hoge このページをアンテナに追加

恥ずかしげもない宣伝
2008/06『超短編の世界』 / 「密室劇場」
2008/07『異形コレクション 未来妖怪』 / 「密室劇場」
2011/02『超短編の世界 Vol.3』 / 「原因と結果」「模倣」
2012/06『てのひら怪談 壬辰』 / 「小道具」
2013/12『てのひら怪談 癸巳』 / 「可燃性」

07|08|30

藤崎慎吾/鯨の王 23:45

ううん……面白くない。なんでだろうと考えると、やはり登場人物の問題かなあと思う。主人公学者の魅力も伝わってこないし、敵役があんなただのバカじゃ盛り上がりようがない。まあ敵役のアホさに関しては、鯨と対比させる意図があったのかもしれないけど、でもなあ。

あと、これは意図的だと思うんだけど、まっとうなカタルシスを与えるような構造になっていないのも原因のひとつかと思う。鯨にも人間にも被害出すぎで、さらにそこで結局教訓的なラストに落ちていくので腑に落ちない感じだけが残る。あんだけ鯨と人間殺しておいてそこかよ。みたいな。ただこのへんは繰り返しになるけども、登場人物に魅力があれば、人間(と鯨)ドラマとして読み応えのあるものになったはずで、やはり人物描写のペラさが悔やまれる。

鯨の王

鯨の王

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/firstheaven/20070830
Connection: close