星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 空中ループ presents ウタ イン ザ ライフ@京都CLUB METRO(5/23)

出演:空中ループ/wooderd chiarie/トレモロイド/sister tail


前日、仕事が終わらなくて気づいたら日付が変わっていて、

「馬車がかぼちゃになっちゃうよ」とは思わなかったけど終電が出たあとで、

仕方なしにタクシーで帰宅。



ああ、ライブ2回分(そこ?)



そんなだから朝起きたときフラフラで、4バンド出演するこのイベントに耐えられるか不安だったけど、

空中ループとウッチャリ(wooderd chiarie)の対バンが観たかったのと、メトロに一度行ってみたかったので、かなり無理して出発。


長男に、「無理すると身体壊すで?」と心配された。

確かに。


でも、今の状況で好きなものから切り離されると、心が病んでしまいそうだよ。


さらに心配かけるので、口には出さなかったけど。





京都クラブメトロはその名の通り、京阪電車の改札を出て出口に向かう階段の途中にあった。

「へ〜」と感心し、一度地上まで上がってまた降りて来たのが下の写真。





入り口はこんな感じ。



中はこじんまりした造りで、ステージと客席が近いのでアットホームな感じ。

壁際や後ろに数個イスがおかれていたので、これ幸いとそのうちのひとつをキープした。
ま、シルバーシートということで(笑)


地元京都の友人や、最近知り合った大阪の方も到着されて開演を待った。


会場にはいろんな美しい曲が流されていたが、開演間際にはsleepy.abの“四季ウタカタ”と“ねむろ”が流れてきて、先日のワンマンを思い出してちょっとうるっとしてしまった。





◆sister tail


京都在住のバンドさん。

ボーカルの方の声がとても優しくて癒された。


“フルーツライン”“ブラックシー”“少女”など6・7曲演奏。


最後の“少女”という曲が素敵だった。

タイトル言われたけど聞き取れず、あとで教えていただいた。今日は音源がないとのこと、残念だった。




トレモロイド


01.カロン
02.スローモーション
03.morning view
04.優しい音楽
05.April Has Gone


東京のバンドで、ボーカル&ギターとキーボードの方がご兄弟とか。

とても楽しい演奏だった。曲もよかった。特に“morning view”



空中ループの松井くんにはお世話になっていて、東京で5回ライブをやったときに3回松井くんが来てくれた。
当時ひとりギターが抜けてできる曲が少なかったけど、松井くんが来てくれるから違う曲をやろうと、全部違うセットリストでやりました、と。


「東京の友達より松井くんと会っている。

以上、仲良し自慢でした〜」(笑)



翌日も京都でインストアライブをやるのだけど、フリーライブのうえ、「来てくれた人にはマスクを差し上げます!」(笑)


題して、『フリーマスクライブ』


「きっと松井くんや空中ループのみんなも来てくれると思うから」とお客さんを釣ってはりました(笑)




wooderd chiarie


01.blue
02.ケセラセラ
03.sputnika 
04.MOONLIGHT 
05.アイのストーリー 
06.幽霊たち 



1月の木屋町アバンギルドでのライブ以来。楽しみにしていた。


小和瀬くんのギター、相変わらずキレがよくて素敵!


ステージの造り上、後方が狭くなっているので、ドラムの岡部くんの前にギターアンプが置かれていた。

顔は見えるけどドラムがアンプの陰にかくれてしまっている。

飛ぶような岡部くんのドラムさばきが見えん〜(泣)



あれ?ベースの久保寺くんの前にMCマイクがない。あれれ?


ということでボーカル&ギターの上邨くんがMCも担当。ちょっとカタいよ。久保寺くんが柔らかいわけじゃないけど(笑)


いつものごとく上邨くんの声にうっとり。

“アイのストーリー”はギターを置いて。



“幽霊たち”が久しぶりに聴けて嬉しかった。

“フラスコ”や“過去のない町”も聴きたかったな。6曲って短いよ。





空中ループ


01.May 
02.16 night
03.goodbye moon 
04.imago  
05.Stand Alone  
06.光年ループ


En.その光



空中ループが始まる前に、若い男女のグループが前に来たので真ん中を譲って右端に寄った。

ギターの和田くんの前あたり。メンバー全員が良く見えた。



今、なんと言っても“goodbye moon”が大好きだ。

チューニングのときからこの曲だとわかった。


アレンジもメロディも歌詞も素敵。早く音源でも聴きたい。(7月にミニアルバムがリリースされます!)

踊りだしたくなってちょっと困った。




Stand Alone”は森くんのベースがかっこいい。

聴くたびにさらによくなる曲。

聴くたびに力強さが増している。




ドラムのかおりさんの位置はやっぱり遠くて、ちょっと寂しげ。

でもいつもの笑顔はかわらないね。あんなに楽しそうにドラムを叩くひとはそういない。




松井くんが出演してくれた3つのバンドの紹介を。



sister tailは、僕に音楽の楽しさを教えてくれた、師と呼んでもいいバンド。

トレモロイドは知り合って1年くらいだけど、京都の友達よりたくさん会ってる、明日のインストア、僕も行きます。

wooderd chiarieは今年1月に初めて対バンさせてもらって、一目惚れしました!



感謝の拍手をしながらじ〜んとした。





あとベースの森くんが、豚さんが好きなのを告白。


豚インフルエンザ新型インフルエンザに呼び方が変わってよかった。

豚は本当はキレイ好きで、汚い部屋にいると死んじゃうんだよ。」


松井くん絶句。



森「奥さんと子供と、豚がいる、それが僕の夢」


衝撃的(笑)



あとで和田くんに、「でも森くん、トンカツ定食食べてたよ。」

とバラされていた。






“光年ループ”

松井くんはマイクの横にセッティングされたキーボードを弾きながら。


空中ループの音楽は、しっかり大地に足をつけていながら空を飛んでいる感じ。

力強さと儚さを併せ持って、現実と空想の世界を行きつ戻りつ、わたしたちに夢をみさせてくれる。


そんな魔法のような音楽を奏でながら、メンバーさんはみんな気さくだし。


こんな素敵なバンドに出会えてよかった。





そんなことを思いながら聴いたアンコール。


“その光”


いつもはその美しさにうっとり聴いてしまうのだけど、この日は違った。


今自分を取り巻く現実がささくれ立って、心が少し弱っているせいかもしれないけど、歌詞がよりリアルに迫ってきた。




 ぼくはその光を持って
 また会いにいけたらいいな




光を持って会いに来てくれた。


彼らにとって、「その光」を表現するのは音楽なのかもしれない。


そしてわたしはその光に会いたくて、またここに来ちゃうんだろうな。


そんな光を見つけられて幸せだな。


なんて思っていると涙があふれてきて、でもステージが近くて恥ずかしいので流れないようにこらえていた。



なのに・・・・





アウトロが消えていったあと、すぐに会場に流れてきたのは“ねむろ”



なんで?



がまんしていた涙がぽろっとこぼれてきたので、慌てて下を向いた。



深呼吸してから振り向いたら、松井くんがお客さんにアンケートを配っておられるのが見えた。

ヤバい、近づいてきた(笑)



松井くんと目が合ったとき、何か気の利いたことが言いたかったのに、



「○△×◇・・・・・」


こんなだった。ああ情けない。


代わりに力いっぱい手を握ってしまったわ。あはは(汗)



あ、“ねむろ”は反則!とだけ言っといた(笑)



それでも少しは伝わったかな?


他の人には見えないものを見つけてしまうような、松井くんの深くて穏やかな瞳が大好きです(告白? 笑)




かなり無理して京都に向かったのだけど、行ってよかった。

本当に素敵なイベントだった。


みんな、ありがとう。



帰りに、8月1日(土)に大阪福島セカンドラインである空中ループのワンマンのチケットを買って帰った。

めっちゃ楽しみ♪