2011-03-16
■英国が在日英国学校に出した指針
慌てて訳したのだけどご参考になれば。
BCCJ Members Update on Japan’s Nuclear Power station situation
2011.03.15
日本の原子力発電所状況について。BCCJ会員情報更新
At 5pm Tokyo time (Tuesday 15th March 2011) an telephone briefing was given by Sir John Beddington the UK’s Chief Scientific adviser and Hilary Walker Deputy Director Emergency Preparedness at the Department of Health.
東京時間午後5時(2011年3月15日火曜日)、英国科学顧問長ジョン・ベディントン卿と保健省危機準備課代理ヒラリー・ウオーカー代理から、電話による要旨報告を得た。。
“Unequivocally, Tokyo will not be affected by the radiation fallout of explosions that have or may occur at the Fukushima nuclear power stations.”
「明白なこととして、東京は、福島原子力発電所で起きうる爆発による放射線降下物(死の灰)の影響は受けないだろう。」
The danger area is within the 30 kilometer evacuation zone and no one is recommended or will be allowed to enter this area other than those people directly involved with the emergency procedures currently being undertaken at both Fukushima 1 & 2.
危険エリアは30キロメートルの避難地区内にあり、福島原発1号機と2号機で実施されている緊急事態処理に直接関係している人以外は、このこのエリアに立ち入ることは好ましくない。
Sir John went on to answer a series of questions including a comparison between Chernobyl and Japan. He said “they are entirely different, Chernobyl exploded and there was a subsequent fire with radioactive materials being launched 30,000 ft into the air.” The maximum height of any Fukushima explosions would be no more than 500 metres.
ジョン卿は、チェルノブイリと日本の比較についての疑問を含め、一連の質問に答えた。「それらはまったく異なるものである。チェルノブイリは爆発後、火災が続き、これによって放射性物質が地上3万フィートまで吹き上げられた」と彼は述べた。福島で爆発が起きても最大で上空500メートルには至らないだろう。
“The radiation that has been released is miniscule and would have to be orders of 1,000 or more for it to be a threat to humans” This was confirmed by Hilary Walker.
「これまで放出された放射線は非常に小さく、人間の脅威となるにはこの1000倍以上が必要になる」この点については、ヒラリー・ウォーカ卿の確認を得た。
He went on to say that the Japanese authorities are doing their best to keep the reactors cooled and that this is a continuing operation. All workers on site dealing with the emergency are being fully decontaminated at the end of each shift.
彼は続けて、日本の当局は、原子炉の冷却を保持するために最善を尽くしていて、この処置は継続中であると言った。現場で緊急事態に対処している作業員は、各作業後に十分に洗浄されている。
When asked on how reliable was the information coming from the Japanese authorities as to radiation levels he said “this cannot be fabricated and the Japanese authorities are positing all the readings on the recognized international inforamton sites which they are obliged to do. Independent verification shows that the data provided is accurate”.
放射線レベルについて日本の当局が出す情報がどのくらい信頼できるかという問いについて、彼は、「この点は捏造できず、日本の当局は、報告が義務づけられている、認可された国際情報サイトに全文書を掲載している。独立的になされた検証でも、そのデータが正確であることを示している」と語った。
In answer to a specific question from the Head of the British School in Tokyo, Sir John Beddington and Hilary Walker said that there was no reason at all for the school to be closed unless there were other issues such as power outages and transport problems.
東京の英国校校長からの個別質問では、ジョン・ベディントン卿とヒラリー・ウオーカーは、停電や通学上の問題がなければ、学校閉鎖の理由はないと述べた。
David Fitton, First Minister at the British Embassy in Tokyo moderated the teleconference and confirmed that a transcript of the briefing will be available on the Embassy website later today.
在東京英国大使館の第一次官デイビッド・フィットンがテレビ会議を司会し、この要旨概要の書き起こしを今日中に大使館ウェブサイトから入手できることを確認した。
BCCJ members are encouraged to regularly check the Embassy website as well as the Chamber website and Facebook sites for the latest information.
BCCJ会員は、定期的に最新情報のためのこの会議ウェブサイトとFacebookのサイトと同様に、大使館ウェブサイトをチェックするよう、勧められている。
追記
以下がさらに詳細です。
http://ukinjapan.fco.gov.uk/en/news/?view=News&id=566914282
以下はメモを訳したらしい。
■今日の大手紙社説
各社、科学部の人もいると思うのでいろいろわかることはあるだろうが、なかなか書けないというところなのかと思う。
私は当初いろいろ疑問に思ったことがあったけど、その疑問はあらかた解消。どうなるかについてもだいたい想定した。ブログに書いた以上のことは特にない。使用済み燃料の問題はびっくりしたがこれはさすがに想定外すぎて疑問も持ち得ない状態。
最悪の事態はということで、英語圏ではデマメールが飛び交っているらしく、外国人さんがあたふたしているのはそういうことらしい。
毎日新聞社説がようやく書いているけど、最悪メルトダウンになるが、それでも軽水炉なのでチェルノブイリのような爆発拡散はない。その被害をどう算定するかまでは難しいが、東京住民が避難ということはないだろう。科学というのは絶対にないとは言えないのだが。
ヴェントの事態で内部の放射性物質が放出されるのはわかったので建屋が水素爆発で吹っ飛ぶことが予測されるなら、もうすこし対処のしようはあったように思えた。
■日経新聞社説 原子力事故の拡大阻止に総力あげよ :日本経済新聞
東電と政府の事故情報の発表は、遅いうえ説得力を欠く。より迅速でわかりやすく、包み隠すことのない情報開示を求める。政府は最悪の事態がありうることを想定し、広範囲の住民避難や医療提供など危機対応策を準備しておく必要がある。
これは識者ならわかることなんでそこが。
■毎日新聞社説 社説:高濃度放射能漏れ 住民守る体制に全力を - 毎日jp(毎日新聞)
しかし、作業が思ったように進まず、原子炉の炉心溶融(メルトダウン)につながった場合には、放射性物質がさらに周辺の環境に広がる恐れがある。
何日も続くぎりぎりの状況の中で、いかに被害を最小限に抑え、住民の安全を守るか。ここは政府の正念場である。
あらゆる知識と支援を総動員し、手立てを尽くしてほしい。
まあ、こう書いてしまう、と。
■読売新聞社説 福島第一原発 放射能拡散を全力で阻止せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
微量ながら、東京都など首都圏でも、福島第一原発から漏出した放射性物質が検出されている。
これによる被曝は胸部エックス線撮影の100分の1以下だ。過度に心配する必要はない。
では今後最悪どうなるかということはへの言及はない。
■朝日新聞社説 原発危機―「最悪」の回避に全力を : asahi.com(朝日新聞社):社説
政府は事態の収拾に最善を尽くしつつ、さらに悪化した時をも想定して、対応策の準備を同時に進める責任がある。状況の変化に応じ、さらなる避難などが必要であれば、的確な指示を出すことだ。
とかいうけど、INESレベルでだいたいわかるんだが。
⇒東日本巨大地震:福島原発事故、INESレベル5−6に | Chosun Online | 朝鮮日報
フランスの原子力安全委員会はこの日「福島の原発事故は国際原子力事象評価尺度(INES)=レベル0−7=で、最低でもレベル5に相当すると判断しており、レベル6に達する可能性もある」との見方を示した。日本原子力研究開発機構は今月13日「レベル4に相当する」と発表したが、それよりも1−2 ランクアップしたことになる。
■晴れ
福島の放射性物質が微量、東京まで達しているらしく、横須賀と厚木の米軍基地では関係者は戸外に出ないようにという通達があったらしい(参照)。また米空母ロナルド・レイガンでも同様の対応であったようだ(参照)。随分とナーバスだなと思うが、異国なので細かい情報伝達ができないと見てのことかもしれない。
日本も、学校などはもう春休み近いのだから、休みを前倒しにしてもよいように思うが。
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