朝日新聞社説 バンコク流血―正統性ある政権が必要だ

 政治対立を仲裁してきたプミポン国王も高齢となり、そうした役割は期待できまい。08年に発足したアピシット政権は選挙の洗礼を受けていない。回り道なようでも総選挙を早期に実施し、正統性のある政権を樹立することが、混乱収拾への第一歩だろう。

 アピシット側が乗り切るかと思ったが、無理な動向だ。死者を出したことがアピシット側の不利に働いた。選挙になると、アピシットが勝つとも限らないので、何かと不安になる。意外と中国様が静かにしている印象はある。