米倉事件

今では多くの人が知るところとなったであろう
あの忌まわしい事件について・・・


それは、2006年9月11日−ちょうどあのテロから5年目に起きた。


フジテレビの生放送番組
「NG名珍場面5000番組10万人総出演!!がんばった大賞7」
で女優米倉涼子が放屁したという情報が某掲示板にて話題となった。

私もこの番組を見ておりその衝撃のあまり最初は呆然自失であった。
しかし、徐々に正気を取り戻すと理性と本能(自己防衛本能)が
事態の掌握へと私を駆り立てた。

あの日私も某掲示板にて様々な意見を見、また自身も様々な意見を発した。
「女優が放屁などする筈が無い」「ノイズだ」という声も多かった。
しかし「今時ノイズが入るマイクなどない」「実まで出た音だ」
という声も多く情報は錯綜していた。

動画もない状態で言い合っても水掛け論否、屁掛け論である。
すぐにYoutubeにアップロードされた。
http://www.youtube.com/watch?v=cx24D3ytI48


この時点では、実況板ではノイズ派が主流となったと思われる。
私はテレビで見ていたのだが、youtubeで聞いてみると若干音が違っていた。

−あんな音ではなかった・・・

リアルタイムで聞いた者、録画しておいた者は口々にそう言った。
単なるノイズとして処理されるのかと諦めかけた時別の板に飛び火した。
祭り好きのニュース速報である。
ここで、別の考えが提示された。
「屁の音がノイズのようになったのではないか?」
なるほど屁かノイズか、と論争していた我々だが屁がノイズになることもある。
この板でも屁かノイズか純粋なノイズなのかという屁掛け論になるのだが、
文春が記事にしたことで急展開を見せた。

しかし、我々の期待(?)も空しく日本音響研究所の鈴木所長ははっきりと
「生理現象の音ではない」と言い切ってしまった。
米倉氏の所属するオスカーは「特にそのような事実はないと思う・・・」と
歯切れの悪いコメントを残し本人も何も語らない。
結局放屁のような異音を発した動画が現在もview数を伸ばしているだけである。

この件を風化させてはならないと遺族達が立ち上がり
現在も一部のネット上で謝罪を求める運動が続いているという。