2012-05-31
I-10 アデン・アラビア/名誉の戦場
アデン・アラビア
書き出しがやたら有名な小説。
断片的なものが一つにまとまった印象。じゃあそのいいたいこととはなんだったのかというと、結局祖国への怒りという解釈がたいていにおいてはなされている。でもそれだけじゃないんだろうとぼくは思っている。それは「閉塞感あふれる世の中への」怒りじゃないのだろうかと。そう考えるとなんかしっくりくる。
旅に出て、すべてを忘れるなんてのはそもそもが幻想で、旅に出るからこそまたより日常を考えてしまうというのも事実。ぼくは台湾に行ったときに、韓国企業の看板を見て「日本ってどうなるんだろう、だからいまの政治はだめなんだよ」みたいな感情を抱いたわけで、そういうのと似ている。えーどやねんどやねんというアレ。
そういう怒りを、アラビアにて落とし込んだという印象を持つ。ある意味、どないなっとんねん!という感情がなければ読むのはきついのかもしれない。
結局、我々って旅をしているときとか、一人でふらっと歩いている時って、恐ろしい勢いで思考が回転してどんどんとスパイラルに落ち込んでいくってのはまああるあるだとぼくは思っている、それを落とし込んだかんじか。何かを求めてアラビアに行こうとも、そこで結局考えて怒りをぶつけるのは欧米について。どうなっているんだろうという不安定な考えのもと、不安定な思考のスパイラルが記録されているという印象を持つ。
ふと思ったのがホモエコノミクスという表現だった。
経済人(けいざいじん)またはホモ・エコノミクス (homo economicus) とは、経済活動において自己利益のみに従って行動する完全に合理的な存在。実際の人間の行動を近似したモデル。
経済人のモデルは経済学の世界では一定の成功を納めてきたが、実際の人間は経済学が想定するほど合理的ではない。そのため合理的経済人モデルだけからは説明できない経済活動も多くあり、そうした現象は、主に行動経済学という分野で心理学や認知科学の知識をバックボーンとして研究されている。
とWikipediaにあるわけで、こんなのしらねーよとw
名誉の戦場
名誉の戦場が結局描き出した第一次世界大戦とは何だったのか。欧州では第二次世界大戦よりも第一次世界大戦のほうが重要に考えられていると昔聞いたことがあるが、結局の所第一次世界大戦は普通の市民にとっては悲しみしか持ってこなかった。ここらへん、I-07の「戦争の悲しみ」と通じるところが少しある。
話自体は、家族史になるのだろうか。親戚のおばちゃんの話をのせているから親族史とかそんないいかたでもいいのかもしれない。しかしそんなのは全部読まないと結局わからない。
読んでいる以上は、出てくる家族のおもしろいエピソードにただ流し流されたらその結果行き着くのが第一次世界大戦の話となる。「あのひとはこうでね、こうでね、こうでね」という家族史を聞きながらどんどんと核心に向かっていくあたり、いいねと思った。
2012-05-21
基礎体力
日常 |
最近思うことは基礎体力の大切さ。
本を読むにしても、勉強をするにしても基礎的な体力がないとどうにもペースが上がらない。
結局の所日頃の努力だの習慣だのが大切だけど、どうしてもさぼってしまうと結局基礎的な体力はどんどんと落ちていく。本を読むスピードは落ちるし、勉強に集中できなくなる。
そうならないようにしっかりやっておきたいもの。
そういえば、3日やれば習慣化するとその昔聞いたことがある。実際どうなのかは知らないけど、3月後半から毎日10分程度を費やして書いている一日の行動を記録するような日記は毎日「やらなあかん」と思って、必ず書くようにしている。そういうもので、体に覚え込ませるのが肝要なんだな。


