finalventの日記

2011-11-30

今日の大手紙社説

 田中沖縄局長の失言だが。

 ざっとメモ。

●朝日

asahi.com(朝日新聞社):沖縄防衛局長「犯す前に言いますか」と発言 辺野古巡り - 政治

沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場代替施設建設に向け、政府が環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期を明言しない理由について、沖縄防衛局の田中聡局長が28日夜の報道各社との非公式の懇談で「これから犯す前に犯しますよと言いますか」などといった趣旨の発言をしていたことがわかった。

懇談は28日夜、那覇市内の居酒屋で行われ、沖縄県内の報道機関約10社が参加。朝日新聞社は、発言時には同席していなかった。田中局長の発言は、沖縄の地元紙・琉球新報が29日付朝刊1面で報じた。

 

読売

沖縄防衛局長更迭も、女性乱暴に例え暴言 : 最新ニュース特集 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

田中氏は、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に向けた環境影響評価(アセスメント)評価書の県への提出時期を一川氏が明言していないことについて、女性を乱暴することに例え、「犯す前に(これから)『やらせろ』とは言わない」と発言した。

 

●毎日

普天間移設:沖縄防衛局長が不適切発言 厳しく処分へ - 毎日jp(毎日新聞)

沖縄防衛局の田中聡局長(50)が28日夜、報道機関との非公式の懇談会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先の環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期を一川保夫防衛相が明言していないことについて、「犯す前に犯しますよと言いますか」と発言していたことが分かった。

 

日経

男女関係に例え不適切発言 沖縄防衛局長  :日本経済新聞

 沖縄防衛局の田中聡局長は28日夜、報道陣との非公式懇談で、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に必要な環境影響評価(アセスメント)を巡り、一川保夫防衛相が評価書の年内提出を明言していないことについて、女性への性的暴行に例えて「犯す前に犯しますよとは言わない」と述べた。

 田中局長は、防衛省が評価書の年内提出方針を明言しない理由を報道陣から質問されたのに対し発言。「やる前にやらせろとは言わない」とも述べた。

 

産経

防衛官僚“オフレコ暴言”バレた!女性冒とく「犯す前に…」 - 政治・社会 - ZAKZAK

 防衛省関係者は「犯す」という言葉は使っていないとしたうえで、「何かをやる前に、いちいち『やる』とは言わないとの趣旨の発言。女性への暴行という趣旨の発言はしていない」と説明している。

 

 報道をざっと見ると、「犯す前に犯しますよとは言わない」発言があったとされることについては、不確か情報のように思える。少なくとも、「犯す」という文言はなかったのではないか。

 では、これもまたメディア捏造かなのだが。

 時事ドットコム:田中沖縄局長の説明要旨

 田中聡沖縄防衛局長が29日、自らの不適切な発言について、一川保夫防衛相らに説明した内容は次の通り。

 居酒屋での記者との懇談で、(米軍普天間飛行場移設に関する環境影響評価の)評価書の準備状況、提出時期が話題になり、私から「『やる』前に『やる』とか、いつごろ『やる』ということは言えない」「いきなり『やる』というのは乱暴だ。丁寧にやる必要がある。乱暴にすれば、男女関係で言えば犯罪になる」といった発言をしたと記憶している。

 ここで言った「やる」とは評価書を提出することを言ったつもりで、少なくとも「犯す」という言葉を使った記憶はない。しかし、今にして思えばそのように解釈されかねない状況、雰囲気だった。

 女性を冒涜(ぼうとく)する考えは全く持ち合わせていない。今回の件で女性や沖縄の方を傷つけ、不愉快な思いをさせたことは誠に申し訳なく、おわびしたい。(2011/11/29-21:24)

 これも要旨ではあるが。

 このあたりがおそらく真相だろう。つまり、「『やる』前に『やる』とか、いつごろ『やる』ということは言えない」という発言はあり、「いきなり『やる』というのは乱暴だ。丁寧にやる必要がある。乱暴にすれば、男女関係で言えば犯罪になる」として男女関係を言及している。

 この文脈であれば(「男女関係で言えば犯罪」)、「犯す」という解釈は妥当だろうと思われるので、捏造とは思えない。

 ただ、問題の本質は失言ではなく。

 ⇒Twitter / @finalvent: 沖縄防衛局・田中聡局長の失言だけど「犯す」云々は下品 ...

沖縄防衛局・田中聡局長の失言だけど「犯す」云々は下品という話より、これ、「米軍普天間飛行場の環境影響評価書の提出」をこう例えたということは、つまり、野田政権は、国家の強権発動をしますよという意味ですよね。つまり、知事判断を司法に持ち込むということでしょ。そのほうが問題ではねーの。

毎日新聞社説 社説:沖縄防衛局長発言 言語道断の地元侮辱だ - 毎日jp(毎日新聞)

 沖縄防衛局は防衛省の地方組織の一つだが、政府の出先機関として沖縄の米軍基地問題を担当する同局には、とりわけ重要な役割がある。その責任者が「県内移設」推進を「暴行」と同列視したことは、「沖縄の同意を得て普天間移設を進める」という野田佳彦首相らの発言とは裏腹に、最後は沖縄の意向を無視して強行するというのが本音ではないか、沖縄をさげすむ気持ちが底にあるのではないか、との疑念を生む。そう受け取られても仕方ない。

 そういうこと。

 今回の事態について、一川防衛相に監督責任があることは言うまでもない。政府は日米地位協定の運用見直しで沖縄との信頼回復に乗り出したばかりだ。陳謝だけで沖縄との関係が発言前に復するとは思えない。

 その一川防衛相も就任早々、「安全保障は素人」発言で物議を醸し、最近も、ブータン国王夫妻を招いた宮中晩さん会を欠席して民主党参院議員の政治資金パーティーに出席、「私はこちらの方が大事だと思って参りました」とあいさつし、国会で謝罪した。野田政権発足からまもなく3カ月。閣僚も官僚も、政権運営に対する緊張感の欠如が目立つ。

 この機会に一川さんはすげ替えておくとよかったと思うがな。野田政権どんどん傷を深めているのだが。

朝日新聞社説 沖縄侮辱発言―アセス強行はあり得ぬ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 地元紙が報じ、表面化した。朝日新聞は発言時は、その場にいなかったが、補強取材をして記事にした。私たちも、あってはならない暴言だと考える。

 文言通りではないけど、文脈はそうとしか理解できないと朝日新聞も判断。

 仲井真弘多知事は「コメントもしたくない。口が汚れるから」と述べた。多くの県民が同じ思いだろう。

 それにもかかわらず、政府は年内に、アセスメントの最終手続きに入る方針を変えないのだという。

 沖縄県議会は今月、アセス提出の断念を求める意見書を全会一致で可決したばかりである。そこに、この暴言が重なったのだ。もはや、アセス手続きなど進むはずがないことは明らかではないか。

 問題は、失言ではなく、「アセスメントの最終手続き」が進められていく点にある。沖縄と対話していないのだ、この政権

 政府は、まず立ち止まるべきだ。何もなかったかのようにアセスを強行するなら、局長の暴言を追認したことになる。政府が過ちを重ねてはならない。

 つまり、そこが問題。

 この問題をきっちり見抜いている点でこの朝日新聞社説はグッドですよ。

快晴

 夜には雨になるらしい。なんか、こういう季節の夜の雨は心にじんときそうだ。

2011-11-29

今日の大手紙社説

 ま、特になし。

日経新聞社説 地位協定の運用改善に弾みを  :日本経済新聞

 「運用」の改善は当然であって、課題は見直しなんだが。

 民主党政権は米軍普天間基地問題の迷走によって、沖縄との信頼関係を大きく損なった。今後、訓練移転などによって基地負担を減らすとともに、地位協定の運用改善をさらに進め、沖縄の信頼を取り戻すよう努めてほしい。

 地位協定は沖縄問題ではないんだが。

 沖縄では米軍用地返還の際、事前に環境調査ができるよう、地位協定を改めてほしいとの要望がある。これも運用改善で対応できないか、検討を急いでもらいたい。

 運用改善の問題なのか、それ、そもそも。

読売新聞社説 エジプト情勢 公正な選挙が民主化の試金石 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 軍が、大統領選の来年6月までの実施を約束せざるを得なくなったのも、これ以上、民意を無視できないとの判断からだろう。

 違うんですけどね。

曇り

 うっとうしい空。肌寒い。でも、これでもまだ暖かいのだそうだ。そうなのだろうな。

 今年はあまり秋が美しいとは思わなくなった。内地の秋になれてしまったのもあるだろうし、紅葉がさびしいのは台風で葉がいたんでしまったせいもあるだろう。代わりに、夕時、冷たい風が、ふっと青春時代の記憶のようなものを引き出して、胸が痛くなることがある。

 町を歩くとかすかな芳香があり、なにかなと見回すと山茶花が咲いていた。

2011-11-28

エジプト情勢で、軍が「やりますよ」と言い出している

 ⇒BBC News - Egypt military chief Tantawi warns over elections

 ちょっと危険な兆候。

今日の大手紙社説

 大阪選挙はあまり関心なし。政策的になんだか理解できないから。

 ツイッターのTLを見ていたらアンチ橋下のRTが多くて、ある種驚いた。というのは、現地の世論との乖離としか見えない。

 ネットを使った世論の形成というのは、現状ではまったくの絵空事という現実を示してくれたのは橋下さんのおかげか。

朝日新聞社説 子ども手当―政府の財源案は乱暴だ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 小宮山厚労相が、地方側の負担を今年度の2倍近くに増やし、国の資金をほぼ半減させる案を示したことに、全国知事会などが反発している。

 今年度の「子ども手当」は国が1兆8800億円、地方が5500億円を出している。それが来年度からは対象者に所得制限を設け、かつて国と地方が1対2の割合で負担していた「児童手当」を拡充する形にする。

 そこで、厚労相は子ども手当に国費をつぎ込んできた経緯も踏まえて、1対2ではなく折半を持ちかけたわけだ。具体的には地方の負担分が9800億円程度に膨らむ。

 いかにも唐突な増額要求に見えるが、子ども手当の実施に合わせた住民税改正で、地方側は来年度は5050億円の増収が見込まれる。それを充てればすむはずだ、という理屈だ。

 これに対し自治体側は、こう反論する。

 そもそも、子ども手当は全額国費で賄うのが民主党の公約だったはずだ。自民、公明両党に押されて取り下げておいて、一方的に地方負担の拡大を言い出すやり方が信じられない。

 暇な議論だなと思う。子ども手当はもういったん終了。できるだけもとに戻して、政策の練り直しが必要。というか、現下のプライオリティが高いわけでもない。

朝日新聞社説 大阪維新勝利―おごらず対話と協調を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 「おごらず対話と協調を」って胸のすくような上から目線。ありがとうございます、みたいな。

 現実のところ、橋下さんは対話と妥協をじりじり迫られる状況なんでとやかくいうほどでもない。

 今回の選挙は、私としてはまったく関心なし、都構想とかいうのがどういう意味をもつのか皆目わからないし、そんなおとぎ話が現実の政治理念とも思えない。が、対抗した翼賛会も反橋下以上の主張は無かったように思う。関心を持てというのが無理。

 現実的には大阪の財政を救済する方法がとんと思い浮かばない。選んだ大阪の市民を信頼して任せるしかないのではないか。

曇り

 久しぶりに寝付かれない夜で苦痛。いろいろ心を落ち着かせようとしてもダメだった。まあ、思い当たることありすぎ。

2011-11-27

今日の大手紙社説

 BBCを見ているとエジプトのニュースは次第に減りつつある。落ち着いてきたとは言いがたいが。

毎日新聞社説 社説:日米地位協定 「改定の提起」忘れずに - 毎日jp(毎日新聞)

 根本的には地位協定の改定しかない。沖縄もそれを強く求めている。民主党は、09年総選挙でも、10年参院選でもマニフェスト政権公約)に「地位協定の改定を提起する」とうたっていた。だが、その様子はない。政権を取ってまだ2年余。初心を忘れてもらっては困る。

 もうあってなきがごときマニフェストではあるけど。

晴れ

 日曜日。今日がアドベントか。昨日は土曜であったな。

2011-11-26

今日の大手紙社説

 特になし。

 地位協定運用見直しは、沖縄県民の普通の感覚だと当然というレベル以上はないと思いますよ。

読売新聞社説 日米地位協定 検察審が運用改善を促した : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 ただ、日米地位協定の第1次裁判権の規定は国際社会では一般的だ。自衛隊が海外に駐留、活動する際も、同様の協定を相手国との間で締結している。

 民主党は政権公約で、日米地位協定の改定を掲げているが、今回のように、運用見直しで実質的な改善を図る方が現実的だろう。

 日本政府は、公式レセプションでの飲酒後の交通事故を「公務中」と見なさないようにする見直しを米側に提起、交渉している。

 ちょっと書いている人が混乱しているかもしれないな。一般的な地位協定と日米地位協定の運用と混乱しているっぽい。

 でと、「運用見直しで実質的な改善を図る方が現実的」は自民党でした。

朝日新聞社説 米軍属の犯罪―地位協定を直すべきだ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ちと微妙な社説

 日米地位協定は、軍属が事件や事故を起こしても、米軍側が「公務中」と認定した場合は裁判権はまず米軍にあると定めている。

 日米両政府は今後、同じような状況で軍属が事件などにかかわったときは、米側が同意すれば、日本が裁判できるよう合意した。

 これまでと比べて、大きな前進といえるだろう。

 だが、米軍基地の外であっても、「公務中」の軍属の裁判権がまず米国にあることは変わらない。日本が起訴できるかどうかは米国の裁量による。

 2006年以降、「公務中」とされる米軍属が事件や事故を起こしても、日米どちらでも裁判にかけられない司法の空白状態が続いていた。

 米連邦最高裁に「平時に軍属を軍法会議にかけるのは憲法違反」との判例がある。このため米軍は、軍属を軍法裁判にもかけていないからだ。

 米軍の法務官は米最高裁判例をもとに、平時に軍属が罪を犯せば基地受け入れ国が裁判権をもつという見解を示して出版している。つまり、もともと日本側が起訴できるという考え方が米軍内にもある。

 ただの運用の不備だったということなんだが、それでも「大きな漸進」なんだろうか。

 今回、日米政府が交渉した背景には、米軍普天間飛行場の移設問題がある。だが沖縄の人たちが受けてきた苦悩を考えれば十分なものとは到底いえない。

 米軍基地がある多くの自治体が長年求めてきたのは、同じような状況で日本が裁判権をもつ本来の姿だ。

 これ、沖縄とか「米軍基地がある多くの自治体」の問題ではなく、日本国の問題なんですよ。

 それと。

 米軍属とは、米軍で働く米国籍の民間人のことだ。事故は今年1月に沖縄市でおきた。19歳の地元の青年が死亡した。

 これ、英語では、civilianです。つまり、文民ということ。

2011-11-25

今日の大手紙社説

 特になし。エジプト情勢だが昨日は停戦。今日は最大スト。

2011-11-24

今日の大手紙社説

 朝日新聞社説がエジプト争乱を扱っていた。まあ、なんというか。

 毎日新聞社説がブータンの幸せ。

 なんか、進歩派というか左派シンパの方向性が間違ってないんか。

毎日新聞社説 社説:ブータン国王 問いかけられた幸せ - 毎日jp(毎日新聞)

 外務省によると、ブータンの1人当たりの国民総所得は2000ドル(約15万4000円)足らず。しかし、05年の国勢調査では国民の97%が「幸せ」と回答した。経済成長を経た私たちに必要なものは何なのか。夫妻から、幸福とは何かと問いかけられた。

 貧困でも他民族を追い出して、自国の煙草保持者を拘置することではないかな。

朝日新聞社説 エジプト騒乱―若者たちの不満を聴け : asahi.com(朝日新聞社):社説

 若者たちは発表に納得せず、軍政を直ちに終わらせ、文民中心の救国政府の発足を求める。

 若い人たちの怒りは理解できる。だが、来週から始まる選挙の実施を優先し、そこで自分たちの主張を広げてほしい。

 クーデターによる軍政に妥協せよと朝日新聞。主張を広げてほしいとかいうけど、軍による制約と裏切りを見事にスルーするのも朝日新聞らしいか。

晴れ

 でっかいターキーを見ながら、これを焼いてもなぁと思い、通り過ぎる。

2011-11-23

今日の大手紙社説

 大王製紙が話題でもあるがあまり社会的な意義もないように思えて関心はない。オリンパスもこれは飛ばしでしょというくらい。ロイターが早々にヤクザを言っていたがそのあたりも特にという感じ。

 米議会がまた揉めているがこれも予想どおり。

 エジプトの争乱が深まる。タンタウィが出て来て政権移譲を早めると懐柔策に出て来たがそれを落としどころにするものか。エジプト争乱についてはかねてよりクーデターだと言ってきたが、残念ながら予想通りの展開である。この先、よい選択というのもさして見当たらない。

晴れ

 未明に目が覚めて寝付かれず、坐禅。最近はすっと坐禅をすることがある。修禅とはいえ慣れはありそう、というか、意識の持ち方のようだ。

2011-11-22

今日の大手紙社説

 オウム裁判の終わりが話題だった。これはいろいろ思った。ツイッターのほうでいろいろ発言した。特に新しいことをは言ってないが。

晴れ

 11月の下旬。もうすぐ12月。まだ一年を振り返るという趣向でもないが、世間もだが私事も大変だった。

2011-11-21

今日の大手紙社説

 特になし。

 オウム事件の裁判が終了したが明日の話題か。

 スキャンダルを騒げとは思わないけど、こういうのなんで話題にならないのだろうか。

 こういうの⇒平成23年11月17日 【前原領収書偽造・増税】参院総務委・片山さつき.part1 - YouTube

毎日新聞社説 社説:事故時の手順書 全原発で早急に見直せ - 毎日jp(毎日新聞)

 実際、手順書には今回の事故で起きたような全電源喪失が想定されていなかった。問題はこれにとどまらないはずだ。

 そこが微妙なんだよな。まず、米国側には存在している。

 想定はされていた⇒動画で見る炉心溶融 - YouTube

朝日新聞社説 社会保障改革―優先順位をはっきりと : asahi.com(朝日新聞社):社説

 単純に、この政権が何をしたいのか、マニフェストもご破算になり、ではという議論もなく、皆目わからない。まあ、2年間辛抱しつつ、考えるしかないだろう。その間、しかたないから、政府は派手なことしないでくれ。いるだけでいいから。

晴れ

 冬空みたいである。心重くなることがあって、気分もよろしからず。人生ってきびしいもんだな。

2011-11-20

今日の大手紙社説

 毎日新聞イレッサ社説が今頃出てきて驚いた。内容は予想通りだった。

毎日新聞社説 社説:イレッサ高裁判決 安全対策に逆行する - 毎日jp(毎日新聞)

 出ないものかと思ったら、満を持して登場。期待を裏切らない論説。

 薬の副作用因果関係がある可能性ないし疑いはあるが、完全には断定できないので法的な不法行為はない−−。そう言われたら訴訟など起こせなくなると薬害被害者は思うに違いない。イレッサ訴訟東京高裁の判決はそういう内容だった。

 いきなり大上段からばっさりと。

 しかし、のっけから論理がおかしい。高裁は「薬の副作用と因果関係がある可能性ないし疑いはあるが、完全には断定できないので法的な不法行為はない」と言っているのだろうか。まず、前半の「薬の副作用と因果関係がある可能性ないし疑いはあるが」は実はナンセンスな修辞で医薬品には副作用がある。むしろ副作用によって医薬品は管理される。なので「完全には断定できないので法的な不法行為はない」というのはそもそも論理がおかしい。正しくは、副作用の伝達が十分であったかということになる。ここでこれが大きく問題になるのは、イレッサの副作用は死だからである。ただし、イレッサの副作用の死はそう簡単ではないのが、この問題の複雑さである。いずれにせよ、毎日新聞社説のこの冒頭のような扱いはそもそも暴論でしかない。ただし、内容はかならずしも暴論とも言いかねる。ので見ていく。

 副作用と健康被害の因果関係を立証するのは簡単ではない。しかし、因果関係が必ずしも確定していなくても被害防止を優先する方向性で薬事行政の改革は進められてきた。数々の薬害の犠牲を踏まえて獲得されてきた成果とも言える。そうした薬の安全対策の歴史を押し戻すかのような判決だったのだ。

 最後の一文を除けば正しい。問題は、イレッサという薬剤の特殊性にある。むしろ、その特殊性が問われているのに、他の致死可能性のある薬害と一緒にするという前提がこの最後の文に隠されている詐術なのである。では、その特殊性とはなにかだが、補助線的に問えば、末期肺がん患者にイレッサを投与しなければ済む問題なのかということだ。投与なくしても致死の可能性は高い。この状況に置かれた患者の立場に立ってみたとき、イレッサはどのような薬剤に見えるか?

 毎日新聞社説の主張のように、致死の副作用があることが十分に伝達されていたら、この薬剤を使わずに薬害死が避けられた、めでたしめでたし、となるか。

 少し勇み足なので社説に戻る。

 イレッサは「副作用の少ない夢の新薬」などと宣伝され、申請からわずか5カ月で承認された新しいタイプの肺がん治療薬だ。ところが、副作用の間質性肺炎を発症して死亡する人が半年で180人に上った。死亡した患者の遺族らが国と販売元のアストラゼネカ社を提訴した損害賠償請求訴訟は1審の大阪地裁、東京地裁とも原告側の主張を大筋認め、同社に対する賠償を命じた。

 この文章はつまるところ、副作用があるしか述べてはいない。

 一転して原告敗訴となった東京高裁判決を弁護団はこう批判する。「承認当時の国と製薬会社が薬事法で求められている義務を尽くしたかどうかが問われている訴訟なのに、薬事法や添付文書の記載要領が求める基準とまったく異なる基準を採用した判断で、このようなことは被告側の国や製薬会社ですら主張しておらず、裁判の争点でもない」

 ここは毎日新聞社説の優れた点である。問題は、「承認当時の国と製薬会社が薬事法で求められている義務を尽くしたか」にあることを明確にしたことだ。

 ではその義務とは何か?

 弁護側は「薬事法や添付文書の記載要領が求める基準」を満たすことがその義務だとする。そして、今回の高裁判決は、薬事法とは異なる基準を採用しているから、不当判決だというのだ。

 問題は、毎日新聞社説や弁護側がいうように、国側が基準のすり替えを行ったのか、あるいは、薬事法が定める基準とは何かということになる。

 そもそも1審の主な争点は、承認当時のイレッサの添付文書には副作用の間質性肺炎が目立たない所に記載されていたことの妥当性についてだった。国に対する賠償請求を棄却した大阪地裁判決ですら「添付文書の重大な副作用欄の最初に間質性肺炎を記載すべきであり、そのような注意喚起が図られないまま販売されたイレッサは抗がん剤として通常有すべき安全性を欠いていたと言わざるを得ない」と指摘した。

 問題は具体的に絞り込まれる。ようするに、「イレッサの添付文書には副作用の間質性肺炎が目立たない所に記載されていたことの妥当性」である。

 ところが、東京高裁は目立たない所でも記載されていれば妥当とする判断を示した上、「目に訴える表示方法を違法性の判断基準とするならば、それはがん専門医の読解力、理解力、判断力を著しく低く見ていることを意味するのであり、真摯(しんし)に医療に取り組む医師の尊厳を害し相当とは言えない」と断じた。現実には専門医らの処方によってイレッサ販売後に多数の患者が間質性肺炎で死亡しているのにである。しかも販売当初の添付文書には、専門医に使用を限定するとの記述はなかった。

 ここの部分の判断が難しい。

 まずジャーナリズムして失格と言えるだろう点は「目立たない所」というのは原告の主張だが、これが社説の文章では高裁がそのように判断したように読める部分だ。これは毎日新聞社説の主観が判断の前提に混入している。

 社説には記載されていないが、「目立たない所」というのは当時の添付文書で、間質性肺炎の副作用が4番目に記されていたことである。

 具体的には⇒http://homepage3.nifty.com/i250-higainokai/iressa-tenp/iressa-01-200207.PDF

 「重大な副作用」の項目にあり、1 重度の下痢(1%未満)、2 中毒性表皮壊死融解症(頻度不明)、3 肝機能障害(1〜10%未満)、4 間質性肺炎(頻度不明)、の4点のみであり、これが「目立たない所」として薬事法に違反するかが論点である。

 弁護側の主張を敷衍すれば、これが1番目にあればよいということなるだろう。

 添付文書を見るとわかるが、「4 間質性肺炎(頻度不明)」のように当時は頻度が不明であった。これが頻度が明確にわかっていてそれが隠蔽されていたのなら、問題の構図は大きく変わるがそういう話は現状ない。

 しかし、頻度が不明であれ、間質性肺炎は致死性なのだから1番目に上げるべきかということだが、その論点は当時の添付文書一般から議論してイレッサに特殊性があるかになる。その判断は難しい。下痢も致死性とも言える。

 毎日新聞社説に戻るとこの議論もまた典型的な暴論になっている。「イレッサ販売後に多数の患者が間質性肺炎で死亡している」のだから、「がん専門医の読解力、理解力、判断力を著しく低く見て」いたというのである。「4 間質性肺炎(頻度不明)」の頻度不明がまったく隠蔽された、転倒した議論である。

 たった2回の審理で結審した結果がこれだ。弁護団でなくとも、東京高裁判決はどうなっているのかと思えてくる。

 この点については毎日新聞社説に私も同意で、最高裁まで上げてこの問題を確定するとよいだろう、致死的な副作用を上回る有効的な治療の道を閉ざさないためにも。

 まとめ代わりに、ジャーナリズムの問題として見ると、「目立たない所」という主張は弁護側の主張でもあるが毎日新聞もそれに載った形になっていて、他の媒体では見られない。もちろん、独自の視点があってもよいが、現状ではジャーナリズムというより、毎日新聞の視点なく、弁護側の支援にしかなっていないように見える。

曇り

 年末近し。

2011-11-19

日経新聞社説 「郵政」先送りせず、根本から問題点の議論を  :日本経済新聞

 こうなるとどこから手を付けていいかよくわからなくなっている。いわゆる小泉改革はすでに失敗したし。

曇り・ログイン

 今日も薄暗い。

2011-11-18

ブログサバト

 金曜日。

 ⇒Egyptian blogger Aliaa Magda Elmahdy publishing nude self-portrait on the web - The Lahore Times

“I have the right to live freely anywhere,”Aliaa wrote in her blog. “I feel happy and satisfied when I feel I am truly free,”she said.

 ブラヴォー!!!!⇒مذكرات ثائرة

今日の大手紙社説

 毎日新聞社説がどうやらイレッサ高裁判決をネグったようだ。ある意味、感動。

毎日新聞社説 社説:米部隊の豪駐留 日本も重層的な安保で - 毎日jp(毎日新聞)

 朝日新聞みたいにネグっちゃわないで取りあげただけマシかな。

 同時に強調すべきなのは、日本にとって最大の貿易国である中国との2国間関係の重要性だ。対立が前面に立てば日本の国益にも反する。中国に国際規範に基づく健全な対外行動を促す不断の働きかけが不可欠である。12月の野田佳彦首相の初訪中を、両国が掲げる「戦略的互恵関係」の発展に結びつけてほしい。

 そのためのTPPでもあるんだけど。

読売新聞社説 イラン核開発 制裁を強化する以外にない : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 オバマ米大統領は、中露首脳と「共通の対応をとることで一致した」と言うが、中露が「圧力で効果は得られない」として制裁強化に後ろ向きなのは問題だ。圧力がなければイランは変わるまい。

 これキーはEU。よってダメ。

2011-11-17

今日の大手紙社説

 朝日がイレッサ高裁判決に言及。毎日は依然なし。

 裁判員制度の合憲も話題。まあ、妥当なところ。

朝日新聞社説 イレッサ判決―薬の安全高める責任 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 医薬品については、科学的証明が不十分でも、最悪の事態を想定して安全対策にあたる「予防原則」の考えが定着してきている。そのことと、賠償責任の有無は区別して考えるべきだというのが判決の立場だ。

 結果として、安全への配慮がおろそかになる心配はないだろうか。因果関係や法的責任を厳格にとらえた今回の判決がひとり歩きして、企業や行政がやすきに流れてはならない。

 繰り返された薬害の歴史を思うと、開発や販売、審査にあたる人はもちろん、社会全体で考えを新たにする必要がある。

 過去の薬害に引きずられて一般論を想定したくはなるが、イレッサの場合、配慮で認可を遅らせて入念に副作用を見ればよかったかというと、微妙な部分がある。認可が早すぎたというのはあるが。また、その原則からラグの問題も派生している。

 「専門医は認識できた」との判断も論議を呼ぶだろう。裁判で争った患者は専門医にかかっていたが、イレッサは「効果が高く、副作用が少ない」と評判になり、深い知識のない医師も処方していた。十分な経験をもつ医師に使用を限るとの記載が添付文書に加わったのは、被害が広がった後だった。

 これも通常の薬品であればそうだが、あの時点でイレッサの独自の副作用がどう想定できたかという問題がある。

 新薬の早い承認を待つ患者の期待に応えつつ、安全性の確保に万全を期す。被害の償いや責任の解明に努めるものの、それによって医師が萎縮したり、国民の負担が過大になったりしないようにする――。

 相反する要請を両立させることの難しさを、イレッサ問題は投げかけている。司法判断の揺れはその表れともいえよう。

 ということで、執筆者も揺れはあるのでしょう。

晴れ

 だった。すでに外は薄暗い。

2011-11-16

没エントリ

 今週のニューズウィーク日本版に久しぶりにピーター・タスカ氏のコラムがあった。邦題は「本質なきTPP論争の不毛」とあるが、英語の"TPP is Not the Issue"のほうがしっくりくる。TPPなんて問題ですらない。そのとおりで、コラムを読むに頷くばかり。そして一見これといって斬新な視点もないし、私のようなブロガーが自分の頭で考えるといった話でもなさそう。なのでブログに引っ張ることもないかとも思ったが、鍋焼きうどんも食い終わったことだし。少し。

 タスカ氏は早々、TPPバカ騒ぎの本質を描いている。

 昨秋、当時の菅直人首相が初めてTPPへの参加検討を持ち出したとき、民主党は政権交代を勝ち取る原動力となったマニフェストを「廃棄処分」にしている最中だった。農家への戸別所得保障制度で食糧自給率を上げるというのもその1つだ。

 代わりの公約を必要とした菅のために補佐官や官僚がひねり出したのが「社会保障と税の一体改革」とTPPだ。菅の後を継いだ野田も、TPPを公約の中心に据えた。

 経緯はそういうことだ。この話は基本的に菅政権を引きずっただけで、しかも民主党マニフェストを反故にするための代案だった。

 先日「バカ騒ぎしても、結局、TPPで日本は仲間はずれ: 極東ブログ」(参照)でも触れたが、TPP参加検討を持ち出したのは菅直人前首相であり、ひょんなことで後を継いだ野田ちゃん首相が、とりわけ何かをしたわけではない。というか、なんにもしなかった。昨年の菅政権から一年すればTPP騒ぎがやってくることがわかっていたので、1年の余裕をもってバカ騒ぎが仕込まれただけにすぎない。

 TPPには利益という点ではさしたる重要性はない。

 ところがTPPの実際の経済効果となると、利益も不利益もごく些細なものでしかなさそうだ。

 そもそも、日本国外ではTPPにほとんど関心は払われていない。賛成と反対の議論の応酬が過熱しているのは日本だけだ。

 まったくそのとおり。米国の思惑だの陰謀など欧米報道にはその片鱗すらなかった。現実的にあるのはせいぜい、牛肉自由化の問題くらい。しかも、これはTPPに関わらず、もう日本のヘンテコなトリックは国際的には通用しない時期になった。ついでに言うと、普天間飛行場問題も時期をすぎて、野田ちゃん内閣はごり押しを始めている。これからもごりごりとやるのか、よくわからない。今回のTPP騒ぎを見ていても、野田ちゃんって期待通りなんにもやらない人だなという理解は深まったので、押し詰まったらなんにもやらないだろうとは期待できる。

 いずれにせよ、今回の日本ローカルなTPPバカ騒ぎの本質は、まさにバカ騒ぎであったことにある。タスカ氏は特徴を2点から見ている。

 賛成派と反対派の認識にこれほど開きがあるのはなぜか。それには相互に関連した2つの答えがある。

 1点目はまことに日本的。

 第1に、TPPは貿易とは無縁の問題の象徴になった。知的にどちらの「チーム」に属するかという二元論の象徴だ。巨人ファンか阪神ファンか、マンUかバルセロナか――自由貿易か保護主義か。

 つまり、立ち位置が、あっちかこっちかということ。赤勝て、白勝て、源平合戦である。それだけが燃える要素ということ。

 2点目はさらにトホホ。

 不毛な論村に対する第2の答えは、今日の世界情勢を考えればとりわけ重要だ。政治家は、自らの存在意義を疑われないよう「政治を行っている」ように見せかける必要がある。

 どういうことか。政治が死んでいるのに、政治をしている演出が政治家には必要だということ。

 タスカ氏はこれを日本だけの現象ではなく、政府が不在になったベルギーも引き合いにしている。現代国家は政府なんかなくてもやっていける?

 残念ながら日本は本当ならそんな状況ではない。

 日本の政治エリートは数多くの難題を抱え、どれ一つとしてまともに対処できないでいた。東日本大震災の対応は頼りなく、指令不在も明らかになった。復興債を発酵してあらゆる資源を東北地方の再建に総動員する代わり、ごく少額の補正予算をめぐる対立で時間を浪費した。新たなエネルギー政策を出すわけでもなく、電力業界を再編成するわけでもなく、まして東京から首都機能を分散させて将来の大災害に備えるというビジョンなどあるわけもない。

 逆に言えば、本来の政治課題から逃げるために政治家は無難なバカ騒ぎを必要としたのである。

 タスカ氏は述べていないが、紅白合戦と不毛なバカ騒ぎを必要としたのは政治家ばかりではない。日本の、いわゆる知識人の少なからぬ人がこのバカ騒ぎに便乗していた。端的に言えば、今回のTPPバカ騒ぎに便乗した「知識人」はもうゴミ箱行きでいいだろう。

 で、本来の政治課題はなんだったか。タスカはぐさりと刺す。というか、依然から変わらぬ課題でもあるが、いっそう深刻になっている。

 その間に、長年の懸案は明らかに深刻化の一途をたどっている。過去10年、歴代内閣は「デフレ脱却」を繰り返し公約したが、そのために必要な金融緩和政策は行われなかった。一方で欧米の中央銀行は大々的な金融緩和を行ってきたので、円はいや応なく高くなり、輸出競争力は近隣のアジア諸国に対して相対的に弱まった。

 安全資産としてのスイスフランに資産が集中して通貨高になったとき、スイス政府は対ユーロの目標相場を宣言。それ以上になれば介入も辞さない姿勢を鮮明にした。だが日本政府は断固たる対抗措置を取る代わり、国内での雇用を創出する企業に対して補助金を支払うなどその場しのぎの政策に頼った。

 現実的に日本がスイスのような介入は無理としても、金融緩和は必要だっただろう。

今日の大手紙社説

 毎日新聞イレッサ問題を扱うと、すごいものが出るんじゃないかと思ったが、なし。

日経新聞社説 決着遠のいたイレッサ訴訟  :日本経済新聞

 実際、添付文書が改善され、医療現場でより適切に処方されるようになってから、イレッサ副作用によるとみられる死亡は大きく減っている。

 これはちょっとミスリードかな。

読売新聞社説 イレッサ判決 情報開示の徹底は国の責務だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 1審の東京地裁は、「適切な注意喚起を怠った」として、国と製薬会社双方に賠償を命じた。同じ内容の訴訟で、大阪地裁は国の対応について、「万全でないが、違法とまではいえない」として、製薬会社にのみ賠償を命じた。

 今回の東京高裁判決は、臨床試験などでの死亡例を検討し、承認時はイレッサとの因果関係は明確でなかったとの見方を示した。

 因果関係がはっきりしない以上、「重大な副作用」の記載については、専門知識のある医師向けであることも踏まえ、4番目でも問題はなかった、と判断した。

 最高裁に上げるとのこと。

晴れ

 さらに冷え込む。紅葉が少し深まる。富士山も見える。

 

2011-11-15

今日の大手紙社説

 まだTPPやってる。

朝日新聞社説 TPP外交―受け身では道は開けぬ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 それならばこそ、日中韓の3国間や、ASEAN(東南アジア諸国連合)+3(日中韓)の自由貿易協定も進めて、成果を上げよう。それらが「対米カード」にもなるはずだ。

 これから日本が果たすべき役割は、TPP経済圏と中国とのつなぎ役になることだ。

 米中双方に利益をもたらす難しい役だけに、これまでの受け身の外交姿勢を改めて、したたかに米国にも中国にもモノを言わねばならない。

 夜郎自大

曇り

 ひんやりとしてきた。

2011-11-14

新聞休刊日

 そゆこと。TPPの野田ちゃんはなんだか、かわいそうなくらい仲間はずれ。

晴れ

 なんとなくダルいのに頭が冴えて変な感じ。

2011-11-13

まあ

 年を取ったなと思う。54歳にもなるのだから、当然だろうと思う。20代のころ、30代の人たちが老人に見えたものだったし、25歳を過ぎたときにすら老いたものだなとも思った。あの時の感覚は今でももっているから、かなり不思議な気がする。私を「爺」という人たちの気持ちもわかるけど、そういう人たちが20代後半以降だと、私の中にいる若い私は、君たちは、おじさん、おばさんだよ、と思っている。

 いつ年を取ったのかというと、考えればわからないことでもない。ブログを始めたのは2003年だった? 信じられる? 僕ですら信じられませんよ。今年は2011年ですよ。引き算すると、8年。恋愛は4年で終わるというから、その間、2回恋愛できちゃいますよ。しなかったけど。

 で、2003年のころはまだ40代半ばで、そのころすでに「爺」だったから、もう今では、ということでもあるが、あのころすでに沖縄での生活を引き上げて翌年だった。沖縄では8年暮らしていた。初めて沖縄についたときの、もわっとした、今はもうない那覇空港を思い出す。30代後半に入るころだった。それまでの東京での暮らしに、めちゃくちゃなケリを付けた。そうして人生が始まるものかどうかは、あのときはわからなかったけど、まあ、めちゃくちゃになにかをこじ開けたら、開いたというのだろうか。まだ、生きているのだから、俺は、つまりは。

 沖縄での暮らしは独特の思いの形をもっている。ずらずらと書いたようでいながら、実はうまく書けた感じもしない。自分なりに、ディープな沖縄にずぶずぶと嵌って、当然、それなりに沖縄は理解したつもりだったが、結局、なんにもわかってないな、俺は、とも思う。そして、東京での暮らしも8年は過ぎた。30代までの東京とつながりがうまくつかない。

 30歳になったとき、まさにそういうタイトルの短編小説を書いたことがある。少部冊子に印刷もしたから、どこかにあるのかもしれないけど、引っ越し荷物の都合で、もうないかもしれない。印象をまとめた話でストーリーはない。あのころもそれなりに、めちゃくちゃな人生のこじ開けをやって、失敗した。そういう思いを綴った。

 でも、20代後半でもそうだった。自分なりにというちゃちなものだが、むちゃばっかりしていたように思う。

 恋愛とかは、というと、そういうことはなったようにも思う。恋とか性とかは、そろそろ終わりが見えてきましてねという感じの年になったが、概ね索漠としたものだった。それでどうというものでもない。20代前半の数年の痛みみたいのを長く引きずっていただけのことだ。今思うと自分の思い上がりでしかない。ただ、それを捨てて、いろいろな関係に身を置いていたら今はどうったのかということはまるで想像も付かない。まあ、多くの人もそう恋愛とかで人生を彩るというほどのものでもないだろう。

 こうして公開日記みたいのに書いているから、読む人もいるかもしれないし、30代前半くらいだったら、54歳の男はずいぶん薄汚くみえるし、実際そうでもあるのだが、この間の20年くらいの時間は短い夢のようだったよ。そんなふうにもしかして、あなたが気がつくとき、僕はもういない。いや、ハックル先生みたいな自我肥大的に言うわけでもない(先生が自我肥大でもないかもしれないしね)、自分があのころ50代半ばに見えた人たちが、もう鬼籍に入り、あるいはボケていくのをじわじわと見ていると、たとえ幸運でも、こうして順に終わるのだろうなと思う。それどころか、頼藤先生や中島らもですら、今の私より若いのだと思うと、どんだけ老人なんだ、俺と思う。

 焦りはあるのかというと、ある。自分の人生は、なんにもなかったな、と言うこともできる。もちろん、そうでもないと言うこともできる。なかなかめんどくさい問題でもあり、率直にいうと、それらを考えるのも面倒くさい。もうめちゃくちゃケリを付けるだけの、体力みたいのはないからだろう。

 生きるというのはやっかいなことだと思うし、そう思うと、いくら若いころの時代を半ば憧れのように思っても、そして後悔は山ほどあっても、今の自分なら上手にできるからというふうには、やり直したいとも思わない。蓋然性としては別の人生もあったかもしれないけど、結局こういう運命だったのだという以外はない。

 このくらいの年まで、あるいはその先まで、幸せに生きられた人たちを見ると、うらやましくも思う。ああいう楽な人生のほうがよいなとも思う。いや、そんなのんきなやつ、いるのかよ、どいつもこいつも内面は地獄ってもんだぜ、それに気がつくか気がつかないだけの差だよとも思うが、幸せに見える人々いるにはいる。オマエだって、そう人から見えるかもしれないんだぜと悪魔は言う。そうだなあ、相棒。

今日の大手紙社説

 特になし。ツイッターで、トルコはどうなんでしょと聞かれたが、難しい。

 ⇒Twitter / @finalvent: @pre21 現状のトルコは難しい。1 地震とイラク ...

現状のトルコは難しい。1 地震イラク悪化状況のクルド問題、2 パレスチナ問題でのスタンス、 3 ギリシャ衰退での対抗的なプレザンス(キプロス)、こうした問題の基軸がよく見えない。

 イランとトルコの関係もある。また、エジプト問題も関係している。

晴れ

 なんか運動会か文化祭でもありそうな天気だが、そういう音も聞こえず。いや、11月中旬にそれらはもうないか。

2011-11-12

今日の大手紙社説

 TPP参加が話題。正確には参加となると相手もあることだし、どうかということにもなる。それにしても、日豪FTAが事実上膠着しているのに、TPPなんてさほど意味ないとは思うが。

晴れ・ログイン

 秋空らしい秋空。

 いろいろ思うことあり。というか、世の中のことへの関心はセーブしたいなと思うようになった。無意味なバカ騒ぎが多いなとも思うし、そう思う自分が自分の重心を失っているようでもある。

2011-11-11

ブログサバト

 なんか、生きていると、それだけで、じんわりとした疲労感があるなあ。年ってやだなあ。

今日の大手紙社説

 特になしかな。野田さんはなんであれ決断をするのか、お得意の曖昧にするのか。そういえば、パレスチナ問題は曖昧になっていったな。

日経新聞社説 「厚生年金で所得再分配」は筋が通らない  :日本経済新聞

 近年のデフレの下で厚生年金の給付水準は実質的に高まっている。これを毎年、小幅に切り下げる仕組みや、高所得者の給付抑制は早く実現させるべきだ。

 だと思うけどな。

 冷たい雨。

 「♪ 冷たい雨が降るたび、あなたを思うでしょう。幸せに暮してなどと願えるはずもない」か。時代だなあ。

2011-11-10

今日の大手紙社説

 特になし。ベルルスコーニの退陣のネタがあるが、そんなにそれ自体話題になることかなと思う。スペインのほうがやばいような気がするが。

晴れ

 郊外に買い物に出る。風景もぼちぼちと変わる。焼き肉屋が増えたような気がする。牛肉が安いからなんだろうか。

 大店舗だと売り子にフィリピン人がいた。へぇと思った。日本語で話が通じないので、英語で少し話す。

2011-11-09

今日の大手紙社説

 復興増税25年問題。自民党の要求が通る形になったと各紙が言い批判もするのだが、これ、前原さん(49)を潰して輿石さん(75)が決めたという話ではないのかな。

 自民党としても、政権を取った際には消費税を進めざるをえないので、緩和させておきたいというのもあるのだろう。

 各紙ともに、日本の財政を救うために消費税という論調になりつつあるが、このあたり、大手紙もまた日本のイスタブリッシュメント気取りでいるので、こんな調子なのだろうが、この延長で消費税が来れば、日本はずぶずぶに沈んでいくのだろう。反TPPとかで現状ママというのも似たようなものである。

 日本もお先真っ暗だなという印象が深まる秋の一日であった。

日経新聞社説 主婦年金の返還は原則貫け  :日本経済新聞

 今回の改正に際し、厚労省は当初、時効にかからない過去5年の過払い分を、現在の年金額の10%を限度に今後の年金額から減額する方針だった。だが民主党が低所得高齢者への配慮を求めたため、高齢女性の4割が該当する住民税非課税世帯を対象からはずす修正案を示した。それでも返還に反対する意見が強く、ついにはすべてを放棄することで決着した。

 だが、まじめに届け出て保険料を払ってきた人は納得できないだろう。そもそも保険金は保険料を納めた人に払うのが原則だ。間違った記録をもとに本来の年金より多くもらっている人は5万3千人いる。払うべきではないお金だったのだから返してもらうのは当然だ。政府の周知が不十分だったとはいえ切り替えは自己責任で、95%の人はきちんと届けている。

 こんな不公平がまかり通れば、ただでさえ揺らいでいる制度の信頼性は保てない。選挙を意識し党が甘い対応を求めても、小宮山洋子厚労相は断固とした態度で説得に努めるべきだった。年金や医療介護など社会保障改革はこれから本番だ。原則も貫けない政府では改革などおぼつかない。

 これは民主党は痛いことになるでしょう。

毎日新聞社説 社説:復興増税25年 理念なき与野党妥協 - 毎日jp(毎日新聞)

 それが公明党との協議で「15〜20年」となり、自民党の同意を得るため結局、「25年」まで譲歩した。若い世代どころか、東日本大震災を体験していない、これから生まれてくる世代にも負担が及ぶことになる。

 今、団塊世代を老人とかいって非難する人が老人になって若い世代から非難されると。

読売新聞社説 復興債25年償還 3党合意を「消費税」に生かせ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 10年代半ばまでに消費税率を段階的に10%まで引き上げれば、増税時期が長期にわたって重なり、消費や経済全体への悪影響も懸念される。復興増税は短期間で切り上げるのが本来の姿だろう。

 政府が増税対象としているたばこ税の扱いについても、与野党で早急に結論を出すべきである。

 今回の3党合意の内容については問題もあるが、政治を前に動かす枠組みが維持された意味は大きい。社会保障と税の一体改革に伴う消費税率引き上げという難題の解決にもつながるからである。

 まあね。

朝日新聞社所得増税25年―消費増税はできるのか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 東日本大震災の復興費用をまかなうための臨時増税のうち、所得増税の期間を25年にすることで、民主と自民、公明の3党が合意した。

 政府・民主党の当初案は10年だったが、公明党の意見を受けて15年になり、自民党の主張をいれてさらに10年延びた。

 臨時増税の税収は、復興資金をいち早く確保するために発行する復興債の返済にあてる。日本の財政は先進国の中でも最悪の水準だ。国の借金残高は1千兆円を上回る見通しとなり、国内総生産(GDP)の2倍を超す。復興のための財源をあらかじめ確保したことは、一定の責任を果たしたと言える。

 ただ、25年は長すぎる。

 で、消費税は別と。

 国の財政を圧迫している最大の原因は、高齢化に伴う社会保障費の増加だ。社会保障費は、建設国債の対象となる道路や橋などとは違い、まさに今の世代のために使われる。それを借金でまかない、将来の世代につけ回してはいけない。先送りはもう限界だ。欧州の財政危機は対岸の火事ではない。

 自公両党にも注文がある。

 09年に改正された所得税法の付則には「消費税を含む税制の抜本的改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講じる」との規定がある。決めたのは自公政権だ。

 さらに自民党は、昨年の参院選での公約に「消費税は当面10%とし、全額を社会保障費に充当する財源とします」と掲げていた。忘れてもらっては困る。

 財政の悪化に歯止めをかけるには、増税から逃げてはいけない。与野党ともこのことを自覚してほしい。

 すごいことになりますね。

晴れ

 秋も深まってまいりました。そば屋で鍋焼きうどんを食べる。

2011-11-08

今日の大手紙社説

 特になし。TPPより増税のほうが問題だと思うがなぁ。

朝日新聞社説 どうするTPP―交渉参加で日本を前へ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 TPPのテーマは幅広い。関税引き下げだけでなく、医療や郵政、金融食の安全、環境など、さまざまな分野の規制緩和につながる可能性がある。農業をはじめ、関係する団体から反対が相次いでおり、首相の方針表明を食い止めようとする政界の動きにつながっている。

 改めて主張したい。まず交渉に参加すべきだ。そのうえで、この国の未来を切り開くため、交渉での具体的な戦略づくりを急がねばならない。

 だ、そうです。

曇り

 ひんやりとした空。

 はてなダイアリーからブログになるらしい。よくわからん。

2011-11-07

今日の大手紙社説

 まあ、特になしかな。どうにもならない問題はどうにもならない。

毎日新聞社説 社説:郵政改革法案 修正へ十分な論議を - 毎日jp(毎日新聞)

 法案の最大のポイントは国の出資の維持というところだ。

 郵便事業は社会にとって不可欠のサービスではあるものの、情報伝達のデジタル化が進む中で収益環境はますます厳しくなる。また、金融2社も、集めたお金の運用を国債に頼らざるを得ないという状況だ。しかし、独自運用のノウハウが乏しく、融資など新規サービスに取り組もうとしてもそう簡単な話ではない。

 最大株主として国が日本郵政の経営に対する支援を続けざるを得ない状況が続き、その結果、経営が緊張感を欠き、非効率が温存される。そんなことになっては困る。

 日本郵政の役職員は民営化に向け業務改革に取り組んできた。その努力に水を差さないようにする意味からも、「親方日の丸」の要素が残らないようにしておくべきだ。

 普天間問題と同じで、もう無理でしょ。

晴れ

 春のような空。

 コメを買いに行き、もう福島産も出ただろうと思ったが、なかった。

 昨日たまたまたNHKの「江」を見た。大坂冬の陣だが、淀・秀頼の最後が延々と戦前の国家主義美学のように描かれていて辟易とした。

 続く、「塚原卜伝」はよかった。もうちょっと、お色気があるといいと思うけど。

2011-11-06

今日の大手紙社説

 特になし。

 イタリアが危機だといえばそうだが、突発的な出来事というわけでもない。

小雨

 肌寒い。本はよく読むのだが昨晩から吸い込まれるような読書。

2011-11-05

今日の大手紙社説

 個別の問題はあるが全体が見渡せない感じ。

 ⇒西岡参院議長が死去、75歳=文相、自民総務会長を歴任 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com

 哀悼します。

 一般論で言うと、そのお年で政治家されているというのは感心しない。

 小沢さんももう引退すればいいのに。

朝日新聞社説 ポリオ予防―新ワクチンの導入急げ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これなぁ。バランスが問題ではあるが。

 BCGはなんか表立った問題にはならなかったな。結核検診とかも。まあ、騒いでもどうにもならない問題はこっそり段階的に終結というのは悪くはないな。

晴れ・ログイン

 新宿の玩具展に行きたいのだが、無理か。

2011-11-04

今日の大手紙社説

 特になし。

 英連邦ではクリケット不正が大騒ぎ。そんなもの。

晴れ

 昨晩は夜の街を散歩。夜景がきれいでした。

2011-11-03

今日の大手紙社説

 朝日と毎日が部分臨界の話題。まあ、「臨界」だったかという「定義」の話もないわけではないが。

 ⇒山崎解説)原発2号機で何が起きたのか | NHK「かぶん」ブログ:NHK

 ⇒Twitter / @finalvent: NHKが昨日「制御棒が効かないことに加え被覆管が溶け ...

 ⇒

毎日新聞社説 社説:小規模臨界 監視と説明の強化を - 毎日jp(毎日新聞)

 今回の検出は、10月末に稼働した「格納容器ガス管理システム」を使い、容器内の気体を調べた結果だ。こうした測定は初めてであり、実際は、以前から核分裂反応が起きていても不思議ではないとみる専門家もいる。

 というか、常識的にもそう思えたものだが。

 1号機と3号機では、まだ、こうした格納容器内のガスは調べられていない。2号機と同様の現象が起きている恐れがあり、できるだけ早く調べてもらいたい。

 原子炉の状態を監視するには、一時的な検査ではなく、常時、測定できるシステムを整備する必要もある。その際には、原子炉内の気体だけではなく、中性子を検出できる計測器の設置も考えてほしい。中性子は臨界を検出する直接の指標となるからだ。

 ま、ちょっと微妙。

朝日新聞社説 核分裂の疑い―炉内の混沌を忘れまい : asahi.com(朝日新聞社):社説

 裏を返せば、燃料や制御棒が秩序だって並ぶことなく、混沌(こんとん)の極みにある事故炉で臨界はあってはならない。

 核分裂の規模によっては、そんな臨界を引き起こし、場合によっては制御できない不測の事態を招きかねない。

 だから、制御棒が機能してない可能性があるわと普通考えるのですが。まあ、この話、ツイッターでつぶやいたから略、と。

 事故炉の温度や圧力に大きな変動はないようだが、核分裂の可能性がある以上、臨界を食いとめる手を急いで打たなくてはならない。臨界を抑える働きがあるホウ酸水を、東電が直ちに注入したのも、そんな危機感の表れだろう。

 ホウ酸注入は最近の話でもなく、当初からんだけど。

 核分裂の痕跡を重い警鐘と受けとめたい。

 そこはなんか朝日新聞、根本的に誤解してそう。

曇り

 肌寒い。

2011-11-02

今日の大手紙社説

 ベトナムへの原発輸出や南スーダンへの自衛隊派遣が話題。しかし、イラクへの派遣に騒いでいたころを思うと隔世の感あり。

 そういえばギリシャが国民投票をやると言い出して、独仏が泡を吹いていたな。

 私の理解では、ギリシャには表向き投票に棄権というのがないから、すごいことになるんだろうなとは思う。普通に文明国として考えれば、原案で推移するしかないけど、とんでもない結論が出るかもしれないし、まあ、世界史的に見れば、民主主義の終わりの象徴になるんだろう。これからは、リバタリアンパターナリズムでないと無理かもしれないな。

 そういえば、オバマさんも強行に回ってきた。このまま共和党のバカにまかせておけないということなんだろう。共和党もなあ、もうすこし経済をまともに考えるとよいのだが。というか、バーナンキ僧正の話は聞くからその点はまともとも言えるんだが。

朝日新聞社説 南スーダン―PKO、慎重に丁寧に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 現地では約8千人の軍人や警察官らでつくる国連南スーダン派遣団(UNMISS)が作業する。その司令部要員として、自衛隊は年内に2人を送り、来年1月からは道路の補修などを担う約200人を、首都ジュバに展開させる方針だ。

 この派遣を、私たちは基本的に支持する。

 米国に続く世界第2位のPKO予算を拠出している日本は、平和構築を外交の看板にしてきたし、これからもそうあるべきだと考えるからだ。

 で、イラクを支持しなかった理由というのはなんなんでしょうね。

 国内では部族対立がいまなお頻発している。北部の国境近くでは10月末に、反政府武装勢力と政府軍が交戦し、数十人規模の死者が出ている。さらに油田をめぐる紛争も続いている。

 武力衝突の現場と派遣先は離れているものの、ここは派遣直前まで、5原則を守れるかどうかを見極める必要がある。

 武器使用問題は、日本の国際協力のあり方を根本から変えるほど重要なテーマだ。今回の派遣とは切り離して、時間をかけて議論するのが筋だ。

 これなんだが、一定の作業が終わって、国連からあっちもお願いとなれば断りづらい。朝日新聞も知らないわけないんだが。ほいで、「今回の派遣とは切り離して」と事実上丸腰の自衛隊員を事実上の戦場に送るのを、「私たちは基本的に支持する」というのだから、覚えておきましょうか。

 自然の厳しさも侮れない。何より蔓延(まんえん)する伝染病が心配だ。雨期は4月から半年近くあり、道路が寸断され、活動に支障をきたしそうだ。

 ハイチのこともお忘れ無く。

 ⇒国境なき医師団日本|活動ニュース|活動地からの声|ハイチ:「コレラのワクチンは流行を食い止める手立てとなるか?」

朝日新聞社説 ベトナム支援―原発輸出は考え直せ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 貿易は相手あってのことだし、日本の原発事故は人災的な側面が強い。まあ、民主党政権で当面は対応して、あとはやはりこの政権が終わってから考えるしかないだろう。

晴れ

 11月2日。月日の経つのは早い。ブログのほうも、手作業インデックスを5月以降ほったらかしにしていた。ツイッターで問われて作成した。

 どこにも書かなかったけど、ちょっとつらいことも思い出した。いずれ悲劇になるしかないことは芽のうちにつんでおくほうがいいことがある。ただ、それが悲劇なのか運命なのかはわからないものだ。というか、若いときはそのブレが激しい。でも、僕も54歳になった。自分でも信じられないのだが、そうなのだと思ったとき、それほど自分の人生に可能性のプランを見るものでもないなとは思った。

 そういえば、健康診断の結果をまんじりと見た。レントゲン検査とか大腸がん検診だったかなその手のオプションはどうかと問われていて要らないとしたのだった。まあ、尿検査と血液検査はしておいてもいいだろうくらい。去年より悪化しているだろうなと思ったら、そうでもなかった。へえという感じだ。これ、改善ではなく衰退、つまり、老化ということなんじゃないかんとも思った。

2011-11-01

シンプソン・モナによる弔辞(部分)

増田全訳⇒妹からスティーブ・ジョブスへの弔辞

A Sister’s Eulogy for Steve Jobs - NYTimes.com

 

I grew up as an only child, with a single mother. Because we were poor and because I knew my father had emigrated from Syria, I imagined he looked like Omar Sharif. I hoped he would be rich and kind and would come into our lives (and our not yet furnished apartment) and help us. Later, after I’d met my father, I tried to believe he’d changed his number and left no forwarding address because he was an idealistic revolutionary, plotting a new world for the Arab people.

 

わたしは未婚の母のもとで一人っ子として育ちました。母とわたしは貧しかったし、わたしの父にあたる人はシリアから移住したと知って、映画「アラビアのロレンス」に出てくるオマル・シャリーフみたいな人を想像してました。彼はお金持ちで優しく、家具もろくすっぽないこのアパートに来て、母とわたしと一緒に暮らして助けてくれたらと望んでいました。その後、実の父に会った後でも、彼はアラブ民衆ために新しい世界を構想する、夢見がちな革命家だったから、電話番号も変え、手紙の転送先もかき消していたのだと思い込もうとしてました。

 

Even as a feminist, my whole life I’d been waiting for a man to love, who could love me. For decades, I’d thought that man would be my father. When I was 25, I met that man and he was my brother.

 

女性自立主義者でありながら、わたしは、愛せる男性、そして愛してくれる男性をずっと待ち続ける人生でした。十年以上もその男性はわたしの父に違いないと思っていました。25歳のとき、そんな男性に会いました。わたしの兄でした。

 

(略)

 

Steve cultivated whimsy. What other C.E.O. knows the history of English and Chinese tea roses and has a favorite David Austin rose?

 

スティーブは風変わりなことに入れ込みました。中国原産のティーローズというバラと英国でのその歴史を知っていて、デイビッド・オーチン・ローズにお気に入りのバラがあるなんていう最高責任者、他にいるでしょうか。

 

He had surprises tucked in all his pockets. I’ll venture that Laurene will discover treats ― songs he loved, a poem he cut out and put in a drawer ― even after 20 years of an exceptionally close marriage.

 

彼は人がびっくりものをたくさん持っていました。20年間も親密な結婚生活を過ごしとはいえ、奥さんのローレンさんは、スティーブが好きだった曲や切り抜いた一編の詩とか、すてきな贈り物を引き出しから見つけることになるとわたしは請け合います。

 

(略)

 

We all ― in the end ― die in medias res. In the middle of a story. Of many stories.

 

つまるところ、わたしたちの死は渦中に起きます。一つの物語の半ばです。幾多の物語であってもです。

 

I suppose it’s not quite accurate to call the death of someone who lived with cancer for years unexpected, but Steve’s death was unexpected for us.

 

何年も癌を生きた人の死を、予期せざるものと言うのはあまり正確ではないかもしれませんが、スティーブの死は、わたしたちにとって予期せざるものでした。

 

What I learned from my brother’s death was that character is essential: What he was, was how he died.

 

わたしが兄の死から学んだことは、一番大切なのはその人らしさだということです。死に方は、その人そのものなのです。

 

(略)

 

His breathing changed. It became severe, deliberate, purposeful. I could feel him counting his steps again, pushing farther than before.

 

彼の呼吸が変わりました。つらくなり、一生懸命息をしていました。彼がまた以前より遠く向かおうと歩を進め出したのだとわかりました。

 

This is what I learned: he was working at this, too. Death didn’t happen to Steve, he achieved it.

 

わたしがわかったことは、彼は死にさえ取り組んでいたということです。スティーブにとって死は偶然に訪れるものではなく、勝ち取るものでした。

 

He told me, when he was saying goodbye and telling me he was sorry, so sorry we wouldn’t be able to be old together as we’d always planned, that he was going to a better place.

 

さよならと彼は言い、すまなかったねとわたしに語りかけてました。ふたりで思っていたようには、一緒に年を取ることはできない。天国に向かうから。すまなかったね。

 

(略)

 

Steve’s final words were:

OH WOW. OH WOW. OH WOW.

 

彼の最後の言葉は、オーワオ、オーワオ、オーワオ

 

D

日経新聞社説 自民党の責任も問われる  :日本経済新聞

 しかし自民党の立場を明確にせず、政府を批判するだけでは、無責任である。谷垣氏は自由貿易の重要性を訴え、外交交渉の必要性も強調した。それなら、TPP交渉への参加を認める方向で党内をまとめ、農業対策などで建設的な政策提言をすべきではないか。

 社会保障と税の一体改革に関しても、谷垣氏は2010年代半ばまでに消費税率を10%に引き上げる法案を今年度中に提出するという政府方針について、民主党のマニフェスト政権公約)との整合性などを批判するにとどまり、中身の議論に踏み込まなかった。

 消費税増税の基本認識で政府と自民党に大きな違いはないはずだ。入り口論の批判で協議を拒むのではなく、早く与野党協議を始めて、議論をリードするぐらいの意気込みを示してもらいたい。その方が自民党の信頼回復につながるだろう。

 自民党もぜんぜんダメですね。

 もともと、自民党の反動派と民主党は同じなんだから、ダメはダメ。次期総選挙はTPPでもなんでもいいから、自民と民主を割って、きちんと小さな政府志向の政党ができるといいなと思う。みん党があのポジションでは微妙すぎるし、舛添さんも失敗したが。

朝日新聞社説 主婦の年金―また不公平にするのか : asahi.com(朝日新聞社):社説

 サラリーマンの妻で専業主婦は「第3号被保険者」として、自ら保険料を払わなくても年金が受けとれる。ただし、夫が脱サラして起業したりした場合は「1号」となり、本人が届け出をして、国民年金の保険料を払わないといけない。

 ところが、届け出をせずに記録上は3号のままの人が、すでに年金を受け始めた世代で約5万3千人、現役世代で42万2千人いる。こうした人たちは年金がもらいすぎとなる。

 これに対し、厚生労働省は昨年、間違った記録をほぼそのまま認めて、年金を支払うことを決めた。

 これでは、まじめに届けを出して保険料を払ってきた人と比べ不公平になる。そう私たちは社説で指摘した。国会などでも強い批判を浴び、今年3月、特別扱いの方針は撤回された。

 いま、臨時国会への提出に向けて、厚労省と民主党の間で、この問題に対処する法案の協議が大詰めを迎えている。

 厚労省がまとめた案は、こんな内容だ。

 記録を過去にさかのぼって訂正し、その分の年金は減らす。すでに払い過ぎた分も、時効にかからない過去5年分は、これから払う年金を減らす方法で返還してもらう。

 ただし、特別な条件がついている。すでに払った年金の減額幅は、訂正前の年金額の10%以内とし、それを超えては減らさない。

 ところが、民主党内ではきのう開いた厚生労働部門会議の幹部会で、「払い過ぎた年金分の返還を求めるべきでない」という方針を決めた。厚労省も、これに沿って法案をつくり、来週にも閣議決定する構えだ。

 「負担なくして給付なし」が社会保険の原則である。

 かくして、もめている。

 まあ、もらえる時代は暢気でいいなというのが傍観者的な感想ではあるし、この問題はさしてどうにもならないだろう。

 ただ、身近な利害がきちんと政治に反映されるというのはよいことではある。TPPも、99%がどのようなメリットが得られるが議論されればよいのだが。

晴れ

 11月1日となった。つまり、今年もあと2月。街は、今日出てみれば、もうクリスマスなんだろうな。

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