ゲル作ってみた
とは言っても原料を量りとって調製してきただけ.
- 16時半頃に4人で武田ビル201号室に着いた
- いつも我々の面倒を見て下さる土井研研究員の金子さんにあれこれ予備知識と注意の説明を受けた.
- 電子秤と薬さじでモノマー,架橋剤,重合開始剤の適当量を量り取った.4人で架橋剤濃度をそれぞれ変えた.
- 厚さ5mmのシリコンゴムを四角いガラス板の縁に沿うように切り取り,2枚のガラス板で挟んで型にした.
- 型の空洞内にピペットで液を注ぎ込んだ.
- ブラックライトでUVを当てて放置.12時間後に金子さんがスイッチを切って下さるそうな.
- 片付け.終わったのが18時半前.
- 月曜に私だけ行って,ちょびっとのゲルを水に浸けて膨潤させる作業をする予定(この後また1日以上待つ).
来週の木曜午後に物理的性質を計測する.とりあえず膨潤率を計るのは決定だが,他に何をやるかはまだ未定.応力-ひずみ特性を計るのには向いてないゲルだそうだ*1.
講義は知識伝達手段として適しているのか
日常生活において会話は情報伝達に一番適した手段だけど,自然科学の知識の伝達手段としてその延長線上にあると言える講義という形態は,必ずしも最適とは言えないと私は思う.にも関わらず講義がかくも一般的なのは,「日常会話からの延長線上にある」ことだけではないのか? まぁ「慣例」「伝統」という要素が現在ではかなり強いというのはあろうけど.
教官の側に「講義する」ことへの負担が必要なくなれば,もっとレジュメが充実するのではないのか.国際会議のポスター発表のポスターのように「充実」したレジュメを配る教官はどこでも少ないと思う.「短期間で知識を体系だった形で伝え,相手が応用できるようにする」という点では,専門を異にする研究者への発表も学部生への講義も同様だろう.学部生への教育がいかに軽視されているか,いかに「前例踏襲」になっているかということがよく分かる.すでに一般的で,自分が使いこなしてすらいる有効な方法論をどうしてもっと活用しないのか.
TeX打ちのブ厚い「講義ノート」を毎週16ページずつ配れ,と言っているのではない.それこそ成書が山とある.
理情の「連続系アルゴリズム」すごいな
ISIS/Drawで化学式を描く
化学式を描こうと久々に入れた.高校の頃,キレート滴定*1で葉っぱの中のNa, Caを量る実習プロジェクトをやったとき以来だ*2.
- http://www.mdl.com/downloads/ Elsevier MDL :: Downloads
- http://www.chem-station.com/user-cgi-bin/powersearch/ps_search.cgi?act=cat&cat=04-01 Chem-Station トップ > ソフトウェア > 構造式作成
ここにもElsevierの魔手(ぉぃ)が...
Chem-Stationはまだがんばってるなぁ.ただ,昔はブレビコミン氏とボンビコール氏の学生コンビで運営してたが,今ではボンビコール氏は卒業して運営から抜けてしまったようだ.
それはともかく,今日使ったモノマーと架橋剤.
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸
N,N'-メチレンビス(アクリルアミド)
画像としてエクスポートがうまくできなかったので,スクリーンキャプチャを取ってしてPixiaで保存した.