晴れ

 徹夜しかけてへろへろ。
 昨日も坂雲を見る。戦闘シーンがこってりとうんざりするのと、なんとか乃木無能を絵にしようとまとめているのはわかるものの、シナリオの基本は破綻していたなと思った。
 大山総司令官が児玉参謀長に、決死の覚悟だからとかいってぐだぐだ演出して命令書を貰うシーンがあるのだが、あれ、乃木には見せていないわけで。見せてないという意味をシナリオと映像から汲んでくれということでもあるんだろうが、あの演出からは無理でしょ。で、破綻でしょ。
 203を落としてからは旅順港内のロシア艦隊を砲撃して万歳とか言っているのだが、じゃ、要塞攻撃はなんだったのという理由付けのシナリオも薄かった。乃木が空白すぎて私心なき軍神ゆえに大本営まで遠慮して惨事を起こすという疑似天皇はこりごりしましたなあという物語なのに。