finalventの日記

2012-07-06

曇り・小雨

 蒸し暑く、気分が悪い。

 Twitterで「いじめ」問題をいろいろとつぶやく。まあ、通じないからやめとけと思ったけど、ちょっとタガが外れた感はあり反省。

 「いじめ」が現れたのは1980年代という意味、またそれがメディアを通して「自殺」の文脈で考案されたこと、こうしたことはなかなか通じない。

 「いじめ」は村社会にも戦前にも、人間社会ならどこにもある的な反論をいただくのだが、それは「暴力」の一般論や起源論の問題。

 1990年の4版までの「広辞苑」に「いじめ」はなかったという意味への考慮も想像力も難しいものだろう。

 それはつい実態があったが言葉はなかった程度にも理解される。

 そうではないのだよ。

 言葉が生まれるということは、それを社会が共有意識化した表れで、その共有意識化のなかで現象が理解され、一種の自己予言のように、「いじめ」による「自殺者」を誘導してしまうのだ。しかも、暢気に正義を語っている人間が結果として自殺の幇助をしているに等しい。そんな残酷な事態になっていることに、人が気がつくことはむずかしい。

 ああ。

 別の解でいうなら、愛がなくなったということ。「いじめ」を受けた人間は、「愛」が剥奪さた状態で、それは死ぬほどつらいということ。必要なのは正義ではなく、愛。

 

charlestonbluecharlestonblue 2012/07/06 18:16 おそ松くんのちびたじゃないけど、あのあたりの愛がなくなったということですよね。クラスなり、グループの均衡が崩れて、一人だけを攻撃するのはそういうことか。

finalventfinalvent 2012/07/06 18:18 charlestonblueさんへ。ええ。なにかとてもがっくりくるものがありますよ。

NahooNahoo 2012/07/06 22:23 いじめ>自殺、と言う流れは自分には感覚的にはしっくりこないんです。
いじめ>(被害者が加害者を)殺人ならよくわかるのですが。
本格的にいじめられたら思いっきり暴れまわって抑止した人間だからかもしれませんけれど

本エントリの文脈からも、社会感覚からもズレてますかね?

finalventfinalvent 2012/07/06 22:34 Nahooさんへ。たぶん、「暴れまわって抑止した人間だから」だと思いますよ。自殺=怨みによる復讐=メディアを介在して、といった、心理の回路をメディアで増幅すれば、どんなに正義のふりしても自殺幇助になるだけじゃないですか、と思って苦しいな、と。

tennteketennteke 2012/07/06 23:18 「みんな貧乏が悪いんだ」という共通理解が機能しなくなった時期のような気がします。

lasmalllasmall 2012/07/07 10:37 救済の正義を事後ではなく事前に行使し得る何ものかがあるとしても、その何ものかは人間でも人間の作った組織でもないのだろう、とは思います。

NahooNahoo 2012/07/07 13:14 ああ、了解しました。

現実にいじめられた当人、もしくは当人に身近な親・友人、はたまた当人が属する共同体の制裁機能(近所の雷オヤジとか)による(現実の人間のつながり=愛情にもとづく)暴力でいじめに対抗・抑止するのではなく、
自殺することでいじめた者への怨みを示し、それがメディアを通じて社会に波及、社会・世論による正義の鉄槌として復讐の暴力を代行させる、そんなシステムがマスコミ報道を通じて成立してしまっている。

そのシステムが「自殺による復讐」と言う自殺への動機を生み出してしまっている、その中では、社会の正義の怒りは、自殺によるメリットというか意義を増すだけだと言うことですね。それが「自殺幇助」だと。

いじめが新しいもの、昔とは違うと言うのは、こういうマスコミを通じたシステムにより「自殺」を当然の帰結として一体化してしまっている概念だからということか。

正直「この手」で復讐しないと気がすまないと思うんですが。やっぱ感覚が違うなー。
まぁ僕の感性・行為を、推し進めて(暴力の極致たる殺人へ)歪ませる(身近なものへ向けるべき感情を社会へと転化する)と秋葉原通り魔とかにいきつくんで、これはこれで危ないんですけど

なんかちょっと違うってとこあったら、またつっこんでいただけると嬉しいです

finalventfinalvent 2012/07/07 15:57 Nahooさんへ。ええ、そういうことです。

finalventfinalvent 2012/07/07 15:58 lasmallさんへ。難しい問題ですね。ちょっと言葉につまりますが。

finalventfinalvent 2012/07/07 15:58 tenntekeさんへ。貧乏の意味が変わりましたよ。

nijuusannmirinijuusannmiri 2012/07/07 16:48 Twitterにも書きましたが、昨日のfinalventさんのツイートを受けて、記憶を掘り起こしたりあらためて考えてみたりすると、どうもメディアあるいは社会というのは、ある時点までは「いじめ」というものが存在しないと認識していた(というか、そういう概念がなかった)たんだな、と思い至りました。いじめっ子(≒ガキ大将)は居てもいじめられっ子は居ない、と。
今はその逆で、いじめられっ子は居ても分かりやすいいじめっ子は居なくなってしまった。それは、ガキ大将を排除してきた戦後の教育の当然の帰結なのかもしれないですね。
そして、今日の極東ブログを読んで、そういえば山岸先生の本にもあったなーと思い出して(人に言われないと思い出さないというのも我ながら迂闊だなと思いつつ)、「いじめ」を抑止するクラス運営は学校や先生の仕事だったんだな、と。俺は学校に期待しなさすぎなのかも、と思いました。これは逆に考えると、いじめが発生しないクラスや学校はそうした運営が(たまたまであったとしても)上手くいっているということなんでしょうね。
それにしても、メディアが過熱すれば、学校としては現在の生徒を守るしかないし、そうするとさらにメディアを通して断罪を求める憎悪が増幅されてしまう。学校はますます問題を隠そうとする。あと、「いじめ」という言葉によって、その過程で起きている暴力や犯罪が覆い隠されてしまう。結果的に、メディアと学校が意図せず、実際の「いじめ」に向き合うことなく、むしろ助長する方向で共犯になってしまっている、と考えると暗澹たる気持ちになります。
自殺を抑止するならば(それはいじめを抑止することには直接つながりませんが)、メディアが過剰に取り上げないことだと考えます。俺自身は今回騒がれてる件については、半分以上意図的に、報道に触れてきませんでした。それでもTwitterでかなりの関連情報を目にしましたが。
まとまりのない長文、失礼しました。

finalventfinalvent 2012/07/07 17:19 nijuusannmiriさんへ。自分の場合、虐められた精神外傷があるんでそのあたりはこの話題でズキズキ来るんですよ。だからそれを抑制しないと思いつつ、昨日はちょっとタガが外れた部分と、それとメディアの共犯性、その前提となる80年代からの時代性といった問題について、どうしてみなさんは気がつかないのかというのもちょっとキレた感じでした。メディアとネットの馬鹿騒ぎ情報は、80年代以降のイジメ、つまりメディアを介した報復自殺と回路を形成しかねない。自殺は報復にもならないし、自己主張にもならない。そのあたりにくらくらくるものがありました。ただ、この問題はバカ騒ぎは止めなさいがまずありますね。自分がそれに乗ってしまってはいけないとも。

nijuusannmirinijuusannmiri 2012/07/07 17:43 そう、これは俺にとっても切実な問題なので、何か言い始めると冷静さを失いかねないものですね。
80年代以前と以降の時代性の認識の問題については、これは俺自身(76年生まれ)もそうですが、率直に言うと、その記憶のある世代が、少なくともネット上ではかなりの少数派になってしまうからだろうと思います。
「自殺は報復にもならないし、自己主張にもならない」というのは全く同感ですし、むしろメディアが発するべきメッセージはそれだろうとも思います。それはバカ騒ぎにならないバランスで出来るんじゃないかという気がしますが、ネットも含めて現実は理想とほど遠いようで…。

faye2071faye2071 2012/07/07 19:43 なるほど。いや、了解しました。「自殺」がオチになってしまうという現代の構造。
・・・自分は64年生まれなんで、その辺がまさに過渡期で、暴力によって復讐することもできなければ、自殺することもできなくて「引きこもって」しまう人でした。(過去形)。
「引きこもり」って言うのは、ある意味復讐戦が効くんだけど、ある意味今「自殺」よりもっと悪いんでしょうね。社会のごきぶり扱いされる。
自分が、色んなところでめちゃくちゃな発言を繰り返してきたのは、結局今のそういう状態が気に食わないから、言論通り魔してたんだ、とやっと思い当りました。
・・・最近、そんなことしてないで、例えばACTみたいな運動を広げてゆく手伝いをすべきなのかなぁ、とも思いますが。

finalventfinalvent 2012/07/07 20:18 faye2071さんへ。メディアが連帯の幻想を産むところも。もちろん、連帯にもなりうるんだけど幻想にもなる。

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