朝日 沖縄復帰40年―まだそこにある不条理 : 朝日新聞デジタル:社説

 朝日新聞沖縄タイムスの4月の共同世論調査では、米軍基地が減らないのは「本土による差別だ」との回答が、沖縄で50%に上った。こんな答えを生む状況を、放っておいていいはずがない。
 日本が主権を回復した1952年、国内の米軍基地の9割は本土にあった。その後、沖縄への移転、本土内での集約が進み、復帰時には59%が沖縄にあった。いまは74%で、「基地の中に沖縄がある」と言われる。

 嘘ではないけど詐術的。普天間海兵隊などは日本が主権復帰(=沖縄を本土から切り離し)によって米統治下の地域として沖縄に岐阜・山梨からもってきたもの。
 あとの比率については全体や内実で数字だけ先行させないほうがいい。
 「基地の中に沖縄がある」も現地で見ると感覚は変わる。朝日は沖縄タイムスと記者交換をしているので筆者も歴代の記者から話を聴けばいいのに。

 経済的な支援策では埋めきれない不条理なまでの重荷を、沖縄は負っている。負わせているのは、本土の人々だ。
 この現実から目をそらすような安全保障政策を、いつまでも続けていくわけにはいかない。

 朝日が率先して沖縄の基地を内地に移転するキャンペーンをすればいいのですよ。