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2009年03月30日

バイクを売るときの交渉の仕方

| 20:18 | バイクを売るときの交渉の仕方を含むブックマーク バイクを売るときの交渉の仕方のブックマークコメント

今日、自分のバイクを売却しました。この交渉の過程で色々と学ぶことがあったので、バイクを売る時の交渉で注意すべき点について書いてみようと思います。バイク屋さんから聞き出した、おそらく本音であろうと思われることも書くので、バイク屋さんにとっては嫌なエントリーになるかもしれません(笑)


まずは無料査定を申込


「バイク 売る」でググったらいくらでも出てくるので、無料査定を申し込みます。

ここでのポイントは、地元に店がある業者に依頼することです。したがってバイク王には絶対売ってはいけません。少なくとも3万は損します。理由はあとで。

もう一つのポイントは、複数の業者に申し込むこと。競合すれば確実に値段が上がります。ただしあまりに申し込みすぎると面倒なので、多くても4つくらいにしておいた方がいいと思います。私は3社に申し込んで1社は断りました。

交渉の基本


無料査定になると、直接バイク屋さんと交渉することになります。そこで交渉について押さえておくべきポイントです。


1.交渉は後出しが圧倒的に有利

2.バイク屋さんも人。気分を害してまで高く買う人はいません



1.交渉は後出しが圧倒的に有利


これはすべての交渉で言えることですが、交渉では相手の情報を持っている方が圧倒的に有利です。逆に自分から希望額などを言ってしまうのはバイク屋さんの思うつぼです。もし額を聞かれたら絶対に相手が応じられない額=査定の上限額を言いましょう。

ただしバイクについての不具合は自分から言っておいた方がいいです。特に事故歴などは簡単に見破られますからね。

余計なことは言わず、いかに余計なことを言わせるかで売却額は数万単位で変わってきます。


2.気分を害してまで高く買う人はいません


交渉を感情問題にしてしまうと、決してうまくいきません。交渉では本当の問題が何かということと感情の問題を切り離すことが大事です。いくら売り手の方が優位だからって、「とりあえずいくらまで出せるの?」「もっと出せるんでしょ?」などの相手を舐めたことは言わない方がいいですね*1


業者が買い取る時の流通の仕組み


バイクを業者に売却した場合、大体以下の3つのルートで流通するようです。


1.業者専用オークション(BDS)にかける

2.他の業者に転売する

3.自分の店で直接販売する


バイクを売却する時は、バイク屋さんがこの3つのうちどのパターンで売るつもりかを確認することが大切です。なぜなら、1から3の順番で買い取り額の上限があがるからです。

というのは、オークションに出すと出品するだけで手数料(3万円前後)がかかり、さらにあまり高くは売れないため、買い取り額の上限は一番低くなります。バイク王は大体これだそうです(これがバイク王に売るべきでない理由)。

他の業者に転売する場合は、オークションの手数料がかからない分経費がかからない→買い取り額の上限があがります。

自分の店で直接販売する場合は、自分の店でメンテナンスするだけの費用しかかからないので、最も高く買い取ることができるわけです。


複数の業者に同時に査定してもらうことの是非


業者側のメリット・・・その場で相談してどこが買うか決められるので二度手間がなくなる

売る側のメリット・・・一気に決められるので時間が節約できる


バイク屋さんも「できれば他の業者と一緒に査定させて欲しい」と言います。上記のようなメリットがあるので別に応じてもいいのですが、ひとつだけ懸念すべきことがあります。

それは、業者間で談合することができる=上限額のつり上げをバイク屋さんが防げてしまうことです。これはややうがった見方かもしれませんが、実際にあるらしいという話を聞いたので、今回私は同時に査定してもらうことはしませんでした(正確にはバイク屋さんの都合がもともと合わなかった)。


結局バイクはどうなったか


私のバイクのスペックは以下の通りです。


・CB400SuperFour Spec3

・2004年式

・新車で購入

f:id:fly-higher:20090329131947j:image

・改造一切なし(新品のノーマルマフラーあり・センタースタンドとエンジンガードあり)

・走行距離5900キロ

・車検切れ

・最低でも1年近く放置していたのでバッテリー死亡&エンジンかからず

ガソリン腐敗(?)

・外観はほとんど問題なし。色あせと消耗品の傷みがある程度

・査定の上限額は43万〜48万


結論から申し上げると、37万円で売れました。

交渉の流れ(主に提示価格の変化など)は以下の通りです。


・11時頃、M社の査定を受ける

→30万円からスタートと言われる(ちなみにバイク王だと頑張ってこの価格)

32万円の提示

→粘ったら上に電話で相談したあと34万円の提示。「これが精いっぱいです」

→兄に相談すると称して別のバイク屋(R社)さんに「34万円で買うとおっしゃってるんですが・・・」と電話すると、「うち35万以上で買いますよ」との返事

→「ぶっちゃけいくらがいいですか?」と聞かれたので、(無理だと知りつつ)40万と答える

→しばらく粘っていると、36万円の提示。「もうこれでお売りいただけないのなら帰ります。今だけのお値段です」

→もう一度R社に電話すると、「うちはそれ以上で買います。今から行っても構いませんか?」了承。ただし電話したことは伏せ、初対面であるふりをするよう念押し

→M社にR社の人が来ることを伝える。M社の人は次の予約があるため急かされたが、はてなダイアリーで鍛えたスルー力を発揮。

→R社の人到着。M社の人はもう時間がなかったので、「うちなら40万で買いますよ」と言ってから去る*2

37万円で交渉成立。



ちなみにM社は2.業者に転売するパターンで、R社は3.自分の店で販売するパターンでした。M社の人とは何だか険悪な雰囲気に思われるかもしれませんが、実際には和気藹々といった感じです*3。「売ったあとに電話ください」と言われていたので電話したところ、かなりぶっちゃけた話をしてくださいました。その時のポイントは以下の通り。


M社の本当の上限は38万円だった。ただし自動車税とマフラーの送料*4はこちら負担なので、実質はR社と変わらない。

・R社は店頭販売なんだったら40万は出せるはず(だから去る時に「うちは40万出す」といった)。

レッドバロンが大手バイク屋の査定価格+3万円というキャンペーンをやっているが、実は3万円出さないことも多い。実際+5000円だけというケースもあった。無理なものは無理。

・M社がバイク(CB400SF)を売る時の利益は10万。

したがってバイクの買い取り価格+利益10万+パーツ・メンテの工賃+諸経費=売出し価格になる。



この一番最後の話はめちゃめちゃ使えますね。

つまり、自分のバイクの状態と同じバイクがいくらで売られているかを調べ、そこからバイク屋の利益・メンテ等の諸経費を引いた額がバイク屋さんの出せる上限だということです。価格交渉において相手の出せる上限を知っていることは非常に有利ですので、バイクを売る際は参考にすべきでしょう。


感想


結果的にはかなりいい条件で売却できたんじゃないかと思います。実はバイク王さんにも査定をお願いしていたので売却してから断ったのですが、そのときのオペレーターに値段を聞かれました。「37万円ですよ」というと「・・・。それはいいお値段ですね・・・。」と本音っぽいことを言っていましたし。

もうちょいつり上げられるかな、とも思いましたが、欲かいてもキリがないですからね。

実は1年前に、エンジンが動く+車検が切れてない状態なら45万で売れたのですが、それはまあ放置していた私が悪いので・・・


細々とした駆け引きは書いていませんが、非常にいい経験になりました。誰も気分を害しないよい交渉だったのではないかと思います。


このエントリーがこれからバイクを売る方の参考になれば。

*1:実際にバイク屋さんが遭遇した人らしいです

*2:この発言はM社の人が私のために価格をつり上がるようにと考えてしてくれたもの

*3:そうなるよう努力した

*4スリップオンマフラーをノーマルに交換して売却したので、スリップオンを送り返してもらう必要があった

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