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クロイデパートメント

2017-12-24

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2017年 Underground Dancemusic ベスト20

ブログ全然更新しませんが生きてます。

さてTwitterではテクノやハウス系の音楽ってあまり取り上げていませんが、実は僕が聴く音楽の大半はこうしたクラブ系の音楽で今年もその中で気に入った作品を20取り上げてみました。
今年はあれだけ世間(といってもかなり地下の)を席巻していたルーマニアンハウスの勢いが薄らいだ感じがします。
その代わり台頭してきたのがロウテクノ。

YouTubeでも機材に囲まれ喜々として作品を作る姿が見受けられましたが、あまりにファットな音響とノイジーさで僕はあまり好きになれませんでした。
ソフトウェアに飽きた人がハードウェアの即興性に活路を見出し思うがままに音を作るって楽しそうですけど、結構そのまんまな作品が多い気がするんですがどうなんでしょう。
まあでも今ブームって感じはしますね。

あと先祖返りっていうかポップな作品も多く見受けられました。馬鹿騒ぎが基本のEDMよりももう少し踊るということに特化したサウンドを求めてる人にはこういったエレポップすれすれのテクノはしっくり来るのかもしれません。

それと今年はカムバック組が多くてハードフロアーも今年作品出しましたし、DMX KREWやデイブクラークも出しました(残念だったけど)。皆生き残ってて意外と凄い年だったなぁと思います。



ということで20組紹介したいと思います。

Aleksi Perala - Paradox
フィンランド出身。REPHLEX所属のアーチストでOVUCA名義でも知られるALEKSI PERALA。
流石REPHLEX出身だけあって4つ打ちから奇妙なエレクトロまで幅広く聞かせてくれます。ちょっと懐かしい感じのテクノ。
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Jay Daniel - Broken Knowz
デトロイト出身。現在25歳の黒人アーチストのデビューアルバム。
ビートの見本市って感じでヒップホップやJUKEみたいな感じの音にジャジーな音響が乗ったり、かなりハイブリッドなジャンルの作品。体より脳内が踊るみたいな作風。
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DATAPOP - POP
スウェーデンのアーチスト。
ジャケ見て判ると思いますがクラフトワークが好きで好きで、みたいな音。僕も好きです。
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Shed - The Final Experiment
ドイツはベルリン出身のアーチスト。かなり気難しい人っぽい。そしてその気難しさが逆に良い方に出たって言う感じ。
音楽は真っ当な人間性じゃ無い方が面白い作品作るよね。個人的には付き合いたくありませんが。
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HARD FLOOR -The Business Of Basslines
もう説明はいらない殿堂入りのハードフロアー。今回の作品の勝因の半分以上はデザイナーズ・リパブリックによるジャケデザインによるものだと確信しています。
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SeMiAmar - Time
エスニック・ハウスの先駆者として有名なBasti GrubとベテランアーチストMike Trend のユニット。
所謂ルーマニアンハウス系のミニマルサウンドなんですが、民族音楽の不可思議な音響と相まって鳴ってる音はかなりヤバイ気がします。
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3KZ - Parallel Reflections
イタリア出身のベテランアーチスト。
リヴァーブの効いた広がりのある音響とスピード感のある4つ打ちのリズムで正にテクノな作品になってて聴いてて安心します。
耳あたりも良いし車の運転中とかよく聴きました。
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AKUFEN - EP
AKUFENが帰ってきた。
何年も鬱病でダウンしていたのが数年前から別名義で作品出したり少しづつ復帰してたのが今年遂にAKUFEN名義で作品登場。
昔の緻密なカットアップ作品よりも少し緩めな感じですが、リズム感とかやっぱAKUFENだなぁと。復帰嬉しかった。
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Giulio Lnt - Secrets
イタリア人アーチストで今年43歳。
ベテランの余裕か、かなりポップな作品でエレポップともいえる感じの作品を出してきました。
今年はこういったはっきりとしたメロディーラインを持った作品も多くてテクノ聴き初めの90年代初頭を思い出したりもしました。
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As If - Presence
デンマーク出身。
こちらもまた先祖返りと言うか、90年代のインテリジェンステクノを思わせる繊細で美しいナンバーがずらりと。
歳のせいかこういうのが凄く良い感じに聴こえました。
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Nick Hoppner - Work
ドイツはハンブルグ出身のアーチスト。
ドイツなのでガチガチに硬派なミニマルテクノかと思いきや、以外にポップな作品で最後の曲なんてまるでNew Orderみたいだったり。
ジャケとかカッコよかったしく作品として凄くしっかりした1枚でした。
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Secret Value Orchestra - Unidentified Flying Object
フランス人アーチスト。
紹介してる曲なんてTB-303をバックにジャミロクワイが歌っているような、ポップでありながらかなり変態な出来で、流石はアブノーマルの国フランス(?)だと感心しました。
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Lake People - Phase Transition
ドイツはベルリンで活躍しているアーチスト。
ジャケは紛うことなき変態ですが、音の方はデトロイトテクノを思わせるロマンティックな音響の作品もあったりダンス一辺倒の作品ではありませんでした。
凄くよくできた作品だと思いました。
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Delano Smith - Detroit Lost Tapesc
シカゴ出身デトロイト育ちのアーチスト。
滅茶苦茶硬派なデトロイト・テクノ。ざらついた音響とか荒涼とした作風が現在のデトロイトのイメージとぴったり来る感じで引き込まれました。
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FJAAK
ベルリン出身の三人組でイケメン。
前述した所謂ロウテクノな作品で、機材の山を三人で担当してガシガシ音を作り上げるんですが、ノイジーな作風に向かわずあくまで躍らせる方向に向かっているのが好感持てました。ボイラールームのライブで首振りながら機材をいじり倒してる姿もカッコ良かった。
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Four Tet - New Energy
イギリス出身のベテランアーチストで、過去にはフォークトロニカと呼ばれる牧歌的な作風で人気だったのが、最近ではクラブ寄りにシフトしダンスミュージックも作るようになったFour Tet。
昔は曲ができる度に妹に聴かせて感想聞いてたそうですが今はどうなんだろう?
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Roger Gerressen - Monoaware
オランダ出身。
これも昨年から続くルーマニアンハウス系の音数少なめで音圧低めで、でもリズムは複雑で奇妙っていう作品。どうしたらこういう音が組み立てられるんかな?
ジャケもなんとも奇妙で不思議。
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Ghostwerk - Shadow Culture
デトロイトで活躍する黒人アーチスト。
ヒップホップやJUKEに影響されまくった感じの痙攣ビートをガシガシ繰り出してきます。かなり先鋭的で面白い。
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Demujas - Disco Cuts
オーストリア出身。
もうタイトル通りのDisco Cutsって作品。なんだけどこの酩酊感がたまらない。
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Blawan - Nutrition
イギリス出身で老舗テクノレーベルR&Sから作品を出してる人。
ロウテクノ中のロウテクノで、金属加工工場でプレスやサンダー使ってでこういう音作っても踊れるんじゃないか?くらいのかなりインダストリーな作品なんだけど、なかなか踊れて実はよく出来てたり。
いつも言ってますがロウテクノは作ってる本人が一番楽しい的な作品が多い気がするのでこういう作品は貴重。
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で、今年の優勝は自身の殺風景なスタジオ写真をTweetしたらテクノアーチスト同士で大喜利大会になり、世界中でいじられたFour Tetにしたいと思います。
この作品は彼の今までの活動の集大成みたいな作品だったので、次は新たな地平に旅立つのでしょうかね?楽しみです。

ということで今年はこれで終わり。
皆様良いお年を。