終風日報編集後記 セブンのお弁当

 セブンイレブンのグループのセブンミールのお弁当配送が無料になるという話題が掲載されていた。ほかに学校給食にも進出という話もあった。期待したいところではある。▼私事だが、セブンミールは愛用している。サービスが開始されたころからの利用なので、5年以上も前になるのではないか。サービスにはできあいのお弁当以外に、簡単にできるクッキング素材もある。これに詳しいレシピがついている。▼愛用していたのは便利ということもあるが、料理を覚えることが楽しかったからだ。自分なりにだが料理のコツはこれで覚えた。調理学校などでは教えているのかもしれないが、下ごしらえなどの基本技術はめんどくさい。セブンミールだと下ごしらえ済みで、簡素にして最短。秘伝のかたまりのようでもあった。ダシも添付されているのだが、気に入ったものは別途直接注文もした。気がつくと自分の料理の味の基本はセブンミールとそっくりになってしまった。▼最初のころはメニューも多彩だった。ポルチーニを使ったポークソテーや鯛の手まり寿司など、わくわくとした日々だった。が、メニューがさらに簡素化されしだいにつまらなくなり、定期的な利用は減った。電話で最近はどうですかと促されたとき、これじゃ面白くないんですよと伝えた。そういえば、ワインの頒布会にも入っていたことがあった。おかげで一巡、ワインの基本がわかった。残念なことに体を壊して酒も飲めなくなったが。▼食が楽しいというのもサービスになるだろうし、そういう情報の部分のサービスが広まっていくと、文化にもなる。ところで、今日の昼飯はセブンミールに予約したお弁当である。