朝日 週刊朝日問題―報道の自覚に欠けた : 朝日新聞デジタル:社説

 小紙社説の執筆を担当する論説委員室も、指摘はもっともだと考える。すぐちかくで働く仲間がおこした過ちであり、痛恨の極みというほかない。

 あっぱれな他人事感。まあ、会社は別だし。

 橋下氏は国民が関心をよせる公人のひとりだ。生い立ちや親族を取材・報道すること自体は否定されるものではない。
 だが、委員会の見解を引くまでもなく、生まれで人格が決まるような考えは明らかな間違いだ。また、一般にふれてほしくない事実を取りあげる場合は、必要性が伝わり、そこに踏み込むだけの説得力が求められる。ところが、記事からそれを読み取ることはできない。

 ボカしているけど、今回の問題は、DNAとか出したことで、修辞というのは、決定的に人種差別的な表現だった。朝日のこれを読んでいると、そのあたりを知ってか知らないでか。

 読者から「新聞と週刊誌で会社が別だといって他人事の顔をするな」との声も数多く届く。
 この過ちをわが問題と受けとめ、社会の期待に応える報道とは何か、足元をかためて、その実現に取り組んでゆきたい。

 まあ、お気を付けて。