2010年版) 脂質(PDF)

夫婦別姓ですか

 マニフェストには掲載されていなかったようだが、方向性としてなんら異論はないが。というか、別姓がいかんというリバタリアンはいないのではないか(いや、リバタリアンなら別姓だろうが一夫一婦制の特権性自体に異論を持つか)。

 ⇒夫婦別姓導入へ…政府、来年にも民法改正案 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 しかし、別姓を選んだ夫婦の子の姓に関しては、法務省案が「複数の子の姓は統一する」としているのに対し、民主党などの案は子の出生ごとに決めるとしており、今後調整する。千葉法相は17日の就任会見で、夫婦別姓導入に前向きな考えを示した。

 親の姓に対する選択権はそれでよいが、子供の姓の選択権はどうなるのだろう?

 別姓の法が実施されると、日本の場合、血縁より家の存続が重視されるから、嫁側の家の資産が一番の、子の姓の決定を支配するように思えるが。

 現在でも資産が大きい場合は婿取りで、実現されているから、実際にはその資産の敷居が下がるというくらいかな。

 日本の家システムの実態は女系なんで、そうしたものが可視化すると面白いか。

 子供が複数いると、「公平」ということで、ちゃんぽん化するかな。

 邱永漢は、父が台湾人、母が日本人でたしかお妾さんだったか、で、永漢氏の姉は国籍は日本だったが、なんか都合で彼は台湾籍になったらしい。当然姓も違うのだろう。

 現実的は話、別姓の法案は、日本で通るかな。現状の国会だと民主党で押し切れるが、日本社会の側がどのくらい反発を持つかだが。私の印象だと、別姓の抵抗は意外と主婦ではないかな、というか、意外でもなく、主婦こそ家制度だし。

 弾さんが面白いこと言っている。

 ⇒404 Blog Not Found:夫婦別姓、戸籍廃止と一緒にできないか

日本は世界一姓が多い国だそうだ。その数およそ15万。人口が10倍の中国より二桁も多い。これは「国民皆姓」の伝統が明治以来からと短いのがその一番の理由だが、姓名が多彩なのは近代日本の伝統と言ってもいいのではないか。さすれば、夫婦別姓、というより「個姓化」は、保守の観点から見ても歓迎すべきこととなるはずである。

 どこをどう突っ込んでよいのか考えているうちに疲労しそう。

 苗字と姓の違いとか……高校の日本史とかでは最近は教えてないのかな。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 夫婦別姓ですか - finalventの日記

tamamusi 社会, 高橋洋一  「田分けものっ!」とかご先祖さまから叱られそうですねぇ。 2009/09/28

 死んでしまったご先祖様が霊魂として生きていると信じているのですね。

日経社説 米ミャンマー新政策に懸念:NIKKEI NET(日経ネット)

 おお、さすが日経。他紙はこの問題逃げてしまったみたいなのに。

 軍事政権は来年の総選挙に向け少数民族への圧迫を強めている。8月には北部の中国系少数民族が1万人以上も中国・雲南省へ越境する事件が起きた。力ずくで国内の安定を目指す軍事政権の政策が、かえって地域の安定を揺るがしている。

 ミャンマーの人権問題に強い関心を示してきた民主党が政権の座に就き、日本のミャンマー政策も問い直されている。「東アジア共同体」という言葉に魂を入れるためにも、米欧だけでなく東南アジア諸国連合(ASEAN)や中国、インドも巻き込む外交努力が求められる。

 もう少しつっこんでも良いか。

 ⇒鳩山政権に問われているミャンマー問題 - finalventの日記

読売社説 日本航空再建 特別チームで荒療治は可能か  : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 日本航空の自助努力に任せていては、とても再建できないと判断したということだろう。

 前原国土交通相が、深刻な経営不振にあえぐ日航の立て直しを委ねる、直属の特別チームを発足させた。

 日航が自ら策定中だった再建計画に代わって、より抜本的な案を作り、実行を指揮してもらうのが目的である。

 「親方日の丸」体質から日航を脱却させる荒療治といえる。これが再生の最後の機会ととらえ、日航は再生案作りとその実現に協力しなければならない。

 荒療治というけど……先が見えない。

 ただし、特別チームによる新たな計画がまとまっても、それを着実に実行するのは現場の責任だ。日航経営陣は再建に向け、これまで以上に汗をかく必要がある。

 それで納まる問題でもないと思うが。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月27日(日)JAL再生―「甘えの構造」を断ち切れ

 社員やOB、株主、債権者にはつらい負担となる。だが、日航を真に再生させるにはやむを得ないのではないか。公的資金の注入も考えるなら、なおさらのことだ。

 そうした方向での合意づくりが進まないなら、近く発足する企業再生支援機構や民事再生といった法的な枠組みを活用しなくてはなるまい。

 世界には航空会社に路線開設の自由を大幅に認めるオープンスカイ政策を採る国が増えた。日航問題を抱える日本は、流れから取り残されている。それゆえにも日航再建が急がれる。

 前原チームが出来てとのことで朝日新聞二度目のJAL社説だが、ご覧の通り。というか、「企業再生支援機構や民事再生」という流れ。

 社説を書くのも大変。

曇り

 世間は連休疲れか。夢は見たようだが忘れた。円が上がってきた。今週には80円台になるだろうか。世間の民主党期待というのがどうもよくわからないというか、団塊世代現象のように思うが。

2009-09-26

報道がやや錯綜しているようす

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):タミフル予防投与は控えて 耐性ウイルス生む原因に - 社会

世界保健機関(WHO)は25日、抗ウイルスタミフルが効きにくい耐性の新型インフルエンザウイルスが、世界で28株報告されたと発表した。耐性ウイルスが生まれる原因に予防投与を挙げ、原則として控えるよう勧告した。

 なのだが。

 予防投与は、感染者と濃厚に接触した人の発症を防ぐため、症状がなくてもタミフルをのむ方法。耐性が生じやすくなる可能性があるが、理由ははっきりしていない。WHOは「予防投与に代わり、注意深く観察し、症状が出たらただちに抗ウイルス薬を投与するように」としている。

 要点の半分は、症状が出たら即座にタミフルを使うこと。

 WHO⇒WHO | Antiviral use and the risk of drug resistance

25 SEPTEMBER 2009 | GENEVA -- Growing international experience in the treatment of pandemic H1N1 virus infections underscores the importance of early treatment with the antiviral drugs, oseltamivir or zanamivir. Early treatment is especially important for patients who are at increased risk of developing complications, those who present with severe illness or those with worsening signs and symptoms.

 ⇒Early use of antivirals key in H1N1 flu: WHO

Early use of antivirals is effective in treating H1N1 flu and health authorities must be vigilant for signs of drug resistance, the World Health Organisation said on Friday.

 それと⇒時事ドットコム:免疫障害の人は注意=新型インフルの耐性ウイルス−WHO

世界保健機関(WHO)は25日、抗インフルエンザ薬「タミフル」が効かない耐性ウイルスに関する見解をまとめた文書を公表した。文書は、免疫に障害のある患者らの体内で、耐性ウイルスが発生するリスクが高いと指摘し、こうした患者への対応に注意を呼び掛けた。

 WHOによれば、これまでに全世界で確認された新型インフルエンザのタミフル耐性ウイルスは28件。他方、タミフルの効果が確認された件数が1万件以上に上っていることから、「耐性ウイルス(の発生)は今後も限定的で、広範囲に広がる証拠はない」と強調した。

 「耐性ウイルス(の発生)は今後も限定的」。先のWHO発表でも同じ。

そりゃ当然

 ⇒(∇≦♭) : U3MUSIC INC

初対面のおじさんおばさんと話す機会があると100%ママの話になるだよ。すげーなかーちゃん。自慢のおっかあだべ。

今日の大手紙社説

 安保理会合の核の話と、宝塚線の事故報告の話。後者は呆れた。

 前者については⇒オバマ大統領の言う、核兵器なき世界の実現にともなう困難に幻想を抱かないということ: 極東ブログ

晴れ・ログイン

 郊外のススキがきれいだった。今時分もうキノコ狩りの季節か(種類にもよるが)。つばさは最終回。エピローグ的。夢は見たが覚えていない。

2009-09-25

ブログサバト

 連休があったので妙な感じの一週間だった。

今日の大手紙社説

 鳩山オバマ対談だが形式以上の意味はない。社説も特にそれ自体の話もない。問題はオバマ訪日までの日本側の方針。

日経社説 日航への安易な支援控えよ : NIKKEI NET(日経ネット)

 高コスト体質などの構造問題を解決したうえでなら、政府が再建プロセスに時限的に関与することもやむを得ない。オバマ米政権連邦破産法の適用を受けたゼネラル・モーターズなどに公的資金を注入した事例が参考になろう。

 JAL不振の背景には、国際的に見て割高な空港着陸料などもある。前原国交相はこれらの問題を含め航空行政のあり方を見直すべきだ。

 GM問題と似ている。日経も旗幟鮮明になってきたか。

日経社説 鳩山・岡田外交は不安を解消できたか : NIKKEI NET(日経ネット)

 給油をやめる場合、(1)給油以上に意味があり、(2)安全性も同等以上であり、(3)「小切手外交」と批判されない人的貢献――が要る。そうでなければ支援の縮小になる。首相が考える代替支援は中身が明確でなく、条件を満たすか判断できない。

 このパズルが解けるものかな。

 これに限らず、首相発言は曖昧(あいまい)さが目立つ。例えば胡錦濤国家主席との日中首脳会談で「東アジア共同体」に触れた。就任直後の記者会見では「アジア太平洋共同体」と述べており、両者は米国を含めるかどうかの基本的な違いがある。米側は戸惑う。

 これはナンセンスなのでどうということではないが、不用意に言うものだから、胡錦濤さんも困惑。

 私たちは鳩山政権に、特に対米政策での君子豹変(ひょうへん)を求めてきた。「易経」にあるこの言葉には「小人革面」が続く。「小人は面をあらたむ」と読み、君子が鮮やかに態度を変えるのに対し、小人は表面は変えるが、実際はメンツや自説にこだわるとの意味である。

 首相、外相の「日米同盟強化」が小人革面ではないと信じたい。

 ナイスなツッコミ。

産経社説 【主張】日露首脳会談 「4島返還」を忘れたのか - MSN産経ニュース

 鳩山首相はかつて「4島一括返還では、島は1000年たっても還(かえ)らない」と述べたと伝えられ、2島返還論とも受けとられかねない。「4島」に言及しなかったことでロシア側に誤ったシグナルを与えたことにならないか。

 衆院外務委員長に任命された鈴木宗男議員は産経新聞とのインタビューで、「まず2島を返してもらい、残り2島で交渉を続ける」と述べた。2島返還を先行する「現実的返還論」というが、4島一括返還の原則が骨抜きにされることを懸念する。

 首相の姿勢がロシア側に利用されない保証はない。日本固有の領土である4島返還を訴えることから交渉を始めるべきだ。今後の首相の奮闘に期待したい。

 メモ。

読売社説 借金返済猶予 金融に国が介入する状況か : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 お金の貸し借りに国が介入して契約を変更させることは、自由経済では禁じ手だ。これでは、金融機関が安心して取引できなくなる。亀井金融相は、構想を撤回すべきであろう。

 戦前の日本では、関東大震災と昭和初期の金融恐慌の際にモラトリアムが実施された。金融機関の破綻(はたん)防止などに一定の効果はあったとされるが、当時と今では危機の度合いがまったく違う。

 米国発の金融危機に始まった深刻な不況から日本経済が脱しつつある中、本当に必要なことか。

 中小企業向けの融資は、金融機関の融資全体の7割にあたる300兆円に近い。

 それでも不十分なら、金融機関に企業の再建見込みなどを慎重に審査させた上で、返済条件の緩和を求めるといった手もある。

 鳩山内閣に必要なのは、モラトリアムではなく、中小企業などに対する実効性のある金融支援策を打ち出すことだ。

 メモ。

 まさか途端に藤井さんに支えられる日本になろうとは。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月25日(金)キトラの壁画―いつか四神を戻すには

 財政難の時代ではあるが、文化財保護は民主党の政策主張でもある。国民的な歴史資産を次代に伝える目配りを望みたい。

 民主党とは原理的には関係ない話題だと思うが。国民が文化財を保護する。そのための道具として政府を使う。その政府が民主党であるという関係。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月25日(金)鳩山・オバマ―世界のための日米基軸に

 だが、この会談で語られなかったことも忘れるわけにはいかない。インド洋での給油支援の取りやめや、沖縄普天間飛行場の移設問題など在日米軍基地再編の見直しだ。大統領が来日する11月までには、日本側としての対処方針を固めなければならない。

 扱いを誤れば、日米関係はきしみかねないし、日本国内の政権批判に火がつく可能性もある。

 政権交代があれば、政策変更はありうる。民主主義国では当然のことが日本でも起きようとしている。信頼を損ねずに、それをどう相手に説得するか。鳩山外交の正念場はそこにある。

 朝日新聞さんはどう思いますか。

晴れ

 すばらしい秋空。つばさが明日で終わり。今回は別の意味でクライマックス。西武新宿のシーンがよかった。主人公は、どちらかというと高畠演じるところの母というか、女の物語でもあり、「戦後」後の物語でもあるのだろう。斉藤由貴手塚理美 など、私の世代のアイドルの老けに彩られていて共感もあるが、微妙に私の世代の物語ではないだろうという思いもある。まあ、でもラジオの意味も辛うじてわかる世代でもあり、実際のところ私の上の世代に通じる物語でもなかったのではないか。よくこんな微妙な作品を作ったものだと思う。夢は見たが忘れた。

2009-09-24

鳩山政権に問われているミャンマー問題

 背景⇒asahi.com(朝日新聞社):米、ミャンマーと直接対話も 関与政策を採用へ - 国際

ミャンマー(ビルマ)問題をめぐる外相会合が23日、国連本部で開かれ、クリントン米国務長官は、従来の制裁だけでなく、軍事政権との直接対話を含む関与政策も採り入れていくとの米国の新方針を示した。米国務省筋によると、ミャンマー側も対話に前向きで、近く正式に新政策として公表し、対話の「窓口役」も指名するという。

 シンガポールのヨー外相は協議後、「方針転換を歓迎する。ミャンマーの政治改革により大きな影響力を持つことになるだろう」と述べた。

 クリントン長官は「制裁も重要だが、それだけでは期待する成果は上げられていない」との認識に至ったと説明。ミャンマーに民主化を求める姿勢に変わりはないものの、「関与か制裁かではなく、両方を用いていく」との方向性を打ち出した。

 会合には、日本を含むアジア各国や米欧の外相らが出席。

 WSJHatoyama’s Burma Test - WSJ.com

If Mr. Hatoyama is serious about change, Tokyo's entire approach must change. The first step is to modify Tokyo's rhetoric about next year's "elections." Rather than support the junta, Tokyo could call for a genuine process of democratization and refuse to verify sham elections.

 

Japan also has many options for unilateral action. Japan is the largest donor to Burma in the Organization for Economic Cooperation and Development. Tokyo could end this financial flow, which ends up with the regime and its proxy organizations, and redirect that money to humanitarian aid administered through independent agencies.

 ⇒Burma: Japan’s New Administration Should Review Burma Policy | Human Rights Watch

 ⇒ビルマ:日本の新政権はビルマ政策の見直しを | Human Rights Watch

 2004年⇒民主党:ミャンマーにおける政変について(談話)

今日の大手紙社説

 鳩山イニシアティブ、八ッ場ダムなどが話題。特に目立った論点はなし。

朝日社説 長妻厚労省―「国民のため」のモデルに : asahi.com(朝日新聞社)

 厚労省のカバー範囲は広いので長妻大臣が年金に詳しくても全体をその意気込みでやろうしても難しいのではないかな。というか各分野の専門知識と状況把握ができないと悪しきPopulismになりがち。

晴れ

 だいぶ涼しい。生活が秋になっていく。夢は見たが覚えていない。

2009-09-23

その場の思いつきのブコメかもしれないけど

 ⇒はてなブックマーク - 極東ブログ: 出生率向上は米国にも学んだら

agricola キリスト教では産児制限は悪だ「ということになっているらしい」から、というのは検討に値しない些末な要因ですか?聖書を引き合いに出して「キリスト者としての麻生太郎」をさんざん持ち上げといてそりゃ無いぜ。 2009/09/23

 文章の前後の関係がよくわからないのと、”「キリスト者としての麻生太郎」をさんざん持ち上げといて”の意味がわからないのだけど。(もしかするとキリスト者であることに倫理的な意味を前提を置いているのかな。キリスト者ということは倫理的な意味合いはないですよ。悪人も善人もいる。しいていうと、「罪人の自覚」のがあるのがキリスト者というくらいです。)

 ”キリスト教では産児制限は悪だ「ということになっているらしい」から、というのは検討に値しない些末な要因ですか?”については。

 それ、検討してみると面白いですよ。

 そのための前提知識としては、産児制限があるキリスト教は、基本的にカトリックだという点です。各国の出生率とカトリック信者の度合い、さらに所得の分布を検討してみては。

 ⇒Catholic countries have Europe's lowest birth rates: Britain's population set to rise as women have children later in life

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - その場の思いつきのブコメかもしれないけど - finalventの日記

agricola あほか WASPの党である共和党はキリスト教右派と仲良しさんで妊娠中絶が大嫌いですが「基本的にカトリック」だとは初耳ですね。 2009/09/23

 「妊娠中絶が大嫌い」ということが「産児制限」であり、「キリスト教右派と仲良しさんのWASPの党である共和党」の「妊娠中絶が大嫌い」によって、米国の出生率は上がっているということをおっしゃりたいわけですね。つまり、出生率は妊娠中絶によってコントロールされると。それは私も初耳です。統計研究上も間違いだろうと思います(増分はラティーノでしょう)。あと普通は、出生率の低下が妊娠中絶の低下の指標になるとみるくらいだと思います。

松尾さんのそこなんだけど

 韓リフ先生⇒『一般理論』にあるただ一つの経済政策 : 2009-09-23 - Economics Lovers Live#p5

さてこの「古典派理論」(伸縮的貨幣賃金、伸縮的=受動的貨幣政策)への批判を踏まえたうえでの、ケインズの政策(リフレと固定的貨幣賃金政策)をどうもフォーマルにきちんと定式化したのが、松尾匡さんの(僕をネタにもしているw)今日の置塩モデルの解説であるようだ*2。

 なんだけど、それがあれ。

cover
対話でわかる痛快明解 経済学史: 松尾 匡

 この本の要所なんではないかと思ったのですよ。

 この本、いわゆる入門書みたく書かれているけど、そのあたり、ちょっとぎょっとしたのだけど、自分ではうまくまとめ切れていません。単に思い違いかもしれませんが。

 ⇒『脱貧困の経済学』と最低賃金問題と置塩モデル

早い話が、将来の賃金が上がると予想されたならば、それに備えて機械化を進めるために、今の設備投資が増えるということです。

 このあたりもですね。

今日の大手紙社説

 特になし。

 海外ニュースをざっと見ても鳩山訪米は話題にもなってなさそう。

日経春秋 春秋(9/23) : NIKKEI NET(日経ネット)

 女子飲みでの本音満載のおしゃべりを「ガールズトーク」と呼ぶ。「ガールズ政治」や「ガールズ演説」は、自由で心に届く。そう思う人が増えれば政治はぐっと身近になり、後に続く人も増える。同時代の女性、とりわけ若い世代があこがれるようのびのび働いてほしい。萎縮した優等生に人は魅力を感じない。

 執筆子私より年上なんだろうな、この感覚。

日経社説 新政権はまっとうな成長戦略を描け:NIKKEI NET(日経ネット)

 民主党の公約のなかでも、補強しまとまった政策にすれば強力な成長戦略となりうるものがある。例えば温暖化ガスの大幅な削減。それが経済成長の大きな足かせになると考えるのは早計だ。米中など主要排出国を巻き込んだ厳しい削減目標で合意できれば、優れた環境技術を持つ日本企業は有利になる。そのためにも排出量取引制度の具体的な設計や原子力政策を含め、大幅な削減をどう実現するかの道筋を描くべきだ。

 外交的なブラフもあるのでそのあたりの整合が難しいだろうとは思う。

 藤井裕久財務相は公約通り中小企業の法人税率を18%から11%に下げるという。国際的にみて高い大手企業への法人税実効税率も下げれば、競争力はさらに高まる。

 この恩恵は小さいのではないか、もともと払ってないようだし。

 子ども手当は長い目でみると子どもの数を増やすのに役立つ。手当だけでなく保育所の充実を含む働く女性への広範な支援策を出せれば、立派な長期の成長戦略だ。

 これはつい書いてみましたですよね。

毎日社説 社説:鳩山政権の課題 八ッ場ダム中止 時代錯誤正す「象徴」に - 毎日jp(毎日新聞)

 これに対して利水・治水のため建設費を負担してきた1都5県の知事は「何が何でも推進していただきたい」(大澤正明・群馬県知事)などと異論を唱えている。すでに約3200億円を投じており、計画通りならあと約1400億円で完成する。中止の場合は、自治体の負担金約2000億円の返還を迫られ、770億円の生活再建関連事業も必要になるだろう。ダム完成後の維持費(年間10億円弱)を差し引いても数百億円高くつく。単純に考えれば、このまま工事を進めた方が得である。

 経済的にも得だし、住民や関連地域の合意の歴史があるのに覆す合理性というのが(今後の明白な被害があるとかなら別だが)、私にはよくわからないな。

 八ッ場ダムについていえば、中止となった場合、どのような補償があるのかよくわからない。ダム前提に観光産業など地域産業を計画していただろうし。

 だが、八ッ場だけの損得を論じても意味はない。全国で計画・建設中の約140のダムをはじめ、多くの公共事業を洗い直し、そこに組み込まれた利権構造の解体に不可欠な社会的コストと考えるべきなのだ。

 それはまた議論が違うような。いや全体の見直しはよいけど、それと個別事例を切り離してよいと思うが。

 八ッ場ダムについては、なにより中止が先決というより、まずは凍結するとかできなかったのだろうか。民主党の経緯を見えても、前回マニフェストには掲載されていなかったようでもあるし。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 毎日社説 社説:鳩山政権の課題 八ッ場ダム中止 時代錯誤正す「象徴」に - 毎日jp(毎日新聞) - finalventの日記

biconcave ダム前提の観光産業(笑) 2009/09/23

 (笑)ってもんでもないと思うよ。別にダムを観光するってことじゃなくて、道路整備などを含めた地域産業ということなのだから。

 それと、この問題の要点を(笑)で済ますのもどうかと思うが。理性的な民主党支持者と思われるbiconcaveさんがべたなブコメ書いてちゃだめだと思うが。

 ⇒群馬・八ッ場ダム建設:中止表明 県政界から戸惑い 市民団体は歓迎 /栃木 - 毎日jp(毎日新聞)

 一方、県を相手取り、ダム建設工事などへの公金支出差し止めを求めている民事訴訟の原告団体「ムダなダムをストップさせる栃木の会」の伊藤武晴事務局長(71)は、「私たちは10年前から無駄だと主張し続けていた。ようやく民主党も本気になり良かった」と評価。現地への補償については、「批判されながら計画を推進してきた責任のある国は、高い授業料だと思って払うべきだ。ダム湖を観光資源として期待していた人々がいることも事実で、代替案としての地域振興策の提示も必要」と述べた。

 反対派の思いやりもあざ笑ってしまうことになりかねないし。

曇り

 体調が悪いわけでもないがなんとなしに低調。夢はいろいろ見たがすでに忘れた。連休は今日で終わりか。

2009-09-22

官房副長官兼務の戦略局長

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):官房副長官1人増、戦略局長兼務に 官邸強化法案 - 政治

 国家ビジョンや予算の骨格を策定する首相直属の国家戦略室と、無駄遣いを洗い出す行政刷新会議は18日の閣議で設置が決まった。ただ、国家戦略室は、本来、省庁間の調整を担う官房長官の指揮命令系統から外れているため、このままでは各省に指示する法的裏付けがない。そのため、官房長官を補佐する官房副長官のうち1人を戦略局長とすることで、指示権限を担保する狙いがある。

 首相補佐官については、民主党は当初、これを廃止し、国家戦略局を支える人材として「国家戦略スタッフ」を新設する方針だった。しかし、鳩山由紀夫首相を支えるという戦略局の役割を明確にするため、補佐官制度を存続し、政策立案に当たれるよう権限を強化する方針に転換した。さらに、国家戦略局を支えるスタッフを増強するため、首相補佐官補を新設。政治家に加え、官民の人材を登用したい考えだ。

 メモ。ますます混乱すると思うが。

今日の大手紙社説

 特になし。日経の時価会計の話は単純によくわからなかった。JAL話のチキンゲームに粘った朝日はワンペア。

毎日社説 社説:鳩山政権の課題 暫定税率 総合的な政策を示せ - 毎日jp(毎日新聞)

 私はガソリンの暫定税率に反対の口であったが、先年の高騰で少し考えを変えた。今回の民主党の措置については普通のPopulismで、それ独自のしっぺ返しがあるだろうくらいにしか思えない。

毎日社説 社説:気候変動サミット 米国の主導権に期待 - 毎日jp(毎日新聞)

 温暖化対策をめぐる国際的構図は1年前と様変わりした。

 という頭がすっかり先進国志向なのを気がつかないのだろうな。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月22日(火)伊勢湾台風50年―警戒心が緩んでないか

 明治以降、最大の台風災害だった伊勢湾台風から26日で50年になる。

 私が二歳くらいか。実経験はない。

 半世紀前のあの夜、濁流の中で子どもの手を離したことを高齢の母たちがいまも悔やんでいる。伊勢湾台風の悲劇をしっかり胸に刻んでおきたい。

 執筆子は60歳くらいだろうか。文章のなかに実経験者だけが知る微妙な感性は息づいていないようには思えた。

 私は沖縄暮らしでなんどもものすごい台風に遭遇した。後になれば笑える体験だが東京人には想像もつかない体験だった。

 そういえばエジプトのトイレにろうそくが置いてあった。停電用であろうか。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月22日(火)JAL再建―最後の機会を担う新政権

 おっと朝日のチキンゲームはここまでか。スリーカードくらい持っているかと思ったらワンペア。なかなか朝日新聞勝負強いね。

 これが最後の機会というほどの認識に立って臨む。新政権になにより求められることだ。

 「新政権」というけど、永田メールの前原ボクちゃんなんだよ。というとろでこのオチがブラックユーモアなのかちと考えるところ。

晴れ

 やや薄曇り。連休のせいか妙に静かだ。夢はいろいろ見たが忘れた。この二、三日クレヨンしんちゃんの作者の安否が問われていた。崖からの転落死が確認された。私はこの人をまるで知らない。漫画についてまるで知らないわけではないが一話も見たこともない。絵が受けつけないのと、ギャグも合わないというだけで、私に多い無関心領域の一つということだ。ニュースは少し気になっていた。なぜ崖から。自殺ではないようだし事件性もないようだ。崖はしかし覗き込みたくなる心理に駆られるので、こうした話を聞くと子供のような恐怖を覚える。また、人の死というものを思う。人の境遇の様という意味では運命というものはあると思うが、死に至る決定性としての運命というものはあまり考えない。理性的な領域を越えるなと思う。世人は棺覆って人の価値は定まるともいうが、私は親鸞にそれなりに長く触れていたのでそうも思わない。人の最期は偶然であり、その人の価値とは関係がない。というところで人の価値などあるのかとふと思う。いやありもなしないのだというのはあたりまえのことだが、それでも心にひっかかる。昨日だったか、私が「孤独」と書いたら、ああ、これか「この人の記事には基本的に興味ないが、たまにはブクマ米残しておくのもいいかと思って、書いとく。『孤独に切り開く』などという言い回しがもう芝居がかってて趣味悪いんだよなー」とコメントをいただく。ありがとう。普通は趣味の悪いものには言及しない。私もできるだけ自分が関われるレンジを広げようとしたが、どうしてもうまく行かない限界があり、そこでは沈黙する。ただ、限界が見えると、ああここが私の限界かと動揺してドツボることも多い。finalvent打たれ弱いとも言われるが、ネットを長くやっていると打たれ弱さは独自の意味合いがある……というところでまた孤独とネットというものに戻ってくる。私は私を自己弁護したいわけでもなし、そう主張したいわけでもない。ただ、それをぐっと飲み込むか、飲み込まないかという限界で、揺れている。たぶん、それが自分ということならしかたないなと思う。というか、その捨てかげんは、微妙に自己愛の矛盾した自己焼却でもあるのだが。

2009-09-21

そういえば白洲次郎をネタにしたNHKドラマだが

 ⇒大友啓史監督 ロングインタビュー1 | NHKドラマスペシャル 白洲次郎

 本当にそうであったのか考えるとせめぎ合いがあるんですが、総理大臣である近衞(文麿)さんに対して直に「あなたは間違っているんじゃないか」と言うシーン。2話だと赤紙が来た後に、「僕は兵士として戦争に関わる人間ではない」と言うシーン。一歩間違うと一般的には傲慢とも、卑怯者とも受け取られかねない台詞を彼に言わせているんです。それは彼の信念なわけですね。卑怯者と受け取られても構わない、自分の思ったことを言うんだと。本当にそう言ったかは分からない、フィクションとして作っているのでね。でもやっぱり僕らが思うプリンシプルを大事にする白洲次郎ということで言うと、そのシーンに僕らが作った白洲次郎像が出ていると思います。

A.どうやって“本物感”を出すかが一番で、白洲次郎さんも正子さんも“本物を見極める目を持った人達である”という評価を受けていて。もちろん着ているものも、若い頃からイギリスケンブリッジで超一流のものを、考え方も含めて触れてきた人なのである種人生の目利きであったことは間違いない。フィクションなんだけど“本物感”をどう出すか。彼らの住まい、服装、佇まい、周りで動いている(エキストラも含めた)人たちの有り様を、“いかに薄っぺらくなく見せるか”というのが、各方面から注目されているネタだけに一番のポイントだったと思います。

 ⇒大友啓史監督 ロングインタビュー2 | NHKドラマスペシャル 白洲次郎

 決して、彼を持ち上げるだけ持ち上げるという意図もありませんしね。ただ、今生きている僕らが学ぶべき点が、数多くありますからね、彼の信念を貫いた生き方の中には。それを、二元論的な、しかも道徳的な善悪で判断するのはドラマの仕事ではない。人間であれば、誰もが複雑な様々な顔を持っている。その清濁併せもった、複雑な次郎さん像を描くことが、フィクションの仕事だとは思っています。

A.“本物”を追及していたら、時間もお金もいくらあっても足りない。その中でいかにフィクションとしての嘘をつきながら白洲次郎に向き合っていくのか。これだけ活動が多岐に渡る人物になると、武器になるのはそれぞれのスタッフ個人の(俳優部も含めての)美意識になってきます。

A.歴史的な評価がちゃんと定まってる人ではない部分もあり、そのへんの怖さはあるけれど、だからこそフィクションとして自由にいける部分もある。白洲次郎目線で見るからこそ、戦後最大の宰相である吉田茂も一般的な評価とは別の描き方で描けるし、近衞文麿も、日本を戦争に導いた指導者という見方ではない、もっと人間味のある目線で一国の指導者を見つめていけるわけですよね。なぜかというと次郎さんは彼らと政治家として付き合ったわけではない。もっとプライベートな感覚で付き合った人だから。プライベートな吉田茂像、近衞文麿像にアプローチしていける、人間像に踏み込んでいけるという意味でも、白洲次郎さんの存在は大きいと思っていました。

今日の大手紙社説

 特になしかな。

日経社説 米中は保護主義の種まくな:NIKKEI NET(日経ネット)

 米中両国は今週ピッツバーグで開くサミット自由貿易を守る意志を改めて確認し、タイヤでの小さな摩擦を早急に解消すべきだ。保護主義が世界に広がる前に、火を小さいうちに消してほしい。

 フィアストンのオーナーと相談してみるのもよいかも。

日経社説 君子豹変の第一歩となる首相訪米に:NIKKEI NET(日経ネット)

 国際社会は16年ぶりの政権交代で登場した鳩山由紀夫首相を期待と不安がまじった目で見つめる。私たちは先に、対米政策での君子豹変(ひょうへん)を求めた。

 「反米的」とされた雑誌論文も、首相自身とブレーンの考えの反映だろう。論文に対する反応を首相は、虚心坦懐(たんかい)に受け入れる必要がある。

 日本って社会が発狂すると曖昧な成語が増える、八紘一宇とかもそうだったが。

毎日社説 社説:敬老の日 高齢者医療をどうする - 毎日jp(毎日新聞)

 後期高齢者医療制度の廃止が民主党の公約である。廃止した後にどのような医療制度にするのか、鳩山内閣はこの難題に向き合わなければならない。連立を組む社民党は75歳以上の人を国民健康保険などに戻すことを公約にしているが、長妻昭厚生労働相は「元に戻すのは、常識的に混乱が起きる可能性がある。廃止し新しい制度にした場合も含めてメリット、デメリットを速やかに検討するよう指示した」と慎重な姿勢を見せている。

 慎重というより、ミスター年金は医療制度のほうはよくわかってなかったというか、そのインパクトがわかってなかったというか、浮かれていたのだろうと思う。「元に戻すのは、常識的に混乱が起きる可能性がある。廃止し新しい制度にした場合も含めてメリット、デメリットを速やかに検討するよう指示した」というのは無策ということだ。

 破綻(はたん)寸前の国保を救済するために導入したのが後期高齢者医療制度なのだ。元に戻すだけでは根本的な解決にはならない。しかも自民党政権は1168億円も投じて負担軽減に努め、国保に入っていた世帯の75%が後期医療制度で保険料が下がった。再び保険料が上がれば不満が噴出するのは必至だ。容易には引き返すことができないところに鳩山内閣は立たされているのだ。

 自分で撒いたタネなんだから。

 07年度の国民医療費34兆円のうち、75歳以上だけで10兆円を占める。75歳を過ぎると要介護高齢者の発生率が急激に高まるためで、長期入院患者の7割が75歳以上ともいう。1人当たりの医療費を見ると、45〜64歳が26万円なのに対し、75歳以上は79万円と約3倍だ。これでは保険財政が窮状に陥るのも無理はない。「被用者保険と国保を段階的に統合し一元的運用を図る」というのが民主党の公約だが、誰かが負担しなければならないことに変わりはない。大企業の会社員らが加入する健保の約7割が08年度決算で赤字の見込みという。高齢者医療制度への負担が直撃しているためだ。

 民主党と未来ある若者に期待しましょう。

 ⇒過ぎ去った後期高齢者医療制度についての麻生失言を振り返る: 極東ブログ

 ⇒米国オバマ大統領の人気低下原因としての医療保険改革: 極東ブログ

毎日社説 社説:対米外交 普天間、給油で具体策を - 毎日jp(毎日新聞)

 10月13日には、過去の日米合意に基づく移設先について防衛省が実施した環境影響評価の準備書に対する沖縄県知事の意見提出の法的期限を迎える。新政権の方針が明確でないため地元は困惑している。知事が意見を提出すれば現行の合意で既成事実が積み上がり、意見内容しだいでは、地元と政府で「ねじれ」が生まれる可能性もある。準備書を取り下げるとすれば、事前に米政府との調整も必要になろう。そして、年末には来年度予算編成も控える。

 民主党の本来の主張である県外(国外)移転を求めるのか、党内にある沖縄・米空軍嘉手納基地との統合案が再浮上するのか、それとも他の道を探るのか。岡田克也外相は年末までに方針を決める意向のようだが、遅すぎるのではないか。

 メモ。

また、10月下旬に召集される予定の臨時国会では、来年1月15日に期限を迎えるインド洋での海上自衛隊による給油活動の継続問題がテーマとなる。米政府は公式には給油継続への期待を表明している。北沢俊美防衛相は撤収を明言したが、岡田外相は「単純延長はしない。それ以上でもそれ以下でもない」と歯切れは悪い。

 期限切れと同時に撤収するなら、代替策の提示を迫られる。国内では給油活動が「安上がりで安全な貢献策」との意見も根強く、アフガニスタン支援で新たな貢献策の選択肢は限られているのが実情だ。

 給油問題のほうはどうにもならないでしょう。米国もその体制になった。

 こういう問題ね⇒CNN.co.jp:アフガンで死亡したイタリア兵6人の遺体、母国に搬送

アフガニスタンで治安改善に当たる北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)に従軍し、17日に首都カブール市内の自動車爆弾テロで死亡したイタリア兵6人の遺体が、20日午前にローマに到着した。

 そして⇒アフガンへの派兵反対機運強まる 欧州 - MSN産経ニュース

アフガニスタンでのテロの激化とともに、同国に展開中のアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)の犠牲者が増大している。20日には、首都カブールでテロの犠牲となったイタリア人兵士6人の遺体が空路、ローマに搬送された。テロとその犠牲者が一向に減らない中、欧州では派兵に反対する機運が高まっている。

 英国は約9000人を派兵中だが、2001年の開戦以降の犠牲者は216人に上り、イラクでの犠牲者を上回っている。10日発表の世論調査では、60%が派兵に反対している。

 約4000人を派兵中のドイツでは、27日の総選挙を前に派兵問題が争点の1つになっている。シュタインマイヤー外相(社民党)はアフガン撤退の場合は、「(代わりの)良い計画を提案すべきだ」と述べ、派兵そのものには反対していないが、見直しを強く主張している。市民の犠牲者を多数出した9月4日の空爆の指揮を取ったのがドイツ人将校だったことで、派兵への疑問が起きている。

 こういう背景があるので米国としては日本に強く言えない。しかし、そこを逆手にとって日本が勝手なことをいうと米国を困らせるというより西側諸国から浮く(すでに浮いているから大丈夫というのもありかもだが)。

 概ね「オバマの戦争」としてのアフガン戦争は予想通り失敗してしまったと見てよさそうだし、この間、イラクも悪化してきた。問題は、これらがどう周辺に波及するかで、問題はパキスタン。それとイランも9月末に変化がある。イスラエルは米国不信になっている。最悪の構図が見えているわけではないが、ライスは黒子でよく抑えていたものだなとは思う。

 中国は習近平の失地回復と60年行事でどうもいやな雰囲気だ。

曇り

 数年前に作成された万年カレンダーソフトウエアが気に入ってたまに起動するのだが、あれは古いからこの連休のアサインはうまく作動しないのではないかと思ってみたがそうでもなかった。そういえば春分秋分の簡易計算式というのがあったなと思い出すが実際の式が思い出せない。そういえば先日Verilogのソースを見て懐かしいなと思ったが、実際に作業するのはめんどいなとかも思った。だんだん過去の自分が遠くなっていくというか、とほほ。過去の自分といえば、このところテクノ的なのを聞いている。いやテクノなんか聞くのが年寄りか。アンビエントの型のテクノでできるだけ最新のをみつくろってみる。エスニック的なのやヒーリング的なのはいやなのと、Moogやアナログ的コントロール的なのも好きではない。自分では聞きたいこういう感じというのがあるのだ、ぴったり来るのはないものだなと思う。ないわけもないか。「美代子阿佐ヶ谷気分」という映画を見たかったなと思い出したらもうアウトだった。九月も下旬かよ。夢は見たが忘れた。

2009-09-20

月刊文春の記事は読んだけど

 あれが本になったのかな⇒「 エコノミストを格付けする (文春新書): 東谷 暁: 本」

しかし、いずれにしても、小野善康、小林慶一郎、金子勝、さらには榊原英資が「Aaa」で並ぶような経済学者格付け表に、いったい何の意味があるというのか?? ヤッパリ遊びでしょう!

 私もそう思ったな。

 これは個人的にはそれほど悪くはないなと思っていたけど。

cover
エコノミストは信用できるか (文春新書): 東谷 暁

 なんだかなぁ。

 韓リフ先生は真面目⇒東谷暁を格付けする。〇点。 : 2009-09-20 - Economics Lovers Live#p2

ご苦労様、直嶋経産相

 ⇒直嶋経産相 : 【新政権発足】直嶋経産相、温室ガス25%削減を国際公約に - MSN産経ニュース

 直嶋正行経済産業相は17日、産経新聞などとのインタビューに応じ、2020(平成32)年の温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減するという中期目標について、「主要排出国が枠組みに加わる」という条件つきで、国際公約として打ち出していくことを明らかにした。

 これはNHK7だったかでも見た。条件をすごく強調していた。産経記事にないが、米中を名指ししていたかと思う。米中を組み入れなければというのは、よい戦略だと思う。

 というか、率直にいうと、鳩山さんの失言尻ぬぐいなんだが。マスコミは指摘しないが、鳩山さんの失言は麻生さんの比ではないと思うが。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - ご苦労様、直嶋経産相 - finalventの日記

h_narazaki 最初から米中を枠組みに入れるというのが鳩山発言の根幹だったはずなんですけどね。何度強調されても単独25%削減って話に化けさせられてるだけで→鳩山さんの失言尻ぬぐいなんだが 2009/09/20

 「根幹だった」は知っているよ(マニフェストにも書いてあるし)。で、なんであの発言が化けたかというと、事実上の失言だったから。というか、直嶋経産相が尻ぬぐいしていることが、党内で、「あれはまずいだろ」があったからだよ。党内でも鳩山にあまりしゃべらせるんじゃねえになっているよ。

 つまり⇒はてなブックマーク - asahi.com(朝日新聞社):民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知 - 政治

h_narazaki どうも族議員云々から明らかに話が繋がってないんだけど、民主党は実際どういう風に言ってるんだろう。JAXAの話の時もそうだけど話が報道時点で変な風にはしょられすぎ。鳩山の説明も悪いんだろうけど… 2009/09/20

 つまりそう、「鳩山の説明も悪いんだろうけど…」なんだよ。

 別に私も鳩山バッシングしているんじゃなくて、NYT記事の時も記者クラブ関連の上杉踊りもそうだけど、ちゃんと広報のブレーンをきちんと鳩山につけたほうがいいよという話。尻ぬぐいが出るたびにブレると言われるわけだし。

 ⇒はてなブックマーク - ご苦労様、直嶋経産相 - finalventの日記

tamamusi 政治, *ネタ これはこれは、大変にハトポの心配をなさっておるようで、ご苦労なこったwww 2009/09/20

 いえいえ、わざわざぶこめで私の苦労などご心配なさらずともwww(コメント欄をごらんくださいな。)

biconcave 同じ失言でも世論に響くものと響かないものがあってね…。小泉だってさんざん失言したが、致命傷は負わなかった。 2009/09/20

 いや飯島さんが付いていたからでしょ。

asahichunichi 鳩山の失言は理想論だが麻生の失言は暴言。全然違う 2009/09/21

 理想論でも暴言でも失言の政治機能としては等価。

今日の大手紙社説

 鳩山米国謁見話はどかんと手土産の後の話題だろう。ほかMD話、亀井爆走など。特に見るべき意見はない。毎日新聞の社説がいちだんと緩くなっているのが気がかり。

 この一年くらいで朝日と読売は融合したし、朝日と産経は実際には右派左派のテンプレは逆だがおなじ主張に還元した。社説の水準としてなんとかレベルを持っているのは日経かな。

日経社説 言わずもがなの「為替不介入」 : NIKKEI NET(日経ネット)

 藤井裕久財務相が外国為替市場への介入に対し慎重な考えを繰り返している。市場の実勢を尊重しようという考えは理解できるが、介入についての方針を事前に示すのは市場に手の内をさらすようなもので、不測の波紋を起こしかねない。

 円はユーロに対し弱含みで、全面高になっているわけではない。それでも、肝心のドルはこのところ主要通貨に対して軟調となっている。そんな局面で不介入発言を繰り返すことは、市場に円高容認のシグナルと受け取られ、想定外の円相場の上昇を招く可能性もある。それは藤井財務相の本意ではあるまい。

 77歳の爺さんをオモテに立てることはないのに民主党。

毎日社説 社説:亀井氏発言 銀行経営の国家統制か - 毎日jp(毎日新聞)

 財務相系のチャネルの一つがほぼダイレクトに聞けるのは毎日新聞の利点。

 亀井氏は臨時国会への「モラトリアム(借金返済猶予)法案」提出を目指している。詳細はまだ分からない。藤井裕久財務相が慎重な見方を示すなど政府の見解が一致しているわけでもなさそうだ。しかし、金融担当相の発言は重い。「鳩山政権は企業経営に介入する」「国家統制色が強い」とのメッセージを発し、国内外からの不信を招きかねない。

国内の中小企業向け融資や住宅ローンの残高は300兆円近くある。金融機関の融資全体の約7割だ。特に地域経済に密着した地方の中小金融機関ではその比率が高い。返済猶予により収益機会が失われるだけでなく、融資が焦げ付き、損失となる可能性もある。金融機関の業績が悪化し破綻(はたん)するようなことになれば、影響は預金者や景気全般にも波及しよう。猶予の制度化が、新規融資の手控えにつながる恐れさえある。

 しかし、そこには公金をジャブジャブと注ぐ予定らしい。というか、亀井の議論は、ダークな装いのリフレ政策かもしれないのだが、そのあたりがよく見えない。

毎日社説 社説:東欧MDと核 果敢な「オバマ軍縮」を - 毎日jp(毎日新聞)

イラン核兵器を開発しているかどうか、必ずしも定かではない。核実験ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の方が重大かつ現実的な脅威であるのは明らかだ。ブッシュ政権がイラク戦争などに力を使い果たし、北朝鮮の核兵器開発を防げなかったことを教訓とすべきである。

 ちょっとひくなあ。確かに「イランが核兵器を開発しているかどうか、必ずしも定かではない」が、外交戦略上のリミットとしてウラン濃縮停止が9月だということを執筆子は知らないとすれば、毎日新聞の危機とも言えるが。

朝日社説 鳩山首相訪米―率直に言葉を尽くして : asahi.com(朝日新聞社)

 内容的には特にどうということはないのだが、外交に「率直に」にはありえないのだが。いやそれがあるためにはかなりの手順の後だが。

晴れ

 世の中が連休のせいか空気が澄み渡って富士山の陰がブルーグレーに見える。夢は先ほどまで覚えていたが忘れた。トルコ大使館の外郭団体がよく使うレストランが出てきた。

2009-09-19

ひとまずキター

 ⇒時事ドットコム:予算編成、財務省ペースに=国家戦略局、準備整わず

 予算編成の主導権をめぐり、財務省と国家戦略局との間で綱引きが始まっている。民主党は当初、首相直属の国家戦略局が予算の大枠や重要施策を決定、財務省は査定などの実務を担う姿を想定していた。しかし、2009年度補正予算の一部執行停止では、財務省が具体化を進め、準備の整わない国家戦略局はほとんど関与していない。藤井裕久財務相は、10年度予算の基本方針も財務省が策定する意向を示しており、「政治主導」は早くも看板倒れの懸念が出ている。

 「予算の編成権はあくまで財務省にある。その大原則は何ら変わらない」。補正執行停止を決めた18日の閣議後会見で、藤井財務相は戦略局をけん制。戦略局は長期的な視点から助言する機関と強調した。

 ここで国家戦略局が潰れたと見ると、財務相のシナリオを読み間違え。

 財務相の狙いは、国家戦略局を使い回して、他省の離れのすき焼きを召し上げること。

 

追記

 産経も⇒【新・民主党解剖(5)】したたか財務省 さっそく小沢シフト - MSN産経ニュース

 読売も⇒補正見直しは財務主導…戦略室は「開店休業」 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 毎日は⇒日本が変わる:カギ握る戦略局、菅氏起用で「戦う姿勢」 構成・形態、具体像見えず - 毎日jp(毎日新聞)

習近平、TKO

 ⇒中国:4中全会閉幕 「ポスト胡」軍事委副主席、習近平氏の任命延期か - 毎日jp(毎日新聞)

 習氏は胡錦濤国家主席(66)の最有力後継候補と目されてきたが、軍人事が先送りされたとすれば、今後、胡主席の出身母体である中国共産主義青年団出身で序列7位の李克強副首相(54)との後継争いが激化しそうだ。

 なにがあったかわからないけど、李克強の目が出てきて、それまで小沢民主党が存続していたら……。

democracyというのは権力を分散させる制度なのだが

 ⇒東京新聞:政調機能 政府に移行 政策決定を一元化:政治(TOKYO Web)

 民主党が政府・与党一元化に向けて検討していた政策決定システムの全体像が十八日、明らかになった。党政策調査会に政策分野ごとに設置された部門会議を廃止するかわりに、与党議員が政府側と議論したり、政策提案する場として、各省庁に「政策会議」を設置する。

 新たな政策決定システムは、小沢一郎幹事長が十八日、党の全所属議員に通知した。

 これだけ読んでいると、行政内に限定されるようだけど。

 通知は「政策調査会の機能はすべて政府に移行する」として、政策立案・決定を政府に一元化すると宣言している。

 問題は「政策立案」が、立法とどう関わるか?

 ⇒民主、政策決定を政府に全面移行 各省に議員参加会議 - 47NEWS(よんななニュース)

 これに伴い、一般行政に関する与党の法案提出は基本的に認めない方針。ただ選挙や議員の政治活動など「すぐれて政治的な問題」については党側で議論、決定し法案提出するとしている。

 これ、「一般行政に関する与党の法案提出は基本的に認めない」というのは、限定は付くけど、日本の民主制度とか関係ない党規則で立法権を事実上拘束してしまうことだよね。

 これはかなりあかんのじゃないか。

 こうなるとは思えないけど⇒全権委任法 - Wikipedia

全権委任法(ぜんけんいにんほう、独: Ermächtigungsgesetz)とは、非常事態に立法府が行政府に立法権を委譲する法律

 原則として立法権を行政府に委譲したら、歴史が教えるように、democracyは死ぬのだが。

 小沢通達南部義典の国民投票つれづれBlog ―18歳成人 調査研究の日々―:■政府・与党一元化における政策の決定について - livedoor Blog(ブログ)

2009年9月18日

 民主党・会派所属国会議員各位 

 関係 各位

 

 政府・与党一元化における政策の決定について

 

 幹事長 小沢一郎

 

 日々の党務ご精励に敬意を表し、感謝申し上げます。

 鳩山政権発足にあたり、政府・与党一元化における政策の決定について、別紙の通りとすることといたしましたのでご報告申し上げます。

 議員各位におかれましては、必ずお目通しをいただきますようお願いいたします。

 

 (別紙)

 

 1.民主党「次の内閣」を中心とする政策調査会の機能は、全て政府(=内閣)に移行する。

  ^貳鵡埓に関する議論と決定は、政府で行う。従って、それに係る法律案の提出は内閣の責任で政府提案として行う。

  ∩挙・国会等、議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題については、党で議論し、役員会において決定する。その決定にあたっては、必要に応じて常任幹事会あるいは議員総会で広く意見交換を行う。従って、それに係る法律案の提出は、党の責任で議員提案として行う。

 2.各省政策会議

  ”大臣が主催し、与党委員会所属議員(連立各党)が参加する。その他与党議員も参加可能とする。  

  ∪策案を政府側から説明し、与党議員と意見交換する。

  M薪浹聴からの政策提案を受ける。

  つ鶲董Π娶を聞き、副大臣の責任で大臣に報告する。

  ダ府の会議として、議事録要旨の公開など透明性を確保する。

  政府の会議なので、団体ヒアリング等については、対象の選定基準と

   与党議員の発言に十分留意する必要がある。

  部門会議は設置しない。

 3.大臣チーム

  ‖膺叩ι大臣・政務官で構成。

  各省政策会議で、提案・意見を聴取し、大臣チームが政策案を策定し、

   閣議で決定する。

 微妙。「それに係る法律案の提出は内閣の責任で政府提案として行う」は、立法権を侵害している印象はある。

 報道YouTube - 小沢幹事長名で党所属の議員に配布した内部資料

 ⇒時事ドットコム:新人が国会活性化を=衆院正副議長が就任会見

藤氏も「新人議員がたくさん当選し、議員立法がたくさん成立することを期待している」と語った。

 2005年9月から2009年7月までの国会で30本(衆議院議員第1位)の山井和則議員はどうお考えなのでしょうか。⇒プロフィール | 民主党 山井和則 衆議院議員(京都6区 4期)

  自民党でもそうだったという意見もあるが⇒asahi.com(朝日新聞社):民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知 - 政治

 民主党は、自民党政権では党内の事前審査を経ないと政府が法案を提出できないといった弊害があったとして、政府・与党一元化を主張しており、すでに党政策調査会の廃止が決まっている。

 ただ、これ、会議でそれなりの独立性はあったと思うが。

 例外もあるというが。

 議員立法が認められる例外として「選挙・国会など議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題」にかかわる法案とした。公職選挙法や政治資金規正法の改正案といった「政治とカネ」の問題に関連する法案などが該当するとみられる。

 それでも。

 ただ、議員立法がこうしたケースに限られ、原則禁止されれば、超党派や党内有志による立法活動ができず、政策決定の幅がこれまでより狭まる可能性がある。例えば、改正臓器移植法水俣病救済特別措置法など今年の通常国会で成立した弱者救済にかかわる法律は有志議員によって成立にこぎつけた。臓器移植法は党議拘束を外すことで採決が可能になった経緯もある。だが、議員立法の原則禁止により、こうした法案の提出が難しくなる恐れがある。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - はてなブックマーク - asahi.com(朝日新聞社):民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知 - 政治

 この話題、表向きは党派の決まりだから立法府と行政府の一体化の問題ではない、朝日が指摘しているように自民党でも実質同じだったといった擁護論も可能だし、また英国ではこうしたものだろといった擁護論もあるかもしれない。が、米国では現状のように大統領が民主党でもまた議会が民主党優位の政権でも民主党議員を拘束できないことや、ここはどうも誤解されているようだが、日本の場合利権団体がそのまま悪とされるが極論を言えば民主主義とは利権団体の争いであってよい(だからdemocracyはたいした制度でもないと言われうる)。というかその多様性を保持し、権力を分散するシステムでもある。その多様性を現実的に封じていくところへの危機意識にdemocracyの本質的な意味がある。ただ、昨今のネットの状況では、すべての問題が政局の構図、自民か民主化、あるいは左派か右派かという単純な構図に還元され、それ以外をその双方から排除する動きが際立っている。

 ⇒[書評]今こそアーレントを読み直す(仲正昌樹): 極東ブログ

 仲正が取り上げている、現代日本の政治思想のわかりやすい一例には「格差社会論」がある。現実の人間には、社会的地位、学歴、技能、コミュニケーション能力など多面性があり、格差の形成も多様な形態を取っているにもかかわらず、ひとたび思想として「人間らしい平等な生活」といった枠組みが提示されると、それだけから「格差社会と戦わなければならない」という至上命題が現れる。数年おきに起きる通り魔殺人事件が、さも現代の格差社会の結果のように真顔で論じられたりもする。こうなれば政治思想といっても、もはやその主張の党派に入るか否かだけが問われているにすぎない。党派的な「善」や「説明」が希求されれば、「格差とはどのようなものか、なぜ格差が問題なのか」と多様性を志向する議論自体、排除されるべき対象とされ、対立する集団の利権の争いのような政治性に帰着してしまう。あるいは、政治性が先行して思想が類別されるようになる。

 アーレントの思想が起立するのは、こうした「政治性」こそ政治ではないのだする指摘においてだ。アーレントによれば、政治とは、人が公を存在の部分を負って公の場に現れ、多様な議論を形成することにある。複数の主張が公において息づくことが政治だとするのだ。アーレントの政治観からすれば、党派的な命題だけが宗教的に問われる現代日本の「政治」議論は倒錯的だ。さらに、「格差是正は無条件に正しい」といった「善」の倫理は、一つの世界観を提示することで、不安に駆られた大衆を理想に導く「思想」となるが、その「思想」の担い手はマックス・ウェーバーが「世界観政党」と呼んだものであり、その政党性こそ全体主義に至る階梯にある。

今日の大手紙社説

 菅国家戦略相問題、自民党古賀さんあっぱれ問題あたりがメインだが、日経JAL話が面白かった。このあたりで朝日と毎日もなんか出てくるのかな。朝日の東欧MD話も良かった。

日経社説 日航は政府頼みでなく痛み伴う再建を:NIKKEI NET(日経ネット)

 朝日と毎日に隠れてチキン決め込むのかと思ったら、ど真ん中じゃないですか。

 JALの差し迫った課題は資金繰りだ。年内にも1000億円規模の資金調達ができなければ、事業の継続に支障が出る。日本政策投資銀行など金融機関に対し、説得力ある再建案を示さなければならない。

 同社は国内外で不採算の50路線から撤退し、国内外での拠点閉鎖も加速する方針だ。人員面では3年間で6800人の社員を減らし、給与カットも実施する。

 一方難航しているのはOBの年金の減額だ。路線廃止では地域経済が打撃を受け、人員削減では現役社員が痛みを被る。痛みの公平な分配の観点から、OBについても一定の措置は必要だろう。西松遥JAL社長は「OBの説得に全力をあげる」とかねて表明しており、経営トップとして力量が問われる局面だ。

 まあね。

 過去10年弱で3度の公的支援を受けてきたJALの現状は、公的支援が問題を解決するのではなく、問題の先送りにすぎないことを浮き彫りにしている。公的資金などを使った安易な延命ではなく、抜本的再建が求められるゆえんだ。

 民主党政権にとっても、JAL問題は待ったなしの課題だ。前原誠司国土交通相はJALの再建を監視する有識者会議を「いったん白紙にする」と表明した。これが政治的ジェスチャーにとどまるのか、より大胆な見直しへの一歩なのか。現時点では判然としない。「脱官僚依存」を掲げる新政権には、航空行政のあり方まで踏み込んだ日本の航空産業の再生ビジョンを期待したい。

 前原ボクちゃんにできるとは思えないのだけど。

産経社説 【主張】「戦略局」始動 求められる「政策調整」力 - MSN産経ニュース

 社説として良社説。

 必要なことは、鳩山由紀夫首相が菅直人副総理・国家戦略担当相にビジョンの策定を急ぐよう指示し、閣内での総合調整機能を発揮させることである。

 18日の閣議では、国家戦略局の前身となる「戦略室」が、財政支出の無駄を排除する行政刷新会議とともに設置された。内閣府の古川元久副大臣が戦略室長を務め、今後、国会議員や民間人などからメンバーを加える。臨時国会で関連法案が成立すれば局に格上げされる。

 「脱官僚依存」の方向性は正しい。試行錯誤を重ねることになろうが、円滑な政策決定と制度の定着は欠かせない。

 当面は補正予算の見直しにあたる。菅担当相と藤井裕久財務相の間では、戦略局が予算の骨格を考え、具体的な編成は財務省が行う役割分担が考えられている。迅速な作業とメリハリの利いた予算内容を実現することが重要だ。

 高校授業料の実質無償化や生活保護の母子加算復活など、新閣僚たちは矢継ぎ早に公約の早期実現を約束している。しかし、年間31万円(22年度は半額)の子ども手当について、社民党から「高額所得者にも一律支給するのか」と疑問が出ている。また、高速道路を無料化し、ガソリン税などの暫定税率を撤廃する一方で、温暖化ガス25%削減(90年比)を打ち出していることへの疑問は大きい。

 こうした政策の整合性を戦略に基づいて調整するのが本来の役割だ。現状のままでは、公約を実現する財源を捻出(ねんしゅつ)する作業に追われるだけではないか。

 それでも速くやれば上等の部類。

毎日社説 社説:自民党総裁選 「裏番組」でも重要だ - 毎日jp(毎日新聞)

谷垣氏の擁立には派閥トップや長老議員の後押しも指摘される。ただでさえ崩壊寸前の派閥主導と決別する覚悟を示すことが必要だろう。

 ワロタというべきなんだろうな。

毎日社説 社説:鳩山政権の課題 「会見禁止令」 政治主導の看板が泣く - 毎日jp(毎日新聞)

 これもよくわからない。記者クラブの件でネットが上杉踊りをやっているのと同じ様態のようで、ようはただ民主党の稚拙な混乱というだけのような気がしないでもない。まあ、それに乗じて変なこと進めている部分もありそうだが。

 小泉選挙のとき世耕さんが広告界出だったのか民衆扇動屋みたいに言われていたが、現実は民主も自民もそんなことができるくらいならねの展開。

 小沢チルドレンもどっかで情報公開の意味をとてつもなく履き違える悪寒。

読売社説 自民総裁選告示 政権奪還が目指せる党首を : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

麻生前首相の後継に本命視された舛添要一・前厚生労働相や、昨秋の総裁選出馬した石原伸晃・元国土交通相らは、早々と不出馬を宣言した。

 自民党倒壊中に古賀さんがそのまんま東をひっぱりだして馬鹿騒ぎをやっていて、なんだろこの珍劇はと思ったものだった。古賀さんってこの程度の人か、石原ボクちゃんみたくプンプンしちゃうぞと思ったものだったが、まいりました、深慮遠謀とはこのこと。どうせ潰れる自民党なんだから、古賀派を優位にしてボクちゃんシリーズを潰しておくべえという大人の仕事だったわけね。さすがだね古賀さんはと人に語ったら、そんなことブログに書くなよと言われた。

 中川さんは河野太郎を推す。しかたないとはいえ、このお坊ちゃんもなあ。

 ⇒河野氏、総裁になればみんなの党と合流も - MSN産経ニュース

 自民党総裁選に立候補している河野太郎元法務副大臣は18日夜の民放ラジオ番組に出演し、「自民党を立て直せば、渡辺喜美元行革担当相をはじめ、みんなの党に行ってしまった仲間に『戻ってきて』ということはできる」と述べた。自らが総裁になればみんなの党との合流もありうるとの考えを示したものだ。

 このオボッチャンズをしばきたおすためにも、古賀さんに1票という気持ちだな。がんばれよ自民党。(とか書くとfinalvent自民党支持とか言われるのか、ポカーン)。

読売社説 来年度予算 「トロイカ」で編成はどう進む : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 急ごしらえの「トロイカ体制」で、予算編成はうまくいくのか――。

 菅国家戦略相、藤井財務相、仙谷行政刷新相による、予算作りの新たな仕組みのことだ。

 予算の大枠を示す国家戦略局の暫定組織である国家戦略室と、無駄の排除を担当する行政刷新会議の設置が18日に閣議決定された。鳩山首相と3相らによる閣僚委員会の協議も始まった。

 政治主導を掲げる鳩山内閣の来年度予算の編成作業が、事実上スタートしたが、3相がどのように予算編成にかかわるか、役割分担がはっきりしないのが実態だ。

 藤井財務相が、財務省主導の編成を主張したことで、3相間の主導権争いを懸念する声もある。

 いやはやもう勘弁してくださいよ的な世界。

 ダメになるという予想の予定調和がこうも調和的なのはとほほ。そこに亀井さんみたいなヒールも出てくるし。面白いという点では評価するけど。

行政刷新会議が無駄減らしでどんな成果をあげるかは不透明だ。スタッフの選定はこれからである。予算査定を任されてきた財務省主計局とどう棲(す)み分けるか、という問題も残る。こうした点を早く詰める必要があろう。

 ただ、どうも財務相と民主党間での手打ちというか、まあ、民主党というよりアレだが、財務相焼け太り路線になるか。菅国家戦略相だなと思う。この人、権力志向だけど、フィロソフィーっていうのは皆無なんだよね、いや原則と実務がないわけじゃないのだけど。麻生さんのちょうど逆のような人。

朝日社説 東欧MD中止―核交渉の歯車を回そう : asahi.com(朝日新聞社)

 朝日新聞のことだからもっとオバマ賛美のマヌケな社説を書いてくれるものかとふんふんと読み進めたら、そうでもなかった。

オバマ政権は、現行のMD配備計画に代えて、イージス艦に搭載される海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を中心にしたシステムを段階的に配備していく方針だ。新たな計画は「柔軟性」を強調しており、イランの対応を見極めていくつもりなのだろう。

 まあ、そういうこと。対露的なMDの意味合いは薄い。この問題は、対中問題や対イランにすでに含まれているのだが、不安定な弧というか中東問題も潜んでいる。枠組みはそれほど難しい問題でもないので民主党でも識者がいるから日本政府がマヌケというのでもないだろうが、日本のマスコミはなと思っていたが、朝日がそれほどマヌケでもなかったのはよかったというべき。

ロシアは自国の防空ミサイルをイランに売却する動きも見せている。米国が配慮の姿勢をみせた以上、中止するのが当然だろう。

 日本ではあまり報道されていないように思うが、イラン問題はもうすぐ期限切れの9月末になる。そのあたりの背景がある。ロシアもこけたし。あと、ベネズエラとかにロシアが兵器を売り出しているのも、ちょっとなという背景もあるだろう。

そもそも東欧へのMD配備の目的は、イランの核・ミサイル攻撃からの防衛のはずだった。だが、ブッシュ前政権はこれを、北大西洋条約機構(NATO)を東に拡大するテコにしようとした。国内の反対を押し切ってMD配備を受け入れたチェコポーランド両国にも、ロシアを牽制(けんせい)する狙いがあったようだ。

 ポーランドは国民も米国にアンビバレンツな感情を持っているので微妙だが、チェコは民衆はこういってなんだが少し醒めている。地政学的な要因もあるだろう。ウクライナグルジアの西側工作(工作といっていいだろうと思うが)の頓挫の影響もあるだろう。ただ、直感的には、オバマがここでヘマこく可能性は高そうだ。

朝日社説 国会人事―鈴木委員長への疑問 : asahi.com(朝日新聞社)

 私はムネオ日記を読むのが好きだが、この件については朝日と同様。

そんな鈴木氏が有権者の支持を得て議員として活動するのはむろん自由だ。だが、この人事を押し通した民主党の見識を疑う。

 普通はそうだろう。

 鈴木氏は自民党時代、外務省とのかかわりが深く、人事や政策にも強い影響力を持ったといわれる。小泉政権では当時の田中真紀子外相らと激しい確執を繰り広げ、衆院議院運営委員長を辞任したこともあった。

 そうした過去を思えば、なおさら今回の人事への疑問は膨らむ。これが政権交代で目指した「変化」なのか。党首としての鳩山由紀夫首相に説明を求めたい。国会のことは小沢一郎幹事長に任せたという釈明は通用しない。

 それをいうなら辻元さんもかな。ただ、ムネオさんと小沢さんは同じ根の人だ。なるほどねと思わないでもない。タイムマシンというのはSFの話かと思ったが、日本の政治がそれだった。

薄曇り・ログイン

 早朝にどたばたとしたことがあり、目を覚ます。二度寝もせず、いつのもトーストではなく、冷や飯を温めて朝食とする。冷蔵庫には納豆があった。パン食ではなくても朝はイングリッシュ・ブレックファストティーを飲むのが常だが、コーヒーでも飲むかと思うがコーヒーは切らしていた。いや書きながら、挽いてない豆があったかと思い出す。つばさを見る。ある意味でクライマックス。ありがちな展開だが、感動的ではある。青春も人生もああいうものではないし、またそれを希求するのもどうかと思うが、どこかしらそうでもないなと思いが巡る。ドラマとしてはかなりの出来でというかこれ以上望むべくもなく、半年朝ドラを見て疲れた。そういえば昨晩は寝付かれぬということでもないが、過去のことをぐるぐると思い巡らしていた。30年前の感情が昨日のように想起される。たまに、そんなことあるかと人に聞くと曖昧な答えが返る。まあ、そりゃそうだろう。私の感情の時間感覚はいくぶん病的なところがありそうだし、それは心の仕組みとなにか関係がありそうだが、わからない。強迫の一種ではあるのだろうと思う。テーゼ的に言うなら、人の真というものは感情だが、それが今の感情なのか過去の感情なのか、それを保持しようとするマインドの機能なのかは原理的によくわからない。たぶん、その原理に本質的なマルファンクションがあるというのが道元の教えだろうし、時間認識そのものにそれが潜むのだろうとは思う。それでも、過去の真の感情を遡って偽の感情にすることはできない。ではそれは真であるのかといえばそんなはずもなく、時間の推移は命題の真とは関係のないものだ。にも関わらず、「自我」はその倒錯的な真の仮説から形成されている。

2009-09-18

ブログサバト

 速かったといえば速かった。体調すぐれず。

 ブログを長く書いてきたがあまり読まれないものだなと思う。つまらんものを読めとも言えないだろうし、ブログというのはマスメディアでもない。ブログがなんであるかは手探りで自分で孤独に切り開いていくしかない。

 追記するかも。

今日の大手紙社説

 官僚会見禁止、地価下落、亀井問題など。地価下落はまだ民主党が引き起こしたとはいえないし、自民党の失政とも言い難い。他二つは民主党が引き起こしたもの。こんな常識外れの政権でよいのかなという懸念を深める兆候。

日経春秋 春秋(9/18)

さて少しは気分を変える話題はないかと見渡せば、一世を風(ふう)靡(び)した米国のフォークグループPP&Mの女性ボーカル、マリー・トラバースさんの訃(ふ)報(ほう)を知った。「風に吹かれて」もいいが「レモンツリー」も「パフ」もいい。あの切々たる歌声に魅せられた方も多かろう。耳によみがえる「哀演」「愁演」である。

 ええ。

日経社説 亀井さん、冷静に企業金融支援を考えて( : NIKKEI NET(日経ネット)

 亀井氏はさらに踏み込んで「少なくとも3年程度、返済猶予(モラトリアム)を実施すべく取り組む」と法制化を急ぐ考えを述べた。どんな制度をつくるのか、条件や対象をどう決めるのかといった詳細はまだ決まっていないと自ら認めている。

 だが、これまでの発言からは、あたかも民間の銀行や信用金庫の負担で、融資の取り立てを強制的に止める「徳政令」のようなものを想定しているようにも聞こえる。そうだとすれば論外である。

 融資は貸し手の金融機関と借り手の契約関係で成り立っている。国内銀行の中小企業向け融資の残高は280兆円に上る。利ざやが1%と仮定すれば、金利返済の猶予で年間3兆円近い損失が生じる。

 政府がこのような措置を強いるのは資本主義の仕組みではあり得ない。金融不安を広げたり、金融機関がかえって新規融資に慎重になったりする弊害も考えられる。「借りたお金は返す」という規律も乱れる。

 「資本主義の仕組みではあり得ない」と思うのでこれこそジョークだと思っていたのだが、振り回される分野がどうにもならない少子化問題みたいなところじゃなくて、リアルマネーの世界なので困ったものだ。

産経社説 【主張】外相の核発言 現実認識欠いていないか - MSN産経ニュース

 岡田外相は米国の核先制不使用とセットで日本と南北朝鮮を非核地帯化し、「核の傘から半分踏み出す」とも主張してきた。そんな対応で北朝鮮の核の脅威や中国軍拡に対応できるのか。核の傘や日米同盟をほころばせて、北朝鮮や中国を喜ばせるだけの結果になりはしないかを心配する。

 そこはそう単純でもないかも。ただ、民主党にビジョンがあるとは思えないが。

毎日社説 社説:日米密約調査 政権交代の効用生かせ - 毎日jp(毎日新聞)

何をやるにも後手後手だった自民党政権の時代と同じだ。世界の動き、時代の流れに後れをとらないスピード感が欠かせない。

 そうかな。けっこうリーマン以降は状況を見つつスピーディーだったし民主党が足をひっぱらなければもう少し速かったと思うが。

毎日社説 社説:日米密約調査 政権交代の効用生かせ - 毎日jp(毎日新聞)

 この解明とその意味についての国民的合意についてはまた別のこと。そしてなによりこの問題はすでに過去かなり解明されており加えて早急に対応するほどの重要性もないと思うが(外務相の隠蔽工作が進行中だとしても国民が監視するより政権内の問題でしょう)。

読売社説 地価下落加速 政策の後押しで歯止めかけよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 NHK7でも数値を上げていて下がるもんだなとは思った。これはどうしていいのかわからない。自然的な調整かなとも思うが(というか、外資が買う魅力もなくなってよいのかも)。

読売社説 官僚会見禁止 政治主導をはき違えてないか : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 社説で打ち出してきたか。まあ、そうかな。朝日が取り上げないのは静観か。

 話がそれるが、このままいくと管直人氏のところにとんでもないほどの強権が集中しそうで、しかもその権力には、ハイエク的な意味での伝統の知恵みたいなものは皆無だ。直感的には、誰がどうとういうことではなく、その権力構成とバランスの仕組みの粗雑さにぞっと恐怖するのだが。

朝日社説 気候変動サミット―世界動かす環境外交を : asahi.com(朝日新聞社)

 フィナンシャルタイムズなら他国のこととして鳩山ヴィジョンを面白がっていてもいいが、この問題、国民生活へのかなりの負担を強いることになるのだが、そこで国民の合意が取れているとはとうてい思えないのだが。ついでにいうと後期高齢者医療制度廃止もその意味が国民合意になっているとは思えない。

 ⇒後期高齢者医療制度、「地域保険」へ再編検討 新政権 : NIKKEI NET(日経ネット)

 内情はわからないけど、保険の体裁をもっているだけでも厚労省ウマーですよ。

朝日社説 八ツ場ダム―新政権の力量を見せよ : asahi.com(朝日新聞社)

 何がいいたい社説なのだろうか。

 前原氏は今週末からの連休中にも地元を訪問する予定だ。ダムに頼らない地域振興策と住民の生活再建策をじっくりと練ってほしい。巨額の補償も覚悟しなければいけないかもしれない。

 いちおう文脈的には八ツ場ダム建設中止を支持していると読めるのだが、なぜ朝日がそれを支持しているかというと政権が決めたからだという以外は読み取れない。

 私はこの問題がわからない。メリットとデメリットについてのまとまったものを見ていないせいもある。たぶん、それはどこかにあるのだろうが、あるならなぜそれを朝日新聞は提示できないのだろうか。あるは提示しているのだろうか。わからない。

 基本的にはダムには無駄なものもあり必要なものもある、不要なものでも全体コストを抑える面から推進することもある、ということではないかと思うが。

晴れ

 なんとなく疲労感は続く。夢は、恐慌前のアメリカみたいだった。奇妙なディテールがあったのだが、朝の喧噪で忘れた。

2009-09-17

PPMのマリーさん、死去

 ⇒ピーター・ポール&マリーのトラバースさんが死去

 ⇒YouTube - Peter Paul & Mary - Puff the Magic Dragon

PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,

Little Jackie Paper loved that rascal PUFF,

and brought him strings and sealing wax and other fancy stuff.

 

Oh! PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,

PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,

 

Together they would travel on a boat with billowed sail

Jackie kept a lookout perched on PUFF's gigantic tail,

Noble kings and princes would bow whenever they came,

Pirate ships would lower their flag when PUFF roared out his name

 

Oh! PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,

PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,

 

A dragon lives forever but not so little boys

Painted wings and giant rings make way for other toys.

One grey night it happened, Jackie Paper came no more

And PUFF that mighty dragon, he ceased his fearless roar.

  

His head was bent in sorrow, green scales fell like rain,

PUFF no longer went to play along the cherry lane.

Without his life-long friend, PUFF could not be brave,

So PUFF that mighty dragon sadly slipped into his cave.

 

Oh! PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,

PUFF, the magic dragon lived by the sea

And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee

 Without his life-long friend, PUFF could not be brave,

 ⇒YouTube - PETER, PAUL & MARY - Puff , the magic dragon (1990)

 ⇒YouTube - The Seekers - Puff the magic Dragon

「脱官僚」ではなく「脱民主主義社会」

 ⇒選択のあとに:09政権交代 鳩山内閣発足(その2止) 知る権利に不安も - 毎日jp(毎日新聞)

 警察庁は16日、警察庁長官が毎週木曜に開いている17日の記者懇談会(定例会見)を中止すると警察庁記者クラブに通告。クラブ側は「(毎週木曜午前に開かれる)国家公安委の内容は明らかにされるべきだ」などと撤回を求めた。気象庁も17日予定の月1回の長官会見の中止を記者会に申し入れ、記者会幹事社は開催を求めた。

◇脱民主主義になる−−民主党の「政治資金問題第三者委員会」委員を務めた服部孝章立教大教授(メディア法)の話

 「官僚は報道機関の取材に応じるな」と言っているに等しい。報道機関の役割を軽視し、国民の知る権利や取材の自由を阻害しかねない。これでは「脱官僚」ではなく「脱民主主義社会」になってしまう。

kantei.go.jp Before-After

Before

f:id:finalvent:20090917100356p:image:medium

 

After 01

f:id:finalvent:20090917100309p:image:medium

 

After 02

f:id:finalvent:20090917132200p:image:medium

1Q84の第三部

 ⇒村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー(1) 「来夏めどに第3部」 - 毎日jp(毎日新聞)

 「全く読んでいません。いつも読まないんだけど、特に今、『BOOK3』を書いているから。まっさらな状態で執筆に集中したいから。1、2を書き上げた時はこれで完全に終わりと思っていたんです。バッハの『平均律クラヴィーア曲集』をフォーマットにしたのは、もともと2巻で完結と考え、そうしたわけです。でもしばらくして、やっぱり3を書いてみたいという気持ちになってきた。これから物事はどのように進んでいくのだろうと。時期的にはなるべく早く、来年初夏を目安に出すことを考えています」

 ⇒[書評]1Q84 book1, book2 (村上春樹): 極東ブログ

今日の大手紙社説

 新政権の話。特に論点はないが、朝日・毎日の空疎感は際立つ。

朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年9月17日(木)鳩山新首相に望む―「変化」実感できる発信を

 うーむ。こんな社説でいいのかな、とは思った。具体性がなにもない。微妙に防御の構えということかな。

晴れ

 秋空。連休が近い。夢は。中国から帰化した書道家にインタビューするというもの。日本に暮らすようになってから独自の書体を作ったという話。うかがっていると、ペン字でまた独自の書体を書いていているがそちらは発表していないようだ。日本語がたどたどしいが、話は面白い。趣味は競馬らしくその話になるとついていけない。

2009-09-16

エコナ自粛経緯、メモ

 9.16⇒花王が「エコナ」全製品を販売自粛 9月17日から - MSN産経ニュース

 花王は16日、特定保健用食品「エコナ」シリーズ全商品について、17日に出荷を停止し、販売を自粛すると発表した。対象は、食用油やマヨネーズ、ドレッシングオイルなどシリーズ46商品と、同商品を使ったドッグフード13商品を合わせた計59商品。

 商品に「グリシドール脂肪酸エステル」が多く含まれ、発がん性のある「グリシドール」という物質に分解される可能性があるため。同社では、「安全性に問題はない」としているが、グリシドールに分解されるメカニズムや可能性がよく分かっておらず、欧州を中心にグリシドール脂肪酸エステルの安全性を懸念する声が高まっていることから、販売を見合わせることにした。

 9.11消費者庁に「エコナ問題」めぐり初の要望書=主婦連合会 : 消費者庁に「エコナ問題」めぐり初の要望書=主婦連合会

 消費者団体「主婦連合会」は9月11日、食品安全委員会で安全性評価が取り組まれている花王の「エコナ」関連食品について、特定保健用食品としての認可取消しと安全性が確保されるまでの一時販売停止などを求める要望書を消費者庁や厚生労働省、花王などに提出した。

 エコナクッキングオイルなどの中に、不純物として「グリシドール脂肪酸エステル」が高い値で含まれていることがわかったことを問題視。同エステル体が生体内で発がん物質「グリシドール」に転換されることを警戒している。消費者庁への要望は初めて。〔以下続く〕

(2009年9月12日発信)

 8.25⇒エコナオイル:安全性を調査 - 毎日jp(毎日新聞)

 食品安全委員会の専門調査会は24日、特定保健用食品「健康エコナクッキングオイル」(花王)などに含まれる可能性のあるグリシドール脂肪酸エステルの安全性を検討することを決めた。調査会は、エコナクッキングオイルなどジアシルグリセロール(DAG)を高濃度で含む食品の安全性を調べており、近く中間報告を出す。今回調べるエステルはDAGを主成分とする油に多量に含まれるとの報告がある。安全に関する情報も少なく、発がん性があるとされるグリシドールに体内で変わる可能性も否定できないという。花王は「安全性については問題ないと考えている」と話している。

 花王⇒花王 栄養代謝の研究開発 ジアシルグリセロール(DAG)の代謝メカニズム

藤井・新財務相

 ⇒【新政権発足】党税調を廃止 藤井・新財務相 - MSN産経ニュース

009.9.16 11:46

 財務相に内定した民主党の藤井裕久最高顧問は16日午前、党税制調査会を廃止し政府税制に一元化する方針を重ねて表明した。その上で、「(政府税調の)会長に財務相、副会長に副大臣が当たることで大体合意ができている。そういう線でいくことになる」と述べ、政治主導を明確にする考えを示した。都内で記者団に語った。

[衆院選・政策点検](1)民主バラ色公約、イバラの財源(連載)(読売2009.7.8)

「空想と幻想の世界で遊ぶのは楽しいが、国民生活がそれによって保障されるという錯覚を与えることはほとんど犯罪に近い」

 与謝野財務・金融相は6日の記者会見で、実現に疑問を呈した。

 民主党でも、「想定通り歳出をカットするには、相当の抵抗がある」という声が少なくない。

 1.3兆円を捻出するとしている「公共事業の半減」には、地元自治体の強い反対が予想される。目玉政策の子ども手当を実現するため、これまで子育て支援の役割を担っていた所得控除を見直すことにしているが、子どものいない世帯には増税となるため、批判を懸念する向きもある。衆院定数の80削減による歳費カットを行うには、比例選の議席減に反対する社民党を説得しなければならない。

 財源を重視する岡田幹事長は「税収などはもっと厳しく見積もった方がいい」と指示し、新規政策の総額も小沢前代表当時の20.5兆円から16.8兆円に下方修正した。それでも、「政権を獲得しないと財政の内実は分からないし、財源を作れと言えば出てくるはずだ」という楽観論が根強い。

 7日の常任幹事会。大蔵省OBで蔵相を務めた藤井裕久最高顧問は、財源を論じる若手議員にこう語りかけたという。

 「財源にはそこまで触れなくていいんだ。どうにかなるし、どうにもならなかったら、ごめんなさいと言えばいいじゃないか」

英米関係が微妙になりつつあるから

 これもアリなんだけど⇒オバマは海自給油中止を認めよ | オブザーヴィング日本政治 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 ただ、その先に、で? みたいな問題がある。

なんというか

 鳩山兄さんの「友愛」がネタにされることが多いが、この日記をもし継続的に読まれている人がいたら、その「友愛(fraternity)」がこの日記の一つのキーワードに結果的になっていることを知っているのではないか……いやそんな読者を想定するのは幻想かな。

 fraternityというのは存外に難しい概念で、多様な含みもあり、おそらくはマルクスのいうassociationにもつながるのだろうとは思うのだが、そうした社会原理的な捨象の前に、絶対主義時代が実際には社団社会(社団国家)であり、婚姻が社団の機能を持っていたあたりで、欧米の婚礼には神が娶せるという受動性(だから英語だとbe marriedの表現が多いのだけど)に加えて、Impedimentというものがある。日本語でなんというのか、字引を見直すと、「〔結婚などの法的契約の〕履行障害」というのがある。まあ、そうなのだが、これを結婚では会衆に問うことになっている。「テス」の話が顕著だが。会衆がなければ結婚はない。

 この場合、神というか超越の原理、村落の原理、性愛の原理(子供という再生産、そういえばマルクス主義でも子供をなすことを再生産で捉えるのだったな)が統合される。これが「結婚」ということだが、これに友愛の原理がどう関わるかが難しい。単純な対立ではないのは、村落の原理が友愛的なものである面がある。

 しかし、ここでの難しさは、友愛、つまりfraternityつまりbrotherhoodに同性愛的な原理性が含まれていることだ。むしろ、超越の原理の側にも含まれていたとも言えるのだ、というか、いわゆるプロ倫ヴェーバーが直感していたようにカトリックのbrotherhoodに根を持っているようだ。なので、その側面からプロテスタントの集団性、村落というものがいわゆる絶対主義時代の社団社会に内在的な対立を持つ。

 まあこのあたり難しいのだけど、むしろ社団社会を絶対主義が覆うことで、王が国家となり市民が形成されることで、社団=社会のなかの構成員の自由が守られるというところで近代国家と市民が形成される。

 ということは、市民というのはfraternityの原理の側の派生であり、その端的な例は同性愛者の社会の包含と子供という社会の再生産の包含になる(子供は国家が引き受ける)。

 PACSはそういう歴史的な背景があり、当初はそうした同性愛を内包する形だったが、自然的な傾向として現在のようなありきたりの結婚制度の再定義になっていく。というか、北欧なども婚外子差別はないのだが、これは国家が成立したことで、実はこれには市民から優生学的な国民へのシフトも含んでいて、本質的にかなり難しい問題がある(つまりアレです)。

 ⇒[書評]優生学と人間社会 ― 生命科学の世紀はどこへ向かうのか(米本昌平、崚膽]此⊂掌桐了辧∋毀鄒醉胴А: 極東ブログ

 面白いのはPACSを生み出すそうしたfraternityの原理に対立し、優生学に歯止めをかけたのがむしろ社団社会的な世界における超越性の原理だった。

 まあ、こうした社会構成は、日本の場合は、常に外来として訪れ、日本の場合の社団的な性格や国家の問題は別の歩みを取る。とはいいながら、日本国憲法はこのfraternityの原理に根を持っている。

 こうした双方の社会史への洞察がないと、いわゆる進歩主義みたいなものはねじれた倒錯にしかなっていかない。単純に正義への希求が、公を幻想するとき、つまり、公の義なるものが、市民に倫理的に語り出すとき、それはとても危険なことになる(差別を排するとしてただ他者を差別するだけの矛盾に陥る、というか国家が憑依する、たいていは特定国家に反対するだけの裏返しの国家主義)。まあ、そのあたりが、若い左派の人にはまるでわからないのはないかなとは思う(少子化「問題」というのは国家という枠が前提になっている一種のナショナリズムなのに気がつかないとか)。ただ、若い人が普通に若い感性を持っているなら、義を語りだしたときのうさんくさい感覚はわかるだろう。それをむしろ払拭するかたちで他者のバッシングにいそしむとすれば、愚かさというよりむしろ心の病というべきだろう。

 

追記

 キリスト教における神と結婚の関係をもっとも根底で規定しているのは、以下。

しかし、天地創造の初めから、『神は人を男と女とに造られた。 それゆえに、人はその父母を離れ、; ふたりの者は一体となるべきである』。彼らはもはや、ふたりではなく一体である。 だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」(マルコ10:6)

 marriedは「神が合わせられたもの」の語感を持つ。

今日の大手紙社説

 特になし。財務相がまだ正式に決まってないようだがどうこういう話でもない。あとはまた海外の受け止めを見るかな。

 話題といえば⇒連合が「原発新設」容認へ 民主シフト鮮明に - MSN産経ニュース

 民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)が、原子力発電所の新設を容認する方針を固めたことが15日分かった。17日の中央執行委員会で了承される見通し。原子力政策では、民主党はマニフェスト政権公約)で「着実に取り組む」と推進を明言。一方、連合傘下の自治労などが支持する社民党は「脱原発」が党是で、連合はこれまで原発への態度を明確にしていなかった。

 昨年夏の主要国首脳会議北海道洞爺湖サミット)では、温室効果ガスの「2050年までの排出量半減」を目指すことで一致した。これを受け、連合も温室効果ガス削減に向けた対策やエネルギー政策のあり方を検討。自治労などの各産業別労組からメンバーを迎えて、「エネルギープロジェクトチーム(PT)」を昨年秋に発足させ、議論を続けてきた。

 その結果、温室効果ガスの削減が見込める原子力発電所について「新増設の着実な推進」を政策方針とすることを決めた。17日の中執に報告書を提出する。

 連合ではこれまで、原子力利用について、反原発の姿勢をとる自治労などの旧総評系と、推進派の電力総連などの旧同盟系が対立。双方に配慮し運動方針が定まらず「現状の原発は維持する」と妥協してきた。

 民主、社民両党を支持する自治労はPTの報告書について「安全確保と住民の合意は譲れないという考えに立った上で、新設を推進する」としている。

 村山内閣時を思えばなんら不思議はないのだけど。

日経社説 時計の針戻す亀井郵政・金融相の起用」NIKKEI NET(日経ネット)

 民営化から2年近くたち、きめ細かなサービスの低下などが指摘されているのも事実である。問題点があれば、それを改善していくのは当然だろう。

 ただし、肥大化した「官製金融」を民間の手に委ね、資金の流れを効率化していく改革は、日本経済の持続的成長に必要であると私たちは考える。

 民主党は今回の衆院選のマニフェスト政権公約)に「地域社会を活性化するため、郵政事業を抜本的に見直す」との一文を盛り込んだ。党内には民営化そのものは評価する意見が根強いものの、国民新党の主張に引きずられる形で日本郵政の株式売却の凍結など「官営」に逆戻りするような動きが目立つ。

 今後の政府内の検討では経済成長と郵政サービスの充実にも配慮しながら、中長期にわたる郵政の将来像をきちんと議論する必要がある。担当閣僚に就任する亀井氏は、視野の広い判断をしてほしい。

 亀井氏は金融相も兼務し、記者会見では中小企業向け融資の返済猶予を進めると語った。貸し渋り問題への配慮は必要だが、民間金融の仕組みをゆがめないよう求めたい

 ごく穏当に収めたか。

産経社説 【主張】ノモンハン70年 一方的な歴史解釈検証を - MSN産経ニュース

 日ソ両軍が旧満州国とモンゴル国境線をめぐって激戦を繰り広げたノモンハン事件(昭和14年5〜9月)の停戦協定から70年が経過した。

 この戦闘で、日本軍ソ連軍の機械化部隊に大敗したとされてきた。だが、ソ連崩壊後のロシア旧ソ連軍の資料が公開され、ソ連側の死傷者が2万6000人と日本側の2万人を上回っていたことが明らかになった。

 また、最近の研究で、当時の日本政府が独ソ接近の情報を得ていながら、それを重視していなかったことも分かってきた。ノモンハン事件最中の1939年8月、独ソ不可侵条約が結ばれ、平沼騏一郎首相は「欧州情勢は複雑怪奇」と言って退陣した。

 日本の情報収集力や情勢判断の甘さについて、当時の国際情勢に照らし、再検証が必要である。

 中国も崩壊するといろいろ出てくるだろうに。

毎日社説 社説:日航と外資交渉 抜本策として十分か - 毎日jp(毎日新聞)

 チキンゲームで最初に音を上げたのが毎日。

 日航経営陣には、外資導入によって経営に厳しい目が入り、長年のタブーとも言える部分に切り込めるとの読みがあるのかもしれない。だが、それは経営力の限界を認め、自力再建をあきらめたに等しい。今後、羽田成田両空港の発着枠の拡大で、航空業界の競争は激しくなるだけに、外圧頼みの対応は日航の今後をますます危うくし、国益を損なう恐れもある。

 完全民営化からまもなく22年。日航には「親方日の丸」の言葉がついてまわる。しかし、日航自らの努力不足だけが原因ではない。

 国、地方の政治家は実績ほしさに地方空港をどんどん建設して、採算軽視の運航を日航に押しつけた。有力者の口利きによる情実採用が横行し、そうした風土が社内の求心力と統治力を低下させた。日航の経営問題は、「フラッグキャリア」(国を代表する航空会社)の名のもとに、よってたかって都合のいいように利用し、もてあそんできたツケでもあることを忘れてはならない。

 ⇒自民党をぶっ壊すと言った小泉純一郎 党の下野を真摯に受けとめ私は筆を置く

読売社説 新人議員 「国事」を担う志と責任感を : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 かつて、中曽根元首相は、黒ネクタイで初登院した。「米国占領中は喪中だ」というのがその理由だった。その後一貫して、自主憲法制定を唱え、首相時代には「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根氏らしい出発だった。

 主幹自ら書いているのかな。

朝日社説 鳩山政権誕生へ―歴史的使命を自覚せよ : asahi.com(朝日新聞社)

 民主党が本当にこのぶ厚い岩盤を突き崩すことができるのか、穴をうがつことができるのか、国民は疑問に感じているということなのだ。

 心配のタネはすでにいくつも見える。郵便局長会、農協医師会……。総選挙の指揮をとった小沢氏は、自民党と長く蜜月関係にあった組織を次々と民主党に引き寄せてきた。

 その結果が大勝につながったのは確かだ。だが、郵政民営化の見直しにしても、では見直しの先にどんな郵政事業の未来図を描こうとしているのか。肝心のそこに答えはまだない。拙速は避けて日本経済の大きな視野からそれを示すのが亀井担当相の責任だ。

 貿易・投資の自由化の推進が民主党の主張だ。そのために日米自由貿易協定(FTA)を「締結する」と公約にうたったはずだった。だが、農協などの猛反発に遭うと「交渉を促進する」とあっさりトーンダウンした。

 結局のところ、自民党に代わって、今度は民主党が「業」や「官」となれ合うことになってしまっては、政権交代の意味は大きく損なわれる。

 野党時代であれば、「政官業の癒着を断つ」といったスローガンを唱えていれば安全地帯に身を置くことができた。だが、政権党となれば、それでは済まされない。

 業界や団体、経済界の主張にはもちろん、耳を傾けるべきものはある。大事なことは、その妥当性や公平性、効率を見極め、政策の優先順位を厳しく吟味することなのだ。

 業界益に引きずられるようなら、自民党政権時代と大差あるまい。かといって、道理のある主張をやみくもに退けるだけでは、国民益に反する。

 すでにかつての自民党政権と大差ないという状況になっているようだが。

晴れ

 空気はすっかり秋。さてと思うが、思う先が自分でうまく見えてこない。夢は見たようだが覚えていない。世の中が騒がしく思えるが自分がそれに引かれているからだろう。「亀井静香金融相」か。新井将敬が自決したとき妻と亀井に遺言を残した。現場に駆け付けるのが彼だったことを知っていたのだろう。報道では、「いろいろとお世話になりました」と一行のみあったとのことだ。そんなわけもあるまい。そうして背負うものが政治家を政治家たらしめる。

2009-09-15

どの程度ガチな話なんだろ

 ⇒J-CASTニュース : 首相会見の出席枠拡大 民主党が記者クラブに申し入れ

外務省発行の外国特派員としての記者証を持った記者と、国会記者証を持った雑誌記者を新たに会見に参加できるようにしてほしいという内容で、記者会は15日夕方から会議を行い、これを認めた。

ただ、インターネットメディアは従来通り会見に参加できない。同社の担当者は、

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「民主党の方からはインターネットメディアに関する要望はありませんでした。首相会見に記者クラブ以外の媒体社が出席できるようにするには、規約を変えなくてはなりません。今回は特例としますが、引き続き協議を続けていく予定です」

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と話し、外国特派員記者と雑誌記者の参加もあくまで例外という立場だ。「ビデオニュース・ドットコム」を運営する日本ビデオニュース社も、会見出席を記者会に要望していたが、「スペースの都合上」という理由で断られている。同社の他、日本インターネット新聞社などが加盟するインターネット報道協会は、内閣記者会と首相官邸、民主党に会見出席要望書を送っている。

 ⇒民主党の「記者クラブ解放」方針、早くも暗雲垂れ込める PJ NEWS | 56 -

 ⇒「記者クラブ員以外の出席について、何も決まっていない」=鳩山代表の首相就任会見で民主党 : PJ NEWS | 56 -

 鳩山氏は今年5月の党代表就任会見で「政権を取って官邸に入った場合、記者クラブ制の中では批判はあるだろうが、当然どんな方にも入っていただくオープン性を高めていく必要がある」と公的機関での記者会見を記者クラブ員以外にも公開すると明言した。

 この方針に関して党役員室部長代理は「方針は変わっていないと思うが、断定はできない」と述べるにとどめた。記者クラブ解放の方針決定についても「いつ分かるかも分からない」とした。

 

 ちなみに⇒鳩山新政権は記者クラブ開放という歴史的な一歩を踏み出せるか | 週刊・上杉隆 | ダイヤモンド・オンライン

 いよいよ鳩山内閣が発足する。特別国会初日の9月16日は、誰もが注目する政権交代の日になるだろう。

 筆者にとっても感慨深い日になるであろう。ようやくジャーナリストとしてのこの10年間の苦労が報われる時がやってくるのだ。

 7年前には、記者証を返還した上に、その後の受け取りを拒否したことで、すべての政府の記者会見から排除され、以降、ゲリラ的な取材を繰り返してきた。喜びがないと言えばウソになる。

 じつは、鳩山政権に対して、筆者の関心はただ一点だけである。それは、鳩山内閣の発足と同時に、本当に記者会見をすべてのメディアに開放するかどうかに尽きる。換言すれば、明治以来、戦後を含めて官僚システムと一体となって続いてきた記者クラブ制度にメスが入るかどうかという点である。

 なにより記者クラブの開放は、それは、新聞・テレビなどの“一流メディア”にとって、その日が「死刑宣告の日」に映っているからに違いない。

 しかし、それは杞憂に過ぎない。むしろ、記者クラブの開放は、日本のジャーナリズム再生のラストチャンスだ。実際は、見えない鎖につながれた記者クラブという「奴隷制度」からの解放に他ならない。

 官僚たちは、記者クラブをコントロールすることによって政治家を使い、自らの利権構造を強固にしてきた。与党と記者クラブが癒着することで、巧妙にその操舵室に忍び込み、歪んだ権力のトライアングルを操縦し、もっとも甘い汁を吸い続けてきたのは官僚たちである。

 政・官・業の既得権益を批判するメディアが、自らの既得権益にしがみついて、その問題から目をそむけてこられたのも、実は霞ヶ関の援助とコントロールがあったからだ。

 再販制度、放送免許の問題、そこに子弟のコネ採用を接着剤としながら、お互いの既得権益をバーターにして、存続させてきたのが記者クラブだ。

 仮に、このメディアシステムに変更が加えられなければ、永遠に権力とメディアの健全な緊張関係の構築はなされないだろう。それでは、官僚政治の打破も、健全な民主主義の発展も望めない。

 9月16日からの特別国会、鳩山首相が背負っている、真の歴史的な責務はここにある。

 ⇒YouTube - 民主党が記者クラブ開放公約を反故に?!(ダイジェスト)

 ⇒新聞が書かない民主党の「公約破り」 (山口一臣の「ダメだめ編集長日記」)

福島党首 少子化相に

 ⇒NHKニュース 福島党首 少子化相に内定

民主党の鳩山代表は、16日の新政権の発足に向けて、15日夜じゅうには閣僚などの人事の全容を固めたいとしており、新たに少子化対策や消費者、それに男女共同参画などを担当する大臣に社民党の福島党首が内定しました。

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産まない選択―子どもを持たない楽しさ: 福島 瑞穂

 ⇒オンライン書店ビーケーワン:福島瑞穂の落第子育てノート

民主党やるね

 何をやるかは別として。

 ⇒亀井氏ポスト急転 防衛相から「郵政・金融担当」に - MSN産経ニュース

 国民新党幹部は15日午後、国会内で記者団に対し、鳩山政権での亀井静香代表のポストが「(内定していた)防衛相ではなく、郵政担当相兼金融担当相となった」と話した。

 国民新党は以前から、次期首相となる鳩山由紀夫民主党代表に対し、郵政問題を担当する総務相ポストを求めていたが、鳩山氏が地方自治を担当する総務相ポストは民主党で取るべきだとの考えを示し、亀井氏は防衛相に内定していた。

 需給ギャップを埋めるという点ではよいかも⇒『200兆円の経済対策を』亀井静香国民新党代表代行が講演

 ⇒〔株式マーケットアイ〕もみあい、亀井代表の郵政問題担当相に驚きの声

 <14:30> もみあい、亀井代表の郵政問題担当相に驚きの声

 日経平均はもみあい。1万0200円前後で推移しているが、亀井静香国民新党代表が、新内閣の郵政問題・金融担当相に内定したとNHKが報じたことに驚きの声があがっている。市場では「郵政改革は日本の構造改革の象徴であったため、後戻りするような政策になれば、海外勢からは改革姿勢の後退と受け止められ、日本株売りにつながりかねない」(国内証券ディーラー)と不安視する声が出ている。

 ⇒時事ドットコム:亀井郵政・金融相に戸惑い=中小企業対策で警戒感も−金融界

 国民新党の亀井静香代表が郵政・金融担当相に内定したことについて、金融界では、同氏の金融行政の手腕は未知数なことなどから、戸惑いの声が広がっている。

 ある大手行関係者は「自民党の最も古いタイプの政治家で、政権交代した感じがしない」と感想を漏らす。昨年秋の金融危機対策では、国民新党は自己資本比率規制の撤廃など「実現はほぼ不可能」(同)とされる、規制強化の国際的潮流からかけ離れた施策を打ち出した。本当に実行に移すつもりなのか「まずは姿勢を見極めたい」(複数の大手行幹部)と話す。

 また、亀井氏は15日の会見で、利息返済の3年間猶予を速やかに実施する考えを示したことに、金融界では困惑が広がった。連立3党の政策合意には中小企業に対する「貸し渋り貸しはがし防止法(仮称)」の成立が盛り込まれており、亀井氏は会見で「金融機関は正常な融資活動をやっていない」と強調した。

 これに対し、大手行幹部は「無理に中小企業向け融資を伸ばそうとすれば、不良債権処理額が増えて業績や財務を圧迫する恐れがある」と警戒。金融行政の行方を見守る考えだ

今日の大手紙社説

 リーマン危機一年、イチローのなんとか。どちらも特に触れべき内容はない。

 関係ないが、Googleが、一部で予想されたように15日にまた変なロゴ出してきた。謎解きの解答が出るのか。

日経社説 次官会見の廃止は短慮だ:NIKKEI NET(日経ネット)

 民主党の岡田克也幹事長が各省の事務次官による記者会見の廃止を検討する考えを表明した。記者会見だけではないが、それを含む多様な取材を重ねて真実に迫り、伝えるメディアの機能に対する認識を欠く提案である。撤回を求める。

 岡田氏は(1)事務次官会議がなくなるので次官会見は必要ない(2)閣僚、副大臣、政務官がしっかり対外説明すれば、国民の「知る権利」上の問題にはならない――と述べた。官僚主導から政治主導への転換のために、官僚による世論誘導を抑える狙いがあると解説された。

 記者会見は官僚に対する監視の場でもある。08年、白須敏朗農水次官は「事故米」をめぐる会見発言が理由で辞任した。会見廃止を喜ぶのは官僚たちである。

 メモ

毎日社説 社説:麻生内閣 やはり荷が重過ぎた - 毎日jp(毎日新聞)

 首相の政策をめぐる発言のぶれや、数多い失言も反発と失望を生んだ。「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」などの発言に、国民は生活不安の実感を共有できない印象を強めたのではないか。

 ⇒過ぎ去った後期高齢者医療制度についての麻生失言を振り返る: 極東ブログ

朝日社説 郵政見直し―拙速を避け、代案をまず : asahi.com(朝日新聞社)

 郵政問題については朝日は意外とプレーン。

 あす首相になる鳩山民主党代表は、日本郵政西川善文社長を更迭する意向を示している。だが、問題はそう簡単ではない。連立政権はまず日本郵政見直しの具体像を示した上で、それに照らして西川氏ではなぜだめなのか、多くの国民が納得できる根拠を示さなくてはなるまい。

 小沢さんも郵政については、郵貯簡保民営化の方向で考えていた。民主党は現状ではこの問題に着手できるだけのビジョンはないだろうと思うがポピュリズムで押してしまうかもしれない。

曇り

 低空飛行。夢はいろいろ見たが忘れた。

2009-09-14

なぜ火星ではなく金星なのか?

 ⇒寛容は文明人の証: 大石英司の代替空港

でも、鳩山夫人がいる限りは(^_^;)。ここはひとつ金星人にご登場願って…‥。

(所で、この人たちはどうしていつも金星人を登場させるんだろうか。火星人の方がまだ現実的だと思うんですが)

 おそらく。

 金星は、Venusだから。

リングに戦いの鐘が鳴った

 ⇒時事ドットコム:「ポスト胡錦濤」確定が焦点=15日から党4中総会−中国

 ⇒中国共産党、15日から4中全会 習氏の軍事委入り焦点 : NIKKEI NET(日経ネット):国際ニュース−アメリカ、EU、アジアなど海外ニュースを速報

中国共産党は8日、政治局会議を開き、第17期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を15〜18日に北京で開くことを決めた。習近平国家副主席(56)が中央軍事委員会の副主席に就任するかどうかが焦点。軍事委入りすれば2012年秋に「ポスト胡錦濤」として党総書記に就くことが事実上確定するとみられる。

 毎度ながら加藤さん妥当な視点⇒解説委員室ブログ:NHKブログ | おはよう日本「おはようコラム」 | おはようコラム 「建国60年を前に中共中央委総会」

これって

 人権問題じゃね

 ⇒【酒井法子覚醒剤】酒井被告「もう二度と嫌だ」 - MSN産経ニュース

 この日、新たに酒井被告が「もう、こういうことは二度と嫌だ」と供述していることも判明。反省し、容疑を認めているため「最終的に地裁が地検の申し立てを棄却し、保釈されるでしょう」とみる法曹関係者は多い。果たして、そのまま東京湾岸署に身を置くのか、シャバの空気を吸って長男(10)と40日ぶりの対面を実現させるのか…。

 こんな微罪で、母子を長期間引き離すっていうのはどうなんだろ。

今日の大手紙社説

 特になし。朝日と毎日、それと日経がそろって今日も日航に触れなかった。いいなあ些細な話題で。

日経社説 子ども手当は所得制限も考慮して:NIKKEI NET(日経ネット)

 民主党がマニフェスト政権公約)の目玉に掲げた子ども手当が、現実のものになってきた。新政権は秋の臨時国会で法案を成立させ、中学生以下の子ども1人に2010年度はまず月1万3000円、11年度からは2万6000円を支給する方針だ。

 参院選向けに子供がいる家庭に8万円のリベートというところかな。

 問題は財源だ。初年度は総額2兆7000億円、11年度からは毎年5兆3000億円のお金をどうやって確保するのか。民主党は無駄な予算を削り、特別会計の「埋蔵金」などでひねり出すという。09年度当初予算で4兆8000億円の防衛費を上回る金額を、それだけで本当に用意できるのか。

 民主党は配偶者控除と扶養控除をやめ、子ども手当の財源の一部に充てるとしてきた。しかし、岡田克也幹事長はこうした控除の廃止を先送りすると示唆した。参院選前に痛みを伴う政策は避けたいのだろう。財源が確保できず国債に頼れば、それこそ子どもたちにツケを回す結果になる。賛成できない。

 そのあと増税ですよね。

朝日社説 リーマン破綻1年―運命を共にする時代 : asahi.com(朝日新聞社)

 それでも「大恐慌の二の舞い」を防ぐことができているのは、各国政府が足並みをそろえて巨額の財政出動や超低金利政策を打っているからだ。

 一極集中的な米国主導のグローバリゼーションは挫折したが、その米国が提唱した主要20カ国・地域(G20)による協調が効果を発揮した。これは、中国インドなどが比重を増しつつ、グローバル化が多極化という第二段階の幕を開けたことを示している。

 文脈のつながりが残念。こうつながるべき。「日本はかつて失われた10年に無駄な財政出動をし、膨れあがった巨額の国の赤字に怯えている。しかし、あの時代には金融政策しか効果を持たなかったが、現在は違う。各国が強調していて財政出動をしている現在こそ日本の財政出動が効果を持つ。日本は他国と違い財政赤字も外資に頼っているのではない。経済成長の路線に乗ることが赤字削減の近道でもある。」

晴れ

 秋空。夢は見たが、朝の喧噪で忘れた。鈍い低音のような疲労感がありいやだなあ年かなと思う。

2009-09-13

民主党漫才のボケとツッコミ

 ボケ(8/22)⇒鳩山・民主代表:新規国債発行額を抑制 「国家がもたない」 - 毎日jp(毎日新聞)

民主党の鳩山由紀夫代表は23日、テレビ朝日の報道番組で、政権獲得後に編成する10年度予算の国債の新規発行額について「(今年度より)増やさない。これ以上増やすならば国家はもたない。減らす努力をしなければならない」と述べ、抑制に努める考えを示した。

 ツッコミ(9/13)⇒景気次第で新対策、赤字国債も…民主・藤井氏 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 民主党の藤井裕久最高顧問は13日、テレビ朝日の番組で、新政権誕生後の経済政策に関し、「景気が『二番底』になってきたら、景気対策をやる」と述べ、景気が悪化した場合、新政権は新たな対策を講じるとの考えを示した。

 財源確保のための国債発行についても「あり得る」と述べ、赤字国債発行の可能性もあるとの見方を示した。

 ちなみに読売以外でも⇒国債発行「ありうる」 民主・藤井氏 : NIKKEI NET(日経ネット):政治ニュース−政策、国会など政治関連から行政ニュースまで

民主党の藤井裕久最高顧問は13日のテレビ朝日番組で、秋に経済状況が悪化した場合の国債発行を伴う景気対策について「ありうる」と述べた。ただ同氏は「借金はもっとも避けるべきこと」とも強調し、2009年度補正予算の組み替えにより生じた財源での対応が先決だとした。

これなんだが

 ⇒時事ドットコム:ダーウィン映画、米で上映見送り=根強い進化論への批判

進化論を確立した英博物学チャールズ・ダーウィンを描いた映画「クリエーション」が、米国での上映を見送られる公算となった。複数の配給会社が、進化論への批判の強さを理由に配給を拒否したため。12日付の英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた。

 FTの記事は電子版にあるのか?

 ⇒Creation (2009 film) - Wikipedia, the free encyclopedia

 Telegraphをリファーしているのだよね。

 これね⇒Charles Darwin film 'too controversial for religious America' - Telegraph

 しかもこちらは、11日付け(英国時間)なのだが、FT記事のほうが速かったのだろうか?

笑っていいのか泣ける話なのか民主党の後期高齢医療制度対策

 ⇒廃止後の道筋明示なく 後期高齢医療で民主党 - 中国新聞

 民主党は衆院選マニフェスト政権公約)で掲げた後期高齢者医療制度の「廃止」を社民、国民新両党との連立合意に盛り込んだ。だが、今後も増え続ける高齢者医療費をどのように賄うのか、廃止後の詳細な新制度設計や移行の道筋は明示していない。関係団体から混乱を懸念する声が上がり、民主党内でも一部で即時廃止に慎重な意見が出始めた。

 ▽地域保険

 後期医療制度を単純に廃止した場合、約1400万人の後期高齢者の多くが、市町村の運営する国民健康保険(国保)に再び加入するとみられる。だが、国保の7割(07年度)が赤字に陥っており、高齢者が増えればさらに財政を圧迫することは必至だ。このため、民主党は政権公約で「廃止に伴う国保の負担増は国が支援する」と強調したとみられる。

 その上で「健康保険組合(健保)などの被用者保険と国保を段階的に統合し、将来、地域保険として一元的運用を図る」という将来像を提示。だが、段階的統合の進め方や、地域保険の運営主体などは示さなかった。

 実際には、財政事情や保険料水準が異なる医療保険の統合は容易ではないとされる。都道府県側には、地域保険の運営に深くかかわれば、国保の赤字を引き受けることになりかねないとの警戒感が根強い。

 ▽「大混乱」

 日医の中川俊男常任理事は今年8月の記者会見で、民主党の後期医療制度廃止方針について「大変な混乱になる。制度が宙に浮いて(75歳以上の人は)医療が受けられなくなる」と批判した。

 こうした中、民主党の福山哲郎政調会長代理は今月7日のNHK番組で「1〜2年の間に廃止したい」と述べ、廃止には時間がかかるとの考えを示した。

 民主、社民、国民新3党が9日にまとめた連立合意は、後期医療制度の「廃止」と「国保の財政支援」を明記したものの、廃止の時期やその後の新制度の姿には触れていない。

 ⇒[書評]命の値段が高すぎる! - 医療の貧困(永田宏) : 極東ブログ

 ⇒過ぎ去った後期高齢者医療制度についての麻生失言を振り返る: 極東ブログ

果敢な池信先生

 ⇒ユニクロは日本を滅ぼすか - 池田信夫 blog

 私もあれ読んだけど、うへぇと思って、口をつぐんだだけでした。

 余談だけど。

 ⇒ユニクロが障害者雇用率トップ 3年連続 - 47NEWS(よんななニュース)

厚生労働省は、従業員5000人以上の大企業の障害者雇用率ランキング(2008年6月現在)を8日までにまとめた。衣料品チェーン「ユニクロ」が3年連続の1位で、法定雇用率の1・8%を大きく上回る8・06%だった。

 すごいと思いましたよ。テレビで現場レポートも見たけど。

 あの経営が他でもできるなら、日本社会の未来は明るいなと思った。

これもすごいな

 内樹先生⇒増子化対策 (内田樹の研究室)

 啓発されるぶくまー⇒はてなブックマーク - 増子化対策 (内田樹の研究室)

 あのぉ、労働力の問題なのですが・・・まる

今日の大手紙社説

 特になしか。朝日と毎日が仲良く日航問題には触れなかった。日経もそうか。まあ、日本の大手紙の社説の読みの面白さは、いつどの時点でどう書くかだったりする。書かなかったり、ひよったりを読まないと文脈がわかりづらい。つまり書いたものだけで見ていると日本の言論はわからない。しょーもねーなとは思うが。

 オバマの戦争、アフガン増派とは触れないのかな。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):アフガン米軍、さらに増派も 国防長官「まだ初期段階」 - 国際

 ⇒CNN.co.jp:アフガン駐留米軍に数千人増派、路上仕掛け爆弾の脅威に対応

日経春秋 春秋(9/13)

首相になる民主党の鳩山由紀夫代表が宣言した「25%削減」には、産業界から不満が噴出している。安全と生産性を両立させてきた歴史を思い起こしたい。

 タレブじゃないけど、そういう文脈では都合のいい歴史しか思い出さないんだよね。

日経社説 リーマン破綻一年、金融再生の道半ば:NIKKEI NET(日経ネット)

 米国金融危機は見方によって説明が変わるだろうけど、私は一番マクロに見て、中国要因だと思っている。バーナンキさんも結局そう見ていて、ほぉと思った。まあ、それはさておき、あれで中国バブルが沈静するということでもなく、いっそう混迷に進んでいる。ということは、本格的なクラッシュはこれからなんだろうか。桑原。

産経社説 【主張】国語世論調査 本を読む楽しみ教えよう - MSN産経ニュース

 まいどのつまらぬお話なのでスルーでもいいのだけど。

 例えば小学校の6年間でわずか1006字しか漢字を教えない漢字教育で果たして読書力が身につくであろうか。漱石や鴎外、龍之介などの名作を読みこなせるか心配になる。

 執筆子、漱石の自筆原稿とか見たことないんじゃないかな。

産経社説 【主張】日航の外資導入 自力再建の努力も怠るな - MSN産経ニュース

 いずれにせよ、外資頼みの再建には限界がある。安全への配慮も忘れてはならない。経営危機の根本には民営化後も「親方日の丸」意識を払拭(ふっしょく)できないでいる日航自身の企業体質がある。自らがここに抜本的メスを入れない限り、再建の道は甘くないだろう。

 これからなんでも親方日の丸ですよ。社会主義化ですよ。

毎日社説 社説:郵政見直し 早急に新ビジョンを - 毎日jp(毎日新聞)

 確かに日本郵政はかなりの利益をあげている。それだけをみると民営化は成功しているようにみえる。しかし、簡易郵便局の閉鎖が相次ぎ、別会社化に伴うサービスの低下といった現象も起き、収益重視の弊害が指摘されている。

 「簡易郵便局の閉鎖が相次ぎ、別会社化に伴うサービスの低下」と「かなりの利益をあげて」は矛盾した現象ではないのですけどね。基本的に郵貯の問題は、それが日の丸金融機関であったことなので……。

 しかし、単純な後戻りは許されない。民間の金融機関にとって、株式売却の凍結は政府保証の復活と映るだろうし、民業圧迫という、かつての郵政事業をめぐる問題が再燃するのは避けられないからだ。

 やってみたらわかるんじゃないかな。

 そうした点を踏まえ、衰退期にある郵便で全国一律のサービスを持続し、貯蓄や決済、送金など基礎的な金融サービスを提供し続けるのは、そう簡単なことではない。

 ここでも先の矛盾のまま。

 まあ、この話は実際には議論されていたわけだし、国民の意思がころっと変わったのだから、やってみたらいいんじゃないか。やってみて、やれない部分が明らかになるという合意形成もありだろう。

読売社説 日航再建 外資導入で活路は開けるか : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 外資を受け入れることで、財務基盤を強化し、追加融資を引き出しやすくする。

 同時に、米欧に路線網を持つ2社と共同運航で手を組み、利用者の利便の向上を図る。自前の不採算路線も廃止し、コストを削減する狙いがある。

 外資と提携することにより、日航特有の「親方日の丸」の体質を改める契機としたい、との判断もあろう。

 だが、航空法の規定で、外資は日航に3分の1未満しか出資できない。2社の出資額も不明で、財務基盤の強化にどこまでつながるかの見通しも立っていない。

 そのくらいかな、現状思いつくのは。

 日航への融資の一部は国が返済を保証しており、再建に失敗すればそのツケは国民に回る。今週発足する民主党新政権は、この問題への対応を明確にしていないが、国益を守る観点から日航再建に取り組む必要がある。

 民主党に期待ですね。

薄曇り

 気温はそれなりに上がるのではないか。いわゆる運動会日和というやつか。昨晩は手頃な音楽をいろいろ聴いていた。私は懐かしい音楽を聴くというのがきらいなのだが、このところ少しそうした思いを緩めて聴いてみる。過去も去来するが過去に付随する若い気持ちも去来する。どこに過去に置き忘れられた、どこにも行かなかった未来。夢は、どこかの温泉療養みたいな施設。私は老人ではなく、30代妻一人娘一人のサラリーマンとしてそこに来ている。朝食のバイキングで、まずそうだなあとか見ている。娘が親をさけてうろうろしている。夢とはいえ、どうして自分の経験とはまったく違う、なんというのか人の経験の混信みたいなものになるのだろうか。

2009-09-12

気のいいアヒル

 ⇒http://www.youtube.com/watch?v=Bbe_4xClg34

むかしアヒルは からだが大きくて

海も渡れば 魚も食べたよ

f:id:finalvent:20090912123536j:image

ある日アヒルは 川辺に来たが

どこもはげしい 流れだったよ

 

こいつはちょいと 考えもの

おぼれて死んだら つまらない

 

アヒルは岸辺で ブラブラ暮らし

足はちぢまる からだは弱る

 

とうとう人間に つかまえられて

気のいいアヒルは 豚小屋暮らし

償還呪文

 ⇒昔の彼女のブログ

紅茶の細かい話は、温度調節が別っていう茶葉があることでしょう?

 中国茶や紅茶はたいていは沸騰した湯でOKだから、日本茶やシルバーチップスより入れやすい。

 日本茶は実は温度管理がけっこう大変。また葉のヨリを見ないと出が予測できない。上等な煎茶だと、中国茶の茶船とは違って、湯ざましというのが要る。

 すすり茶なんかも感動的だけど。

 湯冷ましの代わりに陶器の急須を水で洗っておいて、そこに沸騰した湯を入れ、温度を見計らって、茶を入れるというか、上投法というのがある。中国茶でも黄茶でやる。

 え?

 そんな話、償還してねー?

それなのに、なんなんだろうなこの落ち込みは。

 身も蓋もなくいうと、自己愛なんだよね。

 過去の女というより、過去の自分を愛しているっていうことで、その愛せちゃう過去の自分っていうのがそれだけで幻影なんだけど、それが今の自分をどっかで支えてもいるから、忘れろとかすると、なんかばボキっと折れたりする。というか、過去が幻想じゃなくて、そのとき、なにか本当に生きていたというか生きられたというか若い日があったみたいな、奇妙なresidueというか。

 結局は、少しずつ自分を失う、失われた自分に涙する、なんかそれって自己陶酔みたいに聞こえるだろうけど、ああ、オレ、少しずつ死んでいくなみたいな、そういう正しい、哀しい喪失みたいのが結局救いになると思うよ。

 いつか、泣けたら、涙が涸れるなぁみたいな瞬間に出会えたら、まあ、救われるよ。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 償還呪文 - finalventの日記

hygienic 愛は全部自己愛の変形なんだってさー 2009/09/12

 知らなかったら、今からでも遅くないから、覚えておくとよいよ。

REV 社会化された自己満足は珍重され、社会化されない自己満足は煙たがられ、自己満足を否定するだけで何もしない人より、自己満足のための行為が、ほんのり社会に役だっている人の方が好まれたり。 2009/09/12

 という社会評価を餌に自己愛が膨らむのですよ。「社会化された自己満足」のような、自己の外側の客観世界というのはないし、まさに愛の関係というのはそういう客観性を相互的に砕くところに意味がある。では、どこに自己愛への洞察が生まれるかというと、たぶん、そこがある種の罪責感というか、自己欺瞞への無意識からの知らせのようなものです。

Midas 愛は自己愛←アホかwこういうのを「いわずもがな」とよぶ。正確には愛は確率 2009/09/13

 まあ、愛は確率というのは、歴史総和的な意味を含むから、よくわかるけどw、実は人間が認識できる確率というのは、マインドセットのフレームワークの中の意味了解だから、結局、愛は確率じゃなくて「運命」とかに翻案されて、そしてまた自己愛に吸着されちゃうんです。

 つまり、その構造全体をひんやり見ることができれば、愛の確率ゲームを高めるのはマインドセット側のフレームワークをできるだけ柔軟にしておくこと。つまり、やっぱり、自己愛の削減。

 ただ、もうちょっというと自己愛の削減から見えてくるものは、自分という一種の野獣ですね。男も女も、動物なんだ、というか。遺伝子ドライブなんてやだというのは自我の視点からはいやなものだけど、でも、動物なんですよ。ちんこまんこちんこまんこの世界。というか、その動物の哀れさのなかで人間愛とか愛とか再構築できるかが、実は人間の寿命が無駄に長い意味なんだろうと思うけど、まあ、50過ぎないとわからんでしょ。

今日の大手紙社説

 H2Bが話題。よくわからん。

 日本航空売却買収資本提携は話題にならないのかな。

日経春秋 春秋(9/12)

使い道は遊びだけではない。自己研さんあり、育児あり。本業の充実や離職率の低下にもつながる。

 研さん⇒http://bit.ly/3iLUXN

 胸元がゆれるかは別問題。問題は、ずばり、諦めの夏。オラオラ日本経済に未来はねーよ。

読売社説 社会保障番号 超党派で協議し導入を急げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 社説の意味がよくわからない。社会保障番号は民主党の公約だが。つまり、それを急げということか。

朝日社説 法科大学院―法曹が連帯し質向上を

 法科大学院を卒業した人を対象にする新司法試験の合格者が発表された。4回目のことし、年々下がってきた合格率はさらに27%にまで落ちた。

 合格者も初めて前年を下回り、2043人。来年あたりをめどに合格者を3千人にする計画なので、本来なら2500〜2900人が目安だった。

 法務省は、大学院修了生の水準が反映された結果という立場だ。

 我ながら進歩ないなと思うけど、で、何が問題?というのが依然よくわからない。

朝日社説 核軍縮―新しい日米協力の柱に

 まずは、マニフェストにうたった北東アジアの非核化への道筋を描くことだ。さらにすべての核兵器国に核の先制不使用を求める。日本の安全、地域の安定のために、中国に核軍縮を促すことも欠かせない。

 むろん、北朝鮮の核開発やイランウラン濃縮などNPT体制をゆるがしている難問には、根気強く解決をさぐっていく努力が必要だ。

 米国と緊密な協力関係を保ちつつ、核軍縮に関する日本ならではの構想力を示してもらいたい。

 うーむ、支離滅裂な文章としか思えないのだけど。文章は主語を明確にじゃないけど、主語がわからんな。

曇り・ログイン

 遠景が薄く霧かかっている。昨晩はなにかTVをぼんやりみていたがさてなんだっただろうかとマヌケなことを思う。夢も覚えていない。本を読んだあと、本の内容が自然に脳のなかで再現されるような感じある。いや病的なものではないと思うが。

2009-09-11

ブログサバト

 なんか疲れた。日本なんかどうでもいいよ、国民の選択を大切しなきゃねというのと、なんだろこの市民、うぁみたいな思いもある。やさぐれているようだが、まだまだやさぐれ度が足りないのかもしれないな。

現時点のPVはそうかも

 はてぶなんかもそう。

 ⇒Business Media 誠:最終回・現役東大生・森田徹の今週も“かしこいフリ”:ウケる記事を書くためのコツとは? 筆者が半年間で学んだこと (1/2)

筆者がウケる記事として考えていた類型は以下の4つである。

(1)話題になっていることの“簡単な”解説(詳細な解説は一部にしかウケない)

(2)何かお得感があること(Tipsマニュアルなど。応用として血液型のような無意味分類ネタがある。ブログや日常会話ですぐに実践できるもの)

(3)“一般常識(民放のクイズ番組レベルの常識)”への反論

(4)醜聞と恋愛 (あまり考えないで読めるもの)

今日の大手紙社説

 話題としては特になし。オバマの皆保険改革については言及なし。まあ、皆保険を実現している日本にとっては対岸の火事くらいにしか見えないのだろう。対岸の問題じゃないんだけどねというのは一部ブログに書いたが、私にどうこうできることでもなし。

 あと全般的には大手紙社説の執筆子の知識のレベルが低いような気がした。そうでもないのかもしれないが、まあ、なんだか昔の高校生の正義の主張みたいなレベルに見えるが。

日経社説 民主党は郵政の「官営化」を目指すのか:NIKKEI NET(日経ネット)

 経済に関わることで民主党がやることはなんか目をつぶっていたい。ひどすぎ。国民が信託した政府なんだからやりたいようにやったら。国民も政府がどういう政策をするとどう結果になるか身をもって実感しないとわからようだし。

 ちなみに⇒産業/【政権交代 どうなる経済】「日銀とアコード」波紋 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 日経社説 民主党は郵政の「官営化」を目指すのか:NIKKEI NET(日経ネット) - finalventの日記

asahichunichi ブログ主より民主党や国民の方が頭いいと思うよ 2009/09/12

 finalventの頭より民主党・国民新党の経済政策がよいと判断することで、asahichunichiさんの頭の良さを示していらっしゃる、と。ところで「日銀とアコード」の意味をasahichunichiさんはご存じですか。

毎日社説 社説:米同時テロ8年 対話広げ安全な世界を - 毎日jp(毎日新聞)

 なにか基本的な知識が欠落しているのではないか。

 超大国への露骨で卑劣な挑戦に対し、米ブッシュ政権は翌月アフガニスタン攻撃を始め、03年にはイラク戦争を開始した。今も世界はテロの脅威に覆われているとはいえ、一連の軍事行動(テロとの戦争)に意味がなかったとは言えまい。

 しかし大きな「宿題」が次の政権に託された。ブッシュ政権の強気の姿勢はイスラム世界を中心に反米感情を増幅した。米国とその同盟国を取り巻く環境は9・11前より危うくなった。自分たちを守るつもりが危険にさらすというパラドックスから抜け出すにはどうすればいいか。

 アフガン戦は、ブッシュの戦争というより、NATOに配慮して米国が出れなかったのだが。というか、NATOの存亡が問われる展開で問題が悪化してきたのだが。というか、この手のブッシュ叩きの議論はどんだけブッシュに甘えているのか。

 カナダのように02年以降、アフガンで110人以上の兵士が死亡した国もある。米国を支える同盟国も大きな負担に耐えている。オバマ政権が「アフガン重視」というのも分かるが、そこで戦う意味と戦い方をじっくり考えた方がいい。

 じっくり考えた方がいいのは、そういうカナダから、同じく米国の同盟国である日本がどう見えるかということだよ。

 就任早々、オバマ大統領は「イスラム軽視」の表れといわれた「グアンタナモ収容所」を閉鎖する方針を表明、「水責め」のような過酷な尋問を改めて禁じる意向を示した。カイロでの演説ではイスラム世界との融和をめざす強い意欲を見せた。

 でオバマのグアンタナモ⇒その後のグアンタナモ収容所: 極東ブログ

読売社説 米同時テロ8年 アフガンをテロの巣に戻すな : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 だが、対テロ戦争は終わっていない。この夏以降、タリバンの反攻が強まり、治安回復を支援する国際治安支援部隊(ISAF)に犠牲者が急増している。

 ⇒民主党政権への米英紙の関心は日米同盟: 極東ブログ

読売社説 郵政民営化 利用者本位で問題点を改めよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 率直のところ、郵政の問題は、いわゆる利用者の問題ではないだろと思うが。何を論じているのかよくわからん。

朝日社説 財界―政治とともに変わる時だ

 話としてはわからないではないが、現実は逆だろ。国家とは利害の調停であり、その機能が求められるのだから、民主党政権がどう財界と接するかの側面がある。

 ⇒国家戦略局、経済団体代表入れず 民主・岡田氏

 そういう考え方もわからないではないが、現実の雇用が急務になっているとき、この対応をするかな。

朝日社説 9・11から8年―「テロとの戦い」を超えて

 大新聞の社説がこれを書くのだからあきれるというか、自身の欺瞞に気がつかないのだろうか。文脈だけ追ってみても、イラクアフガニスタンの戦争は同じく戦争であり、ブッシュもオバマの違いはない。違いを見つけようとして現実のしっぺ返しを食らっている。現実に対応するのが現実的な力であり、いわゆるネオコンの幻想を軍人マケインが排した果実をオバマが賞味したのはいいが先がなかった。それだけのことだ。アフガン戦におけるでは現実はというとNATOの問題であり、NATOをどう英米が維持するか、世界は次第に英米のグリップからは外れるが、それはフクヤマヘーゲル的な意味での歴史の進展ではないのは、環境問題や人権問題の見通しからもわかる。そしてその中間を狙ってべたな前近代の帝国のパロディとして中露が現れる。そういう問題だ。

イスラム社会との対話を深めることなしに、イスラム過激主義にうち勝つ道は見いだせないということである。

 そういう執筆子にイスラム社会が理解できているとは思えない。もし理解できているなら、シーア派がスンニ諸国の上に君臨するための核弾弾道ミサイルの意味を考えるだろうから。

晴れ

 明日は冷え込むようで、残暑の名残も今朝までかもしれない。蝉の鳴き声がしない。昨夕、死にかける蝉の声を聞きながら、彼らにとって死とはなんだろうと思った。「彼ら」とは変なもの言いだ。ジャイナ教徒のように、あるいは仏教徒の一部のように衆生の命は一つ一つの命かというと、よくわからない。人の命がああいう命に転生するとも思えないが、いやそれはそもそも転生がないという意味ではなく神話的な思考だが、それでも命の一つ一つの対象ではないにせよ、自然が見せる死のなかに自分がどう取り込まれていくものだろうし、それは蝉がそうであるように生きることへの、ある確信でもあるだろう。誰だったか名前を忘れた日本の神学者でティリヒに実際に学んだこともあるかただが、ティリヒの晩年の、その命が大いなるものに融解していく様を考え、受け入れがたいとしていた。半村良の妖星伝に、人々が一つの船に嬉々として融解していく様を、主人公がなぜ自分はああなれないのかと見ているシーンがあった。人々、衆生なるものは、ない、といえば、ない。そこには一つ一つの命があるのだ。が、それでも、私には遠くそれらがみな一つの生死に取り込まれ、私だけを残していくようにも感じられる。明け方苦痛を伴う悪夢を見た。悪夢のなかで理性は動いていたが身体は絶叫するだけだった。理性には欺瞞もあった。つらいなと思う。自分の欺瞞を責めることでこの悪夢が逃れられるようにも思うが、それもまた手の込んだ欺瞞だろう。

2009-09-10

ちょっとまいったなこれ

 これ⇒はてなブックマーク - 二十歳までに出会っておけばよかった10冊 - 技術教師ブログ

 悪い本だとさらさら思わないけど、「二十歳までに出会っておけばよかった」という本か?

 二十歳までに出会っておいていい本というのは、子供時代の恋愛と大人時代の恋愛の違いというか、そこを乗り越えて、いい女、いい男になるための教養じゃないのかと思うが。

 さて、だとするとなんの本がよいのかと思うが、が、それ読んで自分がどうなったわけでもないしな。

 あと、大人のユーモアセンスみたいのを知る本がよいと思うが。

 こういうのとか⇒極東ブログ: [書評]ミス・マナーズのほんとうのマナー(ジュディス・マーチン)

 ああ、あれがあったな。

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うらおもて人生録 (新潮文庫): 色川 武大

 日垣隆さんは40代半ばまで読んだことなくて、なんで若いころ読んでなかったと悔やんだみたいな話を書いていたが。

 この本、さらっとも読めるけど、文章も表面的には難しくないけど、内容はすごい深いです。まあ、そう脅すのもなんなのは、色川さんとしては若い人に向けて書いた本だし。

 あと、若干入手が難しいけど⇒極東ブログ: [書評]人生ごめんなさい(半村良)

 ああ、あれがあったな。

cover
ジェイルバード (ハヤカワ文庫 SF (630)): カート・ヴォネガット, 浅倉 久志

 20歳までに読んでおけば、人生が変わるよ。もちろん、その後に読んでも、人生は変わるかもしれない。

「現代日本の転機」はざっと読んだ

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現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス): 高原 基彰

 着想はいいし、大まかなところで間違ってもいないと言っていいのだろうけど。

 方法論が雑で、読むのにけっこうつらい。「新自由主義」をなんとか定義しようとしているのだろうけど、日本のコンテクストにしようとして、どうもうまくいってなさそう。

 「前近代」というくくりも雑で、たとえば昭和初期の軍縮の動向がとか、個別の歴史の問題に触れていない。それと、76年生まれの著者だからしかたないのだろうけど、60年代70年代のナマの日本人がどう状況に関わったかの感覚がないのだろうな。

 まあ、でも、もうちょっと細かく読んでみますよ。

 っていうか、普通に左派の人が読んで……

これね、そう荒唐無稽な話でもないよ

 ⇒2012年11月の悪夢、もしも「CHANGE」が失敗したら――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

 イランの核化とイスラエルの問題は洒落じゃないよ。

  ⇒オバマ外交の手旗信号:青上げて赤上げないで青下げる: 極東ブログ

 オバマの戦争ことアフガンもこの線になりそう。

  ⇒オバマの戦争: 極東ブログ

 ルペンとか、メルケルあたりの話、つまり独仏あたりはコラムニストがわかってないし、日本のことはまるでわかってない。

 ぶくま⇒はてなブックマーク - 2012年11月の悪夢、もしも「CHANGE」が失敗したら――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

 ペイリンの現在の活躍を、日本は、報道のせいもあるけど、オバマ民主党側からしかみないからよく理解していないと思う。っていうか、ブッシュをバカにしたバカ叩きの一環でペイリンをバカ扱いしているのだろうけど、彼女の言動は冷静に見ていたほうがよいよ。っていうか、ペイリン叩きの記事はちゃんとソースに当たってきちんと叩きポイントがあっているか確認したほうがよいと思うが。

途中経過の小浜さん

 ⇒米大統領が医療保険改革で議会演説、早急な対応求める

 演説の間、民主党議員は何度も総立ちで拍手喝采する場面があったが、共和党議員からは党独自の法案を手に不満の声が上がった。大統領が「今後詳細を詰める必要がある面も多い」と述べると失笑も漏れた。

 「公的保険制度」についは、政府による保険業界の乗っ取り、との警戒感も強い。大統領は「公的保険制度は目的に向けた1つの手段であり、最終目標を達成できるならば、ほかのアイデアにもオープンであるべきだ」などと述べ、最終的な法案に公的保険制度が含まれていなくとも、改革全体がとん座することにはならない、と配慮も示している。

 まとめからはわからないのだよね⇒米大統領演説の要旨 - 47NEWS(よんななニュース)

 全文⇒Remarks of President Barack Obama – As Prepared for Delivery Address to a Joint Session of Congress on Health Care Wednesday, September 9th, 2009 Washington, DC)

 さすが⇒The Associated Press: FACT CHECK: Obama uses iffy math on deficit pledge

ほぉ

cover
テレビは見てはいけない: 苫米地 英人

日本人はなぜテレビに洗脳されるのか。CMに映し出される魅力的な商品、芸能人が着ている華麗なファッション、著名人が住んでいる高級マンション、有名店の豪勢な料理……それらはホントにあなたが欲しいモノですか? 幸福な生き方ですか?

「空気を読め」と画一的な価値観を強制してくる最強の洗脳装置を前に、知らぬ間に自分の心が書き換えられる原理とは。

 私はNHK報道ドキュメンタリーくらいしか見ないかな。

 天地人とつばさを見ているか。

 仮面ライダーもケロロもあまり見なくなった。おじゃる丸もそうかな。味楽る!ミミカおでんくんは終わってしまったしな。

これね選挙だけじゃなかったし

 ⇒時事ドットコム:昨秋ならこんな負けなかった=麻生首相

 麻生太郎首相は9日午前、首相官邸で海洋政策研究財団の秋山昌廣会長と会談した。首相はこの中で、衆院選の自民党惨敗に関し「昨年秋に衆院選をしていたら、こんなに負けていなかった」と述べた。

 首相は昨年9月の就任直後にも衆院解散のタイミングを探ったが、米国発の世界同時不況への対応を優先し、解散を今年7月まで引き延ばした経緯がある。秋山氏によると首相は、「(昨秋解散していれば)経済対策はできなかった。その辺は民主党にも分かっている人はいる」とも指摘。また、「選挙前で1キロ、選挙中で1キロやせた」と厳しい選挙戦を振り返っていたという。 

 選挙だけならさっさとできるという意見もあるけど。

 秋にやっていたらこんなに負けなかったのもたしかだけど。

 それでも秋にやっていても自民党は負けて、せいぜいよい寄せにもっていっても、民主党の連立政権がオチ。しかも、その政権は何もできない。

 あるいはあの時点で民主党が勝って政権交代して、ねじれとやらが解消されたらどうなっていたかは、これから民主党の政治を見ていればわかりますよ。

 ご参考まで⇒民主党議員のデンパ発言(マクロ経済)を晒すスレ/浜口雄幸 - MRI(モナー総研HD)

 ぶくま⇒はてなブックマーク - 民主党議員のデンパ発言(マクロ経済)を晒すスレ(経済) - MRI(モナー総研HD)

 ちなみに、ネガコメにネガコメじゃないけど。

I11 民主党を批判すればするほど民主に負けた自公政権がいかにヒドい政党だったかが逆によくわかる。「ネガキャンで ますます自民の 客離れ」という川柳もそろそろ使用済みかなと思ったらまだ使えそうだ。 2009/09/10

 経済わかってないとそう読み間違えてしまうのでしょうね。自民対民主っていう構図じゃないんのだけど。

brainparasite 経済, 政治 金融医療、環境と日増しに不安と恐怖が高まっているんだが、今の時期に言うと「ネトウヨの負け惜しみプギャー」とか言われかねない罠。…いやもう言われてもいいや。 2009/09/09

 疲れるよね。

crowserpent 国政・立法, 経済学, 2ch 民主党はホント、農業政策とコレさえ無ければ、ねぇ。/「ごめんなさいで許してやる。 だから、今は絶対緊縮するな。」 関連:http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090511#p1 2009/09/10

 農政はまったく全滅でもないかも、民主党。

オバマの天王山

 ⇒オバマ米大統領、議会演説で医療保険改革への支持訴えへ

 草稿によると、大統領は幾つかの具体的な提案を行っており、最終法案にこれらが盛り込まれるべきとしている。提案には、個人や小規模企業による保険の購入を可能にする保険取引所の設立や、保険会社による病気を抱える契約者との契約中断の禁止、自己負担の上限導入、保険会社による定期健診費の支払いなどが含まれる。

 大統領は「行動を起こす時が到来した。双方の党の最善のアイディアを集約せねばならない」とし、「今こそが医療保険改革を実行する時だ」と述べている。

 理念は正しいし、理念を美辞麗句で飾ることはできるけど、問題は現実。現実というのはカネ。というかカネ自体じゃなくて、カネの仕組み。

まあ、そう

 ⇒anond:20090910042302

 キリスト教ヨーロッパが本場みたいな考え方をするあたり、かなりカトリック史観に毒されていると見受けられる。

 そもそも、イエスはヨーロッパ出身ではないしヨーロッパに足を踏み入れたことすらないのにね。

 ローマ司教でしかないはずで、正教会は特権を認めていない。

 というか、初期教会は正教会的なものだし、プロテスタントがああなっちゃうのもそういう組織性を持つような古代宗教だからなんだろうとは思う。

 イエス自体は、歴史的には存在しただろうけど、聖書からはほとんどわからない。

 ペテロ教団とパウロ教団、という分け方が定説でもないが、大筋では原始教団は普通にヘレニズム宗教だろう。

 実は仏教もいろいろ原始幻想をもっているけど、教団は国家との関わりを持って歴史にあがってきたし、その後の教義の展開からすれば、特に大乗仏教は普通にヘレニズム宗教でしょう。

 ようするに、キリスト教も仏教もゾロアスター教ですよとかそこまでまとめると、トンデモになっちゃうけど。

 

 いろいろと細かいところでは問題が多いのだけど⇒出帆新社 既刊案内 『ブッダの謎』─仏教西アジア起源論

仏教はインド起源ではない! インド古代史の通説を覆す衝撃の書。

ブッダはダレイオス(ダリウス)に追われてメソポタミアからインド亜大陸にやってきた。

─仏教のシンボル(蓮華、獅子、菩提樹、仏足跡、ストゥーパチャクラ)はメソポタミアにその源を辿ることができる。

仏典に照応する遺跡はインドに空前絶無。『般若心経』は西アジア産。

 ⇒「 ブッダの謎―仏教西アジア起源論: 佐藤 任: 本」

 ネタ元は⇒「 仏教メソポタミア起源説: R. パール, Ranajit Pal, 佐藤 任: 本」

 仏教とはなにかという議論がないとこれらの珍妙な異説は理解しづらいと思うのだけど、ようするにいわゆる原始仏教というのは、近代史学の再構成であって、福音書におけるQのようなもの。

 現実の仏教というのは、「教団は国家との関わりを持って歴史にあがってきた」という点で、実際に世界宗教化する仏教というのが史上の仏教。

 というか、仏教というのはあえていうと、宗教ではなく、帝国のイデオロギー。ヘレニズムが世界帝国を形成する、そのエートスの派生として出てきたということ。

こんとこ

 リバタリアン的な話が多かったかなだが、自分は別段リバタリアンではない。吉本傾倒が結果的にリバタリアン的だというくらい。自分ではただのリベラリストだろ、背景的にと思うし、実際、その手のチェックの踏み絵だと、薄らリベラルになるはずだ。同性愛OK、中絶状況によるでしょ、銃規制そりゃねなどなど。

 薄ら保守かというと、自分ではどっちかというと結果的に保守なんじゃないかとも思うが、あれね、メルケルを見ていると、ああいうまともな保守観の政治家って日本にはいないものかなとは思うな。彼女は運がいいだけかもしれないが。

 メルケルについてエントリ書こうかと思ったが、書いてもなあ。

今日の大手紙社説

 大手紙社説、やなもの読んじゃったなという感じだった。

日経春秋 春秋(9/10)

 脱力系ブロガーとしてはこうした脱力コラムは嫌いじゃないな。

日経社説 連立政権で政策をゆがめない配慮を:NIKKEI NET(日経ネット)

 連立協議は衆院選の直後から3党の幹事長や政策責任者で進めてきた。社民党は外交安全保障政策で独自色をだそうと、在日米軍の法的地位を定めた「日米地位協定」の全面改定要求や沖縄の米軍普天間基地宜野湾市)の県内移設の全面撤回などを求めた。

 最終的に地位協定は「沖縄県民の負担軽減の観点から改定を提起」と合意文書に盛り込み、社民党へ配慮がにじんだ。基地問題は「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」と民主党のマニフェスト政権公約)を踏襲する表現に落ち着いた。

 連立に参加する以上、社民党がこだわりのあるテーマで発言権の確保を目指して不思議でない。しかし日本外交の基軸は日米同盟だ。同盟関係に直接影響を及ぼす重要課題について、民主党が少数党の主張に引きずられて妥協を重ねるようなことがあれば本末転倒だ。

 妥協したのは社民党だが。

 郵政民営化への対応も極めて問題点が多い。日本郵政など3社の株式売却を凍結する法案と郵政改革の見直し方針を確認する基本法案について合意文書では「速やかに成立を図る」と確認した。

 国民新党の要求に引きずられた面はあるにしろ、民主党は今回の衆院選で郵政事業について明確な将来像を示してはいない。民主党内では「官製金融」を民営化する方向そのものは評価する声も根強い。問題点を整理しないまま、時間を逆戻りさせる議論には疑問を禁じ得ない。

 これは世界経済の動向もあるので、次期政権まで留保してもいいんじゃないかとは思う。

産経社説 【主張】教育予算調査 ダメ教師が増えては困る - MSN産経ニュース

 国や地方自治体の教育予算について、日本は国内総生産(GDP)比で3・3%にとどまり、経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中で最低レベルだという調査結果が出た。

 日本の教育予算のGDP比が低いとはいっても、別の調査で1人当たりの公的教育費支出をみると平均以上だ。日本の教育費はけっして少なくない。

 今回の調査でGDP比が高い北欧などは「大きな政府」で、その分、国民負担率も高い。一方で教員の給与をみると、日本は米国などと比べはるかに厚遇されている。限られた予算で優れた教員を育てて支援し、数よりもまず教育の質向上につなげるような施策を優先すべきではないか。

 教師は娑婆の人にくらべれば学歴はあるけど、娑婆のことは知らないというのが多くなった気がするな。まあ、どうにもならないというか、教育に国家が関わってろくなことはない。

 日本は公務員が少ないがゆえに小さな政府だとかいう議論もある。公務員の権限が大きく、かつ天下りでつながっている団体も準公務員みたいなものなのに。まあ、この手の議論は議論だけは可能だけど、実態は異なる。

産経社説 【主張】連立合意 日米同盟維持に疑問残す - MSN産経ニュース

 政権協議の過程で、社民党は米軍普天間飛行場の移設計画見直しを具体的に盛り込むよう求め、民主党は抽象的な表現にとどめたいとして対立した。最終的には米軍再編や米軍基地のあり方について「見直しの方向で臨む」との表現で落ち着いたとはいえ、長年の日米交渉の成果を覆すことは現実的ではない。

 合意では、在日米軍の軍人・兵士の裁判権など、身分にかかわる日米地位協定の改定を提起することも盛り込まれたが、日米同盟の維持・強化が必要な国際情勢を認識してほしかった。

 実は産経新聞も朝日と同じで、クチをぬぐっているだけ。

毎日社説 社説:3党連立合意 民意に沿う政権運営を - 毎日jp(毎日新聞)

 ただし、課題も残った。やはり民主、社民両党間のネックは安全保障問題だということだ。結局、「沖縄県民の負担軽減の観点から、日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」との文章で折り合ったが、当初から目指す方向性は大きくは違っていないにもかかわらず合意には手間取った。

 と政局だけが頭にあって、で、普天間はどうすんのというのがすっかり頭にない毎日新聞

読売社説 3党連立合意 日米同盟の火種とならないか

 焦点の外交安全保障政策では、社民党の求める「米軍再編や在日米軍基地のあり方の見直し」や「日米地位協定の改定の提起」が盛り込まれた。民主党は難色を示していたが、国民新党も社民党に同調し、押し切られた。

 鳩山内閣は対米外交で、この連立合意に一定の縛りを受ける。将来の火種となりかねない。

 米政府は、日米が合意した海兵隊普天間飛行場沖縄県内移設計画の再交渉に応じない立場だ。沖縄県も、計画の微修正を求めつつ、飛行場の早期返還を優先して県内移設自体は容認している。

 現実的な代案もないまま、米側も地元自治体も納得している計画の見直しを提起することが、政府として責任ある態度だろうか。日米同盟の信頼関係も傷つく。

 民主党は今後、連立政権の維持を優先するあまり、国家の基本にかかわる外交・安保政策などで、社民党に安易に妥協することを繰り返してはなるまい。

 「沖縄県も、計画の微修正を求めつつ、飛行場の早期返還を優先して県内移設自体は容認している」は微妙だが。

 それでも、朝日新聞より読売新聞のほうがまっとうなこと言うようじゃね。いや、どっちも、「沖縄」問題にして、日本の問題から外しているあたりが、お見事なものだが。

 民主党は、給油活動の代案としてアフガニスタンへの人道復興支援の増額などを検討している。

 だが、海自の人的支援とアフガンへの資金支援は本来、「車の両輪」だ。人的支援がなくなることは、日本の国際協調行動の大きな後退を意味する。民主党は、海自の撤退を再考すべきだ。

 この流れなら給油活動撤退はするでしょう。というか、撤退自体はたいしたことではなく、代替のシンボル性が問われるだけだ。まあ、おそらく民間協力・支援みたいなことを言い出すのだろうが、イラク自衛隊駐留みたいに、陰で外国の傭兵様に守られてということになるのだろう。日本のマスコミ報道しないだけで、こんな馬鹿げた勧進帳こそ日本が腰抜け・キンタマレスなのは諸国の常識になっている。

朝日社説 連立合意―政権に加わることの責任

 この薄汚い連立合意は、沖縄問題でもあり、日米安保問題の決算(小沢ISAFヴィジョン)でもあるが、朝日新聞もすっぱりとクチを閉ざした。村山政権のときに自衛隊に憲法のお墨付きを与えたあたりから、ソフトスターリニストのこの手のやり口はわかっていたが、こうも理念を二の次にできるなら、権力へのしがみつきだけはやめて、いっそオレのような現実主義者になればいいのに。

晴れ

 風邪もひいてないと思うが、どうにも心にオリのようなものが溜まって、体に出ようとしているようないやな感じがする。病気というものは必ずしも心や運命のメタファーというものではないが、それでも心から存在を覆う奇妙なものがあると人は感じるようにはできているのだろう。昨晩は、まあ寝た。夢は忘れた。朝のつばさが、まあ、感動ものというか、あのハギングは洗脳セミナー系だなとも思った。戦中産まれの親が団塊世代の子を許し、また子が親許すというのは、日本にとって大きな無意識的な課題だし、その世代がかたんと進んだ団塊チルドレン的なつばさの世代にもそうなのだろうが、あれはまあ、あれでむちゃくちゃものだろうなと思う。つくづく自分がすっぱりと白け世代にいるとは思う。いや感動はするのだけどね。大きな歴史の動きというものが傷付けた人々の心というのは、個の人の人生の大きな課題とはなるがうまく克服しがたい、運命のようなものを形成する。家族や人とのつながりがその解というのは予定調和的でもあり、まだドラマ性はあるのだろうが、たぶん、解ではないのだろうなと、私は私でポカンと思う。

2009-09-09

今日の大手紙社説

 鳩山ビジョン25%CO2削減と自民党の融解。前者は結果的には政権のごたごたを隠す煙幕として見るならみごとな策略。後者は⇒http://bit.ly/s7d9h

日経春秋 春秋(9/9)

本当のところは泉下の芙美子に聞いてみないと分からない。それでも47年の生涯を急ぎ足で駆け抜け、今も若い人に読み継がれる作家が残した言葉の、なかなかの味わい深さだ。「苦しきことのみ多かりき」。こう言い切りたいときもあるけれど、人生は「風も吹くなり/雲も光るなり」。少しばかり勇気がわく。

 林芙美子はいわゆるそうした定見と違う感性の作家だったように思うが、さて、と口ごもる。

 私はこの作品が好きだ⇒図書カード:風琴と魚の町

日経社説 低炭素社会への積極策で経済成長をNIKKEI NET(日経ネット)

 日本政府が25%減を目標として掲げるならば、そうした中印の姿勢に強く変更を迫る有力な根拠となる。鳩山代表が何度も条件を付けたように、米中印を含めて主要排出国がすべて参加する枠組みが、25%削減の大前提である。数字の独り歩きは厳に戒めなければならない。

 昨日のNHK7でのこの話はもう、なんかモンティパイソンみたいなギャグだった。赤信号みんなで渡れば怖くない、みんなで発狂だれもが正常。

 たとえば、日本のCO2排出の4割を電力と鉄鋼で占める。基本的にCO2排出の少ない原発の安全・安定的な運転と、廃棄物の処分も含めた持続可能な運用を、政治の意志として推進する政策が必要だろう。炭素を還元剤に使わない水素による直接還元製鉄など、画期的な技術革新へのてこ入れも欠かせない。

 電力は原子力に移す。鉄鋼は国から手放す……か。

朝日社説 MS対グーグル―激闘が開くIT新時代

 具体性がなく支離滅裂なことを言っているとしか思えない社説、と私には思えるのだけど、これって普通に読まれる社説なのか。

 最低でも、EUと両者への関わりへの言及とその背景の話くらいあってもよいのではないかな。

小雨

 粘るようなものうさ。夢はさきほどまで覚えていたが忘れた。

2009-09-08

今日の大手紙社説

 特になし。

日経春秋 春秋(9/8)

しかし麻生さんは衆議院議員なので政治活動をやめるわけではない。元首相の森喜朗さんや、首相の座を放り出した安倍晋三さんと福田康夫さんもまだ頑張るようだ。企業では、会長、社長を退いてからも相談役や顧問などの肩書をつけて会社に残る経営者が多い。肩書なしの人生は考えられないのかもしれない。▼経営者は選挙がないので、会社によっては終身も可能だ。経済同友会の第16回企業白書は、対外活動で肩書が要る場合も「権力の二重構造や長期居座りを極力排除する仕組みが望まれる」と訴えている。最近、相談役を廃止する企業もある。重責を果たした後、政治家や経営者がどう過ごすかに人間性が表れる。

 あの自民党ではしかたがないでしょう。ただ、その後は春秋子の暗の予想に反して、麻生さんは見事な転身の人生を始められるのではないかな。

産経社説 【主張】25%減表明 どう実現するかの説明を - MSN産経ニュース

 だが、待ってほしい。国民は民主党がどのようにして、これだけの削減を実現しようとしているのか知らされていない。そもそも25%のすべてが真水(正味の削減)なのか、それとも排出量取引などの経済手法を併用するのかさえ説明されていないではないか。

 口調がなんとなく朝日新聞社説。それはさておき、曖昧でよいと思うが。

 エネルギーの利用と地球温暖化防止のために、世界各国が温室効果ガスの削減を進めなければならないのは当然だ。問題は、世界規模での削減をいかに実効的、効率的に遂行するかである。

 日本が突出して高い削減率を示すことにどういう意味があるのだろうか。25%削減で、国民の生活と国の経済が疲弊しても世界全体では1%減に薄まってしまう。なおかつ、努力をしない国が経済的に潤うという不条理な状況さえ生まれかねない。

 地球温暖化問題は「環境冷戦」の側面すら持っている。各国の国益がかかった厳しい交渉なのである。理想を現実の鏡に照らして物事を進めるのが政治ではないか。「友愛精神」だけでは通用しない世界である。日本が重い削減義務を背負い込んだ京都議定書の二の舞いだけは避けたい。

 なんか現実感がないのだよね、この政権

毎日社説 社説:公明党新体制 生活・平和の原点に戻れ - 毎日jp(毎日新聞)

 マニフェストを見る限り、公明党の政策は、国内課題についても、外交テーマにおいても、民主党の政策と近似性が高い。新政権の方針に対しては、是は是、非は非と明確にして臨んでもらいたい。

 公明党は、依然として衆参両院で第3党の勢力を持つ。主張する政策の優先順位をつけ、国民に明確なメッセージを発信することで、存在感を発揮できるに違いない。

 考えようによってはすごい社説。

読売社説 核燃サイクル 技術確立へ抜本対策が必要だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 今夏の竣工(しゅんこう)を目指してきた日本原燃の「再処理工場」(青森県六ヶ所村)の工期が、1年以上遅れることになった。

 工期の見直しは、1989年の事業指定申請以降17回目となる。試運転の最終段階で深刻な技術トラブルに直面したことが理由という。

 問題は、相当にやっかいなトラブルということだ。事態を悪化させた原燃の責任は大きい。一義的には原燃が抜本的な対策を講じるべきだが、その場しのぎの対応では解決できまい。産官学が力を結集して当たるべきだ。

 メモ。

朝日社説 「25%削減」―実現へ説得力ある道筋を

 おやネタの食いつきが速いな。「朝日新聞社主催の地球環境フォーラム」だから。鳩に豆を食らったの図か。

 今月下旬には国連で気候変動をめぐる首脳会合が予定されている。鳩山氏は野心的な提案をもっていく意向のようだが、肝心なのは国内世論を説得し、合意をつくり出す指導力である。

 「肝心なのは」普通に科学的な知性じゃないかな。理系の博士さんに言うことでもないが。

 ⇒FNNニュース: 民主・鳩山代表、温室...

8月、経済産業省の調査会に出された試算では、25%削減を実現するには、1世帯あたりの家計の負担は、年間36万円にのぼるという。

晴れ

 台風は逸れ、天気の崩れはない。昨日車のなかで最近買った曲を流していて違和感があり、切った。いい音楽だなと思うのに車のなかで聴くとさえないことがある。逆もある。作り手側のほうでも再生環境をいろいろ考慮しているのだろう。しかし再生でこうも変わるものか。なにが本当の再生か、本当の音楽か。以前オイリュトミーを学んでいて、レッスンでは生ピアノを使うので、生と録音の違いに敏感になった。最近は生を聞くことが少ないので、再生音を聞いている。それでいいんだろうかとも思うが、よくないからどうとなるものでもない。メディア化された演奏は完璧に近い。むしろ演奏会で聞くとミスに敏感になり、眼前の演奏が本当とは思えなくなることもある。本当の演奏とはと言われるとわからない。再生がすばらしいことも多い。しかも最近のオーディオはすごい臨場感があり魅力的だ。いい音を聞くとそういうものに懲りたいとも思う。私はラジオ少年でオーディオに凝る人ではなかったがやってできないでもないだろう、と考えていろいろ難しいな。音楽を聴くのに毎回ああいうオーディオルームも気楽なものではないなとも思う。夢は覚えていない。自分の人生はあとどのくらい残っているだろうとしんみり思うったが実感も少ない。私には信仰はないが、信仰のようなものが赤ワインのオリのように沈んでいて、祈りたいような気持ちにはなる。

2009-09-07

後の歴史家はこう呼んだ・・・

f:id:finalvent:20090907214123j:image

今日の大手紙社説

 特になし。

 NHK7を見ていると数年前のドタバタの悪夢を見ているようだ。これがほんとに日本の政府なのかいな、みたいな。

日経春秋 春秋(9/7)

日ごろからX線で透視するしかない。

 「日ごろ」の意味にもよるけど、X線はできるだけ避けるのが無難。

日経社説 リビアの変化を見逃すな

 レーガン時代の大問題を小ブッシュが解いたのですけどね。評価されませんな。

日経社説 景気刺激の協調を緩めるのはまだ早い

 穏当な社説。

 最初の崩壊が食い止められたということかな。まだ底があるかもしれない。雇用はまだまだ悪化するし、そのことでどこかで民主党が壊れてくるかもしれない。

産経社説 【主張】予算執行凍結 政権交代不況にはするな - MSN産経ニュース

 国の予算の大幅組み替えは地方自治体の予算にも甚大な影響を与える。国の具体策が決まらなければ地方としても動くに動けない。地方議会でいったん可決した予算を国の都合で変更することについても疑問の声がある。

 16日にも発足予定の新政権は待ったなしの対応をせまられるが、政権交代が不況の加速要因となる愚だけは犯してはなるまい。

 するなとも言えないが、ご慎重に。

 白戸記者の視点がするどい⇒日本が変わる:前例なき税金回収 - 毎日jp(毎日新聞)

毎日社説 社説:G20金融会議 報酬規制でお茶濁すな - 毎日jp(毎日新聞)

 次に気がかりなのは「出口戦略」の遅れである。確かに今の景気はまだ脆弱(ぜいじゃく)で、失業率もさらに悪化の恐れがある。それでも、昨秋や年初と現状とでは明らかに緊迫度が違う。「まだ心配、まだ不安定」と準備が遅れ、異例ずくめの緊急時モードから脱出するタイミングを逸したら、次の悲劇が待っているだけだ。

 そうこなくっちゃね、毎日新聞だもの。

朝日社説 核燃サイクル―練り直す時ではないか

 こうした新しい状況を踏まえて、鳩山政権核燃料サイクル政策を土台から練り直し、方針を固めるべきだ。そのために、この1年余の空白期間を生かして、再処理やプルトニウム利用について幅広く一般の人々や専門家の意見を聴く場を設けてはどうか。

 もう一つ、見過ごせないのは、このままだと原発の運転に支障が出かねない、という懸念だ。

 全国の原発からは毎年1千トンの使用済み燃料が出る。再処理工場の貯蔵プールはすでに満杯に近いのに、原発で搬出を待つ使用済み燃料は増え続けている。使用済み燃料を一時保管する中間貯蔵施設づくりをどうするか。

 鳩山新政権にとって、原子力政策をめぐる難題も待ったなしだ。

 連立与党の意見を聞くといいよ。

晴れ

 秋空。残暑といえば残暑。昨晩は昔の音楽を聴き、自分が若かった日を思い出した、と書いてみて、少し違う。自分はまだ若いとかそういうことではなく、その日がそれほどには遠く感じられない。ただ、あのころ見た世界や、大人たちは、消えたというのだろうか、風景のなかに埋もれてしまった。私は東京に生まれ、育ち、そして8年ほどこの街を離れ、その断絶のなかで何かを失った。逆だ。失うことができなかった。東京に戻って8年近くなるが、ずっといるほうが埋もれていったものを見失う。夢は覚えていない。くったりとした疲れが体に残る。朝方NHKのTVで天安門を行く戦車の列を見た。ミサイルを誇らしく市民の前にかざす、あれこそ軍国主義そのものではないかと思うが、日本の平和団体中国を責めない。責めろとも思わないし、そういう平和団体ばかりではないというのもあるだろう。しかし、概ねでいうなら偽善だった。日本はかつて軍国主義であり、侵略もした。それがあの光景を是認するかたちで接合されているのはおかしなことではないかと思うことを抑圧し続けた。抑圧は、矛盾した力を生むが、その力そのものがもはや疲れ果てた。他国のことではないか、どうでもいいではないか。そういうけだるい思いに引き込まれるが、それでも抑圧が生み出す矛盾した力の渦に捕らわれることに未来への道はないだろう。

2009-09-06

ところが答えたりして

 韓リフ先生⇒■[雑談]よくわからんから相談(と書くと誰も答えてくれないネットの罠w) : 2009-09-06 - Economics Lovers Live#p2

 それはまあ半分冗談(半分本気w)としても、こういう依頼にどう対処していいのかよくわからない。そもそもこのブログ、結構いろんなところの媒体で有料で書いたものを一定期間経ったということで、暗黙ないし明白な許可のもとに転載したり、あるいは草稿(つまりこれから蔵出しする予定)のものを先行公開?しているものもかなりあるんだよね。そこらへん、いちいちこちらで「この記事は転載いいっす」というコストもあるしなあ。

 みんなはどうしてんの? あるいはどう考えてるのかなあ 個人的にはこのブログの記事はここだけで、というのがいいような気がするのだが。

 私の場合:

 編集権といういうほどではないけど、自動的に転載されると、(1)追記などタイポなどの変更しづらいこと、(2)どっちが本当という言責のバージョン管理、の2点を考えて、自動的な転載はお断りしてます(大手サイトでなくて無断でやっている人はいて、困ったなと思っているけど)。

 稿料の有無・多寡の問題はあるけど、エントリ単位で転載というのは寄稿して受けます(たいてい)。

 ま、ブログの運営によりけりでしょうが。

今日の大手紙社説

 特になし。

毎日社説 社説:視点 国連軍縮会議 もっと「核の傘」を語ろう=論説委員・布施広 - 毎日jp(毎日新聞)

 それに、長期的課題として世界の核廃絶を求めつつ、いま現在は「核の傘」によって国の安全を守ろうとするのは、次元の異なる問題である。広島長崎に次ぐ第3の被爆を防ぐことを考えれば、決して矛盾でもジレンマでもないと私は思う。

 普通にジレンマだと思うが。

 それとお忘れ無く⇒第五福竜丸 - Wikipedia

読売社説 公明党敗北 出直しに与党経験を生かせ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 政策対応にも、問題はなかったか。例えば、米同時テロ後のアフガン戦争やイラク戦争といった節目で、創価学会員に根強い「非軍事・平和」志向に押されるまま、自衛隊の活用に常に消極的な姿勢を取った。

 むしろそれが現実的な政党としての成長を意味していた。

 麻生政権が2兆円もの巨費を投じた定額給付金は、公明党が主導したものだ。景気刺激効果は限定的と言われ、バラマキ的政策と批判を浴びた。

 批判のほうが失当していた。これは単に減税というだけだった。

 公明党はどうしてもS学会と表裏一体となる。しかし、その利益のポジションだけ純化できれば、都市民の重要な政党たりえる。そのためには、別の意味で大きな時限爆弾的な変化を乗り越えられるかにかかっている。だめだろうと思うが。似たケースでいえば、日共も類似のものがあるし、連合もそうだ。党派を開き、それを市民にどう開いていくかという課題が定着すれば公的な意義を持ち得るのだが。

朝日社説 新政権の日本―育て、大きな民主主義

 特にどってことない社説なのでするーと読んでいて、おやと思った。

 小さな政府か、大きな政府か。どの国でも議論が尽きないテーマだが、どんなサイズの政府であれ、参加度の低い「小さな民主主義」では力強い政策は生まれにくい。政策の効果も限られよう。多様な人材による多角的な論議に支えられた「大きな民主主義」を根付かせて初めて、日本を変えられる。

 そこはまったく違う。民主主義というのはdemocracyの訳語がわかりづらいのかもしれないけど、大衆制度という語感があり、原型を持つスイスがわかりやすいが、直接国家には上がらない。

 「参加度」というなら、社会やコミュニティの問題で、あって、「国家」に「大きな民主主義」を求めると独裁への傾向が生じる。というか、democracyの制度面というのはその独裁をいかに歯止めを掛けるかという制度になっている。

 朝日新聞の執筆子でもこういう基本の感性っていうのはないものなのかとちょっと落胆した。

 スイスについては⇒極東ブログ: [書評]スイス探訪(国松孝次)

晴れ

 秋空。街路のコスモスが美しい。昨日は久しぶりになってしまったが泳ぎに行った。筋力が落ちてしまったので無理せずのんびりと過ごす。戯れに潜水して上を見上げると鏡になった水面が美しい。そこに異世界の幕があるようだ。今朝になると体にほどよい疲れ。夢は覚えていない。

2009-09-05

Googleロゴ謎解き

 ⇒Today's Doodle, an Unexplained Phenomenon

 ⇒All your base are belong to us - Wikipedia, the free encyclopedia

On September 5th, 2009, Google tweeted out "1.12.12 25.15.21.18 15 1.18.5 2.5.12.15.14.7 20.15 21.19", a cipher for "all your 'O' are belong to us". The cipher was based on a straight alpha-numeric transliteration, wherein 1=a, 2=b, 3=c, etc., Google coincided this tweet with a www.google.com homepage graphic in which a UFO is abducting the second 'O' in Google. Clicking on the Google homepage graphic rendered search results for "unexplained phenomenon"[10].

 ⇒Twitter / A Googler: 1.12.12 25.15.21.18 15 1.1 ...

 そこまではわかるのだけど。

 その先がわからないな。

 暫定的解ではこれ⇒Exeter, NH UFO Festival - September 5th 2009

 9.3なら⇒Exeter incident - Wikipedia, the free encyclopedia

 関連はありそう⇒ Why will we always be captivated by UFOs

 このあたり⇒D-9.com

 まあ、たぶん、こうした曖昧情報による騒動という冗談なのでしょうが。

 同意見な人もおり⇒Google’s Unexplained Phenomenon logo aka Google Doodle is simply odd – SoftSailor

 ちなみに。

 これはたぶんbogus⇒unexplained phenomenon - Google Search

 "Go GLE"というダジャレなんだろうと思うが、GLEがわからん。Graphics Layout Engineかな。

こういうのありかな

 こういうの⇒J-CASTニュース : 酒井法子、覚せい剤常習の可能性 「芸能界に復帰させるな」の声

 報道ソースへの疑念を入れて、少しはJ-Castの考察を加えないと、ブログのエントリのレベルにもならないのだが。

とりあえずはそうだけど

 ⇒Far Eastern Economic Review | Is the DPJ 'Anticapitalist'?

The road to a new Japanese capitalism will be long, and has been made more arduous as the result of decisions not taken in the decades since the end of Japan’s bubble economy. The DPJ may well fail to build a new model of Japanese capitalism. But if it fails, it won’t because the party was insufficiently committed to capitalism.

 日本人としては米国人に言われたくねーよという感想はもつけどね。

メタボは活性酸素が原因でもないだろうし

 American Society for Clinical Nutrition⇒Effects of long-term antioxidant supplementation and association of serum antioxidant concentrations with risk of metabolic syndrome in adults

Conclusions: The experimental finding of no beneficial effects of antioxidant supplementation in a generally well-nourished population is consistent with recent reports of a lack of efficacy of antioxidant supplements. However, the relations observed between the risk of MetS and baseline serum antioxidant concentrations, which probably reflect associations with overall dietary patterns, do support the current recommendations to consume antioxidant-rich foods. This trial was registered at clinicaltrials.gov as NCT00272428.

 それ以前にという話もあるが。

今日の大手紙社説

 小沢幹事長話だが想定されていたことだし社説でも特に読むべきところはない。おそらく要点は鳩山のすげ替えをいつどうするか、来年までは担ぎやすいのを載せておくのか。性犯罪の裁判員制のことについては、これも想定された以上のことはないように思う。

 

日経社説 上海株を揺さぶる疑心暗鬼

 中国の株式相場の指標である上海総合指数は3月から7月にかけてほぼ一本調子に上昇し、昨年11月につけた安値に比べ倍以上の水準の3400台を回復した。

 それが8月は一転して22%下がった。なかでも31日は過去3年間で最大の下落率を記録し、前日の衆院選挙で民主党が大勝したのを受けて一時的に年初来高値をつけた日経平均が下落に転じる一因となるなど、世界的な株安をもたらした。

 中国株が8月に急落した最大の原因は、景気対策として強力に金融緩和を進めてきた中国政府が引き締め政策に転換するのではないかとの警戒感の浮上だ。背景には、世界的な「出口戦略」の議論がある。

 これね、難しい問題だな。

 話がずれるが、オバマがすでに終了してしまったような感じがする。用意周到と言えないこともないが、対応が鈍い。ヒラリーも終了しているようだ。

 

追記

はてなブックマーク - 日経社説 上海株を揺さぶる疑心暗鬼 - finalventの日記

tamamusi AntiSeptic  「ピーピーピー!きみらはもう終了!」(セルフおまわりさんwww 2009/09/05

 あー、私の妄想だと思っているのかなwww。

毎日社説 社説:性犯罪公判 スティグマを消そう - 毎日jp(毎日新聞)

 社説タイトルに「スティグマ」ってありかな。なんとなく先の社説もそうだが、きちんと複数の目が入ってない印象があるが大丈夫か。

毎日社説 社説:小沢幹事長 鳩山氏は内閣主導貫け - 毎日jp(毎日新聞)

 さらっと書かれているがかなりの不快感が感じられる。なんだろね。

読売社説 来年度予算 景気浮揚目指し編成を急げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 子ども手当の半額実施(月1万3000円)、高速道路の原則無料化などに7・1兆円かかる。その財源をどう工面するのか。

 民主党は、補正予算に加え、特別会計を含めた207兆円の国の予算を総ざらいし、無駄を削って捻出(ねんしゅつ)するという。

 だが、狙いとする公務員の人件費削減は、官公労が自らの支持基盤だけに容易ではあるまい。補助金も、多くは社会保障関係と地方交付税などで、削減は難しい。

 財源の一つにあてにする「埋蔵金」は、基礎年金などに使われ、枯渇しつつある。民主党は財源確保という難問への答えを、年末までに出さねばならない。

 まあ、年末を越えればなんとかなるかな。

読売社説 小沢民主幹事長 試される鳩山代表の統率力 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 鳩山代表は形はどうであれ、自らの責任と指導力で小沢氏の“独走”を防ぐことが肝要である。

 この社説は読売のポジション観測用かな。ナベツネも手がないか。よほど社民党でも活躍してくれなければ大連立の目もなくなった。ただ、雇用問題や対米問題は自然に行き詰まるだろう。そして時代を歴史として見るならブラック・スワンは待っている。

 自民党の再生もないだろうな。

朝日社説 新型インフル―対策に空白は許されない

 厚労省が必要と見込む5400万人分に対して、来年3月までに製造できるのは1800万人分だ。先進国の中で製造能力の低さが際だつ。

 不足分は輸入品でまかなう方向だ。だが、使い慣れない輸入品の安全性に不安を抱く医師もいる。インフルエンザワクチンは、ごくまれだが重い副反応が起きることもあるからだ。

 間違いではないのだが、執筆子問題がわかってないようだ。

 NHKは手短に要点をまとめていた⇒解説委員室ブログ:NHKブログ | 時論公論 | 時論公論 「新型インフルエンザとワクチン」

朝日社説 小沢幹事長―企業献金に自らとどめを

 話題にするでしょという以上の話はない。

 西松事件は終わっていない。前社長の判決で、小沢氏の秘書が公共工事談合に強い影響力を持っていた事実が認定された。巨額献金の背景について誠実に説明する必要がある。

 ガダルカナルは撤退したものの、それなり検察ロジックもあるだろうかと思ったが、それもないのかもしれない。

晴れ・ログイン

 秋の空気という感じだ。が、蝉の声はまだかまびすしい。昨日、少し足を伸ばしたところの公園でぼうっとベンチに座っていると物陰に猫がいてこちらを見ている。餌が欲しいということなのか手持ちの食い物を小片を投げてみるとやってくる。毛並みがよい。飼い猫だろうかと、木々のむこうに大きなマンションが見える。猫は私のほうを見て、すり寄ってくる。敵意もなさそうだ。ぼんやり視線を交わして、さてどうしたものかと田舎の医者の待合室にいるような気分になる。猫が振り向くともう一匹、さらにもう一匹いる。と一匹が小道に向かって駆け出し、二匹が続く。自転車に乗ったいかにも猫オバサンがやってきて止まると、猫が三匹並ぶ。そういうことかと見ていると、オバサンは荷物をもって物陰に消えた。猫もついていった。昨晩は軽くヨガ。眠れないかと思ったが、そうでもなし。夢は覚えていない。

2009-09-04

ブログサバト

 なんかお疲れ感の一週間だったな。後期高齢者医療制度米国の皆保険問題を少し掘り下げて書いてもいいのだけど、なんかもうどうでもいいや。歴史を学ばないものは理想の結実のアイロニーを知らない。

今日の大手紙社説

 毎日新聞による朝日新聞批判が興味深かった。ので、メモした。鳩山NYT寄稿の問題は、いろいろ問題をすり替えたい人もいるのだろうけど、外交なんでプロトコルに則った具体的な事柄でシンボルにするしかない。というか、政争とか工作が得意でも政治・外交の基本センスがない人は多いものだな。

日経社説 消費者庁に求めるもの : NIKKEI NET(日経ネット)

 こうした機能が十分発揮されるかは消費者庁の実力次第だ。約200人の職員の大半は、他省庁から移ってきた寄り合い所帯だ。地方に実動部隊をもたず、自治体や他省庁の出先機関に頼る。

 だからこそ職員の意欲と能力、他省庁との連携が重要だ。悪質な企業や従わない省庁があれば直ちに情報を公開し、存在感を示せばいい。

 「だからこそ」がむちゃくちゃ。

毎日社説 社説:新政権に望む マニフェスト実現が大原則 国民との約束は重い - 毎日jp(毎日新聞)

 ちと長いが重要なので。

 一部新聞の社説が「基本政策は継続性が重要だ」「鳩山政権は対米政策で『君子豹変(ひょうへん)』せよ」と書いている。民主党がマニフェストで示したいくつかの問題について、政策の継続性、実現可能性という観点から見直すべきだ、とする議論である。具体的には、補正の組み替え、温室効果ガス削減25%目標、高速道路無料化、日米対等化などが俎上(そじょう)に載せられている。確かに、政策によっては結果的に継続性を重視することもあるし、相手のある外交安保政策では君子ならずとも国の最高責任者としてマニフェストを超えた政治決断を求められることもあろう。

 しかし、ちょっと考えてみたい。マニフェスト選挙とはいったい何だったのか。各政党がそれぞれに自分たちが政権を握ったらどんな日本を作るのか、そのためにどういう政策を展開しようとしているのか。その政策実現の段取りから財源までをすべて一つのパッケージにした未来設計図たる政権公約の競い合いであったはずだ。

 日本国民は民主主義のルールに従って、民主党の設計図を選んだのである。このことの持つ意味は重い。なぜならば、民意の後押しがなければこの設計図も単なる紙切れでしかなく、二つがセットになることによって、従来の政治力学では困難だった問題もまた前に進めることができるからだ。その中では、制度疲労した政策や制度を新しいものに切り替える選択肢も出てくる。継続を打ち破るのもまたマニフェスト選挙の一つの効能である。

 もちろん、マニフェストで約束したことをすべて変えてはならない、といった極端な主張をするつもりもない。例えば、マニフェストに盛り込んだものの、その後その問題をめぐり大きな環境変化があった時、または、実は間違った主張をしていることに気づいた時、などは英断をもって修正すべきである。ただその時は、なぜ修正するのか、明確な説明と検証が必要なことはいうまでもない。政策論争を否定するものではないが、マニフェスト選挙の意義も大事にしたい。

 これね⇒asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年8月31日(月)民主圧勝 政権交代―民意の雪崩受け止めよ

■賢く豹変する勇気も

 天下り随意契約官製談合薬害、そして歴代の自民党政権がひた隠しにしてきた核兵器持ち込みに絡む日米密約……。かつて「消えた年金」を暴いたように、隠されてきたさまざまな闇を徹底的に検証してもらいたい。

 第二に、政策を具体化するにあたって、間違った点や足りない点が見つかったら豹変(ひょうへん)の勇気をもつことだ。

 マニフェストを誠実に実行するのは大事なことだ。だが民主党が重く受け止めるべきは、その財源について、本紙の世論調査で83%もの人が「不安を感じる」と答えていることだ。高速道路の無料化など、柔軟に見直すべき政策はある。むろん、政策を変えるならその理由を国民にきちんと説明することが絶対条件だ。

 急ぐべきは一般会計と特別会計の内容を精査し、ムダな事業や優先度の低い政策を洗い出して、国民に示すことである。その作業なしに説得力のある予算編成は難しい。

 鳩山新首相は、9月下旬には国連総会やG20の金融サミットに出席する。これまでの外交政策の何を継続し、何を変えるのか。基本的な方針を速やかに明らかにし、国民と国際社会を安心させる必要がある。

 第三に、国家戦略局、行政刷新会議をはじめとする政権の新しい意思決定システムを、人事態勢を含め着実に機能させることだ。

 自民党政権の特徴だった政府と党の二元体制に代えて、政策決定を首相官邸主導に一元化する。官僚が政策を積み上げ、政治が追認するというやり方を改め、政治が優先順位を決める。まず来年度の予算編成にそれがどう生かされるかを国民は注視している。

 これは朝日が変すぎ。

 話を毎日社説に戻して。

 この論自体をどう評価するかは考え方が分かれよう。露骨な米国批判を慎むべきだ、との声もあるだろうし、米国に対等に物申すスタート台と受け止める向きもある。

 問題は、この論文が、「反米的」と受けとめられその印象論が独り歩きしていることだ。論文では、あくまでも「日米安保体制が日本外交の基軸であり続ける」ことを前提にしているにもかかわらず、である。民主党の外交・安保政策は、むしろ我々がこれまで指摘してきたように「日米対等化」の方向性のみあるだけで具体的な中身に乏しいところに特徴があった。なのに「反米的」との決めつけは早すぎはしまいか。

 これは話が逆で、オバマ政権が実質子飼いのNYTを使って探りを入れたということで、あの論文自体は象徴的な意味しかない。つまり、修辞でどうなるというものではなく、給油問題など実質的な部分で同質のシグナルを送っているからだ。

 ⇒Mary Kissel: Japan Elects DPJ Anticapitalist Leader - WSJ.com

But Mr. Hatoyama is intent on scoring populist points at home by talking about distancing Japan from that very alliance. The first thing he's likely to do is stop Japanese self-defense forces in the Indian Ocean from refueling the U.S.-led coalition in Afghanistan. That won't have much practical effect, but the symbolism matters. The DPJ also wants to renegotiate U.S. basing agreements and do more with the United Nations, that most effective of fighting forces. Like Mr. Obama, the Japanese leader also likes the utopian idea of a nuclear-free world. North Korea's recent tests and missile launches make that kind of thinking seem naive.

 NYT寄稿の表層的なことで問題がなんとかなると思っているのなら……と思うが、それでもなんとかしたほうがよいというのはあり、

 それなら⇒Observing Japan: Rethinking Hatoyama's essay

The one bit of good news that I've heard on this front is that Hatoyama may be considering appointing Uesugi Takashi, a quite good freelance journalist who was once a secretary for Hatoyama Kunio and worked for the New York Times in Tokyo, as a secretary to the prime minister for media affairs. Uesugi has made a career of critiquing the media, and has evinced a sophisticated understanding of the workings of both the domestic and foreign media. Young and well-spoken, he would make an excellent public face for the Hatoyama government. Uesugi himself has said that he has heard nothing.

 すでに有能なスポークスマンですけどね。

 

追記

 日経も⇒鳩山政権は対米政策で「君子豹変」せよ(9/2):NIKKEI NET(日経ネット)

 鳩山政権に対する最も深刻な不安は、外交政策とりわけ対米関係をめぐるそれである。民主党が野党時代の態度を貫けば、不安は現実になるだろう。鳩山政権にとり「君子豹変(ひょうへん)」は不可避であり、私たちはそれを求める。

 君子豹変は、節操なく態度を変える意味で使われがちだが、本来は違う。広辞苑によれば、出典は易経であり「君子は過ちがあればすみやかにそれを改め、鮮やかに面目を一新する」とある。

朝日社説 鳩山新政権へ―未来に責任果たす財政を

 民主党が政権公約に盛り込んだ政策の中には「大盤振る舞い」に過ぎるものも少なくない。鳩山政権はそれらを再考すべきである。

 たとえばガソリン税などの暫定税率廃止(年2.5兆円)や高速道路無料化(年1.3兆円)は、地球温暖化対策と矛盾する。これらの政策実現を焦って国庫に巨額のつけを回すことは民意に背くのではないか。

 一方、子ども手当や出産一時金に5.5兆円を投じる公約は少子化対策として価値がある。だがその実現には、民主党が掲げる所得税の配偶者控除や扶養控除の廃止だけでは足りない。

 不足する保育所の整備を組み込んでいくにも、恒久的な財源を確保する展望を示すことが不可欠だ。

 民主党は来年夏の参院選に向けて成果を示したいところだろう。だが、無駄の削減や特別会計の運用益などの「埋蔵金」を、別の事業に財源としてつぎ込めたとしても、それは一時的なつじつま合わせにすぎない。

 子ども手当に限らず、持続的な制度をつくるには恒久的な財源が必要だ。民主党が進めようとしている歳出改革だけでは不十分であり、歳入すなわち税制も含めた財政構造改革に本気で取り組まなくてはならない。

 そのためには、財政の司令塔となる「国家戦略局」や、新しい政府税制調査会が中心となって中長期的な財政再建目標を検討し、そこに至るロードマップを国民に示さねばならない。

 どれも無理でしょ。

 無理だから財務省が望む消費税が正当化されるという話に朝日も噛んでいく。

 しかし、その実体はといえば皆保険の無理から来ている。しかし、その話ももう終わったことだ。

曇り

 朝ドラのつばさを見て、主人公の顔が最初のころの回想シーンと比べると随分変わったような気がする。タフな仕事で痩せたというだけかもしれないが、それだけでもないだろう。若い人の成長は速いというのをまざまざと見る思いだ。彼女の母役がすっぴんで出て、老け顔になる。というか、お婆さん顔になる。女も40歳半ばを過ぎると、そういう変化がある。男はといえば、それはそうだが、同じプロセスではないだろう。昨晩は寝付かれないほどでもないが、いろいろと過ぎ去った時間のことを思った。過ぎ去るための人生であったか。あと残りの人生はなんだろう。何のために過ぎ去っていくのだろうか。浦沢直樹ムックで本人が自分は世代的にいろいろなものが見れてよかったとあった。彼は60年生まれで、またぞろの私の世代論からすると、私の世代にぎりぎりで入る。そして彼はその世代をメリットだと見ていた。またぞろになるが、オリンピック前を知るなどいろいろな変化を見ることができたというのだ。それをメリットと感じられるほどポジティブな感性は私にはないが、昭和のあの世界の感覚は普通の途上国の感覚でもあり、あの感覚がない人たちにとって途上国とは異質な国なのだろう。異質であるから正義として語られるのかと若い人の正義の感性を奇妙に思うこともある。夢は見たが覚えていない。

 ⇒「 CasaBRUTUS特別編集 浦沢直樹読本 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS): マガジンハウス: 本」

2009-09-03

CCDのこれだけど

 ⇒ミツバチ大失踪はウイルス 米大学が原因究明 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された同研究によると、CCDが観察されたミツバチ細胞内では、「タンパク質工場」として機能する細胞器官、リボソームが粉々になっていた。イスラエル急性まひウイルス(IAPV)や羽変形病ウイルス(DWV)といったウイルスがリボソームの異常を引き起こし、ミツバチの病気・ストレス耐性を低下させている可能性があるという。

 「リボソームが粉々」とウイルス説とは直結しないというか、後者についてはすでに議論されているのだが。

 ⇒[書評]ハチはなぜ大量死したのか(ローワン・ジェイコブセン): 極東ブログ

 オリジナルは⇒Changes in transcript abundance relating to colony collapse disorder in honey bees (Apis mellifera) ― PNAS

The presence of these fragments may be a possible consequence of picorna-like viral infection, including deformed wing virus and Israeli acute paralysis virus, and may be related to arrested translation. Ribosomal fragment abundance and presence of multiple viruses may prove to be useful diagnostic markers for colonies afflicted with CCD.

 Colony collapse disorder (CCD) の原因追求という研究ではないように見えるが。

今日の大手紙社説

 民主党連合政権のごたごた、消費者庁ぐでぐで、国際会議欠席などが話題。総じて、民主党が引き起こしているごたごた。予想されたことではあるけど、せめて、外向きの面、WTO・G20くらいはなんとか対応できなかったのだろうかこの……。

日経社説 北朝鮮・イランの核協力防げ

 民主党はこれ考えたほうがよいのだけどね。

産経社説 【主張】国際会議 閣僚不在で国益守れるか - MSN産経ニュース

 石破茂農林水産相と二階俊博経済産業相が3日からの世界貿易機関(WTO)非公式閣僚会合への欠席を表明した。与謝野馨財務・金融担当相も、健康上の理由から20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議への出席を見送った。

 これはかなりまずいのだがというか、率直にいうと想定の範囲なんでその想定が着実に進んでいるのだが……「お国」のためにはなりませんな。

朝日社説 消費者庁発足―新政権の手で強い組織に

 正直なところ、私は消費者庁というものが皆目理解できない。なんなのこれ。

 ⇒時事ドットコム:消費者庁が扱う主な法律

〈表示に関する法律

・景品表示法=公取委から移管

・日本農林規格(JAS)法=農水省と共管

・食品衛生法=厚労省と共管

〈取引に関する法律〉

・特定商取引法=経産省と共管

金融商品販売法=金融庁と共管

・宅地建物取引業法=国交省と共管

〈安全に関する法律〉

・製造物責任法=内閣府から移管

・消費生活用製品安全法=経産省と共管

・消費者安全法=新設

〈その他〉

・個人情報保護法=内閣府から移管(2009/09/01-05:36)

 縦割りを止めるということなのだろうけど、実際には縦割りを一つ増やすことになるではというか、指揮系が混乱するだけでは。

朝日社説 3党連立協議―玉虫色合意で禍根残すな

 なんか、こー、理想をぶちあげる人の汚さが滲む感じがほどよく心地よい社説。

 難題は、共通政策に盛られなかった外交安保政策の扱いだ。インド洋での給油支援やソマリア沖の海賊対策が焦点だが、自衛隊の海外派遣に強く反対する社民党とどのような形で折り合いをつけるか。鳩山首相の基本路線が問われる問題でもある。

 民主党として決して譲ってはならない点が二つある。まず、企業・団体献金の全面禁止だ。国民新党が慎重だが、政権の根本姿勢にかかわることであり、玉虫色の合意は許されない。

 もうひとつは、政権の意思決定は内閣のもとで一元的に行うという原則だ。社民、国民新両党が求める与党の連絡会議は、内閣の意思決定を妨げるものであってはならない。両党には、閣僚や副大臣として内閣に加わり、意思決定に参画する道がある。

 まず、「民主党として決して譲ってはならない点が二つ」に外交・安保政策が含まれていないのが、さすが。

 「企業・団体献金の全面禁止」なんてどうでもいいような話が筆頭というのがグッド。もめるときほど些末な議題で騒ぐべし。

 「社民、国民新両党が求める与党の連絡会議は、内閣の意思決定を妨げるものであってはならない」は要するに、社民・国民を切れということ。

曇り

 夕方に雨が降るか。なんとなく降ってほしいような気分。夢は青春のある春の日の電車の中みたいな光景だった。隣に大柄な女性がいるのだが誰かわからない。恋人でもないようだった。朝のつばさを見つつ、自分の青春を振り返り、ふと嫌なことに気がつく。人が自分を裏切るというのはある意味で慣れてしまったが、慣れというのは構えがきついということで、構えとは人を信じられなくなることだ。人を信じられないというのはいろいろ段階があり、そして心底信じるというのも自己驕慢の類だろうとは思うが、それでも微妙に悪意のバランスのようなものもある。これはやっかいな問題か。人を人は道具として見るべきではないとはいえるが、欲望というのは基本的にそういう枠組みを持っているのだろう。魅惑的な人ほどその枠組みに嵌るようにできてもいる。などなど。

2009-09-02

知られたくなかった2009創造説

inspired by 知られたくなかった2012創造説 (地球防衛軍)●版元ドットコム

 

想像してみてほしい。

ある日突然、「2009年に日本が終わってしまう」と聞かされたら。

恐るべき軽佻浮薄の猛威が荒れ狂い、ほとんどの政党が壊滅してしまうと言われたら。

その理由が、今話題になっている地球温暖化などの環境問題が原因ではなく、ある者の「意志」で引き起こされることだと知らされたら。

そして、「たったひとつだけ、その危機をまぬがれる方法がある」と明かされたら――。

舞台は永田町のビルXへ……。オレたち"恥丘防衛軍"の<説明のつかない体験>、日本救済のキーマンクリスタル・チルドレン・ジュニア」を巡る旅の記録を綴った、衝撃のノンフィクション

 

恥丘防衛軍(ちきゅうぼうえいぐん)

オレ……52歳、だらだと続けているブロガー。ちょい頭ワルオヤジ。

先生……心霊や占い、宇宙に長けた神主の娘。「創造主」と交信できる。

お嬢さん……手紙では“お嬢さん”と書かれているが、先生から”静”と呼ばれている。

キム・ベイシンガー……アメリカ合衆国ジョージア州出身の女優。ハスキー声の美しい女性。

期日を決めて断固消費税を上げるならそれはそれで効果があるのですけどね

 ⇒時事ドットコム:将来の消費増税あり得る=鳩山民主代表が連合で言及

民主党の鳩山由紀夫代表は2日午後、都内で開かれた連合の中央執行委員会であいさつし、消費税について「政治不信が払しょくされたときには国民の皆様にもご負担をお願いするようなことも将来出てくる可能性があろうかと思う」と述べ、将来の税率引き上げはあり得るとの考えを示した。

 それじゃダメなんですけどね。

今日の大手紙社説

 個別に触れたので全体としては特になし。いや全体としていえば、大手紙は民主党の顔色伺い状態。これがどこかで総崩れを起こしていくのだろうな。

 このあたりがきっかけかな⇒総合/民主成長戦略に不安増す 外国人投資家「日本売り」に転換 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

 外国人が最も恐れているのが、日本経済の先行きだ。クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは「子ども手当などの家計支援策は短期的にプラスだが、効果が続かずに景気が二番底をつける恐れもある」と懸念する。小泉政権以降の構造改革路線が後退するとの観測が強まる中、森田氏は「民主の政策に成長戦略や規制緩和の議論が乏しい点は、外国人には『日本は内向き』と映る」と指摘する。

日経社説 鳩山政権は対米政策で「君子豹変」せよ

 野党時代に民主党がとった態度のうち、日米関係に否定的な影響を与える問題が少なくとも4つある。

 順不同であげれば、第一に、インド洋での海上自衛隊による給油活動反対である。第二に、沖縄普天間基地の県外移設を求めた点である。第三に「思いやり予算」と呼ばれる在日米軍に対する日本側負担への反対である。第四に、日米地位協定の改定を求めた点である。

 再度⇒民主党政権への米英紙の関心は日米同盟: 極東ブログ

 話戻して。

 これら4点以上に深刻なのは、外相候補とされる岡田克也幹事長が、核の先制不使用の宣言を米国に求めると発言してきた点だ。現時点では日米関係というよりも、日本の安全それ自体に有害な提案である。

 確かに米国とロシアのように、核弾頭数が均衡し、核攻撃によって失うものが多いと自覚する国々の関係では、先制攻撃よりも第2撃能力によって核抑止が維持される。仮に米国がモスクワ攻撃を宣言すれば、ロシアは数分後に第2撃を放ち、ニューヨークを消滅させる。双方に損失が大きい。だから核攻撃はしない。これが核抑止理論である。

 しかし北朝鮮のように、失うものへの自覚が不明確な国には、それは通じにくい。北朝鮮が東京を核攻撃すると宣言し、米国が先制不使用の原則に縛られる場合の対応は「東京を消滅させれば、数分後に平壌が消滅する」と警告するにとどまる。日米の通常戦力が上回るにせよ、これで日本は安心できるだろうか。

 北朝鮮が東京攻撃を宣言した場合に、米国による先制攻撃が想定されなければ、日本の安心・安全は保てない。米国が先制不使用を宣言すれば、北朝鮮のような国やテロリストへの核拡散を誘発し、日本核武装論を勢いづける危険もある。

 中国は先制不使用を宣言したが、実際の核配備がそれに見合っているか、検証は認めない。先制不使用は実は「軍縮の論理」ではない。

 これは核廃絶がどうという理想論じゃなくて、現実のフレームだった。もちろん、そのフレームを変える必要があるけど、それこそ全体構成を変えるヴィジョンがないと、どうにもならん。

産経社説 【主張】消費者庁発足 与野党は育てる責任あり - MSN産経ニュース

 年金記録問題から組織を解体し、来年1月に「日本年金機構」に業務を引き継ぐ予定の社会保険庁も先が読めない。

 すでに民間から1000人を超える正職員の採用を内定しているものの、民主党は国税庁と統合して「歳入庁」にする構想を政権公約として掲げているからだ。新組織の内定者らは、不安の声を上げている。

 ⇒民主党政権で社会保険庁は存続だが日本年金機構は廃止の件: 極東ブログ

毎日社説 社説:新政権に望む 率直で明快な発信を - 毎日jp(毎日新聞)

 そうした折、気になることが起きている。米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などに掲載された鳩山氏の論文が米主導の市場原理主義や基軸通貨としてのドルに疑問を呈し、東アジア共同体の創設を目指すことを主張していることが米国内で波紋を広げているという。

 「という」で済む話じゃないのだけど。

 ⇒NHKニュース 米紙 鳩山代表の外交政策批判

アメリカの有力な新聞「ワシントン・ポスト」は、日本の新しい総理大臣となる見通しとなった民主党の鳩山代表について、アジアに軸足を置く外交政策を掲げていると指摘したうえで、北朝鮮の核による脅威があるなかで「アメリカとの決別を模索するものであればあまりにも危険だ」と厳しく論評しました。

 ワシントン・ポストは1日付けの紙面で、民主党の圧勝に終わった日本の衆議院選挙について社説を掲載し、「半世紀以上の自民党の支配が終わり、日本に政治的な競争がもたらされた。それだけでも祝福に値する」として、民主党への政権交代を歓迎しました。その一方で、日本の新しい総理大臣となる見通しとなった民主党の鳩山代表については、「経験が少ない政治家で、アジアに軸足を置く外交政策を志向する一方でアメリカをしばしば『市場原理主義』だと攻撃している」と指摘しています。そのうえで「北朝鮮の核が日本と周辺地域に脅威をもたらしているなかで、新政権がアメリカとの決別を模索するのであれば、あまりにも危険だ」と論評しています。アメリカの政界や官界に大きな影響力を持つ有力紙のワシントン・ポストが、社説で日本の外交的な立場をこれほど厳しく論評することはごくまれで、オバマ政権の今後の対日政策にも一定の影響を与える可能性があると受け止められています。

 ⇒民主党政権への米英紙の関心は日米同盟: 極東ブログ

 ⇒米人元民主党立法スタッフのすばらしきご助言: 極東ブログ

毎日社説 社説:新政権に望む 生活第一の道筋を示せ - 毎日jp(毎日新聞)

 面白いなと思うのだけど、「生活第一」とかなんか正義を掲げるとそれに酔ってしまって現実が見えなくなってしまう人がなぜかくも多いのだろうか。と話を読むに。

 今の日本経済の困難は大幅な需要不足に象徴されている。輸出の急減も大きな要因だが、国内的には家計にかかわる雇用や所得に改善の兆しの見えないことが重くのしかかっているのだ。

 ちゃんと問題点はわかっている。

 家計の状況は民主党がマニフェストを策定した時より厳しくなっている。何をおいても、広い意味での雇用対策を早手回しに講ずる必要があるのだ。

 需要不足対策で最も有効なのは失業を減らすこと、言い換えれば、仕事を作ることなのだ。

 外れではないけど、どうしてこうずれてしまうのだろうか。まず、需給ギャップを埋めるという発想はないのだろうか。

 新政権は、09年度補正予算を全面的に見直すと同時に、自公政権下で進められてきた10年度予算編成を白紙からやり直す。09年度補正に盛り込まれている各種基金の洗い直しは当然のことだ

 これね。

 たとえば⇒asahi.com(朝日新聞社):インタビュー:自公の経済対策、大幅削減しても影響なし=民主・蓮舫議員 - ロイターニュース - ビジネス・経済

 問題は正義で削減することじゃなくて、効果的に需給ギャップを埋めることなんだが。

読売社説 自民党再出発 後継総裁選びを急ぐべきだ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 自民党は、いわゆるウヨと、小泉型実務と分かれている。今回後者が事実上粛正されたから、よりべたな保守化するしかないのかもしれない。しかし、それは小さな政党化を意味するが。というか、それが大きくなるなら、現経世会的民主党なので、参院ではむしろ自民を民主が吸い込む形で、リバイズド自民党ができるかもしれない。しかし、現実そんな政策が継続できるわけないのに、少子化かつ成長路線なしで国税に頼るのは早晩限界に達する。まさに、痛い目にあって痛みに堪えるの図になるのは必定だが。

朝日社説 鳩山新政権へ―「政権主導」の強い基盤を

 これは小泉政権、安倍政権のときとさして変わらないのだが。つまり官僚や内部分裂で潰れた。今回官僚がどうでるかわからないのと、民主党は自民党と変わらぬ野合。

 ⇒民主党の行政改革は、ようするに小泉改革じゃないのか: 極東ブログ

 ⇒自民党安倍政権が種を撒き、民主党鳩山政権が刈り取る: 極東ブログ

小雨

 雨か。なんか疲労感。つばさを見て、いやこれは70年代DJじゃないなとかちと思うが、ああいう心情は私より少し上の世代のものだろうか。夢は。沖縄南部の新設大学を訪ねるというものだが、どうも南部の風景より険しい。現代的な設備というのだが大学までの道のりた険しく、しかもおんぼろバスだった。大学の内部はさすがに近代的にで政治学のスタッフと合う。学生達は欧米人も多いようだった。ディテールは忘れた。

2009-09-01

FT、NYT、WP社説 on 日本政権交代

 FT⇒FT.com / Comment / Editorial - Sun rises on a new era for Japan

It is perfectly acceptable to point out that Japan’s future is intertwined with that of Asia and that a one-dimensional foreign policy of subservience to Washington is inadequate. But there are ways of reaching out to Asia and of asserting Japan’s national interest without causing jitters in Washington.

 

Japan must tell the US clearly what it can and cannot do, both in terms of military support, say in refuelling ships in the Indian Ocean, and in other areas, such as transfer of environmental technology, where it has much to offer.

 

Critics are right to point out that the DPJ is a mixed ideological bag. Now it has gained power, it must prove it can rally around a coherent and pragmatic set of principles. Japan’s voters have revealed themselves to be extremely skittish. They will not settle for anything less.

 NYT⇒Editorial - Japan’s New Leadership - NYTimes.com

One concern: Mr. Hatoyama’s suggestion that Japan not renew the mandate for its ships on a refueling mission in the Indian Ocean in support of United States military operations in Afghanistan. President Obama is implementing a new Afghan strategy. Japan should continue its risk-free mission, at least through next spring.

 WP⇒Shake-Up in Japan - washingtonpost.com

Can the Democratic Party of Japan, a mix of former LDP politicians, ex-socialists and civic activists, succeed where the LDP has failed? One irony of the party's reform message is that its behind-the-scenes leader is Ichiro Ozawa, a former LDP boss with a knack for power politics.

Japan needs further restructuring of an economy that depends heavily on exports to support less-efficient sectors such as construction and agriculture. Greater reliance on domestic demand would help both hard-pressed Japanese families and the United States, insofar as such a policy might reduce Japan's trade surplus: The DPJ has several pro-consumption proposals, from lower highway tolls to increased support for couples with children. Alas, the party has been less clear about how it will pay for these goodies, no small omission given that the national debt is already almost twice Japan's gross domestic product. Unfortunately, too, the DPJ bought the votes of Japan's farmers with promises of money and protection.

There will no doubt be room for negotiation with the Obama administration, perhaps over such issues as the basing of U.S. Marines in Okinawa. But the threat of a nuclear North Korea makes Japan's neighborhood too dangerous, we think, for the government in Tokyo to seek a rupture with Washington or for the Obama administration to let one develop.

今日の大手紙社説

 特になし。大手紙は民主党のマニフェストを内心無理でしょと見切っているというか、まあ、普通はそうだろう。これから始まるスラップスティックに個別に対応していれば、マスメディア的にネタは尽きないしそれに大衆も右往左往されるのだろうけど、それも学習過程。

 インフルエンザは数的にはかなりなインパクトを持つだろう。クチをつぐむべきかとも思うが、公衆衛生上はメリットが上回るはずだが、ワクチンには副作用リスクがある。やっかいなパニックになれないとよいのだが。

朝日社説 政権移行―1分も無駄にできない

 なんだかめちゃくちゃなことを言っているように聞こえるが。というのは、これはただ制度の手順に則ってする他ないでしょ以上はない。

民意マジレス、聞いたよ

 これね⇒livedoor ニュース - インターネットラジオ特別番組「民意にマジレス 〜ネット論客が新政権にもの申す!〜」

 お二人とも語りがうまいというか、びっちり間を埋めていくので、しらっとした空気をあちこちパッチされている印象はある。批判というのではないが、弾さんは意外に思いをうまく言葉にしづらい人ではないか。表層的な形式的な語り上手のウラに、なにか言語プロセスとして語り下手が潜んでいてところどころで、言葉に、妙な言い方だが、失語的に詰まっていた。私もそうだがアスペルガー的ななにかはあり、そのあたり恐らくマクロ的な理解のフレームワークと、あと一種のサービス精神的な道化の精神で補っているのだろう。おそらく兄貴的に慕われているが、身近で支える人がないとつらいタイプの人なのではないかなと思った。池信先生は語り、内容、間の取り方、すべてにおいてプロだった。宮台さんを神保さんが使うようにうまく支える人がいたらそれだけでメディアになる才能だろうと思ったが、逆にこうした人を支えるのは難しいだろう。番組としては、開票に合わせてやるリアルタイム性はなくその点は企画が甘いように思えた。この逸材を二人選び出して2時間を詰めたのはすごいなとは思うが、というか、広告取れよというのと、Twitterを活かせばよいのに。

晴れ

 九月になった。自公政権の終焉が夏とともに終わるというのは日本人の季節感からするとキリがよいというべきだろうか。小沢はかねがね一度政権交代を体験したらそのよさがわかりますよと言っていた。わかる秋の日となるだろうか。ならないような気がするが、この奇蹟のような手品をやってのけたのだからとつい期待する魔力が彼にはある。彼が自民を割って、そして自由党で小さな政党になったとき、政策政党であればよいのだと熱弁したとき、ああ、そうか、それはそうだと思ったものだった。多くの人が彼のもとを去り、北京が去らないのを横目で見ながら、これは長期的には中国人の目が正しいだろうなと思ったものだった。むしろマスメディア毀誉褒貶があるなら、じっと彼を軸に見ていこうと思った。民主党でも乾されてもう引退かなと思ったが出てきた。自分と比較するのはおこがましいが、私は小沢に民主主義というものの理解で負けたなと思った。しかし、なんというか、そういう注視の日もこの夏で終わりでいいやと思った。政治がどうあるべきか。それがついに「日本が」に置き換わる。この国の存亡の危うさを知れば、そう思わざるを得ないのだが、しょせん政治は一人の生き方の背景でしかない。昨晩は、弾さん池信先生のれいの放送をダウンロードし、iPodで聞いた。そのあとは寝付かれなく、ぼんやりとしていた。

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