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2011-07-25 北欧:ツールの結果

[]Lucy 21:31 Lucyを含むブックマーク Lucyのブックマークコメント

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2日に開幕した自転車ロードレースグランツールLe Tour de France(HIS)

ツール・ド・フランス」は、24日に全21ステージ(区)の日程を終え閉幕しました。

デンマークに拠点を構えるSaxo Bank-SunGard(SS)所属選手では、

そして北欧出身選手は、

という成績を残しています。

なお総合優勝はCadel Evans(AUS,BMC Racing)で86時間12分22秒でした。


Thor Hushovdは第2区のチームタイムトライアルで勝利し、2位に1秒差で総合首位に躍り出ます。

彼はこれで前年の世界選手権勝者の証であるMaillot arc-en-ciel(マイヨ・アルカンシェル)と

ツール総合首位の証であるMaillot jaune(マイヨ・ジョーヌ)を重ね着するという快挙を達成します。

初の山岳ステージとなった第8区では、

山を苦手とするHushovdの脚質を見込んでチームは総合首位を諦めたように守りを放棄しましたが、

Hushovdが個人でまさかの粘りを見せてここでも首位の座を維持しました。

しかし翌日のステージでは逃げ切りを許し、自身も集団から後れをとり順位を大きく落とします。

順位を59位まで落として迎えた超級山岳を含む第13区で逃げに出ると、

一時は遅れるも下りで追いつき平地で独走を決めてツール通算9勝目を挙げました。


そして第16区ではノルウェー自転車競技に新たな歴史が刻まれます。

レース中盤に決まった逃げにこの日も乗ったHushovdとEdvaldは、

2級山岳の上りでRyder Hesjedal(CAN,Garmin-Cervélo)に遅れを取るも下りで先頭に追いつきます。

3人によるスプリントではHesjedalのアシストを受けたHushovdが爆発力で優るEdvaldを下し、

Hushovdが1位、2位にEdvaldという結果に終わります。

今回のツールに出場した全22チーム198選手のうちノルウェー人はわずか2人。

そのふたりが共に区間優勝を果たし第16区では上位を占めました。

更にいうと、Hesjedalは祖父母がノルウェー人であり、

彼らはオスロから2千km以上離れた土地自転車最高峰レース表彰台を独占したことになります。

この快挙にノルウェー国内メディアは大盛り上がりを見せていて、

ノルウェープロサイクリングチームが誕生するのではないか、といわれています。


Edvaldは悪天候のなか行われた今大会最長ステージの第6区で勝利します。

前日のステージスプリントを掛けるのが早すぎて失速した反省を活かし、

この日は冷静にゴールまでの距離を測り加速し競り合いを制しました。

第17区でも逃げに乗ったEdvaldは上りで抜け出すと独走で勝利を挙げます。

彼は今大会前も帯状疱疹に罹ったように、

ここまで落車以外での怪我や病気が目立ち伸び悩みの感もありました。

しかし彼はまだ24歳。

登坂力を更に強化してグランツール制覇を狙うのか、あるいは先輩であるHushovdの後継者となるのか、

いずれにせよ今後の活躍が期待されます。


SSのエースとして今大会に挑んだContadorは集団の落車に巻き込まれて時間を失うと、

自身も落車を繰り返し山岳ステージ前に総合争いで後れをとります。

その後も落車による怪我によって彼本来の攻撃的な走りを見せられず、

一旦は盛り返しに成功するも18区で大きく後れをとってしまいます。

大逆転を狙って19区では大逃げに出るも、終盤に勢いを失い時間が稼げずに終わり、

グランツールでは初出場のツール(2005年,31位)以来となる2位以下の順位となりました。


Contadorが連覇を逃した最大の原因は、

5月のGiro d'Italia(HIS)「ジロ・デ・イタリア」の疲労が挙げられます。

ドーピング使用疑惑のためツール出場が危ぶまれたことでジロに出場した彼は、

大会史上最難関といわれるステージの連続を完璧な走りで駆け抜け総合優勝を果たしました。

ただそこで得たContadorやアシスト陣の疲労は想像以上に大きなもので、

閉幕後1ヶ月で迎えたツールでは、

落車によって失った時間を取り戻そうと躍起になるも失速する場面が目立ちました。

また、カメラバイク自転車を略奪されたり、チーム車両大会関係車両が衝突したりと、

SSとしても不運な面が目を引きました。


Hushovdの雄叫びは良かったです。

D

Lucy / Hanne Hukkelberg 2007年