毎日 社説:日本の政治 いつまで内向きなのか− 毎日jp(毎日新聞)

 ロシアの言い分は、戦争の結果としての領土の最終処理は平和条約で行うものだ、とする日本側の立場と相いれない。要人の北方領土訪問を続けて日本側を挑発するような姿勢も、今回の外相会談で確認した「相互信頼と静かな環境」の下での交渉という合意に矛盾する。言葉と行動に大きな隔たりがあるのが、日露関係の現実なのである。

 原則論からするとロシアが正しいと思うが。というか、ある時期まで日本もそうだったのだが。

 今に始まったことではないとはいえ、重要な国際会議を日本の首脳が欠席したり、日程を短縮したりするケースが目立つ。最近も、20年夏季五輪の東京招致を閣議了解していながら、アピールの機会だった野田佳彦首相のロンドン五輪開会式出席は、国会最優先を理由にあっさり見送られた。これは一つのエピソードにすぎないが、政権全体、政党、国会のすべてに、世界とかかわろうという意識が希薄な証左でもある。

 とかいうけど、民主党政権がインド洋上給油の代わりに打ち出したアフガン支援がどうなっているかとかジャーナリズムも関心ないんだから、しかたないよ。
 参考⇒BBC News - Millions wasted in Afghan reconstruction projects, finds report