finalventの日記

2010-05-31

キム将軍のおかげ?

 WPChina's Korea crisis

In the short term China's behavior has benefited the United States. Watching Beijing defend the indefensible probably helped the Japanese government settle a dispute with the Obama administration over a U.S. base on Okinawa. It has shown South Koreans as well as people throughout Asia why the United States remains an indispensable guarantor of security in the region.

はて? この朝日新聞報道は何?

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):首相「日本を攻撃なら冷静な態度難しい」 哨戒艦沈没 - 政治

 鳩山由紀夫首相は30日、済州島で開かれた日中韓首脳会議で韓国哨戒艦沈没事件に触れ、「仮に日本が同じ攻撃を受けていたなら、韓国のように冷静で落ち着いた態度を保つことは難しかった」と語った。会議出席者が明らかにした。

 出席者によると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が、同様の事件に遭った際の対応を日中に尋ねたことを受けた発言だという。

 日本政府高官は鳩山首相の発言について「(韓国が)攻撃に対し、武力で返さずに対処したことを評価する」としたほか、「日本には自衛権があるが、憲法上、他国への攻撃はできない」と述べたとしている。

 はて?

 ⇒【哨戒艦事件】首相「日本なら冷静でいられなかった」 韓国政府が発表後、訂正し謝罪 - MSN産経ニュース

 韓国・済州島で30日行われた日中韓首脳会談で、北朝鮮による韓国哨戒艦沈没事件に関する鳩山由紀夫首相の発言をめぐって、韓国政府が日本政府に謝罪する出来事があった。

 問題となったのは、韓国大統領府の首席報道官による会談後の記者ブリーフィング。それによると、鳩山首相は会談で「もし日本が同じ方式の攻撃を受けたとすれば、韓国のように冷静で沈着な態度を維持するのが容易でなかっただろう」と発言。首席報道官はこの発言を「(この場合、日本は)自衛権発動が避けられなかったという趣旨」と解説した。

 一方、日本側は「このような発言はなかった」と事実関係を全面否定。韓国大統領府が首席報道官の発言を訂正したとした上で、「韓国政府から日本政府に『申し訳ない』との謝罪があった」と説明した。

 産経報道が変?

 

追記

 ⇒首相「日本へ攻撃なら冷静な態度困難」と発言 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 鳩山首相が韓国・済州島で30日に行われた日中韓首脳会談で、北朝鮮の魚雷攻撃による韓国哨戒艦の沈没事件について、「仮に日本が同じ攻撃を受けていたとすれば、韓国のように冷静で落ち着いた態度を維持するのは容易でなかっただろう」と発言していたことが分かった。

 会議出席者が31日、明らかにした。

 これについて、会談に同席した福山哲郎外務副大臣は31日の記者会見で、「韓国と比較し、日本の場合にはどういう態度が取られるだろうかという例示で言った。冷静な対応が無理だと決めつけて言ったとは受け止めていない」と述べ、首相の発言を事実上、認めた。

 首相の発言は、自衛権の発動を示唆したと受け止められる可能性もあるが、福山副大臣は「自衛権の発動という言葉は一切出ていない」と強調した。

(2010年5月31日19時52分 読売新聞

今日の大手紙社説

 社民党離脱と日中韓首脳会議だが特に読むべき話もない。

晴れ

 今日が五月の末日か。「五月末までには」ってよく聞いた月であったな。

2010-05-30

これで決まりかな

 ⇒福島氏「首相退陣でも離脱」 辻元副大臣辞任へ : 日本経済新聞

 社民党の福島瑞穂党首は30日の連立離脱決定後の記者会見で、鳩山由紀夫首相が退陣した場合に連立政権に残る可能性について「進退問題があったとしても日米共同声明は生きているから関係ない」と否定した。ただ野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応については「今日の時点でコメントすることではない」と述べるにとどめた。

 離脱に慎重とされた辻元清美国土交通副大臣が前原誠司国交相に辞表を提出することも明らかにした。

 選挙協力は残るだろうから。こんなあたりか。

大愛婆さん、2007年の予言は今

 元ネタ⇒社民の民主合流を提案 小沢代表、有力労組幹部に

 民主党の小沢一郎代表が10月下旬、同党と社民党を支援する全日本自治団体労働組合(自治労)と日本教職員組合(日教組)の幹部に社民党の民主党合流を提案し、後押しするよう要請していたことが分かった。両党関係者が30日、明らかにした。  しかし、直後に福田康夫首相と小沢氏との党首会談で、自民、民主両党の「大連立構想」が浮上、小沢氏が代表辞任を表明するなど民主党内が混乱し、そのまま立ち消えになったという。  民主党は同時期に国民新党と参院で統一会派を結成。小沢氏は社民党と合流し単独会派で参院過半数を握ることで福田政権への圧力を強め、大連立をめぐる協議も有利に運ぼうと狙ったとみられる。  小沢氏の提案を伝えられた社民党幹部は「野党共闘を呼び掛けておいて、党の吸収を考えるとは失礼にもほどがある」と拒否する考えを表明。

 大愛婆さん、2007年の予言⇒はてなブックマーク - ラージアイ・イレブンのブックマーク - 2007年12月31日

I11 大連立騒動の後にこの動き。合流してもしなくても民主が政権をとるには社民議員の議席が必要。どっちにしても社民は民主党政権においてキャスチングボードを握ることになる魚拓http://z.la/e4c98 2007/12/31

こういう文脈もあった

 ⇒海兵隊のグアム移転費削減せず 米下院が可決 : 日本経済新聞

 【ワシントン=弟子丸幸子】米下院本会議は28日、国防予算の使途の大枠を決める2011会計年度(10年10月〜11年9月)国防予算権限法案を賛成多数で可決した。在沖縄海兵隊のグアム移転関連経費として盛り込んだ4億2700万ドル(約390億円)は削減せず、国防総省の要求通りに認めた。上院軍事委員会も同法案を可決し、上院本会議での採決を今後に控える。

 グアム移転費が最終決定するには、関連法案である軍事施設建設に関する予算歳出法案や国防歳出法案の成立が必要。関連法案の本格審議は夏以降になる見通しで、決着まで修正の余地がある。

 海兵隊8000人のグアム移転は米軍普天間基地移設と一体。移転費減額を避けるためには、普天間間問題を巡る日米共同声明に基づき、両国政府が代替施設の位置など詳細に関する協議を8月末までに終えることが重要になる。

 米国は米国で、かつて自身が統治した地域への責務感やホスト地域への配慮もあり、軍の地域負担を減らすべく、海兵隊8000人のグアム移転を検討している。というか、これはいわゆる抑止力とは別のことだ。

今日の大手紙社説

 NPTが話題といえば話題。でも、これはそれほど騒ぐほどの差はないと思うが。

毎日新聞社説 社説:論調観測 「普天間移設」政府方針 首相の資質を強く断罪 - 毎日jp(毎日新聞)

 ダメな社説読みというか、ダメな話。

 米軍普天間飛行場の移設問題が大きく展開した。政府は28日、日米共同声明を出し、「辺野古」を明記した対処方針を閣議決定した。併せて鳩山由紀夫首相は、署名に応じなかった社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相を罷免した。

 この問題を巡り、読売産経日経は従来、現行案の「辺野古」回帰を主張してきた。一方、毎日、東京、朝日は、国外、県外移設を含めた沖縄の負担軽減に力点を置いてきた。

 どうダメかというと、「じゃあ、普天間飛行場の撤去はどうなるの?」と問いかけてみるとよい。

 自民党案なら県内移設あるが普天間飛行場は撤去される。

 「毎日、東京、朝日は、国外、県外移設を含めた沖縄の負担軽減」というけど、普天間飛行場の撤去は曖昧にされる。というか、しょせん現地の日常がわからないナイチャーの議論。

 つまり⇒取り返しつかぬ鳩山首相の普天間失政 :日本経済新聞

移設のめどは全くたっていないのが実態だ。普天間基地が現状のまま固定化される恐れが強まっている。

 そこをどう見つめるかということをなぜしないのだろう。

読売新聞社説 貨物検査法成立 海保と海自の連携を密にせよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 特措法は、麻生前内閣が国会に提出したものの、衆院解散で廃案になった。鳩山内閣は、昨秋の臨時国会に法案を一部修正して再提出したが、他の法案処理を優先させ、成立を先送りしていた。

 本来、もっと早く成立させなければならない法律だった。

 さらに問題なのは、法案の修正内容だ。麻生前内閣の法案では、海保で対応が困難な場合に海自が出動することを定めていたが、その規定を削除した。自衛隊の活用に否定的な社民党に配慮したためだった。

 政府は、この規定がなくても、自衛隊法に基づく海上警備行動を発令すれば、海自を出動させることができるとして、運用上の支障はないと説明している。

 だが、今回の特措法に海自の関与を明示しなかったことは、非常時に海自の出動をためらわせることにつながるのではないか。

 まあ、そういうこと。

 社民党への配慮っていうより、自治労と日教組票への配慮。今のドタバタの本質も同じ。

曇り

 夕暮れのような朝。夢のなかで何か書いていたのだが、忘れた。

2010-05-29

反自民に告ぐ

反自民に告ぐ。ご声明が発せられたのである。既に、鳩山首相の御声明が発せられたのである。お前達は社民党の主張を正しいものと信じて絶対服従して誠心誠意活動して来たのであらうが、既に、鳩山首相の御声明によって、お前達は皆復帰せよと仰せられたのである。此上お前達が飽く迄も抵抗したならば、夫は革命に反抗することになり逆賊とならなければならない。正しいことをしてゐると信じていたのに、それが間違って居たと知ったならば、徒らに今迄の行懸りや義理上から、何時までも反抗的態度をとって、鳩山首相に叛き奉り逆賊としても汚名を永久に受けるやうなことがあってはならない。今からでも決して遅くはないから、直ちに抵抗をやめて連立の下に復帰する様にせよ。そうしたら今までの罪も許されるのである。お前達の父兄は勿論のこと国民全体も、それを心から祈って居るのである。速かに現在の位置を棄てて帰って来い。

 

追記

 http://goo.gl/UogP http://goo.gl/E6f8 http://goo.gl/0YUb 

はてながわからん

 ダッシュボードがまた変わっていて、しかもわかりづらい。

 複数ブログができるというのだけど、どうも有料サービスのことらしい。

 まあ、それはそれでいいのだけど、以前の複数アカウントはどうなったのかというと、あるにはあるらしい。

 なので、メインの日記にログを転記するとうざったいことこのうえないので、そっちにツイッターのログをまとめるかなと認証しようとしたら拒絶。どういう仕組みなんだろう。

さすがの瑞穂丹

 瑞穂丹、よくがんばった。あなたは何ひとつ間違ってない。最後まで沖縄の人たちの思いを代弁した。本当に立派だ。

 鳩山さん、瑞穂丹を罷免したね。民意を背負って正しいことを主張してる大臣を自分の出鱈目のために罷免するとは、ついに落ちるとこまで落ちたね。

 

 inspired by http://goo.gl/F657 http://goo.gl/SdU8

今日の大手紙社説

 普天間失政で、首相辞任せよということなのか。産経は明瞭に述べていたが、他紙も趣旨としてはそういうところ。だが、明確にそう出せないあたりの、微妙にキンタマレスな日和見が今日の社説の面白さ。

日経新聞社説 取り返しつかぬ鳩山首相の普天間失政 :日本経済新聞

 罪万死に値する失政である。

 こんな言葉、社説で見たの初めて。

 記念にキャプチャしておこ。

f:id:finalvent:20100529092054p:image

産経新聞社説 【主張】普天間日米合意 国益損なう首相は退陣を 逃れられぬ迷走と失政の責任 - MSN産経ニュース

 一国の平和と繁栄の責務を担う最高指導者として不適格と言わざるを得ない。国益を損なう「愚かな首相」は、一刻も早く退陣すべきである。

 メモ。

毎日新聞社説 社説:「普天間」政府方針 この首相に託せるのか - 毎日jp(毎日新聞)

 共同声明は、訓練分散移転のほか、米軍施設立ち入りなどによる環境対策、沖縄東方の「ホテル・ホテル訓練区域」の使用制限一部解除など新たな負担軽減策を盛り込んだ。これらの措置は辺野古移設の進ちょくを条件に実施されるとしている。これでは、負担軽減策が先延ばしになりかねない。特に、訓練分散など普天間飛行場の危険除去策は、移設作業と切り離して対応すべきだ。

 そのとおり。そこが大切なんだが。

読売新聞社説 普天間日米合意 混乱の責任は鳩山首相にある : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 社民党は、県内移設に反対するばかりで、実現可能な対案を出さなかった。普天間問題の迷走への責任は免れない。

 テニアンとかグアムがそのつもりだったんじゃないかな。

朝日新聞社説 首相の普天間「決着」―政権の態勢から立て直せ

 これが、鳩山由紀夫首相の「5月末決着」の姿だった。深い失望を禁じ得ない。

 「5月末決着」という、もうひとつの公約すら守れなくなることを恐れ、事実上、現行案に戻ることで米国とだけ合意したというのが実態だろう。

 地元や連立与党との難しい調整を後回しにし、なりふり構わず当面の体裁を取り繕おうとした鳩山首相の姿は見苦しい。

 そういえば岡田さんは違うとか言ってたけど、さして違ってないようだな。

 政治改革は政権交代のある政治を実現した。永久与党が短命政権たらい回しする政治からの決別である。選ぶのも退場させるのも一義的には民意であり、選んだらしばらくはやらせてみるのが、政権交代時代の政治である。

 歴史的事件から1年もたたない。政治的な未熟さの克服が急務とはいえ、旧時代の「政局」的視点から首相の進退を論じるのは惰性的な発想である。

 普天間への対応も含め、鳩山首相への中間評価は間もなく参院選で示される。首相は「5月末」は乗りきれても、国民の審判からは逃れられない。

 何を言いたいのかよくわからんな。

 鳩山さんの首を切って収めて、また民主党でGOという話ですかい?

昨日の新聞社説

 朝日新聞社説⇒郵政攻防―与党の拙速は目に余る

 衆院総務委員会で、先に審議していた放送法改正案の修正協議を打ち切って可決させ、改革法案の審議入りを急いだ。その委員会審議をたった1日で切り上げ、衆院を通過させる構えだ。

 小泉政権下で成立した郵政民営化法は衆院で100時間以上審議し、参院で否決された末に衆院解散・総選挙を経て産み落とされた。その路線を百八十度転換する内容である。あまりにも拙速と言わざるを得ない。

 日本の金融システムに禍根を残しかねない、問題だらけの法案である。

 まったくね。小泉さんはなんかやたら誹謗されたが審議をよくやっていたものだった。

 与党の強硬姿勢は郵政だけではない。労働者派遣法改正案の成立も急ぎ、強行採決も辞さない構えだ。

 民主党の小沢一郎幹事長全国郵便局長会で、郵政改革法案の今国会成立を約束した。改革法案は国民新党が、派遣法改正案は社民党が強くこだわっている。何のことはない。参院選を前に選挙対策や選挙協力に役立つ法案の成立を急いでいるということだ。

 これは趣旨としては理解できないことはないのだが、拙速すぎる。

 一方で、国家戦略室を局に格上げする政治主導確立法案や、副大臣や政務官の増員を含む国会改革関連法案は断念する方針だ。政権の金看板である「政治主導」の体制づくりが、またしても先送りされることになる。

 それは重要ではないのでしょう。

 重要法案の審議時間が足りないなら会期を延長すればいい。しかし、延長すれば「政治とカネ」で追及を受ける。早く参院選の準備に専念したい。そんな底意から延長を避けるのなら、職務放棄というべきだ。

 国会の自殺だね。

曇り・ログイン

 昨日、NHK7時のニュースを付けたのはもう30分近いころで、まあ、天気予報でも見られればよいかと思ったら、なにやらただならぬ。というわけで、事態を知る。福島大臣が罷免されるかという話題らしい。罷免ね。辞任じゃないのか。しかし、そんなことがニュースかと思いつつ、そういえば、それなりの理由があるのだろうと話を聞いていると、日米共同声明に辺野古が明記されたということらしい。まあ、それはそうでしょ。というあたりで、このドタバタは何事だろうと訝しく思った。そういえば、郵政はどうなったんだと思ったら、すでに強行採決していた。そっちのほうが問題だぞと思ったが。

 その後、10時過ぎだった。そういえばその先どうなったと思ってTVを付けたがさしてわからず。民放に回したら、寺島さんがなんか言っていた。へぇ、こういう風景もあるのかと思った。

2010-05-28

ブログサバト

金曜日。五月も終わりへ。

ツイッターの連携は、やめます。後悔した。

2010-05-27

2010年05月27日のツイート

今日の大手紙社説

 相撲の暴力団関連の話題があるが私があまり関心ない。他はまばら。

 鳩山さんが面白過ぎる。

 ⇒在日米軍再編:普天間移設 「現行案戻らず」 鳩山首相が強調 - 毎日jp(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は24日、米軍普天間飛行場の移設先について、4月の党首討論で沖縄県名護市辺野古への移設は実現不可能との見方を示したことに関し「私が申し上げたのは現行案としての辺野古は無理だと(いうことだ)」と釈明した。首相官邸で記者団に語った。

 現行案としての辺野古は無理だが民主党案の辺野古はよいのでしょう。違いはさしてないとしても。っていうか、県外かが問われていたのに。

 ⇒「国民は国を守る発想持つべき」 鳩山首相 - 47NEWS(よんななニュース)

鳩山由紀夫首相は26日夜、日本の安全保障に関し「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の発想が今の日本にはない」と危機感を示した。同時に「それが自然かどうかという発想は国民一人一人が持ち続けるべきではないか」と指摘した。

 これが鳩山さんなんでしょうかね。

 比較⇒YouTube - 鳩山幹事長 「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」発言 FNN

読売新聞社説 産業ビジョン 日本の競争力をどう強化する : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 社説は大した話ではない。が、別件でちょっと調べごとしてたら、ああ、日本の産業だめだわというのを見て、いや、どうすんだろと思った。

朝日新聞社説 子ども手当―満額支給にこだわるな

 子ども手当として配ったお金が本当に子どものために使われるのか。「2万6千円」の根拠は何か。さまざまな疑問も置き去りだ。このまま突っ走っていいはずがない。

 これが明確な理由はわからない。2005年の公約では半額だった。

 ⇒民主党:岡田代表がマニフェスト重点項目「日本刷新・8つの約束」を発表 

岡田代表「仕事との両立がかなわない、あるいは経済的な理由で、産みたくても産めないと言う人たちの悲痛な声が、与党にはきこえていないのではないか。月額1万6000円のこども手当は、ヨーロッパの水準から見ればけっして高いものではない。われわれは財源の裏付けも持って、この制度を必ず実現することを約束する」

 もとから半額で息切れくらいの政策だったはずだが、なぜ倍額になったかという明確な理由がわからない。

 問題は、2.6万円だと増税よりメリットになるという話だったが、その半額だと増税とのバランスが見えない。おそらくかなりの税負担になるばらまきということになるのではないか。

 いずれにせよ、民主党マニフェストの目玉はつぶれた。

曇り

 蒸し暑い。環境が少しずつ変わってくるのでそれに合わせてシフトすべきなのだがなかなか動きが鈍い。いかんなあとか思う。

2010-05-26

これで社民党が合意したら爆笑

 ⇒移設先明示せず 政府方針調整 NHKニュース

 沖縄アメリカ普天間基地の移設問題で、政府は、社民党が名護市辺野古への移設に反対していることから、日米の外務・防衛の閣僚名で取りまとめる共同声明とは別に、移設先を明示せず、負担軽減と県外への移設を追求するなどとした総理大臣談話なども念頭に政府の方針を28日の閣議で了解できないか、与党側と調整を進めています。

 この問題をめぐって、政府は、名護市辺野古に滑走路を建設するとともに、基地機能の沖縄県外への分散移転を検討することなどを盛り込んだ共同声明を、日米の外務・防衛の閣僚名で取りまとめたうえで、28日の閣議で政府の方針を確認したいとして、調整を進めています。しかし、社民党は、辺野古への移設に反対しており、政府がアメリカとの間で正式に合意した場合には、連立政権から離脱すべきだという意見が出ています。このため、政府は、日米の外務・防衛の閣僚名で取りまとめる共同声明とは別に、移設先を明示せず、負担軽減と県外への移設を追求するなどとした総理大臣談話なども念頭に、政府の方針を28日の閣議で了解できないか、与党側と調整を進めています。ただ、社民党は、これまでの政府の対応に反発を強めており、政府側は、民主党執行部と連携しながら、社民党に理解と協力を求めることにしています。

 これで社民党が合意したら爆笑。

 言葉遊びで取り繕っても実態は変わらないのだが。つうか、実態を変えるべく政権離脱するのがスジじゃね。

 本当かどうか知らないけど。

 ⇒【同盟弱体化】第3部(上)前半 「なぜ決断できないのか」 渋々「辺野古」を明言 (1/3ページ) - MSN産経ニュース

「なぜ腹を固められないのですか!」

 5月20日午後、官邸の首相執務室に防衛相、北沢俊美の怒声が響いた。北沢は右手でドンとテーブルをたたき、首相、鳩山由紀夫に「決断」を迫った。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の対米交渉が大詰めを迎える中で、鳩山、北沢のほか、官房長官平野博文と外相、岡田克也、国土交通相、前原誠司の関係閣僚がテーブルを囲み、対応策を協議していた席でのことだった。

 「最低でも県外」と言い続けてきた鳩山は、米国との合意文書に移設先を「(同県名護市)辺野古周辺」と書き込むことに慎重で、「沖縄本島東海岸」とあいまいな表現にとどめることにこだわり続けた。

 「政治家にはリスクをとらざるを得ない場面がある」

 そうたたみかけた北沢の粘り強い説得に鳩山も最終的には同意。23日の沖縄訪問で、初めて移設先を「辺野古」と明言した。

 

追記

 さすがは瑞穂丹。

 ⇒日米声明に辺野古あれば反対 NHKニュース

 社民党の福島消費者・少子化担当大臣は、記者会見で、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、日米の共同声明に移設先として名護市辺野古の地名が盛り込まれれば、閣議での署名に応じられないという考えを示しました。

 普天間基地の移設問題で、政府は、日米の外務・防衛の閣僚名で取りまとめる共同声明とは別に、移設先を明示せず、いっそうの負担軽減と県外への移設を追求するなどとした政府方針を、28日の閣議で、了解もしくは決定の形で決めたいとして調整をしています。これについて、福島消費者・少子化担当大臣は「いくら閣議で了解する文書に辺野古の地名が入っていないとしても、日米の共同声明を前提とすることには変わらない。これはわたしたちが批判してきたダブルスタンダードだ」と述べました。そのうえで、福島大臣は「地元や連立与党の合意なく、実務者で勝手に協議をして日米の共同声明を作るのは、民主主義ではない。閣議で了解を求められれば、サインできない」と述べ、日米の共同声明に、移設先として名護市辺野古の地名が盛り込まれるかぎり、閣議での署名に応じられないという考えを示しました。また、福島大臣は、記者団が「閣議でサインしないと、閣僚を罷免される可能性もあるが」と質問したのに対し、「それは相手方が決めることだ」と述べました。

 さすがは瑞穂丹。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - これで社民党が合意したら爆笑 - finalventの日記

logic_master 残念な人たち これこそ不謹慎。沖縄の人たちの苦難に思いをはせることはあれど面白がれるようなことではないでしょう。恥を知れといいたい。 2010/05/27

 こんなんで社民が合意するのがよいっていうのかね。つまり辺野古移設が「沖縄の人たちの苦難に思いをはせること」なのか。ふざけんなよ。恥を知れは誰かね。

good2nd 政治 大喜びで社民を揶揄する人達を見ると、やっぱり沖縄の民意なんかどうでもいいんだな、と思う 2010/05/27

 こんな腐れ政権にくっている社民党を是とすることが、沖縄の民意ですかい。

「私のクラウド化」?

 ⇒私のクラウド化 | kazunoblog

 エントリはほとんど関心ないのだが、

 「私のクラウド化」で思ったのは、「私」をクラウド化することだった。

 いやシュールな話でもないか。

 某ブロガーなんかすでにそうだし。団塊男のもってきたネタと母親の趣味をまぜてクラウド化しているし。

これはちょっと

 ⇒口蹄疫のこと|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba

そもそもこういった定義が必要なのか?ワクチンを接種した健康な家畜であれば食用に供するべきではないか?流行を抑えるために一部の感染地域の農家や周辺産業にこのような仕打ちをするのが正しいのか?今一度考え直す時期に来ているのかもしれない。

 これはちょっと。

 食べた人間を介して伝染するのだが。補足:人間に付着したのが伝搬したり、残飯が豚の餌になる可能性があるということ。

 これどう読まれているんだろ、と。

 参考までにぶくま⇒はてなブックマーク - 口蹄疫のこと|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba

これなあ、他にも手際よすぎてなんか変なんだがな

 ⇒岡田かつや TALK-ABOUT: リーク−総理の沖縄訪問を前に、極めて残念

 さて、総理が沖縄に行かれるその朝刊の1面トップは、ほとんどが日米間で大筋合意したという報道でした。私は、そういった報道に対して、これだけ各紙が書くということは、誰かが確信を持って中身を語っていなければ、こういう記事がこれだけ載りませんから、大変遺憾に思っています。

 鳩山総理が日米でいろいろ協議をしている話を、仲井真知事にお話をする、少なくとも、いまどういう状況にあるかをきちんと説明するというなかで、朝からあれだけ記事が出てしまっては、ある意味ぶち壊しになったわけで、日米の話し合いの経緯についてそれをリークした人がいたからこそ記事になったわけで、それは大変遺憾なことだと、鳩山総理に非常に大きな負担をかけてしまったと極めて残念に思います。

そういった不正確なリークによって、多くの記事が書かれてしまった。しかも、それは鳩山総理が沖縄に行かれる日に書かれたということに対して、極めて残念であったと申し上げたいと思います。

 これなあ、他にも手際よすぎてなんか変なんだがな。反対集会とかのスケジュールがばっちりすぎ。私は経験的に知っているのだが、動員にはそれなりの裏があって、スケジュールはつい遅れがちで、遅れを補正する行動がいろいろある。今回は、ええええという手際のよさばかり。前もってよく情報が行っているっぽい。

 率直に考えれば、この問題で足を引っ張る勢力が政権内にあるということなんだろうが、ちょっと連想される社民党じゃなかったりしてな。

 それと、小沢さんのドタバタではリークがとかいう勢力がこの件で、黙っているのもあまりにセ・ボン。

 それから、私は日米間の協議は、峠は越えたと申し上げたいと思いますが、完全に合意したわけではありません。

 この話し合いは、ルース米大使との間で、ここ2カ月ほど頻繁に会っては方向性を相談し、そして、最後の場面では、文言について、いろいろと議論をしました。

 そういう中で、方向性について議論をだいたい固めてきましたが、今回の報道は、正確でない部分がかなりあるということも申し上げておきたいと思います。

そしてもう1つは、いまの環境影響評価を前提にする、つまり、変えないという報道がかなりなされましたが、これは全く事実に反しています。

 これは私なんかもちょっと誤解されやすい書き方してきてあかんなと思うのだけど、「正確でない部分がかなりある」という感触はもっている。ただ、岡田さんもけっこう後で寝返るのでいまいち。

 ただ、大筋でどうということではないし、辺野古の自然がということではなく、普天間飛行場撤去、県外移設というテーマが逸れたら誤差の範囲。

そりゃね

 ⇒「農水相、口蹄疫感染拡大を初めて謝罪」 News i - TBSの動画ニュースサイト

 家畜の伝染病・口蹄疫の問題で、赤松農林水産大臣が感染が拡大したことについて初めて謝罪しました。

 「誠心誠意必要と思う事柄についてやらせていただいたつもりだと。ただ、結果としてこれだけ広範囲に口蹄疫が広がったと。そのことについては、大変申し訳ない気持ちで一杯です」(赤松広隆農水相)

 これまで赤松大臣は、口蹄疫への対応について「反省するところはまったくない」と説明してきましたが、感染が拡大したことについて初めて謝罪しました。

 また、現地対策本部長を務める山田副大臣は、「豚は、牛よりも感染力が高い」と指摘した上で、拡大の原因について次のように述べました。

 「埋却処分できずに豚が何万頭と放置されてしまった。この事実が感染を爆発させたんじゃないか。埋却地の選定が遅れたことが、一番大きかったんじゃないか」(山田農水副大臣)

 一方、種牛49頭を殺処分する政府の方針に対し、地元では、「種牛が処分されれば畜産の再建が難しくなる」という声が上がっています。

 「やっぱり悔しいですね。本当にこれからの宮崎の畜産を復建・再建させるためには、種牛は絶対必要になってくるので、やはり残してほしい」(宮崎の畜産農家

 しかし、赤松大臣は「直ちに殺処分しなければならないと法律に書いてある。まだ49頭残っていることの方がおかしい」と、特例を認めない考えを改めて強調しました。(25日18:06)

 問題は豚の感染だし、それは赤松キューバ旅行をやめて緊急シフトすべきだった。

 初期対応はいろいろ複雑な話もあるが、五月に入ってからの対応のまずさは単に民主党の問題でしょ。

子供は外で遊べよとは思う

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」 独法調査 - 社会

 はてぶから拾ってきた。まあ、この話については特になんもない。

 で、連想したことだが。

 子供のころは、自分の経験だけど、できるだけ自然に触れるとよいとは思うな。特に雑草と昆虫と空。

 雑草をじっと見るのだね。藪枯らしとか。どう生えているのかどう繁殖しているのか、これはいったいなんなのか、とかね。言葉はいらない。ただ、見つめる、考える。昆虫も。昆虫は育てるとなお吉。特に変態というのを間近に見ると感動的なもの。

 空もそうだな。いろいろと。

 木々の葉に降り注ぐ光と、それをこぼすまいとした結果の雑木林の綿密な影とかも。

 まあ、私が孤独な子供だったからかもしれないが、今でもそうした気持ち、自然を見ている。そこからいろいろ学ぶ。すぐに言葉にはなってこない。でも、なんというのか、新しい思いになり、その思いがメタ思考になり、いろいろな言葉になってくる。

 うまく言えないが、生きているというある微妙な感覚は、こうしたものを見ることからしか学べないのではないかな。

組織で認められる社員になる5つの習慣

 inpired by 組織で認められる社員になる5つの習慣 | nanapi[ナナピ]

  1. 仕事で目立たないようにする。特に風あたり強いポジションではそう。
  2. 納期を毎回きちんとちょいと早めにする。
  3. 嫉妬を自覚しつつ、相手の美点をきちんと認める。
  4. 目先の利益に関係ない人に公平に優しく接しておく。
  5. 失敗したら、意地を張らずに、たははと人の笑いを買っておく。

今日の大手紙社説

 特になし。NHKは相撲と暴力団の話がトップだった。なんか変な感じ。郵政逆行強行採決とか隠しておきたいんだろうかとちと思った。

 めちゃくな国になったなあと思う。国民の選択なんだからしかたないし、私の人生もそう長いもんでもないだろうから、同胞の選択を尊重したい、と。

日経 春秋

「1Q84」も「告白」も目じゃない、という大ベストセラーがある。発行部数は毎年なんと1400万部。クルマの免許の更新のとき、講習でかならず渡される教本だ。全日本交通安全協会なる財団法人がほぼ一手に引き受けてきた。

 ありがちな書き出しだが、「告白」って何?

 これか?

cover
告白: 湊 かなえ

 でも。これも面白いぞ、取って嫁。

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告白 上 岩波文庫 青 805-1: アウグスティヌス, 服部 英次郎

 こっちはさらに。変態だよ、ジャック。

cover
告白 上 (岩波文庫 青 622-8): ジャン・ジャック・ルソー, 桑原 武夫

産経新聞社説 【主張】社民党 政府方針反対なら離脱を - MSN産経ニュース

 どうにもどたばた話なのだがふと振り返ると、他紙で扱ってないな。

 社民党は辺野古案に反対する理由として「昨年9月の連立政権合意に違反している」と主張している。だが、政権合意は「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」としている。普天間問題の具体的な解決策を明示しなかった以上、政府方針が合意違反とはいえまい。

 産経新聞が民主党や社民党と同じこと言っているのが笑えるポイント。沖縄ビジョンはマニフェストの詳細。

 社民党としてはこれがお商売だからね。

 ⇒「暴走・社民」の皮算用 離反恐れ首相が免罪符 福島氏沖縄入り (1/3ページ) - MSN産経ニュース

 社民党は衆院7議席、参院5議席の小政党だが、共産党支持者を除く「護憲勢力」の受け皿となってきた。政界では「護憲勢力は有権者の3〜4%」と分析されるが、社民党の政党支持率は1〜2%で推移する。つまり護憲勢力は社民党と民主党で2分されているのが実情だといえる。

 ネットだと護憲屋さんがうるさいし、とても平和主義とは思えないような中傷まき散らすのはどうなんだろうかと思うが、この人たちあんまし憲法のことはわかってないのな。般若心経をありがたがっているのと大して変わらん。そうでなければ、現下の状況で、北朝鮮についてどうすべきかなんか言ってごらんなさいな。というか、民主党が北朝鮮を出汁に抑止力とか阿呆なこと言ってるのを批判すべき。

毎日新聞社説 社説:検察審査会 課題克服し信頼保とう - 毎日jp(毎日新聞)

 社会的影響が大きい事件・事故で起訴相当の議決が相次ぎ、制度に批判的な声も出始めた。市民感覚といえば聞こえがいいが、素人の感情的な判断で重大な刑事処分を決めていいのか、といったものだ。

 だが、補助役の弁護士が加わり、判例なども踏まえて判断している。結果的に証拠に対する評価が検察とは異なっても、感情優先の議決をしたとは評価できまい。

 小沢氏の議決後、民主党の議連が検審制度見直しに言及した。議論は自由だが、性急でご都合主義的だ。

 99%を超える日本の有罪率は、欧米に比べて断トツに高い。起訴裁量権を持つ検察が有罪を確信する事件しか起訴しないからである。

 だが、このような刑事司法システムが、専門家だけの閉じた世界を作った。その反省を踏まえ、市民の「健全な社会常識」を取り入れた風通しのよいシステムに変えようというのが司法改革の原点である。いわば司法の民主化の手段として、裁判員制度が導入され、検審の機能強化が図られたのである。

 検審の起訴相当議決は「裁判で有罪にしろ」ということではない。裁判で決着すべきだとの意思表示である。被告には無罪推定が働き、有罪立証の責任は、検察官役の弁護士にある。刑事司法のルールについて私たち自身の意識改革が必要だ。

 これはまったくそうだな。

 小沢さんという個別の問題で制度への批判が起きてしまう。しかも、検察と検察審議会を同じ国家権力の陰謀みたいな批判する。どんだけアホばかりというか。

毎日新聞社説 社説:児童ポルノ ネット上のまん延防げ - 毎日jp(毎日新聞)

 児童ポルノの写真や動画がインターネットでは簡単に見られる。

 はぁ。

 ファイル交換ソフトでの流通はブロッキングでは止められないなど、対策はこれで十分なわけではない。昨年の国会では与野党が児童ポルノ禁止法改正案を提出し修正協議がまとまりかけたが、解散で宙に浮いたままになっている。野党になった自民党と公明党は改めて単純所持を処罰の対象とする改正案を国会に提出している。規制の対象をめぐって意見が分かれていることなどが議論の進まない背景にあるが、まず現実の被害に対して毅然(きぜん)と取り組むべきである。

 で?

読売新聞社説 公益法人仕分け 天下りと独占受注を是正せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 従来の事業仕分けは、戦略的視点を欠き、政治ショーの色彩が濃かったが、今回は、国民に身近で、仕分け向きのテーマが多かった。長年、多くの人が疑問を感じながら手付かずだった弊害が是正されるなら、成果と言えよう。

 あー、「国民に身近で」がもろに「政治ショー」なんだか。

 やっていることはワンパターンなんだから、組織的にやればよいのであって、見世物小屋を掘っ立ててやる必要ないよ。

朝日新聞社説 ユーロ危機と日本―信用の崩壊を食い止めよ

 大理石の階段は、ときにつるっと滑る。一歩ずつ太陽に近づくように、暑さが増していく。

 古代ギリシャ文明の遺跡アクロポリス。標高156メートルの丘にパルテノン神殿がそびえ立つ。眼下にアテネの白い街並みが広がる。

 神殿の建設を進めたペリクレスは、都市国家アテネの民主政を完成させた政治家だ。2500年前に哲学や芸術が花を咲かせ、民主主義の源となったギリシャは今、世界経済を脅かす震源となっている

 笑った。この書きぶりからすると現地に行かれたのだろうと思う。私も夏場に行ったことがあるからわからないでもないし、あながち嘘でもないが、まあ、こう書くもんかない。アクロポリスは裏から回れば木陰もあったように思う。眺望は美しいが「眼下にアテネの白い街並みが広がる」か。プラカが?

 ギリシャは2001年にユーロ圏に入り、財政赤字を一定の水準以下に抑えるという共通の義務を負った。ところがこの国は、財政赤字を低く見せかける操作をしていた。

 そうとは知らない国外の投資家や銀行はギリシャを信用し、安い金利で国債を買ったのだ。

 すでに長年、大きな問題を抱えていた。公務員の数が多く、年金の水準は異常に高い。政治家は腐敗し、政府の規制は不透明だ。税金逃れが横行し、産業は一向に育たない。

 笑った。この書きぶりだと不正が最初にある。問題化の経緯からすると、その論法もわからないではないが、構造的な問題があってそれに輪を掛けたということ。

 どうやって相互不信を解消するか。いま、世界経済を救うキーワードは「信用の回復」である。

 放漫財政の国をなぜ支援しなければならないのか。ユーロ圏の中核であるドイツの国民の間で、ギリシャへの支援に不満が噴き出した。

 「信用の回復」ってキーワード化して一般化論に接続しているけど、この「信用」は経済的な意味。

 ロンドン金融街で働く日本人が、こんなことを話していた。

 政府の借金残高を、その国の経済規模と比べたグラフを作ると、たいがいの先進国では、デコボコになる。借金が増えると、減らそうと努力するからである。

 ところが日本だけは、長い自民党時代も昨年の政権交代後もずっと右肩上がりで借金が増えてきた。「一番心配なのは、日本という国が、問題点をわかっていながら改革ができない国だと思われ始めていること。そこがギリシャと似ているのではないか」

 ギリシャは、国際的な信用を回復するために、増税や年金カットに踏み出した。そのせいで当面、景気も暮らしも悪化する。大量の失業と、社会のきしみは計り知れない。

 笑った。「ロンドンの金融街で働く日本人」誰?

 まあ、がんばれシバキ主義。

 朝日新聞毎日新聞みたいにお笑い路線になったのかな。

曇り

 夕方豪雨となるらしい。朝のNHKの番組で、ダイヤの鑑定と冷蔵庫の整理の話をしている。なんかご家庭みたいだなと思いつつ、変な感じがしている。

2010-05-25

このニュースだけど

 ⇒「辺野古」表明は「米政権の勝利」 米紙報道 :日本経済新聞

 【米州総局】鳩山由紀夫首相が沖縄の米軍普天間基地宜野湾市)の移設先を米軍キャンプ・シュワブ沿岸(名護市辺野古)としたことは「オバマ政権の勝利であり、鳩山首相にとっては屈辱的な後退だ」。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は23日、「沖縄の米軍基地で日本が軟化」と題する記事でこうした見方を伝えた。

 同紙は首相が沖縄県を訪れ、移設先を辺野古とする方針を伝えた際、反対派の市民らから「帰れ」の怒号を浴びたことなどを紹介。米政府は2009年8月の総選挙で民主党が大勝したことで、アフガニスタン戦争など優先課題に対する支援から日本が手を引くのではないかとの懸念を深めてきたと指摘した。

 ではてブなんだが⇒はてなブックマーク - 「辺野古」表明は「米政権の勝利」 米紙報道 :日本経済新聞

kokutou_gareria 思いやり予算は米軍の人数分支払われている。実は、実際に駐在している米軍は申告よりも少ないのであるが、沖縄県に基地がある限りは、これを証明することが出来ない。だから、「辺野古」は「米政権の勝利」なのだ。 2010/05/25

pulltop-birth 2010/05/25

tamiqul-q 確かに敗北だ。この屈辱は忘れてはなるまい。 2010/05/25

the_sun_also_rises 北朝鮮韓国艦を撃沈した。周辺有事に日本は単独で対応できない。だから日米同盟がある。一方米への防衛依存が大きいから米になめられる。中国軍拡に対抗し日本のプレゼンスを増すため(特に海空)自衛隊の増強を。 2010/05/25

shigeto2006 「オバマ政権の勝利であり、鳩山首相にとっては屈辱的な後退だ」客観的に見ればそういうことでしかない。この方針を支持する人たちは「媚米派」といってもいいだろう 2010/05/25

y_arim 沖縄 id:y-mat2006 処世術として「強い者にへつらうメンタリティ」を身につけたひとは相当多いのではないかしら。 2010/05/25

gav politics, 外交 沖縄は売られたわけだ。おとなしく売られるか説得はこれからだが 2010/05/25

kechack 安全保障 アメリカの味方をする日本国民が多い状況でアメリカが勝利するのは当然。 2010/05/25

REV 2010/05/25

nminoru Politics, Military 2010/05/25

andsoatlast 2010/05/25

qouroquis 首相の県外移設発言は、「単なる思いつき」か、「日米同盟を軸とした安全保障体制の根本的な見直しの始まり」か。米国は後者であることを恐れ、その意図を撤回させたと思ってる? いや、そんな深謀遠慮ないから>米国 2010/05/25

sugimo2 沖縄, 政治, 軍事 まあ、ろくな覚悟もなくただ思いつきの「反対」振り回しちゃったんだから、これくらいは言われるわな。 2010/05/25

tamo_gami 軍事, 政治, ブクマがアホだ 不要不急な部隊を押し付けられて、時には女子小学生が強姦されたりしても、「反米イデオロギー」の一言で済ませる奴はどんなイデオロギーに染まっているのやら・・・ 2010/05/25

sisya 日本側としても、よくぞ軌道修正してくれた。と思っている人も多いと思う。 2010/05/25

malark 反米イデオロギーの敗北。サッカーだって昨日韓国に日本が負けたけど、それで反韓になるの?っていう。 2010/05/25

hatoken 「メシウマ」と申しております。 2010/05/25

tyeko2 政治, 軍事 日本にとって辺野古である必要なんかなかったわけで、結局はアメリカの都合を押し付けられたと。民主政権になって交渉してみたけどやっぱりアメリカに負けちゃったと。これで大喜びしてる日本人がいるのが欝だ。 2010/05/25

susahadeth52623 政治 俺今回一連の流れで一番嫌だったのはどこからも「安保見直し。移設じゃなくて撤退」と言う意見が中央の政治家から出てこなかったこと。 2010/05/25

RanTairyu 2010/05/25

meam オバマ政権も、こんなことで勝ったと言われたって、嬉しくないと思う。それとも、オバマ政権ヤバいのかな? 2010/05/25

kinghuradance 政治, 民主党, 沖縄 何か結局米軍基地の移転先は「辺野古」になったらしい。 2010/05/25

antonian 沖縄, 軍事, 防衛, 政治 なんか、もうよくわかんないけど、むっとした。 2010/05/24

minazuki6 2010/05/24

ricksrick 「辺野古」表明は「米政権の勝利」 米紙報道 :日本経済新聞 2010/05/24

namnchichi 住民の怒りの矛先が向くべきは米軍。 2010/05/24

finalvent 「辺野古」表明は「米政権の勝利」 米紙報道 2010/05/24

 あーほいで。

 原文だけど⇒Japan Relents on U.S. Base on Okinawa - NYTimes.com

The announcement, a victory for the Obama administration and a humiliating setback for Mr. Hatoyama, confirmed what the Japanese media had been reporting for weeks: that he would accept Washington’s demands to honor a 2006 agreement to move the United States Marine Air Station Futenma to the island’s less populated north.

 確かにここは「オバマ政権の勝利であり、鳩山首相にとっては屈辱的な後退だ」なんだが。

While the Obama administration appeared to prevail over Mr. Hatoyama, analysts have warned that the victory could prove a hollow one, especially if Washington’s insistence on the original agreement is seen here as an effort to lord it over a weaker ally. However, for now, opinion polls suggest most Japanese back their nation’s security alliance with the United States.

 ”to lord it over a weaker ally”なのな。

 ジャイアンのび太を負かしたの図にするのは可哀想、ってことね。

 だから、屈辱的な負けにならないように配慮しなきゃって苦慮してたっつう話なのな。

 でも沖縄以外の日本国民はこれで満足しているんじゃね、と。

 ほいで。前段になるが。

Mr. Hatoyama’s historic election victory last August, ending a half-century of nearly unbroken Liberal Democratic Party leadership, had raised concerns in Washington that Japan would withdraw support for American priorities like the war in Afghanistan. He had opposed the war in Iraq, spoken out against American-led globalization and, after decades of reflexive Japanese support for American policies, promised to redefine Tokyo’s relationship with Washington as an “equal partnership.”

 鳩山さんが民意を盾に、アフガンなんか知らね、とか強行されたら米国も困るなあとは案じていたというのはある。

 で、と。

 ニューヨークタイムズだから日本に好意的に見ているかというと、そーゆーことはねーのな。同じ記者の記事。

 6日付け⇒Japan’s Leader Backtracks on Okinawa Base Pledge - NYTimes.com

Mr. Hatoyama’s government could hang in the balance. He has pledged to come up with a plan by the end of this month to relocate the Marine air base and resolve a stubborn problem that has created months of discord with Washington. His delays and apparent flip-flopping on the issue have fed a growing feeling of disappointment in the prime minister’s leadership, driving his approval ratings below 30 percent.

 ”delays”は手遅れということ。それと”flip-flopping on the issue”は、この件についてコロコロ意見を変えるということ。それが失望を招いた、と。

 というわけで、ニューヨークタイムズとしては、鳩山さん、ばっかじゃね、ということ。

今日の大手紙社説

 特になし。

 ニュースを散見すると鳩山さんの嘘がますますひどくなっている。工法が違うから自民案ではなく沖縄県民に理解してもらえるとか、もうどんだけ。

日経新聞社説 郵政法案の拙速審議は禍根を残す :日本経済新聞

 政府の考えが100%正しく、他の意見は「妨害」「間違い」だと断定するような亀井氏の言動には、国会での審議を軽視する響きがある。

 法案の中身は「非効率な官業から民間へ資金を流し、日本経済の活力を高める」という郵政改革の当初の目的に逆行する部分が多い。

 政府案は、日本郵政ゆうちょ銀行かんぽ生命保険の株を完全売却するのをやめて、ともに3分の1超ずつ保有し続け、預金や保険の上限額を約2倍に引き上げるものだ。国の関与によって収益を確保し、過疎地を含む全国一律サービスを一段と強化するのが狙いである。

 郵政民営化の理念に反していると言わざるを得ず、しかもその法案を極めて短時間の審議だけで通すのは禍根を残すだろう。いったん廃案にして、法案の中身を見直し、仕切り直すのが筋である。

 終盤国会は国家公務員法改正案や政治主導確立法案、労働者派遣法改正案、地域主権改革関連法案などの扱いも焦点となる。全体的な審議の遅れは、民主党が何よりも「政治とカネ」を巡る問題で、野党の審議要求に背を向けてきた結果である。

 小沢氏は自らの資金管理団体の政治資金規正法違反(虚偽記入)に絡み、いまだ衆院政治倫理審査会に出席していない。米軍普天間基地の移設を巡る迷走も、党首討論や集中審議などで十分に議論すべきである。

 都合の悪いテーマはほおかむりし、法案の強行採決をくり返すような対応は決して許されない

 劣化自民党の面目躍如。

朝日新聞社説 児童ポルノ―ネット上の虐待断ち切れ

 幼い男児や女児が性的に虐待され、抵抗のすべもなく屈辱を受けている。そんな写真や動画が、インターネットでは簡単に手に入る。

 以前も書いたのだが、「インターネットでは簡単に手に入る」というのは本当なのか。簡単というのはどういうことなんだろ。少なくとも、私はそんなの見たことないのだが。

 ああ、こういうことか⇒高木浩光@自宅の日記 - Winnyによる児童ポルノ流通の実態と児童ポルノ法改正の方向性

 いわゆるWebの問題ではなさげ。

朝日新聞社説 北朝鮮の挑発―日米中韓の連携が鍵だ

 朝日も論調が変わったなと思った。可もなく不可もない作文だ。

 それとここは苦笑した。

 核開発に対する安保理制裁を受けて、北朝鮮船などの検査を可能にする貨物検査特別措置法案が衆院を通った。北朝鮮への国際的な包囲網を強めるためにも、成立は不可欠だ。

 よく言うよの類。

 昨年7月15日「国会空転/解散予告の余計な空白」ではこう述べていたものだった。

 野党の審議拒否で、北朝鮮制裁のために検討されてきた貨物検査特別措置法案は、解散とともに廃案になる。首相は安全保障にかかわる重大な法案なのにその審議を投げ出すとは「考えられない」と、民主党など野党への非難のトーンを上げている。だが、これは言いがかりに近い。首相自身が都議選直後の衆院解散を思い描いていたからだ。それが実現していれば特措法案がただちに廃案になることは承知していたはずだ。

 日本は国連安保理で貨物検査を含む制裁強化を主張した。決議を実行するための法整備は必要だが、今国会で断念することはやむを得まい。法案は海上検査の主体を海上保安庁とし「特別な事情がある場合」に海上自衛隊が限定的にかかわるとするなど、自衛隊を使うことに慎重な野党側にも配慮した内容になっている。

 それでも「特別な事情」とは具体的にどんな場合なのか、自衛隊はどんな活動が許されるのか、国会は関与しなくていいのかなど、多くの疑問点が残っている。十分な審議もせずに、解散前に駆け込みで処理するより、選挙後の国会で仕切り直しする方がいい。

 今回の事態がなければ民主党は放置するままだった。

晴れ

 五月も下旬。NHKの朝の番組で、市場には流通しないが食える魚というのをやっていた。その分、やすいのがメリットのようだ。深海魚などもそうだが、こういう魚は各地にある。地域文化に根ざしているなら面白いかもしれないが、私が好んで食うかというと微妙か。そういえば、私はししゃもが魚屋に入ると買う。カペリンでないやつ。

2010-05-24

今日の大手紙社説

 鳩山さんの沖縄訪問話とグーグルテレビ。特にどうという話もなし。

日経新聞社説 グーグルに復活賭けるソニー : グーグルに復活賭けるソニー :日本経済新聞

 ただ、ネット家電に他社のOSを使うことは、パソコンのOSをマイクロソフトに依存するのに似て、危うい面もある。提携によって主導権をグーグルに奪われれば、かえって収益性を損なう恐れもあろう。

 まあ、ないでしょう。

毎日新聞社説 社説:グーグルTV ネット対応の加速を - 毎日jp(毎日新聞)

 同じ理屈が新聞に当てはまると気がつかないもんなのかな。

朝日新聞社説 高速道料金―根本から作り直す時だ

 前原氏だけでなく、鳩山政権と民主党は、じっくり考え直してほしい。

 第一は、民主党が政権公約の目玉の一つとしてきた「料金原則無料化」を見直すことだ。高速無料が多かった欧米諸国でも、近年は財政や地球環境の観点から有料化を選択する例が増えてきた。鳩山政権も無料化へのこだわりを捨て、時代に合った料金政策を模索すべきだ。

 6月からは予算1千億円をつぎ込んで37地方路線での無料化の社会実験が始まる。そこでは、温室効果ガスの大幅削減方針との矛盾や、鉄道やバスなど公共交通機関への影響などにもきちんと目を向けてほしい。巨額の予算を投じる価値があるかどうかという財政の視点も欠かせない。

 第二に、割引財源を道路建設に回すのはやめるべきだ。これは「無駄な道路建設をやめる」という道路公団改革の趣旨に反している。建設が必要な道路があれば予算案に載せ、堂々と国会で審議するのが筋だろう。

 元々は選挙対策を重視する小沢一郎民主党幹事長が要望したことだが、制度をゆがめてはならない。

 第三に、高速料金の是正は道路各社の経営努力によって実現する、という原則を確認してほしい。道路公団民営化はそれが狙いだったはずだ。このまま税金投入で値下げを繰り返すやり方を続けるなら、道路会社の前向きな経営努力は期待できなくなる。

 そゆこと。

朝日新聞社説 首相沖縄再訪―より険しくなった道のり

 沖縄のこれほどの反発を考えれば、米国と大筋で合意したとはいえ、2014年までの移設完了という日程通りに事が進むかどうか疑問符がつく。

 地元の名護市議選や沖縄県知事選が年内にあり、結果次第では辺野古移設への逆風が一層強まる可能性もある。海兵隊8千人のグアム移転が滞り、普天間の継続使用という展開になるなら、沖縄の負担軽減と危険性の除去というそもそもの目的もかなわない。

 恐らく鳩山さんはそういう帰結になるのを恐れたのだろう。虻蜂取らずということになるよりはここで恥を忍んでということだろう。

 朝方所用。世の中いろいろあるなと思う。

2010-05-23

たぶん、嘘ついている自覚ないんだと思う

 今日⇒普天間移設:首相「辺野古」表明 知事「厳しい」 - 毎日jp(毎日新聞)

 首相の沖縄訪問は5月4日に続き2度目。首相は県内移設に至った理由について「今日の東アジア安全保障環境に不確実性がかなり残っている中で、海兵隊を含む在日米軍全体の抑止力を現時点で低下させてはならない」と説明。その上で「私自身の『できる限り県外だ』との言葉を守れず、県民の皆さんに大変混乱を招いたことに関して心からおわび申し上げたい」と陳謝した。

 5/6⇒asahi.com(朝日新聞社):「最低でも県外、自分の発言」 鳩山首相、党公約を否定 - 政治

 鳩山由紀夫首相は6日午前、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設先を県外とする方針の転換を沖縄県側に説明したことについて、「『最低でも県外』と言ったのは自分自身の発言。自分の言葉を実現したいと思い、政権の中で努力してきた」と釈明した。

positive sinking

 ⇒沖縄タイムス | 県内反発 不信も増幅 鳩山首相きょう再来県

 鳩山由紀夫首相は4日の初来県後、周囲に「自分はそんなに反対されたとは思わない」との感触を漏らしている。周辺によると「首相はむしろ歓迎されたと思っている」という。

 4日は県庁前広場をはじめ、首相が立ち寄る各地で抗議行動が起きていた。しかし首相は「どこでも、同じ人が集まっている印象がある」と感じ、「車で走っているときは(沿道で)みんな手を振ってくれている。ほかの県を訪ねたときと比べてそれほど嫌われているとは思えない」と話しているという。

 このエピソードを聞いた与党議員は「宇宙人にもほどがある。本当に石を投げないと分からないのか」と吐き捨てるように話した。

 首相官邸には当初、4日を含めて5月中に3回、沖縄を訪れる算段もあった。政府関係者は「顔見せ―説明―合意という段取りが想定されていた」と明かすが、県民感情の実態を著しく見誤っていた印象はぬぐえない。

今日の大手紙社説

 特になし。

 しいていうと毎日新聞の社説比較社説が取り分けつまらなかった。

 これ⇒社説:論調観測 「北朝鮮魚雷」事件 日米中に何を求めるか - 毎日jp(毎日新聞)

 毎日新聞社説が優れているのだといった立論で書いてみたらよいのに、たとえ自爆であっても。

曇り

 昨日、TwitteriPhone用公式クライアントが出た。Echofonから乗り換えたらすこぶる便利。そういうことがあるんだなと試運転しながらTwitterにはまった。

 デメリットは?というと、非公式RTというか引用にクセがあった。というか、非公式RTなるものをどうするんのと迫るクライアントの設計になっていた。これはナッジとも言えるかな。個人的には@のレスにリンクという使用が便利なのだが、リンクだけとするとレスにはならないようになっていた。これもそういう設計仕様なんだろう。

 というか、こういうふうにTwitterを使いなさいというナッジが多いというのはまさに公式クライアントということなんだろう。

2010-05-22

料理がイマイチな7つの理由

 inspired by 自分で作った料理がイマイチな7つの理由 - GIGAZINE

  1. 素材を理解してない(魚の霜降りとか)。
  2. 調理プロセスの意味を理解していないで、実はレシピを誤解している。
  3. 味は調味で直せると思っている(味は最初から決まっているものとして作るといい)。
  4. 味の出し方のベースができていない(出汁やストックもお粗末)。
  5. 油の選び方、扱い方、管理方法がへた。
  6. プロの真似したり、コツで料理を作ろうとする。
  7. 珍しい素材や調味料で美味しくなると思っている(男の料理やめれ)。

今日の大手紙社説

 普天間問題とクリントン訪日。後者はとくに読むべき内容はなかった。

 ⇒クリントン長官滞在わずか3時間15分 冷淡対応に普天間の影 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 確か今回は韓国も一日だけではなかったか。産経の思い込み飛ばし記事っぽい。

毎日新聞社説 社説:日米普天間協議 道理なき「辺野古回帰」 - 毎日jp(毎日新聞)

 しかし、普天間の対処方針は、移設先を沖縄県の「名護市辺野古周辺」とし、訓練分散移転や米軍基地の環境対策などで沖縄の負担軽減を図るという内容になる見通しだ。共同声明もこれに沿ったものになりそうだ。「辺野古周辺」への移設は、現行の日米合意である辺野古沿岸部での基地建設とほぼ同じである。

 これでは首相が強調してきた「決着」にはほど遠い。移設先の合意がないばかりか、連立与党合意の見通しもない。日米間だけの大枠合意では事実上の先送りである。

 何より、移設先の「辺野古回帰」には大きな疑問がある。考え抜かれた結論とは言い難い。首相自ら設けた5月末の期限が迫り、現行案を主張する米側の強い姿勢に直面して、形ばかりの日米合意を作り上げるために辺野古に回帰したというのが実情だろう。「5月末」を乗り切って政権の延命を図る弥縫(びほう)策と言われても仕方ない。

 普天間飛行場撤去問題でも民主党は劣化自民党以外のなにものでもないのだが、どうしてこの問題でも民主党支持者が支持し、しかも自民党批判とかしているのが皆目わからん。

 また、辺野古移設には、地元の名護市長が強く反対し、かつて容認姿勢だった仲井真弘多県知事も、地元首長が反対している地域への移設は困難であるとの立場だ。「辺野古周辺」移設は現実的な解決策とは言えない。その結果は、移設計画の頓挫と普天間の継続使用となる可能性が高い。

 自民党よりひどい結果になりそうなのだが。

読売新聞社説 小沢氏再不起訴 最終判断は検察審の第2幕に : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 小沢氏から再聴取したものの、関与を再び否定され、検察は新証拠が得られなかったと判断した。参院選への影響を過度に意識し、最初から結論ありきで、形式的な捜査に終始したのではないかとの疑念はぬぐえない。

 昨年5月施行の改正検察審査会法は、検察審が第2段階の審査で出す起訴議決に法的な拘束力を与えた。法律的助言をする弁護士が審査補助員として入り、起訴議決の前には検察官の意見を聞くことが義務づけられた。

 一般市民から選ばれた11人の審査員は、法律家の意見も参考にしながら、感情に流されることなく、市民としての良識を結論に反映させてほしい。

 重責を担う審査員の判断を静かに見守る姿勢も求められる。

 検察審が先月、小沢氏の「起訴相当」議決をした直後、民主党を中心とした議員連盟が「国民感情に司法が揺さぶられている」と疑問を呈した。制度の検証は必要だが、検察審への圧力と受け取られるような言動は慎むべきだ。

 そういうこと。

 次回の検察審はどうなるかはわからない。裁判的には無理筋なのでそこをどう織り込むか。

 小沢さんは燃料補給⇒小沢氏強気、政倫審「出席の理由非常に薄い」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 衆院政治倫理審査会(政倫審)への出席については、「別に出るのが嫌というわけではない」と出席の意向を示したものの、「政治団体が強制捜査の対象となり、不正な献金はなく、その他の実質的な犯罪も何もないという結論が出た」との見解を繰り返し、「政倫審以上の厳しい捜査があり、出席する理由は非常に薄くなっている」とも付け加えた。

朝日新聞社説 日銀成長支援―企業の挑戦の引き金に

 鳩山政権は新しい需要をつくり出す新成長戦略の柱に環境・エネルギー医療介護アジア、観光を掲げており、6月に全容を公表する。

 なんの考えもなく政権交代し、その後は自民党案を引き継いだ。

 ⇒「輝きのある日本へ」、そうだったらいいのにな♪: 極東ブログ

晴れ・ログイン

 初夏のようだ。というか、初夏か。昨晩は久しぶりに寝付かれなかった。急にしんみりと昔のユーミンの歌を聴きだしたら止まらなくなってしまった。80年代なんてほんの昨日のことのようなのに。自分に残された人生はそう長くはないんだな。いやそんなことはなんどもなんども確認したし、確認せざるをえないような状況が重なったものだが、また、ぐわんとやってくる。若い日というのもは残酷なものだなと思う。恋愛とは残酷なものだ。滑稽で惨めであるがゆえに残酷だなと思う。美しい思い出だけを残すなんてことはない。その中に、後年の老いの権力は忍び込んでいる。

2010-05-21

今日の大手紙社説

 韓国哨戒艦沈没が話題。産経日経がよく書けていた。この問題は当初からかなりわかっていたが、それをどう公開するかにいろいろ手順があった。その手順がその間埋まったかというとそうでもないが、もうタイムリミットというところだろう。

日経新聞社説 日米韓で哨戒艦沈没の責任を北に迫れ :日本経済新聞

 冷静な対応を求めている中国を説得するのも、日米韓の重要な役割である。核問題解決を急ぐためにも、北朝鮮を過剰に刺激すべきではないというのが中国の立場だが、哨戒艦沈没の責任をあいまいにしたまま、何事もなかったように6カ国協議の再開努力を続けるのは無理がある。

 そもそも、国際社会の警告を無視し、核実験弾道ミサイル発射といった挑発行為を繰り返してきた北朝鮮の暴走が問題なのである。ここは厳しく、北朝鮮に責任を取るよう迫るのが筋だろう。

 朝鮮半島有事に備えた対応も欠かせない。北朝鮮は潜水艦部隊を日本海にも配置しているという。日本政府は今回の哨戒艦沈没事件をひとごとととらえず、日本の安全保障上の脅威と受け止める必要がある。

 そういうこと。

毎日新聞社説 社説:北朝鮮魚雷 共同対応で制裁措置を - 毎日jp(毎日新聞)

 46人もの犠牲を出した事件は到底容認できるものではない。核問題を扱う6カ国協議の進展が一時困難になろうとも、まず確固たる共同対処で北朝鮮の行動を変えさせる必要がある。それが核問題の解決にもつながるという展開が望ましい。

 そのためには結局、中国の協力が不可欠だ。選択肢の少ない日本も、こうした点で知恵を出したい。

 それもまた微妙な線。

読売新聞社説 韓国哨戒艦沈没 やはり「北」の魚雷攻撃だった : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 調査団には、米、英、豪、スウェーデン専門家も加わった。

 「北朝鮮の犯行」を裏付ける決め手となったのは、沈没現場の海域で回収したスクリューを含む魚雷用の推進動力部品だった。北朝鮮の輸出兵器カタログに載った魚雷の設計図に示された部品と大きさや形状が合致していた。

 そうした物的証拠も公開しての発表は客観的で説得力がある。

 まあ、そうでしょう。

 北朝鮮の核廃棄を目指す6か国協議の再開は、今回の事件の影響で、当面ずれ込むと見られる。だが、それは協議復帰を渋る北朝鮮にとって、核兵器開発の時間を稼ぐことにつながる。

 日本の安全を直接脅かす北朝鮮の核開発を野放しにはできない。日本としては、6か国協議の早期再開の道を探る必要がある。

 そこがむずかしい。

朝日新聞社説 韓国艦撃沈―北朝鮮に断固たる外交を

 戦争の引き金になりかねない撃沈だったということだ。日本を含む東アジア全体の安全をも大きく揺るがす許しがたい暴挙である。

 そのわりに朝日新聞などの報道は鈍かったように思えたが。

 冒険主義に走ることをいとわない危うい体制であることが改めて如実に示された。

 北朝鮮政権が関わっているかはよくわからないが、そういう国家ではある。

 と、この社説に六か国会議の言及がないのが不思議。

 ⇒韓国海軍哨戒艦「天安」爆沈、その後: 極東ブログ

朝日新聞社説 普天間共同声明―米国優先は禍根を残す

 移設先は名護市辺野古周辺と明記されそうだ。具体的な工法には触れないが、鳩山政権が提案した桟橋方式に米国側が難色を示していることから、最終的には埋め立てが採用されるとの見方が強まっている。

 鳩山由紀夫首相としては、共同声明という体裁を整え、「5月末決着」を果たしたと言いたいのだろう。

 しかし、この進め方は今後に大きな禍根を残す。

 態勢を立て直し、安保とその負担のあり方を米国と、沖縄と、そして国会で議論し直すことを改めて求める。

 ⇒小沢氏“現行案修正での決着困難” NHKニュース

 民主党の小沢幹事長は、松江市で開かれた連合との会合で、普天間基地の移設問題で、政府が、現行案を修正するとした政府案の骨格に沿って日米の合意文書をまとめたいとしていることに関連し、「沖縄の人たちが反対しているのに、うまくいくとは思えない」と述べ、現行案を修正した形での決着は難しいという認識を示しました。

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、政府は、現行案を修正し、沖縄県名護市のキャンプシュワブ沿岸部に環境に配慮した工法で滑走路を建設するとともに、沖縄で行われている訓練の一部を、鹿児島県徳之島などに分散移転するとした政府案の骨格に沿って、5月末までに日米間で合意文書を取りまとめたいとしています。これに関連して、小沢幹事長は「沖縄の人たちが、大規模な反対集会を開くなど、反対しているのに、それが、すんなりうまくいくとは思えない」と述べ、現行案を修正した形での決着は難しいという認識を示しました。

晴れ

 気温は30度になるらしい。このあたりの季節はこんな感じか。

2010-05-20

2001年の「対応にミスがあったとは思えない」

 「実習船衝突対応 森首相「危機管理ではなく事故」 伊吹氏は重大問題化懸念」(読売2001.2.14)

 ◆森官邸、認識にズレ

 愛媛県宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」と米原子力潜水艦「グリーンビル」衝突事故で、森首相が第一報を受けた後もゴルフを続けたことについて十三日、野党だけでなく、与党内からも批判が噴出した。野党は十四日の党首討論で徹底追及する構えで、首相の「資質」が問われる場面もありそうだ。

「対応にミスがあったとは思えない」

 首相は十三日午後、首相官邸で記者団に対し、約二十五分、事故発生直後の対応に対する批判に反論した。首相周辺からは「これは森いじめだ」(森派幹部)との擁護論も。

 民主党の鳩山代表は十三日深夜、都内で記者団に対し、首相の反論について、「開き直りだ。責任感のかけらもない。片手でクラブを持ち、片手で携帯電話で連絡を取る意識で国のリーダーが務まるのか」と批判した。野党各党は十四日の党首討論で、政府の危機管理体制や今回の事故に対する首相の「認識の甘さ」をただすほか、衆参両院本会議での質疑と衆院予算委での集中審議を求めている。

 

追記

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):「農水相が外遊先でゴルフ」報道 根拠ないとTBS謝罪 - 政治

 同社広報部によると、20日のCS放送「TBSニュースバード」と、午前の地上波の「みのもんたの朝ズバッ!」などで、赤松氏が4月30〜5月8日、キューバメキシコに出張したことに絡み「複数の民主党幹部が問題だとの考えを示したうえで、外遊中にゴルフをしていたことを明らかにした」と報道。20日午前、農水省から訂正を求められ、確認したところ、取材に応じた民主党幹部が「情報は伝聞だった」と話したという。

今日の大手紙社説

 タイ情勢とアスベスト裁判が話題。自分としてはどちらも以前ブログに書いた以上の展開もない。それをいうなら口蹄疫についてもそう。いろいろな危機のようなものが自分のなかでは、すでに起きたこととして感じられる。ハリ・セルダンにでもなったような感じ。まあ、そういうと俺は予言できて偉いとか誤解されるかもしれないが、そうではなく、この既視感にげんなりしている。

日経新聞社説 子ども手当は根本の設計からやり直せ : 子ども手当は根本の設計からやり直せ :日本経済新聞

 民主党は当初、現行の扶養控除と配偶者控除をやめて財源にあてる方針だった。子ども手当と重なる15歳以下の子供への扶養控除は11年以降に順次廃止し、高校無償化に伴い高校生の子供がいる世帯への特定扶養控除も減額すると決めたが、配偶者控除の廃止については専業主婦家庭の反発を恐れて見送ったままだ。

 逃げずにきちんと議論するのが筋である。控除の廃止で一部に負担増となる世帯も出る。低所得世帯への影響を避ける工夫をしつつ、子育ての重要性を説明して納得してもらうのが政治の責任だろう。

 全額だと増税ととんとんだったが、半分で、このままぐだぐだになると結局ナンセンスな庶民生活圧迫になるだろう。

 これ、解決策もないわけではないので、誰が尻ぬぐいをするのかな。

小雨

 ちいさくつらいことが重なって、一つ一つはそれなりにこなせるのだが、ふっと我に返って、自分はもうダメなんじゃないかと思う。若いときにそう思った、悲壮感とか全体感はない。これでも人生大半生きちゃったじゃないかという諦観のようなものがあるからか。

 ⇒幸せは50代から:30万人の調査でわかった「U字カーブ」 | WIRED VISION

 さまざまなパラメータを表すグラフは、かなり興味深い形を示した。楽しさ(enjoyent)や幸せはU字形となっており、両方とも50歳代前半で底に達している。ストレスや心配は、18歳〜21歳と22歳〜25歳の間に急激に上昇している。ストレスは年齢が上がるとともに下降線をたどり、50歳代半ばで急減する。心配は40歳代後半まで横ばいで、その後緩やかに減少し始める。

 怒りは30歳代で最高レベルになり、年齢とともに下降している。悲しみはこのグラフにおいてもっとも水平状態に近かった(悲しみと幸せについては、今回の研究で相関関係は見られなかった)。悲しみは30歳代半ばから50歳代前半にかけて多少増加し、その後減少する。

 米人と日本人は違うだろうが、50代はしんみり人生のどん底感はある。これから上向くといいなと思う、というか、生きた分だけ儲けと考えればそうか。

2010-05-19

成功したい人が知っておくべきアイロニカルな12の秘訣

  1. 特定の目標と、そのためのステップにかかるコストでバランスを取る
  2. 自分の目標を見直して無茶をやめる
  3. 日常の些事を大切にする
  4. 人の考えに耳を傾ける(同意しなくてよい)
  5. Twitterをときおり消す
  6. ポジティブ疲れを意識する
  7. 成功/失敗に関係ない人間関係を築く
  8. 人生に与えられた経験を大切にする
  9. 信じることより、疑えないことを大切にする
  10. 過去は過ぎてしまったことなんで今日を大切にする。明日はわからん
  11. 些細なことで向上できることを毎日少しやっとく
  12. 世の中に絶対はないということは絶対そう

 

inspired by らばQ:成功したい人が知っておくべきシンプルな12の秘訣

今日の大手紙社説

 特に共通的な論点はなし。

 口蹄疫問題は、大手紙のミスがボディブローのように効いている感じがする。

日経新聞社説 もう後手は許されぬ口蹄疫 : もう後手は許されぬ口蹄疫 :日本経済新聞

 おや、また社説。

県は緊急事態を宣言し、市民に不要の外出自粛を求めるなど対策を強めている。もとはと言えば、県の初動に抜かりがあったことは間違いない。3月下旬にすでに感染例があり、これを見逃していたことが明らかになった。韓国口蹄疫がまん延していることを考えると、早い時点で詳しく検査しておくべきだった。

 で、また県を責めているが。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):異変2度…でも「教科書と違う初期症状」 宮崎口蹄疫 - 社会

 宮崎県都農(つの)町。3月下旬、ある農場で水牛が下痢になった。モッツァレラチーズを作るために飼われていた42頭のうちの1頭。往診した獣医師は、31日に県の宮崎家畜保健衛生所に届け出た。

 県も立ち入り検査したが、口蹄疫にみられる口の中や蹄(ひづめ)の水疱(すいほう)、よだれがない。便なども検査したが、下痢の原因となる菌やウイルスが見つからず、結論が出ないまま下痢は治まった。

 これが最初の異変だった。

 この農場から南に約600メートル離れた別の農家で、次の異変が起きた。

 「口の中に軽い潰瘍(かいよう)のある牛がいる」。4月9日、衛生所に別の獣医師から連絡があった。2日前に往診したところ、1頭の牛が前夜から発熱し食欲がなく、口からわずかによだれがあったのだという。

 県の口蹄疫防疫マニュアルでは「(口の中の)水疱は発病後6〜8時間以内に現れ、通常24時間以内に破裂する」と記載されている。

 9日の往診で、口の中に直径3ミリほどの潰瘍は見つかった。しかし水疱ではなく、かさぶたのような状態。すでに発熱から4日がたつ。仮に口蹄疫なら、水疱や激しいよだれが見られるはずだ。

 獣医師から相談を受けた衛生所は農場内のすべての牛を調べたが、口蹄疫の可能性は低いと判断した。発熱は1日でおさまっていた。

 口蹄疫ウイルスの潜伏期間は、牛の場合で約1週間。獣医師は12日まで毎日往診したが、異常のある牛は見つからなかった。

 獣医師は振り返る。「教科書通りの口蹄疫とは異なる初期症状。まったく想定しなかったわけではないが、この症状からは診断できなかった」

 4月16日夕、別の2頭に同じような症状が見つかった。最初の牛の隣にいた牛で、何らかのウイルスによる感染と考えられた。この段階で最初の牛はほぼ完治していた。翌日、衛生所が改めて立ち入り検査し、感染症の鑑定を行ったが、19日までに出た結果は陰性だった。

 ただ衛生所は19日、念のために検体を国の動物衛生研究所(動衛研)海外病研究施設(東京都小平市)に送った。このとき初めて、県は国と連絡を取った。20日早朝、口蹄疫の陽性反応が出た。

 ということ。

読売新聞社説 社説:高速新料金見送り 党内対立のツケ回すな - 毎日jp(毎日新聞)

 高速料金の無料化を掲げながらの実質値上げについては、与党内から異論が噴出した。小沢一郎民主党幹事長が見直しを求め、政府・民主党は首脳会議を開き、国交省の案を見直すことにした。

 前原国交相は、この要求を拒否したものの、国会の審議を通じる形で、何らかの対応をとる余地も残すという形でとりあえず収拾した。

 これが、4月までにこの問題がたどった経過だ。しかし、これには前段があった。料金割引のための財源を道路建設にも使えるようにと、昨年末に小沢幹事長が要求し、そのための法案が国会に提出されている。

 それを利用し、法案審議の中で出てきた意見を反映させる形で、妥協点を探るというのが、前原国交相の考えだったのだろう。しかし、審議が始まる気配はなく、時間切れが迫ってきた。

 値上げを回避できれば、夏の参院選に有利に働く。そうした思惑が与党側に働いているのかもしれない。しかし、割引の財源には限りがある点を忘れてもらっては困る。

 民主党、めちゃくちゃ。

朝日新聞社説 イラン核合意―言行一致が信用の条件だ

 なんだろこの社説

 ブラジルトルコは現在、安保理非常任理事国だ。これまで主にイランと交渉してきた安保理常任理事国とドイツは、この両国と連携を強めながら、イランの説得にあたってもらいたい。

 これが結語?

 背景⇒東京新聞:イランのウラン移送 米欧、合意に懐疑的:国際(TOKYO Web)

 参考⇒Bad nuclear deal with Brazil and Turkey hands Iran a diplomatic coup

小雨

 少し降ってきた。朝、ぼーっと水木夫妻の番組を見ていた。森公子さんの旦那さんの話は知らなかったので驚いた。柳沢さんがハムだった話を聞いて、好感。彼もいろいろあったんだろうな。くらたまさんについては、浮いてるなぁ、また、と思った。

2010-05-18

民主党三拍子:先送り・ぶれまくり・八つ当たり

 先送り⇒国家公務員採用半減方針、閣議決定を再び延期 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 政府は、2011年度の一般職国家公務員の新規採用者数を09年度採用実績と比べて「おおむね半減」させるとの方針について、目指していた18日午前の閣議決定を見送った。

 総務省は、法務省に対して、専門職種である刑務官や入国警備官などの5割削減を求めているが、法務省が「治安悪化につながりかねない」と拒否し、調整がつかなかったためだ。

 決定見送りは14日に続いて2度目。

 ぶれまくり⇒高速新料金 来月実施を断念 NHKニュース

 前原国土交通大臣は、普通車で利用した場合の上限額を原則2000円とするなどとする高速道路の新たな料金制度について、国会で関連法案の審議が行われていないとして、当初予定していた来月からの実施を断念する考えを明らかにしました。

 高速道路の料金をめぐって、前原国土交通大臣は、普通車で利用した場合の上限額を原則2000円とするなど、車種ごとに上限額を設ける新たな料金制度を来月から実施する方針を示しています。しかし、民主党側が近距離での利用者にとっては実質的な値上がりとなり、政権公約で掲げた高速道路の原則無料化の方針と違うとして修正を求めているため、制度の実施に必要な関連法案の国会審議が行われていません。これについて前原大臣は会見で「新たな料金制度の開始時期については、今後の国会での審議状況を踏まえて決めていきたい」と述べ、当初予定していた来月からの実施を断念する考えを明らかにしました。これに伴って現在、地方の高速道路でETCの搭載車を対象に、土日祝日に限って原則1000円を上限にしている値下げや、現在実施している時間帯ごとの割引料金は来月以降も当面維持されることになります。一方、前原大臣は地方の高速道路のおよそ20%に当たる37路線50区間で行う高速道路無料化社会実験については、予定どおり来月下旬から実施する方針も明らかにしました。

 八つ当たり⇒時事ドットコム:報道適切なら国民も理解=内閣支持率下落に菅副総理

菅直人副総理兼財務相は18日午前の記者会見で、鳩山内閣の支持率下落の要因について「景気の状況も改善しているし、一歩一歩前進している。国民には、報道がしっかりしていれば理解いただけるのではないか」と述べ、政権に批判的な報道内容が影響しているとの見方を示した。

バイアス・ハリスさんの、なんか、悔しいのぉ的

 ⇒「普天間で自爆」を選んだ鳩山の怪 | オブザーヴィング日本政治 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 鳩山政権は、なぜそうしなかったのか。鳩山が普天間問題に深入りした理由としては、いくつかの可能性が考えられる。

 第1は、計算ミスをしていた可能性だ。バラク・オバマ大統領と一対一で話し合えば、沖縄の住民とアメリカ政府の両方が満足する解決策を見いだせると、鳩山は思い込んでいたのかもしれない。あるいは、アメリカがもっとあっさり譲歩すると思っていた可能性もある。

 第2は、自民党政治との違いを鮮明にアピールする上で、普天間問題が打ってつけだと考えていた可能性もある。09年9月の政権発足から10年7月の参院選までは、1年足らずしか時間的猶予がなかった。しかし、多くの政権公約は実現するまでに時間が掛かる。その点、普天間問題であれば参院選の前に「結果」を出せる......と判断したのかもしれない(こうした甘い認識は、第1の可能性とも共通する)。

 第3は、民主党がイデオロギーに突き動かされて行動したという可能性だ。しかしこの可能性は小さいと、私は思っている。鳩山政権がこの問題で強い信念をほとんど打ち出していないことがその何よりの証拠だ。政府はすべての当事者を満足させることを重んじ、普天間飛行場移設先の代替地を探す必要性しか感じていないように見える。

 第4は、この問題をただちに解決すべきだと、衆院選の選挙戦を戦う過程で民主党指導部が思うようになり、その判断どおりに行動した可能性だ。

 私はこれだと思うよ。

 これ⇒チキンゲーム - Wikipedia

今日の大手紙社説

 口蹄疫の社説が読売産経が出て一巡終わり。国の対応もまずかったが県側の対応もまずかった論の陰に報道社としての責任を隠すという構図になっている。まあ、この間、報道がなかったわけではないが、昨日あたりかの発狂したような報道も異常感がある。笹山先生もそう思っておられるようだった。

 ⇒Twitter / Tatsuo Sasayama: 一番大事なときに報道しないで、なぜ今週明けの今日にな ...

 国民投票法については戦後の大仕事なので短期的に見てどうこういうほどのことはないようにも思う。つまり、どうしたってこの法を作るのは手続き上の補完だし。これを憲法改正に直接結びつけて騒ぐのもどうかと思うが。

産経新聞社説 【主張】口蹄疫被害 種牛も汚染された不手際 - MSN産経ニュース

 そして産経もで大手紙の口蹄疫社説は一巡。

 国や宮崎県の対応のまずさは指摘しておきたい。初動が遅れ、その後も緊張感に欠けていた。赤松広隆農林水産相は外遊に出て、地元民の怒りをかった。

 鳩山政権危機管理を批判されても、反論できないだろう。今後の反省材料とすべきである。

 その間の責任者だった福島代理はどうなんだろうか。

読売新聞社説 口蹄疫感染拡大 封じ込めに全力を挙げよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 そして読売の番。

 だが、この間の行政の対応は、十分とは言い難い。

 宮崎県は最初に疑いのある水牛の事例が農家から報告された後、3週間たって初めて感染を確認した。その間に感染が拡大した可能性が高く、県の判断は甘かったと言われても仕方あるまい。

 水牛のケースを端緒にもってくるべきかは難しい。いずれにせよ、この確認は3週間後だが、その間に牛のケースがあり、水牛の確認の23日の前になる20日に宮崎県の報告を受けて国に対策本部ができている。前回の例と比べて、特段に県の落ち度があるというふうには見えないのだが。

 農林水産省にも問題があった。今年に入って東アジア各地で口蹄疫感染が報告され、韓国では4月には被害が拡大していた。こうした国々からウイルスが宮崎に上陸した疑いもある。水際で防ぐ措置が必要だったのではないか。

 水際論をもって国を責められるかは、私にはわからないところ。印象としては結果論に見える。

 全体的に読売としては県と国の両方に瑕疵があるとして、その陰に報道としての読売を隠している構図になっている。

 難しい問題はあるが、今回の口蹄疫を見る上での一つのピヴォットは豚の感染で、自民党が動き出した4月28日の時点の対応を国が受けていたらここまでの惨事にはならなかったのではないかとは思う。

 

追記

 どうやらこの社説、結果論というか後日譚をトレースバックして書いた感じがする。

 ⇒「普段の下痢」…宮崎県が口蹄疫発生見逃し : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 宮崎県内で被害が拡大している口蹄疫を巡って、農林水産省が最初の感染疑い例を確認した3週間前の3月下旬、同県家畜保健衛生所が、感染した水牛を診察しながら発生を見逃していたことがわかった。

 同省などによると、同県都農町で水牛を飼育する農家から、かかりつけの獣医師を通じ、県家畜保健衛生所に「水牛が発熱している。牛乳の出も悪い」という連絡があったのは3月31日。

 この日のうちに同衛生所の職員は立ち入り検査を実施し、4頭の水牛に発熱や下痢などの症状が出ているのを確認した。しかし、「普段の下痢」と判断して口蹄疫の可能性を疑うことなく、通常の風邪の検査をしただけで、同省にも報告しなかったという。

 この水牛農家から南東に600メートル離れた繁殖牛農家では4月9日、口の中がただれた牛が1頭見つかった。同衛生所はこの時も口蹄疫と見抜けず、20日に「最初の感染事例」として発表した。このため最初の水牛についても22日に血液の遺伝子検査を行った結果、ようやく23日に口蹄疫の感染疑いが判明したが、この時点で既に5例の感染(疑い含む)が発覚していた。口蹄疫の検査結果は通常、1日か2日で判明するため、もし3月末の段階で実施していれば4月初旬には拡散防止対策がとれたとみられる。

 口蹄疫は、早期に家畜の移動制限などを講じる必要があり、口蹄疫に詳しい後藤義孝・宮崎大教授(家畜微生物学)は「県が3月の時点で徹底した消毒などの対策を取っていれば、ここまで感染は広がっていなかった可能性がある」と指摘している。

(2010年5月18日07時50分 読売新聞

 この話がやや不気味。

 31日の水牛の問題は以前からわかっている。

 この記事の含みからすると、さらにそれ以前ということになるのだろうが。

 この論法がどうもうさんくさい。

 たぶん、こうなはず⇒Twitter / 原田 英男: これは全くの論外ですね。1例目も6例目も初期の臨床症 ...

 まあ、情報操作始まるの図なんだろうか。

 とはいえ、私としては豚のアウトブレイクが事態で重要だったんじゃねの持論は変わらず。

朝日新聞社説 小鳩体制―政治責任から逃げられぬ

 小沢氏は2月に自らの不起訴処分が決まった後、この問題は決着したとばかりに、野党や世論が求める国会での説明に一貫して応じてこなかった。

 政倫審はこれまで疑惑の解明というより、幕引きの舞台として使われてきた。会期末まで1カ月を切ったこの段階で小沢氏が急に姿勢を変えたのも、参院選前に「みそぎ」を済ませておこうとの意図とみられても仕方ない。

 一方、米海兵隊普天間飛行場の移設問題で「5月末決着」の公約が事実上破綻(はたん)した首相も、野党の退陣要求に応じる気配はない。辞めれば解決する問題でないのはもちろんである。だが、国会で「職を賭す」と言い切った首相の言葉を有権者は忘れていない。首相自身の政治とカネの問題もある。

 両氏の政治責任をどう考えるのか。民主党内で論議が起こっていいはずなのに、表立った声が上がらないのも不可解な光景である。

 首相と小沢氏、そして民主党全体が、それぞれの政治責任にどう向き合うかを、有権者は目をこらしてみている。それを忘れたら、参院選で手痛いしっぺ返しを受けることになる。

 まあ、ある程度は。

晴れ

 27度になるらしい。夏のような天気だろうな。

2010-05-17

これがなあ

 ⇒北朝鮮 ヒズボラへのスカッド供与同意 テロ指定解除重大違反 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

北朝鮮ミサイル開発で協力関係にあるシリアに対し、同国からレバノンイスラム教シーア派組織ヒズボラへのスカッド・ミサイル供与に同意したことが分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が16日明らかにした。米国はシリアに、テロ組織と位置づけるヒズボラへのミサイル供与中止を再三警告している。米国は北朝鮮をテロ支援国家指定から解除したが、スカッド供与同意はヒズボラへの「間接支援」といえ、重大な違反といえる。

 そう驚く話でもなく、というか、これいつの話なんだろうか。

 シリアの動きは相当に不思議なんだが、が、というのは、日本の報道だけ見ていると、ブッシュ政権は戦争キチガイだみたいな浅薄なもので、イラク攻撃も単純にしか理解されていないのだけど、この背後につねにシリアの問題があった。しかし、ブッシュ政権は非常に慎重に動いていた。イラン問題でもそう。

 オバマ政権がどういうゲームをしようとしているのかよくわからないところがあるが、失態するとブッシュ時代の外交戦略が逆に見えてくるかもしれない。

 ブッシュをひいきというのではぜんぜんなくて、単純にこのあたりの外交戦略の裏が知りたいと思っている。対イスラエル、対サウジという違いなのかもしれないが。

 今回の話もいろいろ裏がありそうできな臭い。

 勘でいうと六か国会議関連での中国への牽制ではないかな。あと、米国にとってイスラエルがやっかいな問題になりつつある。別の言い方をすれば、タカ派ハト派という構図ではないだろう。

 

 関連

 ⇒ヒズボラへのミサイル供与でシリアに警告 米国務省 - MSN産経ニュース

 ⇒The Associated Press: Peres: North Korea 'duty free' arms shop for Iran

今日の大手紙社説

 なんかよくわからん社説が多かった。

 朝日がいまごろ大学生のレポートみたいな口蹄疫の話を出してきた。まあ、慎重には書いてあるけど論点はなんもない。論点を出せばこれまで黙っていた朝日に跳ね返っちゃうというのはあるんだろうな。

 韓国哨戒艦問題は産経がいつものパターンで少し言及していたが、これ、米韓同盟・日米同盟という視点はなかった。同盟国の関係からすると日本はすでに当事者なんだが、マスコミ的にはよくわかってなさそう。

 ⇒岡田外相、哨戒艦沈没で韓国を支持 日韓外相会談 : 日本経済新聞

岡田克也外相は16日、韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相と慶州市で会談し、韓国軍の哨戒艦沈没に関し「困難な状況の中で毅然(きぜん)かつ冷静に対応している韓国政府に深い敬意を表する。韓国を支持し、必要な協力を惜しまない」と述べ、全面的に支持する考えを表明した。20日をメドに発表される調査結果を踏まえ、日米韓が緊密に連携して対応する方針で一致した。

 これで報道的に通じるのかな。まだ公式発表ではないということか。

毎日新聞社説 社説:温暖化疑惑事件 科学者はもっと発信を - 毎日jp(毎日新聞)

 これもわけのわかんない社説だな。なぜ今、そしてなにが言いたい?

朝日新聞社説 ロシア政権―柔よく剛を制する大統領

 だが、政権内の二つの流れのうち、メドベージェフ路線の方が政権内で力を得てきているのは確かなようだ。

 大統領は、対米関係をオバマ大統領とリセットし、戦略核の新たな削減で合意した。米欧との関係修復は、米英仏軍が参加した先の対独戦勝65年式典に結実した。いまは外国からの資本や技術の導入に強い意欲を示し、経済成長著しいアジア太平洋地域も重視している。

 とりわけ日本には、シベリアや極東の開発をにらんで投資や技術を引き入れようとの働きかけが活発だ。中国の強大化や北朝鮮の核問題を抱える東アジア情勢の中で、日本にとってもロシアとの重層的な協力関係の構築は、重要な課題だ。

 そんな大きな構図を視野において、ロシアの動きに柔軟に対応したい。

 その認識でいいんだけど、なぜ今日の社説に出てくるんだろ、こんなおおざっぱな話だけが。

 船橋洋一さんの趣味のページ?

朝日新聞社説 口蹄疫被害―拡大阻止に万全を期せ

 このまま完全にネグっちゃうのかと思ったら出ましたか。

 で、読んでみる。なんかある種の感動がある。これって新聞に勤めているプロが書いたんだよね。すごいな。学部生のレポートみたいだ。

 個別に。

 今回は、4月20日に宮崎県で最初に牛の感染が確認され、半径10キロ以内の家畜の移動禁止措置がとられたが、5月に入って豚を中心に感染が急増した。人の靴や衣服についてウイルスが広がったようだ。殺処分の対象になった家畜はすでに前回の100倍以上とけた違いの規模だ。

 その間、社説子は気がつかず。まあ、報道はしていたけど。

 韓国では1月から始まった流行がまだ続き、対策に手を焼いている。ウイルスが日本に入ってきて不思議はない状況だった。事前の警戒や備えは十分だったか、反省材料だろう。

 この社説「赤松」って一言もないんだよな。

 今流行しているウイルスは、遺伝子の解析から韓国や香港で流行しているものと非常に似ていることがわかっている。ウイルスが畜産物や人などについて運ばれてきた可能性がある。

 中国ワラ説を否定したいのだろうか。韓国のはAからOへの変化があり、朝日新聞社説のようにさらっと書くとかえって誤解があるかな。

家畜の伝染病対策は法律上、まず県の責任だとしても、県外への感染拡大の恐れや被害の規模を考えれば、政府が主導して迅速に態勢を整えるべきだ。

 4月末自民党が政府に申し入れた時点でね。

快晴

 昨日新宿を回ったおり、いつもは地下道を通るのだが、ああ、外は晴れだし、ホコ天かと回り道がてら出てみる。なんか、そうして日曜日の新宿を見るのも随分と久しぶりに思えた。伊勢丹のマークが(伊)になっている。これは東京に戻ったときも、あれ?と思ったのだが、改めて見ると変な感じがする。いや、ずっとこれだっただろうか。というあたりで、ふぅーっとタイムスリップしていろいろ30年前の光景を見渡すのだが、紀伊国屋と伊勢丹、それと高野くらいだろうか、いやそんなことはないと思いつつもやはり過去はうまく思い出せない。武蔵野館ってもうないんだよなと思ったらある。なんかどうも奇妙な勘違いばかり。

2010-05-16

今日の大手紙社説

 特になし。

毎日新聞社説 社説:論調観測 英連立政権と2大政党 「手本」の変化をどう読む - 毎日jp(毎日新聞)

 おや山口二郎さんが。

2大政党化に向け小選挙区を導入した日本は英国をひとつのモデルとしてきた。それだけにこの変化をどう、読み取るか。山口二郎・北大大学院教授による投票前の指摘(4月13日、毎日)が興味深い。

 「2大政党政治が抱える危機の表れ」とみた山口氏は主要政策が似てしまう「収れん現象」を背景に挙げた。さらに「日本の民主党がたどる悪いシナリオを暗示する」とし、日本の議論は「議会・選挙の制度に対する関心が先行しがち」で、政党は「何をすべきか」を軽視していると警告した。

 なかなか商売人だなあ。

読売新聞社説 小沢氏再聴取 検察は改めて真相解明めざせ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 検察当局には、今回の聴取の重要性を強く認識してもらいたい。「起訴相当」議決の際にも検察内部には「新たな証拠が得られない限り、不起訴の結論は変わらないだろう」という声があった。

 すでに結論ありきの形式的聴取に終わらせるなら、それは検察の事実解明責任の放棄であろう。一般市民の意を汲む検察審の軽視にもつながる。

 これはこれで明後日な議論。

 検察としてはコマがなければ言われたとおり形式的に進めるしかない。で、それをもって「事実解明責任の放棄」と言われても。

 参考⇒聴取4時間半、「潔白」繰り返した小沢氏 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 関係ないけど。

 擁護論的な意見のなかで郷原先生のお気持ちはわかるのだけど、日付をずらしただけの微罪論というのは、それはそれで収支報告書虚偽記入を軽視しているのだが。というか、なぜ収支報告書虚偽記入をしてはいけないかということをきちんと伝えるべきではないのかな。

 今回のスコープでいえば、この日付のずれ会計に小沢さんコミットしていたかというだけの話。

 ただし、証人喚問にするとなんか出てくるとは思うが。

 概ね、小沢さんは乗り切れるといったところだが、私は、このスジはそれほど重視していない。別スジがどう動くか、動かないのかが気になる。

朝日新聞社説 国民投票法―拙速が生んだ「違法状態」

 異常な事態である。新しい法律が、「違法状態」のなかで施行されようとしている。

 憲法改正の手続きを定めた国民投票法が18日施行される。公布から3年とされた準備期間が終わるからだが、法で義務づけられていた準備が一向に進んでいない。いまのままでは国民投票はできない。「国民投票のできない国民投票法」という、わけのわからないものが世に出ることになる。

 言っていることはわからないでもないのだけど、この前提になぜ国民投票法が必要だったかと考えると、朝日新聞のうそ寒い感じがする。もともと日本国憲法では憲法改正の手続きを定めた国民投票法を予想されていたのを、戦後ずっと放置していたものだった。改正不可能な憲法なんてありえないのだから、その補完手順は必要といえば必要。

 憲法改正のハードルはとても高い。国会の中でも国民との間でも、時間をかけて対話を重ね、幅広い合意を探っていく丁寧なプロセスが欠かせない。

 とかいうと、眼前にエアーズロックがあるんだからハードルとかいう以前の問題。

 ただ、個人的にいえば、憲法改正のドタバタはナンセンス。

 随分前になったな⇒憲法改正は無意味: 極東ブログ

薄曇り

 16日。ちょっとため息をつく。じんわりとした焦りがある。世相のことはさして関心ないといえばないのだが、まあ、ブログを書くとそうは見えないかもしれない。どうにもならんなと思っている。しいていうと、これまでうっすらとした左派のインテリっぽいポジションにいたらそれなりに政治批判とかできたようなぬるい部分が実際には消えつつある。民主党からカネもらっていた山口二郎さんとかなにを言っているのだろうか。まあ、予想が付いてしまうのだが。

2010-05-15

東京都知事 鈴木俊一氏死去

 ⇒元東京都知事 鈴木俊一氏死去 NHKニュース

東京都知事を昭和54年から4期16年にわたって務め、この間、東京都庁の庁舎を新宿へ移転した鈴木俊一元知事が、14日、亡くなりました。99歳でした。

鈴木さんは、明治43年、今の東京昭島市に生まれ、昭和8年に当時の内務省に入って以来、地方行政にかかわり、地方自治法をはじめ、現在の地方自治制度の基本となるさまざまな法律の制定にかかわりました。そして、昭和54年の東京都知事選挙に、自民・公明・民社の3党の推薦を受けて初当選し、その後、平成7年まで東京都政で最も長い4期16年間にわたって都知事を務めました。この間、鈴木さんは3500億円に上る赤字を抱えていた東京都の財政再建に取り組み、3年間で黒字に転換したのをはじめ、平成3年には長年の懸案だった東京都庁の丸の内から新宿への移転を実現させました。一方、鈴木都政の後半では、東京湾の埋め立て地を利用した臨海副都心開発が、短期間に大がかりに進められたことなどが都の財政を圧迫し、財政危機をもたらした要因の一つになったという指摘もあります。また、鈴木知事の時代から臨海副都心を会場に開催が計画されていた「世界都市博覧会」は、平成7年に就任した青島知事が「都民の要望があって開くものではない」などとして公約どおり中止し、大きな波紋を呼びました。

 ⇒鈴木俊一元都知事、お元気そう - finalventの日記

今日の大手紙社説

 特になし。

 目白押しの強行採決法案という印象だが、社説は触れていない。口蹄疫

産経新聞社説 【主張】ガス田共同開発 中国の報道干渉に抗議を - MSN産経ニュース

 東シナ海ガス田問題をめぐる日本の報道が偏向しているとして、中国が再三、日本政府にメディアを指導監督するよう求めていることが分かった。自由な言論に対する不当な干渉である。岡田克也外相は15日の日中韓外相会談で、中国に強く抗議すべきだ。

 中国が問題視しているのは、2008(平成20)年6月の日中合意で日本が出資するとした白樺しらかば)ガス田について日本の新聞やテレビが「共同開発」と報じたことのようだ。中国側は白樺に日本の主権は及ばず、「協力開発」と表現すべきだとしている。

 まあ、そういうことなんじゃないか。

読売新聞社説 B型肝炎訴訟 国は和解協議で治療対策示せ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 だが、薬害C型と異なり、明確な原因証明が難しいB型肝炎で同様の補償を一律に行えば、兆単位の財源が必要になるとして、国は強い難色を示している。

 隠されていることではないのでちょっとだけ触れておくかな。

 ⇒性感染症としてのB型肝炎:肝炎.net

現在日本では、B型肝炎ウイルスHBV)に感染している人が130万〜150万人いるとされ、そのほとんどが「HBV母子感染防止事業」が実施される以前の母子感染によるものです。

 まず大半は母子感染。

1972年にHBs抗原検査が開始されてからは、輸血によってHBVに感染する人は減少しており、現在ではその危険性はほとんどありません。

 1972年以降は輸血の経路はほぼなくなった。

一方、現在ではHBV感染がSTDとして流行傾向にあるという問題が浮かび上がってきています。

 これらの要因を排除して認定していくにはどのような手法が導入されるか興味深い。

朝日新聞社説 借金財政―政治の無責任、もう限界

 鳩山政権は今後3年間の財政運営を盛った中期財政フレームを6月にまとめる。増税を含む10年程度の財政再建の道筋も、同時に示すべきだ。

 国の運営に責任を負う政権が赤字を垂れ流すばかりで増税という課題から逃げ続けることは、もう許されない。

 その前にデフレ対策の課題があり全体を見極めないといかんのだが。朝日新聞って経済に弱い新聞ではないと思うが。

昨日の大手紙社説

 毎日新聞に続いて日経新聞口蹄疫を扱っていたが、変だった。

 ⇒口蹄疫の封じ込めに全力を :日本経済新聞

 今回の流行では、最初の疑い例が4月9日に農家から宮崎県に報告されたのに、県が確認するまで10日以上かかった。その間に感染が広がった可能性が大きく、県の対応が後手に回ったことは否めない。

 10年前では、最初の疑い例は3月12日。県の確認は25日。その点では封じ込めに成功した過去の事例でも似たようなもの。それでいいわけではないし、後手といえばそうだが、今回のアウトブレイクの政治課題とは違うように思える。

 赤松農相の不手際はあるのだが、こういう発言を見ると唖然とする。

 ⇒時事ドットコム:口蹄疫「特効薬ない」=まん延防止で赤松農水相

 赤松広隆農林水産相は14日の閣議後会見で、宮崎県で口蹄(こうてい)疫の感染が拡大していることについて「これをやったら直ちにこの病気が抑えられるという特効薬はない」と述べ、消毒や感染した家畜の殺処分などこれまでのまん延防止策を徹底するのが重要との認識を改めて示した。

 一方、東国原英夫同県知事らが、口蹄疫が今後一段と広がった場合、一定地域内に限り感染していない家畜を含め全頭殺処分する可能性を指摘していることに関し「健康な家畜を殺すのはどうなのか。人の財産権を侵すことは慎重に考えないといけない」と述べた。(2010/05/14-11:35)

 これ、鳩山首相が勉強したら抑止力がわかりましたそれまでわかってませんでした級の発言なんだが。これ国際的に報道されたらある意味大変なことになるんだが。

晴れ・ログイン

 5月15日。まあ、そういう日だ。72年、私は中学生だった。が、この日の連想の記憶には小学校での日章旗がある。なぜかなと時たま思い返すのだが、うまく納得できない。

2010-05-14

ブログサバト

 よい天気。皆さんに晴れ晴れとした一日がありますように。鳩山由紀夫さんにも私にも。

2010-05-13

なやかんじー

 ⇒ 来週、はてなダイアリーがバージョンアップします - はてなダイアリー日記

 この手のことでトラブルなしで済んだことないんだよね、はてなさん。

今日の大手紙社説

 英国連立政府が話題。各紙それぞれ明後日の方向に踏み出すなか、穏当なのが読売新聞社説。

 話はFT社説がよくまとまっていた⇒FT.com / Comment / Editorial - Cameron reaches out to Clegg

 毎日新聞社説が初めて口蹄疫を扱っていたが、これがなんとも民主党の失点が浮かび上がった火消しの構図で出てきた。そのためか、なんだか編集ミスみたいな印象がある。

産経新聞社説 【主張】英連立政権 新たな保守に期待したい - MSN産経ニュース

 朝日とは逆向きに無理筋の社説

 3期続いた労働党政権が終幕し、13年ぶりの政権交代となった。しかも二大政党政治を伝統としてきた英国では、極めて異例の連立政権だ。43歳7カ月と、1812年以来では最年少の英宰相となったキャメロン氏がつくる新たな保守の潮流に期待したい。

毎日新聞社説 社説:口蹄疫感染 全力で拡大の防止を - 毎日jp(毎日新聞)

 おや、大手紙はネグりまくるのかと思ったら。

 前回の感染の際には、家畜の飼料に使われた中国産のわらが感染源と疑われ、その後、輸入の際に殺菌する措置がとられるようになった。しかし、こうした措置だけでは万全ではなかった。

 最初に感染の疑いが確認された日の10日ほど前に、口の中がただれた牛が見つかったものの、口蹄疫ではないと判断された。その間に感染が広がっていったことになる。

 今回のウイルスは、韓国香港で今年発生したウイルスと遺伝子が極めて似ているようだ。国境を超えた往来が頻繁に行われている状況下では、人や物にウイルスが付着して持ち込まれる可能性も高くなる。

 強調部分だが論理的につながってないようだが。 「最初に感染の疑いが確認された日の10日ほど前」相対ポインターも何を指しているのか明確ではない。推定に屋上を作ったかの論理も変。この社説、編集ミスか?

 自民党など野党は、初動の遅れが被害を拡大させたという地元の声を背景に、鳩山政権への追及姿勢を強めている。感染が拡大しているさなかに、赤松広隆農相が外遊していたことも追及の材料だ。

 夏の参院選を控え、鳩山政権の新たな失点としたい自民党など野党と、防戦に追われる政権側という構図となっている。

 しかし、被害の拡大は深刻で、政争の具にしていい状況ではない。感染の拡大を止め、被害を受けた畜産農家の救済に全力をつくしてもらいたい。

 あー、これはちょっといだけないなあ。

 自民党が動いたのは赤松さんが外遊する前。あの時に国が自民党の要望を受け入れていたら、ここまでひどいことにはならなかっただろう。つまり、そのあたりを考慮して、民主党の失点は失点としないと。こういうふうに最初から政局構図に持ち込むのはフェアじゃないな。というか、毎日新聞とか必死なのか。明日は朝日新聞社説?

読売新聞社説 英連立政権 小選挙区制の改革が焦点だ  : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 ただ、保守、自民党間には、欧州連合(EU)、安全保障移民政策などで大きな隔たりがある。当座の妥協には達したが、対立の火種は残っている。

 連立政権を率いるキャメロン首相は財政の健全化と並んで、「政治制度への信頼回復」を緊急の課題に挙げた。

 今回の選挙では、23%の票を得た自民党の獲得議席が9%弱に過ぎなかった。単純小選挙区制のもとでは、民意と選挙結果の乖離が大きすぎるというのが、かねての自民党の主張である。

 選挙戦でも自民党は、比例代表制への転換を主張したのに対し、保守党は現行制度を維持したいとの立場だった。

 だが、保守党は連立政権樹立のため、小選挙区制を基本としながらも、「死に票」を減らす仕組みの導入について、国民投票にかけると約束した。

 連立政権による選挙制度見直しは、英国を一つのモデルとして、政権交代可能な2大政党制を目指してきた日本にとっても、目を離せない動きといえよう。

 まあ、そういうこと。

朝日新聞社説 英国の新政権―この連立に目をこらす

 総選挙で、どの党も下院の過半数を得られない「中ぶらりんの議会」が誕生し、連立を余儀なくされた。保守党、労働党の2大政党の合計得票率は6割半ばと戦後最低に落ち込んだ。

 これは何を意味するか。

 政策が鋭く対立しているかのように演出して見せる2大政党。その二者択一を有権者に迫る小選挙区制。それらはもはや、今日の英国社会が求めている政治ではないということだろう。

 まあ、そう見方ができないわけではないけど、こんな社説書いていいんだろうか。少なくとも保守党と自民党では国家安全保障移民、選挙区といった問題で合意が難しい。鳩山政権みたいに微細な連立党に振り回されるほどではないが、政権はくっきりしないものになる。

晴れ

 五月中旬。じんわり焦りが滲んでくる。

2010-05-12

民主党、きちんとお仕事してますなあ

 ⇒時事ドットコム:公務員法案、12日採決=衆院委

 衆院内閣委員会は11日の理事懇談会で、国家公務員法改正案の扱いを協議した。12日採決を求める与党に対し、野党は「審議不十分」と反発して物別れに終わったが、与党は同日中に採決する方針。同改正案は同日中に内閣委で可決され、13日に衆院通過する見通しだ。

 改正案は、中央省庁の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」を内閣官房に設置することが柱。民主党の国対幹部は11日、「野党が反対しても、委員会で採決する」と述べた。 

 これで郵政も押し切ると。

 普天間問題とか口蹄疫問題とか、実は煙幕なんじゃないかな。

うこんの力?

 ⇒時は来た!それだけだ ウコンの力って本当に肝臓に効くの?

 研究は普通に多いほう。

 一例⇒Efficacy of curcumin to reduce hepatic damage indu... [Vet Ital. 2010 Jan-Mar] - PubMed result

 ただし、クルクミンが、ということ。日本ではクルクミンを精製した製品はあまりないんじゃないかな。

 ちなみに、純度の高いクルクミンのカプセル製剤を私は料理に使っていますよ。昨晩パエリア作ったけど、これの色付けにも。ターメリックと違って、泥臭い臭いがなくて便利。発色もいい。

今日の大手紙社説

 パロマ判決が話題。ま、うざうざと書いたのでまとめはなし。他、比大統領選の話もあるけど、特に読むべき論はないように思えた。

日経新聞社説 製造業を戒めたパロマ判決 :日本経済新聞

 製品の欠陥が原因で消費者にけがをさせた場合などに問われる製造物責任よりも、メーカーの責任を踏み込んでとらえている。広く製造業に警鐘を鳴らす判決だ。

 トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)では、フロアマットを重ねて敷いていたためアクセルペダルが引っかかり、戻らなくなる問題があった。消費者のマットの使い方が、車の安全性を左右することになった。

 こういう文脈にならないとは言えないけど、微妙に変。

産経新聞社説 【主張】パロマ事故判決 安全確保への義務に警鐘 - MSN産経ニュース

 これも微妙にわかっている。

 監督官庁にも、責任の一端がある。この問題は平成8年に起きた別の事故の遺族の要望で再捜査した警視庁が経済産業省に連絡し、18年7月に事故情報を公表して表面化した。

 それまで、経産省内で情報が集約化されていなかったことも明らかになっている。もっと早く行政が手を打っていれば、少なくとも同様の事故が相次ぐ事態だけは防止できた可能性がある。

 そういうこと。ここがまた難しいんだけど、消費者庁ができたということは、そっちの流れが本流になるべきかもしれないけど、ここで民主党流の政治主導になると、先日のエコナ規制論みたいな方向に暴走しかねない。難しい。

毎日新聞社説 社説:パロマ中毒事故 「危険放置」でトップ断罪 - 毎日jp(毎日新聞)

 面白い。社説読みには面白いということ。

 パロマ工業製湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元社長らに、東京地裁は有罪判決を言い渡した。修理業者によって改造された製品の危険性を認識しながら、消費者への注意喚起や製品回収などの措置を取らなかったと断罪した。

 たとえ改造された製品でも、メーカー側責任者の安全管理への業務上の注意義務は重い。そのような教訓が判決からは読み取れる。

 「修理業者によって改造された製品の危険性を認識しながら、消費者への注意喚起や製品回収などの措置を取らなかった」は本当に製造側の責任なんだろうか? 責任なんですというのが判決。

 製品などの安全性に問題が生じた時、原因究明はもちろんだが、その時点で判明している事実を公表し、再発防止の手段を講じるのは企業として当然の危機管理だ。生活に身近な製品ならばなおさらである。

 仮にそうだとする。

 判決が経産省の責任に触れている点も見逃せない。経産省は10件の事故情報を入手していたが、情報は省内で集約されず、事故防止に生かされなかったと指摘する。

 メーカーと経産省の情報に対する立ち位置をどう見るか。ほぼ同じでしょ。

 で、毎日新聞は書いてないけど、経産省は無罪。理由は、「業界も役所も縦割りで情報が共有されていなかったため、事故を防ぐことは期待できなかった」。つまり、縦割り続けることに国にメリットがある。これ、リバタリアン・パターネリズムだけでなく、制度的にもよくない結果になるよ。

読売新聞社説 パロマ事故判決 安全軽視の姿勢が指弾された : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 こっちもいちおう構図を理解している。

 松下電器産業(現パナソニック)の石油温風機で中毒事故が多発した際、同社は新聞広告やテレビCMで注意を呼びかけた。パロマ工業には、消費者保護の姿勢が欠けていたということだろう。

 今回の事故の背景には、不正改造という特殊な事情があったことは確かだ。

 だが、判決は、パロマ側の責任について、「機器それ自体の安全性の向上を図ることはもちろん、その機器が消費者のもとで安全に使用され続けるように配慮することも求められる」とした。

 最初の段落は松下の例。これは製造者の問題。第二の段落は変。「不正改造という特殊な事情」と製造とメンテの関係をぼかしたから。

 そして第三の段落は今回の判決で止揚としたけど、ちょっと論理的に無理がありました。

朝日新聞社説 パロマ有罪―企業のリスク管理徹底を

 製品自体に欠陥はなく、販売後の不正改造が事故の原因だった。だが判決は、同様の事故が何度も起き、被告らはそれを承知していたにもかかわらず有効な対策をとらなかったとして、業務上過失致死傷罪の成立を認めた。

 メーカーを信頼するからこそ、消費者は便利さの一方で危険を伴うガス製品を安心して使うことができる。その思いに沿った判断と評価したい。

 意外と執筆者は本質を理解している。「その思いに沿った判断と評価したい」というのは、そりゃ変だがそういう立論はやめときましょうということだ。なので、以降の話はよく読むとわかるが、グダグダになっている。

 重要なのは、「製品自体に欠陥はなく」といこと。で、どうして企業責任なのか? 「販売後の不正改造が事故の原因」と続くんだけど、これ、別企業。厳密に言うと、パロマ系もあったのでそれが指導せいというのはあるかもしれないけど、つまり、業界団体による官僚支配をきちんと。

 ただ、いずれにせよ、この話はこういうことになった。つまり、世の中のルールが変わった。

 これをいうとまた変なうんこ投げられると思うんだけど、これ強化すると、メーカーとメンテを分離したほうがメーカーが安全ということになるのな。で、実態はメンテがないと運営できず、そこにダークなものが貯まる。だけど、検察はメーカーを叩いちゃえ、と。

 おや、この構図、どっかで見ませんでしたか。

 そう、メーカーは小沢さんで、メンテが秘書な。叩く検察は同じ。非難している庶民は、小沢シンパとそうでない人で別の対応をしているけど、これ、まったく同じ検察の構図。

 構図というのは、仕組みということ。制度な。制度というのが公平と正義を保証するというのが民主制度の基本の考え。ここからなにが帰結されるか考えない人が増えると、検察もお仕事しちゃう。

曇り

 早朝に目覚め、しばらくぼうっとしていた。外は薄暗いというか薄明かり。なんか、こうろくでもないなと思う。小型のテレビを付けたら百福さんの話をやっていた。まあ、ありがちな話だが、47歳からの再起で、ラーメンにかけていたのだなと思った。史的に見れば、発明者ということではないのだろう。息子さんの話が面白かった。百福さんは再起を果たした人だが、それはそれとして家族思いを残した人だった。

cover
魔法のラーメン発明物語―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫): 安藤 百福

 文庫本になっているのか。面白いよ。カップラーメンならずカップライスもやって失敗した話なども。

 そういえば番組の最後に百福さんが晩年まで食っていたチキンラーメンのエピソードがあり、それは知っていたのだが、実際には、これにご飯も入れていたらしい。しかも冷や飯でなければならぬという。番組は鳥超さんが司会で、そのあたりの実現をし、冷や飯にこだわっていたが、ああ、と私は感動した。ただの冷や飯でなく、堅い飯でなくてはならないとしてらしい。それって、つまり、私の好きなチキンスープ・ウィヅ・ライスじゃないか。そして、百福さんはこれをチキンラーメン・リゾットと呼んだそうだ。リゾじゃないか。自分と百福さんとある同質の感性があるんだなと思った。

2010-05-11

ちょっとだけ賢くなる3つの方法

  1. 他の人の言動を馬鹿だなあと思わず、ユーモアもって見守ること
  2. あまりに馬鹿な言動する人には、自分の責任分を想起して、諦観を養うこと
  3. (予定地)

怒らないでいられる2の方法

  1. 守らなくてはいけない維持しなくてはいけないという自己像をできるだけ小さくすること
  2. 性的な不満をためないこと

 

 ⇒inspired by 怒らないでいられる19の方法 - チョコっとラブ的なにか

「世の中を変える人」の4条件

  1. カリスマがある(カリスマがなんであるかはマックス・ヴェーバーでもわからんが)
  2. たまたま運がいい
  3. 菜根を囓って生きていける
  4. 世の中に目立つことのない良識をもっている

 

 inspired by 「世の中を変える人」の4条件 - Chikirinの日記

 

 補足すると、世の中を変える人というのは、世の中に目立つ人ではなく、市井のなかでその人間関係に平和と協調をもたらす良識のある人たちのこと。そういう人たちがじんわりと増えていくと、世の中は変わる。

飲食店で大切にされるたった1つの方法

  1. よく通って、きちんとカネ払うこと

 

 inspired by 飲食店で大切にされる方法 - @hitoshi annex

人生の見方が変わるかもしれない、たった2つの質問

  1. あなたが人生に失敗したと納得したとき、それからどのように生きていきますか?
  2. 自分を知る人もみんな死に絶えたときの日本や地球をどう思いますか?

 

 inspired by 人生の見方が変わるかもしれない、たった2つの質問… - IDEA*IDEA 〜 百式管理人のライフハックブログ

どの部分がデマだというのだろう?

 ⇒はてなブックマーク - logic_master のブックマーク

logic_master またもやネトウヨのデマ拡散に力を貸すfinalvent 2010/05/11

 間違い・勘違いの類はよくある。ご指摘いただければ、修正したい。

 で、どの部分がネトウヨのデマだというのだろう?

 ありがちなデマとして、消毒薬不足理由については調べたがわからないので言及しなかった。また今回の事例での感染経路についても言及してない。わからないところは書いてないのだが。推測の部分は通常それがわかるように書いている。

 私からすると、「またもやネトウヨのデマ拡散に力を貸すfinalvent」は誹謗中傷の類なので、はてなに通報しようか、悩む水準。いちおう、この御仁の認識では「力を貸す」ことであって私がデマの主体ではないらしい。それと、ネトウヨとか気にする人はまああまり気にしなくてもいいというのはあるんだけど。

 先日あまりにひどいぶこめがあったのではてなに打診して、手続きとろうとしたら、その矢先で消えていたことがあった。

 ちなみに。

 ⇒はてなブックマーク - Brown study bookmark  - 2010年5月10日

sauvage 口蹄疫, finalvent 赤松についてはこの最中土曜に地元の後援会に出たとの情報あり。一方この記述にも幾点錯誤あり。宮崎県災害派遣要請したのは5/1で部隊当日到着。又災害派遣要請は「国より先」でなく県知事が要請する 2010/05/10

 5/1が正しいので訂正した。

 「又災害派遣要請は「国より先」でなく県知事が要請する」は文脈を誤解されているように思うでそのまま。

 他に幾点錯誤があれば、修正したいのだけど。

子ども手当公約、最初から無理っぽいのでしかたないけど、結果はさらに増税じゃないのか

 ⇒子ども手当満額断念、民主が参院選公約原案 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 民主党マニフェスト企画委員会委員長=仙谷国家戦略相、高嶋良充党筆頭副幹事長)は10日の会合で、夏の参院選公約の原案を固めた。

 子ども手当については当面、満額支給(中学卒業まで月1人当たり2万6000円)の実施を見送る。また、2011年度から増額予定だった1・3万円分については、〈1〉支給額の上積み〈2〉保育施設の整備や教育関係予算への活用――の2分野に振り分けることとした。民主党は、同企画委でさらに検討を重ね、鳩山首相を議長とする「政権公約会議」で5月末に公約を決定する。

口蹄疫、補償のこれね

 天漢さんの⇒宮崎県口蹄疫は4/20の発生から19日間で6万頭殺処分決定のパンデミック・・・・: 天漢日乗

 で。

 ⇒宮崎口蹄疫「殺処分は全額補償」 赤松農水相が知事に説明 : 南日本新聞エリアニュース

 同法で、家畜を殺処分された農家へ支払われる国の手当金は、患畜が評価額の3分の1、疑似患畜が同5分の4。赤松農水相は「(殺処分の大多数を占める疑似患畜は)全額、国と県が面倒をみて、5分の5にしたい」と説明した。ただ、財源などは示さなかった。

 で、不思議な雲行き。

 笹山先生から⇒Twitter / Tatsuo Sasayama: BSE予算を口蹄疫予算へ転用、なんて話が出始めてるが ...

BSE予算を口蹄疫予算へ転用、なんて話が出始めてるが、ちょっと、筋違いの話よね。人体に影響のある BSE予算を人体に影響のない口蹄疫予算に転用するってのには、少し理屈がいるようだ。マクロの動物疾病対策とミクロの動物疾病対策とは、分けて考えるべき。#kouteieki

 児童手当を子ども手当と書き換えて公約とかいう政党なんで何やり出すかわからん。

今日の大手紙社説

 ユーロなどが話題。これはあげつらうのは楽なんだけど、IMFを介すと日本の問題でもあるんだろうが、そこはよくわからない。

 赤松農相が宮崎入りしたけど、依然、口蹄疫についての社説はない。他県に波及しなければよいが、そうなってから社説で危機だとか書くようなら新聞の終わりだな。

日経新聞社説 安保歪めぬ「普天間」最終案を :日本経済新聞

 気がかりなのは、この土壇場になって、場当たりとしか思えない構想が取りざたされていることだ。

 そのひとつが、普天間を含めた沖縄の米軍の訓練を、九州にある複数の自衛隊基地に順番に移転させる「九州ローテーション案」などだ。鳥島久米島の両射爆撃場の返還などの負担軽減案をパッケージにして、米側に求める案も出ている。

 政府はこれまで、普天間をキャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)に移設する現行の修正案と、鹿児島県徳之島への一部の移転を組み合わせる案を検討してきた。だが、いずれも地元の強い反対に遭っている。

 このままでは何も道筋を示せないまま5月末がきてしまう。こんな思いから、新たに訓練の九州ローテーション案なども探りだしたようだ。「最低でも県外」と訴えてきた首相としては、訓練だけでも県外移設の体裁をとりたいのだろう。

 とはいえ、徳之島も説得できないのに、九州の複数の受け入れ先を今から見つけられるのか。さらに、この案で在日米軍抑止力は維持できるのかについても、米側としっかり詰める必要がある。

 自民党時代もそれなりに訓練の移転・ローテションはやったのだけどね。まあ、不可能ではないからできるだけやったほうがいいけど、それと普天間飛行場撤去問題とは直接的にはつながらない。普天間飛行場が撤去できるという道筋をきちんと付けてこそ公約

曇り

 雨もあるかな。アイリスが咲いていた。もうそんな季節か。

2010-05-10

ブラックスワンの習慣」を身につけるための3ステップ

  1. 万馬券は必ず買う・年末宝くじは買う。期待値? それは何だ?
  2. 地雷女やバズーカ男という偏見を捨てて身体ごとどーんと付き合ってみる
  3. 登りエスカレーターだって下りに使えないわけはないなど常識にとらわれない(でも他人に危険なことはでもやめましょうね)。

 

inspired by 「プラスワンの習慣」を身につけるための3ステップ - IDEA*IDEA 〜 百式管理人のライフハックブログ

今日の大手紙社説

 大手紙では口蹄疫の話が依然なし。なんだろ、この沈黙。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):宮崎の口蹄疫被害、牛豚6万頭処理に頭抱える関係者 - 社会

県の発表によると、8日までに確認された豚や牛の感染確定・疑い例は49例、殺処分対象は累計で6万2426頭になった。特に豚の殺処分対象は県内の総飼育頭数の6%(約5万8千頭)まで達した。だが、ほとんどがまだ埋却処理されておらず、その用地の選定ができていないところもある。このため、ウイルス感染の恐れのある家畜も殺処分しないまま飼育を続けている。

 という状態なんだが。

朝日新聞社説 検察審査会―新制度1年、経験踏まえ

 朝日新聞はそれなりに慎重に書いているけど、小沢さんの一件で馬鹿騒ぎする人々に私は呆れた。検察審査会は検察権力にバランスするシステムであり、今回の件でも検察はさてどうすんだこれと悩んでいるのが実態ではないか。単純な批判をすれば、兵庫明石歩道橋事故とJR宝塚線事故はどうよだし、小沢さんの一件だけがとか議論すればほぼ陰謀論。郷原先生がこの件で検察審査会は問題を理解していないと微罪論を打っていたけど、そもそもこれは微罪なんだからなんだかなと思った。

 問題があるとすれば、制度の問題なんで、個別案件で批判してもどうしようもない。その意味で、朝日新聞社説のこの論調は正しい。

それは、小沢事件を機に民主党内に浮上した見直し論のご都合主義をあぶり出すことにもなるだろう。

 まったく。

曇り

 月曜日。どうも連休疲れが終わってなさげ。

2010-05-09

それ2004年のネタ

 ⇒はてなブックマーク - 今週の新商品 − セブンイレブン

 なんでこんなものが出てくるのか。

 まあ、出てきて悪いとはいわないけど、こんな古いもの出だしてきて、結果、セブンイレブンという企業を嘲笑することに、あれ?と思わないもんなのか。つうか、ネタだろと疑問はないのか。

 2004年のネタな⇒セブンイレブンの新商品「メロンホイップ」

 ついでに。

 昨日の⇒はてなブックマーク - 【7%】 人生が教えてくれた45の教訓… - IDEA*IDEA 〜 百式管理人のライフハックブログ

 これもまあ悪いわけじゃないし、本の出版とかのリニューネタなんだろうけど、昨年のネタな。

感動している人多そう

 ⇒一人の女性の人生を1分半で表現したイギリスのCMが素晴らしい!|blogs.com|おもしろブログ記事のまとめサイト

 ⇒はてなブックマーク - 一人の女性の人生を1分半で表現したイギリスのCMが素晴らしい!|blogs.com|おもしろブログ記事のまとめサイト

 まあ、特にアイロニカルな感じはしない。

 私なんか、うひゃ、これのエンディングに近いよとか思う、と、それなりに、省略された多様なコマというのを思いますよ。

 まあ、生き延びられる人は少ないというわけでもないけど、多いわけでもない。

 もうちょっというと、この映像の感動というのは、イデオロギーだぜ。

今日の大手紙社説

 特になし。毎日が普天間問題の社説論調を比較していたがつまらなかった。

 そろそろ口蹄疫についての社説が出ることではないかと思っていたが、ない。なぜなのだろうか。風評被害を避けるということはわかるがすでにその点ではpoint of no returnのにも思えるのだが。

朝日新聞社説 空き家活用―地域の力と知恵で生かす

 総務省が昨年まとめた調査では、住宅全体の13%を占める756万戸が空き家で、5年前より15%増えている。空き家率は特に大都市圏以外で高く、20%を超す県もある。

 東京も郊外には空き家が増えてきた。おそらく、ライフサイクルの変化で、通勤につらいところに住まなくなったのではないか。他方、都営の新築が増えているようで、老人が、なんというのか収納されている。老人の町というのがあるなと思う。

晴れ

 よい季候が続く。いろいろ思うことがあり、うまくほぐれてこない。若いときとはまったく違う、どんよりとした難問に直面しているような感じもする。

2010-05-08

あーこういうのがBLOGOSのクオリティを落としているところ

 いろんな意見はあっていいと思うのですよ。そして、自分もBLOGOSに転載許可しているエントリあるし。でも、これは、ダメですよ。

 これ⇒「普天間無条件閉鎖」を説く米アジア研究の大家 - 永田町異聞 - BLOGOS(ブロゴス) - livedoor ニュース

 なぜダメかというと、これ、典型的なコピペエントリと言ってもいいくらい。他者の意見をまるごとコピペしたらブログではないです。というか、ダイモンドオンラインは抗議したほうがよいのではないか。

 ついでに。

 筆者は4月20日の当ブログで、なによりも普天間飛行場からヘリ部隊をどこかの基地に仮移駐させ、すみやかに危険を除去すべきではないかと書いたが、米国の識者の中から日本のメディアに対して「普天間基地の無条件閉鎖」を提言する人物が現れた。

 元CIAの顧問、チャルマーズ・ジョンソン元カリフォルニア大学政治学教授。東アジア研究の大家だ。

 現れたとか言うけど、チャルマーズ・ジョンソン先生、1995年のときもそれ以前からこの主張されていますよ。

 例えば1998年のこれもコピペソースだけど⇒アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報

 というか、この機になってチャルマーズ・ジョンソン先生が登場したかのように言うと見識が疑われますよ。意見のありかた如何以前に、レベル低すぎる。

 チャルマーズ・ジョンソン先生のご見解を言うならLTのほうを引けばよいのに。つまり、先生は米国民に聞こえるところできちんと発言されていることがわかる。

 こっち⇒Another battle of Okinawa - Los Angeles Times

ネアンデルタールのこれ、どうなんだろ

 ⇒ネアンデルタール人:ヒトと混血の可能性 ゲノムを解析 - 毎日jp(毎日新聞)

 独マックスプランク進化人類学研究所などの研究チームは、クロアチアで出土した約3万8000年前のネアンデルタール人3体の骨の化石細胞核からDNAを取り出し、ゲノムを解析。アフリカ南部▽同西部▽パプアニューギニア中国フランスのヒト5人のゲノムと比較した。その結果、アフリカ人を除く3人の方がネアンデルタール人のゲノムと一致する率がわずかに高かった。

 いちおうゲノム解析で否定されていたはずだが。

 ググると⇒幻影随想: NHKがネアンデルタール人の番組でやらかしたらしい

 どのあたりまでが科学で、どこからが偽科学なのか。

 まあ、今回のこれは報道のミスか。ちょっと違う印象はあるが。

内田先生/新婚/歯医者通いさんのネタに突っ込むのは野暮だけど、まあ、これはちょっと突っ込むかな

 ⇒基地問題再論 (内田樹の研究室)

定数としてまず決めておくべきことは、日本国民は国内の米軍基地を「いずれ撤去すべきもの」と思っているのか、「恒久的に存続すべきもの」と思っているのか、どちらか、である。

 隠れた前提に、日本は米国属国だ論があるというかそれが先生の脳内に自明になっているからこういう問いがひょこっとオモテに出るのだろうと思う。まあ、確かに、実態は属国でもあるのだけど、そういうふうに議論を持って行くと、未来は展望できない。じゃあ、何?

 こういう問題はまず超越的な正義とかなんかメタな前提を一旦方法論上置いて、手続き論で整理してみるとよいのな。するとどうなるか?

 これは、日本と米国の軍事同盟に従属することなのな。

 つまり、軍事同盟があり、その具体化として米軍駐留基地がある。で、こういうのは別段日本だけが特殊ということでもない。

 軍事同盟の一つの帰結として米軍基地があるというのだから、軍事同盟はどうあるべきなの?と問うのが正しいのであって、それをスポンと飛び越えて米軍記事が「恒久的に存続すべきもの」とかいうのは論理飛躍っていうか破綻な。

私は「日本国内にある駐留米軍基地がすべての撤去されること」を求めるのは主権国家として当然の要求であると思っている。

 それはだから、実際上軍事同盟を破棄しますよということ。

 そしてそれは、前提として日本国民の前提は取れていますか、ということ。

 ただ、ここで内田先生なりの合意論は出てくる。

私はとりあえず、「国内に治外法権の外国軍の駐留基地を持つ限り、その国は主権国家としての条件を全うしていない」という一般論についての国民的合意を形成したいと願っている。

 議論が巧妙にというかいつもの内田先生の芸風でゆがんでいるのだけど、一応その論理でいうと、同盟から帰結される軍の駐留ということではなくて、「治外法権の外国軍の駐留」が問題になっている。であれば、そこで問われるのは、「治外法権」なのか?ということ。

 逆の言い方をすれば、地位協定を是正すれば、「外国軍の駐留」はOKというのが内田先生の議論ということになる。(いや本来なら、それもまた同盟のあり方から演繹することなんだけどね)。

 で、いちおう内田先生フレームで「治外法権」なのか?をどう問うかなんだけど、その議論は途絶えてしまっている。というか、それって、沖縄問題でもないんだけど。

 で、次に米国から日本は侮辱されているという奇っ怪な感情論が出てくるのだけど。

米国防総省は沖縄の海兵隊基地については、県外移転も問題外であるほどに軍事的重要性があると言い、日本のメディアはそれを鵜呑みにしている。だが、その言い分とアメリカが海東アジア最大の軍事拠点と北朝鮮と国境を接する国の基地を縮小しているという事実のあいだにどういう整合性があるのか。とりあえず私たちにわかるのは、日本国民は韓国国民やフィリピン国民よりもアメリカに「侮られている」ということである。

 あー、逆です。日本が頼りにされているということです。自由主義経済を維持するための同盟国として育てたいと思っている。このあたりは、視点を豪州に置くとわかる。豪州はその仲介をしたいといろいろ動いていた(強いて言うとハワード首相時代。でも今でも対中国で同じ路線に戻りつつある)。

国は90年代にフィリピンのクラーク空軍基地とスービック海軍基地から撤退した。2008年には韓国内の基地を三分の一に縮小し、ソウル近郊の龍山基地を返還することに合意した

 フィリピン撤退で中国の海域はぐっと太平洋に押し出して、東アジア諸国は実際には困っている。韓国基地削減は、在韓米人に弾が当たるのを避けるため。それと、盧武鉉政権への脅し。で、脅しは効いた。それと先生は韓国は反米的な気風が強いみたく思っているみたいだけど、かの国は有志同盟に自国兵を送っているんですよ。それが惨めなほど国際的に評価されなくてもやっている。米国の世界体制をきちんと支えようとする側面もある。

朝鮮半島で紛争が起きた場合、いちばん時間的ロスが少ないのは、紛争地域に海兵隊基地があることである。ところが、朝鮮半島の米軍は基地の縮小を受け容れている。この事実はどう説明できるのであろうか。別にそれほどややこしい話ではない。韓国国内に基地を持っていることには軍略上の利益がある。基地をもっていることで韓国内に深刻な反米運動がおこることには外交上の損失がある。利益と損失を考量した上で、アメリカ政府は外交上の損失を避けた。

 北朝鮮問題については中国との関係もあってこれも難しい。これは朝鮮戦争が実質、中米戦争だったことを思えば、米国と中国のスタンスは理解しやすい。それと、全体構造で見ると、北朝鮮が韓国の軍事的な脅威となることは、戦争という文脈ではない。北朝鮮がミサイルと核に入れあげているのは、もうそれしかないということ。だから、中国が蛇口を止めたら終わりということで、局地戦的には今回の哨戒艦の問題はあるけど、全面戦争的なものには構造的にならない。

 そして問題は、中台と中日のパワーバランスの問題。台湾問題への言及がないとこの件の沖縄問題を論じたことにはならない。

 これ、誤解している人が多いのだけど、日本は米国の国家戦略に絶対的に必要というものでもない。親中派の米国勢力というのも、ヘンリー・ルースのころからしぶとくあって、いざとなれば、日本の同盟を解消してもよいというのはある。ただ、現実には不安定な弧の問題はあるけど。いずれにしても、そうなったとき、日本のシーレーンは中国下に置かれ、中国経済の発展の二次的な制御を受けるようになる。経済的には中国の属国化する。それが悪いということではなく、日本国民がそれを選択するならそれもあり。

 その意味では。

つまり、米国の同盟国が「恒久的な米軍基地が国内にあることは同盟関係にむしろマイナスである」という主張をなした場合に、アメリカはその主張が合理的であれば、聞く用意がある、ということである。

 それはそのとおり。何が見えるかは先に書いたとおりだけど。

けれども、その場合には、やはりコメントをするたびごとに「われわれはアメリカの軍事的属国民であり、軍事に関しては、アメリカの意思に反する政策決定をすることができないのだ」ということを明らかにし、「だから」という接続詞のあとに、自説を展開していただきたいと思う。

 だから、その前提を強いる内田先生の話題はむちゃくちゃな議論。まあ、ネタなんでしょうけど、いつもの。

 

追記

Gustav13 「実態は属国でもあるのだけど」→ならそう国民に説明すべきでしょう。「未来は展望できない」→最後まで読んでも、米軍基地が存続することでの展望できる未来が分からなかった。現状維持というならそれもアリだけど 2010/05/08

 ああ、こういう読者さんが内田先生にはいらっしゃるのか。

「実態は属国でもあるのだけど」→ならそう国民に説明すべきでしょう。

 そうではなくて、実態論からではほぐれないし、混迷するばかりだから、整理して考えましょうということ。

「未来は展望できない」→最後まで読んでも、米軍基地が存続することでの展望できる未来が分からなかった。

 そうではなくて、道筋たてて考えていかないと「未来は展望できない」よということ。別の言い方をすれば、中国の経済的な属国になりますよという未来展望は述べておきました。わかった?

 

pqrs 「属国」という言葉を、アメリカ相手には注意深く使うことを勧め、中国相手には安易に使っている。属国なんて言葉はそもそも使うべきではないとすればもっと議論はすっきりする。 2010/05/08

 あー、「日本民族自治区」ですっきり。

今日の大手紙社説

 普天間飛行場撤去問題で鳩山首相を非難するの類が多い。まあ、それはそうなんだけど、その先どうするかなという問題には実際的には触れていない。それと、英国選挙の話題。二大政党が三極化みたいなノリだろうか。かの地の自民党の支持は天下三分の計といったものでもなさそうだが。

毎日新聞社説 社説:徳之島も拒否 苦し紛れの首相の言動 - 毎日jp(毎日新聞)

 首相は断念の理由について、「学ぶにつけ」抑止力における在沖米海兵隊の役割に「思いが至った」「(理解が)浅かった」と語った。

 勉強不足で県外を主張し続けてしまったとすれば、安全保障の責任者である首相の資質を疑わざるを得ない。

無策の月日を勉強時間、変心を勉強の結果と言い繕った印象はぬぐえない。そもそも、本当に抑止力が方針転換の根拠なら、理解の中身を語らなければ説得力はない。

 これも鳩山馬鹿だ論のリストにお勧め。

読売新聞社説 普天間移設 首相は「結果」に責任を持て : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 鳩山首相が5月という決着期限を設定した以上、その期限から逆算すれば、より早く地元調整に着手すべきなのは自明なのに、政府は動かなかった。情勢認識が甘く、政策実行力に疑問符がつく。

 さらに問題なのは、鳩山首相が最近、首相としての資質を一層疑わせる発言をしていることだ。

 「最低でも県外移設」との発言は「党の公約でなく、党首としての発言」だった、と弁明する。

 海兵隊について、昨夏には、沖縄に存在しなくてもいいと考えていたが、首相になって「学べば学ぶほど、(沖縄で)パッケージとして抑止力が維持できるという思いに至った」と、安全保障に関する知識・理解不足を認める。

 いずれの発言にも唖然とさせられる。党の公約と党首の発言を区別すること自体がナンセンスで、そんな言い訳が通るなら、だれも党首の発言を信用しなくなる。

 というわけで読売新聞社説も鳩山馬鹿だ論のリストに是非。

朝日新聞社説 英国総選挙―2大政党が負った疑問符

 この話、ネタとしては気の利いたことがいいやすいんだけど、どうも実態をきちんと把握しないとよくわからない。

朝日新聞社説 欧州発の危機―経済は一つ、政治も動け

 ドイツ国内には、ギリシャユーロから離脱すべきだという意見もある。しかし、そんなことをすれば、同じような事態に追い込まれる国が相次ぎ、ユーロ圏は崩壊していくだろう。ギリシャのような産業基盤の弱い国をユーロ圏に入れたのは間違いだったかもしれないと思ってみても、今さら後戻りはできないのだ。

 まあ、そういうこと。この件では自分も失敗しちゃったな。

ログイン・快晴

 五月も中旬に。早いものだな。昨日は、ちょっと気になっていたFTの記事で軽いエントリを起こそうと思って、ついでにこの間の背景を書いたら、ちょっと説明が長くなってしまった。

2010-05-07

ブログサバト

 なんか連休疲れでまた週末へみたいな感じ。

 おまけ⇒YouTube - You Can't Trust Science!

 ネタだろ、これ。

今日の大手紙社説

 特になし。話題は散漫。

日経 春秋

同じ「生産」という言葉を使うけれど、石油は工場で作り出す製品とは違う。もともと地球の秩序の中にある資源を吸い上げるだけだ。だから採掘に携わる者は、大自然への感謝を忘れてはならない――。新潟沖の海上油田で働く技師から、そんな話を聞いた。メキシコ湾の惨事に、石油の神様は何を思うだろう。

 あわせてこういうことも覚えておくとよいよ。

 ⇒600年分の埋蔵量 | 関東天然瓦斯開発株式会社

日経新聞社説 中国は北朝鮮を甘やかすな :日本経済新聞

北朝鮮は関与を否定しているが、韓国では北朝鮮による攻撃説も浮上している。日米韓中国に対して、真相が究明されるまで、北朝鮮に慎重な態度で臨むよう説得する必要があろう。

 「説」よりもう少し踏み出したかな。

産経新聞社説 【主張】中国調査船 首相抗議せねば禍根残す - MSN産経ニュース

 案の定、中国外務省の姜瑜報道官は「活動は完全に正当で合法だ」と中国側の行動を正当化した。有効な抗議の手段を講じなければ、日本は「中国の海」となってしまうのを傍観する立場に追い込まれよう。

 もう引き返せないかもしれませんよ。

 ⇒「中国艦船に慣れよ」 海保船追跡で元人民解放軍幹部 - MSN産経ニュース

 チャンスがあるとすれば中国の大動乱だけど、逆にひどくなるかもしれないし。

毎日新聞社説 社説:視点 長命社会 都市の高齢化を希望に=野沢和弘 - 毎日jp(毎日新聞)

 この連休、スーパーで老人というか、爺さんをよく見かけた。コンビニでも多かった。こういうとなんだが、動作が主婦みたいになれていないので、諸処で他の客の迷惑になっていた。悪気はないのだろうが、システムが老人向けにはできていない。

読売新聞記事 読売経済提言 政策を一新し停滞を打開せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 エコカー減税など、前政権が残した景気対策もそろそろ息切れして、今年半ば以降には成長が減速するとの見方も強い。

 麻生さんの遺産も終わる。

朝日新聞社説 引きこもり―SOSを見逃さぬために 

 これ、引きこもりSOSというというのと、親族殺しは、心理的な病理としてはつながっているけど、引きこもり問題から一般的にアプローチというものでもないと思うが。

 家族病理の問題は難しい。もちろん、専門家がいないわけではない。ただ、現状の体制でその専門家がどうこうできる問題を超えているようには思う。じゃあ、どうしろということになればだが、わからない。

朝日新聞社説 首相の言葉―公約でないとは恐れ入る

 確かに民主党の政権公約マニフェスト)には「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」としか書かれていない。「県外」はおろか、普天間という言葉もない。

 民主党の年来の主張は「国外・県外移設」だったが、政治的に難題であることは当時からわかっていた。だからこそ政権獲得を目前に、あえてあいまいな表現にとどめた事情がある。

 それでも県外を目指すと踏み込み、国民の期待を引き寄せようとしたのは、他ならぬ鳩山氏自身である。有権者からすれば、民主党代表であり、首相候補者である鳩山氏の公の発言は、公約以外の何ものでもない。

 いまさら、マニフェストには書いていないからと責任逃れをするような発言には、恐れ入るほかない。

 まあ、そういう経緯。

 実行力を伴わない言葉の軽さも困りものだが、それが思慮の浅さに起因しているのではないかと疑われる点が、より深刻である。

 海兵隊の抑止力について、首相なりの認識を得るための勉強に8カ月も要したというのが本当なら衝撃である。

 移設問題とは、「抑止力」と沖縄の負担軽減という困難な二正面作戦に他ならない。そのことは初歩の初歩のはずではなかったか。

 まあ、これも鳩山さんは馬鹿だ論の一種であろう。どっかのリストに朝日新聞社説も加えていくといいだろう。

曇り

 午後雨になるらしい。雷はあるだろうかとふと思い、ユーミンの遠雷を思い出す。

 ⇒YouTube - 「遠雷」松任谷由実さん

ああ紫陽花の雨、エメラルドの涙

二人膝をただかかえ聴いている

 

ああ遠雷の音、キャノンボールみたい

新しい夏、もうそこに来ているの

 ユーミンの声はちょっと萎えるところがあるので、カバーがあるとよいように思うが。アレンジも、もう少し現代的にして。

2010-05-06

FT評

 ⇒FT.com / Comment / Editorial - Hatoyama’s retreat

He failed to understand the nature of the US presence in Japan. Unlike the American bases in Germany, for instance, this is not a relic of the cold war. It is a counterweight to China in the Western Pacific and preserves a broader balance of forces in the region. Futenma may not be the keystone in this strategic architecture. But it should not be cast away for electoral plaudits.

Mr Hatoyama now accepts this and has dropped his own scheme. Penitently, he has told the Okinawans that they might have to revert to the first plan, moving the base to a rural site on the island, as the best available option. Unfortunately, by stirring patriotic and regional feelings about the issue, he has made this harder to push through. But as he promised to resolve the Okinawan base by the end of this month or quit, he must grit his teeth and press on.

北林谷栄さん、死去

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):俳優の北林谷栄さん死去 98歳、日本の「おばあさん」 - おくやみ・訃報

 劇団民芸の創設メンバーで、舞台や映画のおばあさん役で知られた俳優の北林谷栄(きたばやし・たにえ、本名安藤令子〈あんどう・れいこ〉)さんが、4月27日に肺炎のため東京都内の病院で死去したことが分かった。98歳だった。

 天寿と言ってもよいのだろうと思う。

 東京・銀座生まれ。1935年に創作座に参加。36年に新協劇団に移り、「どん底」の売春婦ナスチャ役で注目を集める。47年、宇野重吉滝沢修らと民衆芸術劇場を結成。解散後の50年、劇団民芸として再出発した。

 このあたりの感覚はさすがに歴史。

 北林谷栄というと、おばあちゃん、という感じだが、彼女、たしか、50代からおばあちゃんを演じたはず。なんというか、おばあちゃんな人生でもあった。

佐藤慶、死去

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):俳優の佐藤慶さん死去 81歳、渋い声、ニヒルな演技 - おくやみ・訃報

 大島渚監督の映画などでニヒルな演技を見せた俳優の佐藤慶(さとう・けい、本名佐藤慶之助〈さとう・けいのすけ〉)さんが2日午後4時19分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。81歳だった。近親者のみで密葬を営んだ。喪主は長男純さん。

 長寿だったと言えるのではないかな。

 映画デビューは59年、小林正樹監督の「人間の条件/第3・4部」。インテリ脱走兵の役で鮮烈な印象を残した。翌年、大島監督の「青春残酷物語」に出演。以後、「太陽の墓場」「日本の夜と霧」(ともに60年)、「白昼の通り魔」(66年)、「絞死刑」(68年)など60〜70年代の多くの大島映画に出演し、小松方正、戸浦六宏らと並んで欠かせない存在となった。屈折した悪役を得意とする性格俳優として活躍した。

 71年には同監督の「儀式」と黒木和雄監督の「日本の悪霊」でキネマ旬報男優賞を受賞。小林監督や新藤兼人監督作品への出演も多く、81年の武智鉄二監督「白日夢」では大胆な性的演技で話題を呼んだ。

 ま、そういうことなんだけど、こういうすごみのある俳優はもうちょっと出てこないんじゃないかな。

まあ、そゆこと

 ⇒北朝鮮の攻撃と米韓が判断 哨戒艦沈没、韓国紙報道 - 47NEWS(よんななニュース)

ソウル共同】6日付の韓国紙東亜日報は、沈没した同国海軍哨戒艦の船体から、魚雷に使われる火薬の成分が検出されたと一面で報じた。また、沈没現場から回収された哨戒艦と材質の異なるアルミニウム片は、魚雷の破片であることが判明。沈没原因は北朝鮮による攻撃との判断で米韓が一致したと伝えた。

 同紙は、合同調査団が遅くとも今月中旬までに最終の調査結果を発表するとしており、沈没原因が北朝鮮による魚雷攻撃と公式に判断されれば、南北関係が一気に緊張するのは避けられない。

 韓国軍と米軍などの民間専門家による合同調査団関係者の話としている。同紙によると、火薬は沈没の際に分離した哨戒艦の煙突部分から検出された。回収されたアルミニウム片は、韓国内の武器に使用されていないことも分かったという。

 こうした内容は、調査団に参加する米軍関係者を通して米政府も把握しているという。

最近はやりのニーチェかな

 ⇒はてなブックマーク - 「なぜ人を殺してはいけないの?」に、ニーチェがマジレスしたら - 誰が得するんだよこの書評

 率直に言うと、なんかとても変な感じがして、少し考え込んだ。

 簡単に言うと、「なぜ人を殺してはいけないの?」とニーチェに問われたら、ニーチェはその問いが理解できないと思う。つまり、「人を殺してはいけない」という前提自体をニーチェは共有しないし、ニーチェと限らず19世紀の西洋人にとって意味をなしてないないはず。意味をなすとすれば、どのような人を殺してはいけないか、という、共同体倫理の文脈でしかない。 しいていえば、ニーチェにしてみると、ある部族なり民族がなぜ同一共同体内の人を殺してはいけないかという掟を持つのか、という、そういう限定された倫理の命題としてしか理解できないはず。

 ほいで、そのように問いをフォーマライズすればおのずとニーチェの答えも出てきて、ようするに共同体倫理と自身の関わりの問題になり、ニーチェにしてみると、それは力への意志に支えられた子供たちの国の問題として問われると思う。あと、ツァラトゥストラを読むとわかるが、ツァラトゥストラは病む者に優しい、ということで、いわゆる優生学的な思想は実はニーチェからは出てこない。弱いもの、病むもの生をとことん突き詰めることが実は、力への意志として問われている。ついでにいうと、「[書評]ヒトラーの秘密図書館(ティモシー・ライバック): 極東ブログ」が参考になるけど、ヒットラーはほとんどニーチェに関心なかった。いわゆるニーチェ伝説は妹が作り出した虚像ではないかな。

 それはそれとして。

 ⇒「なぜ人を殺してはいけないの?」に、ニーチェがマジレスしたら - 誰が得するんだよこの書評

そこでニーチェはこう考えます。ならば、《信仰》がいかにして一般的な《真理》へと化けたか、その過程を研究するべきだ。《真理》がいかにしてでっち上げられるか、そのルールを議論すべきだ。

 ええと、これちょっと違うかな、なのは、「一般的な」という言葉の意味合いがよく理解されていない点。

 日本人だし日常語だから、「一般的な」というのをそういうふうに使ってもいいんだけど、つまりこの日本語の文脈は「一般的な真理」を常識とか通念程度に扱っているのだろうと思う。

 が、これ、西洋の文脈だとルソーの「一般意志」を想起してもわかるけど、「一般的な《真理》」というのはちょっと違う意味合いを持つ。

 で、ニーチェの場合、こうした真理は、いわゆるキリスト教倫理の世界における真理を指している。という意味で、神の支配という意味合いなんですよ。

ニーチェは、政治ゲームで優位に立ちたいという欲望を「権力への意志」と表現しました。この「権力への意志」を弱肉強食の非倫理的な概念だと批判する人もいますが、本来「権力への意志」はそれが善いか悪いかといった道徳的な話ではありません。むしろ「権力への意志」を持ち、政治ゲームに勝った《信仰》だけが《真理》となり、善いとされるのです。この意味で「権力への意志」は、善いか悪いかといった対立の向こう側(善悪の彼岸)にある事実と言えます。

 これもそういう見解が間違いだと一概にはいえないのだけど。

 まず、「権力」なんだけど、英語でいうとなんだが西洋語の語感はだいたい同じようなんで、つまりこれ、"Will to power"ということ。で、英語でWill to powerというのが、ヒラリー・クリントンみたいな権力への意志、という含みもあるんだけど。

 問題は、powerつまり、「力」というのをどう考えるか、にある。

 このあたりに限ると、ハイデガーよりドゥルーズがよく説いているんだけど、簡単にいうと、快活に生きる生の活力、ということ。

 ニーチェの頭の中の図式は、キリスト教倫理つまり神の支配というものが、生命の活力を抑圧し、そのことで大衆にルサンチマンを発生させ、ルサンチマンを迂回して、正義の概念を生から倒錯させてしまったことは間違いである、という思想なのな。

 つまり、自分を体制なりの被害者であり、その被害の怨恨によって自身の正義を裏打ちするということは、ダメだ、おまえ、というのがニーチェの思想。

 はてな的にいうとこの手のネタに共感しちゃうのがニーチェの敵。

 この手⇒はてなブックマーク - 30代がいますぐ自殺するべきいくつかの理由 - こころ世代のテンノーゲーム

 むしろ。

kenjiro_n phishing いつもの発作みたいなエントリなのに何で300人以上もブックマークをつけてるんだろ? 2010/05/05

 というのがニーチェ的な感覚。

 話戻して。

 「権力への意志」を持ち、政治ゲーム」という側面もあるにはあるし、マックス・ヴェーバーなんかそれに近いとも言えるのだけど、ニーチェの思想は、「政治における権力」というより、人の生の発現を見ている。

 もうちょっというと、このあたりは、ハイデガーのピュシス(自然)の本性にやや近い(かなり違うとも言えるんだけど)。

 ほいで。

さてここからはニーチェの思想に対する私の意見です。ぶっちゃけて言うと私はニーチェ的な思想は好きでありません。「人を殺してはいけない」という道徳が単なる《信仰》だなんて、吐き気がするほど感情的な反発を覚えます。それに私には政治ゲームの勝者があまり幸福そうに見えないのです。

 まあ、ニーチェの思想をどう受け止めるかによるのだけど。

「「人を殺してはいけない」という道徳が単なる《信仰》」というのではなく、それはある共同体の「掟」の問題としてしかニーチェには見えないだろうということで、「吐き気がするほど感情的な反発」であれそこから離脱するとき、ニーチェが問うのは、またしてもそれはルサンチマンの回路に陥っていないか?ということ。ややアイロニカル言えば、「私には政治ゲームの勝者があまり幸福そうに見えないのです」はニーチェの嫌悪するキリスト教倫理者の言葉に似ていること。

 そのあたりから、結果が、私の理解するニーチェとはかなり異なる。

 政治ゲームに自覚的に生きるのも、あえて無自覚的に生きるのも、あなたの自由です。しかし、妄想ゲームか政治ゲームかという単純な二元論では現実を把握できません。政治的にうまく立ち回るためにあえて愚昧な宗教に入信するという打算、環境をとにかく守りたいという盲信がついには国家や経済を動かすという世界情勢などなど……。

 ニーチェは人が自身の生を肯定する生き方を、共同体を超えていくあり方として選択せよ。その選択のなかに、すべての苦悩とただ一度の恍惚をもって是認せよ、永遠に続く苦痛に対してすべてを生の快活の光に照らすただ一回の正午と対峙せしめよ、来世や神の国と言ったものを否定する永劫回帰というファンタジーを理解せよ、ということ。このあたりから、すっかりニーチェ的キチガイ用語になってしまうけど。

 もうちょっというと、あなたの生の選択を共同体の同胞市民に問いなさい。希望をもって問いかけなさい。その結果としてある政治というものに希望を持ちなさいということ。

 どんな愚劣な世界であっても、それが自分の生であり、ただ一つの生の開花に対峙させてルサンチマンを克服しなさい、ということ。

 あなたの人生をして、生きてよかった、生きることはこういうことであるかと言わせる圧倒的な力、ただその一瞬の光のなかで生の力を見つけなさい、ということ。

新聞休刊日

 代わりにニュースを眺めてみると、おや。

 ⇒ニューズウィークの売却検討 NHKニュース

 景気低迷の影響でアメリカの新聞社や出版社が経営難に苦しむなか、アメリカの有力紙「ワシントン・ポスト」は、傘下にある週刊誌ニューズウィーク」の売却を検討していることを明らかにしました。

 「ワシントン・ポスト」は5日、1961年に買収して以来傘下にある「ニューズウィーク」の売却を検討していると発表しました。その理由について、「ワシントン・ポスト」のグラハム会長は、「ニューズウィーク」が過去3年間にわたって大幅な赤字を記録し、ことしも引き続き赤字を計上する見通しであることをあげたうえで、「ニューズウィークは重要な雑誌であり、現在の状況の下では、ほかにふさわしい場所があるのではないかと考えている」としています。「ニューズウィーク」は1933年の創刊以来、政治や社会全般に関する特集記事などで知られ、日本版も発行されています。しかし、人員削減などのリストラにもかかわらず、景気低迷による広告収入の落ち込みや、インターネットの普及による雑誌離れの影響で、赤字脱却のめどが立たず、「ワシントン・ポスト」も自力での再建を断念した形です。「ワシントン・ポスト」は「ニューズウィーク」の売却だけでなく、人員削減や支局の閉鎖なども迫られており、アメリカ国内のほかの新聞社や出版社と同様、厳しい経営環境に置かれています。

 そりゃちと困ったなという感じだ。ただ、このところSlateあたりのネタが多くなり、ちょっとそういう雰囲気は感じてはいた。

 今思うと、ニューズウィークは市民な知のレベルと、政治・経済・科学を結びつけるほどよい啓蒙的な役割をしていると思うし、私自身ニューズウィークがこけるとやだなとは思う。専門家というのは大学なんぞにごろごろしているが、市民の知と現代的な知を結びつける知の作業というのはなかなか大学ではできない。大学は、undergraduateか研究かということで、その中間が難しい。

 

 ⇒参院選対策?小泉さんまねた?首相訪問に困惑 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 また、この時期の首相訪問について、夏の参院選対策だとの指摘も出ている。

 「参院選まで持ち越すと、責任を持った政治にならない。その後に県知事選も控えている」

 宜野湾市内のホテルで基地所在市町村長と会談した首相は「5月末決着」の理由について、こう説明したという。出席した島袋俊夫うるま市長は「(選挙日程を優先させた日程だったことに)あぜんとした。『本当に総理か』とショックを受けた」と批判した。

 これ、鳩山さんの本人としてはそのとおりというか、昨年の内からそういう考えでいた。どういう理屈で選挙対策になるのかということだが、まったく支離滅裂ということでもないのだが、常人には理解しがたし。

 こういう感じなのはわからないでもない⇒Twitter / 田原総一朗: なぜわざわざ9万人反対集会の後に訪問するのか。なぜ徳 ...

なぜわざわざ9万人反対集会の後に訪問するのか。なぜ徳之島の1万5千人の反対集会の後に三町長と会うのか。矛盾だらけである。この矛盾だらけをなぜ鳩山さんがやってしまうのかと言う疑問。これを素直に言うのは幼稚すぎるとでもマスメディアは考えているのだろうか。

 正直にいうと私は鳩山さんの思考がわからないでもない。というか考え方の回路を少し理解してきた。が、その考え方が伝染しそうで怖いんで、打ち切り

晴れ

 連休ボケがつらい朝。今日まではいかにも初夏という日が続く。政治ともまるで関係ないことをいろいろ考えているがどうもうまく表現もできない。進化論に関係することだ。進化論というのは難しい。ID論みたいのはとりあえず除外として、いわゆる正統のダーウィニズムでも形態と遺伝子での関係はよくわからない。このあたりはあまり日本では議論されない気がする。以前「[書評]水辺で起きた大進化(カール・ジンマー): 極東ブログ」で少しふれた。あれが「進化論的に見て人間は何を食べるべきか: 極東ブログ」と少し関係するのだが、まあ、そういうことを「読者」に期待するみたいな偉そうなことはブログにはできない。

 科学というのは、私の理解では、当然定見というのはあるのでそこはかなりの確実性があるともいえるのだが、いわゆる真理というものとも違い、人類の意志に関係している。というか、それは沢田允茂の説であった。沢田さんが無くなったのは2006年、長寿でもあったな。哲学的に切れるタイプの人ではなかったが、確実性を感じさせる思索者だった。今の若い人は沢田さんの本とか読まないのではないかな。「現代論理学入門」は大学の教科書でも使われていそうな気もするが。

2010-05-05

今日の大手紙社説

 鳩山さんの沖縄謝罪日帰り旅行の話。日経がやや本質を突いていた。つまり、この人を首相に付けておくのは国家安全保障上の問題だということ。

日経新聞社説 首相は在日米軍の役割を明確に説け :日本経済新聞

 やはりそうだったのか、と思わざるを得ない。就任当初、米海兵隊が沖縄に必ずしもいなければならないとは思っていなかった。鳩山由紀夫首相はそう認めたのである。

 首相は就任して以来、初めて、沖縄県に入り、米軍普天間基地の移設への協力を要請した。その後の記者団への発言である。

 普天間をめぐる8カ月近くの迷走を招いたのは、この問題を軽く扱った首相の認識の甘さだ。沖縄の米海兵隊が何のためにいるのか。回り道をしてようやく、そんな基本的なことに気づいたとすれば、お粗末というほかない。

 そう。そこが問題だということ。そして、どうもその基本を未だわかってないっぽい。

 では、具体的に何をすればよいのか。まず米国との同盟や在日米軍がなぜ必要なのかを、わかりやすく、きちんと国民に語るべきだ。

 日本に駐留している米軍は日米安全保障条約に基づき、日本を守る任務を担っている。さらに台湾海峡や朝鮮半島など日本と隣り合わせの火種に対応する役割もある。

 だからこそ、これらと距離的に近い沖縄の米軍基地を一気に減らすことはできない事情があるのだ。

 どうも日経新聞も問題がまるでわかってないみたいだ。単純な話、米四軍がわかってないっぽい。

毎日新聞社説 社説:首相の沖縄訪問 今さら「県内移設」では - 毎日jp(毎日新聞)

 鳩山首相は、先月21日の党首討論で、移設先の検討にあたって、移設先地元よりも米政府との協議を優先させる意向を明らかにした。日米合意の現行案を修正したQIP方式による「辺野古回帰」案が浮上したのはその前後である。

 これはちょっと違ってるのだがブログに書くかもしれない。

 現行案にこだわる米側の意向に配慮して「辺野古の海」への基地建設に回帰し、米政府と一緒になって基地の県内たらい回しを押しつける−−首相発言は沖縄県民にそう映っているに違いない。「移設先は辺野古以外に」という昨年12月の首相の言葉もほごになった。

 ここはちと微妙。

 今回の沖縄訪問で「5月末決着」が極めて困難であることが改めて明らかになった。普天間飛行場の継続使用という最悪の事態が現実味を増している。5月末決着に「職を賭す」と明言した首相の言葉は重い。実現できなければ、首相の政治責任が厳しく問われることは免れない。

 辞任しなさいとまでは言えない毎日新聞

朝日新聞社説 NPO税制―誰もが支えられる工夫を

 優遇策はすべてのNPO法人が受けられるわけではない。国税庁が一定の基準で「公益性」を認めた認定NPO法人だけが享受できる。だが、全国でNPO法人が約4万あるのに認定NPO法人は127しかない。そこで今回、認定要件の緩和も打ち出された。

 これまでの基準は事業などの収入総額のうち、3分の1以上を寄付が占めるよう求めている。だが、事業収入が多いと基準が達成しにくくなるジレンマがあったり、費目の分類が複雑で実際には税理士の支援が必要だったり、と問題が多い。

 NPOを優遇というのは切り離したらどうなんだろうかとちょっと思った。

朝日新聞社説 首相沖縄訪問―月末までに何ができるか

 条件の合いそうな自治体に協力を求めるなど、万策尽きて県内に戻ったというのならまだしも、政権内では早くから、名護市の米軍キャンプ・シュワブ陸上案や、うるま市勝連半島沖の埋め立て案が検討されていた。5月末の決着期限まで1カ月を切り、ようやく「本音」を表に出した。

 メディアが忖度して馬鹿騒ぎしただけで、県外移設をまともに考えた形跡はなかったな。隠し球でもあるのかとも思ったが、それもなかった。

 残された短い時間で移設先の理解を得ることができなければ、決着の先送りか、地元の同意なき強行か。首相にはいずれかの選択肢しかなくなる。

 朝日新聞は気がついてないのかもしれないけど、決着の先送りというのが現行普天間飛行場の温存という意味なんだよ。

晴れ

 薄曇りか。よい天気。こどもの日だな。これで連休も終わり。

f:id:finalvent:20100505094400j:image

バンズも手製。

2010-05-04

鳩山首相「オバマ大統領として、あるいは米国がどこまで理解しているか、まだ判断がつかない」

 ⇒首相、沖縄負担軽減で米の理解度疑問視?発言 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 鳩山首相は沖縄県宜野湾市で開いた4日の住民との対話集会で、沖縄の基地負担の軽減について、「オバマ大統領として、あるいは米国がどこまで理解しているか、まだ判断がつかない」と発言した。

 「『沖縄の負担を軽減させるために協力してもらいたい』と(米側に)言ってきた」と強調した後に飛び出した。米側の沖縄に対する取り組みに疑念を呈したとも受け取られかねず、今後波紋を呼ぶ可能性がある。

 ネタであってほしい。

 気は確かかレベルの発言。

社民党の福島瑞穂党首に待たれる「重大な決意」

 2009.12.3⇒asahi.com(朝日新聞社):辺野古移設なら連立政権離脱も 福島・社民党首が表明 - 政治

 社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は3日午前の党常任幹事会で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題について、鳩山内閣が2006年の日米合意通り同県名護市辺野古に移設することを決めれば、社民党として連立政権からの離脱も辞さない考えを示した。

 福島氏は「辺野古の沿岸部に海上基地をつくる決定を内閣が行ったら、社民党としても私としても、重大な決意をせねばならない」と述べた。

 ここは、朝日新聞の解釈のように、「辺野古移設なら連立政権離脱」でしょう。

鳩山さん、ダウト。

 ⇒YouTube - 鳩山総理大臣「最低でも県外は公約では無く、私自身の発言」

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):「公約は選挙の時の党の考え方」4日の鳩山首相(2) - 政治

公約違反の責任】

 

 ――(最低でも県外という)公約を覆したことの政治責任はどう考えるか。

 

 「公約、という言い方はあれです。私は、公約というのは選挙の時の党の考え方ということになります。党としては、という発言ではなくて、私自身の代表としての発言ということであります。その自分の発言の重みというものは感じております。ただ、やはり、今、先ほどから申し上げておりますように、普天間の危険性の除去と、それから沖縄の負担の軽減というものをパッケージで考えていくときに、どうしても一部ご負担をお願いせざるを得ないというところ、これからもしっかりと皆さん方との意見交換の中で模索をして、解決をして参りたいと思っています」

 今回のマニフェスト上は明記されなかったけど、マニフェストの各論である沖縄ビジョンでは明記されとりますがな。

 ⇒民主党:民主党・沖縄ビジョン(2008)

 PDF民主党・沖縄ビジョン(2008)

民主党は、日米安保条約を日本の安全保障政策の基軸としつつ、日米の役割分担の見地から米軍再編の中で在沖海兵隊基地の県外への機能分散をまず模索し、戦略環境の変化を踏まえて、国外への移転を目指す。

3) 普天間米軍基地返還アクション・プログラムの策定

普天間基地辺野古移設は、環境影響評価が始まったものの、こう着状態にある。米軍再編を契機として、普天間基地の移転についても、県外移転の道を引き続き模索すべきである。言うまでもなく、戦略環境の変化を踏まえて、国外移転を目指す。

 普天間基地は、2004 年8 月の米海兵隊ヘリコプター墜落事故から4 年を経た今日でも、F18 戦闘機の度重なる飛来や深夜まで続くヘリの住宅上空での旋回飛行訓練が行われている。また、米国本土の飛行場運用基準(AICUZ)においてクリアゾーン(利用禁止区域)とされている位置に小学校・児童センター・ガソリンスタンド・住宅地が位置しており、人身事故の危険と背中合わせの状態が続いている。

 現状の具体的な危険を除去しながら、普天間基地の速やかな閉鎖を実現するため、負担を一つ一つ軽減する努力を継続していくことが重要である。民主党は、2004 年9 月の「普天間米軍基地の返還問題と在日米軍基地問題に対する考え」において、普天間基地の即時使用停止等を掲げた「普天間米軍基地返還アクション・プログラム」策定を提唱した。地元の住民・自治体の意思を十分に尊重し、過重な基地負担を軽減するため、徹底的な話合いを尽くしていく。

 沖縄ビジョンのこの点についての改訂はない。

 つまり、事実上の党公約ですよ。

 

 でも、鳩山さんご自身が「自分の発言の重み」というのだから、辞任されるのでしょう。そして、首のすげ替えで逃げてはいかんと自民党を批判してきた民主党のことだから、これで解散、衆院選挙ということ。

ああ、浅薄な鳩山首相

 鳩山さん、ご自身も認めたように、「認識が浅かった」

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):「公約は選挙の時の党の考え方」4日の鳩山首相(2) - 政治

 【抑止力認識の変化】

 

 ――抑止力、日米同盟の重要性を話したが、それは去年の時点ではそのような認識が浅かったと言うことか。県民への十分な説明になっているか。

 

 「あの、私は海兵隊というものの存在が、果たして直接的な抑止力にどこまでなっているのかということに関して、その当時、海兵隊の存在というもの、そのものを取り上げれば、必ずしも、抑止力として沖縄に、存在しなければならない理由にはならないと思っていました。ただ、このことを学べば学ぶにつけて、やはりパッケージとして、すなわち海兵隊のみならず、沖縄に存在している米軍の存在全体の中での海兵隊の役割というものを考えたときに、それがすべて連携をしていると。その中での、抑止力というものが維持できるんだという思いに至ったところでございます。それを浅かったと言われれば、あるいはその通りかも知れませんが、海兵隊に対する、その存在のトータルとしての連携の中での重要性というものを考えたときに、すべてを外に、県外、あるいは国外に出すという結論には、私の中でならなかったと言うことであります」

 

 ――総理、総理。

 

 (秘書官=ありがとうございます。終わります)

 こんな浅薄な認識で大国の首相となっては困りますよ。

鳩山首相、投了

 ⇒“現行案の修正で最終調整” NHKニュース

鳩山総理大臣は、就任後、初めて沖縄県を訪問し、午前11時すぎから沖縄県庁で20分余りにわたって仲井真知事と会談しました。会談の冒頭、仲井真知事は「普天間基地の危険性を一日も早く除去してほしい。さきに開かれた県民大会の状況からも県外移設の実現に期待する声が高まっている。沖縄県の過重な基地負担を軽減することは県民の強い願いだ。在日アメリカ軍の整理・縮小は、実現可能なものから一つ一つ取り組んでほしい」と述べました。これに対し、鳩山総理大臣は「こういう時期に沖縄を訪問するのは無謀だという指摘もあったが、このような時期だからこそ、沖縄県民の声を直接間接に聞きたいという一心で来た」と述べました。そのうえで、鳩山総理大臣は「国外への移設を検討したこともあったが、日米同盟近隣諸国との関係を考えたときに抑止力の観点から、現実的には不可能だと考えた。県外移設に向け、さまざまな努力をしてきているが、すべて県外へということは現実問題として難しいということに直面している。パッケージの中で、沖縄に負担をお願いしなければならない」と述べ、沖縄県の中に基地機能の一部を移設する考えを示し、理解と協力を求めました。続いて、鳩山総理大臣は、沖縄県議会の高嶺善伸議長らと会談しました。この中で、鳩山総理大臣は「沖縄の皆さんにも鹿児島県徳之島の皆さんにも、普天間基地の移設問題に関して、率直にご負担、ご協力を願えないかという思いだ」と述べました。そして、鳩山総理大臣は、現行案の修正について「環境に最も配慮するべきで、一般論ではあるが、埋め立ては極力抑えるべきだという考えが政府内でも出てきているし、アメリカとも追求していきたい」と述べ、鹿児島県徳之島に基地機能の一部を移転するとともに、現行案を修正し、キャンプシュワブ沖の浅瀬にくいを打ち込んで滑走路を造る案などを軸に最終調整を進めていることを明らかにしました。

 まあ、選挙前の予想通り。

 2009.07.29⇒民主党の沖縄問題の取り組みは自民党同様の失敗に終わるだろう: 極東ブログ

 経緯⇒昨年五月の鳩山さん曰く「(普天間の)県外移設を目指すという考えを変えるつもりはない。政権を取る前と取った後で党の重要な考えを変えるべきではない」 - finalventの日記

今日の大手紙社説

 特になし。

 鳩山さんが沖縄に行く日であったかな。

日経 春秋

江戸時代も技術革新はあった。紅の製造元が、玉虫色に輝く紅を開発して人気を呼んだ。紅やおしろいを入れて持ち運ぶ「板紅」という平たい容器も登場。最初15センチの長さがあったが、5センチ四方の小型の器になり携帯に便利になった。化粧品を売る側も需要を増やそうと知恵を絞った。先人に負けてはいられない。

 負けてないですよ。当時のおしろいは鉛白、紅は水銀が含まれていた。有毒だった。

産経新聞社説 【主張】こどもの日 家族で食卓囲む楽しみを - MSN産経ニュース

 江戸時代末期の歌人、橘曙覧(たちばな・あけみ)は「たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどひ頭(かしら)ならべて物をくふ時」と詠んだ。親子が寄り添って食事をする光景ほど、幸せを感じさせるものはない。

 「たのしみはまれに魚煮て兒等皆がうましうましといひて食ふ時」とも。つまり、煮魚が食えるのがごくマレなほど貧しい生活で親子が寄り添うしかなかったつらいのぉという時代。そして、子供に煮魚を食わせて親はちょいと我慢する。執筆子、今日は魚買って帰れよ。

毎日新聞社説 社説:みどりの日 トキに学ぶ生物多様性 - 毎日jp(毎日新聞)

 トキをめぐっては、テンによる「襲撃事件」も、生物多様性にからむ問題を提起した。そもそも、佐渡にテンを持ち込んだのは人間である。今回の騒動を機に駆除するかどうか意見が分かれているが、テンにしてみれば人間の勝手な議論だろう。

 あのー、トキを佐渡に持ち込んでバカ騒ぎしているの、人間なんですけど。

読売新聞社説 地球温暖化 科学的な根拠の検証が急務だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 いや科学に国境はないのだから大した話ではないのだが。

 地球温暖化の科学的な信頼性が揺らぐ中、日本の科学者を代表する日本学術会議が初めて、この問題を公開の場で論議する会合を開いた。

 だが、会合では、専門家がそれぞれ自説を述べるだけで学術会議の見解は示されなかった。このまま終わらせてはならない。

 なんで日本学術会議はまとめなかったのだろうか、という単純な疑問は残る。

 

追記

 ⇒IPCCに関する日本学術会議主催のシンポジウム(出席後の覚え書き) - macroscope

朝日新聞社説 派遣法改正―働き方を正す一歩として

 大量の「派遣切り」の背景となった製造業への派遣は、派遣元が1年以上雇う見込みのある「常用型」に限られる。偽装請負のような違法な働き方をさせた場合は、派遣先に強制的に雇わせる「みなし雇用」制度も創設される。「日雇い」も原則禁止だ。

 同法が1986年に制定されて以来、派遣労働の規制緩和が続いてきた。今回の改正は大きな転換である。

 だが、改正案には派遣労働者の側から「形だけで、効果は期待できない」との批判がある。派遣を規制しても請負など別の不安定な働き方に変わるだけだ、という指摘もある。法改正で禁止対象となる派遣社員は約44万人。このうち、18万人が失職する可能性があるという民間研究所の試算もある。

 やってみて懲りるしかないんじゃないかのまたもイソップ物語的状況。

 日本の社会全体や個々の企業でもそうした方式を実現させていくには、どうすればいいのか。

 企業ごとに正社員長時間労働を減らすと同時に給与体系を見直し、非正社員との待遇均等化を進める、といった覚悟も問われるのではないか。

 当面は、派遣先企業の使用者責任の拡大や規制強化にどう取り組むかが重要な課題だろう。

 法制化を見越して派遣から請負などに切り替える実態の把握も必要だ。

 すべての労働者が不当な扱いを受けることなく働けるようにするための課題は、山のようにある。

 まず特権的なポジションの労組が折れればいいのだけど、その利害で成り立っている民主党では無理という話。

薄曇り

 連休続く。そろそろ帰郷ラッシュだろうか。曜日の感覚も薄れ出す。火曜日か。都心は比較的閑散としているが、ショッピングセンターは混でいる。消費も活発そうに見える。

2010-05-03

ああ、なんかいいなあ、若いなあ

 ⇒ 天ぷらで一番うまいのは何? カナ速

 ちょっと言い過ぎなこと言うと、天ぷらっていうのは、魚なのな。野菜とかの天ぷらもあるけど、あれは精進揚げ。

 天麩羅屋の技術は、寿司屋と同じで、魚の扱いかたの技術がベース。

 ほいで。

21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/04(火) 22:06:59.37 ID:4EJ5KJTp0

釣りたてのキスを食べたときは魚そんな好きじゃないのに、これで腹いっぱいにしたいと思った

 これなんだが、あの開いたキスの天ぷらがいけないというのではないけど、天麩羅屋でキスを食うときは、揚げる直前にさばくのな。ほいで、開いて平べったくするとは限らない。

 で、さらに言うと嫌われそうだが、ようするに天ぷらって寿司なみに高い食い物なんで、2ちゃんとかに書く若い子はあまり食ったことがないんじゃないか。

 いや、話が逆なんだ。若い子に、きちんとした寿司と天ぷらを食わせるというのが、大人のつとめなんじゃないかと。文化という点でも。

没エントリパーツ

 食事法というのを見ていくと、人間どこまで頭がおかしくなれるもんだろうと興味惹かれるが、その薄らとした狂気のぼやけた臨界を見つめていくと、なにやら宗教の臨界でもある。ある宗教では豚を食うなという。ある宗教では牛を食うなという。

 なんでぇ? 食えばいいじゃん、美味しいじゃんとか日本人は思う。が、かく言う日本人は、犬や猫は食わない。犬を食うのは医食同源アジア伝統文化でもあるが、食わない。食っちゃいけないとも日本人は思っていない。他のアジア人が食うのはかまわないと思っているし、日本人で食う人がいても不思議ではないなと思っている。知人は、犬肉はうまいが猫肉は煮ると泡がでて臭くてかなわん言っていた。しかし、大半の日本人は食わない。なんで? かわいそうじゃんとか言う。しかし、かわいい羊や馬をゆえに感謝して食うことはある。

 日本人は鯨を食うと昨今の欧米人は言う。実態を知らないのだ。食ってないと思う。うまいと言う人もいるが、私はなんども上等なのをトライしてもうまいと思わない。まあ、自分に合わないだけかもしれない。いずれにせよ、日本人はそれほど鯨を食わない。食うのはかまわないと思っている。豚と牛となにが違うの? かくして欧米人の一部は発狂したごとく怒る。が、日本人は理由がわからない。たぶん、宗教的な心理の問題だろう。そして、日本人のこの食に対する態度も、なんらかの宗教的な心理によるのだが、いっこうに宗教ではないと思っている。

今日の大手紙社説

 憲法記念日のネタが出るのは話題がない証拠。

 ちなみに。

 日本国憲法は実質上解釈改憲されているので、判例や歴史に解釈を付した解釈改憲虎の巻みたいな本があると便利だなと思う。

毎日新聞社説 社説:憲法記念日に考える 「安保」の将来含め論憲を - 毎日jp(毎日新聞)

 ああナイチャー。

沖縄太平洋戦争末期、米軍との激戦で多くの犠牲者を出した。米軍は戦後、「銃剣とブルドーザー」で基地を拡大した。本土復帰後38年になるが、在日米軍基地の4分の3が集中したままだ。怒りのマグマはきっかけさえあればいつでも噴出する状態だった。沖縄の過剰な基地負担の軽減が緊急課題であることを改めて示したのも今回の事態だ。

 沖縄戦で犠牲を出したのは、基本的には、日本側のミス。日本国は非戦闘員を守る義務がある。これを「米軍との激戦で多くの犠牲者を出した」としゃらっと言ってのけるのがナイチャー。

 「米軍は戦後、「銃剣とブルドーザー」で基地を拡大した」けど、そもそも軍政下におかれていた。内地も軍政下にあったけど、その後の対応はどうだったかという点で沖縄も見ていく必要がある。もうちょっというと、日本が「独立」したとき、日本ではない沖縄に米軍が移されたりした。であれば、沖縄が日本に復帰したらそれはとりあえずまた本土に戻すべき。

 「本土復帰後38年」というとき、軍政下の問題があまりナイチャーに意識されない。普天間基地の海兵隊も朝鮮戦争ときに内地から移設されたが、つまり軍政下における日本と関係の問題。

 「普天間」が示すように、沖縄の過剰な負担を放置していては日米同盟が維持できなくなる可能性がある。「再々定義」の機会に、在日米軍基地の配置や負担についても、日本側の意向を米国側に率直に示し、将来に向けた負担軽減のビジョンを作る作業を始めるべきだろう。

 私たちはかねて「論憲」を主張してきた。現憲法の掲げる基本価値を支持しつつ、現状に合わせたよりよい憲法を求めて議論を深めようとする立場である。

 とかいうなら、在沖基地を内地に戻す提言をしたらどうなのか。

 つまりはそういうことなのだ。

 核の傘から逃れるのも怖いけど、本土に在沖米軍基地を移転させたくもない、と。

読売新聞社説 憲法記念日 改正論議を危機打開の一助に : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 だが、こうした時だからこそ、国の統治の基本を定めた憲法の問題に立ち返ってみることが必要ではないか。

 政治や経済の危機的な状況を打開する一助になるはずだ。

 きょうは憲法記念日。改憲を改めて考える一日にしたい。

 危機的というか、潜在的に危機的なのは、国家の基本法に、実質的な国軍である自衛隊が明記されていないことで、この軍事機構に最終的な歯止めがかかっていないこと。

朝日新聞社説 憲法記念日に―失われた民意を求めて

 洒落に目くじらたてることはないのだけど、これはひどいな。

 小さな「憲法」で、そんな危機を乗り切ろうとしている自治体がある。

 北海道福島町津軽海峡に面した5千人余りの町だ。推計では、2035年には2千人余りに減る。

 その町議会に、全国から視察が絶えない。積み重ねた議会改革と、その末にまとめた「憲法」、議会基本条例を学びにくるのだ。

 それって憲法ではないです。

 というか、それって聖徳太子十七条憲法の類です。

 朝日新聞って憲法がなんだかさっぱりわかっとらんのではないかな。

 憲法ちゅうものは、国民が委託した国家権力に歯止めをかける規定なんですよ。民主制度(democracy)というのは、いかに委託された権力を阻止するかそのバランスの機構でもあるんだが。

晴天

 よい日和だ。人によっては最高の休日であろう。私はといえばちとしょぼくれている。まあ、いろいろあり。

2010-05-02

今日の大手紙社説

 特に話題はない。NPT周りになんだかファンシーな議論が多いように思えた。核問題の日本の報道はなんかピントがずれているように思う。

日経 春秋

 きょう2日は立春から八十八夜になる。この日に摘まれた新茶は不老長寿の縁起物だ。しかし、この不順な気候である。静岡・牧ノ原台地の茶畑を訪れると本格的な出荷はまだこれから。唱歌にあるように、夏の足音を聞きたい昨今だ。▼天気は気がかりだが、緑茶の輸出が最近、好調だ。海外での日本食ブームが後押ししているのだろう。昨年の輸出量は前年を15%上回った。

 たしかに荒茶生産量は静岡が高いのだが⇒農林水産省/平成21年産茶生産量

 輸入量と比べると⇒緑茶輸入状況

 日本茶の大半は中国茶ではないかな。

明治時代には生糸と並ぶ外貨獲得の花形商品だったから緑茶の復権である。

 当時の輸出緑茶は珠茶のようなものではなかったか。

cover
茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596)): 角山 栄

 この本は普通に面白いですよ。

日経新聞社説 インド含めた核不拡散体制の再構築を :日本経済新聞

 非核保有国の不満を抑え、インドなどにNPT加盟を粘り強く説得していくためには、条約の不平等性を薄める努力が欠かせない。核保有国は今回の会議で、核軍縮への前向きな方策を示す必要がある。

 私の感覚ではこれはトンデモだと思うのだけど。

産経新聞社説 【主張】遷都1300年 国づくりの苦労学びたい - MSN産経ニュース

 そんな古代に学びたいものか。

 対外的には唐や新羅軍事力におびえ、国内でも謀反や陰謀が渦巻いた。天変地異飢饉(ききん)、天然痘との闘いも続いた。聖武天皇らときの政権は国民に呼びかけ、「仏教を基本とした平穏な国土」を実現すべく努力を重ねた。

 現代で「仏教を基本とした平穏な国土」を実現しますかね。そういう政党に任せて。

 遣唐使派遣して進んだ文化を取り入れ、鑑真ら多くの異国の僧や商人、工人を招いた。こんにち「シルクロードの終着駅」といわれる天平文化の国際性も、こうした中で生まれたのである。

 鑑真が日本でどういう思いだったか、執筆子は知らないのだろう。まあ、鑑真がどういう思いだったかなんてわからんというのもあるが。

毎日新聞社説 社説:NPT運用会議 もう失敗は許されない - 毎日jp(毎日新聞)

 今回は心強いことに米国自身がNPT体制の強化をめざしている。オバマ大統領は4月に米露の新たな核軍縮条約に調印し、ワシントンで核安全保障サミットを開いた。それに先立って米国の「核態勢見直し」(NPR)報告を公表し、新型核の開発をしないことや、NPTを順守する国には原則的に核攻撃をしないことを明らかにした。

 再検討会議に照準を合わせて、核兵器を持たない国を広く味方につける作戦だろう。米国の力点は対イラン包囲網を築くことにありそうだが、前回会議後、2度も核実験を行った北朝鮮の核開発はイランより進んでいるはずだ。イランやシリアとの核技術協力も取りざたされる。そんな北朝鮮の脅威を十分に検討し、有効な対応策を打ち出してほしい。

 NPRをよく理解していないかもしれないが、こうもめちゃくちゃな議論がまがりなりにも大手紙に載るというのはどうなんだろ。単純な話、どうやって「北朝鮮の脅威を十分に検討し、有効な対応策」というのだろうか。そういえば、この社説、「中国」という言葉すらない。

読売新聞社説 日銀リポート デフレ脱却には時間がかかる : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 展望リポートは、物価が11年度中に「プラスの領域に入る可能性が展望できる」とした。

 国内総生産(GDP)の実質成長率も、10年度が1・8%、11年度も2・0%と、堅調なプラス成長を見込んでいる。

 だが、現在の経済・物価の情勢からみて、日銀の見立ては少々、甘くないだろうか。

 日本経済は、30兆円も需要が足りず、物価が下がりやすい状態が続いている。デフレに慣れた消費者の財布のひもはすっかり固くなり、小売業界やメーカーの安売り競争は依然として激しい。

 まあ、そういうことだが。

 3月の消費者物価は、下落率が1・2%と前月と同じだった。物価の回復は、このところ足踏み状態が続いている。

 3月は、薄型テレビが36%、エアコンも21%下落して、物価全体を押し下げた。政府の購入支援で販売が好調な省エネ家電でさえ、割安感がないと売れない状況が、デフレのしぶとさを示す。

 一方で、ガソリン価格は16%上がり、物価全体の下落率を0・3ポイント圧縮させた。

 4月もガソリン価格の上昇は続き、これから電気・ガスなど公共料金の値上げも予定されている。鉄鋼や化学繊維などの原材料も高くなってきた。

 国際市況の上昇を背景に、エネルギーや資源関連の品目で価格上昇が広がってきたことも、日銀が物価見通しを上方修正した一因と見られている。

 だが、光熱費や原材料が先導する物価高は、景気にマイナスとなる。厳しい販売競争の中で、企業は思うように販売価格を上げられず、利益が薄くなるからだ。

 こうした「悪いデフレ脱却」では困る。需要の増加による「良いデフレ脱却」が望ましい。

 オチが付きました。

快晴

 世界が止まったような錯覚もある。以前は一律の休日なんて愚かしいと思ったが、今はこういう制度もあってもよいかとも思う。

2010-05-01

今日の大手紙社説

 上海万博と郵政問題が話題。上海万博には私は関心ない。終わって、いよいよ中国の終わりの始まりになるのか、習近平失墜となるのか、まだ見えない。

日経新聞社説 官を太らす「郵政改革」の錯誤 :日本経済新聞

 まあ日経はまとも。

 郵貯簡保を膨らませ、その収益を頼りに全国一律の貯金、保険、郵便サービスを進めるという。郵便局の維持費は年1兆2千億円。政府は郵政グループの非正規社員を大量に正規雇用するよう求め、最大で3000億円近い経費増になりうる。

 だが、官が太れば民が細る。預金者らは国の後ろ盾があるほうに信頼感を覚えがちだ。中小金融機関から郵貯への資金移動も懸念される。

 運用面も問題が多い。郵貯資金の8割は国債に向かう。政府が国債の引き受け余力をあてにして、財政規律が緩む懸念がある。国債金利が急に上がれば郵貯は多額の含み損を抱え、預金を危険にさらす。

 融資業務の拡大は民間の仕事を奪う。公的施設の整備に充てれば非効率な財政投融資の復活と一緒だ。海外向けの投資基金に向ける案もあるが、預金を高リスクの投資に回すのは常識外れだ。

 そゆこと。

産経新聞社説 【主張】郵政見直し法案 「改悪」の本質を見極めよ - MSN産経ニュース

 このところ何かと批判される産経新聞だが、これはまともだぞ。

 法案では郵貯の預入限度額と簡保の保障限度額をそれぞれ2倍に引き上げる。政府が3分の1超の株を所有し、限度額を引き上げれば、「暗黙の政府保証」と受け取る国民が民間金融機関から預金を郵貯に移すことが予想される。

 しかし、郵貯には融資ノウハウがないため、いまは大半を国債で運用している。郵貯を通じてさらに国債に資金が大量移動すれば、民間に回る資金量が縮小し、産業金融を歪(ゆが)めることになる。

 亀井静香郵政改革相や原口一博総務相ら関係閣僚からは、郵貯と簡保が保有する資産の一部を国内外の道路や橋などに投資する主張が相次いでいる。

 だが、閣僚らの構想は政治に翻弄(ほんろう)されたかつての財政投融資の復活と映る。

 しかも、超長期にわたる海外への投融資はリスクが高い。政府がリスクを保証する政府開発援助(ODA)や国際協力銀行(JBIC)など専門機関があるのはそのためだ。すぐに解約が可能な郵貯の資金を原資に、長期投資する原口総務相らの構想は現実的とはいえまい。

 鳩山由紀夫政権は地方のお年寄りの利便性や貯金を守るために改革を行うと主張しているが、このまま見直しが進めば、貯金をリスクにさらし、かえって国民負担を招くことになる。

 法案づくりを主導してきた亀井氏は、組織の肥大化についても正当化の布石を次々に打ってきた。日本郵政にいる約20万人の非正規社員のうち半分を正社員化する計画もその一つだ。正規雇用を増やすことで、リストラによる事業縮小を難しくする狙いなのだろう。雇用対策に名を借りた姑息(こそく)な手段との批判を免れまい。

 法案では、がん保険などの新規業務参入も自由化される。欧米各国が「民間との競争条件に公平性が欠ける」として世界貿易機関(WTO)への提訴を示唆するなど新たな火種も抱えた。

 まあ、これをまともじゃない、産経はダメとかいう人もいるのだろうな。

 産経にもいい面と悪い面があり、情報を取捨して見ておけばよいだけのことだと思う。

毎日新聞社説 社説:普天間移設 筋通らぬ「辺野古」回帰 - 毎日jp(毎日新聞)

 「最低でも県外」と主張していた鳩山由紀夫首相はいつ、沖縄の「辺野古の海」に基地を建設する考えに転じたのだろうか。理解に苦しむ。

 鳩山さんが何考えているのか皆目わからないが、わかろうとしても無駄な感じがするので、正式発表を待ちましょうかね。

読売新聞社説 郵政改革法案 民間と共存の道を探るべきだ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 郵政に集まった資金のうち、貯金の8割、保険の7割が低金利の国債で運用されている実態も変えていく必要があろう。

 郵政マネーを、新興国鉄道建設など、外需獲得を狙う日本企業に対する融資や、地方活性化に役立つ投資に回すアイデアもある。これまで、国債購入に充てられていた巨額資金を、効果的に活用する意義は大きいのではないか。

 とはいえ、ゆうちょ銀は融資経験に乏しい。まず、ノウハウの蓄積と人材育成が先決だろう。政府系金融機関などとの共同事業から始めてはどうか。

 中小零細企業向けの融資や、住宅ローン、教育ローンなど個人向け業務は、中小金融機関と競合する。協調融資や商品の相互供給など、共存共栄の工夫がほしい。

 亀井郵政改革相は、約20万人の非正規雇用の半数を正規雇用にするよう求めているが、人数ありきでは困る。意欲と能力の高い人を厳選すべきである。

 なんかの悪い冗談だろうか。

 財投が復活すれば尻ぬぐいは税金。

 経営を立て直すとかいうなら、投資ノウハウは米国金融とかに流れる。小泉選挙のとき郵貯マネーが海外にむしり取られるといか言っていた変な人たちがいたが(ずいぶん嫌がらせも受けたが)、郵貯が民営化するなら普通に個人投資だが、国営銀行がそれやるというのだから呆れる。

朝日新聞社説 デフレ脱却―日銀から政府に逆提案を

 ああ、なんか面白いよこの社説

 この間、日銀の失敗もある。00年にデフレのただ中でゼロ金利を解除したことはその象徴である。

 それはそう。06年もね。

 もっとも、膨大な借金を積み上げながら政府の歳出を増やし、超低金利を続けてもデフレから脱却できないのは、世界金融危機の衝撃もさることながら、日本経済に固有の構造的要因も働いているからだ。

 構造要因すか。

 将来への安心感がなく、少子高齢化は進む。市場がグローバル化する中で日本企業が苦戦し、海外に生産拠点を移していく。将来への悲観が強ければ、投資したり消費したりする気にはならない。

 原因と結果が逆のような。

 最近は「デフレ脱却のために、長期国債を日銀が引き受けるべきだ」などという議論も聞かれる。だが、慢性病の患者にモルヒネを大量に打っても、病気が治るわけではない。

 デフレである以上、日銀が当面は超低金利を続けるのは当然だ。

 しかし、デフレ脱却には家計や企業が消費や投資を増やしたりすることが必要で、そのために政府がなすべきことは多い。この課題を日銀に押し付けてすむはずがない。

 日銀は、物価の安定のためにもデフレ克服と成長のための戦略を、おくすることなく政府と国民に提言・発表すべきではないだろうか。

 なんかラッパの音でも聞こえそう。

 「ダメだ日本」とかいう政党でもありそうな気配。

晴天・ログイン

 すこぶるよい天気だ。ゲゲゲの女房が面白い。物語的に面白いわけでもないし、演技がずばぬけてというのでもないが、微妙に昭和の時代の感覚が諸処にある。あの時代の若い人はあんなふうに生きていたものだ感覚の輪郭はある。

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