finalventの日記

2010-11-30

今日の大手紙社説

 特になし。

 ⇒郵政法案 国会会期延長要求へ NHKニュース

 郵政改革法案については、国民新党が今の国会での成立を求めていて、下地幹事長は29日、民主党に対し、「法案の成立は党と党で約束したはずだ」として、速やかな審議入りを重ねて要請しました。これを受けて与党側は、30日から法案の審議に入る方針で、衆議院総務委員会の原口委員長も、30日の委員会で法案の趣旨説明を行うことを職権で決めました。しかし、自民党や公明党などは「国会の最終盤にあまりに急な話で、委員会運営も強引だ」と反発し、与党側が審議を強行した場合、委員会を欠席する方針で、残り4日間の今の国会の会期での成立は困難な情勢です。政府・民主党は、来年度予算案の編成などを控え、会期は延長しない方向で調整を進めていますが、国民新党は、法案の審議入りだけでは不十分だとしていて、亀井代表は29日、「約束しているのだから、民主党にはできることをやってもらう。必要があれば会期も延長する」と述べました。国民新党は、民主党に対して1週間程度の会期延長を求める方針で、会期末に向けて与党内の調整が行われる見通しです。

 ⇒議決による小沢氏国会招致も…岡田幹事長が示唆 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 民主党の岡田幹事長は29日の党役員会で、野党が求める小沢一郎元代表の国会招致について、小沢氏が自発的に応じない場合、議決によって実現する意向を示した。

 岡田氏は役員会で、衆院政治倫理審査会の議決で出席を求めたり、予算委員会の議決で証人喚問を行ったりする可能性に触れた。その後の記者会見では、「(役員会で)何かを決めたということはない」と述べる一方、「統一地方選に向けて(小沢氏の問題が)障害になっているのは事実だ」と語った。

 ただ、今国会は12月3日の会期末まで時間がなく、実現はほぼ絶望的だ。また、党内には小沢氏の招致に反対する意見があるため、その後の見通しも不透明なのが実情だ。

(2010年11月30日01時21分 読売新聞

 これで政党なんだろうか、民主党。

日経新聞社説 年金積立金に頼るのは禁物 : 年金積立金に頼るのは禁物  :日本経済新聞

 微妙な問題。

 現行制度では、積立金は約100年かけて計画的に取り崩し、給付に充てる。国庫負担の不足分に使うのはタコが自分の足を食べるようなもの。政府が積立金を先食いするなら国民の年金不信はより高まる。積立金に手を付けるのは禁じ手である。

 公務員の特権性を結果的に崩すというのもありではないかな。年金問題は公務員への援護がいつも別枠になっているし。そんな緩ふんどしでは国民になんも通じないと思うが。

毎日新聞社説 社説:朝鮮半島緊迫 「北」の態度変化が必須だ - 毎日jp(毎日新聞)

 朝日新聞社説よりはましだけど。

 李大統領は北京からの特使に対し「より公正かつ責任ある姿勢」での中国の寄与を求めたという。これも日米韓共通の注文と言えよう。

 砲撃事件の直前にウラン濃縮活動が公然化したことにより、北朝鮮の核の脅威は急拡大した。長期的には無視や放置という選択肢はない。いずれ直面するであろう困難な交渉に備えて、知恵を絞らねばなるまい。

 これはブログワシントンポストをひいてちらっと書いたけど、この核施設を援助しているのは中国臭い。そのあたり、ついに米国中韓にぶっち切れたというのがある。っていうか、悪の枢軸の黒幕は中国になりつつある。まあ、弁解すると北京が無力というのもあるが。

OP16―「規制の空白期」が心配だ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これも緩みきっているなあ。

 こうした中で日本が果たすべき役割は小さくない。COP16での政府方針は「議定書の第2期の設定に反対」「米中など主要排出国が参加する単一の規制の仕組みをつくる」だ。

 たしかに、日本やEUだけが新たな規制数値を受け入れるのでは、地球温暖化阻止の展望が開けない。米中がなんらかの形で削減の義務を担う仕組みをつくり出すために、各国が知恵を絞らねばならない。

 この中国様風の上から目線はどうにもならないのだろうな。現実を見たほうがよいよ。

朝日新聞社説 朝鮮半島―米中が対話の環境作りを : asahi.com(朝日新聞社):社説

 局面を転換させる大きな力を持っているのは、やはり米国中国だ。

 一昨日、クリントン米国務長官と、中国外交を統括する戴秉国国務委員が電話で話し合った。戴氏は「重要なときに中米が建設的役割を積極的に果たさねばならない」と語った。

 その通りである。両国が対話の環境づくりに協力して努めてもらいたい。

 米国は日韓との外相会談を開く意向だ。中国は近く高官を訪朝させると観測されている。北朝鮮を説得し、各国を調整する。米中のそんな取り組みがあってこそ、6者が会える素地ができる。この戦略にそって日本も、朝鮮半島の緊張緩和に貢献すべきである。

 この弛緩した文章は船橋さんなんだろうな。

 まあ、誰が書いたかわからないけど、引退したほうがよいのではないかな。もう世界は次のフェーズに入っている。

晴れ

 11月も終わり。

 大した話ではないが。⇒はてなブックマーク - 2010年沖縄県知事選挙雑感: 極東ブログ

mahal 政治 票読みの分析を読みながら、沖縄知事選って沖縄本島民しか投票権無いんだっけ?と素朴な疑問がわいた。 2010/11/2921 clicks ☆(ryankigz)☆(dhalmei)☆(tronei)☆(ryo_zin)

 ⇒http://goo.gl/8tOWh

2010-11-29

今日の大手紙社説

 沖縄県知事選が話題。まあ、基本的にボケている。

日経新聞社説 宙に浮く普天間問題をどう打開するか : 宙に浮く普天間問題をどう打開するか  :日本経済新聞

 日米両政府は普天間を同県名護市辺野古に移設することで合意している。仲井真氏も当初は県内移設の受け入れに含みを持たせていた。

 しかし、日米合意への反対論が県内で根強いこともあり、知事選前になって県外移設を求める姿勢に転じた。移設に必要な公有水面の埋め立ての許可権限は知事が持っており、このままでは辺野古移設の実現はさらに難しくなってしまう。

 これは単純に間違っている(「日米合意への反対論が県内で根強い」ではない)のだけど、日経新聞ではあまりそういう情報はないのかもしれない。

 仲井真さんとしては、これまで名護への地ならしを県なりに進めてきたのに、鳩山さが全部ちゃぶ台返ししたのだから、そこはきちんとやり直しなさい、名護がOKとなれば県は動けますが、そうでないと県は動けませんよ、ということ。

朝日新聞社説 台湾市長選―対中関係の安定を選んだ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これ以上の話を自分が書けるものではないが、ボケ社説はボケ社説。台湾は非常に微妙な岐路にあり、単純な構図ではない。

 ではなにかというのが難しい。

朝日新聞社説 沖縄知事選―重い問いにどう答えるか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 伊波氏が当選していたら日米合意の実現は絶望的だったが、仲井真氏であれば沖縄振興などの条件次第で将来は軟化もありうると、菅政権はわずかな望みをつないでいるかも知れない。

 しかし、それは沖縄県民の堅い意思を見誤った楽観と言わざるを得ない。

 沖縄はあまりに長い間、日米同盟に翻弄(ほんろう)され、ヤマトから「差別」されてきた。もはや振興策というアメで基地負担を受け入れることはしない。県内に新たな基地は造らせず、基地に頼らない自立的な経済を目指す――。

 昨年の総選挙以降、名護市長選、参院選、名護市議選と、繰り返し示された沖縄の民意は後戻りはすまい。

 この間、菅直人首相は就任直後に1度、沖縄を訪れただけで、信頼関係再構築の先頭に立つ気概を見せていない。日米合意の踏襲とともに、沖縄の負担軽減に取り組むと繰り返してきたが、その実は何ら上がっていない。

 これはそのとおり。

 沖縄を動かすにはかなりの誠意が必要になる。民主党政権は何もしてないに等しい。

快晴

 昨晩の沖縄知事選挙は存外に早く終わった。

 昨日の朝予想をちらりとTwitterに書いたが、そのとおりになった。

 ⇒Twitter / finalvent: 沖縄県知事選の予想: 仲井真さんの勝ち。理由:争点が ...

 まあ、そんなところか。

2010-11-28

今日の大手紙社説

 特に話題はない。朝日新聞社説がなんか変。船橋さんなのか、妙に脱力している。中国問題だとたいていは胡耀邦系の声が出てくるものだがあまり感じられない。逆に北京が不安になるな。今回の米演習で中国はかなり痛い目にあっている。こういう事態になるとむしろ軍部が逆走しかねない。

日経新聞社説 朝鮮半島の緊迫に備えを : 朝鮮半島の緊迫に備えを  :日本経済新聞

 北朝鮮の行動は、民間人に対する冷酷な軍事攻撃もいとわないことを改めて示した。軍事演習に伴う偶発的な衝突といった不測の事態が起きることも完全には否定できない。

 外務省によると、韓国に在留する邦人はおよそ3万人。砲撃があった延坪島と、多くの邦人が暮らすソウルとの直線距離は約110キロメートルにすぎない。民間企業の間では韓国出張を自粛する動きも出始めている。

 政府としては事態がさらに緊張する可能性も見越し、万全の対策を期してほしい。米国、韓国と緊密に連携して情報収集に努めるとともに、韓国の在留邦人の退避方法もしっかり詰めておかなければならない。

 危機が広がった場合、邦人をすみやかに退避させるため、政府が民間機をチャーターする事態も考えられる。必要があれば、現行の自衛隊法に基づき、自衛隊の輸送機などを派遣し、邦人を運ぶことも法的には可能だ。

 まあ、そういうことなんだけど。

朝日新聞社説 朝鮮半島―米中、そして日本の役割 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 この脱力感は船橋さんなのかな。

 そして、日本は「中国頼み」「米国任せ」にとどまってはならない。

 日本は、国連安全保障理事会の非常任理事国だ。北朝鮮情勢は、東アジアで最大の安全保障問題であり続けている。安保理などの場で、北朝鮮に国際社会の一致したメッセージを出すよう積極的に動くべきだ。

 韓国では、北朝鮮への強硬論と戦争の不安が交じりあい、社会が揺れている。日本は隣国に思いを致し、安定回復に向けて連携を強めたい。

 具体的にはいかように?

快晴

 じんと冷えるな。クリスマス飾りを出した。

2010-11-27

今日の大手紙社説

 名古屋市政混乱の話もあるが私は関心ない。いろいろやったらいいんじゃないかくらい。

 ⇒仙谷、馬淵両氏の問責決議を可決 補正予算成立 - MSN産経ニュース

 仙谷官房長官の問責決議には賛成しない。馬淵国交相はあれだけ口からでまかせたらたらしたのだからしかたないと思う。ただ、後任をやれる人はいないだろう。

 さっさと法相を決めないといけないと思うが火中の栗を拾う人はいないかいてももっと変な人か。

朝日新聞社説 少年死刑判決―いっそう重い法曹の責任 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 とはいえ究極の刑罰だ。くれぐれも慎重な対応が求められる。高裁という別の目にはどう映るか。判断を仰ぐ意義は大きいのではないか。

 ⇒読売新聞社説 少年に死刑判決 更生より厳罰選んだ裁判員 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - finalventの日記

朝日新聞社説 論戦のあり方―国会は「大事争うべし」 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 小泉純一郎元首相がよく引用した言葉に「大事争うべし、些事(さじ)構うべからず」がある。権力者の逃げ口上にも使われかねず、現にそう使われもした。しかし、昨今の国会論戦を見るにつけ思い出される警句ではある。

 小泉さんの評価は割れるが、一国の首相たる風格があるのは彼が最後だったな。

快晴・ログイン

 iPhoneアプリのゲームがセールなんでなんとなく買ってすこしいじる。モノポリーなどそれなりに面白い。テトリスもこういうUIもありかと考えさせられる。

2010-11-26

ちょっとだけ補足

 ⇒はてなブックマーク - 韓国人が居住する延坪島に北朝鮮が砲弾を撃ち込んだのはなぜか: 極東ブログ

gui1 「ワタリガニ > 住民の命」なんですか。うーん 2010/11/24

 ⇒鼻つく刺激臭、無残な民家跡 砲撃受けた韓国・延坪島  :日本経済新聞

島に残る決意をする人もいる。特産品のワタリガニを販売する金貞熙さん(46)は「再び砲撃される心配もあるが、仕事をしないと食べていけない。飢え死にするのも、砲弾で死ぬのも一緒です」と複雑な胸中を吐露した。

 つまり、ワタリガニこそ住民の命なんだよ。こういうきびしい世界があるのは知っておいたほうがいいし、金正日も王としてそういう心情がわからない人ではないと思うよ。

 戻して。

freefromreality 単なる憶測を断定的に書いて後ろに(参照)をつけて海外リンクを貼っていると田中宇みたいだな 2010/11/24 ★(iww)

 参照は二個所ある。読んでご覧。この部分は本文中に展開してもよかったのだけど忙しかったからというだけ。それと参照先を見ればわかるけど、テレグラフニューヨークタイムズなんで、田中宇さんみたいになんかわけのわからないソースを私は使わないよ。

the_sun_also_rises 今日民間人2名の死亡が確認された。「砲弾による住民への直接被害がそれほど大きいわけでない」という認識は根底から覆った。残念だがこの投稿は訂正の上書き直すべきだ。事実関係をよく確認した後書くべきだった。 2010/11/24 ★(morimori_68)

 民間人死者は二名だったが、これは軍施設内作業をする出稼ぎ者であった。また住民家屋の損傷は韓国政府としても想定しており、防空壕は用意され、またこの島民は10代の子どもでも銃撃の訓練を受けている。そうした住民の有事対応はみごとだった。

takamm  「読み筋」とかいって様々な議論を展開されているが、それこそ妄想にしか見えない。せめてhttp://ameblo.jp/khbong/theme-10013140915.htmlくらいは読め 2010/11/24

 このかたの依拠しているニューヨークタイムズの社説は既読。この方の引用部分の次に、次の文言がある。

South Korea showed admirable restraint earlier this year when the North Koreans torpedoed and sank a South Korean warship, killing 46 sailors. I

 つまり、この問題の構図は「天安」事件に関連しており、そこで46人の死者への我慢を続けろという米国の言い分がどこまで通るのかということと、今回の北朝鮮砲撃は事前に北朝鮮で計画されていたもので偶発的ではないことをどう読み解くかということ。この方のその読み筋は弱いと思いますよ。

 またワシントンポストN. Korea attack leaves U.S. with tough choices

Despite North Korean claims that the South fired the first shots during a round of military exercises, U.S. officials said the barrage appeared to have been unprovoked and premeditated.

 

They noted that the North began firing artillery four hours after the South's guns had fallen silent. Administration sources also said North Korean leader Kim Jong Il and his third son, the heir apparent Kim Jong Eun, visited troops over the weekend in the region where the barrage originated - apparently as a kind of pep rally.

今日の大手紙社説

 少年死刑判決が話題。朝日新聞社説は逃げました。

日経新聞社説 経済に配慮しつつ環境税に道をつけよ  :日本経済新聞

 ほのぼのといい味わい。まるで政権交代とかなかったようなのどかさ。

 民主党の税制改正プロジェクトチームが来年度からの導入を目指し、石油や石炭にかける環境税の案を示した。環境税は化石燃料の消費を抑え、税収を低炭素技術の普及に生かす税だ。厳しい経済環境に配慮しつつ、温暖化対策の国際動向もにらみ導入に道をつけてほしい。

 民主党の案では、石油や石炭などの輸入や生産にかかる税を5割増やす。ガソリン1リットル当たりでは0.79円の増税となり増収幅は約2400億円を見込む。政府は昨年も1兆円規模での導入を検討したが、意見をまとめきれず「2011年度実施に向け成案を得る」と持ち越した。

産経新聞社説 【主張】首相官邸 危機管理がなっていない - MSN産経ニュース

 菅直人首相は「迅速な対応がしっかりとられていたと言って間違いない」と釈明したが、耳を疑う発言だ。

 政府見解の公表は、砲撃発生から約7時間後であり、米国より約3時間も遅れた。米国は現地時間午前4時半ごろだった。

 23日は宮中行事などもあったためというが、国民の生命・安全を守ることが国家の最大の責務であることをどの程度認識していたのか。深刻な懸念をぬぐえない。

 公邸で砲撃の一報を聞いた首相が、直ちに官邸入りしなかったことが自民党などから追及された。首相は砲撃から約1時間後の午後3時半に秘書官から報告を受けたとしているが、その後、4時過ぎから公邸で民主党の斎藤勁国対委員長代理と30分以上会談した。

 仙谷由人官房長官に対する問責決議案への対応が焦点となっていたことから、野党側は斎藤氏との会談は危機管理よりも国会対策を優先させたものだとただした。

 神風ですからね。

 ⇒「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ」幹部“失言”:社会:スポーツ報知

産経新聞社説 【主張】少年に死刑判決 犯情からみてやむを得ず - MSN産経ニュース

 犯行時18歳の少年に死刑判決が出たのは、山口県光市で起きた母子殺害事件以来である。この裁判の判決も揺れに揺れた。1、2審判決は無期懲役だったが、最高裁が破棄差し戻しをし、高裁が死刑判決を下した。現在、最高裁に上告中だ。

 このように、少年事件で死刑判決を出すには、職業裁判官でも判断が分かれるほど難しい。

 メモ。

毎日新聞社説 社説:3人殺傷死刑 少年事件考える契機に - 毎日jp(毎日新聞)

 少年法は、更生教育を主体とした保護処分が本来、中心である。その原則を踏まえ、凶悪事件をどう受け止めるべきか。社会として改めて考える契機としたい。

 判決後、裁判員が会見に応じ「(判決を出すことが)怖かった。一生悩み続けると思う」などと述べた。死刑という究極の刑罰の結論を出したのだ。公の場で語る役割を裁判員だけに負わせるのは納得できない。裁判官も会見などの場で裁判について話す機会を作るべきである。

 そうなんだが、この論法は逃げだな。

読売新聞社説 少年に死刑判決 更生より厳罰選んだ裁判員 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 今回の判決は、被告の年齢について、「死刑を回避する決定的な事情とはいえない」と指摘した。母子殺害事件での最高裁の考え方が反映されている。

 最高裁が06年にまとめた調査では、被告が少年の場合、9割以上の裁判官が刑を「軽くする」と回答した。これに対し、一般市民の半数は「重くも軽くもしない」と答え、「軽くする」と答えた市民は4分の1にとどまった。

 少年犯罪に対する市民の厳しい見方の表れだろう。

 判決後、記者会見した裁判員からは「重圧で押しつぶされそう」「最後まで精神的なケアをしてほしい」との声が聞かれた。

 重い判決の度に、裁判所に突きつけられる課題である。

 こうして世論は変わるものかな。

 私はこの件については、とにかく高裁に上げろ。これを地裁で終わりにするというのは、比喩ではあるが一種の自殺幇助みたいなものだ思う。私たちが私達の社会の法を守るためにも、この問題はもう一度議論しろと思う。ただ、それで死刑が出るという可能性もあるが。

朝日新聞社説 NATO戦略―米欧ロが協調探る時代へ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 船橋さんがこれ書いたとしたら、もうボケがどうしようもないなというか、このレベルの社説、ボツだろ。

朝日新聞社説 介護保険―増税なしでは行き詰まる : asahi.com(朝日新聞社):社説

 もはや政府が「税金を上げないと、制度がもちません」と国民に正直に言うべき時ではないだろうか。

 厚労省によれば、現在のサービスを維持するだけで65歳以上が負担する保険料の全国平均は12年4月から今より1千円も増えて月額約5200円になるという。高齢化による介護費用の膨張圧力はそれほど大きい。

 やはり消費税を含む税制と社会保障全体の抜本改革が欠かせない。菅政権は今、そのことを自覚し、勇気をもって国民に語らねばならない。

 菅さんに届けその思い。

晴れ

 おじいちゃんは25歳、終わる。脚本が弱くて中だるみという感じがしないでもないし、昭和の人間もそれほど描けてもいない。これ2時間映画企画をドラマ分割したのだろうとも思う。まあ、いまいちかなという気もしないではないが、最後に52歳の息子が泣くシーンはよかった。私の世代には父(ファルス)はいない。そして、その不在という独自の存在感だけが残っている。この独特の痛みというものがある。

2010-11-25

今日の大手紙社説

 以前、北朝鮮問題の話題が多いが、なんか威勢がいいだけで内容がない。朝日新聞社説の就活話も浮きまくっていた。

毎日新聞社説 社説:北朝鮮砲撃事件 米中の責任は重大だ - 毎日jp(毎日新聞)

 よく言うよ。

 それをいうなら「天安」爆沈について日本がちゃんと対応しましたか、だよ。

朝日新聞社説 職なき若者―構造的ミスマッチなくせ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 経済界の方も、大卒者の質と量の変化に応じた多様で柔軟な採用のあり方を、示せていない。

 若者が希望を持てぬ社会に未来はない。打てるだけの手を打とう。

 採用意欲のある中小企業を集めた合同説明会が盛んになってきた。大企業志向の学生の視野を広げさせ、マッチングする試みは成果を上げているか。学生が敬遠しがちなハローワークと大学の連携は、まだ十分といえない。政府が矢継ぎ早に繰り出す雇用対策を卒業生につなぐよう、大学はどれだけフォローに努めているか。現場の工夫はなお必要だろう。

 そのうえで、学校教育と産業社会の間で広がる構造的なミスマッチの是正に、社会を挙げて取り組むべきだ。

 職業人となる意識を身につけさせるキャリア教育を、学校体系にきちんと位置づける。大学から職業へのコースは複線であるべきだ。企業は大学の人材育成力を損なう就活の早期化・長期化を正し、学業の成果を問う採用に変える。何度かチャレンジできるよう新卒一括採用からも転換しよう。

 政府と大学、経済界の話し合いが始まった。守られぬ協定や倫理憲章でお茶を濁すことなく、実効性のある改革を打ち出さねばならない。

 民主党のマニフェストみたいなこと言っているけど、政権担当になるとあんなもんよ。

 まずは⇒フィリップス曲線 - Wikipedia

曇り

 朝からどたばたと。

 木曜日か。昨日Newsweekが来ないのでなにかと思ったが、今日か。そろそろ来てもいい時間だが。

2010-11-24

今日の大手紙社説

 昨日の北朝鮮暴発が話題。各紙ともに今朝で書いているのはまず評価。さして読むべき内容はない。なんの情報もないというのもあるだろうが。ただ、それでも論説のレベルではないな。

毎日新聞社説 社説:南北砲撃戦 北朝鮮の暴走許されぬ - 毎日jp(毎日新聞)

 この島は対岸が北朝鮮であり韓国軍が駐屯するが、1600人以上の民間人も暮らしている。北朝鮮からの砲撃は、明らかな休戦協定違反、軍事的挑発であり、人道に反する行為だ。韓国軍が砲撃で応戦したのは不可避なことだった。

 そこがきちんと言える毎日新聞朝日新聞よりまとも。

読売新聞社説 南北砲撃戦 北朝鮮の暴挙を強く非難する : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 米朝協議の実現が狙いだろうが、米国の特別代表が韓国、日本、中国を訪れ、今後の対応を協議している最中に起きた砲撃事件は、逆の結果をもたらすだろう。

 そこがよくわからない。北朝鮮が中国を恐れているがゆえに米国にツンデレ説はあるのだが、正恩体勢は中国が承認しているので微妙。

朝日新聞社説 北朝鮮の砲撃―連携し、暴走を許すな : asahi.com(朝日新聞社):社説

 朝日新聞が今日の社説で打ってくるかが興味ではあったが、出したか。

 南北双方に自制を強く求める。

 脊髄反射というところかな。韓国軍は自制しているので、求めるべきは北朝鮮なんだが。が、というのはこれが自制の結果っぽい。砲弾、も広義にいえば見せかけというか、野戦砲を言い方は悪いが効果的に使っている。ただ、野戦砲を甘く見てはいけないのだが。というか、今回の脅しは野戦砲をソウルにぶち込みますよという意味でもある。たぶん、ソウル市民はすぐに理解できたはずだ。

 北朝鮮では今年、健康不安にある独裁者・金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正恩(ジョンウン)氏が後継者として選ばれた。もしも、今回の砲撃が後継体制の基盤固めや三男の権威付け、首脳部に対する軍部の「忠誠心競争」の結果だとすれば、あまりに独りよがりで危険である。

 そこがよくわからないというかこれからの中国の出方で手品のタネがわかる。

 韓国は人的な被害も出てつらい立場にある。だが、新たな挑発を北朝鮮に起こさせないために、現在の抑制的な姿勢を続けてほしい。日米をはじめ、世界がそれを支持するだろう。北朝鮮に最も影響力を持つ中国も、これまで以上に強い態度で、理不尽な行動を止めさせるよう動くべきだ。

 そう日本人に言われて韓国人はどう思うものかな。

曇り

 一段と冷え込む。

 おじいちゃんは25歳で菊池桃子が出てきた。私は彼女のことはほとんどしらない。南野陽子くらいの年ではないかと思ったら、だいたいそんなものだった。96年に長男、2001年に長女とあるから、まあ、まじでお母さんということか。フケを見せないのはさすがだなと思うと同時に、この年代までのアイドルは歯並びが悪い。これ以下ではそういうことはなくなった。総じて日本人の健康がよくなったのか。いや、と思い返してようつべで菊池桃子の若いころを見るとそうでもない。勘違いか。

2010-11-23

今日の大手紙社説

 柳田大臣辞任と北朝鮮核の話。前者はこぞって辞任賛成だが、日経がまとも。後者は今頃よく言うよ。本来なら、尖閣馬鹿騒ぎより重要な問題だったのに。

日経新聞社説 柳田法相の辞任で幕引きとなるのか  :日本経済新聞

 それでなくとも法相には、法務分野の幅広い知識や見識が求められる。柳田氏は必要な資質が決定的に欠けていた。柳田氏を法相に任命した菅直人首相の責任も重い。

 そう。そっちが問題だった。

 柳田さんを法相に付けたのは輿石さんなんで、簡単にいえば、小沢さん擁護もだし、諸悪の根源は輿石さんのほうにある。っていうか、山梨県民。

産経新聞社説 【主張】柳田法相辞任 問われている内閣の存立 - MSN産経ニュース

自民党は仙谷氏と馬淵澄夫国土交通相への問責決議案を提出する構えだが、党内には慎重論もある。他の野党もまとめ上げて問責可決に持ち込めるかどうか、野党第一党としての力量が問われる場面といえる。

 馬淵さんは責任取るべきだと思うけど。

毎日新聞社説 社説:北朝鮮ウラン濃縮 実効性ある対策を探れ - 毎日jp(毎日新聞)

 北朝鮮は昨年からウラン濃縮作業への着手や実験成功を公言してきたが、疑う向きも少なくなかった。大方の予想をはるかに超える急進展にヘッカー氏は驚いた。これは北朝鮮に外部からの支援があった可能性を疑わせる状況とも言えよう。

 毎日新聞報道を継続していたので、朝日新聞社説ほど厚顔なばっくれはしていない。ただ、ワシントンポストなんかも報道していたのに、「疑う向きも少なくなかった」はどうかな。イラク大量破壊兵器疑惑と同じじゃないかとか言うのだろうか。この手のイデオロギー偏向はどうにかならんか。

朝日新聞社説 北朝鮮の核―ウラン濃縮は許されない : asahi.com(朝日新聞社):社説

 外からの抑えがきかぬまま、北朝鮮の核問題が新たな局面を迎えた。

 ウラン濃縮用の施設を北朝鮮が米国の核専門家に見せた。濃縮に手を染めていること自体は昨年来、公言してきたが、その施設の存在が確認されたのは初めてだ。

 そればかりではない。核実験に使えそうなトンネルを新たに掘削したり、「自前のエネルギー確保」を名目に実験用の軽水炉建設の計画を明らかにしたりと、北朝鮮はこのところ矢継ぎ早に核開発の動きを見せている。勝手のし放題である。

 今頃よく言うよ朝日新聞

 10月13日⇒北朝鮮の核開発が一段と進展するなか中国は非核化にコミットしない: 極東ブログ

朝日新聞社説 柳田法相辞任―まともな国会にまず戻せ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 国会答弁は「二つ覚えておけばいい」という柳田氏の軽口は、国民への重い説明責任を負う閣僚としてあまりに自覚を欠く。国民の信頼回復のための検察改革の担い手には、およそふさわしくない。この結末は当然だろう。

 朝日新聞もこういうシーンでは反動化するんだよな。

 野党もまた重い責任を共有している。問責決議案のやみくもな連発といった国会戦術に血道を上げるなら、国民の期待に沿うことはできない。

 しかし、こっちが本音で、つまり柳田さんの犠牲で終わりということ。輿石さんと同じだよね、芯は。

曇り

 昨日カレンダーを見て、あれ祝日だとか思った。忘れていたわけではないが、どうもなんか勘違いしていて慌てた。

 アドヴェントが近づく季節だ。

2010-11-22

今日の大手紙社説

 話題は散漫。

 というところで柳田法相辞任。あーあ。

朝日新聞社説 新核軍縮条約―日本から米ロに発効促せ

 まあ、一言でいうと馬鹿みたいな話。

 というのは⇒米国核態勢見直し(NPR)報告書にたいした変化はないだろう: 極東ブログ

 話を戻して。

 米ロの核軍縮が停滞すれば、中国の核軍備強化、さらにはインドの核軍拡へと悪循環を招く恐れがある。まさに日本、アジア安全保障問題であり、日本も米ロ双方に条約発効を強く促す必要がある。

 今からでも遅くはない。菅直人首相は米ロ首脳にこの条約を重視する日本の立場を改めて伝えてはどうか。

 で、その前提は、日本は米国の核の傘から出ます、ですよね。

曇り

 午後から雨になるらしい。月曜日か。

2010-11-21

今日の大手紙社説

 NATOの話を出したのが毎日新聞のみ。武器輸出原則の話を出したのが朝日新聞のみ。で、その関連は議論されず、と。

 いいのかなあ日本とも思うが、今の政権には荷が重すぎ。

毎日新聞社説 社説:新戦略概念 NATOの進化に期待 - 毎日jp(毎日新聞)

 期待と書いているね。

 現在のMDシステムは果たして有効なのか、米欧でも日本でも論議がある。米国ブッシュ前政権の東欧MD構想には、ロシアが「実はロシアへの対抗措置」と見て反発した。今回、NATOがメドベージェフ露大統領を首脳会議に招いてMD計画を提示したのは画期的だ。その計画の有効性はともかく、NATOとロシアの関係改善を歓迎したい。

 まあ、

 だが、懸念もある。名指しはしていないが、欧州MDは特にイランを意識している。将来的には、米国が技術支援したイスラエルの迎撃システム「アロー」との運用連携もあり得るため、イスラエルと敵対するイランの強い反発は避けられまい。

 だからというべきだが。

 米欧と関係が深い日本も北朝鮮の核・ミサイルの脅威にさらされ、中国やロシアの領土上の圧力も強まっている。日本もまた新たな戦略を考える時だ。日米安保に基づく米国との協力はもとより、NATOとの連携も重要度を増している。

 なので、武器輸出三原則の問題が出てくる。

朝日新聞社説 武器輸出三原則―説得力足りない見直し論 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 いまこれを見直そうという動きが起こることには、確かに理由がある。

 近年、IT技術の進歩や開発コストの急増により、軍事技術をとりまく環境は一変した。巨額の開発費が要る戦闘機などは、米国といえども単独開発は難しく、多数の国々が参加する共同開発・生産が主流になりつつある。

 その一方で、軍用品と民生品の境界があいまいになり、武器とみなされない日本の半導体ソフトウエアなどの製品や技術が、他国の武器に堂々と組み込まれる現実も日常化している。

 見直し論が浮上する背景としてとりわけ大きいのは、武器の調達コストを何とか引き下げたいという動機だ。

 朝日新聞としても昭和な原則では立ちゆかないという認識はあるのでこみ入ってしまう。

 背景にあるのは、朝日新聞の説明ではなく、NATOの問題がある。NATOがMDに一致協力しこれに日本の技術が関連する以上、硬直に武器輸出三原則が主張できない。

 何より武器輸出政策の原則を変えれば、それはいや応なく国際社会への強いメッセージとなる。日本は世界の中でどんな国家であろうとするのか。平和国家であり続けるのか、それとも?

 性急な見直し論議の前に、菅政権が答えを出すべき問いはそこにある。

 ここが逆説になっていて、NATOに協調しないことは平和国家を損することになる。

 ついでだが、この問題については中国もNATOに好意的なのでその面からの問題はなく、朝日新聞なども折れやすい。

 ロシアが微妙なところだ。実質的にMDはロシア包囲ではあるが、ロシアは強行に対抗していない。どころか、米国とまた親密化し、結果NATOとも親和的に見える。その背景はというと、パキスタンイランあたりの問題の認識だろう。イランについてはイスラエル問題が絡み、パキスタンについては北朝鮮や中国の問題が関連する。

 というわけで、日本は世界の情勢から二歩も三歩も遅れてしまった。

快晴

 11月も下旬。気持ちはちょっと焦る。

2010-11-20

ああ、これは労作

 ⇒「暴力装置」の起源と系譜 - 名無しさんの弁明

 おつかれ様でした。

 異論はないですよ。実は、ヴェーバーは「暴力の独占」は述べたけど、「暴力装置」という用語はこの文脈では使っていなかった。だから、「暴力装置」は厳密にはヴェーバーに由来する用語ではないです。

 ただ、社会学の慣例としてヴェーバーの「暴力の独占」が「暴力装置」と理解されてきたので、では、そういうことで整合的に説明しましょうかということでした。

 そして整合的に説明するとたぶん私の解になると思う。少なからぬ人が罵声を投げかけてきたけど、理詰めで考えてごらん、そうなるから。

 とはいえ。

 「暴力の独占」を前提に「暴力装置」をきちんと理解すると、暴力装置とは国家である、ただそれだけ、という帰結しかない、ということ。

 ただどこかに、ヴェーバーの「暴力の独占」と、流布されている「暴力装置」を繋ぐリンクがあるはずで、調べていたけど、よくわからなかった。

 ⇒Twitter / finalvent: Twitterで「暴力装置」がマックス・ヴェーバーに ...

 率直に言うと、神山茂夫かなという印象は薄い。おそらくレーニンの文脈で神山より古いのではないかという印象はある。

 それでも、この考察はおそらく正しいだろう。

いずれにせよ、初期において神山茂夫が「暴力装置」という言葉を軍隊に当てはめ、その概念を広めるのに一役買ったという点は間違いないように思われる。それ以降、全共闘世代や、政治学者の間で軍隊=暴力装置論、またあるいは国家=暴力装置論とされて広まり、さらにはヴェーバーの国家による「暴力装置」の独占論として広まったものと思われる。たとえば戦後を代表する政治学者の福田歓一はその著作のなかで「暴力装置」という言葉を使用しているが、

 ちょっと悪口いうと、この世代の人きちんとヴェーバー読んでないんですよね。そんなありがちの誤解なんではないかと思う。

 そして、そういう誤解の上に、「自衛隊は暴力装置」が出てくるのはしかたないかなと思うのだけど、私としては、ヴェーバーの「暴力の独占」からすれば、「暴力装置は国家」という結論は避けがたかった、ということ。

 で。

 おや⇒「暴力装置」の起源はレーニン? ウェーバー? - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記

 これもご苦労様でした。

 柴田翔さん1935年生まれ(75歳)、仙谷由人さん1946年生まれ(64歳)、石破茂さん1957年生まれ(53歳)。仙谷さんの世代では、ウェーバーは常識だったとは断定できない。

 まあ、そう。

 実は、ヴェーバーというのは、私も受講したけど大塚久雄先生の影響が大きく、時代の流れでは、マルクスへの決別としてヴェーバー社会学が読まれていた(新左翼とは別の流れで)。私は、全共闘世代がいやでいやで大塚久雄を読んでヴェーバーを学んだくち。そしてご本人の講義も、青春。

 ヴェーバーがマルクス主義の代替として読まれたのは、1970年の始めころ、つまり全共闘の実質的解体を意味していた。もうちょっというと、大塚先生はマルクス主義を内包し、かつ、キリスト教的な倫理観をただよわせ、若者の憧れでもあった。姜尚中さんなんかもそのあたりではないかな。

おや、弾さんもわからなかったですか

 ⇒404 Blog Not Found:暴力ってなんだろ?

自衛隊は暴力装置ではない。暴力装置は国家」って言われても、「SDカード記憶装置ではない。記憶装置はパソコン」って言われているのと同じで、装置は装置で出来できている以上、「自衛隊も暴力装置かつ日本国も暴力装置」の方が「どっちか片方が暴力装置」というより「非暴力的」にしか受け取れない。

 ここでいう「装置」は"device"ではないのな。

 だからなんども、"apparatus"と書いてきたのだけど。

 あれやこれやの道具を一組にした装置ということ。

 弾さん的な比喩でいうと、NASがあるとするね。これを、「なんたらWebシステム」にバックアップとして組み込むとしよう。

 すると、それまでは汎用のNASだったものが、特定のデータのバックアップにしか使えなくなる。これがこのNAS(device)を「なんたらWebシステム」の装置(apparatus)としたということ。

 で。

 前近代には、一つの国家内にいくつも軍があった。当然、これらは国家なんてしったことないよ、ということで勝手に暴力をふるう。この場合は、この軍は暴力組織でもあるし、歩兵や騎馬隊などを道具としてもつ軍装置でもある。

 ところが。

 ここに近代国家が出現すると、これらの各種の軍の暴力を、国家の軍の下に組み込んでしまう。と、同時に、この軍のもつ暴力の機能は、国家によって独占されてしまう。

 ⇒暴力の独占 - Wikipedia

 本当はすごい暴力が出せる軍なのに、国家から指示がないと暴力が発揮できない状態になる。逆にいえば、すごい暴力は国家が発動するようになる。

 この状態が、国家が暴力装置だ、ということ。(ついでにいうと、暴力の独占が暴力装置として理解されきた。)

 軍隊は道具にされてしまって自身では暴力が発揮できない。暴力を発揮するのは、国家という暴力装置だけだ、ということ。

 あと、国家によって道具とされるものには、警察という暴力もあるし、刑務所という暴力もある。各種の暴力を発する道具を一組として持っているから、国家が暴力装置、ということ。

 辞書を見てみよう⇒社会学小辞典で「暴力装置」を調べてみた - くじらのねむる場所@はてな

暴力装置 暴力を発動するため、諸機関が配置されていること。最高に組織化された政治権力である国家権力が、軍隊・警察・刑務所などを配置している状態などに用いる。現代ではこの装置が巨大化し、独走する危険性がある。

 「など」というのは「状態」以外に「機構」などがあるということで、軍隊が暴力装置だということではないよ、ねんのため。「暴力を発動するため、諸機関が配置」されるようにするのは国家。くどいけど、暴力の独占 - Wikipediaがあるから、暴力を発動できるのは国家だけになった。マックス・ヴェーバーは「国家が暴力行使への「権利」の唯一の源泉とみなされてるということ、これは確かに現代に希有な現象である」と言っている(「職業としての政治」より)。

 そして、国家が巨大化して暴走する危険性もある。この場合は、国家という暴力装置が暴走するという意味で、仙石さんが懸念していた自衛隊という暴力の組織が暴走するということではない。しいていうと、仙石さん、国家中枢にいるあんたが暴走すると危険だということ。

 これでわかってくれたかな。

もうちょっとまともな反論があるのかと思ったら

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追記

 論点がわからない人がいるようなので最初に3行でまとめておきますよ。

 

 finalvent: 自衛隊は暴力装置ではない(暴力装置は国家のみを指す用語だから)。

 hokusyuさん: 自衛隊は暴力装置である。

 排他的な命題なんでどっちかが正しく、どっちかが間違っている。お考えください。

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 ⇒とあるアルファブロガーのSophisterei(詭弁)――あるいは正統的な暴力も暴力であることについて - 過ぎ去ろうとしない過去

なるほど、この定義によれば、国家権力は暴力装置である。では「暴力を発動するため」の「暴力」とは何だろうか?警察や軍隊だとすれば、「警察や軍隊を発動する」となり、意味が通らなくなる。

 意味通るけど。警察とは警察暴力であり、軍は軍暴力。なにか疑問でも?

むしろ、その後半の部分と比較してみればわかるが、軍隊や警察は、「諸機関」と並列されているのである。つまり、国家は暴力を発動するために、警察や軍隊を配置しているのであって、「暴力」そのものではなく「機関」なのである*1。

 警察や軍は機関(organ)だよ、それが、暴力装置としてapparatus化(装置化すること)されているということ。そしてapparatus(装置)とすることで、その機能によって意味づけられている。(国家が暴力のorganだ、とは言えるけど。)

 タコ焼き器に統合された鋭利なキリは、機関としての刺すという機能をもっているが、タコ焼き器という装置によって、タコ焼き返しという権能としてapparatus(装置)とされているということ。

ところで、警察や軍隊だって、それぞれの暴力を「適切に」発動するために諸機関を置いている。つまりそのように組織を形成している。その意味ではもちろん「暴力装置」なのであり、その「暴力装置」が国家の意思から離れて、自律して行動してしまう危険性はつねにあるのである。

 警察や軍がそれ自体の諸機関をもつのはそう。だから、警察とは警察装置であり、軍は軍装置。だけど、国家に独占される暴力としての装置性はない。というのは、そもそも暴力装置が国家だからだ。国家が暴力を独占するから暴力装置はひとつになる。と、同時に国家の意志なくしてこれらの諸機関の暴力は発動できなくなる。

われわれは、どんなに治安がよかろうとも警察国家に住みたいとは思わないだろうし、どんなに強力な軍事力を持とうとも軍事国家に住みたいとは思わない。

 いや、街角のあちこちに監視カメラを設置していることからわかるように市民は夜警国家に住みたいと思うし、軍事が正当に行使される軍事国家に住みたいと願う。でないと侵略されるからね。 (追記:警察国家と夜警国家は視点の差だよ。Mシステムはどっちだと思う?)

ところで、軍隊も警察も、組織としては国家という組織の一部である。その意味では、国家そのものも「暴力装置」であることにかわりはない。しかし、だからといって警察(組織)や軍隊(組織)は「暴力装置」ではない、ということはできない。

 警察や軍が国家の組織であることはそう。それはお役人がいる官僚組織として。で、それらの機能である暴力は国家に収納されるから、国家がイコール「暴力装置」となる。

だが、そもそも、自衛隊や警察が行使する力は暴力であるということを認めず、正統な暴力は正統なのであると繰り返すだけでは、それは自己欺瞞といわざるをえないだろう。

 「自衛隊や警察が行使する力は暴力である」は普通に認めているのだが。で、問題は、それらの暴力は国家の意志を介して正当でなければ行使されない。これが国家が暴力を発動できる暴力装置ということ。国家という暴力装置があれば、軍や警察はそれ自体からの暴力が発動できなくなる。

 また、正当な暴力こそ市民を守るものでもあるが、どこが自己欺瞞なのだろう。

 自己欺瞞があるとすれば、こうした暴力装置をどのように解体する契機を持つかというマルクス吉本隆明的なテーゼにおいてだけ。

 というわけで。

 国家というのは、諸暴力をapparatus(装置)とするがゆえに、唯一の暴力装置なのだという基本がまるでご理解されていないご様子。

 暴力装置とは国家という意味なのだよ。

 

 それと⇒はてなブックマーク - とあるアルファブロガーのSophisterei(詭弁)――あるいは正統的な暴力も暴力であることについて - 過ぎ去ろうとしない過去

 まあ、その議論の賛同者が多そう。

 辞典的な定義からの逸脱を再考したほうがいいと思うよ。

 ⇒社会学小辞典で「暴力装置」を調べてみた - くじらのねむる場所@はてな

暴力装置

最高に組織化された政治権力である国家権力が、軍隊・警察・刑務所などを配置している状態などに用いる。

 「など」には組織などが入るのであって、「など」に軍は含まれない。

 軍は暴力装置ではないよ。(暴力のorganではあるけど)

 

追記

『職業としての政治』脇圭平訳・岩波文庫

むしろ、近代国家の社会学的な定義は、結局は、国家を含めた全ての政治団体に固有な・特殊の手段、つまり物理的暴力の行使に着目してはじめて可能となる。「すべての国家は暴力の上に基礎づけられている」。トロツキーは例のブレストーリトウスクでこう喝破したが、この言葉は実際正しい。もし手段としての暴力行使を全く縁のない社会組織しか存在しないとしたら、それこそ、「国家」の概念は消滅し、このような特殊な意味で「無政府状態(アナーキー)」と呼んでよいような事態が出現していたに違いない。もちろん暴力行使は、国家にとってノーマルな手段でもまた唯一の手段でもない。―そして、そんなことをここで言っているのではない―が、おそらく国家に特有な手段ではあるだろう。そして実際今日、この暴力に対する国家の関係は特別に緊密なのである。過去においては、氏族(ジッペ)を始めとする多種多様な団体が、物理的暴力をまったくノーマルな手段として認めていた。ところが今日では、次のように言わねばなるまい。国家とは、ある一定の領域の内部で――この「領域」という点が特徴なのだが――正当な物理的暴力行使の独占を(実効的に)要求する人間共同体である、と。国家以外のすべての団体や個人に対しては国家の側で許容した範囲内でしか、物理的暴力行使の権利が認められていないということ、つまり国家が暴力行使への「権利」の唯一の源泉とみなされてるということ、これは確かに現代に希有な現象である

今日の大手紙社説

 昨日のもざっと見たがさして印象に残らず。

 今日もさしてなし。しいていうと、朝日新聞社説が柳田さん辞任を実質薦めているのが、へぇと思った。

日経新聞社説 帳尻合わせの子ども手当は持続しない : 帳尻合わせの子ども手当は持続しない  :日本経済新聞

 今の子ども手当は1年の時限立法だったため、来年度分の混乱が生じた。政府は今回も2年の時限立法を予定しているが、これでは家計も先行きの計画を立てられない。長期間持続可能な制度設計が不可欠だ。

 まあ、議論するとよいと思うよ。めちゃくちゃな話だった。

毎日新聞社説 社説:知事の「特区」提案 財源不要、ぜひ実現を - 毎日jp(毎日新聞)

 いいんじゃないかな。予算はどうなるんだろうと思うけど、限られた予算で地方が自律するのは賛成。

朝日新聞社説 事業仕分け―もう少し続けてみたら : asahi.com(朝日新聞社):社説

 続けたらいいんじゃないかな。国民がぐったり幻滅するまで。

朝日新聞社説 柳田法相発言―身の処し方を考えよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 れいの失言はこれまでの自民党時代も実質は同じだったのだけど、法相としての資質は問われるだろうなと先日答弁を見て思った。向いてないよ、柳田さん。

ログイン・晴れ

 朝方喉が腫れて頭痛という感じだったのでダウンかなと思ったが、なんとなくもちかえし。

2010-11-19

2010-11-18

昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃」

cover
昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 (幻冬舎新書): 中川 右介

 あえて意図的に事件の表層を追ったのかもしれないけど、感動するくらい浅薄な内容だった。

サイレントテロ(笑)

 ⇒Twitter / finalvent: ネタ? RT @umeten: サイレントテロをどう ...

ネタ? RT @umeten: サイレントテロをどうぞご利用下さい RT @finalvent: 強い指導者が現れて活気づくのと、じわじわ衰退していくのとどっちが日本にとってよいかといえば、後者。

 ⇒Twitter / finalvent: "silent terrorism"なんていう概念な ...

"silent terrorism"なんていう概念なさげなんだが。RT @umeten: マジ RT @finalvent: ネタ? RT umeten: サイレントテロをどうぞご利用下さい RT finalvent: 強い指導者が現れて活気づくのと、..

 ⇒Twitter / finalvent: いや、そもそも「サイレントテロ」なる概念が不在。RT ...

いや、そもそも「サイレントテロ」なる概念が不在。RT @teasound: 「サイレントテロ」=「政治の空洞化」ではないでしょうか。 RT @finalvent http://goo.gl/dSbqq 「『サイレントテロ』術語の出典を探しています。googleで検索したかぎ...

 ⇒Twitter / finalvent: うひゃ、それで、 http://goo.gl/TDB ...

うひゃ、それで、 http://goo.gl/TDBVb なわけね。RT @umeten: @finalvent もちろんそれはそうです。「サイレントテロ」は僕が作った造語ですから。

 ⇒Twitter / finalvent: だから http://goo.gl/eINqE RT ...

だから http://goo.gl/eINqE RT @umeten: ご存じなかったですかw RT @finalvent: うひゃ、それで、 http://goo.gl/TDBVb なわけね。RT umeten: finalvent もちろんそれはそうです。「サイレントテロ」

 ⇒Twitter / finalvent: タメにとらないでほしいのだけど、私には、「サイレント ...

タメにとらないでほしいのだけど、私には、「サイレントテロ」の意味が皆目わからない。どうやらumetenさんの洒落だったらしい。つまり、その文脈ではナンセンス。RT @teasound: 今の日本って、アメリカから「サイレントテロ」を戦後から受けているって事ですよ。現に友達との..

 ⇒Twitter / finalvent: 「サイレントテロ」とやらについては、umetenさん ...

「サイレントテロ」とやらについては、umetenさんがはてなに書き、彼自身かわからないけど、それをもとにwikipediaに書いた人がいて、あたかもそんな用語があるかのように見せるイタズラをしたというだけだと思う。RT @teasound: そうですか。ということは「おふざけ..

 

 ⇒サイレントテロとは - はてなキーワード

参考URL

http://d.hatena.ne.jp/umeten/20050114

http://d.hatena.ne.jp/umeten/20050204

 ⇒サイレントテロ - はてなキーワード

編集履歴

サイレントテロ@20100324200128 (2010/03/24 20:01:28) natukawa1 -現在の社会状況、または自ら...  /  +現在の社会状況、または自ら...

サイレントテロ@20060506170205 (2006/05/06 17:02:05) umeten -その「悲観的状況こそが「現...  /  +その「悲観的状況こそが「現...

サイレントテロ@20060506170131 (2006/05/06 17:01:31) umeten -その「悲観的状況こそが「現...  /  +その「悲観的状況こそが「現...

サイレントテロ@20050409112116 (2005/04/09 11:21:16) umeten +→<a href=http://d.hate...

サイレントテロ@20050409111929 (2005/04/09 11:19:29) umeten -実際には、少子化の増加、NE...  /  +実際には、少子化の増加、NE...  /  -その実態が容易に表に表れな...  /  ...

サイレントテロ@20050409111250 (2005/04/09 11:12:50) umeten -これらの消極的かつ間接的な...  /  -現在の社会に対する消極的抵...  /  +これらの消極的かつ間接的な...

サイレントテロ@20050409111228 (2005/04/09 11:12:28) umeten +関連:  /  +→<a href=http://d.hate...  /  +→<a href=http://d.hate...  /  ...

サイレントテロ@20050407221450 (2005/04/07 22:14:50) umeten 新規追加  /  +現在の社会状況、または自ら...  /  +その「悲観的状況こそが「現...  /  ...

 

 ということで、umetenさんがブログにネタを書いて、それをはてなキーワードに書いて、どうやらumetenさんと思われる人がさらにwikipediaに書いた「サイレントテロ」なる珍妙な概念を、ご本人のumetenさんがさも定着した用語のようにツイッターとかでも撒いていたということでした。

 率直にいうと、この用語、はてなキーワードやwikipediaから削除したほうがよいと思うけど。

今日の大手紙社説

 参院定数高裁判決イトカワが話題。特に面白くもない。

日経新聞社説 仕分け迷走が映す予算編成の軸のなさ : 仕分け迷走が映す予算編成の軸のなさ  :日本経済新聞

 自民党政権は翌年度の政策の方針を示す「骨太の方針」を閣議決定したが、民主党政権はこれをやめた。同じやり方をとる必要はないが、何らかの工夫は絶対に要る。

 そうでしょう。

読売新聞社説 参院1票の格差 早急な是正を迫る高裁判決 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これはまず参院で考えたら。結論は簡単だから行動できるかということ。

読売新聞社説 ビデオ流出問題 閣僚も政治責任を免れない : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 流出経路の捜査で浮かび上がったのが、海保のあまりにもずさんな情報管理である。

 「執行職」の海保は当初、映像を公開する方針だったが、それを止めたのは「政治職」の仙谷官房長官らである。

 中国側への過度の配慮による判断ミスを「執行職」に押しつけるようでは、民主党が掲げる「政治主導」が泣くというものだ。

 そのあたりどうするのか。

晴れ

 焦りつつ日が過ぎていく。そんな感じ。

2010-11-17

今日の大手紙社説

 裁判員制度による死刑判決の話が話題。各紙ともにこなれていない印象を受けた。

日経 春秋

 私たちの遺伝子中の窒素も、歯の中のカルシウムも、血液中の鉄も、かつて収縮した恒星の内部で作られた。私たちは、すべて星の物質でできている。私たちは「星の子」なのです……。天文学者のカール・セーガンがそう書いている。

 セーガンはパンスペルミア説に否定的だったが、まあ、このあたりよくわからないな。

毎日新聞社説 社説:初の死刑判決 裁判員に精神的ケアを - 毎日jp(毎日新聞)

 わからないではないがそれが社説たる説の論点ではないとは思う。

読売新聞社説 初の死刑判決 裁判員の熟慮と苦悩がにじむ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 裁判長が、判決を言い渡した後、「重大な結論なので、裁判所としては控訴することを勧めます」と被告に語りかけたことも、論議を呼ぶだろう。

 それが仮に、裁判員の意向を受けた発言だったにせよ、裁判長が被告に控訴を「勧める」ことが妥当なのかどうか。

 判決に自信がないことの表れだ、と受け止められれば、裁判官と裁判員が熟議の末に出した死刑判決の重みを否定することにつながりかねない。遺族感情を逆なですることにもなろう。

 ここが難しいところだ。たぶん、量刑が厳しいと思ったか、地裁で決める問題ではないと思ったか。後者だろうと思う。

 私もこの問題は高裁に上げたほうがよいと思う。ただ、そこでも死刑になる可能性は高いだが、そこは容疑者の最後のご奉仕と覚悟していただきたい。

朝日新聞社説 海保映像問題―まだ流出の真相が見えぬ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ようやく朝日新聞から。

 まあ、真相がわからないという視点もそうだし、これは英雄的行為ではないというのもそう。だけど、微妙に仙谷政権をかばっているのか、朝日新聞も事実上流出映像を流していたからか、そのあたりの詰めが弱い。問題はこの政権にある。

曇り

 だいぶ冷える。

 おじいちゃんは25歳が泣ける。微妙に泣ける。我々の世代は父親との交流とか実は無かったからね。

2010-11-16

今日の大手医者説

 興味深いのは昨日の保安官逮捕せずを取り上げたのが産経だけだったということ。そして産経はさして読むべき内容はない。

 マスメディアにとっても痛い事件だったな。

朝日新聞社説 平和賞サミット―ヒロシマの遺産を世界に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 受賞者たちに感銘を与えたのは、被爆者の証言だった。壮絶な原爆体験を語ったあと、「原爆には憎しみを持っているが、憎しみで憎しみを消すことはできない」と結んだ。

 暴力の連鎖ではなく、同じ苦しみを繰り返させないというメッセージだ。

 この精神も世界に広めたい。

 では、こう言うとよいのですよ、アメリカは大きな罪を犯しました、そして今もそのことを認めていません。しかし日本はそのことを含めて今は許しています、と。

晴れ

 夢で、誰か仲間と行動しているのだが、その一人がフォークギターでフォークソングを歌う。私は感動している。まあ、そんな光景があった。

 昨晩の⇒おじいちゃんは25歳|TBSテレビ

 一回目を見た。毎度のホイチョイというか馬場さんのらしい。おそらくその枠内で納まる話だろうとは思うが、見ていてじんとくるものがあった。キヤノンからカネを貰うしかけがそれなりにうるさくはなるだろうな。

 1964年の11月15日はちょうど東京オリンピックが終わったころだ。あそこで日本は変わった。

2010-11-15

新聞休刊日

 まあ、そんな感じか。

 いれの流出ビデオいまここ⇒流出経緯ほぼ解明 方針協議へ NHKニュース

さらに、この間に海上保安官と同じ巡視艇「うらなみ」に乗務する同僚が、ネットワークで映像を見つけて巡視艇の共用パソコンに取り込んでいたこともわかりました。海上保安官は、この映像を10月中旬に共用パソコンからUSBメモリーに取り込んで持ち出したと話していて、パソコンの解析で裏付ける記録が確認されたということです。

 これと自首調書を付き合わせるとだいたい捜査は終わりというところだが、そのために自首調書が前提になると量刑は下がるだろうな。

晴れ

 天気予報では午後から雨とのこと。そうなのか。そのようだ。明日の朝はさらに冷えるらしい。

 朝ぼんやり見るアプリが起動しない。電池切れである。どうも切り忘れて裏で動くアプリがあるのだろう。あれかな。

2010-11-14

今日の大手紙社説

 日中会談が話題。面白いことに、この話題で新聞社の能力が試されることになっている。

 順位はこんな感じ。

     日経読売産経(言及せず) > 朝日 > 毎日

日経新聞社説 中ロとの関係打開も日米同盟強化から  :日本経済新聞

 尖閣諸島沖の衝突事件後初めて胡主席と正式に会談できたことは歓迎すべきだが、中国側は公式の首脳会談とは位置付けておらず、これだけでは大きな成果とはいえない。

 正式に会談だが公式首脳会談ではない、と。

毎日新聞社説 社説:日・米中露首脳会談 首相は総合戦略構築を - 毎日jp(毎日新聞)

 日中首脳会談はわずか22分間だったが、正式会談は漁船衝突事件後は初めてだ。関係改善への中国側の意思表示と受け止めることができるだろう。尖閣諸島問題については双方が互いの立場を主張し合ったが、政府・民間レベルの交流促進や経済分野を含む地球規模の課題で協力を強化していくことでは一致した。

 毎日はほぼ間違い。

読売新聞社説 日中・日露会談 国益に即し関係を再構築せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 9月初めに尖閣諸島沖で漁船衝突事件が起きて以降、10月に2回、日中首脳は非公式に会談した。今回、日本側は公式な首脳会談と発表したが、中国は正式会談に準ずるものと位置づけている。

 正式に準ずる、ということ。

朝日新聞社説 ス−パー堤防―停止後も街の危険は残る : asahi.com(朝日新聞社):社説

 国交省も5年前から、スーパー堤防の重点区間を4分の1に絞った。区画整理の同意集めが難しい地区は、堤防をシートで覆ったり、幅を狭めた仕様も取り入れたりしている。スーパーほどではないにせよ、安全は高まる。

 防災ではなく減災の視点で考えるとどうかという議論だと思われるが。

朝日新聞社説 asahi.com(朝日新聞社):社説

 尖閣諸島をめぐり中国との関係が緊張し、メドベージェフ大統領の国後島訪問でロシアとの関係も冷え込む中、両国首脳も参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれた。後手後手に回った「外交失態」に歯止めをかける好機である。

 中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席との会談がごく短時間に終わったのは残念だったが、ともかくもこれを反転の足場とするほかない。

 まずは、オバマ大統領との間で日米同盟の深化を確認し、日本外交の基軸を内外に明確に示した。

 次いで、中国との「正式な首脳会談」を尖閣事件以降初めて実現させ、両国の戦略的互恵関係の重要性を最高レベルで再確認した。

 「正式な首脳会談」とやらの括弧の意味が微妙。

曇り

 薄ら寒い。

 昼食を食いそびれてなにげなく日高屋に入る。諦めムードだったのだが、意外と美味しかった。調理人の差ってあるなあと思った。

2010-11-13

今日の大手紙社説

 話題はG20とAPECだが、特に読むべき内容はない。というか、米中関係の軸やアンザス問題とかまったくスルーして何か議論ができるのだろうか。

 ⇒米韓FTAの決裂は朗報だ[寄稿] | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 ⇒Twitter / finalvent: 韓米FTAの失敗が僥倖。どこまでダメになれるか日本と ...

曇り・ログイン

 まあ、あまりブログサバトとは言えない。

 うっすら肌寒い外気。年末に一気に流れ込むか。

2010-11-12

今日の大手紙社説

 尖閣ビデオ告白男の影響は多少あるがこの混迷をどう論じることもできないといった印象。

 Twitterで犯罪者は処罰すべきとかいう意見を見かけたが、どこに"犯罪者"がいるというのだろう。逮捕するらできそうにないのに。

朝日新聞社説 沖縄知事選―ヤマトの覚悟が問われる : asahi.com(朝日新聞社):社説

 現職の仲井真弘多氏はこれまで、米軍普天間飛行場を県内に移設することを条件付きで容認してきた。だが昨年からの激しい論争を経て「北海道から鹿児島までのヤマト(本土)で」と、本土移設を求める方針に変わった。第一声で「安全保障を日本全体で考えてもらう」と訴えた。

 違うよ。

 仲井真知事は名護市が受け入れを表明している間に鳩山首相が決断なさいと言っていた。

 これね⇒琉球朝日放送 報道部 » 検証 動かぬ基地 vol.89 次期政権狙う党の基地政策は

 その梯子を見事に外したのは鳩山さん。

 沖縄米軍基地で働く日本人従業員が入る全駐留軍労働組合(全駐労)沖縄地区本部は民主党の支持母体だが、ここも組合員の声をもとに初めて自主投票の道を選んだ。

 投票は28日だ。沖縄は本土の人こそ当事者として考えるよう迫っている。

 だから?

晴れ

 今日は暖かく穏やかな日になるとのこと。

 いろいろ物思いに沈むのだが、その沈み方に、老いということでもあるのだろうが、なんか人の形のようなことを思う。うまく言えないのだが、信仰みたいだが、自然に神に従順になるような部分がある。従順とか信仰とは違うのだが。

 車で出て郊外のステーキ屋で飯を食う。この値段でまともなステーキはないだろうと適当に人気とやらを頼んだら、それなりだった。これなら倍値のステーキ屋はたまらんなとあらためてメニューを読んだらUSチルドだった。ほぉ。なるほど。これならもっと高いの選ぶべきだったかと思った。サラダバーはご自由にというので行くと、サラダバーにカレーライスがある。なんだこれ?と思った。これはあれかあ、ご家族で子供を連れてくるときカレーでも食わせるということなんだろうか。

 サラダバーにカレーがあるんだよと人に話すと、ラーメンのある焼肉屋もありますよとのこと。世の中どうなってんだろ。

 そういえば、先日デニーズで食って、そういえばと思ってハンバーグを食うとセブンのとだいたい同じ。どっちがうまいか微妙なくらい。ファミレスもようするに場所ということかな。

2010-11-11

「秘密」とは

 【事件番号】 昭和48年(あ)第2716号【事件名】 国家公務員法違反被告事件  昭和52年12月19日 最高裁判所第二小法廷(差戻上告審

 ⇒国家公務員法違反被告事件

今日の大手紙社説

 昨日は尖閣ビデオ犯行供述者で大騒ぎだったが、日テレ系山川友基記者がこの間接触していたことが明らかになったのだが、その際、日テレにsengoku38を紹介した人物がいるようだ。つまり、単独犯とは思えない。その後の情報源についての秘匿も堅く、意外と難しい事件なのかもしれない。いずれにせよ、現状では逮捕できない。

 どうやら⇒尖閣映像流出:ビデオは複数の管区でも閲覧可能と判明 - 毎日jp(毎日新聞)

 ということらしい。

 ただ、閲覧可能とようつべうpはイコールではないが。

日経 春秋

チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に国家元首や首相が会うと、その国の翌年の対中輸出は平均8.1%落ち込む。こんな調査結果をドイツのゲッティンゲン大学の研究者たちが発表した。「ダライ・ラマ効果」と名づけて。

 中国人というのはそういう人なんだよ。

日経新聞社説 尖閣ビデオは本当に秘密に値するか

 今回の事件に限っていえば、ビデオ映像が刑事罰をもって守るのに値する秘密なのか大いに疑問だ。

 国公法100条にいう秘密とは、最高裁判例により「非公知の事項であって、実質的にも秘密として保護するに値し」なければならない。

 政府は漁船衝突事件の証拠になる捜査資料だから刑事訴訟法の規定で公判前には公にできない、との見解をとってきた。しかし漁船の船長を中国に帰国させた結果、船長は裁判にかけられないし、ビデオ公開によって船長らの名誉を傷つける恐れもないのだから、同規定はもはや非公開の根拠になりえない。

 また、ビデオのダイジェスト版は映像流出の前に国会議員に視聴させている。さらに、映像自体は公にされていなかったとしても、映像が伝えるのは、中国漁船から巡視船にぶつかってきた衝突の状況であり、政府が早くから公言してきたところだ。海保が撮影から1カ月たってビデオ映像の管理責任者を置いたのも、秘密性の薄さをうかがわせる。

 公判の維持は難しいでしょうね。

朝日新聞社説 八ツ場ダム―改めて中立からの検証を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 八ツ場ダムの検証では、こうした基本に戻る議論が必要だ。利水面では、人口が減っていくのに新たな水源がいるのか。4600億円の事業費の7割を使い切ったが、さらに膨らむ危険はないのか。堤防改修の方が高くつくという計算の根拠は何か。

 サンクコストのことわかってない。

 問題は多面的だが、少なくとも、中止するコストと継続するコストの計算が必要。なんだがこの社説そこをネグりましたとさ。

朝日新聞社説 海保ビデオ―独断公開が投じた課題 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ようやく出てきた。

 そのせめぎ合いの中でも、情報をできる限り公にして議論に付すことが民主主義を強めていくという、基本的な方向を社会で共有したい。

 という意見を早々に出せたらよかったのにね。

晴れ

 中学生にトリチェリの話をする。ああいうのは学校で水銀柱で実験して見せるといいのだが、やってないらしい。科学教育がどうたら以前の状況なんじゃないかな。

 昨晩、バターロールを焼いていて時間がなく、ええいまたフォカッチャとかやった。バターたっぷりのフォカッチャも悪くないか。

2010-11-10

没エントリ

 尖閣ビデオ流出問題で投稿者の投稿場所が神戸ネットカフェであると東京地検が発表した。ブログのエントリーとしては"犯人"の逮捕まで待つか悩むところだが現時点でいろいろ思うこともあるので書いておきたい。

 現下の大勢の疑問としては"犯人"が捕まるかということだが、流れを見ていると手口が妙に素人臭いのでネットカフェの情報から見つかるのではないかとも思う。が、逆にその手の現場証拠がいくらあってもホシをあげられないのが警察の常なので、意外と迷宮入りになる可能性もあるかとは思う。わからないとしかいえない。いずれにせよ、IT技術的な問題ではなさそうだ。

 それなりに警察が仕事をして、"犯人"側がもし「こりゃ詰んだな」と思うようだったら男子の本懐と潔くお縄になる前に(女子の本懐かもしれないが)、自分の思いをユーチューブに投稿すればよいだろうなと夢想する。もちろん、その手の偽装映像もいろいろ出てくる可能性はあるが、いずれ"犯人"が警察情報と照合されてたとき「ああこいつは本物だったのか」とわかるようにすればよいだろう。

 刑もかなり軽減されるだろう。すでに公開されている"極秘"仙谷文書(参照)でも、「流出犯人が検挙・起訴された場合、「政府が一般公開に応じたのだから、非公開の必要性は低かった」と主張し、量刑が下がるおそれがある」とあると政府側も理解している。

 今回の騒ぎで個人的に興味深かったのは、福岡高検がグーグル側に投稿者に関する記録を照会し、これをグーグルが顧客情報の任意提出と見なして拒絶したことだった。おそらく日本の慣例ではそこで話が終わっていたのだろうと思う。

 今回はその先に歩を進めるために、裁判所の令状を取って記録を差し押さえることになったわけだが、グーグル側としても当初から差し押さえ令状の範囲内で協力するとしているので、令状が出てその範囲が明確になった以上、それ以上の拒否はできなかっただろう。

 現実のところ、ユーチューブはジャーナリズムのシステムとして意識してグーグルが運営しているわけでもないし、ホスト国に正式拠点を置いて運営している以上、遵法ではあるべきだろう。ただ、ウィキリークスのように新しいジャーナリズムを標榜している代替があればという思いは残る。代わりといえかどうかわからないが、産経新聞のサイトではまったく同じ映像がテロップは追加されているが基本的にはそのままの形状で掲載されていて微笑ましい(参照)。

 今回の「押収」で個人的に技術面で興味があったのは、ユーチューブのサーバーの設置位置は日本国とは限らないのに投稿記録を押収できるものかという疑問だった。結果からすると「押収」されたのだから日本国内にサーバーがあるんでしょとも言えないこともないが、そこがよくわからないところだ。

 ハッキングの解析ならインターネットエクスチェンジ(IX: Internet eXchange)との関係を見ることになるだろうから、今回もグーグルとの関係でそういう解析になったのだろうか。あるいは多くのトラフィックを担うグーグルのことだから国内用の専用キャッシュを持っていただろうとも思うので、そこからの情報だろうか。いずれにせよ、投稿時のルートについて日本側のグーグルがどのように把握していたのか、その仕組みは知りたいところだ。

 というか、日本側のグーグルの問題ではなく、米国本社側で日本からのIPの投稿についていつでも提出可能だったと考えるほうが自然に思える。

 そう考えると、私はつい小沢事務所の資料を押収するといったれいのものものしいイメージで勘違いしていたのだが、グーグルからの「押収」といっても、窓口で「令状はありますか」「令状範囲を確認しました。では、はい」とバインダーが一冊渡されてこれを段ボールに入れて運んだというくらいのことだったのだろう。NHKのニュースでも段ボールは一個だったように見えた。

 推論が少し逆向きになるのだが、今回の、グーグル側の「令状の範囲内で協力」というとき、グーグルが対応できる「令状の範囲」は検察側でも了解されていてそれにグーグル側でも用意されたマニュアル的に対応したいうことなのだろう。まあ、たいして面白い話でもないな。

 いずれにせよグーグルとしては投稿の手法、よく多段串と言われるが、代理サーバーを介したかパソコン機器固有番号を偽装するかといった点にはまったく無関心で、一時的に日本ドメインからのログというのはさっと検索できるように対応しているのだろう。

 神戸のネットカフェだろうとする解析の速度が速く、介在した多段の代理サーバーの紹介ということもなさそうなので、ルート解析の必要もなく、この間議論されていたような高度な技術背景はないだろう。

 そもそも、深夜に投稿し朝に消去した点で、当局側はネットカフェとにらんでいたのだろう。その反映が、グーグル押収までの沖縄ネットカフェ捜査だったのだろう。9日付け時事「流出前後の防犯カメラ要請=ネットカフェ対象に−ビデオ事件で沖縄県警」(参照)より。

 関係者によると、捜査員は9日までに、那覇市内のネットカフェや運営会社数カ所を訪れ、3日から5日の防犯カメラ映像や利用客の履歴などの提出を依頼した。

 捜査関係者によると、ネットカフェのほかにホテルなどにも対象を広げる可能性があるという。

 衝突ビデオ映像が動画サイト「ユーチューブ」に公開されたのは4日午後9時前。県警はビデオ映像がネットカフェから投稿された疑いもあるとみて、公開前後の各店の利用状況を調べているとみられる。

 沖縄県警なので沖縄でのネットカフェを調べたということもあるだろうが、やりながら不毛間もあったには違いなく、神戸のネットカフェということで沖縄関係者はほっとしているだろう。

今日の大手紙社説

 朝日新聞が相変わらず尖閣ビデオに言及しない。なぜかな。

 TPP関連の社説が多いが、農政もだがこれはロングスパン、で郵政は少なくともショートスパンでなんとかしなければならないはず。そこをネグって国内向け正論こいている日本ってなんてのんきな国なんだろう。

 仙谷さんがあいもかわらず面白い。

 ⇒仙谷官房長官:「盗撮された」持参資料の新聞掲載を批判 - 毎日jp(毎日新聞)

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日経 春秋

推定12億人。中国に次ぐ世界第2の人口を持つインドにたっぷり秋波を送ったオバマ氏には、台頭する中国をけん制する狙いがあったという。わがままが過ぎて扱いにくくなった一番の大尽は少し冷たくあしらっても、新しいお得意さんに肩入れする。そうした作戦は花街も外交も変わらないということだろうか。

 そうなんだが日本も腫れ物扱いになって、間接的に韓国との対比で批判されているのが読み取れないとなると日本もただの愚か者。

日経新聞社説 TPP参加へ人材鎖国や規制も見直せ

 日経はさすがにまともだ。

 規制改革では、欧州連合(EU)が自動車の安全技術や木材などの認証基準の緩和を要求。米国からは、郵政改革の見直しや米国産牛肉の輸入条件の緩和を求める声が上がっている。TPP交渉への参加条件として、米国がこうした個別の要求を出してくる可能性も指摘されている。

 というか、いまの政府、WTOもよくわかってないみたいだが。

毎日新聞社説 社説:米大統領歴訪 アジアの新たな協調を - 毎日jp(毎日新聞)

 ああ、なんか率直にいうと、バカだなあ。

 「米中接近」の大きな流れもまた明らかだ。米印首脳会談で「海、空、宇宙の自由(航行)と安全」の確保で一致した背景には、南シナ海尖閣諸島周辺での中国の動きへの警戒感があろう。日本としては留飲の下がる思いかもしれない。日本とインドも先月の首脳会談で、日印協力の拡大をうたった共同声明を発表している。

 しかし、米国が中国とインドを戦略的に重視する以上、日米印の連携で中国に対抗するといった単純な構図にはなるまい。

 この手のおバカが出そうだから、オバマの声明を読んでおく必要があるんじゃないかと思って昨日、拙訳しといた。中国完全シカトとその雰囲気が理解できるとよいのだけど、あー、日本人。

 ⇒アジア四か国訪問に向けた米国オバマ大統領の声明: 極東ブログ

朝日新聞社説 小6女子自殺―小さな命の叫びを聴く : asahi.com(朝日新聞社):社説

 いくつか教訓の芽を指摘できる。

 それぞれの命が訴えようとしたことは何だったか。耳を澄ませ、必死で探る。大人の責務である。

 その一つの達成と朝日新聞事実か倫理か NHK vs. 朝日 取材をめぐる「不毛な論議」 - 雑木帖

朝日新聞社説 幼保一体化―まず拡充、次に抜本策を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 まずは公的に支援する施設やサービスを拡充することが急務だろう。それを先行させつつ、10年後の最終的な姿についてはもう少し時間をかけて検討したらどうか。

 そして時間をかけてもう10年くらいやったらいいよ。おまえらのんきでいいよ。

晴れ

 快晴。紅葉もあいまって美しい季節になってきている。

 昨日ヒッキーPVYouTubeに公開した。これがすごいしろいもの。まあ、ファンの私は大半は見ているのだが。

 ⇒YouTube - hikki さんのチャンネル

 Goodbye HappinessのPVには笑ったし感動したし、詩に泣いた。

So Goodbye Innocence

何も知らずにはしゃいでた

あの頃へはもう戻れないね

君のせいだよ

Kiss me

Oh 万物が巡り 巡る

Oh oh oh daring daring

誰かに乗り換えたりしません

Only you

 モチーフはあのヒッキーの狂気の歌「 誰かの願いが叶うころ」と同じ

 ⇒YouTube - hikki さんのチャンネル

 テーマは罪ということ。

ありのままで生きていけたらいいよね

大事なとき、もうひとりの私が邪魔をするの

 Travelingの映像視線⇒YouTube - hikki さんのチャンネル

 というか公開されないけどこれのMakingを見ると、Goodbye Happinessの映像が胸をえぐるほど痛い。

 しかし、つまり、でも、それで大人になったということ。

 Goodbye Happiness? No. no. no.

2010-11-09

今日の大手紙社説

 尖閣ビデオ流出問題再燃。朝日が沈黙。日経も黙っているが経済紙だし。

 これが話題になりませんね⇒ハイチのコレラ死者500人超す 感染者は7千人以上 - 47NEWS(よんななニュース)

日経新聞社説 ミャンマー総選挙は茶番だが  :日本経済新聞

 これがどうも簡単な問題ではないな。

 現在のカレン族の問題は何かよくわからない。

日経新聞社説 民主党外交はなぜこうも行き詰まるか  :日本経済新聞

 なぜこうも行き詰まるかって簡単このツケが回っているだけ⇒鳩山さんが首相であり続けることが国家安全保障上の問題: 極東ブログ

 社説に戻ると。

 日本は安全保障を真剣に考えていないとの印象を、中ロその他の外国に与えても仕方がない。その意味で鳩山前政権の罪は極めて重い。

 そのとおり。

産経新聞社説 【主張】ビデオ流出捜査 優先順位をすり替えるな - MSN産経ニュース

 産経新聞もお尻に火が付いてきている。

 これようつべとなんか違うのか⇒尖閣ビデオが流出か 中国漁船が衝突の映像 MSN ビデオ

 社説に戻して。

 秘匿対象となったのは、那覇地検の捜査資料となり、刑事訴訟法によって初公判前の証拠公開が禁じられているためだ。政府もビデオ非公開の理由に「刑訴法」をあげ続けてきた。

 しかし、中国人船長を処分保留のまま釈放した那覇地検には事実上、起訴猶予しか処分の道はなく、ビデオは証拠価値を失う。いつまでも処分が出ないのは、政府に映像を非公開にさせ続けるためとしか映らない。

 このあたりの法議論もわからないところ。

毎日新聞社説 社説:八ッ場中止棚上げ なし崩しにならぬよう - 毎日jp(毎日新聞)

 しかし、八ッ場ダムの建設中止は民主党が昨夏の衆院選でマニフェスト政権公約)に掲げた目玉政策だった。馬淵国交相の棚上げ発言は、「マニフェストの事実上の撤回」と受け取られかねない。

 それ以外にどんな解釈が? 

 というか、「「マニフェストの事実上の撤回」と受け取られかねない」というけど住民側のこと毎日新聞はわかっているのだろうか。すでにそう受け取っているのだから、ここは毎日新聞が体を張って「撤回ではない」と言ってみるか? 無理でしょ。

 地元や関係都県といたずらに摩擦を起こす必要はない。しかし、コストに見合う効果が果たしてあるのかは冷静に判断すべきだ。

 コスト計算だと存続になるよ。

 八ッ場ダム以外にも計画・建設中のダムは数多くある。そして、公共事業に組み込まれた利権の構図を解体するというのは、国民が民主党に期待したことだった。その旗を降ろすことにつながらないか、注視していきたい。

 地域住民の声を押しつぶして国家の利益優先、万歳。

毎日新聞社説 社説:尖閣ビデオ 非公開の理由は薄れた - 毎日jp(毎日新聞)

 長時間ビデオの中には日中関係に深刻な影響を与えるとして政府が出したくない映像が含まれているのかもしれない。だが、ネット上に流出した映像は多くの国民がすでにテレビでも見た。もはや非公開を続ける理由は薄れたと言わざるを得ない。政府は国民の不信をぬぐうため時期を見てビデオを公開すべきである。

 ”犯罪”の結果論を飲み込んでいいんだろうか。なんとなくだけど、毎日新聞に降りかかってくる火の粉が想定されているのではないかというか、日本のマスメディア全部共”犯”なんだが。

読売新聞社説 ビデオ流出告発 危機感をもって真相の解明を : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 議論の体をなしてないなあ。

 今回の情報流出は、ビデオ映像の一般公開を避け続けた政府にも責任の一端がある。改めて国民に対するビデオの全面公開を検討する必要があろう。

 そういっちゃうと”犯人”が捕まったとき、盗むの悪いけど、盗んだ対象はよいとかになるのではないか。

晴れ

 午後からは天気は崩れるらしい。

 世相とは別にいろいろ困惑することもあり。その背後にじんわり老いが潜んでいるのだろうなとか思う。若い人はいいなあ、活力があってと思う。まあ、私も30代には無謀なことをしてきたなと思うしそれが結局自分だけの人生を彫り上げることになった。その責任を今じんわり取っているのだろう。

2010-11-08

NHKスペシャル|862兆円 借金はこうして膨らんだ、見たよ

 ⇒NHKスペシャル|862兆円 借金はこうして膨らんだ

 ひどい番組だった。

 めちゃくちゃな内容だった。

 国民が福祉を求めるなら消費税を上げるしかない大蔵省の苦労が淡々と語られていた、だけだった。

 バブル期に赤字がゼロになったのは、好景気で税収が増えたという例外として扱っていた。

 製作サイドに、実質金利=名目金利−インフレ率、がわかっている人はいないのかもしれない。

 大蔵官僚天下り爺さんたちが立派な椅子に座って元気そうなのは感動した。

今日の大手紙社説

 共通的な話題は特になし。朝日新聞社説のHTMLV-1の話が個々には間違いではないが生物学がわかってない人らしく文脈が外れていた。どうも朝日新聞のねじが外れてきている。

 余談だが尖閣ビデオ流出について書いたらまたまた陰謀論とか言われているが、しかたがない面もあるが、どうもただの誤読もありそうだ、というかみなさんお熱が高すぎて誤読しているように見える。そうでもなければもうちょっと先の読みもあるのだが辟易として書く気がない。お熱を上げさせるような書き方するなよというのもあるのだろうが、まあ、ちょっと慣れない。ちょこっとついでにいうと、フジタの釈放は尖閣ビデオ非公開の直接的なバーターではなく、結果的なものでしょう。漁船船長釈放できっかけを得て、まあ、双方信頼していきましょうかということの暗黙の象徴だったのだろう。ところがダメだ菅政権ということ。

 チベットでどうもチベット語教育が禁止されているらしい。このあたりもダライラマなどの伝聞しかなくソースがないので中国批判でもすればまたまた陰謀論扱いされてしまうのだろうな。

 メドベージェフ大統領の動向もフィナンシャルタイムズでも二島返還論を読んでいた。普通そうだと思うが。

 これ⇒Twitter / finalvent: FT.com / Russia - Medv ...

日経新聞社説 親日国ブラジルと連携強化を  :日本経済新聞

 ああ、ブラジル反米親中国だという視点が抜けているなあ。知らないわけもないのだろうな。親日国関連の話は誰がしてもねじが外れやすい。

毎日新聞社説 社説:絶えぬムダ遣い ワインも泣いている - 毎日jp(毎日新聞)

 これがまた泣いていいのか笑っていいのか。

 外務省は外交機密費が批判を浴びた際、機密費による高級ワインの購入をとりやめたいきさつがある。検査対象とした51公館では2万〜3万円以上の高級ワインも4000本以上、保管していた。「ワインの威力」で外交の人脈不足を補おうとでも考えているのだろうか。外務省が保管量の見直しに乗り出したのも当然である。

 その程度外交に使う高級ワインではないのだよ。

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エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫): 西川 恵

読売新聞社説 インド洋給油 政府は再開を真剣に検討せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 奇妙な社説だな。

日本は、アフガンに5年間で50億ドルの支援を実施しているが、人的支援がないため、「小切手外交」との批判は免れない。

 とか言うが。

 これに言及していない⇒自衛官アフガン派遣へ、米の要請で医官ら10人 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 米国の要請に応えたアフガン復興の人的支援策の一環として、現地の医療機関で教育訓練の講師として活動させる方針だ。自衛官のアフガン派遣は、駐在武官を除けば初めてとなる。

 今回の派遣は急ぐ必要があるため、法改正や新法制定は行わず、防衛省設置法で自衛官の任務と定める「教育訓練」として実施する方向だ。憲法違反とされる「武力行使との一体化」という批判を避けるため、アフガンに展開している国際治安支援部隊(ISAF)とは別個に活動する。

(2010年11月6日11時03分 読売新聞

 不吉なことは言いたくないが、自衛官に万一のことがあれば大変なことになる。おそらく読売社説はそれを織り込んで書いているはずなのだが。

朝日新聞社説 HTLV対策―苦しみを次世代に残すな : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ウイルス感染して起きる血液のがん、成人T細胞白血病(ATL)。その原因ウイルスであるヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV―1)の抗体検査を、妊婦健診のときに公費負担で受けられるようになった。加えて、官邸に設けられた特命チームが総合対策づくりを進めている。

 それはそうなんだが私が沖縄生活で知った範囲では検査は実質されていた。まあ、沖縄だからというのはあるかもしれない。

 最近の調査では、九州や沖縄の感染者は減っているのに、関東などで増えていることがわかった。このウイルスの根絶には全国で徹底した対策が必要という見方が強くなってきた。

 まあ、そういうことなんだろう。

 難病の脊髄せきずい)症(HAM)を発症する恐れもある。国内の感染者は推計で約108万人。B型肝炎C型肝炎に匹敵する多さだ。

 そうとも言えるのだが、どうもこの筆者、レトロウィルスのことがわかってない臭い。論調がどうもピントがはずれている。

朝日新聞社説 太平洋FTA―通商国家の本気を示せ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 朝日新聞が適当なことを言っている。

 日本の農業は耕地面積が減って生産規模が縮小し、高齢化で担い手が不足するという構造問題を抱えている。このままでは将来はなく、抜本改革を迫られている。TPP問題はむしろ、農業の新たな発展のための改革に取り組む好機ではないか。

 そんなことは自民時代からわかっていた。そしてFTA無策の民主党を選んだ。そしてその必然の帰結を見ているだけのことだ。

快晴

 じわじわと年を取っていくようでやなもんだ。

 昨日Twitterで政治に関心あるなら政治家やらないのかと問われ、少し考えているとして、まあ、うまく通じなかった。まあ、釣りみたいなものだったのではないかな。

 自分に政治家の資質があるとは思えない。人を率いていく力がない。その点はなんだかんだ言っても政治家さんたちはすごいと思っている。

 野田財務相が国際会議で通訳のイヤホンを充てているのを英語がわからんのははずかしいみたいに指摘する声もあったが、あのレベルの英語を誤解無く理解できるには米国で相当の学歴を詰んでいないと無理だろう。野田さんはよくやっているほうではないかと思いつつ、反面、そういうエリートがあの立場に立つこともないのだろうし、立たせると人を率いる力がなかったりする。だいたいにおいて語学屋さんには人徳がないものだ。

 以前少し書いたが、私は恩人が菅さんの支援をしていた手前、彼の立候補のころから知っている。二枚目で市川房枝をついで(そのことでうっすら左翼で)期待ある青年に老人からは見えたのだろう。その彼が老人になっていく姿を見ている。それは、普通に政治というものに期待をもった青年がうち崩れていく姿でもある。政治とはああいうものだ。対して、小沢さんもそれなりに長く見てきた。毀誉褒貶の多い人だったが、小沢さんの立場というのをいつもそのなかで推測した。彼は政治の鬼になる覚悟のできた人だった。しかし。

 政治というのは理念のように見えて理念ではない。共同幻想という悪魔との取引は必要になる。

 そこから引いて結局は隠者となった吉本隆明は、しかし1980年代までにはまだ銃を取る覚悟でいた。それも崩れた。山本七平はそもそも世に出るつもりはなかった。ただ神が彼を残した責め苦だけを負っていたらあそこに辿りつてしまった。

 森有正だったか小林秀雄だったかあるいは吉本隆明だったか、原典を忘れた。私の思想なのかもしれない。あるいは三者にうっすらとある思想かもしれない。人の人生は必然的に敗北する。敗北することがその意味だということを理解しなければ人生には意味はない。まあ、それで自己慰撫していてはだめだと思う。吉本は近年、みなさんも文部大臣や総理になったつもりで考えてごらんなさいと言っていたが、それに私は反感をもったが、実際にこの日本を菅さんの位置で背負えるかといえば、とうて無理だ。そのとうてい無理だという思いが、政治家でもやってみるかなという思いでもあった。必然的に敗退することをどう織り込むのか。

 龍馬伝を見ていて、龍馬のように明治を見なかった者はあの革命の半分しか見てないだろうともつらつら思う。西南戦争で武士階級が平民に倒されてあの革命は成功し、地租改正でコメという貨幣を駆逐して近代化した。勝海舟は敗北の部分は黙っていた。福沢諭吉はTwitterよろしくツッコミを入れた。 「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」世人は誤解するが勝には勝の敗北の意味の思いがあった。

2010-11-07

今日の大手紙社説

 特になしかな。

日経 春秋

 佐野洋子さんの死の話。

cover
私の猫たち許してほしい (ちくま文庫): 佐野 洋子

 これだったと思うが、若い頃好きだった男の家に行ったら、きちんとした生活をしていてこの人とは一緒になれないという思いを書いたあたりがよかった。

産経新聞社説 【主張】小沢氏の招致拒否 喚問で確認書偽造ただせ - MSN産経ニュース

 元秘書ら3人が起訴された小沢氏の政治的・道義的責任は極めて重い。司法手続きを進めるので国会で説明する必要はない、という主張は筋違いだ。

 とりわけ看過できないのは、平成19年に公表した土地購入の「確認書」について、「記者会見直前に作成されたものではないか」との疑惑が以前から持たれていた問題だ。この確認書について、小沢氏は同じインターネット番組の中で「忘れていたから気がついた時に作っただけだ」と、新たな釈明を行っている。

 小沢氏個人が土地の権利を有さないことを示す重要書類でありながら、その作成に関して虚偽の説明をしていたことになる。この一つをとっても、重大な疑惑といえる。いずれも証人喚問が必要不可欠であることを示している。

 これ変だと思うね。

毎日新聞社説 社説:こども園 10年も待てというのか - 毎日jp(毎日新聞)

 こども園は親の働き方に関係なく利用でき、利用料も統一する。行政の縦割りの弊害を排するため、子ども施策に関する財源はまとめて市町村が配分を考えられるようにする。年内に最終案をまとめ来年の通常国会に関連法案を出す方針だ。現場の抵抗感が強いことに配慮して、完全に移行するまで10年の猶予期間を設けるという。しかし、今年生まれた子は10年たったら小学校高学年だ。そんなに待てないというのが利用者側の実感だろう。

 実質やらないということですよ。

曇り

 外気は肌寒い。とはいえ暖房もセットしているので室内は暖か。もうこんな季節なんだな。日曜日か。

 夢に大学のときの教授が出てきて、随分と若い。今どこの大学にいるのか、おつきの若い女性もいる。私を見かけてその女性のなかに座らせ、彼は優秀でねみたいに言うと女性たちは私に関心を持つ。うへぇと思って私は逃げ出す。が、二人ほどなんとなく追ってきていろいろ聞く。説明する。関心しているようだが、私は困ったことになったと思っている。

2010-11-06

今日の大手紙社説

 流出ビデオが話題。日本風に中国寄りが朝日、政府対応をきつく責めるのが日経、なんだかわけわからんが毎日。読売は記憶にも残らんという風情。ああ、産経は言うまでもない。

日経新聞社説 迫られる尖閣ビデオの全面公開

 政府は刑事訴訟法の規定を盾に、公務執行妨害事件の証拠であるビデオは公開できないとしてきた。しかし同規定の趣旨は、最高裁判例によれば(1)裁判に不当な影響を与えない(2)事件関係者の名誉を傷つけない――の2点にある。

 中国人船長がすでに帰国した現在、証拠ビデオを公開しても同規定の趣旨には反しない。

 こうした点を考慮すると、中国人船長の帰国後、政府がビデオを公開しようと思えば、法律的には必ずしも不可能ではなかった。それでも一貫して公開に後ろ向きだったのは、日中関係への配慮という政治判断が働いたからだろう。

 結果論からすれば、そうした対応は誤っていた。政府がビデオの流出を許したことで、それをきちんと公表するよりもさらに悪い影響を日中関係に及ぼす可能性が出ている。

 まあ、微妙なところ。リークを是とする論調にもなっているし。まあ、米国流民主主義のありかたするとこのてのリークは是ではあるが。

毎日新聞社説 社説:尖閣ビデオ流出 統治能力の欠如を憂う - 毎日jp(毎日新聞)

 もし内部の職員が政権にダメージを与える目的で意図的に流出させたのだとしたら事態は深刻である。中国人船長を処分保留で釈放した事件処理と国会でのビデオ限定公開に対する不満を背景にした行為であるなら、それは国家公務員が政権の方針と国会の判断に公然と異を唱えた「倒閣運動」でもある。由々しき事態である。厳正な調査が必要だ。

 これ、阿呆な議論の典型

 じゃあ、なにげに大宮で拾っただけのいたずらだったら?。

 問題性が低い?

 じゃあ、意図が日本国を思う愛国心だったら? 

 実はそのほうがさらにたちが悪い。しかし、殺人事件じゃないのだから、意図が第一義に問われるという構図ではない。

読売新聞社説 尖閣ビデオ流出 一般公開避けた政府の責任だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 もし、これが衝突事件直後に一般に公開されていれば、中国メディアが「海保の巡視船が漁船に追突した」などと事実を曲げて報道することはできなかったのではないか。これほど「反日」世論が高まることもなかったろう。

 このあたりが日本人のダメなところ。行く手を阻んでとかなんとでも理屈がつくのは現在Twitterとかにもある珍妙な擁護論みたいなもの。

 日本人はぶつけた中国船が悪い、これが証拠だ、まだしらをとおすかと水戸黄門気分になっているけど、これ中国人が見たら、自国領土のために戦う果敢な漁民にしか見えない。

朝日新聞社説 ミャンマー―不公正きわまる総選挙 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 そもそも正統性のない選挙である。

 それを言うときりがないのだけどね。

 日本政府はスー・チーさんが参加しない選挙は「自由で公正」とは認められないと指摘してきた。それが果たされない以上、新政府に対して厳しい姿勢で臨まなくてはならない。

 ミャンマー独裁をサポートしている中国政府にもよろしく。

朝日新聞社説 尖閣ビデオ流出―冷徹、慎重に対処せよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 仮に非公開の方針に批判的な捜査機関の何者かが流出させたのだとしたら、政府や国会の意思に反する行為であり、許されない。

 ペンタゴン文書は許されざると。

 しかし、政府の意思としてビデオを公開することは、意に反する流出とはまったく異なる意味合いを帯びる。短絡的な判断は慎まなければならない。

 朝日新聞もペンタゴン文書の経緯など考えるとよいよ。

快晴・ログイン

 11月らしい空だ。寝付かれなかったわりにいろいろ夢を見た。もうあまり覚えていないが、随分ダンスをした。若い体はいいなとか目覚めて思った。

2010-11-05

今日の大手紙社説

 小沢さんの話が一巡。まあ、民主党にそれを求めるのはスジ違いという流れ。

 社説でも言及ないし、日本ではベタ記事あつかいだが。

 大きなニュースだと思うのは⇒米とNZ、公式に関係修復 非核政策での対立から26年 - MSN産経ニュース

 クリントン米国務長官は4日、ニュージーランド首都ウェリントンでキー首相らと会談し、政治や軍事面での両国間の関係強化をうたった「ウェリントン宣言」に署名した。

 ニュージーランドは1984年に核搭載米艦船の寄港を認めない政策をとり、米政府と激しく対立。オーストラリアを含む3国間の相互安全保障条約が事実上崩壊していたが、26年の時を経て両国の関係を公式に正常化させた形だ。

 クリントン長官は署名後の記者会見で「ニュージーランドは環太平洋連携協定(TPP)で主導的役割を担っている」などと強調。米国もTPPへの参加を目指しており、こうした事情も関係強化を図った背景にあるとみられる。(共同)

 産経が独自に書いてないところが泣ける。

 ⇒米・NZが新たな戦略関係構築 宣言に署名  :日本経済新聞

 【シドニー=柳迫勇人】クリントン米国務長官は4日、ニュージーランドの首都ウェリントンでキー首相らと会談し、両国の新たな戦略的な関係づくりを掲げた「ウェリントン宣言」に署名した。ニュージーランドは1980年代に非核政策を採用して米国との軍事同盟を事実上解消したが、これにより関係を正常化した。

 クリントン長官は「太平洋に積極関与する国という正当な立場を取り戻す」と強調。ニュージーランドのマカリー外相も「両国関係の新たなページを開く」と歓迎した。さらに環太平洋経済連携協定(TPP)についてクリントン長官は「できるだけ交渉を加速させたい」と早期の交渉妥結に意欲を示した。

 署名記事なんだけどベタ記事。

日経新聞社説 小沢氏はいつまで逃げ回る

 4億円にのぼる土地購入の元手をめぐる小沢氏側の説明は二転三転している。小沢氏は以前に公表した土地購入の「確認書」が事後の作成だった点について「忘れていたから気がついた時に作っただけだ」と釈明したが、とても納得はできない。

 司法で問われているのは政治資金規正法でここではない。で、国民が気にしているのはここ。で、党を左右する大物政治家としてそこはどうなのかと疑問があるのだから国会で答えたらという話。

 まあ、確実とまではいえないけど、だいたいのオチは見えて来つつある。気がつくと人は老いて零落するのである。

日経新聞社説 FRBの追加緩和が日本に迫る覚悟

 FRBの緩和策がうまく効果を発揮してくれることを祈りたいが、その成り行きは予断を許さない。

 日本の経験からも、金融に亀裂が入った後の経済立て直しは容易でないからだ。例えば、米国は経営危機に陥った住宅金融公社を政府管理下に置き、住宅金融を下支えしている。ところが、その後も赤字が募り非常事態からの出口が見えない。

 まあ、見守りましょう。日銀が同じような動きはしないでしょうし。

毎日新聞社説 社説:米の量的緩和 利少なく害多き決定だ - 毎日jp(毎日新聞)

 あはは。

 米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が、第2弾の大規模な量的緩和に踏み切る。今後8カ月間で、米国債を追加購入し総額6000億ドル(約48兆円)もの資金を市場に排出する。長期金利を押し下げて景気を浮揚させる狙いがあるが、弊害が効果をはるかに上回りそうで、心配だ。

 まあ、結果を見てから。そしてその結果は毎日新聞と日銀の評価も含まれる。

 多くの問題をはらんだ他国の政策を日本もまねよ、というのは愚かな発想だ。

 面白い新聞だなあ。

朝日新聞社説 公安情報流出―対テロの足元が揺らいだ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 データの解析から、情報は意図的に持ち出された疑いが強まっている。

 外部の人物がこれだけの文書に近づけたとすれば、警察とどんな関係を保っていた人物か。内部ならば、どんな対立や不満があったのか。

 まあそう考えるのはしかたない。

 ただ、公安バッシングを正義だと勘違いしてるとツケが国民に回ってくる面もあるのだが、オウム事件ももう遠い過去なのか。

朝日新聞社説 小沢氏招致―民主党が決断する時だ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 小沢氏は政治資金規正法違反の罪で強制起訴されることが決まっている。裁判で事実関係が解明されるべきなのは言うまでもない。だからといって、国会で自ら説明することが「妥当でない」というのは、理解に苦しむ。

 それ以前に元秘書が逮捕されていることについての政治家としての責任がある(いや無実だからいいのだとかの主張であれ)だろうと思う。

 一方、民主党は小沢氏に対しては、元秘書らが逮捕・起訴され、本人の強制起訴が決まっても何の処分もしていない。

 これね。

 しかし、そうせねばという規定もないのだから、そういう党が民主党ですか、はあと、ということ。というのが民主党にとって致命的なのがわかってないのだからいずれ自業自得。

晴れ

 抜けるような青空。

 悪夢というのだろうか、眠りながら死んでいきますよみたいなのを見た。まあいいかとも思ったが、ああ、俺はこれで死ぬのかと悲しくなった。

 朝方Twitterで、れいの尖閣ビデオと思われるものを知り、YouTubeで見る。存外に鮮明でわかりやすい。日本語のしゃべりが結果的に扇情的なんで日本人が見ると感情的になるだろうなと思う。即座に削除された。ただ、アップロード側が拡散を確認して消したらしい。どういう筋かも今後は問題になるだろうが、普通の政治感覚からすればいずれ流出は避けられなかっただろう。なのでそれがどうというほどのこともない、はずだが、柳腰政権なんでどうも調子が外れている。

2010-11-04

今日の大手紙社説

 特になしというか、まあ日本の新聞だとこんなものかなというへなへな感。

日経 春秋

「境遇が平等になればなるほど、人間個人の力は弱くなり、大衆の流れに身を任せるようになる」。トクヴィルのこんな指摘だって、今も色あせてはいない。

 そしてそうした平等化された弱い大衆は強い政府を求めてリバイアサンを開眼させてしまう。だから、ティーパーティーのような小さい政府を求めることが大切。

毎日新聞社説 社説:米中間選挙 オバマ改革の継続を - 毎日jp(毎日新聞)

 だが、オバマ政権の実績も小さくはない。国際的には米露の新核軍縮条約に調印し、駐日大使を広島の平和式典に出席させた。共和党のブッシュ前政権が始めたイラクアフガニスタンでの軍事行動を終わらせる道筋も一応つけた。01年の同時多発テロ以降、世界に漂っていた重苦しさを取り払った功績は大きい。

 日本の報道しか見てないんだろうな、この執筆者。

 南スーダン問題とかイランの状況とかなんも知らないんじゃないかな。

米中間選挙―世界への責任を忘れずに : asahi.com(朝日新聞社):社説

 世界は多極化しているが、今も米国が一番大きな極であり、米国にはそれにふさわしい責任がある。

 議会も大統領も、これ以上の内向き志向に陥ってはならない。グローバル化時代にふさわしい国際感覚を持って議論を重ね、米国の持つ問題解決能力を十分に発揮する政治を望みたい。

 議論としてはそうだけど、なんかすごーーーーい上から目線船橋さんあたりがいいそうな厨論。

晴れ

 冷えるなあという朝。

 米国中間選挙もFOMCも想定内のところ。

 ブログのほうに細かいコメントをいただく。まあ、もっともなご指摘も多いのだけど、全体像に関わる印象はないなと思った。

2010-11-03

昨日から話題の

 これ⇒警察ジャーナリスト黒木昭雄氏が変死…車内後部座席に練炭:社会:スポーツ報知

 朝日新聞社のポカ⇒Togetter - 「朝日新聞『黒木昭雄さんは数日所在がわからなかった』⇒前日までツイートしていたとTLから指摘⇒その後記事修正」

 朝日新聞社はただのポカだろうと思う。

 常識的に見て、黒木氏は自殺とは思えない。

 ではというところで、警察が推定される話題も勇み足という印象。

今日の大手紙社説

 民主党マニフェストの公務員給与削減が反故というのが話題。まあ、この労組内閣にそれをもとめるのが無理だし、マニフェストはすでに終了しているので、さしたる議論にもならない。

朝日新聞社説 公務員人件費―縮み志向でない削減策を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 準備も覚悟もないまま公約に掲げ、空手形に終わったというほかない。

 政府が今年度の国家公務員給与について、人事院勧告通り平均1.5%減とすることを決めた。

 菅直人首相は9月の民主党代表選で「勧告を超えた削減を目指す」と公約した。違反は明らかだ。率直に認め、謝るべきだろう。

 一方、民主党としてマニフェスト政権公約)に掲げてきたのは「総人件費2割削減」だ。

 財政危機で国民の負担増が避けられないとき、人件費を聖域にはできない。ぜひ実現させてもらいたい。

 これは朝日新聞の言い分通り。

 まあ、マニフェスト自体終了なんだが。

晴れ

 飛行機を見るにはよい天気だが所用あって入間に行けず。まあ、そんなもの。

2010-11-02

このNHKニュースはちょっとなあ

 ⇒米高官 北方領土で日本を支持 NHKニュース

11月2日 12時19分

 ロシアメドベージェフ大統領が北方領土を訪問したことについて、アメリカ国務省の高官は「北方領土に関しては日本を支持する」と述べ、アメリカ政府として、北方四島の日本の主権を認めるというアメリカの立場をあらためて明確に示しました。

 ロシアのメドベージェフ大統領が1日、ロシアの最高首脳として初めて北方領土の国後島を訪問したのに対し、日本政府は「北方領土は日本固有の領土だ」として、ロシア側に抗議しています。これについて、アメリカ国務省のクローリー次官補は1日、「日ロ間に領土問題があることは十分に認識しており、北方領土に関しては日本を支持する」と述べ、北方四島の日本の主権を認めるという立場を明確に示しました。そのうえで「日本とロシアは平和条約の締結に向けた交渉をすべきだ」と述べ、日本とロシアに対し領土問題の解決に取り組むよう促しました。アメリカ政府は、沖縄県尖閣諸島めぐる日本と中国の対立については、尖閣諸島が日米安全保障条約の適用範囲だとしながらも、領有権問題については明確な言及を避けています。これに対し、クローリー次官補の発言は、北方四島の日本の主権を認めるという従来のアメリカ政府の基本姿勢を、オバマ政権としてもあらためて確認するものとなりました。

 クローリーさん日本を支持するとは言っているけど、領土については、平和条約の締結が前提でそちらを重視している。で、平和条約の締結には二島返還論が先行せざるをえない。つうか、平和条約をなんとかしなさいという意味。

今日の大手紙社説

 メドベージェフ大統領国後訪問と裁判員裁判で死刑合意が話題。どっちも各紙、つまらない。

 北方領土訪問についての各紙の話を見ていると、あれ、戦中の日本と変わらないなと思う。大方が敗戦とわかっていても言い出した人がバッシングされるから、空言をきれいに語り続けて傷を深める。

 とはいえ、今の日本に領土解決の能力はないからしかたないのだけど。

読売新聞社説 北方領土訪問 露にも足元見られた民主政権 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これも大した社説ではないが。

 「足下見られた」というなら、9月の鳩山訪ロに言及してもよさそうなものだがそこをネグっているのは大連立のコマに鳩山さんが入っているっていうことかな。桑原。

朝日新聞社説 裁判員と死刑―自分のこととして考える : asahi.com(朝日新聞社):社説

 面白くもない社説なのでスルーでよいのだけど、こうして司法と市民の意識は変わっていくプロセスなんですよ。

朝日新聞社説 北方領土訪問―交渉の成果無にするのか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 おざなり。

 まあ、朝日新聞としてはしかたないでしょうの線。もうすこし知的に書いてもいいと思うけど、背景を熟知している人ではなくて作文先生が書いたか。

晴れ

 カレンダーを見ると明日のところが赤い。文化の日か。それでステラが早くきたのか。

 菊でも見に行きたいところ。

 先日来のバッハが高じてなのか、ヴィバルディが気持ちよい。なんなんだと思う。

2010-11-01

今日の大手紙社説

 まあ、私の勘違いならよいのだけど、朝日新聞が大変なことになっている印象。社内になんかあるのかもしれないが、言論機関なのだから、外部に変なものがでないように社内の英知をうまく統合する必要がありそう。なんだかんだいっても朝日新聞が自滅しては困ると思っている。

日経新聞社説 「クラウド」に潜む危うさを忘れるな : 「クラウド」に潜む危うさを忘れるな  :日本経済新聞

 SaaS,Paas,IaaSの違いとかわかってない人が書いたんだろうな。まあ、コンプライアンスの問題は問題なんだけど、技術差がありすぎて価格的に対抗できないレベルになっているのだが。

毎日新聞社説 社説:論調観測 高齢者医療 財源なき改革の迷走 - 毎日jp(毎日新聞)

 ああ、こんなくだらない比較じゃなくて、麻生政権のときの自社の社説から振り返ったらどうなんだろ。

朝日新聞社説 どうした、先生―ゆとり取り戻せる改革を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これでは、先生をめざす優秀な若者が減るのも無理はない。都市部では採用試験の倍率低下が深刻だ。教育をとりまく様々な問題の中でも、「教師の危機」はあまりに深刻ではないか。

 そうなのか。まあ、それはそうか。個人的には教師というのは「でもしか先生」がよいと思っているのであまり気にしない。

 余裕とともに失われているのは、先生同士が切磋琢磨(せっさたくま)し、互いに高め合う「教師文化」だと、ベテラン先生はいう。先輩が経験を語り、若手は相談を持ちかける。共に授業研究をし、工夫する。かつては、そんな中で問題を抱えた先生も見つけられたという。ところが今や、職員室のコミュニケーションすら乏しくなっている。

 それはそうなんだが、朝日新聞の念頭にあるのはレトロということで日教組文化ではないのかなあ。あれはあれできついが。

 「先生の数と質」の改善を急ぐべきだ。だが文科省が計画する少人数学級実現には、財務省が難色を示す。教員の養成・採用・研修をどう変えるかの議論も、時間がかかっている。問題教師排除の発想で始められた免許更新制の先行きは、不透明なままだ。

 そういう国家志向を止めるべきだと思うよ。

 教育というのはまず地方のものだよ。そして原義は私学だし、民間のものだよ。まあ、初等教育は確保されるべきだけど、そこから先、高校以上は私学のミッションから考えるべきことだと思う。ミッションに同意した先生が同意した親の子供を預かる。

朝日新聞社説 検察不祥事―裁判所と弁護士にも責任 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 うーむ、困ったなあ。本格的に朝日新聞が暴走しはじめた。バッシングにとられると困るのだが、困っているのだが。

 大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で検察への信頼は地に落ちた。

 影響はひとり検察にとどまらない。国民の不信や疑念がこの先、司法の領域全般に広がっていく恐れがある。この仕事に携わる人々は、危機感を共有し、足元を固め直す必要がある。

 うーむ。信頼が地に落ちるだろうと予想されるのは最高検のほうなんだが。

 何より考えるべきは裁判所だ。

 今回のような暴走を許したのは、検察の捜査と公判活動をチェックすべき裁判所が、その機能を発揮せずにきたことにも原因があるのではないか。そんな指摘が方々から出ている。

 法廷で被告や証人の言うことが、捜査段階で検察官が作った調書と食い違う。そんな場合、調書の内容に軍配をあげる。特捜事件に限らず、よく見聞きする話だ。裁判官は他の証拠も検討して判断した結果だと言うだろうし、実際、法廷での供述がうそという例も多いと思われる。

 「ことにも原因があるのではないか。そんな指摘が方々から出ている」とか「に限らず、よく見聞きする話だ」とか「という例も多いと思われる」とかの修辞で議論を進めないでほしい。

 法廷証言と調書について、裁判所に決定的な問題があったと思われる事例を具体的に挙げて欲しいのだが。

 なにより、大阪地検の証拠改竄は調書に結びついてないのだが。

 折しも裁判員制度が始まり、調書ではなく、法廷で直接見聞きした証拠に基づいて判断しようという機運が強まっている。裁判の原則への回帰といえるだろう。

 うーむ、なんか根本的に司法を理解してないんじゃないだろうか、この社説子。調書の証言というのは吟味のプロセスは必要だが証拠だし。

 司法が信頼を失い基盤が損なわれると、真に困るのは法律家ではなく、司法に救済や解決を求める国民である。民事事件も刑事事件も同じだ。

 まあ、同じ面もあるけど、民事と刑事の違いは大きい。

 少数者の人権を擁護し、社会的公正を実現する。多数決や経済合理性だけではこぼれ落ちてしまう大切な価値を守るのが、民主主義社会の司法の使命であり誇りであるはずだ。

 この問題意識を胸に、司法の担い手はそれぞれの立場で目の前の難局に向き合ってもらいたい。

 いやそれを担保するのが手続きというもので、それに本質的な欠陥がある事例はないと思うが。

 なんか朝いちから暗澹たるものを読まされた感じ。

 なんだか大変なことが朝日新聞社内で進行しているんじゃないか。

曇り

 11月1日になる。ああと思う。こないだまで夏だったじゃないか。

 朝、森上さんのてくてく旅が終わってしまって、なんかがっかりしている。

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