今日の大手紙社説

 名護市長選挙自民党大会。後者は特にどうということでもなし。前者もある程度想定されていたこと。ただ、この結果が読めていたかというと、私は読み切ってはいなかった。
 読売などは米側を懸念しているが米側でもあらかた織り込み済み。
 ⇒asahi.com(朝日新聞社):鳩山政権の普天間決着「悲観的」 知日派アーミテージ氏 - 国際

 【ワシントン=伊藤宏】知日派として知られるアーミテージ元米国務副長官は15日、ワシントン市内で開かれた日米関係に関するシンポジウムに出席し、米軍普天間飛行場の移設問題について、「個人的には、建設的な決定がなされるかどうか悲観的だ。時間をかけることで、よりよい決定がされるとは思わない」と述べ、鳩山政権が、米政府が納得する結論に達するのは困難だとの見方を示した。
 アーミテージ氏は、移設問題が行き詰まった場合を想定し、「軍事的な必要性を十分に満たす代案を用意しておいた方がよい」と指摘。「我々は少し肩の力を抜くべきだ。普天間問題でどんな決定がなされようとも、同盟関係は続く」とも述べた。

 選択肢は二つあると思う。一つは県内移設を公約通りにやめること。この点については軍事的な観点からいろいろ示唆は出ているが、決定的と言えるものはなさそうだ。というのをアーミテージさんも含んでいるところ。二つ目は、選択肢というのも変だが、民主党の空中分解。実際のところ今回の決定は、公約を通したというより、閣僚間の迷走を見てもわかるが指導者の不在による。(なので、普天飛行場固定につながりかねない。)

日経社説 名護市長選挙で深まった普天間の混迷:NIKKEI NET(日経ネット)

 2006年、額賀福志郎防衛庁長官(当時)は沖縄を訪問し、風呂のない公民館に泊まり、地元村長の家で地元料理の山羊汁を食べた。鳩山政権には、沖縄に対し、そのような接し方をした閣僚はいない。
 首相自身は就任後、まだ沖縄に行ってもいない。

 沖縄を理解するというのはむずかしいものですよ。

朝日社説 名護市長選―「県外」探しを加速せよ : asahi.com(朝日新聞社)

 政府与党の作業チームは近く、各党が辺野古以外の代替案を持ち寄る。「県外」の九州の自衛隊基地や沖縄県の離島などの名前もあがっている。一括移設にこだわらず、基地の機能を分散する打開策も検討すべきだ。
 いずれにせよ、自治体に受け入れを説得したうえで、さらに米国政府を動かさなければならない。相当な力わざが必要だろう。広く国民の間で基地負担を分かち合うという難問に、答えを見いださなければならない。

 当初からそういうことだったはずなので、きちんと鳩山政権はこの問題を勧めていただきたい、という以上はない。
 選挙の結果だが、1500票差ほど。だいたい一割程度の差。

晴れ

 朝からばたばたと。そういえば、夢は大半忘れたが、自我が分離して私が二人になっているという奇妙な話だった。通俗的な話では身体は分離するが、自我は1つ。だが、そうでもなく、奇っ怪な意識状態だった。