朝は気持ちいい♪

今朝は5時半集合。 フラリーマンは5時20分にエリアに到着した。
さぁエンジンを始動してフライトに、と思ったらなんとアメゴくんのエンジンが始動しない。 リコイルを引っ張ってもほとんど圧縮を感じられない。やっとエンジンが始動したと思ったら音がおかしい!? よく調べてみるとマフラーに亀裂が入っている。 音がおかしいのはこのためだ。 しかし圧縮がないのはピストンリングの固着が原因だろう。 サクサクっとエンジンをバラしてみるとやはりピストンリングがしっかり固着している。 広高のオイルが少々多かったのかもしれない。 30分ほどでリングの固着を直してあげてからカントクのテイクオフをサポートする。 見事、カントクは2回目でテイクオフ! フラリーマンはすぐにその後を追ってテイクオフする。
上空でカントクにロールの試技を見せてから練習をするように勧める。 カントクが軽くロールをこなしてしまうのは驚いた。 まだ数回しかフライトを行ったことがないというのにロールの深さはアメゴくん以上だ。 ロールからの復旧も見事! シュッ!という感じでスムーズにロールを抑えることができる。 思いっきりがいいというか、感がいいというか、なかなかの素質だ。
その後、カントクに善入寺島の高圧線の確認をしてもらうために川島まで一緒にフライトする。 カントクは無線のヘッドセットが気に入ったようで嬉しそうに交信を行ってくれる。 こんなに喜んでくれれば作る方もうれしいものだ。 無事高圧線の確認を行った後、大魔王の家が近いということで軽く大魔王宅上空を旋回する。 早朝ということもあり1回だけターンしてエリアに戻ることにする。
エリアに戻ると風は完全に無風。 フラリーマンには問題はないが監督には少々厳しい状況だ。 先にフラリーマンが着陸して、カントクにはもう少し風が出てくるまで上空でフライトを楽しむように指示する。 しかしなかなか風が出てこないため、あきらめてカントクは着陸することを決心する。 少しでも風がある方向へということで南から入って北側に着陸するように指示をする。 しかし、機体にサーマルによるロールが入りそれを抑える方に気が取られてブレイク操作が遅れ撃沈・・・。(T_T) エンジンストップを行っていたが運悪くプロペラが真下を向いていたため少しプロペラが欠けてしまった。 修理可能な程度だが不運としか言いようがない。

そうこうしているとシェフとアメゴくんがエリアに到着。 マフラーの修理が完了したようだ。 もう帰ると騒いでいるアメゴくんを無理やり飛ばせてエンジンの調子を確認させる。 無事テイクオフしてフライとを行ったがエンジンの調子にも問題はないようだ。 よかったよかった! あれだけの故障が、ほんの2〜3時間で修理完了。 さすがはプロのシェフだ。
お昼は軽く草刈の後、花粉症と早起きで疲れてしまって爆睡! (^_^; 
夕方、カントクのテイクオフをサポートするがわずかの傾いたキャノピーに対して逆らって走り始めロールが大きくなってしまう。 そのままロールを抑えきれずに転倒・・・。 前のめりに転んだおかげでガソリンをかぶってしまった。 スランプさんの失敗の状況によく似ている。 自分の力で制御できない状況を経験して少々怖くなったようだが、これはこれで良い経験をしたと思う。 このような失敗の経験の積み重ねが安全への意識に繋がるからだ。
フラリーマンは午後5時前にテイクオフ。 高度を上げながら第十の堰に向かう。 第十の堰で高度500m。風が安定しているので市内にある自宅の撮影を行う事にする。 しかし、残念ながら鮎喰川上空で気流が乱れ始め、揺れが大きくなったので中止。 眉山が気流を乱しているようだ。 名田橋に方向を変え、吉野川沿いにエリアまで戻ることにした。
(今日のフライト)
・07:05〜07:55 飛行時間00:50
・16:55〜17:51 飛行時間00:56
・本日フライト時間 01:46
トータル424回 355時間27分

広島高潤のオイル

今使っているのはトライアル感性だが、これは潤滑油成分エステル系100%の高性能オイルだ。 エステル系の潤滑油は油膜が強く潤滑性能が高いうえによく燃えてくれる。 しかし、このオイルの主成分は粘度が高いため、溶媒を入れて粘度を下げている。 この粘度を下げるための溶媒がカーボンとなってピストンを固着させるらしい。 性能のよいオイルなのに残念だ。
現在フラリーマンは、この広高のオイルとカストロールのTTSレーシングを1:4の割合で混合して使っている。またオイルの混合比はいいオイルを混ぜているので薄めの60:1にしている。 これで新しいエンジンは150時間のフライトを行った現在でも最高回転数が9200rpmと絶好調だ。

マフラーの亀裂

マフラーの亀裂の主な原因は振動だ。 アメゴくんが使っているプロペラはフラリーマンが一度割ってしまい、その後自分でいい加減に修理をしたものだ。 ピッチ、重量のバランスが整っていないため振動が発生してマフラーに亀裂が入ったのではないかと思われる。 実はアメゴくんは新しいプロペラを持っているのだが、もったいないのか面倒なのか、なかなか交換を行わない。 古いプロペラを使い続けた結果、マフラーが2度も割れて修理に何万円も支払う事になったが、今後マフラーだけでなく、防振ゴムなどの劣化やインシュロックの破断も発生する可能性もある。 こうなると何万円ではなく何十万円の修理費が発生することもある。 以前、大魔王の防振ゴムが破断して、エアインテーク、プロペラ、マフラーが吹っ飛び、不時着したことがある。 この時の修理費と部品代は十万円を越えたようだ。 アメゴくん、早くプロペラを変えた方がいいと思うよ・・・。