保護者(母)からの相談

今日の午後、霞の携帯がなりました。「見慣れない番号だな…」と思いながら出て見ると、療育キャンプに参加していたBくんのお母さんからでした。子どものこと、夫(Bくんのお父さん)のこと、お姑さん(Bくんのおばあちゃん)のこと…次から次へといろいろな“悩み”を打ち明けられ、延々と話すこと2時間。こんなに長電話をしたのは、独身時代、親ダヌキとは違う女性と付き合っていた頃以来のことです。子ども、つまりBくんのことについてはあくまで“教育”という視点でお話しできるので構わないのですが、それ以外の悩み、いわゆる身の上話については(申し訳なかったのですが)相槌は打つものの適当に聞き流させてもらいました。というのも、先輩教師からこんな忠告を受けたことがあるからです。
「教師に身の上相談してくるようなお母ちゃんって、結構精神的に追い込まれているんだよなぁ。周りに話を聞いてくれる人がいなくて、一人で全部背負い込んじゃってるみたいな。小中学生の子どもがいるってことは、結婚してから10数年経ってるわけで、お父ちゃんにしたって新婚当時みたいにお母ちゃんをかまってやってないんだろうな。うっかりすると子育ては完全にお母ちゃん任せで、自分は好きなことばかりしてるってケースなわけだ。いいか?そんな状況で、男であるお前が女であるお母ちゃんの身の上話を親身になって聞いてみろ。精神的に弱っているところに優しく手を差し伸べてくれる…まさに『恋』が芽生える典型的なパターンじゃん。もし、お母ちゃんがお前を「教師」ではなく「男」として見るようになっちゃったら…。夜の営みでもお父ちゃんにかまってもらってないんだろうから、お母ちゃんの「女」に火がつくぜ。そうなったらもう…“不倫”に向かってまっしぐらだよ。くわばらくわばら。」
あのですね。かつて親ダヌキが入院していた病院のドクターに“片思い*1”をしてしまった経歴があるので、笑い話じゃないんですよ。実際、お母ちゃんに絆されて、一線を越えてしまった先輩を知っているし…。

*1:この時は、ドクターが「僕はあなたを患者としてしか見ていない。」と突っぱねてくれたので、事なきを得たのですが…