星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

syrup16g "DEAD CAN DANCE"@日比谷野外大音楽堂(6/3)

「え?荷物それだけ?」


今日何人もの人に言われた。


わたしの持ち物は小さなポシェットひとつ。


だって日帰りだもん。チケット、新幹線の切符、お財布、携帯、ハンカチの類・・・


ほかに何かいる?

「小さくたって中には夢がいっぱいさ!」


と言おうとしたが自分で噴き出したのでやめた。


開場前に日比谷公園内で催されていたドイツフェスタに行きビールを飲んだため、ちょっとくらくらしながら開演を待った。

流れていた曲は・・・声楽曲。(タイトル不明)


開演時間より10分遅れて4人が登場。大きな拍手。


<セットリスト>

01.新曲
02.イエロウ
03.神のカルマ
04.新曲
05.I・N・M
06.不眠症
07.sonic disorder
08.明日を落としても
09.シーツ
10.My song
11.ex.人間
12.正常
13.パープルムカデ
14.翌日
15.your eyes closed


En1
01.もったいない
02.天才
03.ソドシラソ
04.落堕
05.汚れたいだけ


En2
06.新曲
07.空をなくす
08.真空


En3
09.Reborn


本編が終わるまで照明なし。

雨が降ってたらまったく見えなかったんじゃないか、晴れてよかった、と真剣に思った。


ステージに向かって右側のスピーカー近くにいたせいか、それとも酔いが回った頭のせいか、最初の数曲は音が割れて聞こえて、特にギターの音がしっくりしなかった。



3曲終わったところで女性のファンの方が、「がっちゃん、お誕生日おめでとうー!」と叫ばれ大きな拍手が起こった。

MCはないもののステージにほっこりした空気が流れ、五十嵐さんが軽くお辞儀して、張り詰めた緊張感が和らいだ・・・ようにみえた。



5曲めくらいから音が冴えてきて、特に今日はマキリンのベースがすごかった。

“I・N・M”も「うわ〜っ、すごい!」って思って聴いていたけど、もっとすごかったのが“正常”のベース。

ベース聴いて泣きそうになったのは今日が初めてだ。


いや、ちょっと泣いた。


マキリンとは遠い右側にいたけど、ステージ中央の五十嵐さんを見ようと視線を向けるとばっちりマキリンも見えて、ほんとに今日は感動した。(多分いつも何気にすごいことやってるんだろうけど)


“明日を落としても”〜“My song”は五十嵐さんはアコギで椅子に座って。


“明日を落としても”は何年先に聴いても名曲だって思うだろうな。

そして次のイントロ・・・“シーツ”だ!


・・・あれ?


五十嵐さん・・・音、はずれてる??気のせい・・じゃないかも・・・


ハラハラしながら聴いていたら、だいきちゃんのコーラスが入るころにはきっちり立ち直った。よしよーし。


いいんだ、あら探しって言われても。五十嵐さんが歌ってくれるだけで幸せなんだから。


“ex.人間”ではいつものハモりの練習なしでばっちり決まった!


“翌日”の曲の美しさに感動し、「愛しかないとか思っちゃうヤバい〜♪」と口ずさみながら、とうとう照明がつかないまま本編終了。


曇っていたけどまだ日が残っていて、ステージはなんとか見えた。(後ろのほうはどうだったでしょう?)



アンコール。

ようやく後ろからの照明がついてかっこよく4人の姿が浮かび上がった。


と、思ったら、ステージ下や後ろで撮影していたカメラマンさんたちがわらわらとステージへ上がって、五十嵐さんたちに超接近して撮影し始めた。


あーーー、邪魔!!(笑)

お仕事だろうけど、邪魔だった・・・しかも“天才”だとか“ソドシラソ”とか“落堕”とかでめちゃアガるところだったのに・・・


1回目のアンコールが終わったらカメラマンさんたちは元の位置に。なんやねん。(ちょっと不機嫌)


2回目のアンコール1曲めは大阪でもやった、今までのシロップにないダンスナンバーっぽい曲。


だから音源はいつ?(しつこい)


3回目のアンコールでは“Reborn”


前のDVDを思い出した。初めてクアトロでライブを観たときもこの曲をアンコールでやってくれたっけ。

いろんな想いが蘇るよ。


夜空を見上げると飛行船が飛んでいた。



すべて終了して、会場に流れたアナウンス。


「本日のライブはすべて終了しました・・・」の声が五十嵐さんの声に似ていたとか似ていなかったとか。

もしそうなら今日一番長いMCだね(笑)


そうだ、最後に鐘の音が流れてきて、みんなそれを聴きながらゆっくりと拍手が起こって、それが次第に大きくなったんだよね。


感動的な拍手だった。



いっぱい曲聴いて4人の楽しそうな姿も見れて大満足。いいライブだった。



ただひとつ欲求不満だったのはお客さんがおとなしかったこと。

というか、じっくり聴いている人が多かったんだろうね。

ベンチもあるからモッシュってわけにもいかないし。


でも正直言って、大阪のライブのようにもうちょっと盛り上がりたかった。

“神のカルマ”で「おいっ!」って、“落堕”で「寝不足だって言ってんの!!」って叫びたかったな。(叫んだけど)


じーっと音を聴いて堕ちるのもありだけど、わたしは五十嵐さんと一緒にもがくのが好きなんだ。


もがいてもがいて、音にのめり込みたい。


だから先生クスリを・・・じゃなかった、五十嵐さん、もっとライブを!



会場を出るとき、いつものように(?)意味深な貼り紙が。



「FINAL」って言葉はどこにかかるの?

すうーっと背中に汗が…


気になって、ああまた不眠症


ほんとだよ。