2010-03-21
週刊フリッカー - No.10 2010
■週刊フリッカー「3月15-21日」
【現在】
▽今週のぐっときた記事
《考えると、ずっと画面に向っている。ブック型のパソコンと、モバイル。ま、つまり、マックブックとアイフォンだ。
……
ある日、冷静に考えて例えば、この「一日じゅう画面を見ている状態」が「悪い」と過程して考えたことがある。そして、「一体、何をしているのか」とも考えた。
仕事で使うということは、ひとつ、仕方ない。
……
それは置いておき、問題はそれ以外のプライベートで画面を覗くときって、なんだろうということ。そんなこと、考えてもみなかったけれど、確実に画面をのぞき込む時間は増えている。
……
人とのコミュニケーションをほんらい人に備わった、例えば、手足や言葉、目や耳がなくてもできる状態になるだろう。
つまり、人は繋がってしまう。
僕らが日々、画面をのぞき込むという行為は、それを目指しているかなり初期段階ではないかというのが、僕の結論。つまり、だんだんエスカレートしていき、24時間、様々なものと人、人と人が繋がってしまうことが、近未来のゴールだと見える。
ツイッターは「その欲求を満たした」ことであり、「人のつぶやきまで、人と繋がった」ことを意味する。
メールで人に用件を伝え、気持ちを伝える。ツイッターで揺れ動く恋の想いを相手にささやき、メールでプロポーズして、画面に花束を贈る。
その美しい画素数誇る花束は、もちろん写真だし、恋の言葉がささやかれるのは、耳元ではなくなっていく。
アメリカの学校受験ではパソコンの持ち込みはあたりまえになりつつあるようです。もはや、そういうものを駆使して「情報にたどり着く」という才能の方が、人間本来がもつものを越えてしまった。
画面を覗き込むということ。それは、人間本来の大切なことをダメにしているともいえる。
……
やがて、自分がいなくなる。自分なんて必要なくなる。他人になれるし、自分の中にそれはなくてもよくなる。知識も記憶も。人にあればよくなる。他人のものでも契約が成立すれば自分のものだ。努力よりも、その情報にいかにたどり着けるか。それが重要だ。なんて時代に向っていくために、僕らは日々、画面を覗き込んでいる。》
これは、先週取り上げた粉川哲夫氏の「Twitterにしてもfacebookにしても、他のたいていのSMSは、みな基本がビジネスツールなのである」=「Twitterもfacebookも『ビジネス』マンが使うツールである」というのとも関連してくるのではないでしょうか。
大部分の仕事では、「その人個人であること」は求められないように思います。つまり、「自分」でも「他人」でも構わないということ。
また、ここ最近ずっとナガオカケンメイ氏の文章、思考が好きです。正直に言いまして氏の「デザイン」に関してはよくわかっていないのですが。
言い方を悪くすれば「面倒くさい」部類なのかもしれませんが(森達也氏が言うところの「鈍い」と近いところがあるかもしれませんね)、きちんとひとつずつ物事に疑問を持ち、自分が納得するよう噛み砕こうとしながら=咀嚼をながら進んでいく姿にとても共感します。
>>ナガオカ日記 - シンプルに生きたい。 - D&DEPARTMENT PROJECT
▽今週の放送終了

《1988年から放送のTBS「CBSドキュメント」が3月17日の放送で終了が決定されました。》
source>>TBS CBSドキュメント番組存続要請 - 署名活動するなら『署名TV』
▽今週のニューオープン@横浜
《3月19日、横浜に2つの商業施設がオープンした。桜木町駅前の「コレットマーレ」と、横浜駅きた東口の「横浜ベイクォーターANNEX」だ。オープンに合わせて各施設の詳細をレポートする。》
>>日経トレンディネット|横浜で商業施設ラッシュ!「コレットマーレ」「ベイクォーターANNEX」の見どころ - ライフ
▽今週の規制
《漫画キャラクターなどの性描写を規制対象に明記する東京都の青少年健全育成条例改正案について、都議会第1党の民主党は16日、今議会中に可否の結論を出すことを見送り、改正案を継続審議にする方向で調整に入った。共産党なども含め、議席の過半数を占める野党会派が協調する見通しだ。》
>>asahi.com(朝日新聞社):漫画の性描写、都規制案 結論先送りの方向 - 社会|2010年3月17日6時11分
>>ザ大衆食つまみぐい by エンテツ - 食欲や性欲の「浄化」は、表現あるいは文化の衰退になるかな。
▽今週の、文章を書くということ
《すでに何度も書いているように、おれは成りゆきでライターになったので、文章の書き方のオベンキョウをしたことがないから、考えられないのだな。
ところが、ときどき、あるいはよく、編集者やらクリエイティブ系な人たちに、あなたの文章は「ライター」の文章ではなく「文章家」の文章だといわれる。だけど、そういわれても、どこがそうなのかわからない。説明を聞いても、よくわからない。とにかく文章のことはわからない。なにしろ、ひとは「あなたの文体は」と、おれの文体のことをいうが、おれはおれの文体を意識したことはない、わからない。
なのにナゼ文章が書けるかというと、よく観察し、よく調べ、よく考え、よく検討を加え、そうしているあいだに脳だか胃袋だか、どこだか知らないが肉体のなかに貯まってくる言葉や論理や感覚などを、ゲップやゲロを出す感じで、キーを叩き吐き出すだけなのだ。
なので、書き出すとはやいが、はやいのは、ゲップやゲロが勢いよく出るのとおなじ。とにかく、書く前に観察や思考に没頭する。「いい文章」になっているかどうかは、ときの運、どう転んでも中身だけはちゃんとあるようにしよう。文章のテクニックをオベンキョウしているヒマがあったら、酒を呑んで酔ってアタマをフニャフニャにしておくか、モノゴトをよく見て考えておこう。ってな感じかな。はやい話、文章をオベンキョウして「文章家」になろうと思ったことはない。「文章家」の文章を書こうと思ったことはないから、オベンキョウもしたことないし、わからない。》
>>ザ大衆食つまみぐい by エンテツ - 集中、没頭、忘我。おれは「文章家」なのか? 人生に失敗はない。成功もないけど。
▽今週のルポ「禁煙都市」
《「禁煙包囲網」が広がっている。神奈川県では4月から受動喫煙防止条例が施行され、官公庁や病院、映画館など公共性が高い施設は禁煙。飲食店などでも原則、禁煙・喫煙の区域を分ける仕切りや排気設備などを設けなければ、吸えなくなる。ああ、スモーカーはどこにゆく……。吸う記者、吸わない記者それぞれが「禁煙都市」を見た。》
>>特集ワイド:「受動喫煙防止条例」施行迫る神奈川 ルポ「禁煙都市」 - 毎日jp(毎日新聞)
▽今週注目の別冊

『別冊Arne アルネのつくり方』
2010年3月15日発売
定価 1575円(税込)
B5変型
72ページ(本紙)
32ページ(付録)
発行所:(株)イオグラフィック
《今までのアルネの紙面ではお伝えしていない裏側のことや、新たに取材した『付録・アルネのつくり方のアルネ』での取材、編集方法などを、紹介しております。アルネをご購読いただいた方をはじめ、アルネのような本を作りたい方、アルネを知らない方にも楽しんでご購読いただけると思います。》
>>イオグラフィック:ネットショップ|別冊Arne アルネのつくり方
▽今週の注目本 その1

2010年3月19日発売
定価 777円(税込)
新書判/240ページ
《オウム真理教、放送禁止歌、死刑問題など、独自の視点で世界を切り取る人気ドキュメンタリー作家・森達也が次のターゲットに選んだのは、首都圏に生きる動物たち。
大人の科学.netで好評を得たWEB連載『森達也の首都圏動物記』が、タイトルを改め、大幅に加筆して、読み応え十分な一冊として学研新書で登場。都会に生息するさまざまな生きものたちを、著者自らが撮影した写真とともに綴る!
主な内容
カッターでプラナリアを三等分!
これだけはダメ! ハリガネムシ
蛾はそのまま縫いぐるみ
黒い羽毛の下にいる高等生物カラス
史上最悪の苦手な生きもの
ヒキガエルの国へのご招待
などなど。》
▽今週のインタビュー
・長部聡介(ドラマ「不毛地帯」プロデューサー)@クラベリア ★★★★
《2010年3月11日に全19回の最終回を迎えたフジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」。回を追うごとに評判が高まっていったこのドラマのメインテーマ「FUMOCHITAI」は、ご存知、坂本龍一氏のオリジナル楽曲。commmonsより「不毛地帯」オリジナル・サウンドトラックが2月17日に発売されたのを記念して、同ドラマのプロデューサー長部聡介氏に話を聞いた。
──長部さんと坂本さんの接点は?
僕はフジテレビでのスタートが歌番組で、『夜のヒットスタジオ』のときに坂本さんのパリからの中継を担当したり、『HEY!HEY!HEY!』で GEISHA GIRLSにかかわったりして、坂本さんと仕事をさせていただきました。アーティストとして興味があるのはもちろん、おもしろいひとだなと思っていましたね。歌番組からドラマに移って、いつかは坂本さんに音楽をお願いできるドラマ作品に携わって、そのテーマにあった曲を書き下ろしてほしいと思っていました。》
>>Web Magazine OPENERS - LOUNGE INTERVIEW|ドラマ「不毛地帯」プロデューサー長部聡介氏インタビュー(前編)
・NAOITO@CINRA.NET ★★★★
ニュー・アルバム『雑食familia』発売記念インタビュー
インタビュー・テキスト:小宮川りょう
《--世界中の都市にネットで簡単にアクセス出来るようになったけど、匂いは実際足を運ばないと感じることはできないですよね。
NAOITO:YOUTUBEじゃ「現実」まで感じることはできないはずです。日本に住んでいれば色んなワールドミュージックを聴くことができるけど、それを聴いて知っていたとしても、それだけじゃ何か足りない。実際にその土地に行って、はじめて全てがリアリティになるような気がします。ネットでは絶対わからないものの一つに「時代性」というのもありますよね。自分の住んでいる街で政治的な理由で殺し合いがあったとか、そういうことって僕たちにはないじゃないですか?》
>>NAOITOインタビュー - インタビュー:CINRA.NET
・ZZ PRODUCTION@CINRA.NET ★★★★
アルバム『ZZ』発売記念インタビュー
インタビュー・テキスト:小宮川りょう
《サ上:ZZはどんなクルーなのか? 説明するのはすごく難しいんだけど、一つ言えるのは、みんなでオモシロい話をするクルーですってこと。そのオモシロ話を半年に一度更新していくのが目標!》
>>ZZ PRODUCTIONインタビュー - インタビュー:CINRA.NET
・TINO RAZO、NECKFACE、Todd Jordan [NOW I REMEMBER]@REDonePRESS ★★★
Interviewer:Ria
Translation:Giyan
《2010年3月13日から代官山STITCHにて行われた写真展『NOW I REMEMBER』。
携帯電話のカメラで撮影されたロークォリティな写真を集めたこの写真展には、NYで生活してきた8名のアーティストたちがフォトグラファーとなって参加した。その8名の中からRED one PRESSでは、ティノ・ラゾ、ネックフェイス、トッド・ジョーダンの3人に、このショーについてを掘り下げようとインタビューを行った。
R:こういった種のアートフォトというのは、アートフォトの歴史的に見ればまだ新しいものだと思いますが、今後のアートフォトのシーンにはどんな発展や進化が起こると思いますか?
T:うん、新しいと思うね。一種の新しい分野だよ。フィルムから始まって、フィルムが発展し、デジタルになって、今度はピクセルの倍増だろ。きりがないよ!一歩下がって見ようぜ。ディテイルなんて重要視しないで60dpi(解像度)で20×24の写真をプリントしてみればいいんだよ!
それに携帯はみんなが持ってて、付いてるカメラで写真をとる。でも誰もそれを彼女や彼氏以外に見せる事を好んでないでしょ、すごく個人的な事だから。
こうやって個人的な記録っぽい写真をショーとして見せることを、俺たちが始めた一種の新しいことだって本当に思ってるよ!》
>>NOW I REMEMBER Special Interview「Just a Record」 - REDonePRESS
▽今週の誕生日
・ライトニン=ホプキンス/Lightnin' Hopkins 1912.3/15-1982.1/30
・スライ=ストーン/Sly Stone 1943.3/15-
・カヒミ・カリィ/Kahimi Karie 1968.3/15-
・ウィル=アイ=アム/will.i.am 1975.3/15-
・フレイヴァー=フレイヴ/Flavor Flav 1959.3/16-
・ナット=キング=コール/Nat King Cole 1919.3/17-1965.2/15
・ジョバンニ=トラパットーニ/Giovanni Trapattoni 1939.3/17-
・甲本 ヒロト 1963.3/17-
・ビリー=コーガン/William Patrick Corgan 1967.3/17-
・田村 隆一 1923.3/18-1998.8/26
・ウィルソン=ピケット/Wilson Pickett 1941.3/18-2006.1/19
・クィーン=ラティファ/Queen Latifah 1970.3/18-
・いとう せいこう 1961.3/19-
・スパイク=リー/Spike Lee 1957.3/22-
・フェルナンド=トーレス/Fernando Jose Torres Sanz 1984.3/20-
・加藤 和彦 1947.3/21-2009.10/16
・アイルトン=セナ/Ayrton Senna 1960/3.21-1994.5/1
・ローター=マテウス/Lohtar Matthaus 1961.3/21-
・ロナウジーニョ/Ronaldinho 1980.3/21-
▽今週の追悼
・佐藤 伸治 1966.2/16-1999.3/15
・T-ボーン=ウォーカー/T-Bone Walker 1910.5/28-1975.3/16
・笠 智衆 1904.5/13-1993.3/16
・いかりや長介 1931.11/1-2004.3/20
▽今週の開催中
【クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS】@21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)(〜4/6)
▽今週の展示始まりました
【六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?】@森美術館(3/20-)
▽来週開催
【六本木アートナイト2010】@六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース(3/27 10:00-3/28 18:00)
2010-01-31
週刊フリッカー - No.3 2010
■週刊フリッカー「1月25-31日」
【現在】
▽今週の緊急開催決定
日ノ出町駅近くの一軒家ダイニング「屯茶屋」の不定期イベント【流壺-RUTSUBO-】。第4回目が2月21日に開催されることが決定。
source>>jarrinの白昼夢2
▽今週のエリカ・バドゥ
Erykah Baduが3月発売予定の『New Amerykah Pt. 2』に先駆けて、フリーダウンロードでボーナス曲をリリース。
source>>CIRCULATIONS blog - Erykah Budu - Jump In The Air
▽今週の復活
YELLOW改めeleven。
source>>HigherFrequency
▽今週のCoffee & Cigarettes Band
アナログ「Love Thing E.P.」発売。
▽今週のMix CD完成しました。
横浜在住のセレクターnaruho。Bob MarleyオンリーのMix CDが完成。Bobの誕生日にThumbsupで開催するイベント【Tribute to Bob Marley】にて発売開始。
source>>naruho's note,muzic an others,
▽今週のインタビュー
・KAMI@REDonePRESS
「10年以上のアーティストキャリアのあるKAMI。その間、街のふとしたところで目にするものや04年から始まったHITOTZUKIでの巨大壁画など、多くの作品を彼は残してきた。近年では香港やベルリンなど日本以外の地でもその活躍を見ることが出来る。ひたむきにペイントすることを継続してきた長いキャリアを持つ彼に話を伺うべく、RED 1 PRESSではスペシャルロングインタビューを行った。」
>>KAMI Special Long Interview 前編「Toughts on Art Scene」 - REDonePRESS
>>KAMI Special Long Interview 後編「As an Artist」 - REDonePRESS
・Atjazz@クラベリア
「現在来日中のマーティン・アイブソンによるソロ・ユニットAtjazz。90年代初期ゲーム音楽クリエーターとして確固たる地位を築き、その後NU JAZZアーチストの一人としてデビューを果たす。2009年に新しい章、「Atjazz Record Company」を立ち上げ世界を代表する音楽プロデューサー、リミキサー、DJとし、ヒット曲を量産してきた彼にインタビューを行なった。」
・スパイク・ジョーンズ@MTV NEWS TEAM BLOG
>>スパイク・ジョーンズが語る『かいじゅうたちのいるところ』|MTV NEWS TEAM BLOG
▽今週の誕生日
・池波 正太郎 1923.1/25-1990.5/3
・アリシア・キーズ/Alicia Keys 1981.1/25-
・アニタ・ベイカー/Anita Baker 1958.1/26-
・小山田 圭吾 1969.1/27-
・デレク・ベイリー/Derek Bailey 1930.1/29-2005.12/24
・ロマーリオ/Romario de Souza Faria 1966.1/29-
・AFRA 1980.1/29-
・フィル・コリンズ/Phil Collins 1951.1/30-
・平岡 正明 1941.1/31-2009.7/9
・ジョニー=ロットン/Johnny Rotten 1956.1/31-
▽今週の追悼
・江戸 アケミ 1953.4/1-1990.1/27
・Jerome David Salinger/ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー 1919.1/1-2010.1/27
・どんと 1962.8/5-2000.1/28
▽今週の上映スタート
『マラドーナ』@横浜市中区若葉町シネマ・ジャック&ベティ(1/30から)
▽今週の会期終了迫る
【木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン--東洋と西洋のまなざし】@東京都写真美術館(〜2/7)
▽今週の会期延長決定
【No Man's Land】@フランス大使館(〜2/18まで)
▽今週のまもなく会期スタート
【ゲルハルト・リヒター「New Overpainted Photographs」】@新宿区西新宿WAKO WORKS OF ART(2/5から)
▽来週のブラタモリ
新宿・大久保
▽今週のHave a nice trip
「スペインに行ってきます!」
source>>okaichi.COM
【過去】
2009-12-17
北山耕平、遠藤哲夫、Twitter
まずは北山耕平さん。
先日の続きともいえるTwitter観をブログにアップされています。
《Twitter をはじめて2ヵ月ぐらいしか経たないのに、ずいぶん遠くまで行ってきたという感じがする
……
Twitterは140文字という制限があるものの、それさへ守れば自由度はかなり高いし、読み手と書き手の意思疎通の採り方も、これまでよりはるかに敷居が低く、また時間差もほとんどないので、新しい使い方がこれから続々と模索されていくメディアに成長すると思われる。新しいメディアを採り入れるのはなかなかおっくうという人も、少しずつそれを採用していかれると、パソコンだけでなく携帯電話などからのアクセスも自在となり、移動中でもどこからでも声をかわすことができるし、もちろん静けさが必要なときには距離を置くこともできる。
……
なれるまでには当然時間がかかるが、始まりも終わりもない媒体としてのTwitterにぼくは少なからず期待するところ大であります。》
▽ほぼこの1ヵ月の間にぼくがTwitterで公開してきたものなど - Native Heart by Kitayama "Smiling Cloud" Kohei
http://native.way-nifty.com/native_heart/2009/12/1twitter-74f8.html
http://twitter.com/smilingcloud
/////
続いてはエンテツこと遠藤哲夫さん。
《ちかごろ周辺でTwitterをやる人が増えている。ブログをやっていて、Twitterを始めた人は、ブログの更新が途絶えがちになっているケースが少なくない。きっとTwitterに夢中なのだろう。
これ、以前、おれもやってみようかなと思ったことがある。
……
そのとき、結局やらなかったのは、自分で思いついたことを思いついたときに書いているぶんにはよいが、誰かの相手をしなくてはならないとなると、まるでチャットのようなことになり、ますますパソコンに縛り付けられることになりはしないかという躊躇があったからだ。
いまではケータイでTwitterをやる人が多いようだ。ということは、ケータイで、Twitterに、メールに、そして電話、ほかにもインターネットもろもろになるか。パソコンに向かわなくても、メディアに縛られ消費される時間がどれぐらいあるのだろう。ケータイの画面をにらんでいるあいだは、確実に、生のひとや景色とは向き合っていない。そこから何かを感じとったり考えたりはしてない。
……
Twitterは、臨場感というか、高揚感が得られやすい。というか、ノリの悪いひとは、なかなかついていけない。ノリのよいひとが中心になる。
……
この人の言っていること、チョイと違うんじゃないかなあと思ってTwitter見ていても、「それ違うんじゃない」というひとがあらわれないことが、けっこうある。
……
もちろん、おれはTwitterなどのメディアそのものを問題にしたいわけではない。趣味は、生きていく上で大切なものだと思う。そこに、チョイとゆがんだものを感じているということなのだ。大切なものにふさわしい「趣縁」になっているのだろうか。
「違うんじゃないの」「やめよう」「はんたーい」と言えないような雰囲気をもたらす「趣縁」などは、不気味なものを含んでいる。ケータイが「酒・茶・コーヒー・たばこの四大嗜好品と同等の機能を持つ」なら、依存症もありうる。ってことを感じているってことなのだ。》
▽嗜好品化する人間関係? 気色悪くもあるTwitter集団心理。 - ザ大衆食つまみぐい by 遠藤哲夫
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2009/12/twitter-5323.html
/////
遠藤哲夫さんのこの文章には僕がTwitterやmixiボイスに抱いている「気色悪さ」がとてもわかりやすく明文化されています。
極端な「嗜好品化」「趣縁/電縁化」というのは、以前取り上げたリレーションズドット誌上での渡辺謙の「耳の痛い話や説教じみている話は、無理矢理に聞かされることもなくなりますよね。つまりは、インターネットでいくらでも情報量を入手できる時代になったとしても、自分が選択した情報だけになってしまう。その結果、自分に都合の悪い情報や意見は見えないし聞こえてこない。それってどうなんだろうか」という話とも共通してくることだと思います。
自分はやっていないのでわかりませんが、北山耕平さんが言うところの「自分とそりが合わない人の声を無理して聞く必要もないので、2チャンネル的な用心深さも余り必要なさそうです。」と遠藤哲夫さん言うところの「『違うんじゃないの』『やめよう』『はんたーい』と言えないような雰囲気をもたらす『趣縁』などは、不気味なものを含んでいる」というのはコインの裏表の関係でしょうね。
大海原でしっかりと舵を取り続ける余裕と強さが自分にあれば良いと思うのですが、今のところ僕はその利便性と二律背反にある気色悪さや消費する/される時間、いわばリスクを背負えないのでやる気はありません。
しかし、「若者にとってのケータイ」が「酒・茶・コーヒー・たばこの四大嗜好品と同等の機能を持つ」のだとするならば、今の時代は『COFFEE&CIGARETTES』ならぬ『Twitter&mixi』、もしくは『DS&iPhone』ですかね。
つまるところ今のところ自分にとってはウェブログのテンポや距離感が心地よいということです。
基本投げっぱなしのフォーマットですが、自分はいつも誰かを想いながら書いています。
というわけでまた覗きに来てくださいね。気が向いた時、心と時間に余裕のある時、思い付いた時で構いませんから。
/////
★tags - 小さなメディアと大きなメディア その6 - 20091202
http://blog.livedoor.jp/flicker022/archives/51734407.html
★tags - 小さなメディアと大きなメディア その5 - 20091029
http://blog.livedoor.jp/flicker022/archives/51720429.html
★tags - 小さなメディアと大きなメディア その4 - 20090815
http://blog.livedoor.jp/flicker022/archives/51683375.html
★tags - 小さなメディアと大きなメディア その3 - 20090731
http://blog.livedoor.jp/flicker022/archives/51675504.html
★tags - 小さなメディアと大きなメディア その2 - 20090714
http://blog.livedoor.jp/flicker022/archives/51667703.html
2009-12-16
謝辞:感謝の連鎖 2009.12.16
ハマ経の皆さん、ueda“mojo平”さん、いつもありがとうございます。
そしてオカイチ、リアクションをありがとう。
ハマ経ことヨコハマ経済新聞は毎週月曜から金曜までの毎日、日刊でメールニュース(メールマガジン)を発行しています。
その日アップした記事のことに加え、横浜界隈の注目すべきウェブ情報を独自に収集し発行しているのですが、今日のメルマガでまたわたしのブログを取り上げてくれています。
感謝。
メルマガと同じ内容が下記に毎日アップされています。
http://d.hatena.ne.jp/hamakei/
http://www.melma.com/backnumber_154259/
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/21608/p/1/
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2009-12-15
SPEAKERS VIBES MUSIC FES! -2009-は今週日曜開催
友人オカイチくんが企画するイベント【SPEAKERS VIBES MUSIC FES! -2009-】がいよいよ今週日曜になりました。
もはや毎年恒例な気がしますが3年目。今年は8月にミリオンズデリでも行なわれたので年内2回目の開催になりますね。
内輪的なことを言えば、今回はオカイチくんにとってある種の集大成的な一夜になると思います。
そういうことは抜きにして、僕個人的には一人でも多くの人に、まだ知らないあなたにも【SPEAKERS VIBES MUSIC FES】の、サムズアップのあの空気を味わってほしいと思っています。
あたたかく豊穣で、密度の濃いあの空気を。
ライブアクトは今年まさに大活躍した2組、B:RIDGE styleとcutman-boocheです。
とにかくYouTubeを視聴してください。
DJは「人を楽しませるツボを知り尽くしている」二人です。
(ナルホは意気揚揚と「この日差し出されたテキーラは万が一にも断らない」と言ってた気がします)
所謂ライブペイントにはその道ではオーパーツ的存在の我が友人であり先輩であるところの団地GUYが登場します。
迷ってるなら、遊びましょう。会って、音聞いてメシ喰って呑んで、今年あった色々を愚痴や涙もろとも一緒に笑い飛ばしましょう。
/////

12/20(日)
【SPEAKERS VIBES MUSIC FES! -2009-】
@横浜駅西口・Thumbs up
■open 17:30 start 18:00
■料金:前売り¥2800 / 当日¥3500
■Live:
■DJ:
■Drawing support:
Martin Zenny a.k.a kanegooon!
▼SPEAKERS VIBES MUSIC FESTIVAL!はSpeakers vibes T-shirtsのユーザーであったり、活動スタイルやコンセプトにお互い共感できる、Speakers vibesを通して出会った素晴らしいARTISTによるフェス。約一年前、大興奮の一夜を生み出したcutman-boocheとB:RIDGE styleの2組を迎え、見逃せない一夜になる事必死!
▽Information
※前売りチケットのご予約は11/14(sat)よりThumbs up(045-314-8705)にて受付開始!
11/15(sun)より以下のThumbs upのサイト、 もしくは店頭でも承ってます。
尚、予定販売数に達した場合、当日券の販売を行なわない可能性もありますので、お早目のご予約をお勧め致します。
2009-12-14
スペシャルアザース@横浜ベイホール
行ってきましたスペシャルアザース@ベイホール。
チケット売り切れの超満員。
整理番号列が蛇行に蛇行する超満員。
DJ
↓
ライブ
↓
DJ
↓
ライブ
という二部構成はどうしてもボデガ時代を意識させますし、彼らのライブを観る時には同じ時間軸を過ごしてきた年月やその流れなどを想いつい感傷的になってしまうことが多いのですが、昨日は純粋かつ冷静に音とステージを楽しめました。
タカラダくんのDJも攻めててかっこよかったなあ。
【AFTER PARTY】という名の通り、本人達も自由に演奏しているのが観ている側にも伝わり、DJや出展ショップ(ULTRABO)などにも自分達の繋がりを入れ込んでいたりと、「地元感」が随所に出ていましたね。
酔いどれ天使になっていたJETが言い放った「懐かしんでる暇はない。一生懸命進んでる人だけが今日ここにいるんだ」という発言、良い言葉だったなあ。本人憶えてないだろうけど(笑)
自分もライブ中に色々考えたり刺激受けました。
DOIN' OUR OWN DANG=やれることをやる、ですね。
ありがとう。
2009-12-09
書くことと読むこと
自分は基本的に、まっすぐな文章が書きたいと思っています。
「文を書くのが好き」と言うことに、昔は気恥ずかしさもあってアンビバレントな感情を持っていましたが、今は前を向いてあなたに言えます。あなたに云うことが出来ます。
唄を歌うのが好きなように、音楽を鳴らすのが好きなように、絵を描くのが好きなように、人に会うのが好きなように、僕は文章を書くのが好きです。
好きこそものの上手なれといいます(もちろん、下手の横好きともいいます)。
ぐだーっと寝て、がばっと起きて、てくてく歩いて、おはようと言って笑い、どっかと座って、もくもくと仕事に励み、えいやっとメシを喰らい、またどっかと座ってもくもくと仕事に励み、てくてく歩き、さっぱりと話し、がははと笑って、またえいやっとメシを喰らい、のびのびとのびをし、ばたんと寝る。
そう生きるように、力強く、まっすぐな文章が書きたいと思っています。
この人たちのように。
/////

▽ザ大衆食つまみぐい
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/
気どるな、力強くめしをくえ! 「大衆食堂の詩人」「酒飲み妖怪」といわれるエンテツこと遠藤哲夫のブログ。
「気どるな、力強くめしをくえ!」、この言葉に尽きます。
『大衆食堂の研究 - 東京ジャンクライフ』や『雲のうえ』5号など記憶に残る仕事をしている遠藤哲夫氏のブログです。
/////
▽Everything You’ve Ever Dreamed
http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/
フミコ・フミオです。ロックンロールな日々を淡々と綴っております。
自分が勝手に毎日愛読しているフミコ・フミオ(Delete_All)さんの日記です。
この人はユーモアと人間くささ、そしてそこはかとない切なさがあって、基本フィクションなのか現実なのかがわからないんですが(笑)、でもとても好きです。
言葉は、想いを伝え人を繋ぎ物語を紡ぎ、さまざまなものを可能にする神だと僕は信じているけれど、ときおり、気まぐれや癇癪を起こして、善意を悪意に変換して伝えるような残酷な仕打ちをする。言葉は、ときおり、悪戯だろうか、姿をくらましたりもする。
■[日記]12月9日の背伸び 17:38
http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20091209
特にこれらがぐっときます。
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2009-10-08
■[日記]花参り 00:53
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*タイトルはニーチェのこちらの逆
「すべての書かれたもののなかで、わたしが愛するのは、血で書かれたものだけだ。血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。」