スクライドオルタレイション前編 TAO　感想

TVアニメ「スクライド」から10周年ということで、新規映像を交えた再構成作品、みたいです。

TVシリーズの記憶としては、主人公のカズマさんと劉鳳さんが、なぜだかバトルしまくる作品、という程度でした。

なので、地形の隆起現象によって神奈川県が日本列島から分断されてしまっている、なんていう世界背景であったり、
アルター能力者に対して制圧的なホールドだかホーリイだかといった組織があることであったり、
さらには、分断された地域の外に潜在する何やら怪しげな人々の存在であったりと、
ずいぶんと知らなかったこと、忘れていたことなどがあって、新発見も多かったように思います。

そんな中でも、やはり主人公のカズマさんと劉鳳さんとの殴り合いは、熱血したもので、白熱します。

カズマさんのアルター能力、シェルブリットさんのパワーアップのシーケンスなども、おいしいものでありました。

また、カズマさんを始終支える、君島さんも、いい味を出しています。
君島さんあってこそのカズマさんでありましょう。

さらには、カズマさんと何やら因縁がありそうな、ストレイト・クーガーさんも、おいしいところを押さえている感じです。

一方で、女性陣はなんだかごちゃごちゃと動き回ってはいたものの、いまひとつ印象が薄くなってしまっている気がします。

客席は男性ばかりだったというに。

不思議なものです。