ドイツ館訪問

土曜日は、天候が芳しくなく吹流し作成に一日費やしたので今日は飛ぶ気満々でエリアに向かう。 しかし、市内では小雨が降っている。 エリアは大丈夫か?? 先週のように、六条大橋で副長と合流。 今日はフラリーマンが前を走ってエリアに向かう。 
エリアには既にオゲッタさんがキャノピーを広げ、カントク、ネタ郎くんがエンジンを下ろしている。 残念ながらエリアでも小雨が降ったようでエリアはキャノピーを広げるのをためらうぐらい濡れている。 オゲッタさんのテイクオフ失敗のあと、ゴム長組の副長とフラリーマンが人力で露払いを行うが、再び小雨が降り始める。(T_T) せっかく露払いしたのになぁ・・・
すぐに小雨も止んで、副長、大魔王はス〜パンと一発テイクオフ。 オゲッタさんはクロス失敗で転倒。 ネタ郎くんはけつまずいて転倒し、珍しくテイクオフ失敗。 それでもふたりとも二度目は危なげなく飛んで行く。 K腹さんは綺麗に上がるもエンジンが吹かず中止。 カントクも立ち上げはうまく行ったがエンジンストップで中止。 そんなみんなのテイクオフの様子をビデオ撮影してからフラリーマンもテイクオフ。 今日はスランプの原因究明のために?ではなくHPを使う。 しかし問題なく普通にテイクオフできてしまい原因は解らずじまい。 大魔王は低空の気流が悪いとすぐに着陸する。 副長によると300m以上の上空は安定しているのにもったいない・・・。
「ドイツ館行きたい!」とエリアで話をしていた副長のご意向に合わせて、ネタ郎くんと副長の三機でドイツ館に向かうことにする。 副長の高度300mに追いつくべく、ほぼフルスロットルで上昇しながら河原を東に進む。 今回はじめて使用する一年前に購入の英語版のGPSで高度と上昇率を見ながら副長を追う。 これ見やすい! もっと速く使えばよかった。(^_^; ネタ郎くんもエンジンがポリーニに換わってぐんぐん上昇してくる。 高度500m付近で河原を外れて直線でドイツ館方向に進路を変更。 ここから更にゆっくり上昇しながら飛行する。 彼方には入道雲が無数に見え、その一つが小豆島を覆っているのが解る。 小豆島は雨のようだ。 大川原牧場には雲はなく風力発電機のプロペラの回転も穏やかだ。 鳴門大橋も淡路島も雲の切れ間からはっきり見ることができる。 そんな白と青のコントラストの中に原色のキャノピー2つが鮮やかに映える。 そんな眺めを楽しんでいるとあっと言う間にドイツ館の手前に到着する。 この時高度は800m以上だ。

ここから先頭の副長は高度を下げ始めるが、降下速度が速くてフラリーマンはついて行けない。 ビッグイヤーで降下するも、副長もビッグイヤーで降下を始めるものだから追いつかない。 でも副長、ビッグイヤーがかっこいい!! 残念ながらフラリーマンビッグイヤーで両手がふさがりビデオ撮影を行えなかった。 ごめん! ドイツ館から大麻比古神社付近を高度100m以下でフライトすると、我々のエンジン音に気がついて副長の家族が庭に顔を出してくれる。 フラリーマンはスパイラル降下を副長の家族にお披露目する。 来週に実施する予定のパラによる柿の木への空中散布の下見を行いながら(ウソ)周辺を低空飛行を繰り返す。 ゲートボールを楽しんでいるご年配の方々や散歩している老夫婦が手を振ってくれる。 のどかで穏やかないいところだ。
ふと、この近くに娘のアルバイト先があることに気がついて副長に話すと、「私が場所を知っているので案内します。」とのこと。 さすが地元! 副長のおかげでアルバイト先を見つけて様々な角度から空撮を行う。 その後上昇して、副長は自分の田んぼを見に行ったりと嬉しそに飛んでいる。 副長が「故郷をこんな風に見ることが出来て感激です! パラで飛んでよかった!」と喜んでいる。 こんなに喜んでもらえるなら毎週こちらに飛んできても良い気がするぐらいだ。
副長に十分故郷を満喫していただいたようなのでそろそろ高度を上げながら帰宅の途に向かう。 高度2〜300mでは大気が不安定で結構揺れるも、ここを超えると安定してくれる。 安定したところで副長とネタ郎くんの超ドアップ写真とビデオを撮影する。 撮影に気が付いた副長は不敵にも余裕のVサインで答えてくれる。
エリアへのランディングは当然この3人組♪ 全く何の問題もなく・・・?? と思ったら初めてネタ郎くんが膝カックン! (^o^)/ 残念ながらビデオは撮影していなかった。 ちょっと、ポリーニが重かったようだ。

空撮でこのアップ! 副長、かっこいいですよ〜〜!! (^o^)
(今日のフライト)
・08:08〜09:24 飛行時間01:16
・17:46〜18:13 飛行時間00:27
・本日フライト時間 01:43
トータル559回 475時間36分

委員長、改め「とべ太」くん!

朝からフロントの立ち上げ練習を行なっていた委員長。 前回とは違いキャノピーの立ち上げもバッチリ! その後、50〜100mも真っ直ぐ走れるようになっている。 ここまで来ればあとは飛び乗りを注意すればいける! ここで副長、ネタ郎くん、フラリーマンが立ち上がった!! (プロジェクトXのBGM〜〜〜:かぜのなかぁ〜〜のス〜バル〜〜)
ロープを使い3人で委員長を引っ張ってテイクオフのシミュレーションを行うことにした。 しかし風が弱く本当に浮くのか?? 立ち上げは完璧! 勇者3人は全力疾走するも委員長を浮かせるまでには至らず・・・ (T_T) それでも委員長は「わぁ〜〜身体が浮いた浮いた! 雲の上を走っているようだった!」と少しテイクオフの瞬間の感覚を身につけたようだ。 更に二度ほど3人で思いっきり全力疾走を行ったが、ほんの数mだが足が浮いてれたようだ。 これで飛び乗りがなくなってくれればと祈るばかりだ。(体力不足のフラリーマンは全力疾走でヘロヘロ〜〜)
午後、風が安定したところを狙って本番突入! 最初、練習通りきれいに立ち上がってこれでいける!と思った瞬間、委員長が立ち止まってしまう?? 肩のライザーを結ぶ吊りベルトが緩んだのが気になったそうだ。 残念! 二度めのチャレンジはキャノピーが傾いて失敗。 三度目は立ち上げの勢いがつきすぎて前被りで失敗。 ここで休憩に入る。
次は、大魔王が前回の前被りの様子を見て立ち止まってしまったと勘違いし、委員長を引っ張ると言い始める。 前被りの原因は風があるのに力任せに立ち上げるため、キャノピーの立ち上がり速度が異常に速くなるのが原因で、立ち止まるのが原因ではない。 速過ぎるキャノピーに足がついてこないのだ。 そうは言ってもいう事を聞かない大魔王・・・ (^_^; 結果は予想通り立ち上がりが速くなりすぎて失敗。 二度目はキャノピーが傾いて失敗する。 委員長は体力がないようで、たったの3Lの燃料というのに、ユニットを担いで立っているだけでヘロヘロになっている。フラリーマンは燃料満タンで走りまわるというのに・・・。 残念ながらここで再び休憩だ。

帰宅時間も迫った夕方、委員長が三度立ち上がる!! 最初はキャノピーが傾いて失敗。 大分体力がなくなってきて力が抜けているようで前被りはなくなった。 いい傾向だ。 次の立ち上げは僅かに左に傾くも比較的綺麗に上がっている。 少し自力で走リながら傾きを修正成功!! 藪の方向に向いているがこれが最後のチャンスかも知れない! フラリーマンがエンジン全開を指示すると、目の前の藪にもためらわずに委員長はエンジンを全開! 祈るように見守るクラブ員の視線も熱く、委員長は全力疾走のあと何とか藪の頭を飛び越えてテイクオフ成功だ!!やったぁ〜〜!! クラブ員全員大喜びだ!!
最初、金玉吊りだった委員長もシェフの指示で無事イスに座ることに成功。 高度100m〜400mをゆっくりターンしながらエリア上空の空中散歩を楽しんでいる。 20分もすると無線も使えるようになり、子供のように感激の言葉を連発する。「感激です! 感激です! 最高で〜〜す!!」「まるでヘリのパイロットになったようです!」 燃料は3L。 40分ほど飛んだところで委員長の方から着陸したいと連絡が入る。 風に合わせて南西からエリアに侵入し無事膝カックンの尻餅で着陸成功!! 飛ぶ前の覇気のない表情ではなく、目をキラキラさせ少年のような表情に変わった委員長を見て、クラブ員全員でバンザイを連呼したのであった! 委員長!! いやいや、とべ太くん、本当におめでとうございます!!

フラリーマンのスランプ

どうも、HPでのテイクオフがうまくいかない。 夕凪でテスト飛行を行うことにする。 ネタ郎くんが気を効かせてくれて、テイクオフの様子をビデオ撮影してくれる。 これは本当に助かる。 ネタ郎くんありがとう!
初回はキャノピーが縦になって失敗。 [なんでやろ??]  二回目は上がりきらずに落ちてしまう。[なんで風があるのに上がらんのぉ??] 三度目は二度目と全く同じ状況だったが、エンジンを回して無理やり飛んでいった。[全くあきまへん・・・] テイクオフはまったく駄目ダメだった。 あとでビデオを見てみることにしよう・・・(T_T) その後、安定した風の中で久しぶりにタッチ&ゴーを五回ほど繰り返した。 タッチ&ゴーで連続でランディングするのは本当に勉強になる。 今回、フレアーのタイミングが狂っていたことが判明し、ほぼ最適なブレイクタイミングを思い出すことができた。 やはり練習は大切だ。
最後はエリア上空180m付近でエンジンカットしてのターゲットの練習を行なって終了。 これも久しぶりだったので緊張する。 副長もエンジンカットでエリアに無事着陸する。 1年目でこの腕と練習意欲! さすがうちのエースじゃ! 
(追記)
実際エンジンカットはパラモーター乗りにとって非常に心細い。 うちの古参のクラブ員でも未だにエンジンカットが不安でできないため、アイドリングでランディング練習を行なっている人がいる。 しかし、練習でさえエンジンカットができない人が、本当にフライト中エンジンが突然停まってしまったら確実にパニクってしまい悲惨な結果になる確率が高くなってしまう。 安全なエリアでこそエンジンカットする勇気を持って欲しい。 それが事故を未然に防ぐ事になる。
(テイクオフのビデオ)
ネタ郎くんの撮影してくれたテイクオフの様子を見ると、三回とも立ち上げ直後にキャノピーの真ん中から直ぐ左付近のエアインテークが潰れてキャノピーが変形していることが解った。 この変形が大きいと最初の立ち上げのようにキャノピーがとんでもない方向に向いてしまう。 また、変形が小さくても立ち上がりの勢いが無駄となってキャノピーが上がり切らないうえキャノピーが左に傾いてしまう。 どうもAライザーの引き過ぎが今回のスランプの原因のように見える。 よ〜〜〜し!! 次回はその点に気をつけて練習してみよう。