星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

RADWIMPS「ソナタと行く冬のツアー」@ZEPP OSAKA(12/26)


昨日深夜明けでライブに行った。気づいたら26時間連続で起きていた。

電車の中で15分くらい、うとうとしたけどね。自慢でもなんでもない、どこから見てもただのアホ。


しかも大雨。それもZEPP OSAKA。(開場待ちがハコの外、おまけに川沿いで寒い)

次男と一緒だったから話す相手がいてなんとか持ちこたえた感じ。


「ここに2000人いても親と一緒のヤツなんてオレだけや。ハズいわ」

「姉ちゃんって呼んでもええよ」

とかさらに寒くなる会話をしながら開場を待つ。


もちろんTシャツ1枚。傘をさしていても雨脚が強く役に立たない。

ほんとに寒かった〜


それにしてもお客さん、みんな若い。年末の平日17:30開場のライブなんて、かたぎの社会人は来れんわね。



整理券は800番台だったけど、フロアの真ん中でステージがよく見える位置に行けた。

開演直前になってようやく温まってきた。



9mm Parabellum Bullet(Opening Guest)


ミナホ以来の9mm。

9mmと略したらいいのかそれとも9パラか?


ボーカルの菅原くんが何度も、「キューミリ パラベラム バレットです」と繰り返していた。



「2月25日に渋谷O-nestで初のワンマンライブがあります」(おお〜、と拍手)

「遠いですが・・・・よかったら来てください。新幹線とか・・・ヒッチハイクとかで」(笑)


ZEPPみたいなデカイところで大丈夫か?とハラハラしたけど、堂々としていた。

よく切れるカミソリみたいなライブだった。余計な心配やったね。


「Mr.Suicide」「interceptor」など6曲くらい。



RADWIMPS


<セットリスト>

01.ギミギミック
02.なんちって
03.アンチクローン(多分)
04.セツナレンサ
05.イーディーピー〜飛んで火に入る夏の君〜
06.遠恋
07.ヒキコモリロリン
08.指切りげんまん
09.セプテンバーさん
10.蛍
11.いいんですか?
12.ジェニファー山田さん
13.泣きたい夜ってこんな感じ
14.バイ・マイ・サイ
15.夢番地
16.青い春
17.ます。
18.俺色スカイ
19.トレモロ
20.バグッバイ


En.1
21.25コ目の染色体
22.最大公約数


En.2
23.有心論


ワンマン並みのボリュームのあるライブだった。

いきなり「ギミギミック」。ライブで聴くとさらにいい曲だね。


洋次郎くん、高音部分がちょっと苦しそうだったけど、よく通る声で歌詞もはっきり聴き取れて気持ち良さそうに歌っていた。

演奏もうまかったし、何よりも照明が綺麗で、曲によっては後ろのスクリーンに映像が映し出されて素敵だった。


特に「セツナレンサ」のときに白い頭蓋骨が出てきたときは息を呑んだ。


本編ラストの「バグッバイ」では一匹の蝶。(数え方あってる?)それがだんだん増えていって、また減って一匹になっていくまでがドラマチックだった。


もっと激しいライブを予想していた。でもしっとり聴かせる曲も多くて、「いいんですか? 」や「夢番地」「蛍」が聴けて嬉しかった。


中盤ではメンバーが“味噌汁's”に変身して「ジェニファー山田さん」「泣きたい夜ってこんな感じ」を熱唱。あの赤いTシャツとヒゲメガネほしい。

“味噌汁's”のライバルは“おしるこ's”らしいよ(笑)


待っているときの大雨を忘れるくらいのいいライブだった。濡れたシャツもすっかり乾いた。


ただ・・・ライブとしてのクオリティは低かった。残念ながら。


若い人が多かったから?いやそれは違うと思うけど・・・・


9mm Parabellum Bulletの登場のとき、前や後ろで「きゃー」と歓声が上がり押しがくる。
後ろの男の子が叫んでる女の子に「まだラッドじゃないよ」と言うと、「え?そうやった?」と。そのくらい把握してください。演奏後、「さっきの誰?」とか言うヤツは論外。


・だいぶあとから入場したらしい男の子3人組が、わたしの隣の狭いスペースに無理やり入り込んでくる。それはいいとしても「9mmナントカってどんなバンドや。今はここでええかな。前行こうか。どうしようか」と話してごそごそして落ち着かない。


・1曲歌い終わるごとに「ヨージロー!!」「ヨージロー!!」と叫ぶんじゃない!しかもリーダーが話しているときに「ヨージロー!」はねえだろ!!(洋次郎くんもちょっと切れていた)


モッシュピットにもコート、ブーツの人がチラホラ。それで気分悪い、押さないで〜って言われても・・・


・なんでもかんでも腕ワイパーするのはやめてください。


・「このひとのためなら死んでもいいというひとが僕にもいて、気持ちが伝えたくて1曲1曲作っていて・・・それを聴いてくれたひとが、いいね、って言ってくれてすごく幸せです。みんなもそういうひとがいたり、今は離れてしまったり、これから現れるひともいるだろうけど、自分の言葉で気持ちを伝えて絶対離さないで」

というMCのあと「25コ目の染色体」が始まってじ〜んとしているのに、手拍子はないだろ手拍子は!違う意味で泣きたくなった。


・洋次郎くんが合唱を誘導することも多くてそれはそれで楽しいけど、ラストの「有心論」を最初から一緒に大声で歌った後ろにいた女の子。振り向いてどついたろか!と思った。息子と一緒だったのでがまんした。最悪!


・ライブ終了後、大混雑するロッカー周辺。そんなん予想できるんやろからもっと上手に客を誘導できんのかしら。手際が悪すぎてキレそうになる。身動き取れないくらいの状態の中に紙コップに入ったビール片手に突っ込んでくる男の子が何人もいて、またまたキレそうになる。



歳を取ったらねえ、グチっぽくなるのよ。そんなジコチュウなひとばかりじゃなかったよ、もちろん。


あの雨の中寒さに耐えて待っていたのも、RADWIMPSが好きだからだよね。

いいライブだったから、もっとみんなで楽しみたかったな。


もっともっといいライブになるカギは、アーティストだけが持っているんじゃないんだよ。

って誰に向かって言ってるんだろ。



オバサンの戯言ということで勘弁してください。