パープルダイヤル(DVや性暴力についての24時間無料の相談電話)開設

 DVや性暴力についての無料電話相談が、期間限定で開設されています。2011年2月8日から3月27日までです。男性からの相談や、英語・タガログ語タイ語・中国語・韓国語・スペイン語の相談にも対応しています。匿名でも相談できるそうです。以下の記事をごらんください。

 性暴力やDV(ドメスティック・バイオレンス)に苦しむ人々が気軽に相談できる環境を作るため、内閣府男女共同参画局が24時間無料の相談電話「パープルダイヤル」(電話番号:0120―941―826)を期間限定で開設した。期間は2月8日(火)午前10時から3月27日(日)午後10時までで、男性からの相談や、日本語以外の英語・タガログ語タイ語・中国語・韓国語・スペイン語の6言語での相談にも対応。匿名での相談も可能だ。(アサヒ・コム編集部)

 内閣府の調査によると、配偶者暴力相談支援センターでの相談件数は年々増えており、平成21年度には7万件を超えた。殴る、蹴るといった身体的暴力や、セックスを強要するなどの性的暴力だけでなく、パートナーの交友関係を監視する、メールを見る、生活費を渡さないという精神的・間接的な暴力もDVとなる。

 今回のパープルダイヤル開設に合わせて、8日には都内で「パープルツリー」点灯式が行われ、林久美子文部科学大臣政務官とタレントの優香さんが出席した。ツリーが紫色の光に包まれると、「この瞬間にもDVに苦しんでいる人がいるので、このツリーの光のようにパープルダイヤルが救いになるよう、頑張っていきたいと思います」と林政務官が意気込みを述べた。パープルダイヤルの告知CMに出演している優香さんは「悩んでいる人はどこに相談していいかわからず、独りぼっちだと思います。(CMなどで)私を見かけたらぜひパープルダイヤルに電話をしてほしいです」と語った。

 パープルダイヤルの受付期間終了後も、DVや性暴力に関する相談は内閣府の「DV相談ナビ」(電話番号:0570―0―55210)や各都道府県警察に設置された相談コーナーで相談できる。そのほか法務省による「女性の人権ホットライン」(電話番号:0570―070―810)も、パートナーによる暴力やセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)など様々な相談に応じている。
http://www.asahi.com/health/news/TKY201102090175.html