FreeBSDにさっくりXとXFCE4をインストールする。


XFCE4をインストールした。
ついでなのでこの記事のアップデートを兼ねつつXを入れるところからメモ。


条件は以下の通り。

  • GDM、XDM等のログインマネージャは入れません。
  • portsではなくpackagesで入れるので、STABLE、CURRENTだとpackagesがなくてダメかもしれません。
  • RELEASEなら大丈夫のはず。
  • コマンド実行例では、#、または$がコマンド入力行。#の場合はroot権限を示します。


ではスタート。


◎Xのインストール
portsでインストールすると時間がかかるのでpackagesにする。それでもデフォルトだと米国あたりのサーバにftpしてしまうので、設定を変更する。ちなみにftp2.jp.freebsd.orgはftp.iij.ad.jpのことである。

# sh
# PACKAGEROOT="ftp://ftp2.jp.freebsd.org";export PACKAGEROOT
# pkg_add -r xorg
Fetching ftp://ftp2.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-7.2-release/Latest/xorg.tbz... Done.
Fetching ftp://ftp2.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-7.2-release/All/xorg-docs-1.4,1.tbz... Done.
(略)

これでXのインストールは完了。



◎Xの設定(前段)
続いて設定。今のXは(そのままだと)HALに依存しているのでhaldを起動する。なおこのとき、mouseデーモンが動いていると問題になるのでmousedは止める。


/etc/rc.confに以下の行を追加。dbusとhaldの順番は必ずこの通りにすること。haldの起動に先だってdbusが動いていないとダメだから。各rcスクリプトには依存があるので注意。

moused_enable="NO"
moused_nondefault_enable="NO"
dbus_enable="YES"
hald_enable="YES"

HALのためのキーボード設定を行ったら、HALをスタート。
念のためmousedを止める。(下の例ではmousedは動いていないけど)

# /etc/rc.d/moused onestop
moused not running? (check /var/run/moused.pid).
# /usr/local/etc/rc.d/dbus start
Starting dbus.
# /usr/local/etc/rc.d/hald start
Starting hald.

◎Xの設定
rootでいきなりstartxとやって素っ気ないtwmが表示されればOK。
画面が真っ暗なままになったら、慌てず騒がずAlt+1とかCtrl+Alt+Backspaceとかする。
そのうえでググる


昔ならXorg -configureでxorg.confを作るところだが、これが今では曲者で、ろくな設定ファイルを作ってくれない。特にVGAIntelだったりすると最悪だ
なので、うまく行かない場合にはXorg -configureのxorg.confをベースに、ググった結果を追記したほうがいいと思う。




サウンドカードの設定
ここを参照。




Xfceのインストール
xfce4のインストール。ついでにVLゴシックフォントも入れる。FEP(て言うのか?)も入れる。今ならuim-gtkとja-uim-anthyでOK。

# pkg_add -r xfce4 ja-vlgothic uim-gtk ja-uim-anthy
Fetching ftp://ftp2.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-7.2-release/Latest/xfce4.tbz... Done.
Fetching ftp://ftp2.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-7.2-release/All/icons-tango-0.8.1_1.tbz... Done.
(略)

Xfceの設定
普段使うユーザでホームディレクトリの.xinitrcに以下の行を追加。

LANG="ja_JP.UTF-8";     export LANG
export GTK_IM_MODULE=uim-anthy
export XMODIFIERS='@im=uim-anthy'
exec uim-xim &
exec xfce4-session


なお、自ホストのIPアドレスを引けないとXfceの起動時に怒られる。固定IPアドレスならともかくDHCPで自動取得してる場合には127.0.0.1あたりに書いておけばOK。


/etc/hosts(青字が追記部分)

127.0.0.1               localhost localhost.my.domain <span style="color:#0000CC;">harukiya.local</span>

以上。
あとはstartxで起動して、好きなアプリケーションを入れる。


日本語入力に関しては、Xfce4の設定マネージャ>入力メソッドから、全体設定>入力方式の利用準備>標準の入力方式を指定>標準の入力方式でanthyを選ぶ。