finalventの日記

2010-09-30

20代だったら何をよむべきか

 世代が変わったから違うのかもしれないけど、20代は前半と後半では随分違う。前半は、なんというか世の中なんでもわかったような、わかるような気がしている。それでいてうっすら自分はこの人生の失敗者になるんだろうなということがわかっている。後半はそれがもろに健在化してくる。馬鹿に見えた世間は体当たりしてみるととんでもないしかけになっている。え?誰も救ってくれないのという孤独に無防備に直面する。そんななかで実際には10代の延長にあった恋愛が、あれ?大人の恋愛ってこういうこという奇妙な局面にぶつかる。自分は凡庸でしかも悪人でひどいやつじゃないか、てへへへ死にたい、という日々になれて、しらっと仕事をするようになる。

 で、そいう苦悶みたいのを助けてくれるような書籍っていうのは、悪い本です。

 じゃあ、何を読めかで書棚を巡ると、別にどれ読んでもよいのだけど、これを薦めたいね。

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いちげんさん (集英社文庫): デビット・ゾペティ

 この映画のほうは見てない。

 アマゾンみたら本のほうは絶版か。でも中古で1円だからまあよいか。

 映画でいうなら⇒[書評]ジョゼと虎と魚たち(映画版): 極東ブログ

 30代になったら薦めた理由がわかると思うよ(20代は戻らないと)、というわけで、別段読まなくても30代になればわかるよ。20代の恋は悲しいよ。30代は苦悩、40代は汚辱、50代は汚濁、終わらねーのかよ。

今日の大手紙社説

 補正予算についての朝日新聞毎日新聞が感動的にひどかった。日経はさすがにきちんと言ってのけた。

 昨日Twitter劉暁波ノーベル賞の話題があったが、まあ、いまさらの話だった。

日経新聞社説 景気減速へ確実な備えを : 景気減速へ確実な備えを  :日本経済新聞

 追加緩和は当然として、日銀はアリバイづくりのような小出しの策を続けるのでなく、どうしたら円高やデフレ、景況感の悪化を食い止められるかを真剣に議論すべきだ。国債の買い切り増加や購入する資産の範囲の拡大など知恵を絞ってほしい。

 日経もさすがに堪忍袋の緒が切れる。

産経新聞社説 【主張】平和賞に圧力 「無理押し」大国の異様さ - MSN産経ニュース

10月8日に発表が予定されるノーベル平和賞には、過去最多の237個人・団体が候補として推薦を受け、ノルウェーノーベル賞委員会で受賞者選考が進められている。選考過程は公開されないが、最有力候補の一人と伝えられるのが中国で服役中の民主活動家劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏だ。

 ノルウェー・ノーベル賞委員会のルンデスタッド事務長によると、中国の傅瑩(ふえい)外務次官は今年6月、「中国に対する非友好的な態度になるだろう」と述べ、中国反体制活動家に平和賞を与えないよう露骨に圧力をかけたという。

 これは実質昨年もそうだった。

 ⇒「〇八憲章」主要起草者、劉暁波氏の初公判の文脈: 極東ブログ

 劉暁波氏の国際的な評価だが、今年のノーベル平和賞はオバマ米大統領ではなく彼が受賞すべきだったとの評価は多い。例えば、フォーリン・ポリシー「Nobel Peace Prize Also-Rans」(参照)は、ノーベル平和賞が与えられるべき7人の偉人をまとめているが、ガンジー、エレノア・ルーズベルト、ヴァーツラフ・ハヴェル、ケン・サロ=ウィワ、サリ・ヌセイベ、コラソン・アキノに劉暁波を加えている。彼はこの生存者4人のうちの1人である。

 カンボジアからウイグル人の強制送還を実現させた習近平国家副主席のアジア諸国歴訪の完成として、この劉暁波氏暗黒裁判があると見てもよさそうだ。

 逆に、劉氏の暗黒裁判を習近平国家副主席が最高権力者の主席になるための階梯として見ると、その経緯に別の光が当てられる。

 最初に想定されるのは、「習近平副主席訪日の天皇特例会見のこと: 極東ブログ」(参照)で言及した習近平国家副主席による訪日天皇陛下会見の、中国側のどたばたが劉氏の暗黒裁判へのプロセスときれいに重なることだ。単純に言えば、オバマ米大統領訪中に劉暁波氏弾圧を批判するメッセージを強めていたら、習近平国家副主席が次期主席となる階梯の手順としての訪日天皇陛下会見が実現できなかったかもしれない。

 またこの1年の経緯を振り返ると、胡錦濤および李克強ラインは、「〇八憲章」と劉暁波氏への弾圧緩和に苦慮していたようにも見えるが、習近平国家副主席を支える集団に、逆にその苦慮で足を掬われた形になったのでないか。

 こういう背景があるんだよ。

産経新聞社説 【主張】武富士破綻 消費者金融の役割再考を - MSN産経ニュース

 規制強化で多重債務者は減っている半面、返済能力があっても借りられない人が増加して、その一部は非合法のヤミ金融に流れているといわれる。これでは、法律本来の目的である消費者保護に逆行することになる。

 早く手をうたないとろくなことにならないよ。

毎日新聞社説 社説:景気と補正予算 議論の質を高めよう - 毎日jp(毎日新聞)

 毎日新聞社だとこうこなくちゃつまらないよね。

 すでに、4兆円、5兆円など数字が飛び交っている。果たしてそれだけの予算が必要な経済状況かといった議論から出発すべきだ。

 もちろん先行きについては、円高の影響や世界経済の動向が読みにくいことから、企業は軒並み慎重だ。しかし、財政が先進国一、悪化している中で、大規模な追加歳出が不可欠となるほど深刻な景気悪化が見込まれるというのか。納得のいく経済分析を行ってほしい。

 団塊世代批判とか年寄り優遇とかネットの議論はお盛んだけど、こういう社説の背景が問題なんだけどね。

読売新聞社説 武富士破綻 消費者金融への重大な警鐘 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 社会的に受け入れられる金融ビジネスを、今後どのように展開していくか。消費者金融業界は襟を正しながら、生き残りの道を探らねばなるまい。

 しれっと書いているけど、闇を深くしただけだと思うが。

読売新聞社説 衝突ビデオ開示 正当性示すためにも不可欠だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これ波の動きでスクリューを推測というように玄人筋が見ないとわからない映像だろうと思うというか、玄人筋なら明白だろうけど、素人さんに見せると変な混乱が起きるかも。

朝日新聞社説 景気の先行き―悲観し過ぎは戒めたい : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これはすごいな。

 焦点のひとつである米国経済にしても、連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、先行きへの警戒感を示しつつも、来年以降は回復軌道に戻るとしている。米国の景気減速懸念を背景にしたドル売り円買い圧力は峠を越えたとの見方もある。

 リフレでドルの価値が下がり、貿易を有利にし実質金利を下げて景気刺激する。ドルは下がると思うよ。で、円は上がる。

 欧州は、輸出が好調なドイツを中心に持ち直している。中国インドブラジルなどの成長は中長期的に持続するとみていいだろう。

 ドイツの輸出先は中国。欧州がだめだめだから看過されているけど、ひどい話。中国、インド、ブラジルは中期的には成長すると見てよいけど、短期的にはどうよ的な状況にあってそこが日本の問題になるのだが。

 第3弾の来年度予算との相乗効果が生まれるような、経済の構造改革体質改善を通じて企業の成長を後押しするメニューをそろえたい。

 小泉路線だけど、労組内閣にはできないよ。

 それ以前にフィナンシャル・タイムズを読んだようがよいと思うが。読んでいるのかもしれないけど。

 ⇒雑音多し、2010年度補正予算: 極東ブログ

 朝日新聞内でこの理屈がわからぬ人ばかりとは到底思えないのだが。

 朝方騒がしく起きたものの寝るような覚醒したような感じで、ああ、これは瞑想によいくらいかとしばし瞑想。半覚醒の意識のむこうに漢文が見えてくるのだが何が書かれているのか読めない。読もうとすると意識が覚醒側に移り、消えてしまった。

2010-09-29

10代でそんなに読むことはないよ

 ⇒はてなブックマーク - 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect

 ⇒10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect

 とかいいながら、けっこうこれらは私は10代で読んだな。背伸びしたいころであった。

 

プラトン『国家』

 これは存外に面白い本なんだが、いろいろと手順みたいのが必要なんで、「プラトン入門 (ちくま新書): 竹田 青嗣」を先にきちんと読んでおいたほうがいい。

 

アリストテレス『ニコマコス倫理学

 れいのサンデル先生というかコミュニタリアンで再評価されつつある。現代的な文脈でいうなら、サンデル先生の説明をきちんと理解するだけでよいと思うよ。

 ⇒[書評]これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル): 極東ブログ

 

ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』

 これ10代に薦めるわけですか。はあと。ショーペンハウアーを楽しく読むなら、「随感録: A. ショーペンハウアー, Arthur Schopenhauer, 秋山 英夫」のほうがいいけど、絶版ですか。ほか昔はこの一部の「女について」はみんなそれなりに読んでいたものだった。だからどうということではないが。

 

ヘーゲル精神現象学

 ああ、やめとけ。

 へーゲリアンプロパーからはいろいろ異論もあるだろうが、思想的というなら、「人間的自由の条件  ヘーゲルとポストモダン思想 (講談社学術文庫): 竹田 青嗣」が現代的。

 それでもというなら、「完全解読 ヘーゲル『精神現象学』 (講談社選書メチエ): 竹田 青嗣, 西 研」。

 

デカルト省察

 ああ、これは必読なんだけど、前段の「方法序説 (ちくま学芸文庫): ルネ・デカルト, 山田 弘明」がわかっていないと読んだ意味ない。

 で、方法序説自体、実はけっこうむずかしい。

 まずこれをきちんと読むといい⇒[書評]反哲学入門 (木田元): 極東ブログ

 デカルトってみんな批判するしわかった気になりがちなんだけど、たいていは誤解というか表層的な理解にすぎない。

 あとこれもお薦め⇒知の構築とその呪縛 (ちくま学芸文庫): 大森 荘蔵

 

パスカル『パンセ』

 パンセは多くの人が誤解しているけど、本来は、イスラム神学に対抗するための体系的な書物のためのノートだった。だから、そのところを抑えていないと、警句集とか断章のように読まれてしまう。まあ、しかし、そう読むしかないとも言えるのだけど。

 それでも全体像を踏まえた注釈書が必要なんだけど、最近はよいのが見当たらない。

 

ライプニッツ『単子論』

 私はこれは読んだけどわからない。

 

カント純粋理性批判

 カントは多面的だけど、とりあえずサンデル先生の説明をきちんと理解するだけでよいと思うよ。

 ⇒[書評]これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル): 極東ブログ

 あとちょっとずれるけど⇒「私」の秘密 哲学的自我論への誘い (講談社選書メチエ): 中島 義道

 簡単にふんふんと読めるけど、大変な問題提起していて面白いよ。

 

キェルケゴール死に至る病

 僕らの世代はみんな読んだけど、つまらん。

 

バーク『フランス革命の省察』

 これはとても重要なんだけど、背景が伝わるか。

 この問題⇒マリアンヌとコロンビア、国家の擬人化、理性教というカルト: 極東ブログ

 

ジェイムズ『宗教的経験の諸相』

 夏目漱石とかも読んでいた。まあ、あの時代の知識人がよく読んだ。現代人が読んでどうなんでしょ。

 

ニーチェ『道徳の系譜』

 ニーチェでこれですかあ。はあと。

 

ベーコン『ノヴム・オルガヌム

 なんかなつかしい。頭に残ってない。ヒュームとかのほうが断然面白いと思うが。

 

フッサールヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学

 これはそれほど難しくないというか、後期フッサールであって、いわゆる現象学からははずれる。

 後期ハイデガーの文脈に繋がる。

 

メルロ=ポンティ『知覚の現象学』

 これも僕らの時代の必読だった。まあ、面白いといえばそうなんだけど、で?みたいな感じ。

 

ハイデッガー存在と時間

 これもパンセではないけど、途中までの、なんつうか失敗作。

 これ先にきちんと読んでおくとよい⇒ハイデガー『存在と時間』の構築 (岩波現代文庫―学術): 木田 元

 

アーレント『精神の生活』

 アーレントでいきなりこれというのが中二病的でナイス。やめとけ。

 まずこの辺りから⇒[書評]今こそアーレントを読み直す(仲正昌樹): 極東ブログ

 

ヨナス『責任という原理』

 読んでない。

 

サルトル『存在と無』

 これもあの世代は読まされたのくち。現代で読む意味はほぼないと思う。

 

ベルグソン『時間と自由』

 これは重要な著作なんだが、まあ、読んでおいてもいいけど、ベルクソン孤立している。

 小林秀雄も澤瀉先生から入っているが。

 このあたりがよい⇒ベルクソンの科学論 (中公文庫 M 88): 澤瀉 久敬

 でも絶版か。

 

ミンコフスキー『生きられる時間』

 これかあ。

 このあたりのほうがよいと思うが⇒時間と自己 (中公新書 (674)): 木村 敏

 

レヴィナス『全体性と無限』

 あー、レヴィナス、つまらんです。説教大杉です。内田樹先生級です。

 

フロイト『快感原則の彼岸

 フロイトでこれかあ。まあ、そうかもしれない。

 

ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』

 私のこの本の評価は、くだらね。

 

フォーダー『精神のモジュール形式』

 フォーダーはゴミ。

 

ヤスパース精神病理学総論』

 これがまたつまらん本です。ヤスパースはいろいろ読んだが実につまらん。

 

レンベルガー『無意識の発見』

 未読。

 

ラカン精神分析の四基本概念』

 ラカンは、ようするにフロイトなんで、そこがわからないとただのレトリックになるだけ。

 ラカンの最大の入門は⇒[書評]心の探究(佐々木孝次): 極東ブログ

 

フーコー『言葉と物』

 まあ、面白いです。まあ、必読ではありますね。フーコー好きの人がこれ理解しているのか疑問に思うこともあるけど。

 

ソシュール『一般言語学講義』

 暗記するほど読んだ俺がいう、やめとけ。

 丸山圭三郎先生の『ソシュールの思想』はさらにやめとけ。

 一般言語学というのは一種の工学です。人文の頭の人が読むから世の中おかしなことになる。

 

ヴェイユ重力と恩寵

 すり切れるほど読んだ。ヴェイユは変態です。以上。

 

ディルタイ精神科学序説』

 つまんなかったなの印象しかない。

 

ブーバー『我と汝・対話』

 ボロボロになるくらい読んだ。これは断章として読まれる本じゃないのな。

 ⇒植田重雄、逝く: 極東ブログ

 

ウィトゲンシュタイン論理哲学論考

 これもやめとけの部類。ヴィトゲンシュタインってなんかかっこよさそうに見えるだけ。

 論哲は後期にどう否定されるかというのが重要なんだけど、後期ヴィトゲンシュタインが謎過ぎ。

 読むなら⇒ウィトゲンシュタインはこう考えた−哲学的思考の全軌跡1912〜1951 (講談社現代新書): 鬼界 彰夫

 

ミンスキー『心の社会』

 これあきれるほどつまんない本ですよ。人工知能とかやるやつらの脳のスカスカ感が心地よいです。

 

ライル『心の概念』

 知らない。

 

バタイユ『エロティシズム』

 これは「エロ」ではないんですよ。読めばわかるけど、ただのヘーゲルです。

 一緒に掲載されて芸術エッセイとかが秀逸。

 

アガンベンホモ・サケル

 未読。

 

ラッセル『西洋哲学史

 ラッセルはよく読んだ。これはそのなかでいちばんつまらないもの。

 ラッセルはお手紙マニアで、書簡集が面白い。最近はないんですね。

 あと⇒若きバートランド・ラッセルが自殺を思いとどまった理由 - finalventの日記

 

 ほいで。

 10代の内に背伸びして哲学本なんか読むことはないですよ。昔はそういう時代だった。

 実際の哲学というのは、数学の一種みたいなもので、方法論と一種の定理みたいのが決まっていて、なんというか、人生の謎を解くとか社会や世界はどうあるべきかという答えに向き合おうとすると、その前でばったり疲れますよ。

 哲学なんかどうでもいいから、自分がなんでこんな浮世離れした問いに駆られているかに向き合うべき。

 なんでまずこれ

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音を視る、時を聴く哲学講義 (ちくま学芸文庫): 大森 荘蔵, 坂本 龍一

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記

chilican ソシュールについて、「人文の頭の人が読むから世の中おかしなことになる」とか言ってる時点でこの人の底が知れる。 2010/09/295 clicks

 ほぉ。

 ではこのくらいはわかりますよね⇒Paradigmatic Vs Syntagmatic Relationship from Routledge Dictionary of Language and Linguistics | BookRags.com

 

追記

uchuu_yarou *review, *books 大変な読書量!理解の深さも伝わってくる。それだけに追記が知的恫喝のようで残念だ。 2010/10/03

 いや、ここがわかると、一般言語学が工学に近いというのがわかるので、もし関心があったら、ちょっと説明しようかなと思っていた。

 おの構造がわかると、ソーシュールはパロールとする意味論(彼の意味論は機能論なんだけど)の手前の、いえば述語論理的なセマンティクスの関係が問えるようになり、そこで初めて、チョムスキーがD構造を言い出した理由がわかるようになる、と。

これGoogleの技術なんだけどわかっているよね

 なんか野暮なことを言うことになるけど。

 これ⇒はてなブックマーク - NTTデータのHadoop報告書がすごかった - 科学と非科学の迷宮

 元⇒NTTデータのHadoop報告書がすごかった - 科学と非科学の迷宮

 まあ、あたりまえなんだけど、Googleを支える技術ははるかにすごいわけですよ。

今日の大手紙社説

 北朝鮮の権力継承武富士破綻が話題。前者が意外と情報がない。後者はいろいろ思うことはあるが議論がむずかしい。

毎日新聞社説 社説:武富士破綻 新しい消費者金融を - 毎日jp(毎日新聞)

 これは国がひどいことをするものだという印象もあるが、懲罰的な傾向をもつ今の日本の空気ではどうしようもない。

朝日新聞社説 北朝鮮―世襲3代、変わらぬ難局 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 昨日のNHK報道もこれがトップだが実際に聞いてみるとほぼ内容はない。

 単純に考えれば傀儡政権であり、中国の承認がどの程度かということはある。

朝日新聞社説 asahi.com(朝日新聞社):社説

 尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で逮捕、勾留(こうりゅう)された中国人船長は釈放され、自宅に戻った。にもかかわらず、中国政府は日本側に謝罪と賠償を求めるなど、強硬な姿勢を示した。

 不思議なのだが、この問題はもう事実上終わっている。エンドポイントに達しているから動きはないのだが、なぜ一部のメディアは「強硬な姿勢」というのだろうか。どうも見ていると、日本への要求をひっころめろ・謝罪せよというのを期待した迎合報道のように思える。

 実際には外交の文言を見ているとこれはそう読みづらい局面ではない。

 インターネットでの発表に加え⇒中国副局長、日本重視と強調 関係修復に「行動」求める - 47NEWS(よんななニュース)

 【北京共同=水野雅央】中国外務省の姜瑜副報道局長は28日の定例記者会見で、中国が日中関係を重視していると強調した上で、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近での漁船衝突事件で悪化した関係の修復に向け、日本側に「誠実で実務的な行動」を促した。事件をめぐり、日本側に要求していた「謝罪と賠償」をあらためて求めることはなく、改善に向けたシグナルを送った形だ。

 姜氏は、事態収束への努力を日本側に促す一方で「(日中)共同の努力」も強調、これ以上の関係悪化に歯止めをかけるよう呼び掛けた。

 姜氏は、中国側が求めた謝罪と賠償を日本側が拒否、逆に巡視船の修理代を求めていることについて「日本側は相応の責任を負うべきだ」と反論。しかし従来より表現を弱め、中国が日本側を刺激しないよう配慮していることを示唆した。

 社説に戻って。

 レアアースの件は今回のことがなくてもそれ以前の岡田氏の対応から絞り込みの動きはあったし、フジタの件は別件の可能性がぬぐい去れない。もう少しいうと、対米関係で指桑罵槐が日本に向けれているというか、当て馬にされているように見える。

 指導部の入れ替えがある2012年の共産党大会を控えた微妙な時期に、胡錦濤総書記をはじめとする指導部は、火種になりかねない日中関係で弱腰になるわけにはいかないのだろう。大国意識の強まる世論を無視できないことも容易に想像できる。

 柳条湖事件記念の動向を見ていると最初からそれはわかっていたこと。問題は「微妙な」の意味合いだが、習近平側の動きというより、もちろん軍閥と関連した太子党の動きもあるだろうが、共青団側の結束が求められているのかもしれない。。

晴れ

 今日は雨はないらしい。秋めいた日ともいえるが、野の草の様子は例年とは違って、なんというのか夏の残りに疲労感のようなものが漂っている。

2010-09-28

今日の大手紙社説

 自分がどうも世間に関心ないせいか、社説もさして関心が向かない。多少冷静に見ても、まあ、それほどの話題はなそうには思ったが。

日経 春秋

 五木寛之さんのエッセーに、国勢調査に答えあぐねる話があった。執筆が進まずにイライラしているとき、調査票が舞い込む。「なんだ、それは」と作家は奥さんに八つ当たりする。「それなら民勢調査と言うべきだ。そうじゃないか」

▼40年も昔の一編だが、この調査への返答があんがい面倒なこと、いまも変わらない。

 奥さん、お医者さんだった。女医さんね。

日経新聞社説 補正は「額ありき」より中身だ : 補正は「額ありき」より中身だ  :日本経済新聞

 朝日新聞よりはマシか。

 第二に、財源について新しく国債を出さないという形式要件を重視しすぎている。国の財政の厳しさを考え、今年度の国債発行を今以上に増やさないという考えには一理ある。そのために(1)09年度決算の純剰余金(2)今年度の税収見通しの上方修正分(3)今年度の国債費の下方修正分――をかき集める案が検討されている。

 しかし決算剰余金は国債の償還に充てるべき資金だ。特例法を制定してその原則を崩すのは、見た目には国債発行を避けられても新たに国債を出すのと変わらない。逆に、景気の先行きが本当に深刻なら国債発行もためらうべきではなかろう。

 そういうこと。

 景気対策は財政策だけではない。企業の事業機会を広げるのに農業医療分野の規制緩和を徹底させるなど、金はかからなくとも意味のある対策にも本気で取り組んでほしい。

 この政権では無理。

産経新聞社説 【主張】日本版GPS衛星 安全保障も考えた運用を - MSN産経ニュース

 これも言うはやすしだけど、いろいろ複雑。

 終日、高精度の測位を維持するには、もう2基の打ち上げが必要だ。米国に頼らず、日本だけでGPSに相当するシステムを構築するには計7基の準天頂衛星が上がっていなければならない。

 みちびきの打ち上げに要した総額は735億円と高額だ。衛星の数を増やすかどうかについては、国の宇宙開発戦略本部が来年中に結論を出すことになっている。

 どうカネを出すのか。それと、米国に頼らずが自明なのかも。まあ、頼らないほうがよいのは基本だが。

毎日新聞社説 社説:中国の強硬措置 理不尽な対応はやめよ - 毎日jp(毎日新聞)

 この事業は化学兵器禁止条約に基づき日本政府が全額負担して行うことが日中間で合意された戦後処理事業の一環である。日中関係改善という明確な目的がある。スパイなどでないことは中国側もわかっているはずだ。

 取り調べは温家宝首相がニューヨークで「船長の即時釈放に応じなければ新たな対抗措置を取る」と発言した前日に始まっていたことも後でわかった。温首相発言に向け中国当局が用意した「新たな対抗措置」と見られても仕方ない。中国側は4人の身柄の安全を保障すると言っているようだが、理不尽な取り調べはやめて早急に釈放すべきである。

 議論が粗すぎ。この問題、私の印象では概ね中国側の失態ではないかと思う。つまり、謀略や交渉だとばかりも言えない面もありそうだ。ただ、この問題についてはほぼ情報がない。

読売新聞社説 補正予算 与野党連携で編成・執行急げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 自民、公明両党が提案する経済対策とは、内容や規模で、共通点も目立つ。ねじれ国会への思惑もあろうが、今は景気失速防止を優先し、与野党は真剣な協議を通じ、妥協点を探るべきだ。

 というか政権交代失敗でした。でも、あのまま民主党が独走しているよりはましなんで、しかたない。

朝日新聞社説 補正予算―与野党協議の良き前例に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 第一に、財源を膨らませるために新たな借金である国債発行はしないことだ。来年度予算は3年連続で税収より国債による収入の方が多くなるのは必至だ。そんな異常事態のもとで菅政権が財政規律をゆるませる姿勢を少しでも見せれば、納税者にも市場にも不信と不安を広げてしまう。

 第二に、来年度予算で本格的に取り組む新成長戦略や雇用創出につなげる内容にすることだ。

 第三に、補正予算案の編成作業が今後の与野党協議のお手本になるようにしてほしい。

 当事者でないから好き勝手なことを言っている朝日将軍。

小雨

 お昼にかけて雨が強くなりそうだ。神奈川辺りで被害が出そうな勢いに見える。何事もなければよいが。

 夢は1970年代のB級日本映画みたいだった。目覚めてからぼうっとこれ脚本書こうかなと思ったがしているちに夢もストーリーも忘れてしまった。

2010-09-27

今日の大手紙社説

 朝日と読売が、たまたまだろうか農政問題を扱っていた。ずれていると思った。

産経新聞社説 【主張】中国の謝罪要求 譲歩ではなく対抗措置を - MSN産経ニュース

 中国外務省が尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、日本側に謝罪と賠償を要求するなど強硬姿勢をエスカレートさせている。

 逆。

 ⇒中国、対立収拾へ着地点探る 尖閣漁船衝突事件 - 47NEWS(よんななニュース)

 中国外務省は、日本が要求を拒否する外務報道官談話を出したのを受けて再び反論したが、謝罪と賠償を「求める権利がある」と微妙に表現を弱めた。中国外務省筋によると、これは中国側が「振り上げた拳」を調整し始めたシグナル。日本側の謝罪と賠償がない限り妥協しないという意味ではないという。日本が処分保留で船長を釈放したことで中国側は「最大の目的は達成した」と判断している。

 この話はすでに終わっている。

読売新聞社説 農業人口急減 バラマキでは止められない : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 農林水産省が5年に1度実施している農林業センサスの2010年版で、国内農業の衰退ぶりが鮮明になった。

 農業を本業とする人は、05年の前回調査より75万人減って260万人に落ち込んだ。減少率22・4%は過去最大で、この20年間で農業人口は半減したことになる。

 戦後の農業を支えてきた昭和ひとけた世代が80歳代に入るなど、引退が本格化したことが要因だ。平均年齢は65・8歳と初めて65歳を超え、高齢化が止まらない。

 農地の荒廃も心配される。耕作放棄地は初めて40万ヘクタールに達し、農地全体の10%近くを占める。

 問題のポイントがずれている。日本の農業はこれからは質を目指すしかないのと、農業高齢者の問題は実質政府による生活保障をどうするかという問題。

朝日新聞社説 日本の農業―安いコメで発展する道を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 そもそも、戸別所得補償制度は米価の変動による「安いコメ」を認めるという発想に立って設けられたのではなかっただろうか。

 この際、農業を支える仕組みを納税者負担に一本化しつつ、「安いコメ」への道を開くべきだ。そうすることで日本のコメの価格競争力が高まり、農産物の市場開放もしやすくなる。

 朝日新聞、すごいこと言うね。まあ、これも正論ではあるんだけど。

また、所得補償の対象を零細農家も含む全販売農家に広げたことが、大規模生産者への農地集約の障害となっている。

 自民党の政策に戻したほうがよいでしょう。

 ひんやりとする。起きてからしばし瞑想。どこかで見たような女性の顔が浮かぶが思い出せない。

2010-09-26

今日の大手紙社説

 特になし。というかあまりニュースに関心が向かない。

 こういうとなんだが、尖閣沖衝突事件もそれほど関心はなかった。口出さなければよかったかなと少し後悔している。

朝日新聞社説 一括交付金化―まず配分基準を示そう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 菅直人首相が、いわゆる「ひも付き補助金」を廃止して、省庁の枠を超えた一括交付金にする方針をすべての閣僚に文書で伝えた。

 政府は6月に閣議決定した地域主権戦略大綱に、来年度から段階的に導入すると書いたのだから、首相の姿勢は当然だ。けれど現実には、各省とも補助金の配分権限を手放したくないし、省庁の壁を超えた一体化など検討すらしていない。

 こんな各省にどう対応し、政治主導でどんな制度を実現するのか。まさに首相の実力が問われる。

 幸い、片山善博総務相は地方交付税の現状を酷評してきた自治のプロだ。この際、一括交付金の制度設計とともに地方交付税改革も断行し、地域主権改革のねじを巻き直してほしい。

 片山さんがいるのでなんとかなるかもしれない。

 私は望むわけではないが、これはちょっと惨めな失敗になるだろうなと推測している。

晴れ

 だいぶ涼しい。もう10月も近い。

2010-09-25

今日の大手紙社説

 中国船長釈放が話題。沖縄地検へのバッシングあたりが正論の建前によいらしくそのあたりで立論していて、全体構造を見失いがちになる。

 この問題についてはブログのほうで書いた。

 解説しゃちゃったので罵倒・中傷も来るだろうなとは思ったが、予想以上なのでまいった。

 こんな程度の話にお熱を上げるようでは敗戦の教訓が活かされていない。大国に挟まれて、多くの国民をいかに食わせていくか、それには、米国や中国に劣らぬ巧緻な頭脳が要求されるというのに。

日経新聞社説 筋通らぬ船長釈放 早く外交を立て直せ : 筋通らぬ船長釈放 早く外交を立て直せ  :日本経済新聞

 米政府としては安保条約上、尖閣諸島の防衛に当たる義務があることを確認しながらも、東アジアで新たな紛争を抱えたくないのが本音だろう。アフガニスタンなどでの戦争で米国軍事的に消耗している。中国はそうした米側の事情を見すえ、日米同盟にくさびを打つ動きも見せている。ゲーツ国防長官の訪中を招請したのも、その表れだろう。

 まあ、そんなところ。

 クリントン長官が公式な会談の席で、尖閣諸島に日米安保条約が適用されるという立場を明示した意味は大きい。尖閣諸島は日本固有の領土であり、安保条約の対象に含まれることは当然だ。裏返せば、こんな原則すら高官レベルで再確認しなければならないほど、日米関係鳩山政権下で傷ついたともいえる。

 鳩山政権が招いた失態だったとも言える。まあ、結果的に東シナ海でも南シナ海と同じ構図が描けたのでよかったとも言える。

朝日新聞社説 中国船長釈放―甘い外交、苦い政治判断 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 もとより菅政権としての高度な政治判断であることは疑いない。

 当然ね。

 そもそも菅政権は最初に船長逮捕に踏み切った時、その後の中国側の出方や最終的な着地点を描けていたのか。

 船長の勾留を延長した判断も含め、民主党外交の甘さを指摘されても仕方ない。苦い教訓として猛省すべきだ。

 自民党のほうが手慣れていたのですよ。

 今回の事態で、けっこう反中国というか嫌中国のかたが多いものだと呆れたけど、それに日本国はもっと毅然とせよとかいう人も多いのだなと呆れたけど、そうした人で領海侵犯の法体系を整備せよという人は少ない。でもそれをやったら、この問題を台湾を含めて曖昧にしておきた米国の逆鱗に触れる。日本は米国のいいなりというけど、自国に単独の防衛力がなく、またそうした防衛力を単独で持つメリットもない手前、普通に常識的に考えろと思うのだが。

ログイン・曇り

 肌寒いくらいの天気になった。

2010-09-24

ブログサバト

 金曜日。これで一気に秋かな。

こちらの記事もどうぞ

 ⇒はてなブックマーク - スウェーデン総選挙に見る社会民主主義政党の凋落: 極東ブログ

Gl17 資本主義イケイケの本家米国でリベラル寄り政権に移行した時は何かこういった論評したのかねこの人。/ てえか日本の民主党はウヨク議員も結構いる保守政党なんだけど。 2010/09/23

 「資本主義イケイケの本家米国でリベラル寄り政権に移行」というふうにブッシュからオバマを見ていない。本質的に同じだと見ている。

 しかし移民問題については、たとえば2004年時点で国内報道が薄かったときも、

 これとか⇒テオ・ファン・ゴッホ映画監督暗殺事件余波: 極東ブログ

 その他移民問題について私がどう考えているかは

 こんな感じでいろいろ⇒移民 - Google 検索

 わたしのブログは2003年からやっているので、気になったら、過去ログを読まれるのとよいですよ。日本で報道されないけど海外で話題だった問題はできるだけ拾うようにしてますし。

今日の大手紙社説

 レアアース話はなし。

 これ⇒東京新聞:レアアース対日禁輸か 船長釈放へ圧力:国際(TOKYO Web)

 【北京=安藤淳】ハイテク製品の製造に不可欠なレアアース(希土類)の中国から日本向け輸出手続きが一部で滞っていることが、日中の貿易関係者の話で分かった。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は二十三日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の中国漁船衝突事件に絡んで、中国政府がレアアースの日本向けの輸出を全面禁止したと報じた。 

 輸出制限が事実なら、公務執行妨害容疑で逮捕・拘置中の中国人船長の拘置期限を二十九日に控え、中国側が対抗措置として日本側に圧力をかける狙いがあるとみられる。

 ただ、ロイター通信は二十三日、中国商務省のスポークスマンが「レアアースの対日輸出制限策は打ち出していない」と語ったと伝えた。北京の商社筋も「輸出は止まっているとは聞いていない」と話しているという。

 まあ、中国もそこまでお馬鹿なことはしないと思うが。

産経新聞社説 【主張】お彼岸と葬儀 変わらぬ意義を考えたい - MSN産経ニュース

 だれもが、いつかはその日を迎える。葬儀とは、家族や親しかった人たちが心から故人をしのび、僧侶はそれに寄り添う機会であってほしい。

 仏式でなくてもよいのだが。

読売新聞社説 大阪地検特捜部 組織的隠蔽の批判は免れない : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 大阪地検は組織ぐるみで疑惑を隠蔽していたということではないか。

 今日になって驚く内容でもないが。

主任検事は当時、「ディスクに時限爆弾を仕掛けた」と、他の検事に漏らしていたという。

 これ朝日のネタを読売で確認したのか?

 これ⇒asahi.com(朝日新聞社):「FDに時限爆弾仕掛けた」 改ざん容疑の検事、同僚に - 地検改ざん疑惑

大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦容疑者(43)が同僚検事に「FDに時限爆弾を仕掛けた」と伝えていたことが朝日新聞の取材でわかった。

 読売⇒前田容疑者「FDに時限爆弾仕掛けた」と同僚に : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、最高検に証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部主任検事・前田恒彦容疑者(43)が1月、同僚検事に「FDに時限爆弾を仕掛けた」と話していたことがわかった。

 話を戻して。

 今必要なのは、主任検事による資料改ざん事件の全容を解明し、国民に速やかに公表することだ。郵便不正事件の捜査全般の検証も怠ってはならない。

 これ、依然、事件が解明されていない。上村被告単独犯?

朝日新聞社説 asahi.com(朝日新聞社):社説

 少子化が進む日本は、外からどんな人たちを受け入れ、彼らが暮らしやすい環境をどう整えるか。問題はつまるところ、開かれた社会をめざす国家戦略の不在に、つきあたるのだ。

 開かれた社会を目指した国々の現状⇒スウェーデン総選挙に見る社会民主主義政党の凋落: 極東ブログ

曇り

 雨になるらしい。室温はさほど下がっていないが、外気はヒンヤリとしていた。暑さ寒さも彼岸までを駆け込みにしたようなものだろうか。彼岸花は遅れているらしいが。

 夢。私は20代か30代。雑貨屋の一階のとある一部屋の、40代くらいの牧師に学んでいる。異端のようだがそうした兆候はなく淡々とした教えだったようだが教えの内容は覚えていない。貧しそうな部屋にドイツ語の原書が並んでいる。その翌日だったか、一階で葬式があり、みると牧師のそれであった。ああ、亡くなったのかと思う。心臓発作だったらしい。

2010-09-23

今日の大手紙社説

 話題はいろいろ。地価の話題が読売日経に。ただ、特に心に残ることはない。他も似たような感じ。

日経 春秋

ここは思い切ってビデオの公開で対抗する手もあるが、事件の重要な証拠を捜査中にさらすのは刑事司法の掟(おきて)破りになるから悩ましい。公開すれば「先に手を出したのは」の応酬に白黒つけられるのだが……。

 これはこっそり中国に見せておくのが常套なんだけど、民主党にそれができているかな。

 早々に馬淵さんやらかしているし⇒馬淵国交相 中国副局長の表敬を拒否 「冷静」装う他閣僚と温度差 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

朝日新聞社説 測位衛星―自前でもつ意義見極めを : asahi.com(朝日新聞社):社説

 問題は費用だ。3機の運用だけで10年で2千億円かかるとされる。

 それをこれまで米国におんぶしてもらっていたという発想はなさそう。

朝日新聞社説 asahi.com(朝日新聞社):社説

大阪地検特捜部で起きた押収品のデータ改ざん事件で、「書き換えの可能性」が、地検トップの検事正にまで報告されていたことが明らかになった。

 検事正自身は「覚えていない」と話している。詳細はわからない。

 しかし、データを操作した前田恒彦検事ひとりがその事実を知り、村木厚子元局長の裁判が進む間、ただ抱え込んでいたわけではないようだ。

 同僚や公判を担当する検事にも同様の話が伝わり、「問題ではないか」との意見が一部にあった。それなのに、検事正への報告後も組織として向き合わず、うやむやにされたという。

 不思議な点はまだある。

 元局長が郵便割引制度を悪用した証明書の発行を指示したとされる時期の食い違いだ。6月上旬とする検察側主張に対し、当の検察が改ざん前の押収品に基づいて作った捜査報告書には、証明書が作成されたのは6月1日未明である旨の記載があった。

 上旬に指示があったのなら、文書が先に出来ていたことになり、つじつまがあわない。捜査や公判準備にかかわった検事や事務官はどう考えたのか。

 証拠が相反する方向を示すことはままある。だが、村木さんの無罪の決め手になった矛盾だ。見落としたとすれば捜査のプロ集団としてお粗末だし、気がついていたのなら「自分たちが間違っているのではないか」という冷静な声がなぜ上がらなかったのか。

 これに対して朝日新聞社説は、

 不都合なことを見ない。黙る。

 それは、組織とそこに属する人間がしばしば陥る落とし穴である。日々の社会生活の中で私たちの多くが経験しているといっても過言ではない。

 としている。まあ、村木さんの事件報道について朝日新聞はどうなん?というのはさておき、普通に考えれば、大阪地検がボケカス集団だったというほうが合理的。

 あと昨日Twitterで話したが、そもそもFDに証拠能力があるんだろうか? ないとは言わないけど、それが印字された文書で公判に提出された後、このFDの証拠能力はなんだろう? もちろん、指紋とかDNA鑑定可能ななにかがあるという物質としてはあるのだけど、オーバーライト可能な電子情報に証拠能力があるんだろうか?

曇り

 存外に蒸し暑い。夢に懐かしい同級生が出てきた。あとでぼんやり思うと彼も死んでいるんではないかなと思った。

2010-09-22

今日の大手紙社説

 大阪地検資料改竄が話題。朝日・産経日経が薄い。毎日がよく書けていた。

毎日新聞社説 社説:改ざん検事逮捕 司法の根幹が揺らいだ - 毎日jp(毎日新聞)

 おや、これは存外に良社説

 法廷にはこのFDは証拠提出されなかった。だが、改ざん前のFDデータが印刷された捜査報告書が証拠採用された。結果的にそれが捜査の矛盾を示す格好になり、村木元局長の無罪判決の一因にもなった。

 では、改ざんまでしながら、なぜFDを有罪立証に利用しなかったのか。一検事の暴走とは理解しにくい面もある。上司の指示はなかったのか。特捜部内で他に知っていた者はいないのか。最高検は、徹底的に捜査を尽くすべきである。

 かなり組織的。

 ただし、この現FDは弁護側の請求によったので、そこまでこの社説に含まれていたらかなり良い。

読売新聞社説 押収資料改ざん 地に落ちた特捜検察の威信 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 主任検事は結局、ディスクを元係長側に返却し、公判に証拠提出しなかった。提出されていたら、村木元局長を強引に有罪に持ち込む物証となった可能性もあった。権力の暴走に戦慄を覚える。

 ここがどうも違うっぽい。検察は読み筋が外れてこの失態に及び、しかも失態を組織的に自覚していた臭い。

 さらに特捜部は、正確な最終更新日時のデータを記載した捜査報告書を作成していたが、これも証拠提出しなかった。公判前に弁護側の請求でようやく開示した。

 これら証拠資料の扱いについて特捜部や地検内でどんな議論があったのか、他に改ざんの関与者はいなかったのか、真相を明らかにすべきだ。上級庁の大阪高検、最高検の監督責任も免れまい。

 つまり、そのあたり。

朝日新聞社説 尖閣沖事件―冷静さこそ双方の利益だ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 まあ、基本線は押さえているけど曖昧だな。これ、中国に非があるというか、漁船の領海侵犯は日常茶飯事で、しかも対極的に見れば、ベトナムフィリピンの例でもそうだけど、領海問題の毎度の手順。

朝日新聞社説 証拠改ざん―司法揺るがす検事の犯罪 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 異例に早いな。まあ、予定校を書いてはいたのだろう。ディテールがちょっと甘い感じがする。

晴れ

 明け方は涼しいが今日も暑くなるらしい。まあ、今日を最後であろうか。

 おもしろ夢を見た。野村萬斎オズの魔法使い狂言でやるのである。ブリキの装束で舞う狂言はなかなかのしろものであった。

2010-09-21

これ違うと思うけどな

 ブクマ多し⇒はてなブックマーク - 日本の領有は正当/尖閣諸島 問題解決の方向を考える - しんぶん赤旗

 赤旗への異論はなさげ。

 元⇒日本の領有は正当/尖閣諸島 問題解決の方向を考える

 連合国にまったく言及がないあたりで日共らしさが笑えるといったしろものだと思うが。

 施政権と領有権の差はかなりの日本人がわかってないので、まあ、どうでもいいや。

今日の大手紙社説

 話題は散漫。しいていうと中国の反日馬鹿騒ぎ。

 Twitterを見るとこれが話題⇒asahi.com(朝日新聞社):フロッピーの日付、検察に都合よく 押収資料改ざん疑惑 - 社会

 捜査報告書の存在の重要性に気づいたのは、大阪拘置所での勾留(こうりゅう)中に開示証拠をチェックしていた村木氏本人だった。検察が描いた構図と、上村被告が文書を保存した日時がずれていると、弁護団に連絡した。弁護団は今年1月の初公判の弁護側冒頭陳述でこの証拠を生かして、「検察側の主張は破綻(はたん)している」と訴えた。

 この結果、村木氏の指示について「04年6月上旬」とする検察側の主張と証明書の作成時期が合わなくなり、今月10日の村木氏の判決公判で裁判長は「検察側の主張と符合しない」と指摘した。

 朝日新聞の取材に応じた検察関係者は、「主任検事が同僚に『見立てに合うようにデータを書き換えた』と打ち明けた」と証言した。書き換えの理由を「FDを弁護側が公判に証拠として提出してきたら、公判が検察側に有利に進むと考えたのかもしれない」とみている。(板橋洋佳、野上英文)

 まあ、ひどい話。

 ただ、検察批判の話題性はようするに小沢さんの文脈なんだろうな。

 

追記

 あー、そう誤解するかあ。

 ⇒はてなブックマーク - 今日の大手紙社説 - finalventの日記

logic_master やや残念 小沢がどうしたこうしたなんて言うちんけな話ではなくて、日本の司法制度への信頼を揺るがしかねない事件だと思います。 2010/09/21

 そう思いますよ。なので、Twitter見ていて、そういう話題性(「ちんけな話」)の文脈に流しているツイートが多くて困ったなということですよ。

日経 春秋

木田さんの連載には本の話が多い。「読まなかった日なんて数えることができるくらいだ」と別に書くほどで、若者には「いい本を読んで、深く感じ、深く考えることを学んで」と呼びかける。ドイツの哲人は、良書だけを熟読すべし、とずばり言い切る。なるほど、「読書について」は2度読んでも後悔しない。

 いや、闇屋もするべきでしょう。

日経新聞社説 通貨安競争へ金高騰の警告 : 通貨安競争へ金高騰の警告  :日本経済新聞

 たしかIMFが備蓄の金をもっていたので売っちゃえばいいのでは(放言)。

産経新聞社説 【主張】世界柔道の成功 ルールが導いた原点回帰 - MSN産経ニュース

 タックルまがいの足取り技や抱きつく行為を反則とした新ルールで戦われた大会だった。しっかり組んで投げ合う好勝負や、美しい一本勝ちが多かった。日本10個の金メダルは、その副産物でもあった。新ルールは2年後の12月31日まで適用され、ロンドン五輪もこのルールで戦われる。

 ほぉ。あれがいやで見なくなったからね。

毎日新聞社説 社説:閣僚交流停止 冷静さ欠く中国の対応 - 毎日jp(毎日新聞)

 なんなんでしょうね、この騒ぎ。まあ、中韓ではよくあるのに、これだけ騒げるというのは、侮日感が基盤としてあるでしょうが。

 習近平になにかあったんだろうなとは思うが、見えない。

 まあ、軍を政府側が押さえられないから口実をということかな。打草驚蛇、と。

 つまり、米国東アジア諸国の利益を代弁して公海原則を強く打ち出して中国に迫っているから、とりあえず、いじめがいのある弱そうな日本を叩いてみるの部類、でしょうかね。

 中国としては元レートの問題を抱えているので、日本を少しいじめておく意味はありそうだし。

読売新聞社説 司法修習生給与 混乱を招く民主党の横やり : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 司法修習生に支払われている給与を打ち切ることに、民主党の法務部門会議が、突如として「待った」をかけた。

 修習生や、給与の存続を訴えていた日本弁護士連合会にとっては朗報だろう。

 だが、一度は打ち切りに賛成した民主党の場当たり的な方針転換には疑問符が付く。

 司法試験に合格し、法律家になるために研修を積んでいる司法修習生には、国庫から毎月約20万円の給与が支払われてきた。

 この内閣、弁護士の利権集団みたいなものなんだし。

朝日新聞社説 豪州の新内閣―成熟した関係を深めよう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 カンガルーと大自然の国オーストラリア。その政治をおおった雲がようやく取り払われたようだ。

 出だしで、がちょーん。

 日豪双方の政権とも、いわば仕切り直しでの再スタートだ。成熟したパートナーになるための対話を進め、外交全般で連携を強めてもらいたい。

 対中問題でね。

 しかし、この社説ひどいなあ。他の執筆陣がOK出したのかな。

朝日新聞社説 牽牛子塚古墳―やはり陵墓の本格調査を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 奈良県明日香村にある国史跡の牽牛子塚(けんごしづか)古墳が、飛鳥時代の斉明(さいめい)天皇(594〜661)の墓であることがほぼ確実になった。

 斉明天皇自体実在したんだろうか。いや、この墓は王家には関連するだろうが斉明なんだろうか。墓誌とか出てくるかな。

晴れ

 朝はだいぶ秋めいてきた。未明に目が覚めて、寝られないかと思ったが寝た。夢をみたようだが忘れた。

2010-09-20

今日の大手紙社説

 日経を除いて敬老の日と不明高齢者のヨタネタばっかり。

 老人が住みやすい社会にするなら、老人が自立するのにコンビニを活用するようなビジョンがよいと思うがね。老人向けのセブンミールみたいなものを地方が補助すればよいのに。

朝日新聞社説 14億人の貧困―「最小不幸社会」めざして : asahi.com(朝日新聞社):社説

 貧困国からの視点に見えながら典型的な富裕国の上から目線の議論。貧困国がどう自立するか、彼らはどう行っているか? 普通に考えたら日本の農産物関税を下げることじゃないのか。

朝日新聞社説 高齢ニッポン―支え合いの再構築を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 議論がめちゃくちゃ。数値の扱いが議論とかみ合っていない。

薄曇り

 パンが多少古くなった感じがしたのでフレンチトーストにと思ったら卵が切れていた。じゃあとセブンに行ってみる。秋の気配はあるにはあるが、まだ蒸し暑い。ヤブガラシヨウシュヤマゴボウが見えた。ああ、そうであったなと思う。

 セブンではタバコのセールをしていた。来月から値上げということだ。ぼうっとしているとややうらぶれた感じの老人がぬっと店内に来て前の私を無視して店の人に今日は競馬はあるかときいていた。店の青年はさあどうでしょう。競馬新聞はどうでしょうと答えていた。なるほどこれが敬老の日の風景か。

2010-09-19

これだけど

 ⇒はてなブックマーク - asahi.com(朝日新聞社):ビキニの「死の灰」、世界122カ所に降った 米が観測 - 社会

ahmok 政治経済社会 アメリカ酷いなあ。情報出てくるだけまだいいんだけど。 2010/09/195 clicks

 ちなみに、アメリカだけではないんですよ。

お台所風景とかもすごい頑張りすぎなんだがね

 これ見て思った⇒はてなブックマーク - ゲゲゲのスタッフががんばりすぎな件。 #gegege on Twitpic

 ちなみに、あの冷蔵庫、うちにもあった。電子レンジも同じ。以下、あれもこれも、同じだった。醤油差しなんか泣けた。

今日の大手紙社説

 押尾被告判決が話題。特にどってことはないのだが、小沢関連での過剰な裁判制度への用語が鼻につく感じ。

日経 春秋

1969年東京を描いた庄司薫青春小説では、デートも買い物も舞台は銀座。70年代「ぎんざNOW!」なる若者向け番組も三越から生放送していた。

 みゆき族みゆき族 - Wikipedia

毎日新聞社説 社説:押尾被告判決 冷静に判断した裁判員 - 毎日jp(毎日新聞)

 今回の裁判は、いわゆる「密室」での犯行が問われ、判断が極めて難しいケースでもあった。最大の争点は、被告が早く119番すれば、合成麻薬を使用して容体が急変した女性を救えたかどうかだった。

 この点について、証言台に立った医師の証言は「9割以上の可能性で救命できた」「救命可能性は30〜40%程度」と分かれた。判決は、救命可能性について「一定程度あったが、救命が確実だと立証されたとは言えない」と判断した。結果的に、保護責任者遺棄致死罪の成立は認めず、保護責任者遺棄罪の適用にとどめた。

 「疑わしきは被告の利益に」との刑事裁判の原則にのっとった結論だと言える

 最後の一文の毎日新聞社の見解は間違っているのだが。

 無罪の推定というのは「「・・・立証されたとは言えない」と判断した」ら自動的に決まること。

朝日新聞社説 押尾被告判決―市民の力が発揮された : asahi.com(朝日新聞社):社説

 市民の力を信じる――。

 ごく当たり前の話なのに、それを軽んずる姿勢が、社会的立場の高い人の言動に垣間見えることがある。

 社会的立場が高いかわからんが⇒Twitter / きっこ: つまり誰でも押尾と同じ状況になったら「救急車など呼ば ...

朝日新聞社説 脱・就活―「新卒一括」を変えよう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 いつも思うんだけど、そういう朝日新聞社はどうなんだろ。自社の改善の話を書けばいいのに。

薄曇り

 朝の外気はヒンヤリしている。明日も休日なのか。

2010-09-18

今日の大手紙社説

 新内閣の話題が多いが、意外と読ませるものはない。朝日新聞社説はよかった。

日経新聞社説 人民元に募る米国の不満  :日本経済新聞

 中国人民元の対ドル相場の大幅上昇を認めないため、ドル安につれ人民元も円に対し下がってきた。韓国もウォン売り・ドル買い介入などで人民元に対するウォンの過度の上昇を抑え、結果として円が独歩高となった。日本が円売り介入に踏み切った根底には人民元の問題がある。

 日本の介入について米議会欧州では批判の声が出たが、ガイトナー長官をはじめ米財務省や米連邦準備理事会(FRB)の関係者は沈黙している。日本の米国債購入が米国の金利を抑える効果を歓迎しているためとみられるが、焦点は円より人民元だとみているからでもあろう。

 ガイトナー長官は11月にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合で「中国の不均衡是正」を主要議題にする考えを示した。一方的な圧力には強く反発する中国も、多国間の枠組みであれば柔軟な対応を示しやすいと期待しているようだ。

 中韓をはじめとするアジア諸国の通貨安政策に不満を示していたブラジルなど中南米途上国は、日本の介入で一段と反発を強めている。人民元をめぐるあつれきは、いよいよ世界的な様相を呈している。

 そういうこと。よくまとめてある。

朝日新聞社説 改造内閣発足―「チーム菅」構築できるか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 この件では朝日新聞と私は同意見ですね。

 この判断の背景には、政権交代後の迷走に次ぐ迷走があるだろう。

 第一に、首相も政務三役も政権運営、政策遂行に不慣れだった。

 第二に、独断専行を政治主導だと誤解した政治家が少なからずいた。

 第三に、各省庁間の利害を調整し、決定する仕組みが機能しなかった。

 最後は首相が決断するにせよ、あれもこれも抱え込めはしない。官房長官ら枢要な閣僚と、幹事長ら党首脳が、緊密な合議を通じ執政をリードする「チーム菅」の構築が必須である。

 その意味で、玄葉光一郎政調会長に国家戦略相を兼務させたのは適切だ。

 国家戦略室に、政策の企画立案機能に加え総合調整機能を担わせるのか。官房長官との役割分担はどうするか。

 人事の成否は、固めた陣容をどう運用するかにかかっている。

 政調機能がないとね。

晴れ・ログイン

 それなりに暑い。このところインスタント・コーヒーを飲む。少し進歩しているみたいだった。

2010-09-17

ブログサバト

 かくして金曜日。

 円介入についてブログに書くかも。

今日の大手紙社説

 岡田さんの幹事長起用が話題。まあ、そうなんだがとくに読むべき内容はなし。

 読売がブルカ禁止問題を取り上げていたが、まあ、スカ。

 社説がつまらんな。

曇り

 蒸し暑い。なかなかせわしなく読書もままならぬ。八百屋黄桃があり食ってみたらうまかった。新しい品種なのだろうか。

2010-09-16

今日の大手紙社説

 円介入が話題。まあ、それはそうなんだが日銀の動向がまだはっきりしない。「ほーら、効果は限定的でしょ」デモンストレーションかもしれない。

日経 春秋

沖縄は去年に比べ人口が6千人増えた。島根は7千人減り、その分お年寄りの割合が増えた。逆転の一因はそこにある。長寿県といえば住民が長生きできるとの意味だろうが、この数字、例えば若者が県を離れて人口が減っても上がる。喜ばしいことではなかろうに。そう言いたくもなる。

 そう報道されていて、それ自体は間違いではないのだが、反面沖縄では、中年以降の男性の寿命が短くなってきているのですよ。

 2002年ですら⇒長寿県沖縄に暗雲、男性平均寿命26位に急落 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

日経新聞社説 政府・日銀は円売り介入の効果高めよ  :日本経済新聞

 仙谷由人官房長官は15日、「82円が防衛ラインか」との問いにその水準を事実上肯定したが、不用意に過ぎる。1月にも財務相に就任した際に菅氏が具体的な相場水準に言及したことがあった。市場に投機の機会を与えかねないと心すべきだ。

 これ、大変な失言だったのだけど、それほどには追究されませんね。

 民社党政権になってから、ええっ!?と思われるような要人の失言がスルーされているのは不思議な感じがする。

毎日新聞社説 社説:円売り介入 真の通貨戦略が必要だ - 毎日jp(毎日新聞)

 おお、毎日新聞、先手を打ってますな。

 そこで追加拡充ではなく、国債の買い入れ額を増やすよう求める声が高まるかもしれない。だが、日銀は国内総生産(GDP)比で、すでに米連邦準備制度理事会の3倍にあたる国債を購入している。残高ベース(GDP比)でも米国の2倍だ。これ以上、増やすことは中央銀行の財務の健全性上、望ましくない。

 それをいうなら国が資産持ちすぎているから借金ができる構造をなんとかしたほうがよいのでは。

朝日新聞社説 円売り介入―菅政権が「意地」を見せた : asahi.com(朝日新聞社):社説

 日銀の白川方明総裁は介入を受けて「強力な金融緩和を推進する中で、今後とも潤沢な資金供給を行っていく」との談話を発表した。介入で市場に出回った円資金を吸収しない「非不胎化」で日銀が金融緩和を徹底するのであれば当然だろう。何より政府と息の合ったところを世界各国と市場関係者にアピールすることが大事だ。

 現状ではまだ非不胎化かは明確には見えてこないが、いくらなんでもという雰囲気ではある。

 白川学⇒介入の非不胎化は日銀のリップサービス−効果は疑問、一段の圧力も - Bloomberg.co.jp

         1999年の非不胎化論争の亡霊

  実際、白川方明総裁は著書「現代の金融政策」で「不胎化と非不胎化の区別に意味はない」と繰り返し説明している。介入の原資となる円資金は日銀がいったん国庫短期証券(TB)を引き受けて供給するが、政府はその後TBを新たに市中で発行し、日銀が引き受けた分は速やかに償還されるため、日銀の「当座預金に対する影響は中立的であり、介入は自動的に『不胎化介入』となる」という。

  重要なのは、非不胎化かどうかの区別ではなく、日銀が金融緩和を行うかどうかであり、白川総裁もこう述べている。「そもそも『不胎化介入』と『非不胎化介入』を区別する基準自体がはっきりしないため、為替市場介入の『不胎化介入』と『非不胎化介入』を議論することは、金融政策の運営方針の変更を議論することと同義になる」。

  日銀は1999年9月21日の声明で非不胎化に言及し、「実体的な効果がなくとも、市場が追加的資金供給に何らかの期待を持っていれば、それを利用してみてはどうかとの考え方もある」が、そうした方法は効果があっても一回限りで長続きしないし、「目的と政策効果についてきちんと説明できない政策をとることはできない」と表明した。

         外国人投資家向けのメッセージ

  こうした頑な姿勢に批判が集まったことを受け、日銀は同年12月1日の総裁談話で「介入資金も利用して豊富で弾力的な資金供給」を行っていると表明した。野田忠男審議委員が15日の会見で「日銀としては、この介入の資金も視野に入れながら潤沢な資金供給を行っていくことになるのではないか」と述べたのも、これを踏襲している。

  今回、介入の非不胎化をめぐる報道が相次いだ背景について、みずほ証券上野泰也チーフマーケットエコノミストは次のように推測する。03年から04年にかけて大量介入と日銀の量的緩和が同時並行的に行われていた際、「介入の効果を少しでも増幅するため、介入資金の非不胎化が行われているかのようなメッセージを、もっぱら外国人投資家を意識して発信していたことの再現を狙ったものだろう」。

  もっとも、日銀が当初主張していたように、こうした手法は効果があっても、一回限りで長続きしない可能性もある。武藤氏は「今回の介入の賞味期限が切れ、継続的な円安トレンドが形成されておらず、日銀当座預金残高もさして増えていないような状況が明らかになるにつれて、再び日銀には追加緩和圧力がかかってくる」とみる。

 朝日新聞社説に戻して。

 やはりここは内需をテコにした明確な景気回復経済成長の戦略を急いで具体化するほかない。これは円高を助長する日本のデフレ体質を改める王道でもある。菅首相は、続投を足がかりに成長戦略への取り組みを一刻も早く再起動させねばならない。

 違うんだが。

 朝から雨というのは久しぶりに思う。ひんやりとする。

2010-09-15

今日の大手紙社説

 菅首相続投がテーマだが意外と読ませる社説はなかった。

 すでにブログでも書いたが、小沢さんの勢力は国会外では、地方議員票がわかりやすいが、6対4くらいであった。これがサポーターと党員では総取り方式でなだれを起こし、この情報が間接的に伝わって翌日の国会議員に勝ち馬雪崩を起こしたのだろうと思う。国会議員の小沢さんの支持者はグループを超えると少ない。そのあたりの曖昧な層の取り込みが失敗し、世論勝ち馬現象が起きたというのが実際のところだろう。

 これがポピュリズムの風景であるとするなら、小沢さんの意義は依然残ることになる。

曇り

 昨晩は雷があった。ちょうど薄暗い部屋で瞑目してプラナヤマをしていたら眼窩に光るものがあり、なんだと思ったら雷鳴があった。

2010-09-14

今日の大手紙社説

 名護市議選が話題。まあ、それはそうでしょう。

 それと当然ながら今日の首相決定。朝日が妙に必死なのはなぜなんだろう。

毎日新聞社説 社説:代表選きょう投票 政治資金問題 疑問は積み残された - 毎日jp(毎日新聞)

 小沢氏の資金管理団体による土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件では、小沢氏から4億円を借り入れながら返済分を含め政治資金収支報告書に記載しなかったとして、元秘書が起訴されている。小沢氏は代表選を通じ、東京地検が容疑不十分で自身を不起訴としたことを踏まえ「結論が出ており、何の一点もやましいことはない」と強調した。

 だが、さまざまな疑問は結局、積み残されたままになった。土地購入の原資をめぐる小沢氏のこれまでの説明が「銀行からの借り入れ」「個人資産」など転々としたことや、「実務は秘書に任せていた」との主張について、私たちは一層の納得いく説明が必要だとこれまで指摘してきた。今回、小沢氏が疑問を進んで解消したとは言えまい。

 現状の枠組みは政治資金規正法だからそもそも原資には触れていない。このあたり、昨今の小沢支持のみなさんは知ってか知らないか変な議論をしている。

 投票の直前には両候補による演説が行われる。政治資金問題への姿勢こそ、両候補とも避けて通れないテーマのはずだ。特に小沢氏は国会で説明責任を果たすことを最低限、確約すべきである。

 ここも笑うところかな。

朝日新聞社説 名護市議選―重い民意が加わった : asahi.com(朝日新聞社):社説

 しかし、明確に移設反対を主張し続ける市長が、議会で安定した基盤を確保した。菅直人首相は選挙結果を重く受け止めるべきだ。

 笑える。

 信頼回復は言葉だけではできない。ひとつひとつ共同作業を積み重ねるしかない。

 それをそれなりにやってきたのが自民党だったのだが。

朝日新聞社説 再び民主議員へ―新しい政治を突きつめて : asahi.com(朝日新聞社):社説

 なんだろこの雰囲気。妙に必死だが。

 民主党代表選の投開票日を迎えた。

 私たちはこの選挙について、繰り返し疑問を投げかけてきた。

 まず、政権交代時代の党首選びとしてふさわしいありようなのかどうか。

 20年来の政治改革がめざしたのは、有権者が総選挙を通じ直接、政権党と首相を選ぶ仕組みである。政権党が、民意と無関係に首相の座をたらい回しにする政治との決別を意味する。

 今回、小沢一郎前幹事長が勝てば、1年で3人目の首相になる。自民党のたらい回しを批判してきた民主党としては、およそ筋が通らない。

 第二に代表選を実施するにしても、小沢氏の立候補は理解しにくい。

 わずか3カ月前に政治とカネの問題で、鳩山由紀夫前首相とダブル辞任したばかりだ。強制起訴となるか否か、検察審査会の判断を待つ身でもある。

 最高指導者たろうとするにしては、けじめがなさすぎるのではないか。

 きょう投票する民主党国会議員は、今回の代表選が置かれた以上のような文脈をよくよくわきまえて最終判断してもらいたい。

 露骨だなあ。

 どうでもいいけど、この文体、戦時下的。

晴れ

 どういうわけか寝汗をかいて未明目覚め、ぼんやりと夜風に当たる。まあ、涼しくなってきたのになと思う。しばらく音楽を聴いて、ぼうっとしていた。

2010-09-13

新聞休刊日

 ネタもないんじゃないかな。

曇り

 蒸し暑い。昨日の泳ぎは軽かったので筋肉痛はなし。

2010-09-12

今日の大手紙社説

 特になしかな。毎日新聞社がれいのワシントン・ポストの記事を引いているけど。

一方、米紙ワシントン・ポスト(電子版11日付)は特に日米関係の観点から日本の短命政権と小沢氏の代表選当選に懸念を表している。同氏が最近、米国人を「単細胞」と表現したことを受け、見出しは「単純なアメリカ人が気にした方がよさそうな日本の選挙」だ。

 見出しは、「'?Simple-minded' Americans might want to pay attention to Japan's election」

 '?Simple-minded'を「単純」と訳しているけど。

 ⇒devoid of subtlety : unsophisticated; also : foolish : Simpleminded - Definition and More from the Free Merriam-Webster Dictionary

devoid of subtlety : unsophisticated; also : foolish

 「お馬鹿」という含みが強い。

日経新聞社説 核心を射抜けなかった日印貿易合意  :日本経済新聞

 EPAは、モノの関税の撤廃だけが目標ではない。人材の行き来を盛んにするなど、将来の経済連携の姿を先取りして枠組みを築いてこそ、意味があるはずだ。インドが日本に求める規制改革は、交渉上の取引材料になるだけでなく、日本の国内経済を元気にする効果もある。

 民主党政権はマンションの建て替えなど100項目の規制改革を、経済対策に盛り込んだ。それはよいが、EPA交渉を進展させるうえで何が必要かといった戦略的判断が欠けているとしたら、惜しまれる。

 まあ、この状況下で岡田さんよくやっていると思うが。

毎日新聞社説 社説:無利子国債 国が損をするだけだ - 毎日jp(毎日新聞)

 日銀は市中に出回っている現金に見合った形で国債などの資産を保有している。無利子の現金を発行して、金利の付く国債などを購入しているわけで、それによって得られた利益は国庫に繰り入れられている。無利子国債の発行で現金が減れば、通貨発行による利益も、減少する。

 一方、無利子国債を買う側からすると、失われる金利収入を上回る相続税免除のメリットがないと意味はない。国とたんす預金の保有者のどちらが損をするのかというと、利払い費を上回る相続税収入を失いながら、通貨発行益も減少する国の方ということになる。

 無利子国債の発行は、国に不利に働く。それなら、普通の国債を発行すればいいということではないか。

 率直なところ腑に落ちるものではないが、これはこれでそういうことらしい。

朝日新聞社説 追加経済対策―新成長戦略の第一歩に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 成長戦略を進めるため、首相や主要閣僚、民間有識者が参加する「新成長戦略実現会議」が発足したことも評価したい。政策の方向性がぶれないよう監視し、省庁に確実に実行させ、政策の事後チェックをして軌道修正する。小泉政権の経済財政諮問会議のような役割を担ってほしい。

 経済財政諮問会議は、表向きには鳩山政権の成立で「役割を終えた」とかされているのだけど、その理由は「国家戦略局(室)」があるから。ところが、これついに存在しなかった。政治主導確立法案も廃案になっているから、単に、経済財政諮問会議を開けばよいのですよ。

晴れ

 朝も次第に暑くなる。

2010-09-11

今日の大手紙社説

 村木元局長無罪が話題。それとゴーちゃん銀行のペイオフが話題。後者はほぼ理想的な形でペイオフができたという安堵感が当局にありあそう。

 前者については当時のエントリ⇒郵便不正事件、厚労省局長逮捕、雑感: 極東ブログ

日経新聞社説 全面敗北を喫した特捜検察 : 全面敗北を喫した特捜検察  :日本経済新聞

 日経新聞も同じだが、これが一番読み応えがある。

単に有罪立証に失敗したのではない。特捜検察が従前から、被告側の主張を破る決め手の証拠に使ってきた捜査段階の供述調書を、裁判所がほとんど全面的に排斥した結果の無罪である。検察は控訴を断念し、むしろ捜査経過と取り調べ実態の厳密な検証を急ぐべきだ。

 検察の起訴の支えは、村木被告の犯行関与を認めた、他被告や厚労省関係者の供述調書だった。その関係者らが法廷証言で次々に供述を覆すと、検察は供述調書43通を証拠として申請した。ところが裁判所は、うち34通を「検察官の誘導があった」と判断し証拠採用しなかった。

 証拠になった調書についても、内容の信用性(真実性)を子細に点検し、判決でその大部分を「事実と反する疑いがある」「不自然」「信用性が高いとはいえない」「客観的証拠による裏付けのない供述調書は、内容に具体性、迫真性があるようにみえても、信用性は大きく低下する」と結論づけた。

 まあ、そういうこと。

朝日新聞社説 村木氏無罪―特捜検察による冤罪だ : asahi.com(朝日新聞社):社説

それとともに報道する側も、より客観的で冷静なあり方を考えたい。

 こっそり朝日新聞は報道を反省しているのかな。

晴れ・ログイン

 今日はまた暑くなるらしい。

2010-09-10

ブログサバト

 だいぶ秋めいてきた。

今日の大手紙社説

 自民党三役のすげ替えも話題。まあ、谷垣さんよくやったなとは思うし、小池さんも我慢しがいがあったとも言えるが、社説的には読むべき内容はなし。朝日と読売が酷似していてきもいなくらい。

 コーランを燃やすの話は、朝日と毎日がリベラルとお声が掛かりとしゃしゃり出て馬脚というところ。いわゆるリベラルはイスラムに寛容を説きながら実はキリスト教徒側にしか立っていないという偏見があぶり出る。

 社説は明日だろうが、ゴーちゃん銀行がペイオフ。初ペイオフらしいが、対象者も少なく、この銀行も孤立していることからさしたる問題はない。まあ、しかるべくしてそうなったとは言えるのだけど。ブログの世界から見ても、ちょっと風流の感はあり。

日経 春秋

画面に表れては消える言葉の数々。答えは出なくても不思議と心は安らぐ。現代の人工知能の先駆けとされる「イライザ」である。

 これね、間違いとも言えないけど、ワイゼンバウムが人工知能と結びつけられたのはELIZAのエフェクトからなのな。

 ⇒コンピュータ・パワー―人工知能と人間の理性: ジョセフ・ワイゼンバウム, 秋葉 忠利

 サイエンス的にはELIZAは人工知能ではなく、インタフェースやインタラクションのほう。

日経新聞社説 携帯向け新放送の認定に疑問がある

 総務省の電波監理審議会が携帯向けの次世代放送にNTTドコモなどが推す「マルチメディア放送」を採用すべきだと答申し、原口一博総務相がドコモグループに免許を交付した。地上放送のデジタル化で空く周波数を使い、映像や音楽などを有料配信するにあたって、1グループだけを選んだことには疑問がある。

 新しい携帯放送には、放送業務を行う受託事業者と、その上で番組を流す委託事業者があり、今回選んだのは前者のほうだ。受託事業者は放送設備を第三者に開放する義務があり、審査ではどれだけそれを安く提供できるかが焦点となった。

 ドコモ方式は既存の放送設備を使い、大出力で広範囲に配信する技術で、フジテレビジョンなど民放大手が開発した。一方のKDDI陣営の「メディアフロー」方式は米クアルコムの技術で、受信感度が上がるよう基地局を多数設ける。米国ではすでに電話大手が採用している。

 へえというくらい。

 原口さんかあ。関係ないけど小沢支持というなら辞表を先に出せよ、おまえさんを任命したのは菅さんだよ。

産経新聞社説 【主張】民主党代表選 小沢氏の国家観は危うい - MSN産経ニュース

 何かと読むといきなり呆れる。

 民主党代表選で、小沢一郎前幹事長はこれまでほとんど争点にならなかった「国のかたち」をめぐる問題に言及した。

 一つは、皇位継承を男系男子に限っている皇室典範について「男系の男性にはこだわっていない」と述べ、女性天皇を認める考えを示したことだ。過去に女性天皇は在位したが、全員が父方の祖先天皇を持つ男系だった。女系を認めるのはその歴史を根底から変えることになり、重大な問題だ。

 天皇家という特定のご一家のお家の事情がどうして国家観につながるのか。あほー。

 日本国憲法が規定しているのは天皇というもの役割、もっというと政治に出てくるなよ歴史の遺物、というだけのこと。誰が天皇になるかについては、皇室典範に任せられており、皇室典範は天皇家が考えればよいこと。明日から養子にしますでも「公」の法的にはなんら問題ないはず。っていうか、天皇家ってけっこう養子を取っているのだが歴史的に。

 まあ、ネタはさておき、右派がこの手の問題に拘泥しているというのは、伝統に価値を見出す保守にとっての危機ということなんだが。

朝日新聞社説 米国とコーラン―寛容を取り戻すとき : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これね。軽い気持ちで書いてしまったんだろうと思うが。

 米フロリダ州の小さなキリスト教会が、イスラム教聖典コーランを焼こうと呼びかけている。今年の9・11の日に「邪悪な宗教」であるイスラムの危険性を知らせるのだそうだ。

 コーランの教えを信ずる人たちからどれほどの反発を招き寄せるか。だれもが想像できることだ。

 「「邪悪な宗教」であるイスラムの危険性を知らせる」は事実かどうか(そういう言明があったかどうか)ちと疑問。だが、イスラムの反発を招くは必定。で。

 自由で寛容な社会の構築は、米国の建国の原点である。初代のワシントン大統領は「米国は偏狭な価値観を認めず、迫害を助長することもない」との言葉を残している。教会の計画がこの理念に反するのは明らかだ。

 米国とイスラム世界との亀裂が広がることは避けねばならない。教会は今すぐ計画を撤回してもらいたい。

 これね、そのとおりなんですよ、なんだけど、同じことはイスラム側にも言えて、キリスト教徒が嫌だということをなぜするの?ということ。

 この問題、法的には存在していない。イスラムセンターを建築してもよいし、コーランを焼いてもよい。なぜいけないかというと、品位の問題。それを提起するという意味合いもある。キリスト教徒側のこういうやり方は下品極まるけど。

 世界貿易センター近くにイスラム教のモスクを建設する計画が住民の反対で暗礁に乗り上げている。異文化への理解を進める計画だが、9・11テロの被害者家族からは「息子の思い出への侮辱だ」という声が上がっている。

 中東西アジアを中心に、イスラム教徒は世界に十数億人いるとされる。移民社会の米国にも数百万人が住み、数多くのモスクがある。宗教は異なるが、同じ社会に住んでいるのだ。

 だったら、場所を変えたら、ということ。ニューヨーク市長もそのあたりを落としどころにしてほしかったようだ。

 いまやイスラムとの共存なしには、米国はもちろん、世界の安全や繁栄はありえない。

 オバマ大統領は昨年、カイロ大学での演説で、コーランとユダヤ教の律法タルムード、キリスト教の聖書を引用し、「世界の人々はともに平和に暮らすことができる」と呼びかけた。

 狭量な考えを排し、異なる文化を受け入れる寛容と度量をもつ。米社会はそんな伝統を取り戻してほしい。

 であれば、イスラムの指導者たちが、なぜあそこにセンターを作るのか。その意味は共存と平和なのだと語っているのかというと、それはなさそうに見える。

 朝日新聞は、ようするにキリスト教徒側の視点での、一種の転倒された優位を語っているにすぎないんですよ。そうでなければ、イスラム側があそこにセンターを作ることで、キリスト教徒たちの思いをどう考えるかという、そちら側の心情も配慮できるはず。

 誤解されるとなんだからいうと、私としてはセンターを作ろうがコーランを焼こうが「公」においては無問題。勝手にしたらということ。で、コミュニタリアン的に問題があるというなら、まさにコミュニタリアン的に話し合い、合意を探るべきなんじゃないの、くどいけど問題というなら、ということ。それは一義には、センターを作りたいイスラム側がキリスト教徒に、その意義が平和と愛であることをきちんと説明することだろうと思う。

 

追記

 ⇒はてなブックマーク - 朝日新聞社説 米国とコーラン―寛容を取り戻すとき : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記

dekaino かなり変。NY市がキリスト教徒しかいない街ならともかく、NYは全米で一番キリスト教徒の住民比率が低い土地。NY州にはイスラエル本国のユダヤ人より多数のユダヤ人が住んでるくらい。911犠牲者にはムスリムもいたんだよ 2010/09/1021 clicks ☆(blackdragon)☆(drnrvr)☆(morimori_68)☆(lightsider)☆(david_rice)☆(band_alpha)☆(fujiyama3)☆(Bouncyball)☆(gui1)☆(zionz)

 数は問題ではないですよ。数を問題にするdekainoさんの議論では多数という別の問題をになります(キリスト教徒が少ないなら問題はない、わけではないでしょう)。そして、「911犠牲者にはムスリムもいたんだよ」はどういう意味を持っているのでしょうか? おそらく私に向けて異論を語っているおつもりなのでしょう。しかし、問題はそういう私とdekainoさんの間にはないのです。私はセンター設立にまったく反対していません(それをなすためにはどうしようという前提なのです)。であればdekainoさんの言葉は当地の、このセンター建設を深いに思う人たちへとなるでしょう。わかりますか? センターに、「我々もまたキリスト教徒もムスリムもいた911犠牲者を追悼する」といった趣旨があるのでそれをより明確にする世論を形成するようにすればよいのです。そのような対話をして、人びとの宥和をはかればよいではないですか。

tari-G これはひどい モスク建設は完全に自明の自由なので説明責任などない。イスラム側にまず説明責任があるというのはそれこそ差別/それより朝日は、まず自ら「クルアーン」と呼ぶことからはじめろ。 2010/09/11

 これはけっこう表層的な誤解。私は説明責任などあるとは思っていませんよ。法的にまったく問題ないと述べています。「イスラム側にまず説明責任があるというのはそれこそ差別」はまったくの失当です。

yoshikogahaku この二つが併置されるのもリンクされるのも政治化されただけでしょ。モスクなんてそこら中にあるし、攻撃的意図で建てる奴はいないわな。焼くのは明白に嫌がらせでしょ。それとも寒いから焼くの? 2010/09/11

 政治化しないためにコミュニタリアン的な対話が望まれるということ。「モスクなんてそこら中にある」は当然というか国防省内にも礼拝所がある。「攻撃的意図で建てる奴はいないわな。焼くのは明白に嫌がらせでしょ。それとも寒いから焼くの?」といった主観からは、コミュニティの宥和が難しいということ。

 さて。

 私は思うのですが、私はイスラム教に改宗してもいいかなと思ったことがあります。愛と平和の宗教としての憧れがあるからです。ムスリムがイスラムの教えと行動を通して世界に愛と平和を伝えることに敬意を持っています。そういう視点からすれば、ニューヨークの人びとアメリカの人びとにもそれをできれば上手に伝えるべきではないかと思うのです。

 ではここで一曲⇒YouTube - Yusuf Islam - Don't Let Me Be Misunderstood (Live Yusuf's Cafe Session 2007) + Lyrics

晴れ

 少し秋めいてきており。明け方、どこからテレビの声が聞こえるような気がする。些細な音なのでどうでもよいが、あるいは外の車が大きな音を立ているのだろうかと起き上がり見回すと、ない。そして聞こえなくなる。ああ、幻聴ってやつかなとがっかりする。まあ、冷静に考えれば夢の続きのようなものではあるのだろう。

 夢に昔の人が出てきた。いろいろ愛憎もありやっかいな人ではあったというか私がそうだったとも言える。夢では随分親しげに私に話しかけてきた。目覚めてから、もしかしたら彼は死んだのではないかなと思った。

2010-09-09

今日の大手紙社説

 ムネオさん最高裁判断と中国の領海侵犯話。まあ、特にどういうという議論はなし。

日経 春秋

ところが、ホメオパシーなる代替療法の世界ではそれが「病気を治す」らしい。植物や鉱物を100倍に希釈する作業を30回ほど繰り返す。いわば「那由他」倍に薄まるわけで、その水を染み込ませた砂糖玉を飲むのだという。

 ホメオパシーには軟膏とかもありますよ。

 ⇒A homeopathic ointment preparation compared with 1... [Explore (NY). 2005] - PubMed result

 戻して。

メリケン粉でも薬と信じれば病が癒えることがあるから、心理的な効果は期待できるかもしれない。

 誤差の範囲だけど、ホメオパシーはちょっとプラセボより高い。

 ⇒抗鬱剤は中度から軽度の鬱病には効かないという話: 極東ブログ

 ちなみに⇒はてなブックマーク - rhatterのブックマーク - 2010年3月7日

rhatter うわ、こんな印象操作する人なんだ。「ホメオパシーを肯定する論文を精査してもプラセボを越える効果は出ない」のがシャンの論文でしょ。「代替治療のトリック」のどこにも「似たような結論」なんて書いてない。 2010/03/07 ☆(Zarathustra1951-1967)☆(synonymous)

 いえ、印象操作なんかしてませんよ。シャンの論文についてシンは「平均してみると、ホメオパシーには、プラセボに比べてごくわずかながら効果が認められたのだ」と述べていますよ。きちんと「代替治療のトリック」を読みなさいな。

しかし「どんなに薄めても水が物質の存在を記憶している」と聞けば戸惑ってしまう。危ういのは現代医学を疑う信奉者がいることだ。

 ところがノーベル賞受賞物理学者がその主張を排除していませんよ。Brian David Josephsonです。そこでだからこそ、これは実験されて、ほぼ否定されました。最初から疑似科学だと決め込むこともまた疑似科学的な態度。

 これね⇒Water memory - Wikipedia, the free encyclopedia

 で、戻して。

危ういのは現代医学を疑う信奉者がいることだ。

 これが意味不明なんだけど、ある時点の現代医学は常に最新の知見で疑われていますよ。

 もいちど⇒抗鬱剤は中度から軽度の鬱病には効かないという話: 極東ブログ

 戻して。

新生児に必要なビタミンKを与えず、砂糖玉を飲ませる助産師も少なくない。

 これなんだが、少ないと思うのだが、実際の統計はどうなのか。そのあたり、ジャーナリズムはネットの放談ではないのだからきちんと数を追うべきではないのかな。

 あと日本の代替医療の場合漢方が問題。類似の分野でいうと⇒ツムラ漢方スクエア 漢方服薬指導Q&A

 漢方薬の認可は、伝統薬ということで一括されたため、有害性が十分にわかっていない。上のリンクも、現代医学の説明と漢方とが不用意にごちゃごちゃになっている。

 話戻して。

それでもじわじわと浸透しているのは、医療や病院のありようへの不信が根強いからでもあろう。那由他のもっと先の単位は10の64乗で「不可思議」という。そういう謎めいた境地に人々を迷い込ませないよう、医学も医療も責任は重い。

 つまりそういう問題、「医療や病院のありようへの不信」が根にある。それに対して、現代医学に信仰を持てというのもありといえばありだけど、ホメオパシーなんか不要にするような医療制度を市民がどう作るかということが課題。

 たとえば現代医学的に効果がある抗がん剤の公的補助で他が逼迫するときどこかで線引きが求められてしまう。では、その線引きがあるということは、外されて途方に暮れるけど、プラセボで我慢しなさいという部分も出てしまう。そういう問題こそ問題。

日経新聞社説 虚しく響いた国策捜査批判

 民主党は、実刑が確定して議員の身分を失う事態が十分に予想できたにもかかわらず、野党の反対を押し切って鈴木議員に衆院外務委員長の要職を与えた。その責任をどう考えるのか説明する必要がある。

 そこはなんとかしないといけないでしょうね。

毎日新聞社説 社説:民主代表選 「普天間」問題 危険除去の具体策示せ - 毎日jp(毎日新聞)

 普天間民主党代表選の論点の一つである。小沢一郎前幹事長は、日米合意を尊重しつつ、沖縄、米政府と打開策を話し合うと主張する。ただ、自らの案はないと言う。「話し合い」に重点を置き、その結果しだいでは「県外・国外」移設も排除しない考えのように受け取れる。

 話し合いは当然だが、沖縄と米国の合意が得られなければ普天間は存続することになる。その場合、周辺住民の危険性除去にどう取り組むのか。具体的に語ってほしい。

 ⇒Editorial - Japan’s Leadership Merry-Go-Round - NYTimes.com

Reinforcing close relations with the United States is also important. Mr. Kan has promised to move forward with a long-debated plan to relocate an American Air Force base on Okinawa. Mr. Ozawa wants to reopen negotiations ― yet again. He needs to reconsider that unrealistic position because he admits he has no alternative proposals and the Americans are certain to balk.

読売新聞社説 鈴木議員収監へ 確定する口利き政治家の罪 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 早かったなと思った。

 最終的な司法判断が出てなお、検察との対決を口にする鈴木議員の姿勢は、到底国民の理解を得られまい。

 まあ、本人や支援者はそれでいいし、私も彼は有罪なんかなという疑問は残る。

 とはいえ、最高裁の判断が出た以上、それを前提に考えるのが市民社会というもの。

朝日新聞社説 円高ドル安―もう「恐怖症」を超えよう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 なんかのネタかと思った。

 しかし、世界全体に対する円相場の変化を示す実質実効為替レートでみれば、過去25年の平均あたりだというデータもある。景気回復のためには円安の方が都合がいいことは確かだが、市場介入や日銀の金融緩和で相場をコントロールできる余地は小さい。

 日銀擁護か。

朝日新聞社説 尖閣―争いの海にせぬ知恵を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 中国メディアは、巡視船が中国漁船にぶつかってきたと報じている。ネット上でも対日批判の書き込みが相次ぎ、北京の日本大使館前では抗議活動があった。

 真相の解明は捜査を待つとして、ここは国民感情の対立が新たな対立を招くことは避けねばならない。仙谷由人官房長官が「ヒートアップせず、冷静に対処していくことが必要だ」と語ったのは落ち着いた判断だ。

 領海侵犯についても「真相の解明は捜査を待つ」かな。

曇り

 台風というか熱低が過ぎてひんやり。

2010-09-08

今日の大手紙社説

 印象としては日本は劣化しているなあという感じ。まあ、他人事でもないでしょうが。

日経新聞社説 優先度問われる日本版GPS

 これ以前よく話題になったものだった。米国属国打破とかいう人たちわかってないだろうな。

産経新聞社説 【主張】代表選と検察審 許されぬ審査員への恫喝 - MSN産経ニュース

小沢氏は検審について「強制力を持った捜査当局が調べて何もなかった。不起訴だということについて、一般の素人の人がそれをいいとか悪いとかいう今の検察審査会の仕組みが果たしていいのか」と述べた。日本記者クラブ主催の公開討論会では「1年有余の強制捜査の中で実質的な不正、犯罪はなかったと結論を得ているので、審査会の皆さんもそのことをよく理解してくれると信じている」とも語った。

 検審制度は、検察官が独占していた公訴権の行使に民意を反映させ、不当な不起訴処分などを抑制するために設けられた。しかも、民意による強制起訴を可能にした改正検察審査会法は、昨年5月に施行されたばかりだ。

 小沢氏の一連の発言に、千葉景子法相が「改正され、ようやくスタートした段階で『どうか』というのはまだ早い」と語ったのは当然といえる。

 小沢氏は6日、検審制度の見直しは「今のところ考えていない」と民放番組で語り、制度がある以上は「結論に従うのは当然だ」と軌道修正を図ったようにみえる。だが、当初の発言が検審制度の趣旨を否定し、現在進行中の審査に対する圧力や恫喝(どうかつ)につながっていることは間違いない。

 小沢さんの嫌疑は別として、この発言はそれだけで議員失格なんだけど。

 つまり、これ産経新聞が正しいのですよ。まあ、小沢憎しの論法の帰結に過ぎないというのもあるかもしれないけど、論としては正しい。

 「検審制度は、検察官が独占していた公訴権の行使に民意を反映させ、不当な不起訴処分などを抑制するために設けられた」というのは権力をバランスさせる民主制度としてきちんとした根拠がある。これを無視する人は民主制度の敵でしかない。

毎日新聞社説 社説:民主代表選 地域主権改革 交付金を脱線させるな - 毎日jp(毎日新聞)

 おや、今頃?

 だが、国の財源対策と直ちに位置づけることは疑問だ。国から地方への補助金の総額は21兆円だが、社会保障分野など義務的な必要経費が多い。公共事業分野などを簡素化すれば確かに総額はある程度縮減できるが、財源捻出効果を過剰に期待すべきではなかろう。

 地方には小泉内閣時代の「三位一体の改革」に協力した結果、地方交付税減額など負担を押しつけられた、とのトラウマがある。麻生渡全国知事会長の「交付金化はそもそも(補助金を)地方の創意工夫に基づいたものにする話。いつのまにか、財源捻出論になっている」という懸念は理解できる。支出総額カットを強調すれば、改革への地方の警戒は強まる。仮に地方の抵抗で改革が失敗すれば、ほくそえむのは補助金を握る中央官庁の官僚である。

 これね。実は小沢さんも無理だとわかっているのだけど、昨今の小沢支持派の人は昔の小沢さん知らないからなあ。

毎日新聞社説 社説:自殺・うつ対策 心の健康を守るために - 毎日jp(毎日新聞)

 いや、これ、どこから手を付けていいか途方にくれる作文。

 データだけ集めてきたのだろうけど、問題がまるでわかってない。

 というか、まず鬱の問題に絞ったほうがよさげ。

読売新聞社説 新型多剤耐性菌 情報共有の仕組みを構築せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 また、多剤耐性アシネトバクターやNDM1を持つ大腸菌などがすでに国内でも広がっているのに把握されていないのではないか、との懸念もぬぐえない。

 厚生労働省は感染症法にもとづき、5種類の薬剤耐性菌に関して感染情報を収集しているが、アシネトバクターもNDM1も対象に含まれてはいなかった。情報の収集先も、すべての医療機関を網羅してはいない。

 厚労省は、今回の二つの耐性菌について緊急の全国調査を行う方針だ。同時に情報収集の仕組み自体を再構築する必要があろう。

 すべての医療機関が、すべての耐性菌情報を、迅速に共有できるシステムが要る。政府は危機管理問題として取り組むべきだ。

 読売新聞も少し問題の所在がわかってきた模様。

朝日新聞社説 子宮頸がん―すべての女性に予防策を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 まあ概論としてはそうなんだけど。

 日本でも、同様の進め方が必要だろう。やはり公費負担で、たとえば中1を優先年齢としてワクチンを接種し、20歳以上では必ず検診を受けるようにする。長期的な視点で効果の追跡もできるようにすることが大切だ。

 公費負担の議論と接種義務化がごっちゃになっている。公費負担は早急にも必要だけど、接種を義務化するかはもっと情報公開しないといけない。リスクの可能性が朝日新聞さん念頭にない。

 日本では、予防接種法に基づく公費による定期接種のワクチンは日本脳炎ジフテリアなど8種にとどまり、先進国の水準からみると極めて少ない。

 インフルエンザ菌b型(ヒブ)と肺炎球菌のワクチンは、世界中で小児の命を救っている。日本でもやっと承認されたものの、任意接種のために高い費用が普及の壁になっている。

 合理的な投資で若い命を守れる策がある。最優先の課題だろう。

 ⇒インフルエンザ菌を巡る話: 極東ブログ

朝日新聞社説 民主党議員へ―派閥の論理と縁を切ろう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 本来なら、総選挙を通じ有権者が直接、政権党と首相を選ぶ時代である。派閥の論理とはきっぱり縁を切ろう。

 「本来なら」を自民党時代は言えた朝日新聞だったが、民主党時代では本来ではなくなりましたな。

 あくまで有権者に基盤を置きつつ、自らの頭で考え投票する。それでこそ議員は「国民代表」の名に値する。

 だから議員じゃなくて民主党員と民主党議員。

 珍しく雨という感じだ。台風の影響。足が遅い。明日くらいまでこんな感じだろうか。気温は下がっていない。蒸し暑いといえば蒸し暑く、エアコンディションした。

2010-09-07

今日の大手紙社説

 特になしかな。まあ、Twitterのほうではちょこちょこと言ってみてもさして反応もないのでその程度。

日経新聞社説 一括交付金だけで財源は生まれるのか  :日本経済新聞

 義務教育も含めると補助金の8割近くは義務的な経費だ。教員の配置や福祉施設の基準など国が法令で自治体をこまごまと縛ったままで財源だけを交付金にしても、自由度は高まらない。そこまで改革する気が小沢氏にあるのか、はっきりしない。地方の裁量が大きい補助金は公共事業など全体の2割程度だろう。

 全国知事会は一括交付金の総額について対象となる補助金と同額にするよう求めている。小沢氏は「民主党の調査では(交付金化で地方に配分するお金は)7割で済む」と話しており、かなり開きがある。

 これ、無理でしょう。無理な理由の本質はあまり言いたくないが。

 小沢氏は高速道路について国が建設費を支援し、都道府県が整備する仕組みも提案している。一般道は自治体に権限と財源を移すべきだが、整備による受益が複数県に及ぶ高速道路については、国が建設する一定の合理性があるのではないか。

 従来の補助金に大なたを振るう一方で、高速道路向けの補助金を新たにつくるというのも解せない。小沢氏はこうした点について詳しく説明しなければならない。

 だから、ネオ田中角栄主義なのですよ。

産経新聞社説 【主張】院内感染 悪質な隠蔽許さぬ処分を - MSN産経ニュース

 ああ、これはまるでダメ。社内科学スタッフがいないのだろうか。

毎日新聞社説 社説:民主代表選 検察審査会 危うさ残る小沢氏発言 - 毎日jp(毎日新聞)

 だが、小沢氏は審査の当事者である。この時期の発言は、審査員に何らかの影響力を及ぼそうとしているとの誤解を生みかねない。発言には慎重を期すべきだ。

 検察審査会の議決に一定の拘束力を与える改正検察審査会法は、裁判員法と同じ04年5月に成立した。その際、民主党も賛成したことを忘れてもらっては困る。小沢氏は「素人」というが、法律家だけで司法を担う限界が指摘され、民意を反映させる目的で生まれた制度である。

 まったくそのとおりなんで、これが往事の自民党の政治家だったら大変な失言になったと思う。

朝日新聞社説 科学五輪―理科教育を見直す契機 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 よくわかんないのだけど、あまり突出した教育というのはどうなんだろう。一部の天才をサポートするなら大学に編入させればいいのではないかん。

晴れ

 朝方は少し涼しくなってきた。

2010-09-06

ウイルス薬について

 ⇒すばやい治療で死亡率低下か NHKニュース

 横浜市にある、けいゆう病院の菅谷憲夫医師たちのグループは、去年6月からことし1月にかけて、新型インフルエンザで国内各地の病院に入院した子どもおよそ1000人の治療前後の経緯などを調べました。その結果、ほぼ全員が抗ウイルス薬の「タミフル」や「リレンザ」を処方されていて、詳しい経過がわかった子どものおよそ90%は、症状が出てから48時間以内に薬を服用していました。

 一方、医学専門誌などによると、アメリカでは抗ウイルス薬を服用していた子どもは80%に満たず、発症から48時間以内に服用したのは、多くても51%にとどまっていたということです。

 新型インフルエンザで死亡した人の割合は、人口10万人当たり、▽アメリカが推定で3.96人、▽カナダが1.32人などとされているのに対し、▽日本は0.15人と世界各国より大幅に低くなっています。

 菅谷医師は「流行の中心となった子どもで、すばやい治療を徹底したことが、世界的に見て低い死亡率につながったと考えられる。再び流行が起きた際にも、抗ウイルス薬の早期服用が有効だと思う」と話しています。

 さらに詳しい解析は必要だが、概ね、抗ウイルス剤で子どもの命が救われたと見てよいだろう。子どもが服用しづらいリレンザでよくこれだけの対応をしたものだ。日本のお医者さんはすごい。

 気になったのは、むしろ米国で対応で、それほどうまく言っていない。成人についてだが、抗ウイルス剤には症状を一日短縮する程度の効果しか見られないともされているが、背景には投与の不完全性があるのではないか。

 

今日の大手紙社説

 読売IPCC、毎日がJAL問題とイスラエル問題に触れているが特に読むべき内容はないように思えた。

朝日新聞社説 地域主権論争―「粗雑」VS.「乱暴」を超えて : asahi.com(朝日新聞社):社説

 なぜなら、約21兆円ある補助金のうち約17兆円は、医療介護生活保護義務教育などにあてられている。この部分で自治体が合理化し、他の用途に回す余地はわずかだ。残る約4兆円の公共事業では、小沢氏のいう3割程度の削減は可能だろうが、財源をひねりだす打ち出の小づちにはならない。

 そもそも一括交付金化は自治体の裁量枠を広げる一案で、財源を工面する策の柱にすえる発想に無理がある。

 まあ、普通に考えればそうだろう。というか、医療とかを実質減らすのだろうか。

炎暑続く

 この暑さにはまいったなという日々が続く。夢にトレーナーを着た妊婦みたいな人がいた。

2010-09-05

今日の大手紙社説

 院内感染問題が話題。まあ、ありがちな正論でまとめているけどいうあたり。

日経新聞社説 院内感染の認識が甘すぎる

 細菌はアシネトバクター菌と呼ばれ、土壌や河川など、どこにでもうようよいる。健康な人ではほとんど病気を起こさないが、病気で抵抗力が弱った患者やお年寄りが感染すると、重い肺炎などを起こす。海外で抗生物質が効かない耐性をもつ型が現れ、広がっていた。

 そうなんだがちょっと誤解を招きやすそう。

日経新聞社説 景気失速防止に米政府は行動を急げ

 意外と日経経済学はわかってないのかも。インフレとトレードオフなだけではないか。

晴れ

 このところまたよく坐禅をする。ああ、坐禅というのはこういうことかと今更にわかることはある。雑念とか境地とか悟りとか、どうでもよい。むしろ、袈裟があるとよいのだろうな。

2010-09-04

今日の大手紙社説

 依然小沢問題。朝日新聞がなぜか必死。読売新聞が右往左往。毎日新聞がお小姓といった風景、

 日経イラン制裁に触れていた。まあ、しかたない。このあたりはけっこう根深い問題。

読売新聞社説 院内感染 速やかに情報開示し再発防げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 公開すればそれなりにパニックになると思うが。

 大学病院などには院内感染担当者の配置が義務づけられているはずだが、そこに油断や落ち度はなかったのか。

cover
麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか: 岩田 健太郎

 これに実態が書いてある。

朝日新聞社説 小沢氏とカネ―仮に訴追を受けたなら… : asahi.com(朝日新聞社):社説

 若干昨日の社説の訂正かな

 仮定の話になるが、「小沢首相」が起訴されたとき、私たちは何とも異様な光景を目にすることになる。

 刑事事件の被告は、一審の公判には必ず出席しなければならない。

 判決の確定までは「推定無罪」の原則が働くとはいえ、私たち日本国民は裁判が終わるまで「被告席に立つ首相」をいただき続けることになる。

 そのような首相が諸外国とどうやって首脳外交を展開するのか。公判中に危機管理安全保障に絡む緊急事態が発生した場合、どう対応するのか。

 裁判闘争をしながら、最高指導者の重責も果たす。そんなことが現実に可能だろうか。

 変な脅し。

 4億円の土地購入の原資をめぐる小沢氏の説明は二転三転した。手元資金があるのに、利息を払ってまで銀行融資を受けるといった不自然な資金の流れについても、納得のいく説明はない。小沢氏の了解なしに秘書が独断で処理したというのも、額面通りには受け取りにくい。

 そもそも、この問題に対する小沢氏の認識は甘いと言わざるを得ない。

 収支報告書の虚偽記載を、相変わらず「手続きミス」だと言っているが、収支報告書の記載が信用できなければ、政治資金公開制度の根幹が揺らぐ。単なる形式犯ではない。

 政治責任とは別なんで小沢さんは強弁過ぎ。

 あと、原資の問題は根深い。

炎天ログイン

 相も変わらず暑い。諦めて、フルにエアコンディションな夜。

2010-09-03

ブログサバト

 金曜日。9月にはなったのに炎天がだらだら続く。

今日の大手紙社説

 昨日の、菅・小沢討論が話題。たまたま後半と質疑応答を見たが、端的に言って、政治家の格が違い過ぎてお話にならなかった。質疑も事実上、菅さんを無視していた。それはそうだろう。これで小沢首相が誕生するのだが、これも結論から言えば、「俺に任せろ」以上のものはなにもなかった。

 小沢さんの話は、お話としては、20年来なんにも変わっていなかった。いまだに国連至上主義を掲げていた。経済は小渕路線と代わりはないだろう。

 現実のところ官僚の利権はまだまだ大きいのでそこを削って、そして国債を毀損する形で下げるということになるのだろう。うまくいく可能性がゼロではない。菅さんよりましかもしれないとも思う。

 ただ、私は議会を事実上無視していく小沢さんにはついていけないと思った。民主党の強行採決の連発には恐怖した。郵政問題の揺り戻しは呆然とした(戻してもいいが議論をしろ)。

 私は民主制度の至上主義者である。政治の権力は多様な歯止めをかけけなくてはならない。民主制度にとって議会が最後の砦である。そこに敵として立ちふさがるものはどれほど賢くそして正義であっても、私の敵である。

毎日新聞社説 社説:民主代表選 小沢氏 疑問多い「財源」「カネ」 - 毎日jp(毎日新聞)

 小沢さんは貸付金や出資証券を証券化といった財務省への脅しをすでに出しており、案の定毎日新聞が反応している。

読売新聞社説 代表選討論会 両候補の安保感覚を危惧する : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 この点は小沢さんは昔のまま国連至上主義だった。変わらないなあ小沢さんと思った。

朝日新聞社説 原子力協力―核軍縮へインド引き込め : asahi.com(朝日新聞社):社説

 現実のところIAEAインドを組み込むというフェーズなので、朝日新聞のこうした空論がいつまで続くか。

朝日新聞社説 民主公開討論―政治観の違いが見えた : asahi.com(朝日新聞社):社説

 小沢氏が首相になったら、連立を組み替えるのか。検察審査会で再び起訴すべきだと議決されれば、首相として自身の起訴に同意するのか――。

 どの質問にも「勝つかどうかわからない」などとして、はっきりと答えない。説明を嫌い、白紙委任を求める体質の表れと言われても仕方がない。

 小沢さんとしてはまだ首相ではないのだから答えられないというものだった。まあ、それも考え方の指針ではあるだろう。

 しかし、国民に「痛み」を求めざるをえない時代、丁寧な説明や合意形成を軽んじて本当に政治が進むのか。

 この20年あまりの日本政治に大きな位置を占めてきた「小沢氏的なるもの」の是非が、代表選を通じ最終的に問われることになる。

 これについては、以前、代表質問で小沢さんが自分が首相になればという長い答弁をしたことがあり、朝日新聞も絶賛していたものだった。

炎天

 疲労がたまっているらしく思わぬトラブル。しんどいなあ。

2010-09-02

今日の大手紙社説

 民主党代表選挙が話題。これ、小沢さんにもう決まっているのに延々と二週間勧進帳をするマスコミさんの努力はすごいものだな。まあ、でも、ブログでも数回書くことになるのかな。

毎日新聞社説 社説:民主代表選告示 論戦の構図は見えた - 毎日jp(毎日新聞)

 一方、米軍普天間飛行場の移設問題に関し、小沢氏は「十分沖縄県と話し合いをして解決策を見いだせる。今のままでは沖縄県民の反対で(実現)できない」と語ったが、具体的な解決策は「今、自分の頭にあることを言うわけにはいかない」と言及を避けた。

 「腹案」があるのなら、なぜ、鳩山内閣時代に進言しなかったのかと思う人も多いはずだ。せめて、それは沖縄県内なのか、県外・国外なのかくらいは明確にしないと、肝心の沖縄県民も評価ができないのではないか。首相は「日米合意を白紙に戻せば混乱を招く」と反論したが、これも今後の重要な論点となる。

 どうするんでしょうね。

朝日新聞社説 民主 論戦始まる―小沢氏では財政が心配だ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 だが「小沢首相」が誕生したら、無駄の削減が看板倒れとなって、大盤振る舞いにならないか。小沢氏は子ども手当を来年度は月額2万円に引き上げる方針を掲げた。そのうえにほかのマニフェストをすべて実施すれば予算は計4兆〜5兆円膨らむ。

 それでも「71兆円枠」や「44兆円枠」は守れるのだろうか。あるいは小沢氏は、これらの枠を守らなくていいという考えなのか。そこをまず明らかにしてもらわなくてはならない。

 「守る」という姿勢なら、財源を具体的に説明する必要があることは言うまでもない。

 先進国で最悪の日本の借金財政は、国債相場の急落の引き金となる危険が増している。小沢氏の路線では、それに拍車をかける不安もぬぐえない。

 まあ、朝日新聞もわかっているわけですよ。「国債相場の急落」するしかない、と。当然といえば当然なんだけど。

2010-09-01

naoyaさん、はてなを去る

 ⇒退職のお知らせ - naoyaのはてなダイアリー

 ⇒はてなブックマーク - 退職のお知らせ - naoyaのはてなダイアリー

 驚きはあるけど、まあ、そんな季節かなという感じもする。naoyaさんはどうなるんだろうとはまったく疑問に思わないが、はてはどうなっちゃうんだろうとは思う。が、そう経営が悪いふうでもないようだ。

 彼が、はてブを作ったこともあってはてブで盛り上がっているが、これはどっちかというとdeliciousの真似の偶然の産物で結果的に日本のdigg化してのだけど、それでも偏りが多くてサブカル化し、しかも罵倒ワンストップを超えられない、まあ、いまいちなサービスだったけど、それでもはてなのドル箱シンボルのようにはなっていたし、そのあたりはnaoyaさんもいろいろ考えるところはあったのではないかな。ただ、ドル箱はここではなさそうだけど。

 naoyaさんのエンジニアとしての注力はもっとインフラではなかったかと思う。Googleも実は低力はインフラにあり、その点で、日本のIT企業が強そうに見えたインフラで日本はすでに壊滅的。

 Hadoopなんかをもっとマシン側でチューンするあたりの技術が面白いのではないだろうかと、なんとなく思うが。

今日の大手紙社説

 小沢立候補とJAL再生の話。読売がもうすこしはしゃぐのかなと思ったが、しょぼい。。JALの話はよくわからない。

朝日新聞社説 民主党代表選―密室の談合よりはいい : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これは実質日本の首相選びである。そのことを心してもらいたい。

 だったら、衆院解散してマニフェストを問い直せと、以前の朝日新聞だったら言うだろうにな。

晴天

 空を見上げると、それでも雲は秋めいた形をしている。明け方は風も涼しかった。まあ、起きているかなと思ってぼうっとしていたらまた寝てしまった。

 自転車に乗って畑道を行く夢を見た。鉄筋だが野菜の小売り場があって、その前にアスファルトの駐輪場のようなものがあるのでそこに停める。ブナシメジ80gで100円とかある。なんか特別なブナシメジなんだろうか。そういえば以前美味しいのを食べたなこれも買ってみるかと思っていると、そこに駐輪するなと怒られる。ではと思うのだが、どこに自転車を停めたものかと畑を見回す。

 他にも夢があったような気がする。自転車に乗らなくなって久しいのに。

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