黒執事 Book of the Atlantic 感想

映画「黒執事 Book of the Atlantic」を観ました。
1月28日、TOHOシネマズ新宿にて。
原作未読。

豪華客船で旅行するお話。
なぜかサフィズムの舷窓という言葉が思い浮かびますが、あまり関係ありません。

・モブの人たちがCGでぬるぬる動いてて、なんかすごかったです。
冒頭での出航するときの見送り客から目を引かれました。
劇中ではゾンビ化した人たちが大暴れするわけですがこれまた大量にうにょうにょと蠢いていて。

けものフレンズ目当てで購入したCGWORLDにもちょうどこの映画のCGに関する記事が掲載されていました。

宮崎駿監督の風立ちぬでは震災で逃げ惑う群集を全部手で描いてたらしいですが、ああいうのもCGでできるようになるのかしら。



・ご当主シエルさんの許嫁にあたるっぽいCV田村ゆかりさんの人が、中世ヨーロッパ風のドレスを纏ったまま剣を振り回してゾンビ化した人たちをバッタバッタとなぎ倒していく姿は「高慢と偏見とゾンビ」と重なるようで、見ていて爽快でした。

・人生を映画のフィルムに見立てて、死んだ人を蘇生しようとするのは完結したフィルムにその後を継ぎ足そうとする試みだという表現はおもしろいなーと思いました。
そのフィルムの話を、ご当主シエルさんと黒執事さんとの回想に結びつける構成も良かったです。