ポリーニ撃沈!?

土曜日に結構雨が振ったので今日は早朝エリアに入っても草の上は水滴だらけ。 ということで今日の集合は7時だ。 フラリーマンは主任のエンジンを降ろして組み上げてからTOの準備に入る。 副長は19:73のギア比ではエンジンが10000rpmも回る事をいつも心配している。 そこで今日は試しにフラリーマンの20:72のギアボックスを使う事にして、ギアボックスの交換を行なっている。
寝太さんが珍しくぱっとTO! ところがその直後風が周り始める!?  西南西の風にキャノピーを合わせていた副長が北向きの微風に変わったにもかかわらず、無理やり立ち上げを行う。 しかしさすがの副長もキャノピーが上がりきらず失敗。 この時、北向きの風なのにシェフは迷わず東の風に合わせてキャノピーを広げる。 15分もするとシェフの読み通り東の風が安定して吹き始めるではないか! さすがじゃ!!
シェフ、副長と見事にTO! フラリーマンはスラスト?でTO。 やはりエンジンの立ち上がりが鈍くハーフスロットルをキープして回転を上げてからフルスロットルに入り無事空に舞い上がる。 天気は曇りで、雲が迫ってくる感じがして少々飛ぶのが恐い感じがする。 特に目的地を決めるではなく、今日のフライトはプラグを8番から9番に交換したので1時間ぐらい飛んでプラグの焼け具合を確認するのが目的だ。 エリア周辺を4機で飛んでいたが、副長が東に進路ととったのでついて行くことにする。 高度350mの寝太さんが多少揺れるとのことなので250mをキープ。潜水橋から六条大橋を越えた辺りで多少ゆでが始まる。 いつものように海からの風と陸からの風がこの辺りで衝突しているようだ。

第十堰の高圧線を越えるために副長が少し高度を上げ始める。 副長はギア比があっているよう気持よく上昇する。 フラリーマンは寝太さんと副長の間の高度で飛んでいたが、二人を一緒に写真に収めようと寝太さんの上に出ることにする。 ポリーニはフルスロットルで8800rpmまで回るが、8200rpmも回せば二人の上に出そうな感じだ。 ゆっくり上昇していたがもう少し速く上昇しようと思いスロットルを更に開いた瞬間、突然エンジンストップ!
わぉ!! 高度は300m程あり吉野川の河川敷には着陸地点は無尽蔵にある。 背中のリコイルを探して引っ張ってみるとロックしたように硬い。 もう少し力を入れると「スカ〜〜ン!」圧縮が抜けてスカスカの手応えだ。 エンジンが焼き付いてしまったようだ。 (T_T) 下に見えるラジコンエリアの吹流しでは北の風。 南側にある堤防が邪魔でランディングが難しい風向きだが、河川敷はそこそこ広い。 できるだけ西に飛んで距離を稼いでから着陸することにする。 それにしても高度300mは結構高い。 これだけあればランディングも余裕だ。 高度が下がってきたところでUターンして堤防沿いに高度を下げる。 牧草を刈った跡地に差し掛かったところで堤防とほぼ同じ高さになりここで東から北に90度ターンを入れて無事着陸する。 間もなくエリアで草刈りをしてくれていた主任が車でお迎えに来てくれた! 主任!ありがとう!! (^o^)/

(今日のフライト)
・08:09〜08:29 飛行時間00:20
・本日フライト時間 00:20
トータル607回 521時間49分

主任の初飛び!!

機材を買い換えたり、紆余曲折しながら主任の初飛びのチャンスがやってきた。 さすがは体力のある主任! ガバッとキャノピーを立ち上げるのはいいが、エビになってしまう・・・ それでも二度目のチャレンジで見事にテイクオフ!! さすがじゃぁ〜〜〜〜!! 主任、初飛びおめでとう!!!

ポリーニ焼きつく・・・ (T_T)


エリアの戻って寝太さんの指導のもとエンジンをバラした。 プラグは真白で、解けたアルミが粉になって蒸着している。ピストンヘッドの排気方向は2枚目の写真のように完全に溶けてしまっている。 メッキシリンダーも3〜4枚めの写真のようにピストンに焼き付いて一部剥がれてピストンに張り付いている。 これはダメだ・・・。 (T_T)
キャブレターを分解したところ、メインジェットにガソリンが変質して出来たと思われるゲル状のガムが詰まっていた。 おそらく、長い間使っていなかった間にガムが出来てしまったのだろう。 メインジェットが詰まり、燃料が薄くなったためにエンジン温度が上昇、焼き付きに至ったと思われる。 使用前にキャブ掃除を行えばよかったなぁ・・・。

ポリーニとTOP80

ポリーニはTOP80と違い、CDIを使っているため非常にアイドリングの安定性が高い。 各回転における最適な点火時期と強力なスパークを飛ばすことが出来るからだ。 ところがこれにも欠点がある事が今回のエンジン焼き付きで解った。 TOP80の場合、点火スパークが非常に弱いため混合比が変わると直ぐに吹け上がりが悪くなる。 結果、異常に気が付きやすい。 ところがポリーニは安定して点火する事が可能なため混合比の異常に気が付きにくい。 多少混合比が薄くなってもちゃんと点火してしまうからだ。 今回のように、ピストンが溶けてしまうほど希薄燃料となってもちゃんと点火してしまうため、取り返しがつかないところまで行ってしまうのだ。 やはりポリーニは座面温度計が必須のようだ。