fmfukuokaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-12-01 ずいぶんご無沙汰。

「コピーの品格」

もう先月の話になってしまいますが、11月25日(日)19時〜20時 「コピーの品格」という特別番組を放送しました。

著作権がテーマの番組ですが、どちらかというとありがちであろう「著作権を守ろう」という啓発番組ではなく、そもそも著作権ってなんなの?という内容になっています。なんで著作権を守らなきゃいけないのか?とか、守ろうにも何に気をつければいいのかよく分かりにくい、といった個人的な経験・思いから企画をしたものです。

著作権をテーマにすると決めた段階ではそれこそ、ブログ界隈で話題になったであろう「ダウンロード違法化」の動きとか、「著作権の期間延長」問題とか、そういう話題を取り上げることも考えました。

しかし、何より問題なのは、一般人にも大いに関係ある著作権なのにあまりに問題点が意識されていない、ということであって、上記に挙げたような論点は著作権に対して関心のある人にとっては大きな問題として語られるのでしょうが、関心のない人々にも大元の問題点に気付いてもらう必要があると思ったのです。

余談になりますが、今年のインターネットウィーク、2日目の著作権がテーマのプログラムにも参加しましたが、初日のDNSデイと比べて圧倒的に人の入りが悪かったのを目の当たりにしたのも結構ショックでした。

そこで、普通の人にも分かりやすく「著作権そもそも論」を語る必要があるだろうと考え、白田先生にご登場願ったわけです。結果として、かなり歴史に重きを置いたような流れになりましたが、これからのことを考えるにあたって、今まで何が起こってきたかをきちんと把握することは非常に重要だと思っています。

番組の趣旨として広く一般の方々にも聞いていただきたいので、放送局としてはかなりチャレンジングとは思いますが、クリエイティブコモンズライセンスをつけることにしました。面倒なのもあって、いきなり放送でもクリコモ言ってますけど。ただし、論旨が変わっては困るので、改変禁止としています。しかしそれとて、動画にしてアップロードしたいというお申し出番組ブログのコメントでいただきましたけれども、それに関しては一応社内的な根回しを含め関係各所にはご了解をいただき進めていけるようにしております。聞き取りでテキストにしたいだとか、そういうのは基本的に大歓迎です。

最後に、なぜここまでするのか?放送局というのは利権者の側ではないか?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。それに対する答えとしては、我々放送局も著作権者のみならず著作物のユーザでもあって、今後さらなる多チャンネル化が進むであろうことは疑う余地もないことですが、そのような時代ではさまざまな分野での創作が盛んになることこそが放送局の存在意義につながる、そう確信しているからです。

まぁ、我々は放送局とはいえラジオ単営局であり、テレビ局ほどのコンテンツ商売をしていないからと言われればそれもまた否定はできないのですが。

最後になりますが、はてなダイアリで取り上げていただいた、yomoyomoさんkinnnekoさん、なにより動画化をお申し出頂いたcanashiroさんスラドにタレこんでいただいた patagonさん、その他いち早く取り上げた頂いたポッドキャストジャーナルさん、くりらじのみゅーじくんさん、等々、話題にしていただいていらっしゃる方々に感謝の意を表明いたします。


追記:

番組中の音楽について触れていませんでした。SNOOP というアーティストさんですけど、ご自身のサイトはもちろん、ブログもあり、ポッドキャストまでやっていらっしゃいます。あと mf247で楽曲を公開されているのですが、podsafe ということで、多くのポッドキャスターが SNOOP さんの曲をかけていらっしゃいます。このように、ネット上にフリーで公開することで活動の幅が広がっているわけです。楽曲のクオリティが高くて気に入っているのはもちろんですけど、このような状況を理解するにつれ、今回の企画にはまさにハマリ役ということでご協力いただきました。