ひつじのショーン 感想

映画「ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム」を見ました。(7月4日観賞分)

テレビシリーズ未見。

何これ、めちゃめちゃおもしろいんですけど。

田舎から大都会へひつじさんたちが出てきてわちゃわちゃするお話です。

最近だと『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』に近い題材なのでしょうけれども、
中身としては園子温監督『ラブ&ピース』と通ずる部分が多いような気がします。

片や身内を切り離してスターダムを駆け上がっていき、片や廃棄物さながらのどん底に陥ってしまう、みたいな「上」の世界と「下」の世界との対比になっているみたいです。

トロイの木馬みたいな潜入作戦を敢行するあたりも似てるかも。

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という他作品との比較はともかく、またおそらく他にも既存作品へのいろんなオマージュがあるのでしょうけれどもそういうのは詳しくないのでわかりません。

ひつじさんたちが巻き起こす騒動も楽しいし、動物保護さんとの追いかけっこもドキドキハラハラだし。

ひつじが1匹ひつじが2匹的な伝統的催眠メソッドの効果はばつぐんでした。
牧場主さんのみならず、観客へも作用しそうになります。

観客席には小さいお子さんもたくさんいらっしゃったのですが、カセットテープがこんがらがっちゃうとか、今の子に通じるのかしら。