finalventの日記

2011-03-31

今日の大手紙社説

 まあ、特になしと言うべきかな。緊急時モード的に。

日経新聞社説 原発事故の沈静化に国の総力をあげよ  :日本経済新聞

 原子炉が壊れ放射性物質が大量に放出されるようなことは何としても防がねばならない。この危機に国家の総力をあげる必要がある。原子力だけでなく汚水処理や放射線医療など、様々な分野の科学者の知恵や企業の技術が求められる。核技術の専門家米国フランスから協力のため来日している。

 1号機は原子炉圧力容器の内部が異常な高温・高圧で、核燃料棒の過熱が収まらない。圧力が上がりすぎると、放射性物質を含む蒸気を排出せざるを得なくなる。2、3号機は圧力容器の気密性が損なわれ、冷却水が漏れているらしい。すでに米国のスリーマイル島事故を上回る深刻な状況にある。

 東京電力勝俣恒久会長は30日、原子炉は「少し安定してきている」と述べたが、現状認識が甘すぎはしないか。東電の危機意識の乏しさが、事故拡大を招いたとの指摘は多い。事態がなお予断を許さないことを直視し、対処してくれないと困る。

 そういうしだいで、もう言ってもいいだろうと思うけど、炉の底抜けが想定される事態となっている。この場合、爆発を避けるために最後の大きなヴェントが必要になるのではないかと思う。そしてまたはあるいはなのだが、抜けてホウ酸水に落ちるとき水蒸気爆発を起こす可能性がある。建屋のない状態では問題だろう。こうしたことはすでに政府側でも想定しいるし、実際のところ住民避難についてもいろいろ問題はあったといえ着実に進展はしている。

 

追記

 誤解している人もいるみたいだけど、これ以上のことは言っていないよ。言い方を変えただけ。

 もいちどよく読んでおくとよいよ。

 これ⇒よくある質問 (PDF) - IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)

IRSN では、溶解した炉心の放射能生成物の100パーセントが大気中に放出されたという大惨事事態をシミュレーションしました。これこそが原子炉にとっての最悪のシナリオです。

 100%出るとは思えないけど、その出る状況というのはという話。

 

追記

 現状は炉は安定しているので、このまま推移すると、まさにこのままというシナリオがある。炉の状況を見直すとその可能性も高い。

 希望的観測としてはそうであってほしいけど、予断を許さない状況(かつ最悪シナリオは残る状況)。

毎日新聞社説 社説:原発長期化 食にきめ細かい対応を - 毎日jp(毎日新聞)

 具体的な話が全部抜けているな。トーンからするとわかってない雰囲気ではないが。

 基本は、平時なら市民は、1mSv/yなので現行の安全基準はあくまで緊急時のもの。食品については、CODEXは100Bq/kgなのでいずれ世界と整合はつきづらくなるだろう。

 放射性汚染はALIで考える。化学系の汚染のADIとは考え方が違う。今回、科学的と言われる人でもADI的に考える人が多いように思えた。ある程度は比喩ができるし、厳密な議論は難しいがALIではいわゆる閾値のはものは考えづらい。まあ、これもいろいろ細かい議論はあるが。

朝日新聞社説 福島第一原発―長期戦支える人を守れ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 率直なところ戦中の新聞を読んでいる印象を持った。ただ、それで非難しているということではない。特に主張もないにこの社説は書くことないのではないくらい。

 細かくは。

 強い放射能を帯びた水が建物の地下などに大量にたまって作業の邪魔をする一方で、原子炉や核燃料の貯蔵プールを冷やすには、水を注ぎ続けるしかない。だが、注げばそれだけ汚染された水があふれ出す。

 私はあの放水の意味がそれほど理解できない。

晴れ

 世情とは関係なく昨晩落ち込むことがあり、今度は寝付かれなかった。が、寝た。睡眠が不安定化するのはこのところなかったが、あれかな、水泳ができないのもあるか。

2011-03-30

またこれか

 これ⇒はてなブックマーク - 時事ドットコム:花見は自粛を=被災者に配慮必要−石原都知事

 元の時事⇒時事ドットコム:花見は自粛を=被災者に配慮必要−石原都知事

 東京都の石原慎太郎知事は29日の記者会見で、東日本大震災に関連し、「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような状況じゃない」と述べ、被災者に配慮して今春の花見は自粛すべきだとの考えを示した。

 石原知事は「今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる」と指摘。さらに「(太平洋)戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい」とも語った。

 都は既に、花見の名所となっている一部の都立公園について、節電などのため入園者に宴会自粛を呼び掛けている。

 輪電で夜停電しているのにどうやって花見のための夜間電力をもってくるのか。あるいは特定公園が輪電でなくても輪電で停電している家庭があるなか公園に煌々と電灯を照らして花見をするもんか。やるなら輪電停電の暗闇でウンコとゲロと酔漢を漂わせるかということ(警察に暗闇内の取り締まりやらせるのかね)。そこで都の関連機関がこりゃ夜間はやめとけという決断をして、都の長である石原知事が認可したということでしょ。石原知事が、いやいや闇のなかのウンコとゲロと酔漢大にいに良し、とか言うべき?

 で公式には以下の発言。

知事の部屋/東北地方太平洋沖地震・東京都知事発言|東京都

 地震後、閉園していた都立動物園水族館を、節電に配慮して開園時間を短縮しつつも四月一日から再開します。

 なお、被災された方々については、春休み期間中、入園料を無料にいたします。都内の避難所にいらっしゃる方については、お子さんを中心に、バスを仕立てて招待いたします。ほんのつかの間でありますが、心を癒していただければと思います。

 なお、上野公園で、花見・宴会を規制しています。花を愛する日本人、桜が好きな日本人が、花見をしたいというのは分かるけれども、私は少なくとも夜間、明かりをつけての花見などというのは自粛すべきだと思っております。

 問題は夜間ということ。花見が全部自粛されているわけではないよ。

 で、そのあと、つまり、自粛が決まったあと(「都は既に」というのはそういうこと)、この惚けた老人がどうやら毎度の失言やらかして、これはネタだと時事が食いついて、あたかもこの失言が理由で自粛になったかと馬鹿騒ぎする人が続出、と。

 これで、またfinalventは石原擁護しているとか言ってファビョーンするんだよね。

今日の大手紙社説

 政局絡みというところだろうか。よくわからない議論が多かった。

日経新聞社説 与野党は迅速な復興対策へ責任果たせ  :日本経済新聞

 自民党は子ども手当、高速道路の無料化、高校授業料の実質無償化、農業の戸別所得補償を「バラマキ4K」と呼び、震災対策に予算を振り向けるよう求めている。民主党がかたくなな姿勢を続けていては、野党からの協力取り付けは容易ではない。首相は自らの指導力で公約の見直しを直ちに決断すべきだ。

 子ども手当の縮小や高速道路無料化の見送りなどにより、単年度で数兆円規模の財源を生み出せる。震災対策は国債発行に頼らざるを得ない部分もあるが、財政の悪化を一定の範囲内にとどめる政府の意志を内外に示すことにもつながる。

 ということじゃね。

読売新聞社説 11年度予算成立 早期補正で復興に全力あげよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これらの費用の巨額さを考えれば、予算の組み替えだけで対応するのは難しい。このため、使途を復興に限定した特別な国債を発行する手も考えられよう。

 ただし、日本の財政は先進国で最悪の赤字を抱えるなど、危機的な状況にある。復興費用と将来の社会保障財源などを確保するためにも、いずれ何らかの増税は避けて通れない。

 すごいな。

朝日新聞社説 予算成立―政治の協働の姿見せよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 民主党はマニフェスト政権公約)の一部を見直す。野党はある程度の要求が受け入れられれば、矛を収める。そんな妥協がなぜできないのだろう。

 というわけで両方悪いのだそうですよ。ところで朝日新聞は財源をどうお考えなのでしょう。

朝日新聞社説 震災と暮らし―一冊の本とボールの力を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 爆笑。

 被災した人に必要なものは。

 水。食べもの。安心して眠る場所。暖房。医薬品ガソリン……。

 どれもまだまだ、十分ではない。全力で不足を埋めなければならない。

 それらを追いかけて、届けたいものがある。

 心を柔らかくしたり、静めたり、浮き立たせたりするもの。想像の世界へ誘ったり、考えを深めたり、元気がわくのを助けたりするもの――文化とスポーツだ。

 え? プロレス?

 選抜高校野球はテレビ中継の時間短縮など、節電と共存しながら開催している。被災地の学校も甲子園にやってきた。白球を追う若者の姿に、力を得た人も多いに違いない。

 心に届くもの。それが苦難の時代を生き抜く糧になる。

 というわけで、朝日新聞は夏の甲子園を全力で実施したい模様。国民はエアコンかけて観戦しないと。

晴れ

 早咲きの桜が美しい。まあ、そういう季節は巡る。

2011-03-29

今日の大手紙社説

 福島原子炉問題だが各紙ともに科学部が弱いなあという印象。これに比べると、NHKが圧倒的に強い。

産経新聞社説 【主張】福島原発危機 「長期化」覚悟で対応を 最悪回避へ努力を尽くそう - MSN産経ニュース

 ちょっとバランスがおかしい。

 ◆年単位となる冷却作業

 発電所の事故現場では、放射性物質放射線と戦いながら、原子炉圧力容器や燃料貯蔵プールへの昼夜を徹した注水作業が続く。

 だが、注水のみでは「焼け石に水」に近い効果でしかない。安全な「冷温停止」には燃料が発する余熱(崩壊熱)を海水に伝えて取り除く冷却システムの復旧が不可欠だ。被曝(ひばく)に細心の注意を払いつつ、ぜひともこの残留熱を除去するシステムを確立してほしい。

 冷却が年単位というのはそうだけど、対処が朝日新聞と同じ論法で現実性が薄い。

 国際放射線防護委員会(ICRP)も日本に対して異例の勧告を提示している。一般人の被曝に対する現行基準は十分な安全を見込んでいるが、危険のないその20倍まで緩和することで、周辺の住民が地域に戻って暮らせる道を確保しようという。現実的な策だ。

 この勧告への対応をはじめ、原子力発電の安全性の再構築など急務の課題は山積している。

 東電以外の原発も規制強化などによって、さらなる発電量の減少が予想される。数年内に構造的なエネルギー不足の解消は期待できない。電力業界再編もあり得る。利用可能なエネルギーが減れば、国民のライフスタイルも変わらざるを得ない。

 ICRP勧告はしかたがないとはいえいろいろ問題を含んでいる。

 電力問題については、現在の問題はピーク回避なのであって節電ではないのだが、どうも節電シフトに入ってしまい、それで経済が萎縮するのだろう。

毎日新聞社説 社説:原発分析ミス データは危機管理の要 - 毎日jp(毎日新聞)

 これは社説に取り上げる論点ではないと思うよ。

 このデータはツイッターでは疑問が投げかけられていた。僕も問われたけど、わからなかった。その時点で、毎日新聞の科学部も検証に入るべきだった。

 むしろトレンチ放射能の情報が一日遅れたほうが問題では。

読売新聞社説 福島原発事故 全世界が注視する日本の対処 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 福島第一原発からの放射性物質の放出が長期に及べば、深刻な国際問題になりかねない。

 日本は情報を各国と共有し、世界中の核専門家の協力を仰いで、迅速に事故を収拾しなければならない。それが、世界の原発推進国の信頼を保つ唯一の道である。

 ベータ崩壊の熱は短期には止まらないし、それを遮断する見通しもないので、今後長期に放射性物質は放出される。問題はそれがローカルかどこまでかという問題。

朝日新聞社説 原子炉圧力容器―損傷の恐れ直視し対策を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 科学部らのレクチャーを受けていて曖昧な文章になっているのか、意味がよくわからない。

 地震津波に襲われた電気配線やポンプが使えるか調べ、必要なら配線や機器を取りかえながら循環系統の復活を進めなくてはならない。

 ところが、放射能レベルの高い場所があちこちにあるので、作業は短時間で交代になり、余計に手間がかかる。要員も増やさなくてはなるまい。

 それはかなり困難と見てよいし、それが最重要とも思えないが。現在は放射能の拡散を防ぐことが問われている。

 さらに心配なのは、もし圧力容器の損傷があり、それがひどければ、ポンプが復活しても効率良く水を循環させられない恐れがあることだ。

 不安定な原子炉を落ち着かせるには最終的にそれを冷やすしかない。

 高濃度の汚染水のために、今後の作業には数々の障害が立ちはだかりそうだが、政府と東電は幾重もの事態に備えた対策を用意して、原発の安定に向けて手を打ってほしい。

 文章が繋がっていない。「最終的にそれを冷やす」がよくわからない。このままいけば炉心から炉内の物が出て再臨界の危険があるので、大量のホウ酸の用意が必要だが、その前に爆発を防ぐためにさらなるベントが必要になるのではないか。これらを実施することがあれば、かなりの放射能が出てくる。

晴れ

 昨晩いろいろ今後の事を考え、あまりいい未来は想像できないなと思って沈んだ。ただ、自分では理性的に考えているつもりで、不安のパニックとはないと思っていたのだが、意外と眠れなかった。ああ、無意識にはかなりの不安があるのかと思った。こういうとき、人は何かを信じたり、何かに罪を着せて処罰しようという欲望を持つのだろうな。

2011-03-28

今日の大手紙社説

 福島のほうは依然深刻。でも、これがあと数か月続く。台風の前に、石棺化なりの対応ができるとよいがということ。石棺化とかいってもバッシングがこない事態になったなあと感慨深い。

日経新聞社説 「普段通り」も大切にしたい  :日本経済新聞

 被災者被災地のために何ができるか、さまざまな意見がある。それぞれができることをし、異なる考えも認め合う。復興には、そんな寛容な社会が欠かせない。

 だね。

晴れ

 何事も無きかのような早春。早咲きの桜が咲いていた。

2011-03-27

IDコール見ないんで、なんかあったらツイッターのほうへ

 IDコールとか普通見ないのだけど、たまたま見て、なんかよくわからん。

「ダメ映画の題材にしたりして靖国英霊を冒涜したから、大災害が起こったのではないか」ははは(苦笑)。そしてid:finalventの駄目さ加減にも注目すべし

http://b.hatena.ne.jp/vanacoral/20110327#bookmark-35557250

id:finalventへ。何が「さておき」だよボケが

http://b.hatena.ne.jp/vanacoral/20110327#bookmark-35581926

 なんか非常に勘違いされていると思うんだけど。

 というわけで、勘違いは自由だけど、質問とか間違いのご指摘があったら、ツイッターのほうに知らせてね。

今日の大手紙社説

 今日だからと言う話はなし。

 ブログにいろいろ間違いとかのご指摘があれば、明示的にご指摘くだされば、訂正しますよ。オマエは発言するのは辞めろではなく、ここが間違っているからここを直せとしたほうが、みなさんの益になるのでは。

日経新聞社説 電力需要を分散する夏場対策を早く  :日本経済新聞

 まず、甲子園のエアコン観戦をやめるように、秋に移してはどうかな。

毎日新聞社説 社説:原子力安全委 情報伝達もっと積極的に - 毎日jp(毎日新聞)

 内閣府の原子力安全委員会はどうして顔を見せないのだろう。福島第1原発が深刻な状況に陥って以来、くすぶっていた疑問である。

 ようやく会見で説明を始めたが、それまでは官邸に助言する「黒衣役」に徹していたという。

 まあ、出られなかったのでしょうね。

 政府から、まったく示されていないリスク評価もある。最悪のシナリオと、それに伴う住民への影響だ。これが示されないから、自治体も個人も、中長期的にどう備えればいいのか行動指針が立てられない。

 実は、福島第1原発からの放射性物質拡散予測や最悪のシナリオはフランスなど海外の専門機関が示している。精度を気にしつつ、情報を逆輸入しなくてはならないとすれば残念だ。

 まあ、これもIRSNが特別なことを言っているわけでもなく、普通に海外評価はそんなものだった。

 内閣府の食品安全委員会にも、情報を丁寧に伝えることを求めておきたい。食品安全委は放射性物質に汚染された食品や飲料水について、規制基準を検討している。その結論を示す際には、合理的な根拠をしっかり示してほしい。

 これは結果論からいうとFDAに準じるしかない。国内でどう安全と修辞しても、FDAが輸入禁止したら終わり。

 で、どうするかなのだけど、まあ、そのあたりもなかなか言いづらい。

読売新聞社説 原発一進一退 被害を最小限に食い止めよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 どこへ、どう避難すればいいのか。住民は一任されても対応のしようがあるまい。政府の責任で避難指示を出すべきだ。

 まあ、一応30km圏内への手は打ったので現状では難しいだろう。というか、チェルノブイリ級の大きな爆発はおそらくないだろうが、じわじわくるので中期的に見ても人は住めなくなる可能性はあるだろう。

朝日新聞社説 みずほダウン―これでもメガバンクか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 世間が「またか」と思うのは、2002年4月に富士、第一勧業、日本興業の3銀行の合併で、みずほ銀行が発足したとたんに大障害を起こした記憶がよみがえるからだ。250万件の処理が滞り、復旧に1カ月かかった。その反省は生かされなかったのか。

 前回はシステム統合のテストが不十分だった。今回は震災義援金の振込件数が一部の支店で所定の枠を超え、システムにエラーが起きたらしい。だが、他の銀行は難なく処理している。システムを調整しておかなかったのは人災だという見方もある。

 処理に手間取り、雪だるま式に影響が広がったのは前回と同じだ。問題のある処理作業を分離して、後続の処理を滞らせずに済むようなシステム構造になっていないためという。

 みずほに何を言っても無駄だよ。私もみずほとは富士銀行からの長い付き合いだけど、こうした事態に困らないようにできるだけシフトしといた。

朝日新聞社説 電力不足―計画節電へ政府は動け : asahi.com(朝日新聞社):社説

 政府がちゃんと音頭をとって「計画節電」に踏み切れば、関東圏の停電を回避できるというのに、それをしていない。無責任ではないか。

 いきなり大上段。

 と読むに定量的な評価があるわけでもなく、「節電」対応が可能なのかわからず、よって主張がよくわからない。

快晴

 何事もない普通の日曜日のようにも見えるし、ふとテレビの民放を回してみてもそんな印象はある。現実はといえば、震災原発も以前深刻度には変わりがない。後者については特にそうなのだが、報道に比して関心が薄れていくようには見える。

2011-03-26

今日の大手紙社説

 原発問題の長期化の話が出て来た。特に異論はないのだが、そろそろ妥当な最悪シナリオを出してもよい時期かもしれない。

 だいたいこんな感じ⇒ よくある質問 (PDF) - IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)

 端的でわかりやすい。先日の英国機関の内容と実際にはほぼ同じ。これは、つまり、かなり初期時点で想定されていた。が、フランスのほうは4号機の問題にも触れている。

 ブコメを見ると⇒はてなブックマーク - よくある質問 (PDF) - IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)

 情報がないのによく調べているとかいうのがあるが、この情報は国際的にはけっこう流れていたし、IAEA報告は各国政府はアクセスしていた。まあ、日本のジャーナリズムだけが微妙にIAEA情報のアクセスが弱かった印象はある。

 今回池信先生へのバッシングも多く、個々にはそれは違うなというご意見もあったが、炉に関しては概ね英仏なんかと同じ認識で、原子炉安全の基本と高校生くらいの科学知識があれば、だいたいわかる範囲だった。

 が、さすがに4号機プールは意外だった。昨日のNHKでクレーンの破壊を映していたから、使用済み燃料がばらけているということはすでに報道したことになっているのだろう。ただ、そのあたりの話はあまり言及されてなさげだった。

 4号機プール問題に限定しても長期化は避けられない。

 そういえば、今回の作業員被曝事故も、これが事故にならなければ、公開されない状態だったのかもしれないなとは思った。

毎日新聞社説 社説:大震災2週間 原発の長期戦に覚悟を - 毎日jp(毎日新聞)

 正常に停止でもそう短期に熱は取れないのだけど、5・6号機を見ていると、いかに1・3号機が異常だったかという印象は消えない。

 このままいくと炉の最終シナリオがあり、30km圏内の非難に菅さんが大号令をかけるのだろうなと思っていたが、じわじわと危機度を高めて住民を追い出している感はある。上手というにはちょっとひどいなとも思うが、無策の結果であるのかもしれない。この住民対応はよくわからないところ。それでも、1号機の水蒸気爆発の時の政府の失態は痛く、それが尾を引いた形にはなっているだろう。

晴れ

 昨日、少し遠い八百屋に行ってみる。途中ガススタンドが空いていたので少し補給。八百屋は変わらず活気。ホウレンソウも美味しそうだったが、ちょっとメニューの算段から外した。こういう時こそ食うべきだったかとちと悩む。

2011-03-25

ブログサバト

忘れてた。そして、震災から、二週間。

今日の大手紙社説

 水の問題が多少。特になし。

日経新聞社説 復興予算の財源は「ばらまき」をまず削れ  :日本経済新聞

 これなあ。民主党がこの期に及んで何しているのかよくわからない。

読売新聞社説 秋葉原事件死刑 理不尽な凶行が断罪された : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 震災がなければ大きなニュースだったかもしれない。地裁なんでまだ先があるだろう。

朝日新聞社説 放射能と避難―予測生かし、きめ細かに : asahi.com(朝日新聞社):社説

 さらに、原発からの放出量の推計などにも仮定が含まれているらしい。

 だが、それでも納得がいかないのは「非常に厳しい条件を想定した。ただちに対策をとる必要はない」という班目委員長の見解だ。

 こうした予測で厳しめの仮定をするのは当然のことだ。そのうえで被曝量を見積もったら、それが指針にある目安を超えた。それなのに「ただちに対策をとる必要はない」と言われたら、なんのための試算か目安かと戸惑う。

 これ、なんとも言えない。信頼性の評価がまるでわからない。

 たとえ強めの対策を促して、大げさすぎたと後で言われたとしても、そのほうが信頼を損ねないだろう。

 そこもだけど、そもそもこのシミュレーションモデルがよくわからない。

晴れ

 早春らしい。空を見ていると何事もないかのようにも思える。

2011-03-24

今日の大手紙社説

 飲料水の汚染が話題。ご家庭の知恵的な対応方法はないようだ。

 浄水器についても性能はまばらでなんとも言えない。米国の指針を見ると、浄水器によっては除去できそうにも見えるし、あれだとできそうだなというのはあるが、そういう情報は定量評価されないとよくないし、誤解のもとでもあるな。

毎日新聞社説 社説:放射能汚染 健康影響を丁寧に示せ - 毎日jp(毎日新聞)

 旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故では、放射性ヨウ素で汚染されたミルクなどを摂取し続けた子どもたちの間で甲状腺がんが増えた。日本の状況との違いを説明しつつ、まずは、子どもをしっかり守る姿勢を打ち出すことが大事ではないか。ある年齢以上の人に心配がないなら、それもはっきり伝えた方がいい。

 たとえ放射能汚染が続いても、人々の生活が維持されるように対処していかなくてはならない。汚染されていない水や食料を求め、人々を右往左往させてはならない。

 このあたり、他の毎日新聞記事を読むとなかなかクオリティが高いので、まあメディアもがんばってください。

朝日新聞社説 ヨウ素検出―あかちゃんを守ろう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 私の知る範囲では記載の間違いはなさそう。とはいえ、「あかちゃんを守ろう」というなら、自治体が安全の水を手配するようにきちんと提言を含めるべきであった。

薄曇り

 プールがなかなか使えないので昨日は少し長距離ウォーキングをした。できるだけ、自然のある道を選ぶと、そうだと思いつき土筆を探した。あった。もう季節は過ぎているがまだあったのだなと感動した。梅もまだ咲いているところがあった。自然が美しいものだなと思った。

2011-03-23

今日の大手紙社説

 特になしかな。

 ちなみにリビア関連だけど。

Twitter / finalvent: 中露と声明を出して仲介を宣言。“@obiekt_JP ...

中露と声明を出して仲介を宣言。“@obiekt_JP: リビアの件で @finalvent 氏の言う「平和を求める可能なかぎりの努力をすべき」 http://t.co/eXGDALx という綺麗事は、ベンガジ陥落寸前の状況で一体何をどうすべきだったと言うのだ... #libjp”

Twitter / finalvent: であればそこまで。“@obiekt_JP: 口先だけ ...

であればそこまで。“@obiekt_JP: 口先だけの介入ではそのままベンガジが制圧されてお終い。QT @finalvent: 中露と声明を出して仲介を宣言。QT: @obiekt_JP: ベンガジ陥落寸前の状況で一体何をどうすべき... #libjp””

Twitter / finalvent: 結果見捨てられることと世界に主張を示すことは違うよ。 ...

結果見捨てられることと世界に主張を示すことは違うよ。“@obiekt_JP: finalvent氏の結論は「リビアは見捨てるべきだった」となりますね。QT @finalvent: であればそこまで。QT @obiekt_JP: 口先だけの介入ではそのままベ.. #libjp”

Twitter / finalvent: 基本は内戦なので空爆までの介入は疑問。“@obiek ...

基本は内戦なので空爆までの介入は疑問。“@obiekt_JP: finalvent氏の結論は「リビアは見捨てるべきだった」となりますね。QT @finalvent: であればそこまで。QT @obiekt_JP: 口先だけの介入... #libjp”

Twitter / finalvent: 停戦の効果はないよ。日本の立ち位地をアラブ世界に伝え ...

停戦の効果はないよ。日本の立ち位地をアラブ世界に伝えるくらい。“@obiekt_JP: @finalvent 中露と一緒に口先だけの介入なら仏英米はずっとやってましたので、その程度の事を改めて主張されても今更なんの意味も無いなと。”

Twitter / finalvent: 内戦には原則介入できない。人道危機対応なら空爆はやり ...

内戦には原則介入できない。人道危機対応なら空爆はやり過ぎ。“@obiekt_JP: @finalvent 見捨てるなら見捨てるでそういう立場を否定していません。アメリカもかなり見捨てる気でしたし。”

Twitter / finalvent: ええ、それは了解してる。“@obiekt_JP: @ ...

ええ、それは了解してる。“@obiekt_JP: @finalvent ええ、ですから原則論に従って介入せず見捨てるべきという主張を否定しておりません。ただしリビア介入は国連で承認された武力行使です。国連安保理決議1973は非常に強力な内容で、空爆のみならず短期間の地上戦闘..

Twitter / finalvent: それもそうだけど今後の推移で意味合いは変わるかも。“ ...

それもそうだけど今後の推移で意味合いは変わるかも。“@obiekt_JP: @finalvent これは国連安保理の行動として重要な前例となるでしょう。ユーゴ空爆では国連安保理を通らなかったのに。”

Twitter / finalvent: それはそう。あと、ドイツは反対では。“@obiekt ...

それはそう。あと、ドイツは反対では。“@obiekt_JP: @finalvent ロシア中国拒否権を使わなかったという意味は変わりません。”

Twitter / finalvent: @obiekt_JP 形の上では棄権でしたか。あと国 ...

@obiekt_JP 形の上では棄権でしたか。あと国連の仕組みは知っているよ。"@finalvent ドイツは非常任理事国なので拒否権を持っていませんし、反対せずに棄権です。.."

Twitter / finalvent: 杓子定規にはそう。ま、話によるよ。ここではなぜドイツ ...

杓子定規にはそう。ま、話によるよ。ここではなぜドイツが賛同しなかったかということ。“@obiekt_JP: @finalvent 常任理事国の拒否権発動と非常任理事国の棄権を比較する意味がありません。”

 という話がありましたとさ。

 で、その後展開だけど。

 ⇒リビア空爆:指揮権巡り不和…米欧で思惑ずれ NATO - 毎日jp(毎日新聞)

 対リビア軍事行動には米英仏に加え、カナダベルギーイタリアなどNATOの一部加盟国が参加している。だが、NATOは20、21の両日、ブリュッセルで開いた加盟28カ国の大使会合で「NATOの役回り」について合意できなかった。NATO内部が(1)軍事行動に異を唱える反戦陣営(2)NATO主導を嫌うフランス(3)NATOへの指揮権移行を望む親米派−−に分裂しているためだ。

 ⇒リビア空爆「NATOが中心的役割」 米英仏首脳が合意  :日本経済新聞

 ドイツ抜きでまとまる方向へ。

 そして⇒asahi.com(朝日新聞社):ロシアが求めるリビア停戦、24日の国連安保理会合で協議される可能性=仏外務省 - ロイターニュース - 国際

[パリ 22日 ロイター] フランス外務省は22日、24日開催の国連安全保障理事会の会合で、ロシアが求めているリビアの停戦について協議される可能性がある、と明らかにした。

 仏外務省の報道官は記者会見で「24日の安保理会合で協議される可能性がある。ロシア外相もしくは外相代理が議題に挙げると思う」と述べた。

 現状、ロシアによる蒸し返しはどうなるかはわからない。状況によりけりではないかな。

 そして状況によりけりなのは米国も同じ。

 ということで、日本が仮に世界平和という理念を持つ国家なら、この状況下でどう動くべきかを考えるとどうなるかということ。

日経新聞社説 原発情報、海外の不信解け  :日本経済新聞

 しかし、断片的な状況説明が多く、日本政府が現状をどう評価し、どのような解決のシナリオを描いているのかは分かりづらいようだ。もっと事態の全体像が理解できるような発信を心がけないと、国際社会の不安を和らげることができない。

 とかいうけど、日本では報道が変なんだよ。

 どのくらい変かというと⇒Greater Danger Lies in Spent Fuel Than in Reactors - NYTimes.com

Helicopters dropped water, only to have it scattered by strong breezes. Water cannons mounted on police trucks ― equipment designed to disperse rioters ― were then deployed to spray water on the pools. It is unclear if that effort worked.

 

Richard T. Lahey Jr., a retired nuclear engineer who oversaw General Electric’s safety research in the early 1970s for the kind of nuclear reactors used in Fukushima, said that the zirconium cladding on the fuel rods could burst into flames if exposed to air for hours when a storage pool lost its water.

One factor that might determine how serious the situation becomes is whether the uranium oxide pellets in the rods stay vertical even if the cladding burns off. This is possible because pellets sometimes become fused together while in the reactor. If the pellets stay standing up, then even with the water and zirconium gone, nuclear fission will not take place, Mr. Albrecht said.

 こういうの日本で報道されてないんじゃないかな。

 で、海外ではすでに報道されている。

 で、この海外報道が不正確とかおかしいとか日本側から言える?

 で、じゃ、こういうの知っている私はどうするかというと、悩む。

 たかがブロガーやっているだけでこういうコメントくらうんだよ。

 こういう⇒投稿: F.Nakajima | 2011.03.14 07:55

あんた、原子力関係のエンジニアをやっていたことがあったのか?

 

でなければ、口をつぐめ。黙っていろ。そして二度、二度と、あやふやな付け焼刃の知識や、知ったかぶりや、仄めかしの披露などをするな。

 

もう一度いう。黙れ。ここでちょっと真意を追加しておこうかなとか、ちょっと説明しておこうかな、とか書き出したら、いい恥さらしだぜ。

あのとき、「噂」だけでどれだけの人が迷惑し、死ぬ思いをしたか(実際に「言葉だけで」死人は増えなかったとも思いますが)経験した人間としては、私は、finalvent氏の言動は許せませんね。

 というわけで、「finalvent氏の言動は許せません」ということだよ。

 あと。

 ⇒FT.com / Comment / Editorial - Nuclear frictions

The government must also stop treating the public like frightened children who cannot be told the truth. If it fails to seize the industry by the scruff of the neck and raise standards, the future of nuclear power in Japan looks bleak.

 おまけ。

Tepco may even end up being nationalised.

 ⇒Twitter / finalvent: 実質、JALが国有化し、郵政が国有化し、東電が国有化 ...

朝日新聞社説 放射性降下物―長い闘いを覚悟しつつ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ありゃりゃ。

 一つひとつの数字を見てパニックに陥るのは禁物だ。だが、甘くみるのはもっといけない。政府は急いで詳しいデータを集め、打つべき手を考えて適切な判断を下さなくてはならない。

 忘れるべきでないのは、原発災害などで漏れる放射能の影響は長い目でとらえる必要があることだ。

 いったん環境に放たれた放射性物質は回収が難しい。種類によっては長く大気にとどまり、土壌に残って放射線を出し続ける。セシウム137ならば半減期は約30年だ。それに接したり、体内にとり込んだりすると、悪さをする。環境中の値が基準より低くても、影響がまったくないわけではない。

 ホウレンソウの汚染はヨウ素が主体でこれの半減期は8日ほど。で、ヨウ素は子供だと甲状腺に貯まるので問題なので、たまる前に満たしておけというのがヨウ素剤なんだがまだその必要はない。

 セシウム137はヨウ素のように人体がためないのでたしか100日ほどで大半排出される。もちろん、その間の被曝はある。

 いずれにしても、まあ、文章量の制約はあるのかもしれないけど、「パニックに陥るのは禁物」とかいう割に、朝日新聞社説の説明がありゃりゃんのは困ったこと。

 たとえば、人体のDNAを傷め、がんを起こす可能性は数年から10年以上の時間尺度で考えなくてはならないといわれている。微少とはいえない放射性の降下物が広い範囲に散ると、長い年月を経て、人々の発がんの確率がほんのちょっと高まる。その幅はきわめて小さいので、一人ひとりはあまり神経質になることはない。

 だが、社会全体をみると、何人かが本来ならかからなくてもよいがんを発病する計算になる。だから、この「ちょっと」の上げ幅はできる限り小さくしなくてはならない。降下物が検出された地方の住民が受ける心理的な負担にも気を配る必要がある。

 私たちは、そんな現実と向き合うことになったのである。

 確率的影響をなんとかくだいて説明しようとしるのがわかるし、私が書いてもそうなってしまうかもしれないけど、これで通じるかな。

 放射性物質の汚染はADIの毒性とは考え方が違うので、基準値以下なら大丈夫とか言っている人たちも、実は、非科学なんだけど、まあ、このあたりでも、科学リテラシーが試されるところ。

 いま最も重要なのは、事故炉から大量の放射性物質が出ることを食い止めることだ。そしてその先には、環境と健康の被害を最小にするための長い闘いが待っている。

 で、どうやって食い止めるかに、れいの放水パフォーマンスが映像的に、非科学的に結びつている。これは、むしろ常識的に考えるとわかると思うけど、臭いもには蓋ではないけど、蓋をするしかない。では、蓋とは何か、どうするのかということを示さないと、議論にならない。という点でも、朝日新聞社説は残念な結論。

曇り

 朝方地震がなんどかあったらしい。気がつかなかった。慣れていく自分がいるのかもしれない。

 輪電についてはちょっと意外なことを聞いた。真相とかではなく、実施する地域としない地域の詳細で地域ごとに違う。いろいろ社会インフラが考慮されているようで、微妙に利益不利益は出てしまうようだ。まあ、とはいえ、輪電は存外にうまく言っているようには見える。

2011-03-22

今日の大手紙社説

 特になし。

朝日新聞社説 放射能と食品―監視と説明を徹底せよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 だが、食品衛生法に放射能についての基準はなかった。今回は、原子力安全委員会が2000年に示した指標を暫定規制値として利用せざるを得なかった。厚生労働省が食品安全委員会に食品としての指標値づくりを諮問したのは20日で、対応は、まさに泥縄といわざるを得ない。

 食品安全委は、責任ある説明ができる基準づくりを急いでほしい。

 ブログのほうでも書いたが、泥縄だった。で、この基準だがブログにも書いたように、概ねこれでいいだろうと思う。朝日新聞もわかっているのではないか。

 情報発信に当たっては、国民が納得できるような根拠を示し、ていねいに説明しなければならない。危険性の伝え方を研究している専門家の知恵も大いに借りるべきだ。

 健康に害がないといっても、放射性物質の種類によって影響は異なるので、詳しい説明が必要だろう。

 農産物を汚染しているのは、放射性のヨウ素セシウムなどだ。いったん体内に入ると、体内で放射線を出し続けるのでやっかいだ。

 この書きぶりだと執筆者は基準のことがよくわかってないのかもしれない。

小雨

 肌寒い一日だった。

2011-03-21

今日の大手紙社説

 社説としては特に思うことはない。

 原発問題について情報が少なくなってきた。対応している人もわからないのか統制されているのかもわからない。

毎日新聞社説 社説:原発と放射能 リスク伝達に専門官を - 毎日jp(毎日新聞)

 ところが、政府の対応は万全とはいえない。たとえば、食品や水道水の放射能汚染の情報も、伝え方が不十分だ。

 原乳などから検出された放射性ヨウ素について、政府はCTスキャンと比較して「ただちに健康に影響は出ない」と説明した。確かに影響を心配する必要はないだろう。

 しかし、食品は体内に取り込むことによる「内部被ばく」が問題となる。ヨウ素は体内で甲状腺に集まる性質があり、放射性ヨウ素を大量に取り込むと甲状腺がんのリスクを高める。1回放射線を浴びるCTスキャンを持ち出すだけでは、不安を除くのに十分な説明とは思えない。

 内部被曝の基準をCTなどの通常の被爆で比較してなんの意味があるのかわからない。NHK報道も、これはおかしいのではないかと疑問に思った。

読売新聞社説 放射能漏出 監視を強化し「食」の不安防げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 電源が回復し、貯蔵プールに十分な量の水が入れば、状況の好転が期待できる。命がけの努力が実ることを改めて願う。

 ただ、放水を続けるだけでは抜本的な対策にならない。電源が回復しても、原発内の主要な機器が復旧するかどうかわからない。

 自衛隊ヘリによる上空からの破損状況の撮影データなどをもとに政府は、さらなる手段を、先手を打って検討しておくべきだ。

 プールが損傷しているなら水は漏れるだけ。あと、水が入る穴は小さいのでどのくらい入るのか不明。読売も指摘しているが、放水は抜本的な対策ではない。

 命をはってご尽力されているかたには頭が下がるが、絵としては放水なのだが、科学的に見て率直なところ何をやっているの皆目わからない。

 事故で漏出した放射性物質による飲料水や農作物などの汚染も、不安を広げている。

 東京都などで水道水から放射性物質が検出された。ごく微量で健康に影響はない。福島県川俣町では17日、食品衛生法の暫定規制値をわずかに上回る放射性ヨウ素が水道水から検出された。翌日に規制値の半分に戻った。

 昨日ドライヴェント実施の可能性のアナウンスがあった。アナウンスがあるのはよいのだが、3号機でこれをやった場合どれだけの放射性物質が出るか査定していたのだろうか。保安員の説明でなく、政府がまずその被害の説明をすべきだと思った。これは大変なことになりかねないと思ったが、ヴェントはキャンセルされた。

 関連して3号機のヴェントの背景もよくわからなかった。

 何が起こっているのか皆目わからない状態。

小雨

 小糠雨という言葉を思い出す。

2011-03-20

今日の大手紙社説

 特になし。

 4号機プールへの放水が始まった。GHQ 2.0とでもいうべき米国の介入が始まったので、米国との協議の上だろうから、それなりのリスク対応がされているのではないかなと思いたい。

 リビアで米仏の空爆が始まった。イラク戦争 2.0と言った(参照)予想もあたり、と。

日経新聞社説飲食物の放射能 監視を強め実態示せ  :日本経済新聞

 旧ソ連チェルノブイリ原発事故では、事故後も長く汚染された牛乳が出荷され続けた結果、広い地域で子ども甲状腺がんが増えた。

 まあそういうことなんで、二次的な被害が大きかった。

朝日新聞社説 リビア介入―市民の保護を最優先に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ありゃりゃダブスタ

 リビアのカダフィ大佐に、最後通告が突きつけられた。

 フランスを中心とする多国籍軍機が、リビア上空の飛行監視を始めた。欧米諸国やアラブ連盟、国連などの首脳がパリに集まり、「国際社会の意思に基づく軍事行動」であることを最終確認した。

 イラク戦争 2.0の分だけ、OKということなのか、朝日新聞

 すでに国連安全保障理事会は同国に飛行禁止空域を設定する決議を採択している。民間人を守るため「あらゆる措置を講じることができる」として、武力行使も認めた。カダフィ政権が即時停戦をしない限り、さらなる軍事力の行使は避けられない。

 国連で中国もOKしたらOKなのか。

 独裁政権による虐殺が起きようとしているときに、国際社会はどう対応すべきか。

 飛行禁止空域を認めた国連安保理決議は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の前例がある。少数派を空爆から守るためだった。双方が武器を持って戦っている内戦の一方を軍事的に支援する点で、今回は介入の度合いがいっそう強いと言える。1990年代のソマリア紛争では、国連部隊が反撃して内戦の当事者になってしまった。逆にルワンダ紛争やボスニアでは国連部隊が現場にいながら虐殺を防げなかった。

 こうした苦い教訓から、国際社会は「保護する責任」という新しいルールを決めた。国家には国民を保護する責任があり、もし国家がその責任を果たせないときは国際社会が代わって果たすべきだ、という考えだ。人権は国境を超えて守られるべきであり、内政不干渉の原則には例外があるのだ。2005年の国連の首脳会合の成果文書に盛り込まれた。

 イラクでもクルド人が毒ガスで大量虐殺されたんですけどね。

 ダルフールでもスーダン政府に民衆がが大量虐殺されたんですけどね。

 まあ、このあたりはもうすこし巨視的に見ていく必要があるか。

朝日新聞社説 電力不足―停電より「計画節電」を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ありゃりゃまた戦中モード。

 電気事業法では、政府が強制的に電力使用を制限することができる。1974年の第一次石油危機で発動された時は、一定規模以上の事業者は電力の使用量を15%削った。もちろんネオンなどの照明も抑制した。

 今回は、最大時で1千万キロワットの不足に対応することが当面必要で、もっと大がかりな長丁場の節電に域内の誰もが取り組む必要がある。

 このため経済産業省内には「守ってもらえる確証がない」との反対論があるが、菅直人政権が指導力を発揮すべき重要な場面だ。

 どうなるんでしょうね。

 個人的には輪番もそのうち慣れて、それもいいんじゃねになってくるような気がしますよ。

晴れ

 薄曇り。沈丁花の季節。桜の蕾も見える。

2011-03-19

僕はこのエントリのほうがデマだと思うけど

 はてぶ⇒はてなブックマーク - 404 Blog Not Found:東日本大震災 - DHMOより怖い読売新聞

 ⇒404 Blog Not Found:東日本大震災 - DHMOより怖い読売新聞

 読売新聞の該当記事が幸福の科学コピペしたものという主張だが。

 弾さんの根拠はまず大西宏さんのツイートTwitter / 大西宏: いつの間に、読売と幸福の科学が一緒になったのだろう。 ...

 これに読売が幸福の科学をコピーした理由は書かれていない。

 弾さんはそのオリジナルを「おそらく以下」とするが、「おそらく」の意味は不明。

 おそらくのエントリ⇒菅政権、在日米軍による福島原発への冷却剤輸送を断る。 | 小島一郎 official web site 幸福実現党

 エントリを読むとわかるが、別段、幸福実現党が流した話ではなく、ロイターの2つの記事に拠っているだけ。

米国東北地震で被害受けた原発に冷却剤輸送=国務長官】

2011年 03月 12日 04:27 JST

ワシントン 11日 ロイター] ヒラリー・クリントン米国務長官は11日、東北地方太平洋沖地震で被害を受けた原子力発電所に、冷却剤を輸送したことを明らかにした上で、今後も支援を続ける考えを示した。

在日米軍、地震被害の原発への冷却剤輸送は実施せず=米政府高官】

2011年 03月 12日 12:56 JST

[ワシントン 11日 ロイター] 米政府高官は11日、東北地方太平洋沖地震で被害を受けた原子力発電所への在日米軍による冷却剤輸送は実施しなかったことを明らかにした。

 幸福実現党と言われる該当ブログのエントリはごちゃごちゃとした話が続くが、情報の伝搬からすれば、そのエントリもロイターを引いているだけ。

 この時点で、このエントリが大西宏さんのネタもとであれば、事実誤認で無ければ、すでに幸福の科学をおとしめるデマに等しくなっているし、それを引いている弾さんも同じ。

 ここまでをまめると、ようするに、このロイター記事2つの真偽になるので、いずれも幸福実現党は関係ない。

 弾さんはさらにロイターの記事を問題視している。これはこれで合理的な疑問の流れ。

 ところがここで、珍妙な記述になる。

しかしよく考えてみよう。軽水炉の冷却剤(coolant)って何だ?

水。それも何千トンと必要。とても空輸できる量じゃない、「現地調達」するしかなく、それができる物質。

 弾さんは冷却剤を水だとしている。が、これは普通そうは考えられない。

 なぜ弾さんがそう考えたかの根拠はロイターの記事の次のコメントらしい。

If Clinton said this, she is an idiot. Your reporter and editors are idiots for printing this. The coolant is water.

 これだが、このコメント者の言ってるのは、「冷却剤とかいうなら水だろ」ということで、通常の冷却機能から皮肉っているだけのこと。つまり、弾さんの判断の論拠になっていない。

 あとは、偽科学批判の人の祭り用古ネタであるDHMOが出てくるが、論旨とは関係ない。

 そして、この一例から、読売と産経新聞批判になっていく。論旨飛びすぎだろ。

これに限らず、読賣と産経は、東日本大震災がらみで隙あらば政府の落ち度になりそうな記事をがんがん配信している。「おや?」と思って検索すると、たいてい他が報じていない。

 でと。

 大西さんの該当ツイートは残念ながら、無知かデマに近い。

 弾さんのエントリーは、かくいうしだいで論拠なし。

 読売新聞の報道やロイターの報道を検証するなら、きちんとしてくださいよ。

今日の大手紙社説

 特になし。

毎日新聞社説 社説:原発の危機 現場を全面支援したい - 毎日jp(毎日新聞)

 毎日新聞も戦中モード。

 水が失われたままだと、やがて燃料が溶け、大量の放射性物質が飛散する恐れが大きい。そうした事態は絶対に避けなくてはならない。

 空や陸からの放水で時間を稼ぎ、電源を復旧する。それで大量の水が投入できれば事態は好転するはずだ。関連機器類の破損もありうるが、なんとか制御につなげたい。

 原発が制御できない限り、住民の不安も続く。外部被ばくだけでなく呼吸などによる内部被ばくへの不安もあるだろう。政府や専門家はそうした不安をよく受けとめてほしい。

 「絶対に避けなくてならない」「なんとか制御につなげたい」というのだけど、で?

 住民のリスクについては、専門家の間でも見方に開きがある。米国と日本でも食い違う。こうした違いも住民の不安を助長する。

 政府も専門家集団も、「今」と「将来」について、リスクのわかりやすい判断基準が住民に届くようにしてほしい。そうでないと、健康への影響が問題にならない地域でも被災地支援が滞る。

 放射線への恐れが、ますます被災地を苦しめる悪循環を断ちたい。そのために、放射線の知識のあるボランティアの手を借りて被災地救援を進めることも考えてはどうだろう。

 原発危機と津波災害。二重三重に苦しむ被災地に、あらゆる支援の手を差し伸べたい。

 専門家の意見を毎日新聞がまとめてはどうなのだろうか。

晴れ・ログイン

 まあ、あまりサバトにはなりません。

 今朝のコンビニも依然売り物少なし。買い占めというより、流通かな。

2011-03-18

今日の大手紙社説

 日本の戦争がしんみり理解できる名文揃いで参った。

毎日新聞社説 社説:東日本大震災 冷却にあらゆる手段を - 毎日jp(毎日新聞)

 すでにいかに二階から目薬作戦を成功させるかの技術論になっている。

読売新聞社説 福島第一原発 あらゆる冷却手段を活用せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 読売のほうが朝日まともか。

 警視庁や自衛隊の放水車による放水も、効果は限定的だが、いくつもの手段を使うことで事態の悪化を食い止めようとしている。

 現場は最大限の努力を続けているが、手詰まり感は否めない。

 政府は原子力専門家の意見を聞きながら対応を検討してきた。今後はもう少し広く、他の分野の専門家や産業界の知恵を借り、終息を目指すべきだろう。

 そうだなと思ったら。

 例えば、貯蔵プールへの注水には、コンビナート火災消火のため各地に配備されている移動式の放水装置を使えないだろうか。より高く、より遠くへ、大量の海水を飛ばせる。

 嗚呼。

 知事は、避難を指示した政府に早急な改善策を求めている。二次災害を何としても防ぎたい。

 そんななか仙谷官房副長官の巨大な失言が炸裂しちゃうかもしれない。笑い事じゃなくて、まじでそれもリスク管理なんだが。

朝日新聞社説 原発との闘い―最前線の挑戦を信じる : asahi.com(朝日新聞社):社説

 標題を見て、なんかドーンと暗幕が下りた感じがした。朝日新聞社また戦前に戻ったか。南方最前線の日本兵の活躍を信じると同じなんだろうな。

 福島第一原子力発電所に、自衛隊員が操縦するヘリコプターが何度も、水をまいた。地上からは警視庁の機動隊員と自衛隊員が放水を試みた。

 原発のまわりは、漏れ出た放射性物質でひどく汚染されている。いずれも重い防護服に身を包み、被曝(ひばく)量を測りながらの、決死の作業だ。

 きのう朝から夜にかけて、原発の冷却に向けての作業を、多くの国民がかたずをのんで見守った。

 僕は見守っていない。特にヘリのほうは、見たら「二階から目薬」とか笑ってしまってだろう自分が予想できて、やめた。政府はなんの歌舞伎をやっているのかわからない。使用済み燃料が過熱していたら、そこに水撒いたら水蒸気爆発でさらに放射性物質が拡散する危険がある。まあ、「二階から目薬」なら大丈夫か。といううちに地上から放水。放水についてももうなんと言っていいかわからない。成功してもプール内の水を循環させないと意味ないのではないかと思うが。

 ⇒Analysis - Japan nuclear crisis reaches new levels

And a nuclear engineer said that it may be time to consider ways to bury or cover the entire complex in some kind of material that would stop radiation from leaking into the atmosphere.

Arnie Gundersen, a 29-year veteran of the nuclear industry who has worked on reactors similar to the Daiichi plant and is now chief engineer at Fairewinds Associates Inc, warned that dropping water on the spent fuel pool could make matters worse.

"It's a bad idea to drop water onto the fuel racks. You could get an inadvertent criticality. That means you could have a nuclear reaction, similar to that in a reactor core, in the fuel pool," Gundersen said.

 日本で報道されとんのかわからん。これ訳したらまた変な人から攻撃受けそうだなあ。げんなり。まあ、時間があって気が向いたらエントリ書くか、どうするか。

 朝日新聞社説に戻って。

 事態が少しでも好転してほしい。

 そして、まさしく生命をかけてこの難局に立ち向かう人びとの被害が、最小限に抑えられるように――。

 努力が結実することを願う。

 兵隊さんが南方で善戦しているのだ国民はその努力が結実することを願うということか。

 なんか書いていて自分が非国民に思えてきたな。

晴れ

 このところ朝起きるとぎょっとするようなニュースがある。今朝は特になし。と思って、それって伝えないだけなのかもしれないなとも思った。事態は依然深刻である。

 ブログを辞めようかと思うことは何度もあった。現在そう思っているわけではないが、げんなり感はある。僕はビジネスでブログをしているわけではないし、左翼のかたが疑うようなイデオロギーを「本心」で持っているわけではない。憎悪の引き受け役となるとそれはビジネスでないと割に合わない、と。まあ、しかしそれでもブログとか書いているのは、僕がいつまでも大人になれないからなんだろうな。よくわからん。人にこれほど憎悪を向けられる心理もよくわからん。

2011-03-17

今日の大手紙社説

 米国がすでに福島原発80km範囲の避難を出した。

 ⇒“米国民は80キロ圏外に” NHKニュース

 福島第一原子力発電所の相次ぐトラブルを受けて、アメリカ政府は、発電所から80キロ以内に滞在しているアメリカ国民に対し、80キロ圏外に避難するか、避難が難しい場合には屋内に待避するよう勧告しています。

 ホワイトハウスのカーニー報道官の発表によりますと、この勧告は、アメリカ国内で原発事故が起きた場合のNRC=原子力規制委員会による基準に基づくもので、福島第一原発から80キロ以内に住むアメリカ国民を対象に、大使館などを通じて呼びかけられています。対象となる地域は、日本政府が付近の住民に対して避難や屋内待避を求める基準より範囲が広くなっていますが、これについて、カーニー報道官は「日本政府の指示に、まず従ってほしい」としたうえで、「事態は危機的だ。この基準はわれわれが独自に状況を分析した結果に基づくものだ」と述べ、あくまでも勧告は日本に住むアメリカ国民の安全を確保するための予防的措置だと説明しています。

 私の推測が入るのだけど妊婦を考慮していのことだと思われる。ただ、いずれ菅首相も押されることになるだろうと思う。問題はそのとき、東京のパニックをどう抑えるかになる。現状の危機管理では唐突感は否めず、現状の政府の対応はあまり好ましくはないように見える。

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):在日英市民「東京などから退避検討を」 英外務省 - 国際

 これが元ネタ?⇒Japan travel advice

 だとすると、Travel adiceなので、限定的ではないかな。

 ⇒Twitter / deepthroat: (訂正)米側専門家はチェルノブイリ事故に匹敵する事態 ...

 INESレベルで匹敵するということで、チェルノブイリの実際の被害は汚染食物などによる二次的なものが大きい。軽水炉ではチェルノブイリの事態にはなりえない。

 すでに反省されているが⇒Twitter / 宮台真司: 各紙の記事を読んだところ、枝野官房長官は、文科省が自 ...

 元⇒Twitter / 宮台真司: ほらほら出てきた。データ隠蔽。RT @nonukes ...

 その元ネタ⇒東日本大震災:原発から20キロでも放射線量が高濃度 - 毎日jp(毎日新聞)

 調査は15日午後8時40分〜同50分にかけ、同町内3地点で計測機器を積んだ「モニタリングカー」を使って実施した。その結果1時間当たりの放射線量は、19キロ離れた場所で車外255マイクロシーベルト、車内223マイクロシーベルト▽20キロ離れた場所で車外270マイクロシーベルト、車内220マイクロシーベルト▽21キロ離れた場所で車外330マイクロシーベルト、車内300マイクロシーベルト−−となった。

 文科省によると一般の人の年間被ばく限度は1000マイクロシーベルト、同町内の数値は屋外にいると3時間前後で限度に近付くことになる。屋内でも車内に近い数値が計測されることも予想され、文科省は16日から「測定者の健康に被害が出ない範囲で計測を続ける」としているが、住民の健康被害については「枝野幸男官房長官からコメントするなと指示があった」と説明している。【篠原成行

 300μシーベルト/時を1000μシーベルト/年と比較してしまうのはわかるけど、情報隠蔽するほどの値ではない。このあたりは科学リテラシーがあれば隠蔽とか想起しない。

 まあ、いろいろあるなあという印象。

 一昨日あたりの物理学クラスタというのかが沈黙してしまっている印象がある。むしろ、現在の状況(廃棄燃料の問題)を科学的にどう見るかが問われるのだが、難しい。私なども原子炉の安全性/危険性は普通に学ぶが廃棄燃料貯蔵の危険性とかはわからない。

日経新聞社説 原発の最悪事態も想定し万全の対応を  :日本経済新聞

 国民が知りたいのは客観的にみて事故がどれほど重大で、政府がその克服にどんな基本作戦を練り、国民がどう行動すべきかだ。政府の情報提供はそれに応えていない。これでは不安がさらに広がる。

 安全・安心を担う原子力安全委員会や経済産業省原子力安全・保安院は首相官邸や東電の発表の追認に終始し、監督機関としての使命と責任を果たしていない。外部の専門家を交えて事故認識や対応方針を分かりやすく表明し、国民の不安をできるだけ取り除く必要がある。

 科学というのは基本的な部分ではあまり意見の相違はなく、そして現時点で求められる科学知識は義務教育程度、かな最近の教育はわからんが、なので、それと危機管理をどうするかということになる。

毎日新聞社説 社説:東日本大震災 的確なリスク情報を - 毎日jp(毎日新聞)

 すでにこれパニック状態なのかな。言ってることが支離滅裂な印象。

 冷静な対応を促すには、現在のリスクはもちろん、最悪の事態に陥った場合のリスク評価を、その確率とともに的確に示すことが必要だ。

 そうした指針を示すのは一義的には政府の任務である。内閣府の原子力安全委員会などに積極的に責務を果たしてもらいたい。

 一方で、学会など専門家集団がリスク分析をし、政府の支援をしたり、市民に説明したりすることも必要ではないか。

 ばらつきのない信頼性のある情報発信が、危機管理に重要であることは指摘してきたとおりだ。しかし、政府は行きすぎた情報統制をしてはならない。それぞれの専門分野の人々の口を封じることがあっては、国の損失だ。

 危機を乗り切るために、できる限りの英知を結集したい。

朝日新聞社説 原発との闘い―現場を十分に支援しよう : asahi.com(朝日新聞社):社説

 しかし、他の電力会社の支援ももっと生かせるのではないか。すでに、東電の要請に応じて、発電機車や化学消防車などの資材とともに応援の技術者らが派遣されている。必要なら、もっと思い切って応援を求めてもいい。現場へ送電線を引く作業など、同じ業界ならではの技術が役立つ分野はあるに違いない。経験を役立てたいという、技術者の声も上がっている。

 放射線のこと朝日新聞は考慮しているのかな。

晴れ

 早春らしい空なのだが、被災地の人の寒さは格別だろう。つらそうだ。

2011-03-16

英国在日英国学校に出した指針

 慌てて訳したのだけどご参考になれば。

 ⇒TELL | News

BCCJ Members Update on Japan’s Nuclear Power station situation

2011.03.15

日本の原子力発電所状況について。BCCJ会員情報更新

 

At 5pm Tokyo time (Tuesday 15th March 2011) an telephone briefing was given by Sir John Beddington the UK’s Chief Scientific adviser and Hilary Walker Deputy Director Emergency Preparedness at the Department of Health.

 

東京時間午後5時(2011年3月15日火曜日)、英国科学顧問長ジョン・ベディントン卿と保健省危機準備課代理ヒラリー・ウオーカー代理から、電話による要旨報告を得た。。

 

“Unequivocally, Tokyo will not be affected by the radiation fallout of explosions that have or may occur at the Fukushima nuclear power stations.”

 

「明白なこととして、東京は、福島原子力発電所で起きうる爆発による放射線降下物(死の灰)の影響は受けないだろう。」

 

The danger area is within the 30 kilometer evacuation zone and no one is recommended or will be allowed to enter this area other than those people directly involved with the emergency procedures currently being undertaken at both Fukushima 1 & 2.

 

危険エリアは30キロメートルの避難地区内にあり、福島原発1号機と2号機で実施されている緊急事態処理に直接関係している人以外は、このこのエリアに立ち入ることは好ましくない。

 

Sir John went on to answer a series of questions including a comparison between Chernobyl and Japan. He said “they are entirely different, Chernobyl exploded and there was a subsequent fire with radioactive materials being launched 30,000 ft into the air.” The maximum height of any Fukushima explosions would be no more than 500 metres.

 

ジョン卿は、チェルノブイリと日本の比較についての疑問を含め、一連の質問に答えた。「それらはまったく異なるものである。チェルノブイリは爆発後、火災が続き、これによって放射性物質が地上3万フィートまで吹き上げられた」と彼は述べた。福島で爆発が起きても最大で上空500メートルには至らないだろう。

 

“The radiation that has been released is miniscule and would have to be orders of 1,000 or more for it to be a threat to humans” This was confirmed by Hilary Walker.

 

「これまで放出された放射線は非常に小さく、人間の脅威となるにはこの1000倍以上が必要になる」この点については、ヒラリー・ウォーカ卿の確認を得た。

 

He went on to say that the Japanese authorities are doing their best to keep the reactors cooled and that this is a continuing operation. All workers on site dealing with the emergency are being fully decontaminated at the end of each shift.

 

彼は続けて、日本の当局は、原子炉の冷却を保持するために最善を尽くしていて、この処置は継続中であると言った。現場で緊急事態に対処している作業員は、各作業後に十分に洗浄されている。

 

When asked on how reliable was the information coming from the Japanese authorities as to radiation levels he said “this cannot be fabricated and the Japanese authorities are positing all the readings on the recognized international inforamton sites which they are obliged to do. Independent verification shows that the data provided is accurate”.

 

放射線レベルについて日本の当局が出す情報がどのくらい信頼できるかという問いについて、彼は、「この点は捏造できず、日本の当局は、報告が義務づけられている、認可された国際情報サイトに全文書を掲載している。独立的になされた検証でも、そのデータが正確であることを示している」と語った。

 

In answer to a specific question from the Head of the British School in Tokyo, Sir John Beddington and Hilary Walker said that there was no reason at all for the school to be closed unless there were other issues such as power outages and transport problems.

 

東京の英国校校長からの個別質問では、ジョン・ベディントン卿とヒラリー・ウオーカーは、停電や通学上の問題がなければ、学校閉鎖の理由はないと述べた。

 

David Fitton, First Minister at the British Embassy in Tokyo moderated the teleconference and confirmed that a transcript of the briefing will be available on the Embassy website later today.

 

在東京英国大使館の第一次官デイビッド・フィットンがテレビ会議を司会し、この要旨概要の書き起こしを今日中に大使館ウェブサイトから入手できることを確認した。

 

BCCJ members are encouraged to regularly check the Embassy website as well as the Chamber website and Facebook sites for the latest information.

 

BCCJ会員は、定期的に最新情報のためのこの会議ウェブサイトとFacebookのサイトと同様に、大使館ウェブサイトをチェックするよう、勧められている。

追記

以下がさらに詳細です。

http://ukinjapan.fco.gov.uk/en/news/?view=News&id=566914282

以下はメモを訳したらしい。

http://htn.to/QznuEP

今日の大手紙社説

 各社、科学部の人もいると思うのでいろいろわかることはあるだろうが、なかなか書けないというところなのかと思う。

 私は当初いろいろ疑問に思ったことがあったけど、その疑問はあらかた解消。どうなるかについてもだいたい想定した。ブログに書いた以上のことは特にない。使用済み燃料の問題はびっくりしたがこれはさすがに想定外すぎて疑問も持ち得ない状態。

 最悪の事態はということで、英語圏ではデマメールが飛び交っているらしく、外国人さんがあたふたしているのはそういうことらしい。

 毎日新聞社説がようやく書いているけど、最悪メルトダウンになるが、それでも軽水炉なのでチェルノブイリのような爆発拡散はない。その被害をどう算定するかまでは難しいが、東京住民が避難ということはないだろう。科学というのは絶対にないとは言えないのだが。

 ヴェントの事態で内部の放射性物質が放出されるのはわかったので建屋が水素爆発で吹っ飛ぶことが予測されるなら、もうすこし対処のしようはあったように思えた。

 

日経新聞社説 原子力事故の拡大阻止に総力あげよ  :日本経済新聞

 東電と政府の事故情報の発表は、遅いうえ説得力を欠く。より迅速でわかりやすく、包み隠すことのない情報開示を求める。政府は最悪の事態がありうることを想定し、広範囲の住民避難や医療提供など危機対応策を準備しておく必要がある。

 これは識者ならわかることなんでそこが。

毎日新聞社説 社説:高濃度放射能漏れ 住民守る体制に全力を - 毎日jp(毎日新聞)

 しかし、作業が思ったように進まず、原子炉炉心溶融メルトダウン)につながった場合には、放射性物質がさらに周辺の環境に広がる恐れがある。

 何日も続くぎりぎりの状況の中で、いかに被害を最小限に抑え、住民の安全を守るか。ここは政府の正念場である。

 あらゆる知識と支援を総動員し、手立てを尽くしてほしい。

 まあ、こう書いてしまう、と。

読売新聞社説 福島第一原発 放射能拡散を全力で阻止せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 微量ながら、東京都など首都圏でも、福島第一原発から漏出した放射性物質が検出されている。

 これによる被曝は胸部エックス線撮影の100分の1以下だ。過度に心配する必要はない。

 それでも、放射能は目に見えない。政府は、正確な情報を繰り返し国民に伝えるとともに、丁寧に説明する必要がある。

 では今後最悪どうなるかということはへの言及はない。

朝日新聞社説 原発危機―「最悪」の回避に全力を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 政府は事態の収拾に最善を尽くしつつ、さらに悪化した時をも想定して、対応策の準備を同時に進める責任がある。状況の変化に応じ、さらなる避難などが必要であれば、的確な指示を出すことだ。

 とかいうけど、INESレベルでだいたいわかるんだが。

 ⇒東日本巨大地震:福島原発事故、INESレベル5−6に | Chosun Online | 朝鮮日報

フランス原子力安全委員会はこの日「福島原発事故は国際原子力事象評価尺度(INES)=レベル0−7=で、最低でもレベル5に相当すると判断しており、レベル6に達する可能性もある」との見方を示した。日本原子力研究開発機構は今月13日「レベル4に相当する」と発表したが、それよりも1−2 ランクアップしたことになる。

 ⇒国際原子力事象評価尺度 - Wikipedia

晴れ

 福島放射性物質が微量、東京まで達しているらしく、横須賀厚木米軍基地では関係者は戸外に出ないようにという通達があったらしい(参照)。また米空母ロナルド・レイガンでも同様の対応であったようだ(参照)。随分とナーバスだなと思うが、異国なので細かい情報伝達ができないと見てのことかもしれない。

 日本も、学校などはもう春休み近いのだから、休みを前倒しにしてもよいように思うが。

2011-03-15

今日の大手紙社説

 全部目を通した。執筆者の気持ちもわかるし、知識もわかるので、特段に指摘することはない。

曇り

 肌寒い。震災から4日目。いろいろ思うことはある。

2011-03-14

今日の大手紙社説

 地震について。特に思うことはなし。

晴れ

 暖かくなってきて春らしい。

 昨晩遅く、防災無線が鳴り出し、曰く明日は22時間中に停電があるとのこと。時間帯が気になって耳を澄ましているとその情報はなし。

 停電は輪番になるらしい。東電は地域ごとに消費電力の情報を持っているので、効率的な停電による配分が可能ではないかと思うが、それができなかったのか、はなから放棄したのか。前者が時間的に無理だったのかもしれないが、後者ではないだろうか。効果的な停電を行えば、弱者批判といった批判が起きる。日本には悪平等以外の選択はない。

2011-03-13

今日の大手紙社説

 福島原発が概ね話題。一論で特に留意するべき話はない。

晴れ

 地震3日目。まだまだ揺れる。三日以内に震度6くらいがくる確率は70%くらいあるらしい。

 なんとなくパソコンに触れる気がしないのでツイッターなんかをしている。

2011-03-12

今日の大手紙社説

 地震について。言い悪い以前にこう書くしかないでしょうという社説なのでコメントはなし。

ログイン

 晴れ。

 地震が大災害となった。被害に遭われたかたにお見舞い申し上げます。

 私自身も、こんな強い揺れにあったのは生まれて二度目は初めて。少なくとも、こんなに継続したのは初めて。怖かった。

2011-03-11

今日の大手紙社説

 元少年3人死刑も話題だが、ちょっとどう考えていいか困惑していてコメントなし。

日経新聞社説 甘すぎる政治家の領土意識

 あまり強面に言うことじゃないけど、日本国領土への了解がない人が国会議員はまずいでしょ。というか、議員を辞職すべきだろうとは思う。まあ、そんなこと言うと、右翼とか「本音」とか言われるけど、これ、フツーどこの国でもそんなもんだと思うが。まあ、法の問題ではなく、世論に任せることではあるが。

 NHKのニュース見ていると土肥隆一衆院議員も署名後の説明であれ?とか思ったらしいので、それって、あれれだまされたということではないか。しかし、韓国人にだまされたともいえないという苦難なのだろう。こういうのって、誰と限らずよくあることだが。

産経新聞社説 【主張】主婦の年金 責任を取るべきは厚労相 - MSN産経ニュース

 課長通知による救済策を決めた長妻昭前厚労相の責任も大きい。正直者がバカを見るような政策を、課長通知という安易な方法で行う判断をなぜ下したのか。細川氏に救済策の内容を引き継がなかったことも問題だ。国会できちんと説明する必要がある。

 長妻氏は厚労相時代に必要以上に官僚を遠ざけ、省内に自由な議論がしづらい雰囲気を醸し出していた。こうしたことも今回の問題の遠因になったのではないか。

 長妻さんの責任でしょ。省内の議論以前に、長妻さん大臣の権能を理解してなかったっぽい。ってか、数兆円動くという事態を理解してなかったのではないかな。

 ただ、この件は、テクニカルに解決するしかないので、そういう点ではそれほど問題でもない。

朝日新聞社説 リビア内戦―人道監視で流血を防げ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 「内戦」って朝日新聞も言ってますな。

 リビアの場合、民間人への危害を防ぎ、戦闘から保護することが急務だ。民衆への攻撃の有無や、数十万人ともいわれる国内避難民の居場所を確認する必要がある。

 そのために国連安保理はまず、軍事的な攻撃を伴わない人道目的の監視飛行を受け入れさせる決議をしてはどうか。政権側も従うべきである。

 で?

晴れ

 寒いのは今日までらしい。もう3月中旬だしな。ああ。

 昨日の水泳の疲れは残ってない。まあ、しかし、体力回復には限界があるだろうな。

2011-03-10

今日の大手紙社説

 メア氏発言など。

 私もfinalventの本音・本心はこれだみたいによくバッシングされたので、こういう心性に向き合うのはほんと疲労感がある。

 重要なことは、発言者の公的なステータスと公的な発言の性質。今回の事例ではメア氏は公的な地位にあり、大学の講義も私的とは言い難い。そして、その発言ノートの信憑性は概ね妥当ということで、米政府の対応には問題ない。こういう人を要職に就けていたいたというのも米国の失点。

 そのことと、ジャーナリズムの原則はまた別のこと。ジャーナリズムを政治運動に利用すれば、ジャーナリズムの信頼性が損なわれる。今回の事例では、発言の信憑性をもっときちんと扱うべきだった。

 日本人は、証言者が多ければそれが真実だと思うが、真実は証言者の多さではない。多数決ではない。証言として語られた内容にはかならずや相違があり、その相違を合理的に突き詰めて妥当な判定をするプロセスが問われる。

 その判定のプロセスのなかでのみジャーナリズムの良心が問われるし、政治運動的なものへの自由が確保される。

毎日新聞社説 社説:米高官の暴言 これで対日責任者とは - 毎日jp(毎日新聞)

 沖縄、そして日本に対するとんでもない偏見と暴言である。怒りを覚えるとともに、こんな人物が米政府内で「知日派外交官として重用され、対日政策策定の実務担当者であることに、がくぜんとする。

 結果としては米国が公式に認めたようにそうであるとしか言いようがない。

 要職にありまったくの私的な会合とは言い難い。

 おそらく、発言の骨子にはかばう余地はない。報道のありかたにはかなりの疑問が付くとしても。

 メア氏は「講義はオフレコ(非公開)だった」「発言録は正確でない」と述べた。オフレコということで本音を語ったのだろう。正確でないというなら本人が説明すべきだ。

 オフレコで本音を語ること自体にはまったく問題はないというか、それを問題にしたらジャーナリズムは情報へのアクセスを失って死ぬ。

 今回のケースではメア氏は公職にあり米政府はすでに決定をしているのだから、本人からの説明はできない。こういう無理難題をふっかけてもしかたがない。

対日政策はアジア外交の柱の一つのはずだ。その責任者に就任するとすれば、今回の事態に対する真摯(しんし)な対応がぜひとも必要だ。

 率直に言って、米国要人の本音とかいって驚くほどの内容ではないし、これらの本音とやらがどう政策に反映しているかの評価が政治や外交というもの。

 人の本心や本音を裁こうとやっきになる心性はファシズムそのもの。

読売新聞社説 米高官沖縄中傷 同盟関係損なう不穏当な発言 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 米国務省のケビン・メア日本部長が昨年12月、沖縄県民について「日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ」などと発言していたことが明らかになった。

 カート・キャンベル国務次官補は、「報道内容は正確ではないし、米政府の見解を反映したものではない」と釈明しながらも、日本側に謝罪する意向を示した。

 「報道内容は正確ではない」は依然そのまま。

 メア部長発言は、沖縄を訪問する予定の米国大学生に対する講義の中で出たものだ。オフレコが条件だったという。

 これだが。

 ⇒メア氏発言:「オフレコ指定なし」聴講の学生と教授が反論 - 毎日jp(毎日新聞)

メア氏側が「講義はオフレコだった」と主張しているのに対し、「オフレコの指定はなかった」と反論。

講義当日は「誰も録音しなかったが、メモを取ることは止められなかった」という。

 これがオフレコではないということになるか微妙。少なくとも、メア氏はオフレコの認識を持っていただろうし、録音されない確信は持っていただろう、とは言えそう。

 同大3年(米国政治専攻)のトリー・ミヤギさん(20)によると、発言録は参加した5人の学生のメモを突き合わせる形で作成。

 これが逆に客観性を損なうことになる。証言の信憑性は各人が別資料を出して、その相違を三者が判定するところにある。

 現状だと、この5人の政治的な意図を加味したかたちの証言になってしまい、むしろ信憑性が下がる。

 新聞社なら、この講義の参加者全員に取材をして、その異同からどのような発言なのか推定し、メア氏が違うというならその異同を延べ、その後に、意見を出すべき。

 現状ではジャーナリズム自殺

朝日新聞社説 自殺者3万人―心を開ける場所もっと : asahi.com(朝日新聞社):社説

 不況は続き、社会は高齢化する。苦しみはこの先も避けがたいだろう。孤族の時代と言われる今日、こうした人のつながりにこそ、瀬戸際の人間を踏みとどまらせる力があるだろう。

 執筆者もそれなりの大人なら身の回りで自殺者の経験はあるでしょう。どうでしたかね。その経験のコアが文書に滲んでいる感じがしないのだが。

晴れ

 春らしい晴れ上がり。

2011-03-09

今日の大手紙社説

 特になし。

読売新聞社説 規制仕分け 政治主導で思い切った改革を : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 対象となった12項目のうち、市販されている風邪薬などのインターネット販売を原則禁止している規制について、「見直し」と結論づけ、ネット販売を緩和する方針を示した。これは妥当だ。

 まあ、2類の既成は登録販売員制度以外の意味はなさそうだけど、1類の議論と一緒にはできないはず。というか、これ緩和するとスイッチOTCの緩和が進まないのだが。

 あと、ダーゼンの見直しの水準で漢方薬どうすんだよ。ってか、2類に固めてあるけどあれらの再評価しなくていいのだろうか。

朝日新聞社説 米高官発言―沖縄への許し難い偏見 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 あちゃ。

 米国務省のケビン・メア日本部長が、大学生を相手にしたオフレコの講義で、沖縄の人々は「ゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーも育てられない」などと発言していたことがわかった。

 「わかった」とか書いているけど、これ、ソースがはっきりしないのだよ。

 メア氏は共同通信の取材に対し、学生の記録は「正確でも完全でもない」と語った。しかし、米軍普天間飛行場は「特別に危険ではない」との見方は、沖縄在勤当時も公言し、物議を醸したものだ。一連の発言は氏の本音に違いあるまい。

 講義では、学生に対し日本人の「建前と本音」の使い分けに注意を促しつつ、「沖縄の人々は普天間が世界で最も危険な基地だと主張するが、彼らはそれが真実でないことを知っている」とも語っている。どのような根拠があって、ここまで断言するのだろう。

 なんかもう文化大革命再来ですよ。

 学生の記録とやらがどのくらい正確なのか、きちんと取材してから書けよ。昨年の話が今頃蒸し返されているのは、おかしいでしょ、普通。

 これの信憑性ね⇒メア氏講義メモ全文(日本語訳) - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 まあ、過去発言の類推はわからないことではないけど⇒沖縄タイムス | 過去のメア氏発言にみる沖縄差別

曇り

 初春という感じ。土筆とかはまだ出てない。

2011-03-08

今日の大手紙社説

 特になし。率直にいって、政局に関心なし。もうこれ以上ダメになれるとも思えないし、打開策はない。

晴れ

 たぶん水泳部系の女の子なのだろう、久しぶりにきれいな泳ぎを見た。うまいものだなと思ったが、じろじろ見ると思われるのもなんだな。

2011-03-07

今日の大手紙社説

 特になしといいたところだが、前原ボクちゃん辞任の話題もあるにはある。まあ、当然あるだろう。で、読むべき内容はさしてない。しかし、書くしかないだろう。朝日新聞は明日か。

 まあ、私もブログ書くかな。

朝日新聞社説 中国全人代―民意ほほ笑む国造りを : asahi.com(朝日新聞社):社説

 だから、ノーベル平和賞を受けた劉暁波氏らは弾圧されるのを覚悟のうえで、党の独裁に反対する「08憲章」を発表したのだった。各地で起きる衝突でも党への不満が訴えられる。

 そもそもカネとモノだけを大切にするような社会は異常である。様々な民意が重んじられ、表現の自由が保たれるのが豊かな社会だ。世界第2の大国に、ぜひそうなってもらいたい。

 じゃなくて、朝日新聞社説で劉暁波氏の釈放を求めると書きなさいな。

 余談だけど、「温家宝(ウェン・チアパオ)」とかルビふる理由がわからない。朝鮮人ではないのだけど。

朝日新聞社説 主婦の年金―政争の具とは愚の骨頂 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 まあ、この問題はテクニカルに解決するしかない。

 自民党も、長年にわたる与党時代に、年金記録問題を放置してきた責任は重い。与党を追及するだけではなく、よりよい解決法を主導するくらいの見識を示してもらいたい。

 とかジミンガーを繰り出しているけど、これ社保庁の責任も重いし、ということはという話。

 あと、課長通達はないだろというのはあるが。

 へぇ、雪かと思った。

2011-03-06

今日の大手紙社説

 前原ボクちゃんの話題と全人代の話題。後者は、まあ、普通に人権の問題をどうにかしたらいいんじゃないかと思う。そう難しい人権という話ではなく、まず劉暁波を釈放しろよ。

毎日新聞社説 社説:中国全人代 政治改革は不可避だ - 毎日jp(毎日新聞)

 いや、こういうのもなんだけど、まあ、言うと、馬鹿だなあ、毎日新聞社説子。

 全人代の直前、中国経済成長を象徴する事件が起きた。高速鉄道建設をめぐる汚職だ。鉄道相と、「中国高速鉄道の父」と言われた副技師長兼運輸局長が摘発された。

 中国大陸を縦貫し、横断する高速鉄道の開通は、中国発展のシンボルとなっている。日本やドイツなどから導入した新幹線車両を中国で独自に「改良」し、時速350キロという世界一の高速で走らせている。その技術を海外に輸出して日本など本家を脅かしている。

 だが、恐ろしいことが明らかになってきた。前鉄道相らは工事のリベートで巨額の蓄財をしただけではない。自分の業績を大きく見せるため短期間にむやみに路線を延ばし、技術力のない下請け会社をかき集めて突貫工事を命じた。線路の地盤沈下や、資材横流しによる高架橋の手抜き工事などが起きている。

 ドイツ人監督は計画全体の見直しを求めたが拒否され辞職した。ある高速鉄道幹部は「怖いので乗らない」という。前鉄道相は、建設資金のために債券を発行した。鉄道省の負債総額は少なめに見ても1980億ドル(約15兆8400億円)という、信じられないような数字が報じられている。

 そもそもこれそういう話なんだよ。

 書いておいたんだが⇒新幹線など高速鉄道はどこの国でも重荷になるだけらしい: 極東ブログ

 このエントリも、なんだか、ひどい目にあったな。

 エントリ書いても、どうでもいい問題で、全否定され、あげくに私に誹謗中傷のとばっちりがくる。うんざりして、もう書くのやめるかと思うが、まあ、それでも書いてきた。俺の孤独は深いんだよ(笑い)。

朝日新聞社説 外相の進退―まず調べ説明してから : asahi.com(朝日新聞社):社説

 カンニングもそうだけど、これも。こんなくだらないことまだやってんだというのが率直な印象。

 「政治資金規正法が禁じる外国人からの献金」の趣旨から考えれば、前原ボクちゃんお得意のおっちょこちょいでしょ。福田元首相の例もあるし、在日ついては日本社会との曖昧な部分がある。国家とか政治勢力が関わっているのでなければ、どうでもいいもんだ。というか、20万円というあたりでほとんどジョークなのだが。

晴れ

 冷えるけど、春という感じ。受験生たちの大半は開放感という時期か。いろいろつらい思いをしている子もいるのだろうな。

 高校時代はあまりいい思い出がない。内申点が高かったのだけど、本番の試験でブレがあるといやだと思って、いちランク下の高校を選んだら、なんか一種の受験校みたいでなんというのか、そういう感じの子が多く、また先生もそういう感じで、なんか失敗した。

 と、思っていた。が、ふと昨日、いやそうでもないなあ、いろいろ友情とかあったじゃないかと思いだし、なぜその思い出が変質したのかとふと思い当たった。大きな友情の事件があったのだ。もちろん、記憶のなかでそれを封印していたわけではないが、その情感を思い出そうしない抑制機構があった。

 こうした抑制機構は両親にもある。

 50歳過ぎて生きてみると、いろいろ少年時代青春時代の思いは変わってくる。失恋とかも、なんのことはない、ただの汚い人間関係だったなと思う。どこかで自分の純真さを思って逆に自罰的に偽悪化している部分があるが、男女とも人間は普通に汚いもので、とりわけ自分がどうというものでもないなと思い直す。いや開き直っているのではなく、自罰的に偽悪化してもそれで純粋さみたいなものが得られるわけでもない。

 以前はくどくど書いてきたが、自分は人生の負け組で、まあ、大半の人はそうなるという意味で実に凡庸な人生であった。というか、人生の意味というのはそういうものでもなかったという、途中決算みたいなものはできる。社会的に成功した人々の内面の修羅もちらちらと見るようになった。

 森有正が、大切なことはみんな聖書に書いてあると言っていたが、まあ、そうなんだろうという気もする。論語に書いてあるといってもいいし、仏典でもいいのかもしれない。それらに共通するなにかと真理を求めるという意味ではなく、生きてみると、シンプルな原理というものはあるなということだ。

2011-03-05

今日の大手紙社説

 特になし。

 エジプトのほうが、広場に首相が出てきてデモの人々と対話。まあ、ガス抜きなんだが、広場が議会的に機能しているのは、アゴラ的で、地中海世界的でよいのではないか。

毎日新聞社説 社説:リビア情勢 軍事介入はまだ早い - 毎日jp(毎日新聞)

軍事介入の可能性を頭から否定することはできない。このままではリビア情勢はきな臭さを増すばかりだろう。しかし、まずは欧米やアラブアフリカ諸国などが協力してリビアとのチャンネルを探り、カダフィ氏の退陣を根回しすることが大切だ。40年以上リビアに君臨してきたカダフィ氏も、国民全体の幸せのために身の振り方を考えるべきだ。

 まず、毎日新聞がカダフィーさんに説いてみてどうか。

晴れ・ログイン

 けっこう寒いな。

2011-03-04

ブログサバト

 かくして金曜日。

 意外と今日のエジプトが大きな山場だったりして。

 日本ではあまり報道されなかったが、先週の金曜日、エジプト軍は市民に発砲している。そのあと、軍がごめんなさいとか言って、また、今週は首相を変えてみましたぁみたいなことやっている。これで市民側が、脱力すれば軍の勝ち。まあ、そうなるかな。ついでにいうと、ゴーニムさんはその後、ムスリム兄弟団から迫害されているげな話もある。チュニジアでもそうだけど、まあ、まったり見ていると、事後にいろいろあり。

今日の大手紙社説

 特になし。

 世の中の事件はあるけど、どうにもならないな。

 世の中⇒生活保護の受給者200万人超えとかいうニュースに関する雑感: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog

 まあ、そういうことなんだろうな。「まあ、しょうがねえんじゃねーの」

産経新聞社説 【主張】入試投稿犯の逮捕 善悪の判断忘れてないか+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

 いや、善悪の判断忘れてるのはマスコミではないかな。逮捕するような事件か、そもそも。

 昔娘に変装して受験したという笑えるニュースがあったが、みんな笑って終わりだった。

晴れ

 寒い。TVで藤原紀香さんが出ている。動くの見るの初めてか。

2011-03-03

今日の大手紙社説

 特になし。

 まあ、世間の話題がないわけでもないけど。

 あとコートジボワールが⇒BBC News - Ivory Coast: BBC and RFI go off air

朝日新聞社説 アイルランド―ケルトの虎の険しい道 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 そんな国の人々に一日も早く笑顔が戻ることを願いたい。

 朝日新聞社説ではFT並みの高度なギャグが使えるわけもないのでなんとも。

 読んでおくといいと思うが⇒Irish elections: a vote cast in anger | Editorial | Comment is free | The Guardian

 朝日新聞社説に戻って。

 明治時代怪談をはじめとする日本文学を世界に紹介した小泉八雲ラフカディオ・ハーン)、澄んだ歌声の国民的歌手エンヤ。この国が生み出した小説や演劇の名作、民謡の数々に多くの日本人が親しんできた。

 校正がこれよしたほうがいいですよと止められなかったのかな。

朝日新聞社説 原油100ドル―中東ドミノへ不安と期待 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 サウジ不安と物価高騰と美味しいネタなんで食いつきたい気持ちはわかるけど、社説の体をなしてない。米国量的緩和の影響は限定的ではあるけどその言及とかないし。基本的に原油の問題というより一次産品が上がるしそれにつられて投機が起きるということ。この数年よくある基調なんでネタから飛びつくのは危ない話題。

晴れ

 気温は低い。昨日はそれなりに泳いだがさして疲れは残っておらず、と。

2011-03-02

今日の大手紙社説

 特になし。なんか朝日新聞がひどいことになってきている。内政については、民主党支援のつもりなんだろうが言っていることは自民党とまったく同じになっている。

 リビアについては、この構図が実はイラクと同じことにうすうす気がついているから、事後の民主化とか別議論しているが、そうであれば、アフリカ問題や中国様がからむ民主化の問題はどうなのだろう。ダブスタ過ぎて話にならない。

朝日新聞社説 リビア争乱―民主化勢力への支援を今 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 このダブスタには読んでてむかむかしてきた。ので、それだけ書いて終わり。

朝日新聞社説 予算案通過―修正こそ民意に応える道 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 なんか相当におかしくなってきているなあ、朝日新聞

 自民党の動議は、子ども手当などの目玉政策の撤回や、公務員人件費の削減を財源とし、公共事業に1.4兆円を充てる。予算の総額は92.4兆円から89.3兆円に圧縮するとしている。

 政府案との隔たりは大きいが、接点を探ることは可能だろう。優先課題は何かを問い直し、理念は大切にしつつ具体策は柔軟に手直しする。政府・与党は、そんな姿勢で臨んでほしい。

 是非の如何は置いて、接点は探れるはず。それにそんなに慌てなくても大丈夫。

 日本が立ち向かわなければならない最大の課題は、少子高齢化である。働く世代が減り、支えられる世代が増えていく。社会保障のほころびはもちろん、経済の停滞も、財政の悪化も、そこに起因するところが小さくない。

 これがおかしい。最大の課題というけど、単年度予算でどうなるものではない。民主党の政策は破綻しているのでこれが既成事実化されても困る。

 であれば、子どもを産みやすい社会をつくり、育ちを支援することが最優先ではないか。民主党は「チルドレンファースト」(子ども第一)という理念まで降ろす必要はない。

 自民党案では、子ども手当の代わりに児童手当を復活・拡充するが、子どもへの支援の総額は大きく減る。それを公共事業に振り向けることが、日本の立て直しに役立つとは思えない。

 一方で、子ども手当が、子どもを支援する最善の策だとも限るまい。

 児童手当のように、豊かな世帯には支給しない仕組みにしてはどうか。手当よりも保育所などのサービス拡充に力を入れるべきだ――。そうした主張には耳を傾けても良いのではないか。

 朝日新聞も言っていることが混乱している。合理的な政策に裏打ちされない理念はナンセンス。

 所得制限をすると政策理念が変わるというか自民党とさして変わりない。

曇り

 3月2日か。

2011-03-01

今日の大手紙社説

 カンニングが話題。私は普通に関心なし。

 予算が通ったらしい。まあ、よかったと言うべきなんだろう。国民に理解されるか。

日経新聞社説 国際社会はリビアでの「悲劇」どう防ぐ  :日本経済新聞

 それはその時々の話題で人の気を引く報道をやめて、もっと普通に国際的な報道をすることだよ。

 たとえばコートジボワールとか⇒AFP: Obama, UN chief raise Ivory Coast concerns

 国内でほとんど報道ないよ。

曇り

 3月1日。

 昨晩は遅くまで本を読んでいて、朝ダウン。

最新コメント一覧